JPH0747673A - インク噴射装置 - Google Patents

インク噴射装置

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Publication number
JPH0747673A
JPH0747673A JP19241193A JP19241193A JPH0747673A JP H0747673 A JPH0747673 A JP H0747673A JP 19241193 A JP19241193 A JP 19241193A JP 19241193 A JP19241193 A JP 19241193A JP H0747673 A JPH0747673 A JP H0747673A
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JP
Japan
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ink
pattern
electrode
liquid chamber
nozzle
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JP19241193A
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English (en)
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Hiroto Sugawara
宏人 菅原
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0747673A publication Critical patent/JPH0747673A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10Finger type piezoelectric elements

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インク噴射装置の小型化、およびその電気的
接続点数の減少による信頼性の向上を図ること。 【構成】 ノズルプレート33には、インク液室12の
位置と対応する位置にノズル34が設けられており、ま
た電極13の位置と対応する位置に導電材料のパターン
35が形成されている。このパターン35は、導電材料
の薄層の上に低融点合金の薄層を形成したものである。
そして、圧電セラミックスプレート1及びカバープレー
ト2の端部にノズルプレート33を接着すると、電極1
3とパターン35とが電気的に接続される。そのパター
ン35を介して電圧が電極13に印加されて、側壁11
が変形してインクを噴射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インク噴射装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタヘッドとして、圧電セラ
ミックスを応用したドロップオンデマンド方式のインク
ジェットプリンタヘッドが提案されている。これは、圧
電セラミックスの変形によってインク液室の容積を変化
させることにより、その容積減少時にインク液室内のイ
ンクをノズルから液滴として噴射し、容積増大時に他方
のインク導入路からインク液室内にインクを導入するよ
うにしたものである。そして、このようなインク液室を
多数互いに近接して配置し、所望の印字データに従って
所望の位置のノズルからインク液滴を噴射させることに
より、そのノズルと対向する紙面上等に所望の文字や画
像を形成するものである。
【0003】この種のインク噴射装置としては、例えば
特開昭63−247051号公報、特開昭63−252
750号公報及び特開平2−150355号公報に記載
されているものがある。図6、図7、図8、図9及び図
10にそれら従来例の概略図を示す。以下、インク噴射
装置の断面図を示す図6によって、従来例の構成を具体
的に説明する。
【0004】複数の溝15及び該溝15を隔てる側壁1
1を有し、かつ矢印4の方向に分極処理を施した圧電セ
ラミックスプレート1と、セラミックス材料または樹脂
材料等からなるカバープレート2とを、エポキシ系接着
剤等からなる接合層3を介して接合することで、溝15
は横方向に互いに間隔を有する複数のインク液室12と
なる。インク液室12は長方形断面の細長い形状であ
り、側壁11はインク液室12の全長にわたって伸びて
いる。側壁11の接着層3付近の側壁11上部から側壁
11中央部までの両表面には、駆動電圧印加用の電極1
3が形成されている。全てのインク液室12内には、イ
ンクが充填される。
【0005】次に、インク噴射装置の断面図を示す図7
によって、従来例の動作を説明する。該インク噴射装置
