JPH06167033A - モータグレーダの操舵装置 - Google Patents
モータグレーダの操舵装置Info
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- JPH06167033A JPH06167033A JP32031192A JP32031192A JPH06167033A JP H06167033 A JPH06167033 A JP H06167033A JP 32031192 A JP32031192 A JP 32031192A JP 32031192 A JP32031192 A JP 32031192A JP H06167033 A JPH06167033 A JP H06167033A
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- cylinder
- blade
- steering
- signal
- operating lever
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- Pending
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- Operation Control Of Excavators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 2本の操作レバーを持ったままで操舵と作業
機作動ができるようにする。 【構成】 左操作レバー22と右操作レバー23とコン
トローラを備え、左操作レバー22を操作した時には操
舵用シリンダ32、リーニング用シリンダ33、前後進
切換用シリンダ34の比例電磁弁30を切換え、右操作
レバー23を操作した時には左右昇降シリンダ3,4、
横送りシリンダ5用の比例電磁弁30旋回油圧モータ
7、シフトシリンダ10用の比例電磁弁30を切換える
ようにする。
機作動ができるようにする。 【構成】 左操作レバー22と右操作レバー23とコン
トローラを備え、左操作レバー22を操作した時には操
舵用シリンダ32、リーニング用シリンダ33、前後進
切換用シリンダ34の比例電磁弁30を切換え、右操作
レバー23を操作した時には左右昇降シリンダ3,4、
横送りシリンダ5用の比例電磁弁30旋回油圧モータ
7、シフトシリンダ10用の比例電磁弁30を切換える
ようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータグレーダの左右
前輪を操舵する装置に関する。
前輪を操舵する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モータグレーダは例えば図1に示すもの
が知られている。すなわち、車体1の前端部にドローバ
2を揺動自在に支承し、このドローバ2と車体1とに亘
って左右昇降シリンダ3,4及び横送りシリンダ5を連
結し、このドローバ2に旋回サークル6を旋回油圧モー
タ7で旋回自在に設け、この旋回サークル6のブラケッ
ト8にブレード9をシフトシリンダ10で左右移動自在
に設けてあると共に、前輪11をハンドル操作により操
舵し、かつ図示しないリーニングシリンダで左右に傾倒
(リーニング)できるようにしてある。なお、モータグ
レーダとしては車体前端部にスカリファイヤをスカリフ
ァイヤ用シリンダで上下動自在に設けたものや、車体を
ステアリングシリンダで折曲可能としたものが知られて
いる。
が知られている。すなわち、車体1の前端部にドローバ
2を揺動自在に支承し、このドローバ2と車体1とに亘
って左右昇降シリンダ3,4及び横送りシリンダ5を連
結し、このドローバ2に旋回サークル6を旋回油圧モー
タ7で旋回自在に設け、この旋回サークル6のブラケッ
ト8にブレード9をシフトシリンダ10で左右移動自在
に設けてあると共に、前輪11をハンドル操作により操
舵し、かつ図示しないリーニングシリンダで左右に傾倒
(リーニング)できるようにしてある。なお、モータグ
レーダとしては車体前端部にスカリファイヤをスカリフ
ァイヤ用シリンダで上下動自在に設けたものや、車体を
ステアリングシリンダで折曲可能としたものが知られて
いる。
【0003】図2に示すように前述のハンドル13は運
転席前方に取付けてあり、そのハンドル13は機械式に
前輪11に連結してある。また前述の複数のシリンダ、
旋回油圧モータを動作制御するには油圧ポンプの吐出圧
油を方向制御弁によって各シリンダ、旋回用油圧モータ
にそれぞれ供給することになるから、図2に示すように
ハンドル13の左右両側に複数の操作レバー12を並設
し、この各操作レバー12を方向制御弁にリンク機構で
それぞれ連結した構造としてある。例えば、ハンドル1
1の右側に右ブレードリフト操作レバー12a、リーニ
ング操作レバー12b、ブレードシフト操作レバー12
cを並設し、ハンドル11の左側にドローバシフト操作
レバー12d、ステアリング操作レバー12e、旋回サ
ークル操作レバー12f、スカリファイヤ操作レバー1
2g、左ブレードリフト操作レバー12hを並設してい
る。
転席前方に取付けてあり、そのハンドル13は機械式に
前輪11に連結してある。また前述の複数のシリンダ、
旋回油圧モータを動作制御するには油圧ポンプの吐出圧
油を方向制御弁によって各シリンダ、旋回用油圧モータ
にそれぞれ供給することになるから、図2に示すように
ハンドル13の左右両側に複数の操作レバー12を並設
し、この各操作レバー12を方向制御弁にリンク機構で
それぞれ連結した構造としてある。例えば、ハンドル1
1の右側に右ブレードリフト操作レバー12a、リーニ
ング操作レバー12b、ブレードシフト操作レバー12
cを並設し、ハンドル11の左側にドローバシフト操作
レバー12d、ステアリング操作レバー12e、旋回サ
ークル操作レバー12f、スカリファイヤ操作レバー1
2g、左ブレードリフト操作レバー12hを並設してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように前輪11
はハンドル13を回転操作することで操舵され、作業機
は複数の操作レバー12から作業機の動作に対応した操
作レバーを選択して操作することになるので、実際にモ
ータグレーダを走行しながら各作業機を動作して整地作
業等を実施する場合にはハンドル13と操作レバー12
を頻繁に持ち換えることになって大変面倒となる。例え
ば、ブレード9を昇降又はチルトする時にはハンドル1
3から手を離して左右ブレードリフト操作レバー12
a,12hを持って操作し、操作後に再びハンドル13
を持って操舵し、ブレード9を左右に移動する時にはハ
ンドル13から手を離してブレードシフト操作レバー1
2cを持って操作し、操作後に再びハンドル13を持っ
て操舵し、旋回サークルを旋回する時にはハンドル13
から手を離して旋回サークル操作レバー12fを持って
操作し、操作後に再びハンドル13を持つことになる。
はハンドル13を回転操作することで操舵され、作業機
は複数の操作レバー12から作業機の動作に対応した操
作レバーを選択して操作することになるので、実際にモ
ータグレーダを走行しながら各作業機を動作して整地作
業等を実施する場合にはハンドル13と操作レバー12
を頻繁に持ち換えることになって大変面倒となる。例え
ば、ブレード9を昇降又はチルトする時にはハンドル1
3から手を離して左右ブレードリフト操作レバー12
a,12hを持って操作し、操作後に再びハンドル13
を持って操舵し、ブレード9を左右に移動する時にはハ
ンドル13から手を離してブレードシフト操作レバー1
2cを持って操作し、操作後に再びハンドル13を持っ
て操舵し、旋回サークルを旋回する時にはハンドル13
から手を離して旋回サークル操作レバー12fを持って
操作し、操作後に再びハンドル13を持つことになる。
【0005】本発明は前述の課題を解決できるようにし
たモータグレーダの操舵装置を提供することを目的とす
る。
たモータグレーダの操舵装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】モータグレーダの運転室
20内に配設した左操作レバー22と右操作レバー23
と、前記左右操作レバー22,23の操作ストロークに
比例した信号が入力されるコントローラ26と、このコ
ントローラ26よりの切換信号で切換え作動する操舵用
と作業機用の方向制御弁を備え、前記左右操作レバー2
2,23は任意の方向に操作可能でかつ操作方向に応じ
た信号を出力するものとし、前記コントローラ26は左
操作レバー22の信号で操舵用の方向制御弁に切換信号
を出力し、右操作レバー23の信号で作業機用の方向制
御弁に切換信号を出力するものとしたモータグレーダの
操作装置。
20内に配設した左操作レバー22と右操作レバー23
と、前記左右操作レバー22,23の操作ストロークに
比例した信号が入力されるコントローラ26と、このコ
ントローラ26よりの切換信号で切換え作動する操舵用
と作業機用の方向制御弁を備え、前記左右操作レバー2
2,23は任意の方向に操作可能でかつ操作方向に応じ
た信号を出力するものとし、前記コントローラ26は左
操作レバー22の信号で操舵用の方向制御弁に切換信号
を出力し、右操作レバー23の信号で作業機用の方向制
御弁に切換信号を出力するものとしたモータグレーダの
操作装置。
【0007】
【作 用】左操作レバー22を操作することで操舵用
の方向制御弁を切換えて操舵できるし、右操作レバー2
3を操作することで作業機用の方向制御弁を切換えて作
業機を作動できるから、左右操作レバー22,23を持
って操作することで操舵と作業機作動できて操作性が向
上する。
の方向制御弁を切換えて操舵できるし、右操作レバー2
3を操作することで作業機用の方向制御弁を切換えて作
業機を作動できるから、左右操作レバー22,23を持
って操作することで操舵と作業機作動できて操作性が向
上する。
【0008】
【実 施 例】図3に示すように、運転室20の座席2
1の左右には左操作レバー22と右操作レバー23が設
けてあり、座席21の左方に変速レバー24が設けら
れ、右方に各種スイッチ25が設けてある。前記左右操
作レバー22,23は前後方向及び左右方向並びに斜め
前後左右方向に傾倒操作可能となり、その操作ストロー
クに比例した電気信号を出力する。つまり、左右操作レ
バー22,23を操作するとポテンションメータが回転
されてその操作方向に応じ、かつ操作ストロークに比例
した電気信号を出力する。
1の左右には左操作レバー22と右操作レバー23が設
けてあり、座席21の左方に変速レバー24が設けら
れ、右方に各種スイッチ25が設けてある。前記左右操
作レバー22,23は前後方向及び左右方向並びに斜め
前後左右方向に傾倒操作可能となり、その操作ストロー
クに比例した電気信号を出力する。つまり、左右操作レ
バー22,23を操作するとポテンションメータが回転
されてその操作方向に応じ、かつ操作ストロークに比例
した電気信号を出力する。
【0009】前記左右操作レバー22,23の出力信号
は図4に示すようにコントローラ26に入力され、この
コントローラ26には切換えスイッチ27よりON,O
FF信号が入力されると共に、傾斜センサ28より車体
傾斜角信号が入力され、回転センサ29よりサークルの
回転角度信号が入力され、コントローラ26は入力され
た信号に基づいて前輪を操舵する操舵シリンダ、前後進
切換用シリンダ、作業機用各シリンダ、旋回油圧モータ
に圧油を供給する方向切換弁、例えば比例電磁弁30の
ソレノイドに電気信号を出力すると共に、表示パネル3
1に信号を送って作動状況等を表示する。
は図4に示すようにコントローラ26に入力され、この
コントローラ26には切換えスイッチ27よりON,O
FF信号が入力されると共に、傾斜センサ28より車体
傾斜角信号が入力され、回転センサ29よりサークルの
回転角度信号が入力され、コントローラ26は入力され
た信号に基づいて前輪を操舵する操舵シリンダ、前後進
切換用シリンダ、作業機用各シリンダ、旋回油圧モータ
に圧油を供給する方向切換弁、例えば比例電磁弁30の
ソレノイドに電気信号を出力すると共に、表示パネル3
1に信号を送って作動状況等を表示する。
【0010】図5は油圧回路図であり、前記比例電磁弁
30は左昇降シリンダ3に圧油を供給する第1比例電磁
弁30−1、右昇降シリンダ4に圧油を供給する第2比
例電磁弁30−2、横送りシリンダ5に圧油を供給する
第3比例電磁弁30−3、シフトシリンダ10に圧油を
供給する第4比例電磁弁30−4、旋回油圧モータ7に
圧油を供給する第5比例電磁弁30−5、操舵用シリン
ダ32に圧油を供給する第6比例電磁弁30−6、リー
ニングシリンダ33に圧油を供給する第7比例電磁弁3
0−7、前後進切換用シリンダ34に圧油を供給する第
8比例電磁弁30−8を備え、第1〜第8比例電磁弁3
0−1〜30−8にコントローラ26より通電信号を送
って切換えることで油圧ポンプ35の吐出圧油を各シリ
