JP3169197B2 - モータグレーダのブレード制御装置 - Google Patents

モータグレーダのブレード制御装置

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JP3169197B2
JP3169197B2 JP26713893A JP26713893A JP3169197B2 JP 3169197 B2 JP3169197 B2 JP 3169197B2 JP 26713893 A JP26713893 A JP 26713893A JP 26713893 A JP26713893 A JP 26713893A JP 3169197 B2 JP3169197 B2 JP 3169197B2
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正昭 坂本
常夫 金子
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の技術分野】本発明は、モータグレーダのブレ
ード姿勢を制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モータグレーダは、例えば図1に示すも
のが知られている。すなわち、車体1の前端部にドロー
バ2を揺動自在に支承し、このドローバ2と車体1とに
亘って左右昇降シリンダ3,4及びドローバ横送りシリ
ンダ5を連結し、このドローバ2には旋回油圧モータ7
により旋回自在に旋回サークル6を設け、この旋回サー
クル6のブラケット8にブレード9をブレードシフトシ
リンダ10により左右移動可能に取り付けると共に、前
輪11を図示しないリーニングシリンダにより左右に傾
倒(リーニング)可能にしている
【0003】前述のブレード9の昇降姿勢を制御する装
置としては例えば図2に示すように、左右ブレードリ
フト操作レバー12,13を操作することにより切り換
えられる左右のブレードリフト弁14,15によって、
油圧ポンプ16の吐出圧油を左右昇降シリンダ3,4に
供給するようにしたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のブレード制御装
置によれば、左右ブレードリフト操作レバー12,1
3をそれぞれ操作して、左右のブレードリフト弁14,
15を切換え油圧ポンプ16の吐出圧油を左右昇降シ
リンダ3,4に供給するため、その操作が大変面倒とな
るし、両手を使うことからハンドル操作ができないた
め、走行中にブレード9を昇降する場合にはことさらに
危険である。
【0005】また、左右昇降シリンダ3,4を伸長・縮
小してブレード9を昇降させようとするときに、ドロー
横送りシリンダ5が作動しない場合はブレード9が左
右に移動するため、ブレード9を真直ぐに昇降させるに
ドローバ横送りシリンダ5を伸縮させなければなら
ず、そのための操作が大変面倒となる。
【0006】また、左昇降シリンダ3を伸長又は縮小し
てブレードを左下り、左上りとしたときにはブレード
9の右端下部が上下に変位してしまうし、右昇降シリン
ダ4を伸長又は縮小してブレード9を右下り、右上りと
したときにはブレード9の左端下部が上下に変位する
から、ブレード9を右端下部、左端下部を一定として左
上り・左下り、右上り・右下りとする場合、つまり左右
いずれか一方の高さを一定として、その他方側を上下
する場合には左右昇降シリンダ3,4を同時に異なる
ストローク伸縮させなければならずその操作が大変
面倒となり、熟練した作業者によれば可能ではあっても
初心者では前述のように操作することは極めて困難であ
る。
【0007】また、旋回油圧モータ7を駆動してブレー
ド9を旋回させたときに、ブレード9の端部の左右位置
が変位してしまうため、ブレード旋回時には旋回後にブ
レードシフトシリンダ10の左右移動を行い、ブレード
端部を旋回前と同一位置まで移動させなければならず、
そのための操作が大変面倒である。
【0008】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにしたモータグレーダのブレード制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用効果】前記目的
は、本件請求項1〜5に係る発明により効果的に達成さ
れる。先ず、請求項1に係る発明は、車体にドローバを
左右昇降シリンダで上下揺動自在に支承し、このドロー
バと車体に亘ってドローバ横送りシリンダ5を連結した
モータグレーダにあって、ブレード昇降信号及びブレー
ド傾斜信号を出力するそれぞれ単一の操作部材と、前記
左昇降シリンダに圧油を供給する第1の弁と、右昇降シ
リンダに圧油を供給する第2の弁と、ドローバ横送りシ