において、所望の印字データに従って例えばインク液室
12bが選択されると、電極13eと13fに急速に正
の駆動電圧が印加され、電極13dと13gは接地され
る。これにより側壁11bには矢印14bの方向の駆動
電界が、側壁11cには矢印14cの方向の駆動電界が
作用する。このとき駆動電界方向14b及び14cと分
極方向4とが直交しているため、側壁11b及び11c
は、圧電厚みすべり効果によってインク液室12bの内
部方向に急速に変形する。この変形によってインク液室
12bの容積が減少してインク液室12bのインク圧力
が急速に増大し、圧力波が発生して、インク液室12b
に連通するノズル32(図8)からインク液滴が噴射さ
れる。また、駆動電圧の印加を停止すると、側壁11b
及び11cが変形前の位置(図6参照)に戻るためイン
ク液室12b内のインク圧力が低下し、インク供給口2
1(図8)からマニホールド22(図8)を通してイン
ク液室12b内にインクが供給される。
【0006】従来例では、隣接する2つのインク液室に
連通する2つのノズルから同時にインク液滴を噴射する
ことができないため、例えば、左端から奇数番目のイン
ク液室12a、12cに連通するノズルからインク液滴
を噴射した後、偶数番目のインク液室12b、12dに
連通するノズルからインク液滴を噴射し、次に再び奇数
番目からインク液滴を噴射するというように、インク液
室12及びノズル32を複数のグループに分割してイン
ク液滴の噴射を行う。
【0007】但し、上記の動作は従来例の基本動作に過
ぎず、製品として具体化される場合には、まず駆動電圧
を容積が増加する方向に印加し、先にインク液室12b
にインクを供給させた後に駆動電圧の印加を停止して、
側壁11b及び11cを変形前の位置(図6参照)に戻
してインクを噴射させることもある。
【0008】次に、インク噴射装置の斜視図を示す図8
によって、従来例の構成及び製造法を説明する。分極処
理を施した圧電セラミックスプレート1に、薄い円板状
のダイヤモンドブレードを使用した研削加工等によっ
て、前記の形状のインク液室12を形成する平行な溝1
5を作成する。溝15は圧電セラミックスプレート1の
ほぼ全域で同じ深さの平行な溝であるが、端面17に近
づくにつれて徐々に浅くなり、端面17付近では浅く平
行な浅溝18となるよう作成される。この溝15及び浅
溝18の内面には、電極がスパッタリング等によって形
成される。溝15の内面にはその側面の上半分のみに電
極13が形成されるが、浅溝18の内面にはその側面及
び底面全体に電極19が形成される。この電極19によ
って、溝15の両側の側壁11に形成された電極13は
電気的に接続されている。
【0009】また、セラミックス材料または樹脂材料等
からなるカバープレート2に、研削または切削加工等に
よって、インク導入口21及びマニホールド22を作成
する。
【0010】次に、圧電セラミックスプレート1の溝1
5加工側の面とカバープレート2のマニホールド22加
工側の面とを、エポキシ系接着剤3(図6)等によっ
て、各々の溝15が前記の形状のインク液室12を形成
するように接着する。次に、圧電セラミックスプレート
1及びカバープレート2の端面16に、各インク液室1
2の位置に対応した位置にノズル32が設けられたノズ
ルプレート31を接着する。圧電セラミックスプレート
1の溝15加工側と反対側の面には、各インク液室12
の位置に対応した位置に導電層のパターン42が設けら
れた基板41を、エポキシ系接着剤等によって接着す
る。
【0011】そして、浅溝18の底面の電極19と導電
層のパターン42とを導線43で接続する。通常、この
ような接続には、周知のワイヤボンディングという手法
が用いられている。この導線43の直径は通常非常に小
さく機械的強度が小さいため、隣接する導線43どうし
の接触や断線、また大気中の水分や粉塵による腐食を防
ぐために、一般的にはエポキシ系などの樹脂を用いて保
護膜(図示せず)の形成(ポッティング)を行なう。そ
の保護膜は加熱硬化される。
【0012】次に、制御部のブロック図を示す図9によ
って、従来例の制御部の構成を説明する。基板41に設
けられた導電層のパターン42は各々個々にLSIチッ
プ51に接続され、クロックライン52、データライン
53、電圧ライン54及びアースライン55もLSIチ
ップ51に接続されている。LSIチップ51は、クロ
ックライン52から供給された連続するクロックパルス
に基づいて、データライン53上に現れるデータから、
どのノズル32からインク液滴の噴射を行うべきかを判
断し、インクを噴射するインク液室12内の電極13に
導通する導電層のパターン42に、電圧ライン54の電
圧Vを印加する。また、前記インク液室12以外の電極
13に導通する導電層のパターン42にアースライン5
5の電圧0を印加する。
【0013】次に、プリンタの斜視図を示す図10によ
