JPH0747636B2 - 熱可塑性ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性ポリアミド樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH0747636B2 JPH0747636B2 JP63307101A JP30710188A JPH0747636B2 JP H0747636 B2 JPH0747636 B2 JP H0747636B2 JP 63307101 A JP63307101 A JP 63307101A JP 30710188 A JP30710188 A JP 30710188A JP H0747636 B2 JPH0747636 B2 JP H0747636B2
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- JP
- Japan
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- polyamide
- polyamide resin
- parts
- acid
- resin composition
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は特定の有機モノオキサゾリン化合物を含み、流
動性、ハイサイクル性などの成形加工特性および耐水性
にすぐれた熱可塑性ポリアミド樹脂組成物に関するもの
である。
動性、ハイサイクル性などの成形加工特性および耐水性
にすぐれた熱可塑性ポリアミド樹脂組成物に関するもの
である。
<従来の技術> ポリアミド樹脂は一般に耐熱性や強度、剛性、耐衝撃性
などの機械的性質、耐薬品性に優れ、かつ、成形加工性
も良好なことから自動車部品、電気・電子部品、機械部
品、フィラメント、フィルムなど広範な用途に使用され
ている。
などの機械的性質、耐薬品性に優れ、かつ、成形加工性
も良好なことから自動車部品、電気・電子部品、機械部
品、フィラメント、フィルムなど広範な用途に使用され
ている。
近年、上記自動車、電気、電子、機械部品の小型化、精
密化が著しく進行し、これに伴い材料樹脂にはより高度
な成形加工特性、すなわち、良流動性、ハイサイクル性
が要求されるようになり、本来成形加工性の良好なポリ
アミド樹脂にも、さらに、成形加工性の向上が必要とな
ってきた。このような要求に対しポリアミド樹脂の分子
末端を適宜修飾することにより、問題を解決せんとする
試みがいくつかなされており、ある程度の効果が認めら
れている。たとえば特開昭61−163935号公報や特開昭62
−10136号公報に示されているように有機モノアミン、
または、有機モノカルボン酸の存在下にポリアミドの重
合を行い末端に炭化水素基を有するポリアミドを得る方
法、あるいは特開昭61−207436号公報に示されているよ
うに特定のアルキルモノエポキシドをポリアミドに混練
添加する方法などを例として挙げることができる。
密化が著しく進行し、これに伴い材料樹脂にはより高度
な成形加工特性、すなわち、良流動性、ハイサイクル性
が要求されるようになり、本来成形加工性の良好なポリ
アミド樹脂にも、さらに、成形加工性の向上が必要とな
ってきた。このような要求に対しポリアミド樹脂の分子
末端を適宜修飾することにより、問題を解決せんとする
試みがいくつかなされており、ある程度の効果が認めら
れている。たとえば特開昭61−163935号公報や特開昭62
−10136号公報に示されているように有機モノアミン、
または、有機モノカルボン酸の存在下にポリアミドの重
合を行い末端に炭化水素基を有するポリアミドを得る方
法、あるいは特開昭61−207436号公報に示されているよ
うに特定のアルキルモノエポキシドをポリアミドに混練
添加する方法などを例として挙げることができる。
<発明が解決しようとする課題> しかし、上記従来技術には次のような問題点がある。す
なわち、特開昭61−163935号公報や特開昭62−10136号
公報に示されるような有機モノアミン、または、有機モ
ノカルボン酸の存在下にポリアミド重合する場合に重合
時間が著しく長くなり、これを補うためには重合後半に
特殊な減圧工程を要することになり、製造効率の低下が
避けられない。また、特開昭61−207436号公報に示され
るポリアミドと特定のアルキルモノエポキシドを用いる
場合、ポリアミドとモノエポキシドを溶融混練するとい
う効率的な方法で組成物が得られる利点はあるが、アル
キルモノエポキシドの反応性が十分でないために、短時
間の溶融混練時にはモノエポキシドとポリアミド末端と
の反応が完結せず、残存するモノエポキシド化合物がポ