リンダに圧油を供給する第3の弁と、ブレードの旋回角
を検出する手段と、コントローラとを備え、前記コント
ローラは、前記操作部材の操作によるブレード昇降信号
によって左右昇降シリンダを同一ストローク伸縮作動
し、かつドローバ横送りシリンダをそのストロークより
も短いストローク伸縮作動させるべく、前記第1・第2
・第3の各弁に伸縮信号を出力する第1の機能と、前記
操作部材のブレード斜め信号によってブレード旋回角に
応じ左右昇降シリンダの一方を長いストロークで伸び又
は縮み作動させ、かつ他方を短いストロークで伸び又は
縮み作動させると同時に、前記ドローバ横送りシリンダ
を対応するストロークで伸縮作動させるべく、前記第1
・第2・第3の各弁に伸縮信号を出力する第2の機能と
を有しており、前記第1及び第2の機能によりブレード
の真っ直ぐの昇降動作と、昇降側とは反対側のブレード
隅部の一つが不動位置とされる斜め動作とが実現される
ことを特徴としている。
【0010】操作部材を、例えば前後に傾動させて操作
することにより、コントローラを介してブレード昇降信
号を出力され、左右昇降シリンダとともに横送りシリン
ダを同時に伸縮する。このときの各シリンダの伸縮スト
ロークと伸縮速度は、左右昇降シリンダは同一ストロー
ク及び同一速度であり、ドローバ横送りシリンダはそれ
らの略1/2である。その結果、1本の操作レバーを前
後いずれかに操作することでブレードを真直ぐに昇降で
きるようになる。また、前記操作部材を、例えば斜め前
方、斜め後方に操作してブレード傾斜信号を出力するこ
とにより、左右昇降シリンダはその伸縮ストローク及び
速度に所定の差をもたせて伸縮作動する。このときドロ
ーバ横送りシリンダも同時に伸縮作動する。このドロー
バ横送りシリンダの伸縮ストローク及び速度は前記左右
昇降シリンダの伸縮ストローク及び速度とブレード旋回
角とにより一義的に決まるため、ドローバ横送りシリン
ダの伸縮作動はブレードの旋回角(ブレード推進角)に
応じブレードの下傾斜端部の位置を不動にするように補
正がなされる。
【0011】請求項2に係る発明は、前記ブレードがド
ローバに設けた旋回サークルに左右移動自在に取り付け
られてなり、前記旋回サークルを旋回駆動する旋回油圧
モータと、ブレードを左右移動させるブレードシフトシ
リンダと、前記旋回油圧モータに圧油を供給する第4の
弁と、前記ブレードシフトシリンダに圧油を供給する第
5の弁と、前記ブレードの旋回角を検出する回転センサ
とを有し、前記操作部材のブレード旋回信号の出力を受
けて、前記コントローラはブレードの旋回角に対応して
ブレードを左右に移動すべく前記第4の弁及び第5の弁
にそれぞれ切換え信号を出力する第3の機能を有してい
る。
【0012】例えば、切換えスイッチを操作してブレー
ドの前記昇降モードから旋回モードへと操作パターンを
切り換え、操作部材を操作してコントローラを介してブ
レード旋回信号を出力することにより、旋回油圧モータ
ブレードシフトシリンダを作動させて、ブレードを所
要の旋回角度を旋回させると、その旋回角に応じてブレ
ードを旋回サークルに対して左右に移動させる。すなわ
ち、旋回サークルを旋回させると、その旋回角に応じて
ブレードの端部位置も変化する。しかるに、同ブレード
端部の位置が変動することはモータグレーダの作業にあ
って、特に要求されないかぎり好ましくないため、一方
のブレード端部を旋回前と同一位置まで移動させる必要
がある。本発明によれば、この動作が1つの操作部材の
操作をもって自動的になされ、ブレードの推進角を変更
するときにブレードが縁石等に衝突することがなく、こ
のブレードの旋回操作も簡単となる。
【0013】請求項3に係る発明は、前記請求項2の発
明にあって、前記旋回サークルを旋回駆動する旋回油圧
モータと、ブレードを左右移動させるブレードシフトシ
リンダと、前記旋回油圧モータに圧油を供給する第4の
弁と、前記ブレードシフトシリンダに圧油を供給する第
5の弁と、コントローラと、前記ブレードの旋回角を検
出する回転センサとを有し、前記操作部材のブレードの
旋回信号の出力を受けて、前記コントローラは、前記ブ
レードの旋回角及びブレード長から前記ブレードの左右
移動量を演算して、前記操作レバーの信号に基づきブレ
ード旋回角とブレード移動量を決定し、第4・第5の各
弁を作動させて、ブレードを旋回させると同時にその旋
回角に応じたストローク量で左右移動させる。
【0014】例えば、切換えスイッチを操作してブレー
ドの前記昇降モードから旋回モードへと操作パターンを
切り換えたのちに、操作部材を所定の方向に操作すると
コントローラを介して第4の弁に旋回信号が出力され、
旋回油圧モータが作動して旋回サークルがブレードを伴
って右又は左に旋回する。これと同時に、コントロー
を介して第5の弁に伸縮信号が出力されて、ブレードシ