って、従来例の構成及び動作を説明する。インク噴射装
置61及びノズルプレート31は、図6、図7、図8及
び図9で説明した構成、動作をもつものである。インク
噴射装置61はキャリッジ62上に固定され、インク供
給チューブ63はインク供給口21(図8)に連通し、
LSIチップ51(図9)はキャリッジ62に内蔵さ
れ、フレキシブルケーブル64は図9に示したクロック
ライン52、データライン53、電圧ライン54及びア
ースライン55に対応している。キャリッジ62はスラ
イダ66に沿って矢印65方向に記録紙71の全幅にわ
たって往復移動し、インク噴射装置61はキャリッジ6
2が移動している時にプラテンローラ72に保持された
記録紙71に対して、ノズルプレート31に設けられた
ノズル32(図8)からインク液滴を噴射し、記録紙7
1上にインク液滴を付着させる。
【0014】また、記録紙71はインク噴射装置61が
インク液滴を噴射しているときは静止しているが、キャ
リッジ62が往復動作を行う度に紙送りローラ73及び
74によって矢印75方向に一定量ずつ移送される。こ
れによって、インク噴射装置61は記録紙71の全面に
所望の文字や画像を形成することが可能となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧電セ
ラミックスプレート1の浅溝18の電極19と基板41
の導電層のパターン42との間の電気的接続にワイヤボ
ンディングを用いる上記従来技術は、圧電セラミックス
プレート1の他にLSIチップ51との接続の中継のた
めの基板41が必要となり、また工程としては圧電セラ
ミックスプレート1と基板41とを接着した後ワイヤボ
ンディングを施し、導線43の保護のための保護膜形成
(ポッティング)が必要であった。更に、基板41に
は、浅溝18のピッチと同程度のピッチで導線43をボ
ンディングするためのボンディングパッドを形成する必
要があり、そのボンディングパッドのピッチは、一般的
なプリント配線板と比較すると、狭ピッチのためにパタ
ーン42上への形成が困難であり、ワイヤボンディング
のためのパッドの表面処理が必要であることから、単位
面積あたりの価格が非常に高価である。
【0016】また、ワイヤボンディングを実施するため
には、多額の設備投資とクリーンルームなどの環境を準
備する必要があり、ボンディングパッド部の汚染を極力
避ける必要があり、多極の導線43をボンディングする
場合、ポッティング工程においても導線43が切れ、導
線43流れなどの問題があり、その歩留まりと信頼性を
確保することは容易ではない。
【0017】尚、圧電セラミックスプレート1の浅溝1
8の底面の電極19と基板41の導電層のパターン42
との間を電気的接続することは、ワイヤボンディング以
外の方法では、浅溝18と基板41との間に段差がある
ため困難であった。
【0018】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、インク噴射装置の小型化、およ
びその電気的接続点数の減少による信頼性の向上を図る
ことを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明では、インク液室に充填されたインクにエネル
ギーを付与するエネルギー発生体と、前記エネルギー発
生体を駆動するための電圧が印加される電極と、前記イ
ンク液室と対応する位置にノズルが設けられたノズルプ
レートとを有し、前記電極への電圧の印加によって前記
エネルギー発生体を駆動して、前記インク液室内のイン
クにエネルギーを与えて、前記ノズルからインクを噴射
するインク噴射装置において、前記ノズルプレートは、
前記電極と電気的に接続する導電層のパターンを備えて
いることを特徴とする。
【0020】
【作用】上記の構成を有する本発明のインク噴射装置で
は、前記ノズルプレートを前記インク液室と前記ノズル
とが対応するように取り付けると、前記パターンと前記
電極とが電気的に接続され、ノズルプレートのパターン
を介して前記電圧が電極に印加され、前記エネルギー発
生体を駆動して、前記インク液室内のインクにエネルギ
ーを与えて、前記ノズルからインクを噴射する。
【0021】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。尚、従来技術と同一の部材には同一
の符号を付し、その説明を省略する。
【0022】まず、インク噴射装置の斜視図を示す図1
によって、本発明の一実施例の構成を具体的に説明す
る。圧電セラミックスプレート1には、従来と同様に、
側壁11、溝15、浅溝18が設けられている。そし
て、側壁11の上半分に電極13が形成され、浅溝18
の側面及び底面に電極19が形成されている。
【0023】カバープレート2には、従来と同様に、イ
ンク導入口21及びマニホールド22が設けられてい
る。
【0024】次に、圧電セラミックスプレート1の溝1