リアミド成形品の熱処理時にブリードアウトしてくるな
どの問題点がある。つまり、高効率かつ成形加工性向上
効果の高いポリアミド末端修飾方法はまだ得られていな
いのが現状である。
なわち、特開昭61−163935号公報や特開昭62−10136号
公報に示されるような有機モノアミン、または、有機モ
ノカルボン酸の存在下にポリアミド重合する場合に重合
時間が著しく長くなり、これを補うためには重合後半に
特殊な減圧工程を要することになり、製造効率の低下が
避けられない。また、特開昭61−207436号公報に示され
るポリアミドと特定のアルキルモノエポキシドを用いる
場合、ポリアミドとモノエポキシドを溶融混練するとい
う効率的な方法で組成物が得られる利点はあるが、アル
キルモノエポキシドの反応性が十分でないために、短時
間の溶融混練時にはモノエポキシドとポリアミド末端と
の反応が完結せず、残存するモノエポキシド化合物がポ
リアミド成形品の熱処理時にブリードアウトしてくるな
どの問題点がある。つまり、高効率かつ成形加工性向上
効果の高いポリアミド末端修飾方法はまだ得られていな
いのが現状である。
そこで本発明は、効率良く成形加工特性の改良を達成し
得る熱可塑性ポリアミド樹脂組成物の取得を課題とす
る。
得る熱可塑性ポリアミド樹脂組成物の取得を課題とす
る。
<課題を解決するための手段> 本発明者らは上記課題を解決すべく、ポリアミドの末端
修飾用添加剤につき検討した結果、特定の有機モノオキ
サゾリン化合物がポリアミド末端と極めて効率的に反応
し、残存物のブリードアウトなどの問題もなく成形加工
性のすぐれた末端変性ポリアミドを与えることを見出し
本発明に到達した。すなわち、本発明はアミノ酸、ラク
タムあるいはジアミンとジカルボン酸を構成成分として
重合に供されて得られるポリアミド樹脂100重量部およ
び下記一般式(I)で示される有機モノオキサゾリン化
合物0.01〜15重量部よりなる熱可塑性ポリアミド樹脂組
成物である。
修飾用添加剤につき検討した結果、特定の有機モノオキ
サゾリン化合物がポリアミド末端と極めて効率的に反応
し、残存物のブリードアウトなどの問題もなく成形加工
性のすぐれた末端変性ポリアミドを与えることを見出し
本発明に到達した。すなわち、本発明はアミノ酸、ラク
タムあるいはジアミンとジカルボン酸を構成成分として
重合に供されて得られるポリアミド樹脂100重量部およ
び下記一般式(I)で示される有機モノオキサゾリン化
合物0.01〜15重量部よりなる熱可塑性ポリアミド樹脂組
成物である。
(ここでRは炭素数4〜20の炭化水素基を表わす。) 本発明で用いられる有機モノオキサゾリン化合物とは炭
素数4〜20、好ましくは7〜20の炭化水素基をもつモノ
オキサゾリン化合物であり、基本となる炭化水素基は直
鎖、または、側鎖、または、芳香族を含むことができ
る。具体例としてはn−ブチルオキサゾリン、i−ブチ
ルオキサゾリン,n−ペンチルオキサゾリン、ネオペンチ
ルオキサゾリン、n−ヘキシルオキサゾリン、n−ヘプ
チルオキサゾリン、n−オクチルオキサゾリン、2−エ
チルヘキシルオキサゾリン、n−デシルオキサゾリン、
i−デシルオキサゾリン、ラウリルオキサゾリン、ミス
チルオキサゾリン、セチルオキサゾリン、ステアリルオ
キサゾリン、オレイルオキサゾリン、ベヘニルオキサゾ
リン、ヘキシルデシルオキサゾリン、フェニルオキサゾ
リン、p−メチルフェニルオキサゾリン、p−エチルフ
ェニルオキサゾリン、p−t−ブチルフェニルオキサゾ
リンなどを挙げることができる。
素数4〜20、好ましくは7〜20の炭化水素基をもつモノ
オキサゾリン化合物であり、基本となる炭化水素基は直
鎖、または、側鎖、または、芳香族を含むことができ
る。具体例としてはn−ブチルオキサゾリン、i−ブチ
ルオキサゾリン,n−ペンチルオキサゾリン、ネオペンチ
ルオキサゾリン、n−ヘキシルオキサゾリン、n−ヘプ
チルオキサゾリン、n−オクチルオキサゾリン、2−エ
チルヘキシルオキサゾリン、n−デシルオキサゾリン、
i−デシルオキサゾリン、ラウリルオキサゾリン、ミス
チルオキサゾリン、セチルオキサゾリン、ステアリルオ
キサゾリン、オレイルオキサゾリン、ベヘニルオキサゾ
リン、ヘキシルデシルオキサゾリン、フェニルオキサゾ
リン、p−メチルフェニルオキサゾリン、p−エチルフ
ェニルオキサゾリン、p−t−ブチルフェニルオキサゾ
リンなどを挙げることができる。
本発明で用いる有機モノオキサゾリン化合物の添加量は
ポリアミド樹脂100重量部に対して0.01〜15重量部、好
ましくは0.1〜12重量部である。添加量が0.01重量部に
満たないと流動性、離形性などの成形加工性改良効果が
十分でないので好ましくない。一方、添加量が15重量部
を越えると溶融成形時の発泡あるいは成形品の耐熱性低