ンダ、旋回油圧モータ7に供給する。なお、前記第1〜
第8比例電磁弁30−1〜30−8は通電量に比例した
ストロークだけ切換えられて開口面積(供給流量)が通
電量に比例するようにしてある。図6でスカリファイヤ
用シリンダ35に圧油を供給する第9比例電磁弁30−
9はスイッチ25よりコントローラ26に信号が入力さ
れた時に切換えられる。
30は左昇降シリンダ3に圧油を供給する第1比例電磁
弁30−1、右昇降シリンダ4に圧油を供給する第2比
例電磁弁30−2、横送りシリンダ5に圧油を供給する
第3比例電磁弁30−3、シフトシリンダ10に圧油を
供給する第4比例電磁弁30−4、旋回油圧モータ7に
圧油を供給する第5比例電磁弁30−5、操舵用シリン
ダ32に圧油を供給する第6比例電磁弁30−6、リー
ニングシリンダ33に圧油を供給する第7比例電磁弁3
0−7、前後進切換用シリンダ34に圧油を供給する第
8比例電磁弁30−8を備え、第1〜第8比例電磁弁3
0−1〜30−8にコントローラ26より通電信号を送
って切換えることで油圧ポンプ35の吐出圧油を各シリ
ンダ、旋回油圧モータ7に供給する。なお、前記第1〜
第8比例電磁弁30−1〜30−8は通電量に比例した
ストロークだけ切換えられて開口面積(供給流量)が通
電量に比例するようにしてある。図6でスカリファイヤ
用シリンダ35に圧油を供給する第9比例電磁弁30−
9はスイッチ25よりコントローラ26に信号が入力さ
れた時に切換えられる。
【0011】前記右操作レバー23は図6に示すように
前・後・左・右・右前・右後・左前・左後に操作され、
その操作ストロークに比例した電気信号を図7に示すよ
うに出力する。この右操作レバー23の出力した電気信
号はコントローラ26に送られて切換スイッチ27のO
N、OFF信号によって操作パターンを判定して出力信
号の組合せを選択する。例えば切換スイッチ27をOF
Fした時には下記表1に示すようになる。
前・後・左・右・右前・右後・左前・左後に操作され、
その操作ストロークに比例した電気信号を図7に示すよ
うに出力する。この右操作レバー23の出力した電気信
号はコントローラ26に送られて切換スイッチ27のO
N、OFF信号によって操作パターンを判定して出力信
号の組合せを選択する。例えば切換スイッチ27をOF
Fした時には下記表1に示すようになる。
【0012】
【表1】
【0013】前記表1において(+)の符号の場合には
電磁切換弁がシリンダを縮小作動する位置に切換り、
(−)の符号の場合には電磁切換弁がシリンダを伸長作
動する位置に切換るし、出力電気信号はレバーストロー
クにより0から1まで連続的に変化する。
電磁切換弁がシリンダを縮小作動する位置に切換り、
(−)の符号の場合には電磁切換弁がシリンダを伸長作
動する位置に切換るし、出力電気信号はレバーストロー
クにより0から1まで連続的に変化する。
【0014】前記表1に示す操作パターンの時のブレー
ドの作動を説明する。図8の(a)に示すように、左右
昇降シリンダ3,4を伸長するとブレード9が下降し、
縮小すると上昇し、横送り用シリンダ5を伸長するとブ
レード9は右側へ移動し、縮小すると左側に移動し、シ
フトシリンダ10を伸長するとブレード9は左側にシフ
トし、縮小すると右側にシフトする。ブレード下げの時
には左右昇降シリンダ3,4が同一ストロークが伸長す
ると共に、横送りシリンダ5が伸長するからブレード9
は図8(b)のように真直ぐ下降する。つまり、横送り
シリンダ5の長さが一定であるとブレード9が水平方向
に移動しながら下降するので、横送りシリンダ5の長さ
を調節してブレード9が真直ぐに下降するようにする。
ブレード右下げの時には左昇降シリンダ3が伸長し、右
昇降シリンダ4がそのストロークの倍だけ伸長すると共
に、横送りシリンダ5が伸長するからブレード9は図8
(c)のようにブレード左下部9aの位置が変化せずに
右下りとなる。つまり、横送りシリンダ5の長さを調節
してブレード9を水平に対して傾斜させることでブレー
ド9の左下部9aの位置が変化しないようにする。ブレ
ード右上の場合には左昇降シリンダ3が縮小し、右昇降
シリンダ4はそのストロークの倍だけ縮小すると共に、
横送りシリンダ5が縮小してブレード9は図8(d)の
ように右上りとなる。この時も前述と同様にブレード9
の左下部9aの位置が変化しない。ブレード左上りの場
