JPH0747615A - フッ素樹脂被覆曲り管の製造方法 - Google Patents
フッ素樹脂被覆曲り管の製造方法Info
- Publication number
- JPH0747615A JPH0747615A JP21505093A JP21505093A JPH0747615A JP H0747615 A JPH0747615 A JP H0747615A JP 21505093 A JP21505093 A JP 21505093A JP 21505093 A JP21505093 A JP 21505093A JP H0747615 A JPH0747615 A JP H0747615A
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- Japan
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- fluororesin
- coated
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 曲り管の曲線部にシワ、折れのない密着した
フッ素樹脂被覆が可能であり、かつ熱収縮チューブ挿入
法および電線被覆方法の両方とも適用可能なフッ素樹脂
被覆曲り管の製造方法を提供する。 【構成】 金属管部材Ｐを、曲げ自在な可撓性管部１０
と、その両端に結合した直線状の剛性管部１１，１１と
で構成し、この管部材Ｐを直線状態にし、熱収縮チュー
ブ１２内に挿入してフッ素樹脂被覆を形成する。 【効果】 管部材Ｐを直線状態にしておくので、熱収縮
チューブ１２への挿入が容易であり、曲線部となる曲げ
自在な可撓性管部１０にシワ、折れを生じさせることが
ない。
フッ素樹脂被覆が可能であり、かつ熱収縮チューブ挿入
法および電線被覆方法の両方とも適用可能なフッ素樹脂
被覆曲り管の製造方法を提供する。 【構成】 金属管部材Ｐを、曲げ自在な可撓性管部１０
と、その両端に結合した直線状の剛性管部１１，１１と
で構成し、この管部材Ｐを直線状態にし、熱収縮チュー
ブ１２内に挿入してフッ素樹脂被覆を形成する。 【効果】 管部材Ｐを直線状態にしておくので、熱収縮
チューブ１２への挿入が容易であり、曲線部となる曲げ
自在な可撓性管部１０にシワ、折れを生じさせることが
ない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、フッ素樹脂被覆曲り管
の製造方法の改良に関する。
の製造方法の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、排ガスの熱回収用熱交換器に用い
る金属製管部材には、腐蝕性の強い排ガスから管部材を
保護するため、耐蝕性ならびに非粘着性（粉塵等の異物
を付着させない）に優れたフッ素樹脂、例えばＰＦＡ
（四弗化エチレン−パーフルオロアルキルビニールエー
テル共重合体樹脂）、ＦＥＰ（四弗化エチレン−六フッ
化プロピレン樹脂）、ＰＴＦＥ（四弗化エチレン樹脂）
等のフッ素樹脂で被覆した管部材が多用されている。
る金属製管部材には、腐蝕性の強い排ガスから管部材を
保護するため、耐蝕性ならびに非粘着性（粉塵等の異物
を付着させない）に優れたフッ素樹脂、例えばＰＦＡ
（四弗化エチレン−パーフルオロアルキルビニールエー
テル共重合体樹脂）、ＦＥＰ（四弗化エチレン−六フッ
化プロピレン樹脂）、ＰＴＦＥ（四弗化エチレン樹脂）
等のフッ素樹脂で被覆した管部材が多用されている。
【０００３】前記管部材のうち、曲線部に用いるフッ素
樹脂被覆の曲り管にあっては、例えば、図３に示した製
造方法が知られている。即ち、図３（Ａ）で示した直線
状の金属管部材１を、図３（Ｂ）の如く、ベンダー（曲
げ加工機）にて所要の角度に曲げて、曲り管部材１’と
なし、次に図３（Ｃ）で示すように、フッ素樹脂の熱収
縮チューブ２を用い、このチューブ内に曲り管部材１’
を挿入させる方法である。
樹脂被覆の曲り管にあっては、例えば、図３に示した製
造方法が知られている。即ち、図３（Ａ）で示した直線
状の金属管部材１を、図３（Ｂ）の如く、ベンダー（曲
げ加工機）にて所要の角度に曲げて、曲り管部材１’と
なし、次に図３（Ｃ）で示すように、フッ素樹脂の熱収
縮チューブ２を用い、このチューブ内に曲り管部材１’
を挿入させる方法である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記曲り管部材を熱収
縮チューブ内に挿入される方法にあっては、曲げ管部材
の曲げ半径が小さい場合は、熱収縮チューブ内に曲げ管
を挿入できない。曲げ半径が大きい場合は、挿入可能で
あるが、いずれの場合でも、収縮後にチューブにシワ、
折れが発生することがある。
縮チューブ内に挿入される方法にあっては、曲げ管部材
の曲げ半径が小さい場合は、熱収縮チューブ内に曲げ管
を挿入できない。曲げ半径が大きい場合は、挿入可能で
あるが、いずれの場合でも、収縮後にチューブにシワ、
折れが発生することがある。