フトシリンダを伸縮させ、ブレードを旋回サークルに対
して旋回角に応じた移動量で左又は右に移動して、旋回
サークル(ブレード)の旋回角に応じてブレードの一端
が常に同一直線上に位置するように制御する。
【0015】すなわち、前記ブレードの移動量はブレー
ドの旋回角とブレードの旋回中心からその一端までの距
離によって決定される。コントローラは、回転センサに
より検出された旋回角と前記ブレード左右移動料検出手
段により検出されたブレード長さとに基づいてブレード
の移動量を算出し、前記第5の弁に出力してブレードを
前記移動量だけ左又は右に移動させる。
【0016】請求項4に係る発明は、前記請求項1の発
明にあって、前記操作部材が、前後・左右任意方向に操
作可能で、かつその操作方向と操作ストロークに比例し
た信号を出力する操作レバーであり、前記第1・第2・
第3の弁が比例電磁弁であって、前記コントローラは操
作レバーの前後方向の操作による昇降信号に基づき第1
・第2・第3の各比例電磁弁に通電し、操作レバーの左
前、左後、右前、右後方向の操作による傾斜信号に基づ
き第1・第2・第3の各比例電磁弁に通電する。
【0017】この発明によれば、操作部材を前後、左
右、或いはそれらの斜め前方又は後方のいずれかに操作
すると、その操作方向と操作ストロークに比例した信号
がコントローラに入力され、コントローラは第1・第2
の弁である比例電磁弁に入力信号に応じた大きさの伸縮
信号を出力して昇降シリンダを伸縮させる。そのときの
前記比例電磁弁の開度は操作部材の操作ストロークに比
例したものとなって左右昇降シリンダに開度に応じた流
量の圧油を供給して左右昇降シリンダを操作部材の操作
ストロークに比例したストロークと速度で伸縮する。
【0018】この伸縮と同時に、コントローラは第3の
弁である比例電磁弁に伸縮信号を出力してドローバ横送
りシリンダを伸縮させる。このドローバ横送りシリンダ
の伸縮信号は、前記第1・第2の弁である各比例電磁弁
に出力した伸縮信号を各昇降シリンダの枢着部間の長さ
に応じて補正した補正信号となって、その伸縮信号より
も小さくなり、これにより第3の比例電磁弁の開度は前
述の第1・第2の比例電磁弁の開度よりも小さくなっ
て、ドローバ横送りシリンダへの供給流量が少なくな
り、操作部材の操作ストロークに比例した値よりも遅い
速度で伸縮する。これによってブレードは左右に動くこ
となしに真直ぐに昇降するようになる。
【0019】請求項5に係る発明は、上記請求項2又は
3の発明にあって、前記操作部材が、前後・左右任意方
向に操作可能で、かつ操作方向と操作ストロークに比例
した信号を出力する操作レバーであり、前記旋回油圧モ
ータに圧油を供給する第4の弁と前記ブレードシフトシ
リンダに圧油を供給する第5の弁とがそれぞれ比例電磁
弁であって、前記コントローラは、操作レバーの左前、
左後、右前、右後方向の操作によるブレード旋回信号に
基づき第4・第5の各比例電磁弁に通電する。
【0020】例えば、切換えスイッチを操作してブレー
ドの前記昇降モードから旋回モードへと操作パターンを
切り換えたのちに、操作部材を所定の方向に操作すると
コントローラを介して第4の比例電磁弁に旋回信号が出
力され、旋回油圧モータが作動して旋回サークルがブレ
ードを伴って右又は左に旋回する。これと同時に、コン
トローラを介して第5の比例電磁弁に伸縮信号が出力さ
れて、ブレードシフトシリンダを伸縮させ、ブレードを
旋回サークルに対して旋回角に応じた移動量で左又は右
に移動して、旋回サークル(ブレード)の旋回角に応じ
てブレードの一端が常に同一直線上に位置するように制
御する。
【0021】
【実施例】以下、本発明の好適な実施の形態を図示実施
例に基づいて具体的に説明する。図3に示すように、図
1に示すモータグレーダの運転室20の座席21の左右
には左操作レバー22と右操作レバー23が設けてあ
り、座席21の前方にハンドル24が設けてある。な
お、ハンドル24は支持部材25に取り付けてある。前
記左右操作レバー22,23は前後方向及び左右方向並
びに斜め前後左右方向に傾倒操作可能となり、その操作
ストロークに比例した電気信号を出力する。つまり、左
右操作レバー22,23を操作するとポテンショメータ
が回転されてその操作方向に応じ、かつ操作ストローク
に比例した電気信号を出力する。
【0022】前記左右操作レバー22,23の出力信号
は図4に示すようにコントローラ26に入力され、この
コントローラ26には切換えスイッチ27よりON,O
FF信号が入力されると共に、傾斜センサ28より車体
傾斜角信号が入力され、回転センサ29より旋回サーク
ル回転角信号が入力され、コントローラ26は入力され
た信号に基づいて各シリンダ、旋回油圧モータに圧油を
供給する方向制御弁、例えば比例電磁弁30のソレノイ
