JPH0747615Y2 - 電動モータ付遊星歯車減速機 - Google Patents
電動モータ付遊星歯車減速機Info
- Publication number
- JPH0747615Y2 JPH0747615Y2 JP1989089049U JP8904989U JPH0747615Y2 JP H0747615 Y2 JPH0747615 Y2 JP H0747615Y2 JP 1989089049 U JP1989089049 U JP 1989089049U JP 8904989 U JP8904989 U JP 8904989U JP H0747615 Y2 JPH0747615 Y2 JP H0747615Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric motor
- spline
- planetary gear
- input shaft
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Retarders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電動モータ付遊星歯車減速機の改良に関するも
のである。
のである。
(従来技術) 電動モータ直結形の代表的な遊星歯車減速機の例を第3
図に示す。この図に示すように従来の遊星歯車減速機で
は、電動モータ軸2と遊星歯車機構による減速部3の入
力軸4とは一体形である。
図に示す。この図に示すように従来の遊星歯車減速機で
は、電動モータ軸2と遊星歯車機構による減速部3の入
力軸4とは一体形である。
この構造では減速部3で発生する荷重によって入力軸4
にたわみが生じ、これが電動モータ軸2と一体であるた
め、荷重が電動モータ1にも伝播し、電動モータ1側か
ら発生する振動・騒音の原因の1つになっていた。
にたわみが生じ、これが電動モータ軸2と一体であるた
め、荷重が電動モータ1にも伝播し、電動モータ1側か
ら発生する振動・騒音の原因の1つになっていた。
特に遊星歯車減速機を設けた場合には、その部分がコン
パクトとなるが、相対的に電動モータ部分の表面積が大
となる。このためフレーム,ファンおよびファンカバー
の振動が大きくなり騒音の原因となっていた。
パクトとなるが、相対的に電動モータ部分の表面積が大
となる。このためフレーム,ファンおよびファンカバー
の振動が大きくなり騒音の原因となっていた。
(考案が解決しようとする課題) 従来技術の問題点に鑑み、電動モータ直結形遊星歯車減
速機の回転精度向上、振動低減及びこれらにともなう騒
音低減を図り、遊星歯車減速機の性能を向上させること
を目的とする。
速機の回転精度向上、振動低減及びこれらにともなう騒
音低減を図り、遊星歯車減速機の性能を向上させること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 電動モータと該電動モータの出力回転を減速して出力す
る遊星歯車減速部とを備えた電動モータ付遊星歯車減速
機であって、 先端にスプライン11を有する電動モータ軸2と、 前記減速部側及び前記電動モータ軸側に前記電動モータ
軸先端のスプライン11と同一諸元のスプライン10,16を
有する入力軸4と、 該入力軸のスプライン10及び前記電動モータ軸先端のス
プライン11と嵌合するスプライン18を有し、前記入力軸
4と電動モータ軸2とを連結する継ブッシュ12と、 該継ブッシュ12のスプライン18と同一諸元のスプライン
19を有し、前記入力軸4とスプライン結合する偏心体17
とを備えている。
る遊星歯車減速部とを備えた電動モータ付遊星歯車減速
機であって、 先端にスプライン11を有する電動モータ軸2と、 前記減速部側及び前記電動モータ軸側に前記電動モータ
軸先端のスプライン11と同一諸元のスプライン10,16を
有する入力軸4と、 該入力軸のスプライン10及び前記電動モータ軸先端のス
プライン11と嵌合するスプライン18を有し、前記入力軸
4と電動モータ軸2とを連結する継ブッシュ12と、 該継ブッシュ12のスプライン18と同一諸元のスプライン
19を有し、前記入力軸4とスプライン結合する偏心体17
とを備えている。
(実施例) 本考案は、減速部3の入力軸4と電動モータ軸2を分離
し、この2つを軸継手構造によってトルクのみを伝達
し、減速部3のたわみを電動モータ1にまで伝播させな
い様にしたものである。
し、この2つを軸継手構造によってトルクのみを伝達
し、減速部3のたわみを電動モータ1にまで伝播させな
い様にしたものである。
第1図はその実施例を示す。第1図で、入力軸4、電動
モータ軸2はそれぞれ独立しており、入力軸4は軸受5
と6及び反負荷側軸受7によって支持されている。入力
軸4と電動モータ軸2にそれぞれ同一諸元のスプライン
10,11を形成し、これにスプライン18を内周に形成した
継ブッシュ12を嵌合させてトルクを伝えている。スプラ
イン10,11と継ブッシュ12の間にはバックラッシュが存
在し、このバックラッシュにより芯ずれおよび入力軸4
のたわみが電動モータ軸2に伝わらない様になってい
る。
モータ軸2はそれぞれ独立しており、入力軸4は軸受5
と6及び反負荷側軸受7によって支持されている。入力
軸4と電動モータ軸2にそれぞれ同一諸元のスプライン
10,11を形成し、これにスプライン18を内周に形成した
継ブッシュ12を嵌合させてトルクを伝えている。スプラ
イン10,11と継ブッシュ12の間にはバックラッシュが存
在し、このバックラッシュにより芯ずれおよび入力軸4
のたわみが電動モータ軸2に伝わらない様になってい
る。
このスプライン10,11、継ブッシュ12の例を第2図に示
す。第2図(a)はインボリュートスプライン・セレー
ション、第2図(b),(c),(d)は角形スプライ
ンの例である。
す。第2図(a)はインボリュートスプライン・セレー
ション、第2図(b),(c),(d)は角形スプライ
ンの例である。
第1図で明らかなごとく、入力軸4には継手部が電動モ
ータ軸2側と遊星歯車機構の偏心体17側との2個所あ
る。入力軸4と偏心体17とのトルク伝達部には従来のキ
ーではなく、入力軸4にはスプライン16が、又偏心体17
の内周にはスプライン19を設け、さらに入力軸4と電動
モータ軸2とのトルク伝達を行なう継手部に設けたスプ
ライン10,11と同一の諸元のものを用いるものとする。
また偏心体17のスプライン19は継ブッシュ12のスプライ
ン18と同一の諸元のものを用いるものとする。
ータ軸2側と遊星歯車機構の偏心体17側との2個所あ
る。入力軸4と偏心体17とのトルク伝達部には従来のキ
ーではなく、入力軸4にはスプライン16が、又偏心体17
の内周にはスプライン19を設け、さらに入力軸4と電動
モータ軸2とのトルク伝達を行なう継手部に設けたスプ
ライン10,11と同一の諸元のものを用いるものとする。
また偏心体17のスプライン19は継ブッシュ12のスプライ
ン18と同一の諸元のものを用いるものとする。
この構造により、入力軸4の両端部でのトルク伝達機能
を果たすものは、1つの諸元のスプラインで形成され
る。したがってこのスプラインを加工する為の工具、例
えばホブも1つで済む事になり、工具代を削減する事が
できる。さらには転造で加工すれば両方同時に加工する
事ができ、加工時間も短縮することができる。
を果たすものは、1つの諸元のスプラインで形成され
る。したがってこのスプラインを加工する為の工具、例
えばホブも1つで済む事になり、工具代を削減する事が
できる。さらには転造で加工すれば両方同時に加工する
事ができ、加工時間も短縮することができる。
又相手側での偏心体17のスプライン19、継ブッシュ12の
スプライン18の加工についても、ブローチ等の工具を共
通化でき、工具代の削減となる。
スプライン18の加工についても、ブローチ等の工具を共
通化でき、工具代の削減となる。
(効果) 以上、入力軸4と電動モータ軸2が夫々独立し、これら
の間にトルクを伝達し、ラジアル方向の芯ずれを吸収す
る軸継手構造が介在するので、遊星歯車減速機の減速部
3で生じた荷重によって発生する入力軸4のたわみが電
動モータ軸2まで伝播しなくなり、電動モータ軸2は安
定した回転特性が得られる。
の間にトルクを伝達し、ラジアル方向の芯ずれを吸収す
る軸継手構造が介在するので、遊星歯車減速機の減速部
3で生じた荷重によって発生する入力軸4のたわみが電
動モータ軸2まで伝播しなくなり、電動モータ軸2は安
定した回転特性が得られる。
又たわみが電動モータ軸2に伝わらない為、電動モータ
軸2がたわむことによって発生していた振動、あるいは
騒音もこの構造によって減少させることができる。
軸2がたわむことによって発生していた振動、あるいは
騒音もこの構造によって減少させることができる。
さらに入力軸4と偏心体17間も同一諸元のスプライン継
手にしたので加工が容易となり、生産コスト的にも極め
て有利となった。
手にしたので加工が容易となり、生産コスト的にも極め
て有利となった。
第1図は本考案実施例の一部破断図。 第2図は本実施例のスプラインの断面形状の例を示す。 第3図は従来型遊星歯車減速機の一部破断図。 図において; 1……電動モータ、2……電動モータ軸 3……減速部、4……入力軸 5,6……軸受、7……反負荷側軸受 10,11,16,18,19……スプライン 12……継ブッシュ、17……偏心体
Claims (1)
- 【請求項1】電動モータと該電動モータの出力回転を減
速して出力する遊星歯車減速部とを備えた電動モータ付
遊星歯車減速機であって、 先端にスプライン(11)を有する電動モータ軸(2)
と、 前記減速部側及び前記電動モータ軸側に前記電動モータ
軸先端のスプライン(11)と同一諸元のスプライン(1
0,16)を有する入力軸(4)と、 該入力軸のスプライン(10)及び前記電動モータ軸先端
のスプライン(11)と嵌合するスプライン(18)を有
し、前記入力軸(4)と電動モータ軸(2)とを連結す
る継ブッシュ(12)と、 該継ブッシュ(12)のスプライン(18)と同一諸元のス
プライン(19)を有し、前記入力軸(4)とスプライン
結合する偏心体(17)と、 を備えたことを特徴とする電動モータ付遊星歯車減速
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989089049U JPH0747615Y2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | 電動モータ付遊星歯車減速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989089049U JPH0747615Y2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | 電動モータ付遊星歯車減速機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0328324U JPH0328324U (ja) | 1991-03-20 |
JPH0747615Y2 true JPH0747615Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=31638641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989089049U Expired - Lifetime JPH0747615Y2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | 電動モータ付遊星歯車減速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747615Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3657530B2 (ja) | 2001-05-15 | 2005-06-08 | シャープ株式会社 | 画像形成装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5724324U (ja) * | 1980-07-16 | 1982-02-08 | ||
JPS63126620U (ja) * | 1987-02-13 | 1988-08-18 |
-
1989
- 1989-07-31 JP JP1989089049U patent/JPH0747615Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0328324U (ja) | 1991-03-20 |
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