JPH0747606B2 - ポリクロロプレンの製造法 - Google Patents

ポリクロロプレンの製造法

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JPH0747606B2
JPH0747606B2 JP1087158A JP8715889A JPH0747606B2 JP H0747606 B2 JPH0747606 B2 JP H0747606B2 JP 1087158 A JP1087158 A JP 1087158A JP 8715889 A JP8715889 A JP 8715889A JP H0747606 B2 JPH0747606 B2 JP H0747606B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08F36/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds
    • C08F36/02Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds
    • C08F36/04Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated
    • C08F36/14Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated containing elements other than carbon and hydrogen
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、乳化剤の存在下にクロロプレンを重合させる
ことによつてポリクロロプレンを製造する方法に関す
る。
〔従来の技術とその問題点〕
クロロプレンをメルカプタン又はキサントゲンジスルフ
イドのような連鎖移動剤(分子量調節剤)と場合により
少量の元素状硫黄の存在下に重合させることが知られて
いる。アルキルキサントゲンジスルフイドの存在下での
重合では、メルカプタンによつて変性された重合体と比
べて、高い機械的性質、特に高い引張強さを示すが、し
かしそれほど良くない耐老化性を示すポリクロロプレン
が得られる。さらに、キサントゲンジスルフイドによつ
て変性された重合体は、これを含有する組成物の成形の
ような転換工程中に早期加硫の問題を生じ、その結果望
ましくない焼け(grillage)が生じることになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
したがつて、本発明は、従来技術におけるこれらの不都
合を解消することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、安定な粘度及び向上した焼け抵抗性を
有するとともに優れた機械的及び動的性質を持つ加硫物
を導くポリクロロプレンが実質上元素状硫黄ではなくて
適当に選ばれた2種の連鎖移動剤を含有する水性エマル
ジヨン状で単量体を重合させることにより得られること
が見出された。
即ち、本発明は、ラジカル開始剤及び連鎖移動剤の存在
下にクロロプレン又はクロロプレンと30重量%までの他
の共重合性不飽和単量体との混合物を塩基性水性エマル
ジヨン状で重合させるにあたり、連鎖移動剤としてキサ
ントゲンジスルフイドのうちから選ばれる少なくとも1
種の化合物(1)とビス(アシルアミノフエニル)ポリ
スルフイドのうちから選ばれる少なくとも1種の化合物
(2)とを併用することを特徴とするポリクロロプレン
の製造方法である。
本発明で使用されるキサントゲンジスルフイドは、次の
一般式(I) に相当する周知の分子量調節剤である。
好ましくは、R及びR′が同一又は異なつていてよく、
1〜8個の炭素原子を含有するアルキル基である化合物
があげられる。代表的な例は、ジメチルキサントゲンジ
スルフイド、ジエチルキサントゲンジスルフイド、ジイ
ソプロピルキサントゲンジスルフイド、ジ−n−ブチル
サントゲンジスルフイド、ジシクロヘキシルキサントゲ
ンジスルフイドである。
重合中に共連鎖移動剤として作用するビス(アシルアミ
ノフエニル)ポリスルフイドは、次の一般式(II) (ここで、R1及びR2は同一又は異なつていてよく、線状