5加工側の面とカバープレート2のマニホールド22加
工側の面とを、エポキシ系接着剤3(図6)等によっ
て、各々の溝15が前記インク液室12(図6)を形成
するように接着する。
【0025】ノズルプレート33は、樹脂材料のプレー
トや、金属材料のプレートの表面に樹脂層を形成したも
のなど、少なくとも片面の一部の領域が非導電材料で形
成されたプレートである。ノズルプレート33には、イ
ンク液室12の位置と対応した位置に複数のノズル34
が設けられており、またインク液室12の両側壁11の
電極13の位置と対応した位置の非導電材料からなる表
面上に導電材料のパターン35が形成されている。この
導電材料のパターン35は、ニッケル、アルミニウム、
金、カーボン等の導電材料の薄層35a(図2)をスパ
ッタリング、蒸着、メッキ、スクリーン印刷等で形成し
た上に、Pb−Sn合金等の低融点合金の薄層35b
(図2)をスパッタリング、蒸着、メッキ、スクリーン
印刷などで形成したものである。また、パターン35の
一端には、LSIチップ51(図9)と接続するための
接続部36が設けられている。
【0026】このノズルプレート33を、圧電セラミッ
クスプレート1及びカバープレート2の端面に、各イン
ク液室12の位置に対応した位置に接着する。
【0027】そして、ノズルプレート33の接続部36
をそれぞれLSIチップ51(図9)に接続する。
【0028】次に、前記導電材料のパターン35付近の
断面図を示す図2及び図3によって、ノズルプレート3
3の接着工程を具体的に説明する。図2に示すように、
圧電セラミックスプレート1及びカバープレート2の端
面にノズルプレート33を、圧電セラミックスプレート
1のインク液室12の両側壁11に設けられた電極13
と、ノズルプレート33の表面に設けられた導電材料の
薄層35aとが対応するように配置して、電極13とパ
ターン35とを接触させる。そして、全体を低融点合金
の薄層35bの融点以上の温度に加熱する。すると、図
3に示すように、低融点合金の薄層35bが溶融して電
極13の表面の一部に広がる。次に全体を室温まで冷却
すると、低融点合金の薄層35bが凝固して電極13と
導電材料の薄層35aとが電気的及び機械的に接合され
る。ここで、加熱する温度は、例えば低融点合金の薄層
35bの材料がPb40%−Sn60%合金の場合は2
00℃程度である。従って、インク液室12の両側の側
壁11に形成された電極13は、パターン35によって
電気的に接続される。
【0029】本実施例のインク噴射装置では、インク液
室12の内壁に設けられた電極13とLSIチップ51
に導通するパターン35との電気的接続を、圧電セラミ
ックスプレート1及びカバープレート2の端面にカバー
プレート33を接合することによって接続できるので、
従来技術の基板41(図8)のパターン42(図8)と
浅溝18の電極19とを接続する導線43(図8)が不
要となる。このため、前記ボンディング工程、前記ポッ
ティング工程等多くの工程と、その高額な設備とが不要
である。また、それらの工程管理と、歩留まり、信頼性
において多くの課題を持つ、ワイヤボンディングそのも
のを導入する必要がない。これにより、導線43をボン
ディングするために必要なボンディングパッドを圧電セ
ラミックスプレート1に設ける必要がない。更に、狭ピ
ッチのために高価な基板41を使用する必要がない。
【0030】また、従来技術のインク噴射装置と比較し
て、基板41及び圧電セラミックスプレート1と基板4
1の接着を省略できるため、製造コストを低減すること
が可能である。
【0031】尚、前記実施例においては、低融点合金の
薄層35bの凝固により電極13と導電材料の薄層35
aとが接合されていたが、図4に示すように、低融点合
金の薄層35bの代わりに導電性接着剤の薄層35c、
例えばエポキシ系接着剤に金属粉末を混合した材料の薄
層を、導電材料の薄層35a上にスクリーン印刷等で形
成してもよい。この場合、圧電セラミックスプレート1
とノズルプレート33とを、圧電セラミックスプレート
1のインク液室12の内壁に設けられた電極13の位置
にノズルプレート33の表面に設けられた導電材料の薄
層35aが対応するように配置して、電極13とパター
ン35とを接触させる。このとき導電性接着剤の薄層3
5cの一部が流動し、電極13の表面の一部に到達す
る。そして、全体を導電性接着剤の薄層35cが硬化す
る温度に加熱すると、電極13と導電材料の薄層35a
とが電気的及び機械的に接合される。ここで、加熱する
温度は、例えばエポキシ系接着剤の場合は150℃程度
である。
【0032】また、図5に示すように、ノズルプレート
33の表面のうち導電材料の薄層35aが形成されてい
ない領域に、接着剤38を塗布しておき、低融点合金の
薄層35bが溶融、凝固するのと同時に接着剤38を硬
化させ、圧電セラミックスプレート1とノズルプレート