ドに電気信号を出力すると共に、表示パネル31に信号
を送って作動状況等を表示する。
【0023】図5は油圧回路図であり、前記比例制御弁
30は左昇降シリンダ3に圧油を供給する第1比例電磁
弁30−1、右昇降シリンダ4に圧油を供給する第2比
例電磁弁30−2、ドローバ横送りシリンダ5に圧油を
供給する第3比例電磁弁30−3、ブレードシフトシリ
ンダ10に圧油を供給する第4比例電磁弁30−4、前
部車体と後部車体とを屈曲するステアリングシリンダ3
2に圧油を供給する第5比例電磁弁30−5、リーニン
ングシリンダ33に圧油を供給する第6比例電磁弁30
−6、スカリファイヤ用シリンダ34に圧油を供給する
第7比例電磁弁30−7、旋回油圧モータ7に圧油を供
給する第8比例電磁弁30−8を備え、第1〜第8比例
電磁弁30−1〜30−8にコントローラ26より通電
信号を送って切り換えることで油圧ポンプ35の吐出圧
油を各シリンダ、旋回油圧モータ7に供給する。なお、
前記第1〜第8比例電磁弁30−1〜30−8は通電量
に比例したストロークだけ切換えられて開口面積(供給
流量)が通電量に比例するようにしてある。
【0024】前記左操作レバー22は、図6に示すよう
に前・後・左・右・右前・右後・左前・左後に操作さ
れ、その操作ストロークに比例した電気信号を図7に示
すように出力する。この左操作レバー22の出力した電
気信号はコントローラ26に送られて切換スイッチ27
のON、OFF信号によって操作パターンを判定して出
力信号を選択する。例えば切換スイッチ27をOFF
したときには下記表1に示すようになる。
【0025】
【表1】
【0026】前記表1において(+)の符号の場合には
電磁切換弁がシリンダを縮小作動する位置に切り換わ
り、(−)の符号の場合には電磁切換弁がシリンダを伸
長作動する位置に切り換わ、出力電気信号はレバース
トロークにより0から1まで連続的に変化する。
【0027】前記表1に示す操作パターンの時のブレー
ドの作動を説明する。図8は(a)に示すように、左右
昇降シリンダ3,4を伸長するとブレード9が下降し、
縮小すると上昇し、ドローバ横送り用シリンダ5を伸長
するとブレード9は右側に移動し、縮小すると左側に移
動し、ブレードシフトシリンダ10を伸長するとブレー
ド9は左側にシフトし、縮小すると右側にシフトする。
ブレード下げのときには左右シリンダ3,4が同一スト
ロークが伸長すると共に、ドローバ横送り用シリンダ5
が伸長するからブレード9は図8(b)のように真っ直
ぐ下降する。つまり、ドローバ横送りシリンダ5の長さ
が一定であるとブレード9が水平方向に移動するので、
これを補正すべくブレード横送りシリンダ5の長さを調
節してブレード9が真っ直ぐに下降するようにする。
前述のブレード9が真っ直ぐに昇降する動作を詳細に説
明する。左操作レバー22を前に操作すると、その操作
方向と操作ストロークに比例した信号がコントローラ2
6に入力され、コントローラ26は第1・第2比例電磁
弁30−1,30−2に入力信号に応じた大きさの伸長
信号を出力して伸長位置9aとし、その開度は左操作レ
バー22の操作ストロークに比例したものとなって左右
昇降シリンダ3,4の伸長室3a,4aに開度に応じた
流量の圧油を供給して左右昇降シリンダ3,4を左操作
レバー22の操作ストロークに比例した速度で伸長す
る。
【0028】これと同時にコントローラ26は第3比例
電磁弁30−3に伸長信号を出力して伸長位置とする。
この伸長信号は、前記第1・第2比例電磁弁30−1,
30−2に出力した伸長信号を図8に示す各シリンダの
枢着部間の長さに応じて補正した補正信号となって前述
の伸長信号よりも小さくなり、これにより第3比例電磁
弁30−3の開度は前述の第1・第2比例電磁弁30−
1,30−2の開度よりも小さくなるからドローバ横送
りシリンダ5の伸長室5aへの供給流量が少なくなって
左操作レバー22の操作ストロークに比例した値よりも
遅い速度で伸長する。これによってブレード9は図8
(b)に示すように左右に動くことなしに真っ直ぐに下
降する。
【0029】また、左操作レバー22を後に操作したと
きには前述と同様、第1・第2・第3比例気電磁弁30
−1,30−2,30−3が制御されて縮小位置とな
り、左右昇降シリンダ3,4の縮小室3b,4bとドロ
ーバ横送りシリンダ5の縮小室5bに圧油が供給されて
ブレード9は真っ直ぐに上昇する。
【0030】ブレード右下げのときには昇降シリンダ
3が伸長し、昇降シリンダ4がそのストロークの略倍
だけ伸長すると共に、ドローバ横送りシリンダ5が伸長
するからブレード9は図8(c)のようにブレード左下
部9aの位置が変化せずに右下がりとなる。つまり、
ローバ横送りシリンダ5の長さを調節してブレード9を