若しくは分岐状アルキル、アリール又はアリールアルキ
ル基を表わし、R3及びR4は同一又は異なつていてよく、
H、CH3又はC2H5を表わし、xは2〜4の間である) を有する。
基R1及びR2は特に、C1〜C12アルキル基及びC6〜C16アリ
ール又はアリールアルキル基(これらは1個以上のC1
C4アルキル又はアルキルオキシ基で置換されていてよ
い)、例えばフエニル、ベンジル、ベンズヒドリル、ナ
フチル、フエニルエチル、フエニルプロピル、メトキシ
フエニルなどであつてよい。
これらの化合物のうちでも、好ましくは、R3及びR4がH
でありかつR1及びR2がフエニル基を表わす一般式(II)
のジスルフイド(ベンズアニリドジスルフイド)、特
に、市販製品であるビス(2−ベンズアミドフエニル)
ジスルフイドが与えられる。
重合は、連鎖移動剤の存在下で塩基性水性エマルジヨン
で重合させる慣用の技術によつて行われる。
クロロプレンは、単独で重合でき、又は少なくとも1個
のエチレン性二重結合を持つクロロプレンと共重合性の
他の単量体で30%まで置換して重合させることができ
る。
クロロプレンと共重合性の単量体としては、スチレン、
ビニルトルエン及びビニルナフタリンのようなビニル芳
香族化合物;アクリル酸及びメタクリル酸とこれらのエ
ステル及びニトリル誘導体、例えばアクリル酸エチル、
メタクリル酸メチル及びアクリロニトリル;1,3−ブタジ
エン、イソプレン、1−クロルブタジエン、2,3−ジク
ロルブタジエン及び2,3−ジメチルブタジエンのような
脂肪族共役ジオレフイン;メチルビニルエーテル、酢酸
ビニル及びメチルビニルケトンのようなビニルエーテ
ル、エステル及びケトンなどがあげられる。
水性エマルジヨン中に存在する単量体の濃度は臨界的で
はない。これは一般にエマルジヨンの全重量の30〜60%
である。
慣用の乳化剤及び保護コロイドのいずれもクロロプレン
のエマルジヨンを製造するのに使用することができる。
これらの乳化剤としては、水溶性の塩、特に下記の化合
物のナトリウム、カリウム又はアンモニウム塩があげら
れる。長鎖脂肪酸;松脂、樹木及びタル油のロジン又は
誘導体、部分重合した、異性化した又は不均化したロジ
ン;脂肪族アルコールの硫酸エステル、アルキル硫酸及
びアルキルスルホン酸;アルキルアリールスルホン酸の
アルカリ塩;ホルマリンとナフタリンスルホン酸のよう
なアリールスルホン酸との縮合生成物;エチレンオキシ
ドとフエノールとの縮合物。
エマルジヨンのpHは好ましくは約11〜13である。
遊離ラジカル開始剤としては、特に、過酸化化合物、例
えば過硫酸アルカリ金属又はアンモニウム、過酸化水
素、過酸化クメン及び過酸化ベンゾイルのような有機過
酸化物、並びにフエリシアン化アルカリ金属又はアンモ
ニウムがあげられる。
重合は、酸素の不存在下に不活性雰囲気中に行われ、温
度は0〜80℃、好ましくは10〜50℃の間であつてよい。
本発明に従つて使用される連鎖移動剤は、通常は重合開
始前に有機相に全量導入される。別法として、これらは
重合中に、好ましくは約50%の単量体転化率が得られる
前に、同時に又は断続的に添加することができる。
連鎖移動剤の総量は、選ばれた化合物の分子量及びそれ
らの変性効力に応じて変わる。このために、化合物
(1)の割合は、ジイソプロピルキサントゲンジスルフ
イドとして表わされる効力量として定義することがで
き、これは単量体100部に対して0.01〜0.8部、好ましく
は0.07〜0.50部である。同様に、化合物(2)の割合
は、ベンズアニリドジスルフイドとして表わされる効力
量として定義され、この量は単量体100部に対して0.01
〜1.3部、好ましくは0.20〜0.75部程度である。
ジイソプロピルキサントゲンジスルフイド及びベンズア
ニリドジスルフイドの好ましい総量は、単量体100部に
対して0.2〜1部である。他の連鎖移動剤の当量割合
は、一般に20〜150である所望のムーニー粘度の関数と
していくつかの予備試験によつて当業者により容易に決
定することができる。
重合は、単量体の転化率が好ましくは少なくとも60%に
なつたならば、慣用の重合禁止剤を添加することにより
停止される。残留単量体を除去し、要すれば抗酸化剤を
添加した後、ポリクロロプレンはラテツクス状態で直接
