JPH0747468Y2 - ブルドーザのブレード操作装置 - Google Patents

ブルドーザのブレード操作装置

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JPH0747468Y2
JPH0747468Y2 JP7853790U JP7853790U JPH0747468Y2 JP H0747468 Y2 JPH0747468 Y2 JP H0747468Y2 JP 7853790 U JP7853790 U JP 7853790U JP 7853790 U JP7853790 U JP 7853790U JP H0747468 Y2 JPH0747468 Y2 JP H0747468Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は建設機械の作業機に係り、詳しくはブルドーザ
のブレード操作装置に関する。
〔従来の技術〕
ブルドーザのブレードは車体前方からみて左右に傾ける
チルト操作と、側方からみてブレードのすくい角の傾き
を変えるピッチ操作とがある。第2図はブルドーザの平
面図、第3図は同じく側面図、第4図は同じく前面図で
ある。
第2図〜第4図において101はブレード102a,102bはチル
トシリンダで、102c,102dはそれぞれチルトシリンダ102
a,103bはブレードを支える支柱、104aは支柱103aの一端
を支えるフレームである。反対側に104b(図示せず)が
あり、同様に103bを支えている。
支柱103a,103bの他端はブレードの一部に取付けられて
いる。
105a,105bはリフトシリンダ、105c,105dはそれぞれリフ
トシリンダ105a,105bのシリンダロッドで、105c,105dを
伸縮させることによりブレードを上下させることができ
る。チルトシリンダ102aのシリンダロッド102cだけを伸
縮させると第3図に示すようにブレードを角度α傾ける
ことができる。これをチルト操作という。
またチルトシリンダ102a,102bのシリンダロッド102c,10
2dを同時に同一方向に伸縮させると、第4図に示すよう
にブレードのすくい角βを角θに変えることができる。
これをピッチ操作という。
一般的にはチルト操作によってチルトの角度αは±6°
前後,ピッチ操作によってすくい角βは±6°前後変え
ることができる。
第5図はチルト操作,ピッチ操作を行なう従来の技術の
油圧回路図である。
110は作動油タンク,111はストレーナ,112は油圧ポンプ,
113は原動機,114はリリーフ弁である。
原動機113を回転することにより油圧ポンプ112は作動油
タンク110内の作動油をストレーナ111でろ化し加圧して
吐出する。
121は操作弁でA,B,Cの3段階に切換えられる。Aは油圧
シリンダ102aを縮める位置、Bは中立位置、Cは油圧シ
リンダ102aを伸ばす位置である。
122はピッチ弁でピッチ用電磁弁124の操作によよって送
られるパイロット圧で操作される。ピッチ用電磁弁124
がKの位置にあるときピッチ弁122はDの位置にあり油
圧シリンダ102bには何ら作用しないがピッチ用電磁弁12
4がLの位置に切換えられ、従って油圧シリンダ102bは
シリンダ102aと同方向に操作される。123はデュアルチ
ルト弁でデュアルチルト用電磁弁125の操作によって送
られるパイロット圧で操作される。
デュアルチルト用電磁弁がMの位置にあるときはデュア
ルチルト弁123はFの位置にあって油圧シリンダ102bに
は何ら作用しないが、デュアルピッチ用電磁弁125がN
の位置に切換えられた時はデュアルピッチ弁123はGの
位置に切換えられ、従って油圧シリンダ102bは油圧シリ
ンダ102aと逆方向に操作される。つまり油圧シリンダ10
2bのシリンダロッド102dが縮むときは油圧シリンダ102a
のシリンダロッド102cは伸びるという具合である。
上述したように操作弁121をAまたはBに選択し、ピッ
チ弁122或いはデュアルチルト弁123を操作することによ
って下表に示す各種の操作が可能である。
各弁の位置とブレードの作動との関係 〔考案が解決しようとする課題〕 土工作業の種類によってはピッチ操作でブレードのすく
い角βを±15°程度とりたいことがあるが、従来の技術
ではすくい角βを増大するためにはチルトシリンダのス
トロークを長くしなければならない。チルトシリンダの
ストロークをながくすると、チルト操作時ブレードの左
右傾き角αが増大し機構的に車体の一部に干渉するため
すくい角βだけを増大することができなかった。
本考案はブレードの左右の傾斜角αは必要な程度の角度
に抑えた状態ですくい角βだけ増大できる技術を提供し
ようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
ブレードの左右の傾き角αを下記の方法で検出する。
(1)左右のチルトシリンダを必要なすくい角が得られ
るストロークのものとし、かつ両方ともストロークセン
サ付とする。
(2)左右のチルトシリンダのストロークの差をストロ
ークセンサから求められる構造とする。
(3)ブレードの左右の傾きを前記ストロークの差から
求めこの値が一定値を越えたときはそれ以上のチルト操
作ができぬ様に操作弁の直後にチルト制限弁を設けてそ
れ以上ブレードの傾き角が増大するのを防ぐ。
なお(1)のチルトシリンダのストロークセンサは必ず
しもこれによることなく、リフトシリンダのブレードへ
の取付部支点における回転角を角度センサを用いて検出
する方法でもよい。
(作用〕 左右のチルトシリンダは必要とするすくい角に十分なス
トロークを有するがチルト操作時はチルトシリンダが備
えたストロークセンサによって左右のチルトシリンダの
ストロークの差が検出でき、この差の価からブレードの
左右の傾き角を検出する。この左右の傾き角が構造上許
される角度を越えたときは操作弁の直後に設置したチル
ト制限弁が働いて作動油の送油を止めそれ以上左右の傾
き角は増大しなくなる。
しかし、ピッチ操作だけは左右のシリンダが十分ストロ