水平に対して傾斜させることでブレード9の左下部9a
の位置が変化しないようにする。ブレード右上がりの場
合には右昇降シリンダ3が縮小し、左昇降シリンダ4は
そのストロークの略倍だけ縮小すると共に、ドローバ
送りシリンダ5が縮小してブレード9は図8(d)のよ
うに右上がりとなる。このときも前述と同様にブレード
9の左下部9aの位置が変化しない。ブレード左上がり
の場合には左昇降シリンダ3が縮小し、右昇降シリンダ
4がその1/2又はαストロークだけ縮小すると共に、
ドローバ横送りシリンダ5が1又はβストロークだけ縮
小してブレード9は図8(e)に示すように左上がり
となり、ブレード9の右下部9bの位置は変化しない。
ブレード左下がりの場合には左昇降シリンダ3が伸長
し、右昇降シリンダ4がその1/2又はαストロークだ
け伸長すると共に、ドローバ横送りシリンダ5が1又は
βストロークだけ伸長してブレード9は図8(f)に示
すように左下がりとなる。
【0031】前述のブレードを水平に大して傾斜させる
動作を詳細に説明する。 (1)左操作レバー22を左後に操作したとき。
【0032】左操作レバー22の操作方向と操作ストロ
ークに比例した信号がコントローラ26に入力され、そ
の入力された新語うに基づいて第1比例電磁弁30−1
に縮小信号を出力して第1比例電磁弁30−1をその縮
小信号に比例した開度だけ縮小位置に見合う流量を供給
して左操作レバー22の操作ストロークに比例した速度
で縮小する。
【0033】これと同時にコントローラ26は左操作レ
バー22より入力された信号に部レード端部からシリン
ダ連結部までの距離/(ブレード全長−ブレード端部か
らシリンダ連結部迄の距離)を乗算して補正し、その補
正した信号に基づいて第2比例電磁弁30−2に縮小信
号を出力して第2比例電磁弁30−2をその縮小信号に
比例した開度だけ縮小位置とし、右昇降シリンダ4を操
作ストロークのブレード端部からシリンダ連結部まての
距離/(ブレード全長−ブレード端部からシリンダ連結
部までの距離)倍の速度で縮小する。
【0034】これにより、左右昇降シリンダ3,4は速
度差をもって縮小するから左操作レバー22の中立位置
としたときに右昇降シリンダ4は左昇降シリンダ3のス
トロークのブレード端部からシリンダ連結部までの距離
/(ブレード全長−ブレード端部からシリンダ連結部ま
での距離)だけストロークするので、ブレード9は図8
(e)に示すように左上がりとなり、ブレード9の右下
部9bの位置は変化しない。
【0035】(2)左操作レバー22を左前に操作した
とき。
【0036】左操作レバー22を左後に操作した前述と
同様に、第1比例電磁弁30−1を操作ストロークに比
例した開度だけ伸長位置とし、第2比例電磁弁30−2
を操作ストロークのブレード端部からシリンダ連結部ま
での距離/(ブレード全長−ブレード端部からブレード
連結部までの距離)に比例した開度だけ伸長位置とする
から、前述と同様にブレード9は図8()に示すよう
に左下がりとなり、ブレード9に右下部9bの位置は変
化しない。
【0037】(3)左操作レバー22を右前に操作した
とき。
【0038】左操作レバー22の操作方向と操作ストロ
ークに比例した信号がコントローラ26に入力され、そ
の入力された信号に基づいて第2比例電磁弁30−2を
その伸長信号に比例した開度だけ伸長位置として右昇降
シリンダ4の伸長室4aにその開度に見合う流量を供給
して左操作レバー22の操作ストロークに比例した速度
伸長する。
【0039】これと同時にコントローラ26は左操作レ
バー22より入力された信号にブレード端部からシリン
ダ連結部までの距離/(ブレード全長−ブレード端部か
らシリンダ連結部までの距離)を乗算して補正し、その
補正した信号に基づいて第1比例電磁弁30−1に伸長
信号を出力して第1比例電磁弁30−1をその伸長信号
に比例した開度だけ縮小位置とし、左昇降シリンダ3を
操作ストロークのブレード端部からシリンダ取付部まで
の距離/(ブレード全長−ブレード端部からシリンダ連
結部までの距離)倍の速度で伸長する。
【0040】これにより、左右昇降シリンダ3,4は速
度差をもって伸長するから左操作レバー22を中立位置
としたときに左昇降シリンダ3は右昇降シリンダ4のス
トロークのブレード端部からシリンダ連結部までの距離
/(ブレード全長−ブレード端部からシリンダ連結部ま
での距離)だけストロークするので、ブレード9は図8
(c)に示すように右下がりとなり、ブレード9の左下
部9aの位置は変化しない。
【0041】(4)左操作レバー22を右後に操作した
とき。
【0042】前述と同様に第2比例電磁弁30−2を操
作ストロークに比例した開度だけ縮小位置とし、第1比
例電磁弁30−1を操作ストロークのブレード端部から
シリンダ連結部までの距離/(ブレード全長−ブレード