下などの問題が生じるので好ましくない。
ポリアミド樹脂100重量部に対して0.01〜15重量部、好
ましくは0.1〜12重量部である。添加量が0.01重量部に
満たないと流動性、離形性などの成形加工性改良効果が
十分でないので好ましくない。一方、添加量が15重量部
を越えると溶融成形時の発泡あるいは成形品の耐熱性低
下などの問題が生じるので好ましくない。
本発明で用いられるポリアミド樹脂はアミノ酸、ラクタ
ム、あるいはジアミンとジカルボン酸を主たる構成成分
とするポリアミドである。構成成分の具体例を挙げると
ε−カプロラクタム、エナントラクタム、ω−ラウロラ
クタムなどのラクタム、ε−アミノカプロン酸、11−ア
ミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸などのアミノ
酸、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミ
ン、2,2,4−/2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジアミ
ン、5−メチルノナメチレンジアミン、m−キシリレン
ジアミン、p−キシリレンジアミン、1,3−ビスアミノ
メチルシクロヘキサン、1,4−ビスアミノメチルシクロ
ヘキサン、ビス−p−アミノシクロヘキシルメタン、ビ
ス−p−アミノシクロヘキシルプロパン、イソホロンジ
アミンなどのジアミン、アジピン酸、スベリン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、1,4−シクロヘ
キサンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン
酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボ
ン酸、ダイマー酸などのジカルボン酸がある。
ム、あるいはジアミンとジカルボン酸を主たる構成成分
とするポリアミドである。構成成分の具体例を挙げると
ε−カプロラクタム、エナントラクタム、ω−ラウロラ
クタムなどのラクタム、ε−アミノカプロン酸、11−ア
ミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸などのアミノ
酸、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミ
ン、2,2,4−/2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジアミ
ン、5−メチルノナメチレンジアミン、m−キシリレン
ジアミン、p−キシリレンジアミン、1,3−ビスアミノ
メチルシクロヘキサン、1,4−ビスアミノメチルシクロ
ヘキサン、ビス−p−アミノシクロヘキシルメタン、ビ
ス−p−アミノシクロヘキシルプロパン、イソホロンジ
アミンなどのジアミン、アジピン酸、スベリン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、1,4−シクロヘ
キサンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン
酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボ
ン酸、ダイマー酸などのジカルボン酸がある。
これらの構成成分は単独あるいは二種以上の混合物の形
で重合に供され、そうして得られるポリアミドホモポリ
マ、コポリマいずれも本発明で用いることができる。
で重合に供され、そうして得られるポリアミドホモポリ
マ、コポリマいずれも本発明で用いることができる。
特に本発明で有用に用いられるポリアミドはポリカプロ
アミド(ナイロン6)、ポリヘキサメチレンアジパミド
(ナイロン66)、ポリヘキサメチレンセバカミド(ナイ
ロン610)、ポリウンデカンアミド(ナイロン11)、ポ
リドデカンアミド(ナイロン12)、そしてこれらポリア
ミドの共重合体および混合物である。
アミド(ナイロン6)、ポリヘキサメチレンアジパミド
(ナイロン66)、ポリヘキサメチレンセバカミド(ナイ
ロン610)、ポリウンデカンアミド(ナイロン11)、ポ
リドデカンアミド(ナイロン12)、そしてこれらポリア
ミドの共重合体および混合物である。
ここで用いられるポリアミドの重合度については特に制
限がなく、通常1%硫酸溶液の25℃における相対粘度が
1.5〜5.0の範囲内にあるものを任意に用いることができ
る。
限がなく、通常1%硫酸溶液の25℃における相対粘度が
1.5〜5.0の範囲内にあるものを任意に用いることができ
る。
本発明の熱可塑性ポリアミド樹脂組成物の製造法は特に