合には左昇降シリンダ3が縮小し、右昇降シリンダ4が
その1/2ストロークだけ縮小してブレード9は図8
(e)に示すように左上りとなり、ブレード9の右下部
9bの位置は変化しない。ブレード左下りの場合には左
昇降シリンダ3が伸長し、右昇降シリンダ4がその1/
2ストロークだけ伸長してブレード9は図8(f)に示
すように左下りとなる。
ドの作動を説明する。図8の(a)に示すように、左右
昇降シリンダ3,4を伸長するとブレード9が下降し、
縮小すると上昇し、横送り用シリンダ5を伸長するとブ
レード9は右側へ移動し、縮小すると左側に移動し、シ
フトシリンダ10を伸長するとブレード9は左側にシフ
トし、縮小すると右側にシフトする。ブレード下げの時
には左右昇降シリンダ3,4が同一ストロークが伸長す
ると共に、横送りシリンダ5が伸長するからブレード9
は図8(b)のように真直ぐ下降する。つまり、横送り
シリンダ5の長さが一定であるとブレード9が水平方向
に移動しながら下降するので、横送りシリンダ5の長さ
を調節してブレード9が真直ぐに下降するようにする。
ブレード右下げの時には左昇降シリンダ3が伸長し、右
昇降シリンダ4がそのストロークの倍だけ伸長すると共
に、横送りシリンダ5が伸長するからブレード9は図8
(c)のようにブレード左下部9aの位置が変化せずに
右下りとなる。つまり、横送りシリンダ5の長さを調節
してブレード9を水平に対して傾斜させることでブレー
ド9の左下部9aの位置が変化しないようにする。ブレ
ード右上の場合には左昇降シリンダ3が縮小し、右昇降
シリンダ4はそのストロークの倍だけ縮小すると共に、
横送りシリンダ5が縮小してブレード9は図8(d)の
ように右上りとなる。この時も前述と同様にブレード9
の左下部9aの位置が変化しない。ブレード左上りの場
合には左昇降シリンダ3が縮小し、右昇降シリンダ4が
その1/2ストロークだけ縮小してブレード9は図8
(e)に示すように左上りとなり、ブレード9の右下部
9bの位置は変化しない。ブレード左下りの場合には左
昇降シリンダ3が伸長し、右昇降シリンダ4がその1/
2ストロークだけ伸長してブレード9は図8(f)に示
すように左下りとなる。
【0015】前記切換スイッチ27をONして右操作レ
バー23を操作した時には下記表2に示すようになる。
バー23を操作した時には下記表2に示すようになる。
【0016】
【表2】
【0017】前記表2の時のブレード9の作動を説明す
る。ブレード左旋回の時には旋回油圧モータ7が駆動し
て図9(a)に示すように旋回サークル6とともにブレ
ード9が矢印a方向に旋回する。ブレード右端一定左旋
回の時には旋回油圧モータ7が駆動して旋回サークル6
が左旋回すると同時にシフトシリンダ10が縮小して旋
回サークル6に対してブレード9が右方に移動するの
で、図9(b)に示すようにブレード9の右端9cの位
置が一定となる。つまり、図9(a)のようにブレード
9を左旋回するとその旋回角θとブレード長さよりブレ
ード9右端9cが左方にずれるので、シフトシリンダ1
0でブレード9を右方に移動して右端9cの位置を同一
とする。ブレード右シフトの場合にはシフトシリンダ1
0が縮小してブレード9が右方に移動する。ブレード右
端一定右旋回の場合には旋回油圧モータ7が前述と逆方
向に移動すると共に、シフトシリンダ10が縮小してブ
レード9は右旋回と同時に右方に移動してブレード9の
右端が一定となる。ブレード右旋回の場合には旋回モー
タ7が前述と逆方向に駆動してブレード9が図9(a)
の矢印b方向に旋回する。ブレード左端一定右旋回の場
合には旋回油圧モータ7が駆動すると同時にシフトシリ
ンダ10が伸長してブレード9は図9(c)に示すよう
に右旋回すると同時に左方に移動してブレード左端9d
の位置が同一となる。ブレード左シフトの場合にはシフ
トシリンダ10が伸長してブレード9が左方に移動す
る。ブレード左端一定左旋回の場合には旋回油圧モータ
7が駆動すると同時にシフトシリンダ10が伸長してブ
レード9が左方に移動してブレード9dの位置が同一と
なる。
る。ブレード左旋回の時には旋回油圧モータ7が駆動し
て図9(a)に示すように旋回サークル6とともにブレ
ード9が矢印a方向に旋回する。ブレード右端一定左旋
回の時には旋回油圧モータ7が駆動して旋回サークル6
が左旋回すると同時にシフトシリンダ10が縮小して旋