端部からブレード連結部までの距離)に比例した開度だ
け縮小位置とするから、前述と同様にブレード9は図8
(d)に示すように右上がりとなり、ブレード9の左下
部9aの位置は変化しない。
【0043】前記実施例はブレード傾斜時のブレード傾
斜端部の位置を不動にする制御の基本形であり、すなわ
ちブレード旋回角(ブレード推進角)が零度(ブレード
が車体に対して直角位置)の場合である。
【0044】次に、ブレード旋回角を付けた場合の制御
を説明する。 モータグレーダは通常ブレードを旋回して
ブレード推進角を付けて道路等の敷均・整形作業を行
う。
【0045】その場合には、ブレード旋回角(ブレード
推進角)が零度の場合のブレード昇降シリンダとドロー
バ横送りシリンダの伸縮ストローク及び速度の設定値と
は異なり、ブレード旋回角(ブレード推進角)の変化に
応じてブレード昇降シリンダとドローバ横送りシリンダ
の伸縮ストローク及び速度の設定値を変える必要があ
る。
【0046】よって、コントローラに旋回角に応じたブ
レード昇降シリンダとドローバ横送りシリンダの伸縮ス
トローク及び速度を一義的に設定してあるのでブレード
の下傾斜端部の位置を不動にできる。 前記切換スイッ
チ27をONして左操作レバー22を操作したときには
下記表2に示すようになる。
【0047】
【表2】
【0048】前記表2のときのブレード9の作動を説明
する。ブレード左旋回のときには旋回油圧モータ7が駆
動して図9(a)に示すように旋回サークル6とともに
ブレード9を矢印a方向に旋回させる。左操作レバー2
2を右前方に操作してブレード9を右端一定位置で左旋
回させるときには、旋回油圧モータ7が駆動して旋回サ
ークル6が左旋回すると同時にブレードシフトシリンダ
10が伸長して旋回サークル6に対してブレード9を右
方に移動させ、図9(b)に示すようにブレード9の右
端9cの位置を一定とする。つまり、図9(a)のよう
にブレード9が左旋回すると、その旋回角θとブレード
長さとによりブレード右端9cが左方にずれるので、ブ
レードシフトシリンダ10が伸長して、ずれた分だけブ
レード9が右方に移動させる。左操作レバー22を右後
方向に操作して、ブレード9の右端位置を一定として右
旋回させる場合には、旋回油圧モータ7が前述と逆方向
に駆動するとともに、ブレードシフトシリンダ10が伸
長してブレード9を右旋回と同時に右方に移動させるた
め、ブレード9の右端位置が一定となる。ブレード右旋
回の場合には旋回モータ7が前述と逆方向に駆動してブ
レード9が図9(a)の矢印b方向に旋回する。ここ
で、ブレード左端一定右旋回の場合には旋回油圧モータ
7が駆動すると同時にブレードシフトシリンダ10が縮
小して、ブレード9は図9(c)に示すように右旋回す
ると同時に左方に移動してブレード左端9dの位置が一
定となる。ブレード左シフトの場合には、ブレードシフ
トシリンダ10が縮小してブレード9が左方向に移動す
る。ブレード左端一定左旋回の場合には旋回油圧モータ
7が駆動すると同時にブレードシフトシリンダ10が縮
小してブレード9が左方に移動してブレード9dの位置
が同一となる。前記ブレード9を旋回動作する操作の詳
細を説明する。
【0049】(1)ブレード右端一定で左旋回すると
き。 左操作レバー22を右前に操作するとコントローラ26
に左旋回信号が入力されて第8比例電磁弁30−8に左
旋回信号を出力して左旋回位置aとして旋回油圧モータ
7が左回転してサークル6とともにブレード9が左旋回
する。これと同時にコントローラ26より第4比例電磁
弁30−4に伸長信号が出力されて伸長位置bとなり、
ブレードシフトシリンダ10が伸長してブレード9をサ
ークル6に対して右方に移動するから図9(b)に示す
ようにブレード9の右端9cが一定で旋回する。
【0050】前記ブレード9の右方移動量はブレード9
の旋回角θ(つまりサークル6の旋回角θ)とブレード
9の旋回中心から右端9cまでの距離Lによって決定さ
れるので、サークル6の旋回角θを検出するセンサ、例
えば旋回油圧モータ7にパルスエンコーダとその出力パ
ルスによってサークル旋回角θを演算する演算器よりな
る回転センサ29を設け、その旋回角θと前記長さによ
ってブレード9の移動量を算出するとともに、前記ブレ
ード9の実際に移動した量を検出するセンサ、例えば
レードシフトシリンダ10のストロークセンサ又はブレ
ード9の移動により作動するリニアポテンショメータを
設け、ブレード9の実移動量が前述の算出した移動量と
合致したときに第4比例電磁弁30−4への伸長信号を
中止する。
【0051】(2)ブレード右端一定で右旋回すると
き。
【0052】左操作レバー22を右後に操作するとコン
トローラ26に右旋回信号が入力されて第8比例電磁弁