制限されないが、ポリアミド樹脂と添加剤をヘンシェル
ミキサー、リボンブレンダーなどでドライブレンドした
混合物を単軸または二軸の押出機、バンバリーミキサ
ー、ニーダー、ミキシングロールなど通常公知の溶融混
合機を用いて200〜350℃で混練する方式あるいは上記混
合機をそのまま成形機ホッパーに投入して溶融成形する
方法などが簡便で適している。
制限されないが、ポリアミド樹脂と添加剤をヘンシェル
ミキサー、リボンブレンダーなどでドライブレンドした
混合物を単軸または二軸の押出機、バンバリーミキサ
ー、ニーダー、ミキシングロールなど通常公知の溶融混
合機を用いて200〜350℃で混練する方式あるいは上記混
合機をそのまま成形機ホッパーに投入して溶融成形する
方法などが簡便で適している。
本発明の熱可塑性ポリアミド樹脂組成物にはその特性を
損なわない限りにおいて混練時、成形時に他の添加剤た
とえば顔料、染料、補強剤、充填剤、耐熱剤、酸化劣化
防止剤、耐候剤、滑剤、難形剤、結晶核剤、可塑剤、難
燃剤、帯電防止剤などを添加導入することができる。
損なわない限りにおいて混練時、成形時に他の添加剤た
とえば顔料、染料、補強剤、充填剤、耐熱剤、酸化劣化
防止剤、耐候剤、滑剤、難形剤、結晶核剤、可塑剤、難
燃剤、帯電防止剤などを添加導入することができる。
本発明の熱可塑性ポリアミド樹脂組成物は流動性、離形
性にすぐれており、主として射出成形によって製造され
る。自動車部品、電気・電子部品、機械部品などに好適
に使用される。
性にすぐれており、主として射出成形によって製造され
る。自動車部品、電気・電子部品、機械部品などに好適
に使用される。
<実施例> 以下に実施例を示し本発明をさらに詳しく説明する。な
お、実施例および比較例中の諸特性は次の方法で測定し
た。
お、実施例および比較例中の諸特性は次の方法で測定し
た。
(1)ポリアミドの相対粘度:JIS K−6810 (2)末端修飾率:添加剤導入前後のポリアミドのカル
ボキシル末端基量をベンジルアルコール溶媒中1/50N N
aOHで滴定定量し修飾率を算出した。
ボキシル末端基量をベンジルアルコール溶媒中1/50N N
aOHで滴定定量し修飾率を算出した。
(3)流動性:シリンダー温度をポリアミドの融点+30
℃に設定した射出成形機を用い500Kg/cm2の射出圧力で8
0℃に設定した厚さ1mmのスパイラル金型に射出成形を行
い、その流動長を測定し、流動性の目安とした。
℃に設定した射出成形機を用い500Kg/cm2の射出圧力で8
0℃に設定した厚さ1mmのスパイラル金型に射出成形を行
い、その流動長を測定し、流動性の目安とした。
(4)離形性:縦70mm,横60mm、高さ40mmの箱形形状の
成形品をポリアミドの融点+30℃のシリンダー温度、射
出/冷却時間=10/10秒の条件下で連続成形を行い、突
き出しピンによる変形などの離形不良が発生するまでの
連続ショット数を記録して離形性の目安とした。
成形品をポリアミドの融点+30℃のシリンダー温度、射
出/冷却時間=10/10秒の条件下で連続成形を行い、突
き出しピンによる変形などの離形不良が発生するまでの
連続ショット数を記録して離形性の目安とした。
実施例1 相対粘度2.70のナイロン6ペレット100重量部とパルミ
チルオキサゾリン2.0重量部をヘンシェルミキサーで混
合し、得られた混合物を30mmφ単軸押出機のホッパーに
供給し、250℃の混練温度で混練しペレット化した。こ
こで得られたナイロン6組成物を80℃/16時間真空乾燥
した後、末端修飾率の測定および射出成形機を用いてシ
リンダー温度250℃、金型温度80℃で流動性および離形
性を評価したところ第1表に示す結果が得られ、ここで
得られたポリアミド組成物は効率よく末端が封鎖され、
すぐれた流動性、離形性を有する極めて実用価値の高い
ものであることが判明した。
チルオキサゾリン2.0重量部をヘンシェルミキサーで混
合し、得られた混合物を30mmφ単軸押出機のホッパーに
供給し、250℃の混練温度で混練しペレット化した。こ
こで得られたナイロン6組成物を80℃/16時間真空乾燥
した後、末端修飾率の測定および射出成形機を用いてシ
リンダー温度250℃、金型温度80℃で流動性および離形
性を評価したところ第1表に示す結果が得られ、ここで
得られたポリアミド組成物は効率よく末端が封鎖され、
すぐれた流動性、離形性を有する極めて実用価値の高い
ものであることが判明した。
比較例1 パルミチルオキサゾリンの代わりにドデセン−1−オキ
シドを用いた以外は実施例1と全く同様に混練および射
出成形を実施したところ、結果は第1表に示すとおりで
あり、ここで得られた組成物は末端修飾率が低く、しか
も未反応のドデセン−1−オキシドが金型表面を汚染す
るなど特性の劣るものであった。