33とを機械的に接合してもよい。
【0033】更に、前記実施例においては、インク液室
12内のインクにエネルギーを付与するエネルギー発生
体として圧電セラミックス1を使用していたが、エネル
ギー発生体として発熱体を用い、発熱体によりインクを
加熱して気泡を発生させこのときに生ずる圧力により液
滴を噴射する方式などでもよい。
【0034】また、本実施例では、浅溝18及び電極1
9が設けられていたが、浅溝18及び電極19を設けな
くてもよい。
【0035】更に、本実施例においては、一枚の圧電セ
ラミックスプレート1を用いていたが、複数枚の圧電セ
ラミックスプレートを積層させてもよい。
【0036】尚、ハイブリッドIC基板に一般的に使用
される材料のアルミナ等でノズルプレートを形成するこ
とにより、周知の厚膜形成技術によって、ノズルプレー
トに、どんな形状にも自在にパターンを形成することが
可能となる。このため、パターンの一端に、はんだ付け
用電極を設け、表面処理を施し、フレキシブル基板等を
はんだ付けによって接続することによって、パターンと
LSIチップとを電気的に接続することも可能である。
また、ノズルプレートの一端面近くまでパターンを導
き、LSIチップとの電気的接続を図るための接点端子
をはんだ付けすることもできる。更に、パターンの上に
接点電極を設けることにより、接触のみでLSIチップ
との電気的接続を実現できる。また、パターンの上には
んだ付けパッドを設け、そのパッド上に、市販の表面実
装用のコネクタをはんだ付けすることもできる。また、
ノズルプレート上にLSIチップを実装してハイブリッ
ドICとすることも可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように本発
明のインク噴射装置によれば、前記ノズルプレートを前
記インク液室と前記ノズルとが対応するように取り付け
ると、前記パターンと前記電極とが電気的に接続され、
ノズルプレートのパターンを介して前記電圧が電極に印
加可能となるので、従来のワイヤボンディングが不要で
ある。このため、そのワイヤボンディング工程における
防塵対策のためのクリーンルームが不要であり、その導
線の前記ボンディング工程、前記ポッティング工程等多
くの工程と、その高額な設備とが不要である。また、導
線をボンディングするために必要なボンディングパッド
を基盤に設ける必要がない。更に、狭ピッチのために高
価な基板を使用する必要がない。従って、容易に外部回
路との電気的接続が可能になることから、インク噴射装
置の小型化、低価格化、電気的接続点数の減少による高
信頼性化の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のインク噴射装置の斜視図で
ある。
【図2】本発明の一実施例のインク噴射装置の圧電セラ
ミックスプレートとノズルプレートとの接着工程を示す
説明図である。
【図3】本発明の一実施例のインク噴射装置の圧電セラ
ミックスプレートとノズルプレートとの接着状態を示す
断面図である。
【図4】圧電セラミックスプレートとノズルプレートと
の他の接着状態を示す断面図である。
【図5】圧電セラミックスプレートとノズルプレートと
の他の接着状態を示す断面図である。
【図6】従来例のインク噴射装置を示す断面図である。
【図7】従来例のインク噴射装置の動作を示す説明図で
ある。
【図8】従来例のインク噴射装置を示す斜視図である。
【図9】従来例の制御部を示すブロック図である。
【図10】従来例のプリンタを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 圧電セラミックスプレート 11 側壁 12 インク液室 13 電極 33 ノズルプレート 34 ノズル 35 パターン 35a 導電材料の薄層 35b 低融点合金の薄層 35c 導電性接着剤の薄層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク液室に充填されたインクにエネル
    ギーを付与するエネルギー発生体と、前記エネルギー発
    生体を駆動するための電圧が印加される電極と、前記イ
    ンク液室と対応する位置にノズルが設けられたノズルプ
    レートとを有し、前記電極への電圧の印加によって前記
    エネルギー発生体を駆動して、前記インク液室内のイン
    クにエネルギーを与えて、前記ノズルからインクを噴射
    するインク噴射装置において、 前記ノズルプレートは、前記電極と電気的に接続する導
    電層のパターンを備えていることを特徴とするインク噴
    射装置。
JP19241193A 1993-08-03 1993-08-03 インク噴射装置 Pending JPH0747673A (ja)

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