30−8に左旋回信号を出力して右旋回位置cとして旋
回油圧モータ7が左回転してサークル6とともにブレー
ド9が右旋回する。これと同時にコントローラ26より
第4比例電磁弁30−4に伸長信号が出力されて伸長位
置bとなり、ブレードシフトシリンダ10が伸長してブ
レード9をサークル6に対して右方に移動するからブレ
ード9の右端9cが一定で旋回する。このときの前記ブ
レード9の右方移動量は前述と同様とする。
【0053】(3)ブレード左端一定で右旋回すると
き。
【0054】左操作レバー22を左前に操作するとコン
トローラ26に右旋回信号が入力されて第8比例電磁弁
30−8に右旋回信号を出力して左旋回位置cとして旋
回油圧モータ7が右回転してサークル6とともにブレー
ド9が右旋回する。これと同時にコントローラ26より
第4比例電磁弁30−4に縮小信号が出力されて縮小位
置dとなり、ブレードシフトシリンダ10が縮小してブ
レード9をサークル6に対して左方に移動するから図9
(c)示すようにブレード9の左端9Dが一定で右旋回
する。このとき前記ブレード9の左方移動量は前述と同
様にする。
【0055】(4)ブレード左端一定で左旋回すると
き。
【0056】左操作レバー22を右後に操作するとコン
トローラ26に左旋回信号が入力されて第8比例電磁弁
30−8に左旋回信号を出力して左旋回位置aとして旋
回油圧モータ7が左回転してサークル6とともにブレー
ド9が左旋回する。これと同時にコントローラ26より
第4比例電磁弁30−4に縮小信号が出力されて伸長位
置dとなり、ブレードシフトシリンダ10が縮小してブ
レード9をサークル6に対して左方に移動するからブレ
ード9の左端9dが一定で左旋回する。このとき前記ブ
レード9の左方移動量は前述と同様とする。
【0057】
【発明の効果】操作部材を操作してブレード昇降信号を
出力することで左右昇降シリンダ3,4とともにドロー
横送りシリンダ5が伸縮するから、1つの操作レバー
を操作することでブレード9を真っ直ぐに昇降できる
し、操作部材を操作してブレード傾斜信号を出力するこ
とで左右昇降シリンダ3,4を伸縮作動できるし、その
左右昇降シリンダ3,4の伸縮ストロークは異なるの
で、1つの操作レバーを操作することでブレード9を左
右一方側の高さを一定として左右他方側を上下すること
ができる。また、操作部材を操作してブレード旋回信号
を出力することで旋回油圧モータ7とブレードシフトシ
リンダ10が作動してブレード9を旋回すると同時に、
その旋回角に見合うだけブレード9をサークル6に対し
て左右に移動するから、1つの操作レバーを操作するこ
とでブレード9を左右端一定で左右旋回でき、ブレード
9の推進角を変更するときにブレード9が左右に移動し
て縁石等に衝突することがないし、このブレード9の旋
回操作が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】モータグレーダの側面図である。
【図2】従来のブレード制御装置の正面図である。
【図3】本発明の実施例を示す運転室の斜視図である。
【図4】ブレード制御装置の斜視図である。
【図5】油圧回路図である。
【図6】左操作レバーの操作方向説明図である。
【図7】ストロークと出力信号の関係を示す図表であ
る。
【図8】ブレードの動作説明図である。
【図9】ブレードの動作説明図である。
【符号の説明】
1 車体 2 ドローバ 3 左昇降シリンダ 5 ドローバ横送りシリンダ 6 旋回サークル 7 旋回油圧モータ 8 ブラケット 9 ブレード 9a 左下部 9b 右下部 9c 右端 9d 左端 10 ブレードシフトシリンダ 11 前輪 12,13 左右ブレードリフト操作レバー 14,15 左右ブレードリフト弁 20 運転室 21 座席 22 左操作レバー 23 右操作レバー 24 ハンドル 25 支持部材 26 コントローラ 27 切換えスイッチ 28 傾斜センサ 29 回転センサ 30-1〜30-8 第1〜第8比例電磁弁 θ 旋回角 L 長さ(ブレードの旋回中心から
右端までの)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−82802(JP,A) 実開 昭62−89347(JP,U) 実開 平4−126952(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 3/85

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体1にドローバ2を左右昇降シリンダ
    3,4で上下揺動自在に支承し、このドローバ2と車体
    1に亘ってドローバ横送りシリンダ5を連結したモータ
    グレーダにあって、 ブレード昇降信号及びブレード傾斜信号を出力するそれ