使用することができ、或るいはいずれかの周知の方法、
例えば電解質による沈殿又は冷却ドラム若しくは水蒸気
加熱ドラムでの凝固、洗浄及び乾燥によつて単離するこ
とができる。
本発明に従つて得られるクロロプレン重合体は、このも
のが〜S−アルキルキサントゲン基を末端とする単量体
単位と〜S−アシルアミノフエニル基を末端とする単量
体単位のを含むことにより特徴づけられ、そしてこれら
のアルキルキサントゲン及びアシルアミノフエニル基は
前記の式(I)及び(II)で定義されるようなものであ
る。好ましくはアルキルキサントゲン基はイソプロピル
キサントゲンであり、アシルアミノフエニル基は2−ベ
ンズアミドフエニルである。
これらのポリクロロプレンは、貯蔵時に特に安定なムー
ニー粘度を有する。それらは慣用の加硫系で加硫するこ
とができる。加硫性組成物は、従来より知られた硫黄の
存在下又は不存在下にキサントゲンジスルフイドにより
変性されたポリクロロプレンよりももつと大きな使用安
全性をもつて容易に加工することができ、そして得られ
た加硫生成物は優れた機械的及び動的特性を有する。
加硫性組成物において、ゾル型(ベンゼンに可溶性)の
クロロプレン重合体は、その良好な加工能力、例えば所
望の形状を有するオリフイスを介する加圧押出のような
加工能力のためにゲル型(ベンゼンに不溶性)のクロロ
プレン重合体との混合物として有利に使用することがで
きる。このようなゾル−ゲル混合物は、特に米国特許第
3147318号、同3655827号及び英国特許第118690号に記載
されている。
本発明によれば、ゾル型クロロプレン重合体とゲル型ク
ロロプレン重合体とを95/5〜25/75の重量比で含有する
ポリクロロプレン混合物であつて、ゾル型クロロプレン
重合体が前記のような〜S−アルキルキサントゲン基を
末端とする単量体単位と〜S−アシルアミノフエニル基
を末端とする単量体単位を含むことを特徴とするポリク
ロロプレン混合物が提供される。
ゾル型重合体は本発明の方法に従つて有利に製造され
る。ゲル型重合体を製造するためには、クロロプレンの
重合は、通常の水性エマルジヨン状で行なわれる。例え
ば、ゾル型ポリクロロプレンの製造と同じ一般的技術を
使用するが、ただし90〜100%の高い転化率まで重合を
続けることによつてクロロプレンを連鎖移動剤の存在下
又は不存在下に重合させることができる。他の知られた
好適な方法は、クロロプレンを少なくとも2個の重合性
二重結合を有する単量体と共重合させることからなる。
このような好適な単量体としては、特にジビニルベンゼ
ン、メタクリル酸とポリヒドロキシル化合物(例えばア
ルキレングリコール、トリメチロールプロパン、ジヒド
ロキシベンゼン)とのエステルが含まれる。また、製造
態様が何であろうとも、もちろん、クロロプレンの一
部、即ち約30%までを慣用の他の不飽和単量体で置き換
えることができる。
ゾル型クロロプレン重合体とゲル型クロロプレン重合体
との混合は、好ましくは、ラテツクスを混合し、次いで
慣用の方法、例えば凝固法により単離することによつて
実施することができる。しかし、個々に単離した単量体
を粉砕又は混練のような機械的手段により混合すること
もできる。
ゾル−ゲル型重合体の混合物は、加硫性組成物に使用さ
れ、得られた組成物は、ゾル型重合体がアルキルキサン
トゲンジスルフイド単独により重合されている混合物と
比べて、押出時において低下した焼け及び膨潤傾向を示
す。
〔実施例〕
本発明を以下の実施例により例示する。実施例における
部及び%は特に指示しない限り重量で示す。
例1 重合用容器に下記の物質を装入する。
重量部 クロロプレン 100 ジイソプロピルキサントゲンジスルフイド 0.20 ベンズアニリドジスルフイド 0.50 (「PEPTON22」) 水 110 不均化ロジン(ハーキユレス社製 3 「PESINE731D」) 水酸化ナトリウム 0.60 ホルムアルデヒド−ナフタリンスルホン酸 0.50 縮合生成物のナトリウム塩(グレース社製「DAXA D1
5」) 重合を、2.5%の過硫酸ナトリウムと2%のジチオン酸
ナトリウムの水溶液よりなる開示剤の流量を適当に調節
しながら、40℃で窒素雰囲気下に12.5のpHで実施する。
次いで、重合を、0.01部のt−ブチルカテコール及び0.