【０００５】また、直線状の管部材を熱収縮チューブ内
に挿入させた後、ベンダーで曲げる方法もあるが、この
方法では、チューブが損傷しやすい。一方、金属製管部
材自体も、その曲げ半径が小さい場合、その曲げ部にて
損傷することがあるので、曲げ半径に制約を受ける。
に挿入させた後、ベンダーで曲げる方法もあるが、この
方法では、チューブが損傷しやすい。一方、金属製管部
材自体も、その曲げ半径が小さい場合、その曲げ部にて
損傷することがあるので、曲げ半径に制約を受ける。
【０００６】他の方法として、電線被覆方法を適用し、
管部材の外周面に溶融フッ素樹脂をチューブ状に付着さ
せ、そのフッ素樹脂被覆の管部材を曲げ加工する方法も
ある。この方法でも、曲げ加工において、樹脂被覆チュ
ーブは損傷を受けやすい。また、前記電線被覆方法で
は、曲がった管は被覆装置のクロスヘッドを通過できな
いから、曲げ管は扱えない。
管部材の外周面に溶融フッ素樹脂をチューブ状に付着さ
せ、そのフッ素樹脂被覆の管部材を曲げ加工する方法も
ある。この方法でも、曲げ加工において、樹脂被覆チュ
ーブは損傷を受けやすい。また、前記電線被覆方法で
は、曲がった管は被覆装置のクロスヘッドを通過できな
いから、曲げ管は扱えない。
【０００７】
【発明の目的】本発明は、曲線部にもシワ、折れのない
密着したフッ素樹脂被覆が可能であり、熱収縮チューブ
挿入法および電線被覆方法の両方とも適用可能なフッ素
樹脂被覆の曲げ管製造方法を提供することを目的とす
る。
密着したフッ素樹脂被覆が可能であり、熱収縮チューブ
挿入法および電線被覆方法の両方とも適用可能なフッ素
樹脂被覆の曲げ管製造方法を提供することを目的とす
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明によるフッ素樹脂
被覆曲り管の製造方法は、管部材を、曲げ自在な可撓性
管部と、その両端に結合した直線状の剛性管部とで構成
し、前記管部材を直線状態にしてフッ素樹脂を被覆する
ことを要旨としている。
被覆曲り管の製造方法は、管部材を、曲げ自在な可撓性
管部と、その両端に結合した直線状の剛性管部とで構成
し、前記管部材を直線状態にしてフッ素樹脂を被覆する
ことを要旨としている。
【０００９】
【作用】本発明方法によれば、直線状の剛性管部と曲げ
自在な可撓性管部とより成る管部材も直線状態にしてフ
ッ素樹脂を被覆するので、熱収縮チューブでの被覆法、
ならびに電線被覆法の両方とも可能である。しかも、前
記製造方法により得られた管部材は、その曲げ自在な管
部を曲げることにより、曲げ管とすることができる。
自在な可撓性管部とより成る管部材も直線状態にしてフ
ッ素樹脂を被覆するので、熱収縮チューブでの被覆法、
ならびに電線被覆法の両方とも可能である。しかも、前
記製造方法により得られた管部材は、その曲げ自在な管
部を曲げることにより、曲げ管とすることができる。
【００１０】
【実施例】図１に、本発明によるフッ素樹脂被覆曲り管
の製造方法の一例を示す。 図１（Ａ）：金属製の管部材Ｐとして、金属薄肉円筒を
蛇腹状に成形した曲げ自在な可撓性管部１０と、鋼管等
の直線状の剛性管部１１，１１を用いる。 図１（Ｂ）：前記可撓性管部１０と剛性管部１１，１１
を溶接またはかしめ等の手段により結合して一体化す
る。 図１（Ｃ）：一体化した管部材Ｐを直線状態となし、こ
れをフッ素樹脂の熱収縮チューブ１２内に挿入し、フッ
素樹脂被覆を形成する。 図１（Ｄ）：前記フッ素樹脂被覆の管部材を所定の角度
に曲げ、曲げ管とした状態を示している。
の製造方法の一例を示す。 図１（Ａ）：金属製の管部材Ｐとして、金属薄肉円筒を
蛇腹状に成形した曲げ自在な可撓性管部１０と、鋼管等
の直線状の剛性管部１１，１１を用いる。 図１（Ｂ）：前記可撓性管部１０と剛性管部１１，１１
を溶接またはかしめ等の手段により結合して一体化す
る。 図１（Ｃ）：一体化した管部材Ｐを直線状態となし、こ
れをフッ素樹脂の熱収縮チューブ１２内に挿入し、フッ
素樹脂被覆を形成する。 図１（Ｄ）：前記フッ素樹脂被覆の管部材を所定の角度
に曲げ、曲げ管とした状態を示している。
【００１１】上記の如く、曲げ自在な可撓性管部１０と
直線状の剛性管部１１，１１から成る管部材Ｐを直線状
態にすることで、これを熱収縮チューブ内に容易に挿入
させ、被覆させることが可能となる。また、直線状管部
材Ｐであれば、図２に示す電線被覆装置を適用してフッ
素樹脂被覆を施すことができる。
直線状の剛性管部１１，１１から成る管部材Ｐを直線状
態にすることで、これを熱収縮チューブ内に容易に挿入
させ、被覆させることが可能となる。また、直線状管部
材Ｐであれば、図２に示す電線被覆装置を適用してフッ
素樹脂被覆を施すことができる。
【００１２】図２において、１３は溶融フッ素樹脂原料
押し出し機、１４はクロスヘッド、１５は冷却槽、１６
は引き取り機である。前記装置によれば、被覆しようと
する前記管部材Ｐをクロスヘッド１４を通過させる間
に、溶融フッ素樹脂１７を管部材Ｐの外周面にチューブ
状に押し出して被覆し、冷却槽１５で冷却することで、