    ぞれ単一の操作部材と、前記左昇降シリンダ3に圧油を
    供給する第1の弁と、右昇降シリンダ4に圧油を供給す
    る第2の弁と、横送りシリンダ5に圧油を供給する第3
    の弁と、ブレード9の旋回角を検出する手段と、コント
    ローラ26とを備え、 前記コントローラ26は、前記操作部材の操作によるブ
    レード昇降信号によって左右昇降シリンダ3,4を同一
    ストローク伸縮作動し、かつドローバ横送りシリンダ5
    をそのストロークよりも短いストローク伸縮作動させる
    べく、前記第1・第2・第3の各弁に伸縮信号を出力す
    る第1の機能と、前記操作部材のブレード斜め信号によ
    ってブレード旋回角に応じ左右昇降シリンダ3,4の一
    方を長いストロークで伸び又は縮み作動させ、かつ他方
    を短いストロークで伸び又は縮み作動させると同時に、
    前記ドローバ横送りシリンダ5を対応するストロークで
    伸縮作動させるべく、前記第1・第2・第3の各弁に伸
    縮信号を出力する第2の機能とを有してなり、前記第1及び第2の機能によりブレードの真っ直ぐの昇
    降動作と、昇降側とは反対側のブレード隅部の一つが不
    動位置とされる斜め動作とが実現される ことを特徴とす
    るモータグレーダのブレード制御装置。
  2. 【請求項2】 車体1にドローバ2を左右昇降シリンダ
    3,4で上下揺動自在に支承し、このドローバ2と車体
    1に亘ってドローバ横送りシリンダ5を連結したモータ
    グレーダにあって、 ブレード9ドローバ2に設けた旋回サークル6に左右
    移動自在に取り付けられてなり、 ブレード旋回信号を出力する操作部材と、前記 旋回サー
    クル6を旋回駆動する旋回油圧モータ7と、ブレード9
    を左右移動させるブレードシフトシリンダ10と前記
    旋回油圧モータ7に圧油を供給する第4の弁と、前記
    レードシフトシリンダ10に圧油を供給する第5の弁
    と、コントローラ26と、前記ブレード9の旋回角を検
    出する回転センサ29とを有し、 前記操作部材のブレード旋回信号の出力を受けて、前記
    コントローラ26ブレード9の旋回角に対応してブレ
    ード9を左右に移動すべく前記第4の弁及び第5の弁
    それぞれ切換え信号を出力する第3の機能を有してな
    ことを特徴とするモータグレーダのブレード制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記旋回サークル6を旋回駆動する旋回
    油圧モータ7と、ブレード9を左右移動させるブレード
    シフトシリンダ10と、前記旋回油圧モータ7に圧油を
    供給する第4の弁と、前記ブレードシフトシリンダ10
    に圧油を供給する第5の弁と、コントローラ26と、前
    記ブレード9の旋回角を検出する回転センサ29とを
    し、 前記操作部材のブレード9の旋回信号の出力を受けて、
    前記コントローラ26は、前記ブレード9の旋回角及び
    ブレード長から前記ブレード9の左右移動量を演算
    て、前記操作レバーの信号に基づきブレード旋回角とブ
    レード移動量を決定し、第4・第5の各弁を作動させ
    て、ブレード9を旋回させると同時にその旋回角に応じ
    たストローク量で左右移動させる請求項2記載のモータ
    グレーダのブレード制御装置。
  4. 【請求項4】 前記操作部材が、前後・左右任意方向に
    操作可能で、かつその操作方向と操作ストロークに比例
    した信号を出力する操作レバーであり、 前記第1・第2・第3の弁が比例電磁弁であって、 前記コントローラ26は操作レバーの前後方向の操作に
    よる昇降信号に基づき第1・第2・第3の各比例電磁弁
    に通電し、操作レバーの左前、左後、右前、右後方向の
    操作による傾斜信号に基づき第1・第2・第3の各比例
    電磁弁に通電する請求項1記載のモータグレーダのブレ
    ード制御装置。
  5. 【請求項5】 前記操作部材が、前後・左右任意方向に
    操作可能で、かつ操作方向と操作ストロークに比例した
    信号を出力する操作レバーであり、 前記旋回油圧モータ7に圧油を供給する第4の弁と前記
    ブレードシフトシリンダ10に圧油を供給する第5の弁
    とがそれぞれ比例電磁弁であって、 前記コントローラ26は、操作レバーの左前、左後、右
    前、右後方向の操作によるブレード旋回信号に基づき第
    4・第5の各比例電磁弁に通電する請求項2又は3記載
    のブレード制御装置。
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