JPH0747457Y2 - コンクリート法枠工における植栽装置 - Google Patents
コンクリート法枠工における植栽装置Info
- Publication number
- JPH0747457Y2 JPH0747457Y2 JP12304789U JP12304789U JPH0747457Y2 JP H0747457 Y2 JPH0747457 Y2 JP H0747457Y2 JP 12304789 U JP12304789 U JP 12304789U JP 12304789 U JP12304789 U JP 12304789U JP H0747457 Y2 JPH0747457 Y2 JP H0747457Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- box
- container
- shaped container
- slope
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンクリート法枠工における植栽装置に関す
るもので、既設のコンクリート法枠工に設置することに
よって、人工的で無味乾燥的な法面に自然植物緑化によ
る変化を与えて修景し、市街地においては建物との調和
を図り、観光地においては周囲の景色を損なうことな
く、景観を良好にすることを目的とする。
るもので、既設のコンクリート法枠工に設置することに
よって、人工的で無味乾燥的な法面に自然植物緑化によ
る変化を与えて修景し、市街地においては建物との調和
を図り、観光地においては周囲の景色を損なうことな
く、景観を良好にすることを目的とする。
人工的に又は植栽や播種等により、崩れやすい法面を保
護するための工事は広く知られている。
護するための工事は広く知られている。
そのうち、コンクリート法枠工は、吹付機械によって、
広範囲にわたり、短期間に地盤の安定が図れ、而も均一
且つ強度を保てる工事として普及している。
広範囲にわたり、短期間に地盤の安定が図れ、而も均一
且つ強度を保てる工事として普及している。
ところが、前記のコンクリート法枠工は、施工仕上がり
面が格子状に形成され、幾何学的な体裁はあるものの、
コンクリート表面が露呈して美的景観が得られず、而も
自然緑化が全く介在しないから、視覚の保養に欠け、市
街地はもち論のこと観光地において建物や周囲の景色と
の調和に欠けて景観が悪い。
面が格子状に形成され、幾何学的な体裁はあるものの、
コンクリート表面が露呈して美的景観が得られず、而も
自然緑化が全く介在しないから、視覚の保養に欠け、市
街地はもち論のこと観光地において建物や周囲の景色と
の調和に欠けて景観が悪い。
そこで、本考案は、既設のコンクリート法枠工における
従来技術の欠点を解決し、且つ考案の目的を達成するた
めに提供するものである。
従来技術の欠点を解決し、且つ考案の目的を達成するた
めに提供するものである。
本考案は既設のコンクリート法枠の横梁の上に開口部が
水平で、背部がコンクリート法枠内の法面に接合し、底
部が横梁に掛止する箱型容器を設置すると共に、当該容
器の開口部を底部に対して末広がりとし、その肉厚内に
補強筋を埋設し、前記容器の底部及び背部にアンカーを
通して横梁及びコンクリート法枠内の法面に打込み固定
したものである。
水平で、背部がコンクリート法枠内の法面に接合し、底
部が横梁に掛止する箱型容器を設置すると共に、当該容
器の開口部を底部に対して末広がりとし、その肉厚内に
補強筋を埋設し、前記容器の底部及び背部にアンカーを
通して横梁及びコンクリート法枠内の法面に打込み固定
したものである。
次に本考案の作用を説明する。まず、コンクリート法枠
工による1マス内に1個の箱型容器を配置し、その容器
の底部を横梁の上側に乗せて掛止し、前記容器の底部及
び背部の孔にアンカーを通し、且つ当該容器が接するコ
ンクリート法枠の横梁と前記法枠内の法面にそれぞれ孔
をあけて打込んで固定する。
工による1マス内に1個の箱型容器を配置し、その容器
の底部を横梁の上側に乗せて掛止し、前記容器の底部及
び背部の孔にアンカーを通し、且つ当該容器が接するコ
ンクリート法枠の横梁と前記法枠内の法面にそれぞれ孔
をあけて打込んで固定する。
そして、箱型容器に客土袋を詰込んだ後、その一部を切
り開いて低木樹木や草本類の植栽を施す。
り開いて低木樹木や草本類の植栽を施す。
前記の箱型容器は、開口を底部に対して末広がりとし、
その肉厚内に補強筋を埋設した構造になっている。
その肉厚内に補強筋を埋設した構造になっている。
以下本考案の実施例を説明する。第1図はコンクリート
法枠工に箱型容器を配置した状態の正面図、第2図はそ
の箱型容器に低木樹木と草本類を植栽した状態の第1図
の2−2線に沿う断面図、第3図は第1図の箱型容器の
斜視図、第4図はコンクリート法枠工における箱型容器
の設置作業例を示す側面図である。
法枠工に箱型容器を配置した状態の正面図、第2図はそ
の箱型容器に低木樹木と草本類を植栽した状態の第1図
の2−2線に沿う断面図、第3図は第1図の箱型容器の
斜視図、第4図はコンクリート法枠工における箱型容器
の設置作業例を示す側面図である。
図において、1は横長の箱型容器であり、上部開口部11
を底部12に対して末広がりとし、その肉厚tの内部に補
強筋12を埋設してある。前記箱型容器の材質はコンクリ