回サークル6に対してブレード9が右方に移動するの
で、図9(b)に示すようにブレード9の右端9cの位
置が一定となる。つまり、図9(a)のようにブレード
9を左旋回するとその旋回角θとブレード長さよりブレ
ード9右端9cが左方にずれるので、シフトシリンダ1
0でブレード9を右方に移動して右端9cの位置を同一
とする。ブレード右シフトの場合にはシフトシリンダ1
0が縮小してブレード9が右方に移動する。ブレード右
端一定右旋回の場合には旋回油圧モータ7が前述と逆方
向に移動すると共に、シフトシリンダ10が縮小してブ
レード9は右旋回と同時に右方に移動してブレード9の
右端が一定となる。ブレード右旋回の場合には旋回モー
タ7が前述と逆方向に駆動してブレード9が図9(a)
の矢印b方向に旋回する。ブレード左端一定右旋回の場
合には旋回油圧モータ7が駆動すると同時にシフトシリ
ンダ10が伸長してブレード9は図9(c)に示すよう
に右旋回すると同時に左方に移動してブレード左端9d
の位置が同一となる。ブレード左シフトの場合にはシフ
トシリンダ10が伸長してブレード9が左方に移動す
る。ブレード左端一定左旋回の場合には旋回油圧モータ
7が駆動すると同時にシフトシリンダ10が伸長してブ
レード9が左方に移動してブレード9dの位置が同一と
なる。
【0018】前記左操作レバー22は図10に示すよう
に前・後・左・右に操作され、その操作ストロークに比
例した電気信号を図11に示すように出力する。この左
操作レバー22の出力した電気信号はコントローラ26
に送られて切換スイッチ27のON、OFF信号によっ
て操作パターンを判定して出力信号の組合せを選択す
る。例えば切換スイッチ27をOFFした時には下記表
3に示すようになる。
に前・後・左・右に操作され、その操作ストロークに比
例した電気信号を図11に示すように出力する。この左
操作レバー22の出力した電気信号はコントローラ26
に送られて切換スイッチ27のON、OFF信号によっ
て操作パターンを判定して出力信号の組合せを選択す
る。例えば切換スイッチ27をOFFした時には下記表
3に示すようになる。
【0019】
【表3】
【0020】つまり、左操作レバー22を前に操作する
と前後進切換用シリンダ34が伸長して変速機が前進と
なり、右に操作すると操舵用シリンダ32が伸長して前
輪11が右に操舵され、後に操作すると前後進切換用シ
リンダ34が縮小して変速機が後進となり、左に操作す
ると操舵用シリンダ32が縮小して前輪11が左に操舵
される。
と前後進切換用シリンダ34が伸長して変速機が前進と
なり、右に操作すると操舵用シリンダ32が伸長して前
輪11が右に操舵され、後に操作すると前後進切換用シ
リンダ34が縮小して変速機が後進となり、左に操作す
ると操舵用シリンダ32が縮小して前輪11が左に操舵
される。
【0021】切換スイッチ27をONして左操作レバー
22を操作した時には下記表4に示すようになる。
22を操作した時には下記表4に示すようになる。
【0022】
【表4】
【0023】つまり、左操作レバー22を前後に操作し
た時には切換スイッチ27をOFFしたと同様になり、
右に操作した時にはリーニング用シリンダ33が伸長し
て前輪が右にリーニングして小旋回可能となり、左に操
作した時にはリーニング用シリンダ33が縮小して前輪
が左にリーニングして小旋回可能となる。
た時には切換スイッチ27をOFFしたと同様になり、
右に操作した時にはリーニング用シリンダ33が伸長し
て前輪が右にリーニングして小旋回可能となり、左に操
作した時にはリーニング用シリンダ33が縮小して前輪
が左にリーニングして小旋回可能となる。
【0024】
【発明の効果】左操作レバー22を操作することで操舵
用の方向制御弁を切換えて操舵できるし、右操作レバー
23を操作することで作業機用の方向制御弁を切換えて
作業機を作動でき、左右操作レバー22,23を持った
ままで操舵と作業機作動ができて操作性が向上する。
用の方向制御弁を切換えて操舵できるし、右操作レバー
23を操作することで作業機用の方向制御弁を切換えて
作業機を作動でき、左右操作レバー22,23を持った
ままで操舵と作業機作動ができて操作性が向上する。
【図1】モータグレーダの側面図である。
【図2】従来の操作装置の正面図である。
【図3】本発明の操作装置を備えた運転室の斜視図であ
る。
る。
【図4】操作装置の斜視図である。