曲げ自在なフッ素樹脂被覆の管部材が得られる。
押し出し機、１４はクロスヘッド、１５は冷却槽、１６
は引き取り機である。前記装置によれば、被覆しようと
する前記管部材Ｐをクロスヘッド１４を通過させる間
に、溶融フッ素樹脂１７を管部材Ｐの外周面にチューブ
状に押し出して被覆し、冷却槽１５で冷却することで、
曲げ自在なフッ素樹脂被覆の管部材が得られる。
【００１３】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明方法によれ
ば、曲げ自在な可撓性管部と、その両端に結合した直線
状の剛性管部とで管部材を構成し、この管部材を直線状
態にしてフッ素樹脂を被覆するものであるから、従来の
熱収縮チューブによるフッ素樹脂被覆ならびに電線被覆
装置を利用したフッ素樹脂被覆の両方とも可能とするこ
とができ、しかも曲線部にシワ、折れのない密着したフ
ッ素樹脂被覆曲り管を簡単容易に、かつ低コストで得る
ことができる。
ば、曲げ自在な可撓性管部と、その両端に結合した直線
状の剛性管部とで管部材を構成し、この管部材を直線状
態にしてフッ素樹脂を被覆するものであるから、従来の
熱収縮チューブによるフッ素樹脂被覆ならびに電線被覆
装置を利用したフッ素樹脂被覆の両方とも可能とするこ
とができ、しかも曲線部にシワ、折れのない密着したフ
ッ素樹脂被覆曲り管を簡単容易に、かつ低コストで得る
ことができる。
【図１】本発明の一実施例の工程順を示す説明図であ
る。
る。
【図２】電線被覆装置の側面図である。
【図３】従来の曲り管の製造工程を示す説明図である。
Ｐ 管部材 １０ 曲げ自在な可撓性管部 １１ 直線状の剛性管部 １２ 熱収縮チューブによるフッ素樹脂被覆 １３ 電線被覆装置を構成する押し出し機 １４ クロスヘッド １５ 冷却槽 １６ 引き取り機 １７ 溶融フッ素樹脂
Claims (3)
- 【請求項１】 管部材を、曲げ自在な可撓性管部と、そ
の両端に結合した直線状の剛性管部とで構成し、前記管
部材を直線状態にしてフッ素樹脂を被覆することを特徴
とするフッ素樹脂被覆曲り管の製造方法。 - 【請求項２】 前記直線状態にした管部材をフッ素樹脂
の熱収縮チューブ内に挿入して被覆とする請求項１に記
載のフッ素樹脂被覆曲り管の製造方法。 - 【請求項３】 前記直線状態にした管部材を電線被覆装
置に通し、管部材の外周面に溶融フッ素樹脂をチューブ
状に付着させる請求項１に記載のフッ素樹脂被覆曲り管
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21505093A JPH0747615A (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | フッ素樹脂被覆曲り管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21505093A JPH0747615A (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | フッ素樹脂被覆曲り管の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0747615A true JPH0747615A (ja) | 1995-02-21 |
Family
ID=16665935
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21505093A Pending JPH0747615A (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | フッ素樹脂被覆曲り管の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0747615A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7384875B2 (en) | 2002-07-30 | 2008-06-10 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Method of manufacturing semiconductor device using flexible tube |
-
1993
- 1993-08-06 JP JP21505093A patent/JPH0747615A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7384875B2 (en) | 2002-07-30 | 2008-06-10 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Method of manufacturing semiconductor device using flexible tube |
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