ートを用いるが、強化プラスチック等を用いることも可
能である。
を底部12に対して末広がりとし、その肉厚tの内部に補
強筋12を埋設してある。前記箱型容器の材質はコンクリ
ートを用いるが、強化プラスチック等を用いることも可
能である。
また、前記箱型容器の底部12及び法面13に接する側の背
部13にアンカー挿通用の孔5・6があけられている。
部13にアンカー挿通用の孔5・6があけられている。
そして、箱型容器1の形状は、法面の傾斜角度θに対し
て開口面が略水平になるように設定する。すなわち、地
山に吹付けたコンクリート法面13の傾斜勾配θが60度の
場合は、法面に接した背部13と開口部11との角度θ′も
60度に設定すると開口部11が水平になる。また、前記容
器の正面下部に水抜き孔7があけられている。
て開口面が略水平になるように設定する。すなわち、地
山に吹付けたコンクリート法面13の傾斜勾配θが60度の
場合は、法面に接した背部13と開口部11との角度θ′も
60度に設定すると開口部11が水平になる。また、前記容
器の正面下部に水抜き孔7があけられている。
2はコンクリート法枠体の一部を示し、横梁21と縦梁22
によってマス目状が形成されている。なお、その横梁21
と縦梁22との交差部位に斜面部23を形成したときは、箱
型容器1の側面底部にもその斜面部23に合致する斜面14
を形成することもある。
によってマス目状が形成されている。なお、その横梁21
と縦梁22との交差部位に斜面部23を形成したときは、箱
型容器1の側面底部にもその斜面部23に合致する斜面14
を形成することもある。
3及び4は前記の箱型容器1をコンクリートの法枠体2
及び法面13に固定するためのアンカーである。
及び法面13に固定するためのアンカーである。
5は箱型容器の底部にあけた法枠の横梁21に向けた孔、
6は箱型容器の法面に接する側の背部13にあけたアンカ
ー通し孔を示す。
6は箱型容器の法面に接する側の背部13にあけたアンカ
ー通し孔を示す。
8は箱型容器1の内部に収納する客土袋、9は客土袋8
に植栽するための低木樹木、9′は草本類である。
に植栽するための低木樹木、9′は草本類である。
10は横梁21にあけた削孔、11はコンクリート法枠内の法
面13にあけた削孔を示す。
面13にあけた削孔を示す。
次に実施例に基づく具体的な施工例を説明する。まず、
第4図示のように、箱型容器1をクレーン等の吊上げ機
cで吊り上げてコンクリート法枠工における横梁21の上
に置く。次に箱型容器1の底部の孔5に対峙する孔10を
横梁21にあける。続いて、背部13の孔6に対峙する孔11
をコンクリート法面13にあけ、そのそれぞれの孔にコン
クリートアンカー3と、頭部がフック形のアンカー4を
打ち込んで箱型容器1の滑落と転落を防止する。さら
に、客土袋8を箱型容器1の中に詰込んで、その上部を
切り開く。切り開いた個所から低木樹木9を植栽する。
なお、シバザクラ、マツバギク等の草本類9′を同時に
植えることもある。
第4図示のように、箱型容器1をクレーン等の吊上げ機
cで吊り上げてコンクリート法枠工における横梁21の上
に置く。次に箱型容器1の底部の孔5に対峙する孔10を
横梁21にあける。続いて、背部13の孔6に対峙する孔11
をコンクリート法面13にあけ、そのそれぞれの孔にコン
クリートアンカー3と、頭部がフック形のアンカー4を
打ち込んで箱型容器1の滑落と転落を防止する。さら
に、客土袋8を箱型容器1の中に詰込んで、その上部を
切り開く。切り開いた個所から低木樹木9を植栽する。
なお、シバザクラ、マツバギク等の草本類9′を同時に
植えることもある。
本考案は上記の構成であるから、次のような技術的な効
果がある。すなわち、第1に法面に施工してあるコンク
リート法枠工の横梁の上に開口部が水平で、背部がコン
クリート法枠工の法面に接合し、底部が横梁に掛止する
箱型容器を設置し、前記容器の底部及び背部にアンカー
を通して横梁及びコンクリート法枠工面に打込み固定し
たことにより、その箱型容器内に客土袋を詰込み、これ
に低木樹木や草本類の自然の緑化資材によって繁茂させ
ることができ、無味乾燥的なコンクリート表面の変化に
富んだ修景効果が得られる。
果がある。すなわち、第1に法面に施工してあるコンク
リート法枠工の横梁の上に開口部が水平で、背部がコン
クリート法枠工の法面に接合し、底部が横梁に掛止する
箱型容器を設置し、前記容器の底部及び背部にアンカー
を通して横梁及びコンクリート法枠工面に打込み固定し
たことにより、その箱型容器内に客土袋を詰込み、これ
に低木樹木や草本類の自然の緑化資材によって繁茂させ
ることができ、無味乾燥的なコンクリート表面の変化に
富んだ修景効果が得られる。
また、第2に容器の開口部を底部に対して末広がりと
し、その肉厚内に補強筋を埋設したことによって、コン
クリートの法面が傾斜勾配であっても、その低木樹木や
草本類を植える開口面は常に水平状態を保つことがで
き、これにより植栽作業が楽であると共に、特に植栽し
た樹木が真っ直ぐに生育し、見た目にもきれいな景観が
得られる。さらに、補強筋によって強度が高められてい
る箱型容器の開口部が底部に比べて末広がりに形成され
ているから、その開口部における客土の収納や客土袋上
部の切り開き及び植栽の各作業がし易く、この種のコン
クリート法枠工における植栽装置としてきわめて実用的
である。
し、その肉厚内に補強筋を埋設したことによって、コン