003部のフエノチアジンを含有するクロロプレンエマル
ジヨンを添加することよつて67%の転化率で停止させ
る。
次いで、水蒸気同伴によつて残留単量体を除去し、次い
で−20℃に冷却したドラムでpH6.5にしたラテツクスを
凝固させることによつてポリクロロプレンを単離する。
得られたフイルム状のものを洗浄し、次いで乾燥する。
得られた重合体のNMRスペクトルを測定した。クロロプ
レンに典型的な−CH2−CH=CCl−CH2−単位に帰因する
シグナルが認められた。
約2.23ppmのピーク(−CH2−C=のプロトンに帰因)、
約5.43ppmのピーク(−CH=CCl−のプロトンに帰因)、
約7ppm(芳香族)。
得られた重合体は53の初期ムーニー粘度(ML1+4、100
℃)を有する。
70℃のオーブンで貯蔵したゴム状物のムーニー粘度(ML
1+4、100℃)の変化は次の通りである。
24時間後のML1+4、100℃ +1 48時間後 〃 +1 72時間後 〃 +2 例2(比較例) 重合用容器に下記の物質を装入する。
重量部 クロロプレン 100 n−ドデシルメルカプタン 0.23 水 90 不均化ロジン(ハーキユレス社製「RESINE731D」) 3 水酸化ナトリウム 0.60 ホルムアルデヒド−ナフタリンスルホン酸 0.50 縮合生成物のナトリウム塩(グレース社製「DAXA D1
5」) 重合を、0.5%の過硫酸ナトリウムと5%のジチオン酸
ナトリウムの水溶液よりなる開始剤の流量を適当に調節
しながら40℃で窒素雰囲気下に12.5のpHで実施する。
次いで、重合を、0.01部のt−ブチルカテコール及び0.
003部のフエノチアジンを含有するクロロプレンエマル
ジヨンを添加することによつて67%の転化率で停止させ
る。
次いで、水蒸気同伴によつて残留単量体を除去し、次い
で−20℃に冷却したドラムでpH6.5にしたラテツクスを
凝固させることによつてポリクロロプレンを単離する。
次いで、得られたフイルム状のものを洗浄し、乾燥す
る。
得られた重合体は、46のムーニー粘度(ML1+4、100
℃)を有する。
例3(比較例) 重合用容器に下記の物質を装入する。
重量部 クロロプレン 100 ジイソプロピルキサントゲンジスルフイド 0.67 水 110 不均化ロジン(ハーキユレス社製 3 「RESINE731D」) 水酸化ナトリウム 0.60 ホルムアルデヒド−ナフタリンスルホン酸 0.50 縮合生成物のナトリウム塩(グレース社製「DAXAD1
5」) 重合を、2.5%過硫酸ナトリウムと2%のジチオン酸ナ
トリウムの水溶液よりなる開始剤の流量を適当に調節し
ながら40℃で窒素雰囲気下に12.5のpHで実施する。
次いで、重合を0.01部のt−ブチルカテコール及び0.00
3部のフエノチアジンを含有するクロロプレンのエマル
ジヨンを添加することによつて67%の転化率で停止させ
る。
次いで、水蒸気同伴によつて残留単量体を除去し、次い
で−20℃に冷却したドラムで6.5のpHにしたラテツクス
を凝固させることによりポリクロロプレンを単離する。
得られたフイルム状のものを洗浄し、次いで乾燥され
る。
得られた重合体は46のムーニー粘度(ML 1+4、100
℃)を有する。
例4〜9 例1と同じエマルジヨン系を使用しかつ下記の記載に従
つて連鎖移動剤の量を変えることによつて例1に記載の
条件でポリクロロプレンを製造する。
これらの例で得られ、そしてオーブンで70℃に貯蔵した
ゴム状物のムーニー粘度の変化は次の通りである。
例1〜5に従つて製造したポリクロロプレンをそれらの
実施並びにそれらの機械的及び動的性質に関して評価す
る。
加工処理の際の減成性 下記の条件下での混練前後における重合体のムーニーコ
ンシステンシーの差△ML1+4を測定する。
試験A 最初の期間中、重合体をISO規格1796に従つて開放ロー
ラ上で混練する。
次の期間中、混練されたゴム状物を40℃のブラベンダー
室(羽根の回転速度:80rpm)に導入する。
10分間混練した後、ムーニーコンシステンシー(ML1+
4、100℃)の測定をISO規格289に従つて行う。
試験B ブラベンダーで30秒混練した後、重合体100部に対して
1部のジ−o−トリルグアニジンを配合することによつ
て試験Aを継続する。
得られた結果を表2に示す。
本発明に従う例1、4及び5の重合体は、一層減成性で
ある。したがつて、それらの加工処理は、従来技術の重
合体と比べて改善されている。加工処理の安全性は、焼
け防止剤として知られているグアニジン誘導体のような
処方物成分を使用するときに特に著しい。
加硫物の機械的及び動的性質 例1〜5の重合体を下記の処方に従つて混合する。処方A 重量部 ポイクロロプレン 100 酸化マグネシウム 4 酸化亜鉛 5 ステアリン酸 0.5 フエニルβ−ナフチルアミン 2 カーボンブラツク N660 30 エチレンチオ尿素(フランスのMLPC 0.67 社製「MIXLAND 75」)処方B 重量部 ポリクロロプレン 100 酸化マグネシウム 4 酸化亜鉛 5 ステアリン酸 0.5 置換p−フエニレンジアミン 1 (グツドイヤー社製「WINGSTAY 100」) カーボンブラツク N660 30 テトラメチルチウラムモノスルフイド 1 ジ−o−トリルグアニジン 1 硫黄 1 各処方物を153℃で40分間加硫する。加硫物の性質を下
記の規格に従つて試験する。
焼け−120℃ ISO規格667 「MAXI MONSANTO」、153℃ ISO規格3417 破断点抵抗 ISO規格37 300%モジユラス ISO規格37 破断点伸び ISO規格37 100℃で96時間後の圧縮永久歪 ISO規格815 動的性質:この試験はISO規格133に従つて作つた試験片
について行う。
結果は、試験片の全長に対して2mmの初期長さのマーク
を50%及び100%伸長させるのに要するキロサイクル数
で表わされる。
得られた結果を表3及び4に示す。
例10 ゾル型重合体とゲル型重合体の混合物 ゾル型重合体の製造 重合体10A…例1に記載の方法で本発明に従うポリクロ
ロプレンラテツクスを製造する。
このラテツクスから凝固によつて単離し乾燥した試験片
の初期ムーニー粘度(ML1+4−100℃)は51である。
重合体10B…比較例として、例3に記載の方法である
が、ただしクロロプレン100部に対して0.50部のジイソ
プロピルキサントゲンジスルフイドを使用してキサント
ゲン変性ポリクロロプレンのラテツクスを製造する。こ
のラテツクスから単離し乾燥した試験片の初期ムーニー
粘度は54である。
ゲル型重合体(重合体10C)の製造 重合用容器に下記の物質を装入する。
重量部 クロロプレン 100 ジエチレングリコールジメタクリレート 2 水 100 不均化ロジン(「RESINE731D」) 3.5 水酸化ナトリウム 0.60 ホルムアルデヒド−ナフタリンスルホン酸 0.50 縮合生成物のナトリウム塩(「DAXAD15」) 重合を、2.5%の過硫酸ナトリウムと2%のジチオン酸
ナトリウムの水溶液よりなる開始剤の流量を適当に調節
して45℃で窒素雰囲気下に12.5のpHで行う。
単量体の98%が重合体に転化されたならば、0.01部のt
−ブチルカテコール及び0.003部のフエノチアジンを含
有するクロロプレンのエマルジヨンを添加することによ
り重合を停止する。
ゾル/ゲル混合物の製造 80部のベンゼン可溶性重合体と20部のベンゼン不溶性重
合体をラテツクス状態で混合し、次いでラテツクスから
重合体混合物を単離する。
次いで、得られたゾル/ゲル重合体を前記の処方Aに従
つて混合し、次いで153℃で40分間加硫する。
加硫物の性質を前記の規格に従つて試験する。結果を表
5に示す。
例11 重合用容器に下記の物質を装入する。
重量部 クロロプレン 100 ジイソプロピルキサントゲンジスルフイド 0.20 ベンズアニリドジスルフイド 0.30 (「PEPTON 22」) 水 110 不均化ロジン(ハーキユレス社製 3 「RESINE 731D」) 水酸化ナトリウム 0.60 ホルムアルデヒド−ナフタリンスルホン酸縮合生 0.50 成物のナトリウム塩(グレース社製「DAXA D15」) 重合を、0.25%の過硫酸ナトリウムと2%のジチオン酸
ナトリウムの水溶液よりなる開始剤の流量を適当に調節
して45℃で窒素雰囲気下に12.5のpHで行う。
次いで、重合を、0.01部のt−ブチルカテコール及び0.