【図5】油圧回路図である。
【図6】左操作レバーの操作方向説明図である。
【図7】ストロークと出力信号の関係を示す図表であ
る。
る。
【図8】ブレードの動作説明図である。
【図9】ブレードの動作説明図である。
【図10】右操作レバーの操作方向説明図である。
【図11】ストロークと出力信号の関係を示す図表であ
る。
る。
2…ドローバ、3…左昇降シリンダ、4…右昇降シリン
ダ、5…横送りシリンダ、6…旋回サークル、7…旋回
油圧モータ、9…ブレード、10…シフトシリンダ、2
2…左操作レバー、23…右操作レバー、26…コント
ローラ、27…切換スイッチ、30…比例電磁弁、32
…操舵用シリンダ、33…リーニング用シリンダ、34
…前後進切換用シリンダ、35…スカリファイヤ用シリ
ンダ。
ダ、5…横送りシリンダ、6…旋回サークル、7…旋回
油圧モータ、9…ブレード、10…シフトシリンダ、2
2…左操作レバー、23…右操作レバー、26…コント
ローラ、27…切換スイッチ、30…比例電磁弁、32
…操舵用シリンダ、33…リーニング用シリンダ、34
…前後進切換用シリンダ、35…スカリファイヤ用シリ
ンダ。
Claims (2)
- 【請求項1】 モータグレーダの運転室20内に配設し
た左操作レバー22と右操作レバー23と、前記左右操
作レバー22,23の操作ストロークに比例した信号が
入力されるコントローラ26と、このコントローラ26
よりの切換信号で切換え作動する操舵用の方向制御弁と
作業機用の方向制御弁を備え、 前記左右操作レバー22,23は任意の方向に操作可能
でかつ操作方向に応じた信号を出力するものとし、 前記コントローラ26は左操作レバー22の信号によっ
て操舵用の方向制御弁に切換信号を出力し、右操作レバ
ー23の信号によって作業機用の方向制御弁に切換信号
を出力するものとしたことを特徴とするモータグレーダ
の操舵装置。 - 【請求項2】 前記左右操作レバー22,23を前後左
右に操作可能で操作方向に応じ、かつ操作ストロークに
比例した電気信号を出力するものとし、前記方向制御弁
を比例電磁弁30とし、前記コントローラ26は入力さ
れた電気信号によって動作する操舵アクチュエータ、作
業機を選択してその操舵アクチュエータ、作業機に対応
した比例電磁弁30に制御信号を出力するものとした請
求項1記載のモータグレーダの操舵装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32031192A JPH06167033A (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | モータグレーダの操舵装置 |
US08/090,652 US5584346A (en) | 1992-07-27 | 1993-07-12 | Control system for a motor grader |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32031192A JPH06167033A (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | モータグレーダの操舵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06167033A true JPH06167033A (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=18120077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32031192A Pending JPH06167033A (ja) | 1992-07-27 | 1992-11-30 | モータグレーダの操舵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06167033A (ja) |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP32031192A patent/JPH06167033A/ja active Pending
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