シドを用いた以外は実施例1と全く同様に混練および射
出成形を実施したところ、結果は第1表に示すとおりで
あり、ここで得られた組成物は末端修飾率が低く、しか
も未反応のドデセン−1−オキシドが金型表面を汚染す
るなど特性の劣るものであった。
実施例2〜5 ポリアミドの種類、添加剤の種類および添加量を変えて
実施例1と同様の操作でポリアミド組成物を得、それら
の特性を測定し、結果を第1表にまとめて示した。
実施例1と同様の操作でポリアミド組成物を得、それら
の特性を測定し、結果を第1表にまとめて示した。
ここで得られた組成物はいずれも効率的な末端修飾がな
されており、流動性、離形性が良好な極めてすぐれた成
形加工性を有するものであることが判明した。
されており、流動性、離形性が良好な極めてすぐれた成
形加工性を有するものであることが判明した。
<発明の効果> 本発明の目的は流動性、離形性などの成形加工性のすぐ
れた変性ポリアミド組成物を高効率で得ることである。
本発明のようにポリアミド樹脂に特定の有機モノオキサ
ゾリンを添加することにより、極めて効率よく末端修飾
された成形加工特性のすぐれたポリアミド組成物が得ら
れるようになった。
れた変性ポリアミド組成物を高効率で得ることである。
本発明のようにポリアミド樹脂に特定の有機モノオキサ
ゾリンを添加することにより、極めて効率よく末端修飾
された成形加工特性のすぐれたポリアミド組成物が得ら
れるようになった。
Claims (1)
- 【請求項1】アミノ酸、ラクタムあるいはジアミンとジ
カルボン酸を構成成分として重合に供されて得られるポ
リアミド樹脂100重量部および下記一般式(I)で示さ
れる有機モノオキサゾリン化合物0.01〜15重量部よりな
る熱可塑性ポリアミド樹脂組成物。 (ここでRは炭素数4〜20の炭化水素基を表わす。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63307101A JPH0747636B2 (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | 熱可塑性ポリアミド樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63307101A JPH0747636B2 (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | 熱可塑性ポリアミド樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02151654A JPH02151654A (ja) | 1990-06-11 |
JPH0747636B2 true JPH0747636B2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=17965041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63307101A Expired - Lifetime JPH0747636B2 (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | 熱可塑性ポリアミド樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747636B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013121449A1 (en) * | 2012-02-17 | 2013-08-22 | Epitech Group S.R.L. | Compositions and methods for the modulation of specific amidases for n-acylethanolamines for use in the therapy of inflammatory diseases |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0228216A (ja) * | 1988-07-15 | 1990-01-30 | Kuraray Co Ltd | 改質ポリアミド(イミド)の製造方法 |
-
1988
- 1988-12-05 JP JP63307101A patent/JPH0747636B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02151654A (ja) | 1990-06-11 |
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