003部のフエノチアジンを含有するクロロプレンエマル
ジヨンを添加することによつて64%の転化率で停止し、
次いで残留単量体を水蒸気同伴により除去する。
凝固によつて単離した重合体の初期ムーニー粘度(ML1
+4−100℃)は90である。
例12(比較例) 重合用容器に下記の物質を装入する。
重量部 クロロプレン 100 ジイソプロピルキサントゲンジスルフイド 0.28 水 90 不均化ロジン(ハーキユレス社製 3 「SESINE731D」) 水酸化ナトリウム 0.50 ホルムアルデヒド−ナフタリンスルホン酸縮合生 0.50 成物のナトリウム塩(グレース社製「DAXA D15」) 重合を、2.5%の過硫酸ナトリウムと2%のジチオン酸
ナトリウムの水溶液よりなる開始剤の流量を適当に調節
して45℃で不活性雰囲気下に12.5のpHで行う。
次いで、重合を、0.01部のt−ブチルカテコール及び0.
003部のフエノチアジンを含有するクロロプレンエマル
ジヨンを添加することにより70%の転化率で停止する。
凝固により単離した重合体の初期ムーニー粘度(ML1+
4−100℃)は84である。
例13 ゾル/ゲル混合物 例11及び12に従つて得た90部のベンゼン可溶性重合体を
例10に従つて得た10部のベンゼン不溶性重合体(重合体
10C)とラテツクス状態で混合する。次いで、ラテツク
スから重合体混合物を単離する。
次いで、重合体を通常の方法に従う成分と混合する。
重量部 ポリクロロプレン 100 酸化マグネシウム 4 酸化亜鉛 5 ステアリン酸 0.5 フエニル−β−ナフチルアミン 2 カーボンブラツク N660 75 芳香族系油 30 (シエル社製「729FC」) エチレンチオ尿素 0.67 この処方物を153℃で40分間加硫する。加硫物の性質を
表5に示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊離ラジカル開始剤及び連鎖移動剤の存在
    下にクロロプレン(クロロプレンの約30重量%までをエ
    チレン系共重合性単量体で置換できる)を塩基性水性エ
    マルジョン状で重合させることによってポリクロロプレ
    ンを製造するにあたり、連鎖移動剤として(1)少なく
    とも1種のキサントゲンジスルフィドと(2)少なくと
    も1種のビス(アシルアミノフェニル)ポリスルフィド
    とを併用することを特徴とするポリクロロプレンの製造
    方法。
  2. 【請求項2】キサントゲンジスルフィド(1)の量がク
    ロロプレン単量体又は単量体混合物100重量部に対して
    ジイソプロピルキサントゲンジスルフィドとして表わし
    て0.01〜0.8重量部であり、ビス(アシルアミノフェニ
    ル)ポリスルフィド(2)の量がベンズアニリドジスル
    フィドとして表わして0.01〜1.3重量部であることを特
    徴とする請求項1記載の方法。
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