ークを有するので目的としたすくい角が得られるもので
ある。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面を参照して説明する。第1図は本
考案の一実施例を示す油圧回路図である。第1図に於い
て1はブレード、2aは左チルトシリンダ、2bは右のチル
トシリンダ、2cは左のシリンダロッド、2dは右のシリン
ダロッドでシリンダロッド2cを伸縮することによりチル
ト操作,シリンダロッド2cを伸ばし、シリンダロッド2d
を縮めることによりデュアルチルト操作、左右のシリン
ダロッド2c,2dを同時に同方向に伸縮することによりピ
ッチ操作を行なうことができる。なお両チルトシリンダ
はストロークセンサ2e,2fを有する。10は作動油タンク,
11はストレーナ,12は油圧ポンプ,13は原動機で、原動機
13を回転することにより油圧ポンプ12はストレーナ11で
ろ過した作動油を吸込み加圧して主回路及びパイロット
回路へ送油する。
14はリリーフ弁で回路圧が規定圧を越えるとリリーフし
てタンクへ還流させる。
15はチェック弁で主回路の逆流を防止ふる弁である。21
は操作弁でA,B,Cの3位置に切換えられ、A位置ではチ
ルトシリンダ2aのシリンダロッド2cを縮め、cの位置で
はチルトシリンダ2aのシリンダロッド2cを伸ばす。26は
本考案に係るチルト制限弁でP,Qの位置に切換えができ
るが、その動作については後述する。22はピッチ弁でD,
Eの2位置の切換できる。その操作はピッチ用電磁弁24
で行なうことができる。ピッチ用電磁弁24はK,Lの2位
置に切換えできる電磁弁でK位置にあるときはピッチ弁
22はDの位置にあり、L位置に切換えるとピッチ弁22は
Eの位置に切り換わる。ピッチ弁22がE位置にあるとき
はチルトシリンダ2bはチルトシリンダ2aと同方向に作動
するのでブレードはピッチ操作となりすくい角を変える
ことができる。
23はデュアルチルト弁でF,Gの2位置をとることができ
るデュアルチルト弁23の切換えはデュアルチルト用電磁
弁25で行なう。デュアルチルト用電磁弁25はM,Nの2位
置に切換えでき、Nの位置をとるときはデュアルチルト
弁23はGの位置をとり、このときはチルトシリンダ2bは
チルトシリンダ2aとシリンダロッド2d,2cの作動は逆で
ブレード1の傾斜はチルトシリンダ2aだけを操作したと
きよりも大きな傾斜角が得られる。
本考案ではチルトシリンダ2a,2bが通常よりストローク
の長いものを採用しているため、ピッチ操作でブレード
のすくい角の±15°程度が得られるが、今チルトシリン
ダ2aのシリンダロッドを伸縮させた場合、必要以上にブ
レードの傾斜が得られ、従って通常の構造ではブレード
の一部が車体の一部に干渉する不具合を生ずる。
これを避けるためチルトシリンダ2aと2bに設けられたス
トロークセンサ2e,2fはストロークのデータを制御器3
に送り、制御器は両方のストロークデータからその差を
演算して必要以上のブレードの傾きか否かを判断する。
必要以上のブレードの傾きと判断したときは制御器3は
指令電流をチルト制御用電磁弁27へ送る。チルト制限用
電磁弁はR,Sの2位置に切換えられるが前記指令電流に
よりS位置に切換えられ、従ってチルト制限弁26はQ位
置に切換ってチルトシリンダへの送油を停止する。なお
各弁の位置とブレードの作動との関係は下表の通りであ
る。
各弁の位置とブレードの作動との関係 注)各弁の数字は第1図の指標を示す。
チルト制限弁の“作動”とあるのはチルトシリンダ2aと
2bのストロークの差が一定値を越えた場合、チルト制限
弁26は第1図のQ位置に切換わることを示す。
〔考案の効果〕
本考案は上述したようにして成るので、作業上必要なブ
レードのすくい角は十分な角度を得ることができると同
時にブレードの傾き角は必要以上は制限してブレードと
車体との干渉が避けられるので、本考案は理想的な機構
となり、実用上の価値は極めて高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の油圧回路図、第2図はブルドーザの平
面図、第3図は同じく側面図、第4図は同じく前面図、
第5図は従来技術による油圧回路図である。 2a,2b……チルトシリンダ 2c,2d……シリンダロッド 2e,2f……ストロークセンサ 3……制御器 10……作動油タンク 11……ストレーナ 12……油圧ポンプ 13……原動機 14……リリーフ弁 15……チェック弁 21……操作弁 22……ピッチ弁 23……デュアルチルト弁 24……ピッチ弁用電磁弁 25……デュアルチルト用電磁弁 26……チルト制限弁 27……チルト制限弁用電磁弁 101……前方作業機(ブレード) α……傾き角 β……すくい角

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右2本のチルトシリンダと、該チルトシ
    リンダを片側のみ伸縮させ、或いは両側同時に同方向に
    伸縮させ、或いは両側を同時に逆方向に伸縮させ得る操
    作弁,ピッチ弁,デュアルチルト弁から成るブルドーザ
    のブレードの操作装置において、両チルトシリンダにそ
    れぞれストロークセンサを設け、両ストロークセンサに
    よるストローク差の演算とその結果指令信号を発する制
    御器と、該指令信号により操作弁からの送油を遮断する
    チルト制限弁とから成るブルドーザのブレード操作装
    置。
  2. 【請求項2】指令信号により操作弁からの送油を遮断す
    るチルト弁の切換操作をチルト制限弁用電磁弁を介して
    行なうこととした請求項1項記載のブルドーザのブレー
    ド操作装置。
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JP3731961B2 (ja) * 1996-12-27 2006-01-05 株式会社小松製作所 ブルドーザの油圧装置
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