クリートの法面が傾斜勾配であっても、その低木樹木や
草本類を植える開口面は常に水平状態を保つことがで
き、これにより植栽作業が楽であると共に、特に植栽し
た樹木が真っ直ぐに生育し、見た目にもきれいな景観が
得られる。さらに、補強筋によって強度が高められてい
る箱型容器の開口部が底部に比べて末広がりに形成され
ているから、その開口部における客土の収納や客土袋上
部の切り開き及び植栽の各作業がし易く、この種のコン
クリート法枠工における植栽装置としてきわめて実用的
である。
図面は本考案に係るコンクリート法枠工における植栽装
置に関するもので、第1図は植栽用容器を設置した状態
の正面図、第2図はその箱型容器に低木樹木と草本類を
植栽した状態の第1図の2−2線に沿う断面図、第3図
は植栽用箱型容器の斜視図、第4図はコンクリート法枠
工における箱型容器の設置作業状態を示す側面図であ
る。 1……箱型容器 2……コンクリート法枠体 3……コンクリート用アンカー 4……フック形のアンカー 5……箱型容器の底部の孔 6……箱型容器の背部の孔 7……水抜き孔 8……客土袋 9……低木樹木 10……横梁に施した削孔 11……法面に施した削孔 12……箱型容器の肉厚内に埋設した補強筋 13……法面
置に関するもので、第1図は植栽用容器を設置した状態
の正面図、第2図はその箱型容器に低木樹木と草本類を
植栽した状態の第1図の2−2線に沿う断面図、第3図
は植栽用箱型容器の斜視図、第4図はコンクリート法枠
工における箱型容器の設置作業状態を示す側面図であ
る。 1……箱型容器 2……コンクリート法枠体 3……コンクリート用アンカー 4……フック形のアンカー 5……箱型容器の底部の孔 6……箱型容器の背部の孔 7……水抜き孔 8……客土袋 9……低木樹木 10……横梁に施した削孔 11……法面に施した削孔 12……箱型容器の肉厚内に埋設した補強筋 13……法面
フロントページの続き (56)参考文献 実願昭62−3840(実開昭63−112539号) の願書に添付した明細書及び図面の内容を 撮影したマイクロフィルム(JP,U) 実願昭55−119495号(実開昭57−41942 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U)
Claims (1)
- 【請求項1】既設のコンクリート法枠(2)の横梁(2
1)の上に開口部(11)が水平で、背部(13)がコンク
リート法枠内の法面に接合し、底部(12)が横梁に掛止
する箱型容器(1)を設置すると共に、当該容器の開口
部(11)を底部(12)に対して末広がりとし、その肉厚
内に補強筋(12)を埋設し、前記容器の底部及び背部に
アンカー(3)・(4)を通して横梁及びコンクリート
法枠内の法面に打込み固定したことを特徴とするコンク
リート法枠工における植栽装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12304789U JPH0747457Y2 (ja) | 1989-10-20 | 1989-10-20 | コンクリート法枠工における植栽装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12304789U JPH0747457Y2 (ja) | 1989-10-20 | 1989-10-20 | コンクリート法枠工における植栽装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0362129U JPH0362129U (ja) | 1991-06-18 |
JPH0747457Y2 true JPH0747457Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=31671040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12304789U Expired - Lifetime JPH0747457Y2 (ja) | 1989-10-20 | 1989-10-20 | コンクリート法枠工における植栽装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747457Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05253237A (ja) * | 1992-03-12 | 1993-10-05 | Olympus Optical Co Ltd | 観察補助鉗子 |
KR100404667B1 (ko) * | 2000-07-05 | 2003-11-07 | 고종민 | 녹화 공사 방법 |
KR100568120B1 (ko) * | 2005-10-21 | 2006-04-05 | 씨엠엔지니어링(주) | 식재박스를 이용한 옹벽 구조 |
-
1989
- 1989-10-20 JP JP12304789U patent/JPH0747457Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0362129U (ja) | 1991-06-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |