JPH0747089Y2 - 洗浄機 - Google Patents
洗浄機Info
- Publication number
- JPH0747089Y2 JPH0747089Y2 JP1990022769U JP2276990U JPH0747089Y2 JP H0747089 Y2 JPH0747089 Y2 JP H0747089Y2 JP 1990022769 U JP1990022769 U JP 1990022769U JP 2276990 U JP2276990 U JP 2276990U JP H0747089 Y2 JPH0747089 Y2 JP H0747089Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conduit
- washing
- injection nozzle
- washing machine
- cleaning liquid
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- Washing And Drying Of Tableware (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば食器或いは医療用・実験用器具等の被
洗浄物を洗浄するための洗浄機に関する。
洗浄物を洗浄するための洗浄機に関する。
洗浄機の一つとして、タンクを底部に備えた洗浄庫の上
部と下部に噴射ノズルが配設されてなり、また前記タン
ク内の洗浄液が洗浄液循環ポンプにより導管を通して前
記各噴射ノズルに供給されるようにしてなるものが、例
えば特開昭61−280837号公報に示されている。
部と下部に噴射ノズルが配設されてなり、また前記タン
ク内の洗浄液が洗浄液循環ポンプにより導管を通して前
記各噴射ノズルに供給されるようにしてなるものが、例
えば特開昭61−280837号公報に示されている。
［考案が解決しようとする課題］ ところで上述した洗浄機においては、噴射ノズルに洗浄
液を供給する導管の形状には全く配慮がなされておら
ず、通常の導管（断面円形の導管）が採用されている。
液を供給する導管の形状には全く配慮がなされておら
ず、通常の導管（断面円形の導管）が採用されている。
［考案の目的］ 本考案は、導管の形状に工夫を加え、上方の噴射ノズル
への洗浄液の流動を良好にし、同噴射ノズルの回転を増
大させることによって洗浄効果を高めることを目的とす
る。
への洗浄液の流動を良好にし、同噴射ノズルの回転を増
大させることによって洗浄効果を高めることを目的とす
る。
［課題を解決するための手段］ 上記した目的を達成するために、本考案においては、タ
ンクを底部に備えた洗浄庫の上部と下部に噴射ノズルが
配設されてなり、また前記タンク内の洗浄液が洗浄液循
環ポンプにより導管を通して前記各噴射ノズルに供給さ
れるようにしてなる洗浄機において、前記両噴射ノズル
のうち洗浄庫の上部に配設された噴射ノズルは、前記洗
浄庫の上壁に沿って配設されて前記導管の一部分を構成
する上方部導管と上端が前記上方部導管の一端下部に形
成された流出口に接続され下端が前記上部に配設された
噴射ノズルに接続されて前記導管の他の一部分を構成す
る接続部導管とを通して供給される洗浄液の噴射圧力に
より回転する噴射ノズルであり、また前記上方部導管に
は、前記流出口の周囲で前記上部に配設された噴射ノズ
ルの回転方向と同方向の洗浄液の渦流を形成する整流手
段が設けられていることを特徴とする。
ンクを底部に備えた洗浄庫の上部と下部に噴射ノズルが
配設されてなり、また前記タンク内の洗浄液が洗浄液循
環ポンプにより導管を通して前記各噴射ノズルに供給さ
れるようにしてなる洗浄機において、前記両噴射ノズル
のうち洗浄庫の上部に配設された噴射ノズルは、前記洗
浄庫の上壁に沿って配設されて前記導管の一部分を構成
する上方部導管と上端が前記上方部導管の一端下部に形
成された流出口に接続され下端が前記上部に配設された
噴射ノズルに接続されて前記導管の他の一部分を構成す
る接続部導管とを通して供給される洗浄液の噴射圧力に
より回転する噴射ノズルであり、また前記上方部導管に
は、前記流出口の周囲で前記上部に配設された噴射ノズ
ルの回転方向と同方向の洗浄液の渦流を形成する整流手
段が設けられていることを特徴とする。
また更に、前記洗浄庫の下壁に沿って配設されて前記導
管の一部分を構成する下方部導管と前記上方部導管の少
なくとも一方が、上下方向に薄い偏平形状であることを
特徴とする。
管の一部分を構成する下方部導管と前記上方部導管の少
なくとも一方が、上下方向に薄い偏平形状であることを
特徴とする。
［考案の作用効果］ このため本考案においては、上方部導管に設けた整流手
段により流出口の周囲に渦流を形成することができるた
め、流出口と上部に配設された噴射ノズルとを接続する
接続部導管の内部を流下する洗浄液の流動が良好となっ
て流路抵抗による圧力損失がなくなり、同噴射ノズルか
らの洗浄液の噴射圧力を高めて噴射ノズルの回転を速く
し、結果的に洗浄効果を高めることができる。そして洗
浄液の渦流の形成方向を噴射ノズルの回転方向と同方向
にしたことによってノズルの回転は速やかで、洗浄効果
は好影響を受ける。
段により流出口の周囲に渦流を形成することができるた
め、流出口と上部に配設された噴射ノズルとを接続する
接続部導管の内部を流下する洗浄液の流動が良好となっ
て流路抵抗による圧力損失がなくなり、同噴射ノズルか
らの洗浄液の噴射圧力を高めて噴射ノズルの回転を速く
し、結果的に洗浄効果を高めることができる。そして洗
浄液の渦流の形成方向を噴射ノズルの回転方向と同方向
にしたことによってノズルの回転は速やかで、洗浄効果
は好影響を受ける。
更に上壁に沿って配設されている上方部導管及び下壁に
沿って配設されている下方部導管の少なくとも一方を上
下方向に薄い偏平形状にすると、必要な流量を確保しな
がら導管の配設に必要な配管スペースを上下方向に狭く
することができて、当該洗浄機の高さを低くすることが
できる。このため洗浄機の小型化が可能で、洗浄機の設
置性を向上させることができる。
沿って配設されている下方部導管の少なくとも一方を上
下方向に薄い偏平形状にすると、必要な流量を確保しな
がら導管の配設に必要な配管スペースを上下方向に狭く
することができて、当該洗浄機の高さを低くすることが
できる。このため洗浄機の小型化が可能で、洗浄機の設
置性を向上させることができる。
なお、上方部導管が偏平形状である場合には、整流手段
による渦流が形成されやすく、接続部導管の流路抵抗の
低減がより効果的になされる。
による渦流が形成されやすく、接続部導管の流路抵抗の
低減がより効果的になされる。
以下に、本考案の一実施例を図面に基いて説明する。
第１図は本考案を実施してなる家庭用の食器洗浄機を示
していて、同食器洗浄機においては外装10の内部に洗浄
庫20と洗浄液循環ポンプ30が設けられている。洗浄庫20
は、ステンレス板を継ぎ合せて構成されており（樹脂製
として上下二分割の構成とすることも可能）、内部には
食器収納用ラック40と、同ラック40に収納した食器類41
を噴射水流で回転して洗浄（すすぎを含む）する上下一
対の回転式噴射ノズル31,32が配設されている。また、
洗浄庫20の前面には、ラック40を食器類41とともに出し
入れするための開口21が設けられている。なお、開口21
は下端にて洗浄庫20に枢着されて前方へ開放される扉11
によって開閉されるようになっている。
していて、同食器洗浄機においては外装10の内部に洗浄
庫20と洗浄液循環ポンプ30が設けられている。洗浄庫20
は、ステンレス板を継ぎ合せて構成されており（樹脂製
として上下二分割の構成とすることも可能）、内部には
食器収納用ラック40と、同ラック40に収納した食器類41
を噴射水流で回転して洗浄（すすぎを含む）する上下一
対の回転式噴射ノズル31,32が配設されている。また、
洗浄庫20の前面には、ラック40を食器類41とともに出し
入れするための開口21が設けられている。なお、開口21
は下端にて洗浄庫20に枢着されて前方へ開放される扉11
によって開閉されるようになっている。
各噴射ノズル31,32は、洗浄庫20の上壁22と下壁23にそ
れぞれ回転自在に組付けられていて、ポンプ30から導管
Ｐを通して供給される洗浄液の噴射圧力により回転しな
がら洗浄液をラック40内の食器類41に向けて噴射するよ
うになっている。洗浄液は、洗浄工程の始めに供給装置
（図示せず）を通して所定量供給されて洗浄庫20の底部
に設けたタンク24に溜められるようになっており、また
洗浄工程の終りにタンク24から排出装置（図示せず）に
よって当該食器洗浄機の外へ排出されるようになってお
り、規定水位（洗浄工程時の水位）を越えた場合には下
壁23に設けたオーバーフロー排水パイプ25から機外に排
出されるようになっている。なお、洗浄液は、当該食器
洗浄機の外で加熱温水機（図示せず）により加熱されて
供給される場合と、タンク24内でヒータ（図示せず）に
より加熱される場合がある。
れぞれ回転自在に組付けられていて、ポンプ30から導管
Ｐを通して供給される洗浄液の噴射圧力により回転しな
がら洗浄液をラック40内の食器類41に向けて噴射するよ
うになっている。洗浄液は、洗浄工程の始めに供給装置
（図示せず）を通して所定量供給されて洗浄庫20の底部
に設けたタンク24に溜められるようになっており、また
洗浄工程の終りにタンク24から排出装置（図示せず）に
よって当該食器洗浄機の外へ排出されるようになってお
り、規定水位（洗浄工程時の水位）を越えた場合には下
壁23に設けたオーバーフロー排水パイプ25から機外に排
出されるようになっている。なお、洗浄液は、当該食器
洗浄機の外で加熱温水機（図示せず）により加熱されて
供給される場合と、タンク24内でヒータ（図示せず）に
より加熱される場合がある。
また本実施例においては、ポンプ30から上部に配設され
た噴射ノズル31及び下部に配設された噴射ノズル32に洗
浄液を導くための導管Ｐが、第１図及び第２図にて示し
たように、ポンプ30の吐出口30aに接続されて洗浄庫20
の下壁23に沿って配設される下方部の導管P1（実用新案
登録請求の範囲に記載された「下方部導管」に相当す
る。）と、この導管P1の前端上部と下部に配設された噴
射ノズル32を接続する接続部の導管P2と、導管P1の後端
上部に接続されて上方に延びる導管P3と、この導管P3の
上端に接続されて洗浄庫20の上壁22に沿って配設される
上方部の導管P4（実用新案登録請求の範囲に記載された
「上方部導管」に相当する。）と、この導管P4の前端下
部と上部に配設された噴射ノズル31を接続する接続部の
導管P5（実用新案登録請求の範囲に記載された「接続部
導管」に相当する。：導管P2と同一構成のものであり、
この接続部導管に噴射ノズルが回転自在に組み付けられ
てクリップ32により抜け止めされている）によって構成
されており、また上方の噴射ノズル31に供給される流量
が下方の噴射ノズル32に供給される流量より所定量少な
くなるように設定してある。
た噴射ノズル31及び下部に配設された噴射ノズル32に洗
浄液を導くための導管Ｐが、第１図及び第２図にて示し
たように、ポンプ30の吐出口30aに接続されて洗浄庫20
の下壁23に沿って配設される下方部の導管P1（実用新案
登録請求の範囲に記載された「下方部導管」に相当す
る。）と、この導管P1の前端上部と下部に配設された噴
射ノズル32を接続する接続部の導管P2と、導管P1の後端
上部に接続されて上方に延びる導管P3と、この導管P3の
上端に接続されて洗浄庫20の上壁22に沿って配設される
上方部の導管P4（実用新案登録請求の範囲に記載された
「上方部導管」に相当する。）と、この導管P4の前端下
部と上部に配設された噴射ノズル31を接続する接続部の
導管P5（実用新案登録請求の範囲に記載された「接続部
導管」に相当する。：導管P2と同一構成のものであり、
この接続部導管に噴射ノズルが回転自在に組み付けられ
てクリップ32により抜け止めされている）によって構成
されており、また上方の噴射ノズル31に供給される流量
が下方の噴射ノズル32に供給される流量より所定量少な
くなるように設定してある。
導管P1は、第２図，第３図及び第４図にて示したよう
に、上板部材と下板部材によって上下方向に薄い偏平形
状に形成されていて、ポンプ30の吐出口30aに接続され
る流入口P1aと、導管P2に接続される第１流出口P1bと、
導管P3の下端に接続される第２流出口P1cを有してい
る。
に、上板部材と下板部材によって上下方向に薄い偏平形
状に形成されていて、ポンプ30の吐出口30aに接続され
る流入口P1aと、導管P2に接続される第１流出口P1bと、
導管P3の下端に接続される第２流出口P1cを有してい
る。
一方、導管P4は、第５図〜第７図にて示したように、上
板部材と下板部材によって上下方向に薄い偏平形状に形
成されていて、導管P3の上端２に接続される流入口P4a
と、導管P5の上端に接続される流出口P4bを有してお
り、流入口P4aの上端部分は第７図にて詳細に示したよ
うに傾斜した形状（漏斗状）とされ、また流出口P4bの
上端部分は僅かに上方へ（管内部へ）突出した形状とさ
れている。
板部材と下板部材によって上下方向に薄い偏平形状に形
成されていて、導管P3の上端２に接続される流入口P4a
と、導管P5の上端に接続される流出口P4bを有してお
り、流入口P4aの上端部分は第７図にて詳細に示したよ
うに傾斜した形状（漏斗状）とされ、また流出口P4bの
上端部分は僅かに上方へ（管内部へ）突出した形状とさ
れている。
またこの実施例において、洗浄庫20の上壁22及び下壁23
に沿ってそれぞれ配設された部分の上方部導管P4及び下
方部導管P1には、第８図及び第９図にて示したように、
各導管P1,P4の流出口側にガイド板Ａ（実用新案登録請
求の範囲に記載された「整流手段」に相当する。）が配
設されており、導管P3,P5内に積極的に渦流が形成され
るように構成されている。
に沿ってそれぞれ配設された部分の上方部導管P4及び下
方部導管P1には、第８図及び第９図にて示したように、
各導管P1,P4の流出口側にガイド板Ａ（実用新案登録請
求の範囲に記載された「整流手段」に相当する。）が配
設されており、導管P3,P5内に積極的に渦流が形成され
るように構成されている。
上記のように構成した本実施例においては、ガイド板Ａ
によって上方部導管P4の流出口P4b及び下方部導管P1の
流出口P1cの周囲で洗浄液の渦流を形成させることによ
って、導管P1から導管P3への洗浄液の流動及び導管P4か
ら導管P5への洗浄液の流動を良好にすることができて、
流路抵抗による圧力損失がなくなり、上部に配設された
噴射ノズル31からの洗浄液の噴射圧力を高めて噴射ノズ
ルの回転を速くし、結果的に洗浄効果を高めることがで
きる。なおこの実施例では、導管P1及びP4が偏平形状に
形成されているため、ガイドＡによって渦流が形成され
やすい。ところでこのように渦流が形成される場合、噴
射ノズル31の回転方向（噴射ノズル31における噴射口の
形状によって決定される）が上方からみて反時計方向で
ある場合には、導管P3,P5内に形成される渦流の回転方
向も反時計方向とするのが最良であることを実験により
確認している。
によって上方部導管P4の流出口P4b及び下方部導管P1の
流出口P1cの周囲で洗浄液の渦流を形成させることによ
って、導管P1から導管P3への洗浄液の流動及び導管P4か
ら導管P5への洗浄液の流動を良好にすることができて、
流路抵抗による圧力損失がなくなり、上部に配設された
噴射ノズル31からの洗浄液の噴射圧力を高めて噴射ノズ
ルの回転を速くし、結果的に洗浄効果を高めることがで
きる。なおこの実施例では、導管P1及びP4が偏平形状に
形成されているため、ガイドＡによって渦流が形成され
やすい。ところでこのように渦流が形成される場合、噴
射ノズル31の回転方向（噴射ノズル31における噴射口の
形状によって決定される）が上方からみて反時計方向で
ある場合には、導管P3,P5内に形成される渦流の回転方
向も反時計方向とするのが最良であることを実験により
確認している。
また、本実施例においては、洗浄庫20の上壁22及び下壁
23に沿って配設される部位の導管P1,P4を上下方向に薄
い偏平形状としたため、必要な流量を確保しながら導管
P1,P4の配設に必要な配管スペースを上下方向に狭くす
ることができ、これによって当該食器洗浄機の全高を低
くすることができて、当該食器洗浄機の小型化を図るこ
とができ、当該食器洗浄機の設置性を向上させることが
できる。
23に沿って配設される部位の導管P1,P4を上下方向に薄
い偏平形状としたため、必要な流量を確保しながら導管
P1,P4の配設に必要な配管スペースを上下方向に狭くす
ることができ、これによって当該食器洗浄機の全高を低
くすることができて、当該食器洗浄機の小型化を図るこ
とができ、当該食器洗浄機の設置性を向上させることが
できる。
また、本実施例においては、上方の噴射ノズル31に供給
される流量が下方の噴射ノズル32に供給される流量より
所定量少なくなるように設定してあるため、上方の噴射
ノズル31からの噴射圧力は低く、噴射ノズル31の回転数
も下方の噴射ノズル32の回転数より少ない。したがっ
て、タンク24内及び下壁23上を流れる洗浄液の上面に衝
突するときの衝突力は弱く、跳ね返りが抑制されるとと
もに、波立ちが抑制される。この結果、洗浄液のオー
バーフロー排水パイプ25への飛散流入が防止され、洗浄
液の無用な機外への流出が防止される。波立ちにより
洗浄液中に空気が気泡状態にて混入することがなくて、
ポンプ30の空気吸い込みによる能力低下を防ぐことがで
きる。タンク24内及び下壁23上を流れる洗浄液上に浮
遊する残菜等の浮遊物が食器類41に飛散付着することが
ない。等の効果が得られる。
される流量が下方の噴射ノズル32に供給される流量より
所定量少なくなるように設定してあるため、上方の噴射
ノズル31からの噴射圧力は低く、噴射ノズル31の回転数
も下方の噴射ノズル32の回転数より少ない。したがっ
て、タンク24内及び下壁23上を流れる洗浄液の上面に衝
突するときの衝突力は弱く、跳ね返りが抑制されるとと
もに、波立ちが抑制される。この結果、洗浄液のオー
バーフロー排水パイプ25への飛散流入が防止され、洗浄
液の無用な機外への流出が防止される。波立ちにより
洗浄液中に空気が気泡状態にて混入することがなくて、
ポンプ30の空気吸い込みによる能力低下を防ぐことがで
きる。タンク24内及び下壁23上を流れる洗浄液上に浮
遊する残菜等の浮遊物が食器類41に飛散付着することが
ない。等の効果が得られる。
更に、上記実施例においては、上方の偏平状導管P4にお
いて、流入口P4aの上端部分を傾斜した形状とし、また
流出口P4bの上端部分を僅かに上方へ突出した形状とし
たため、洗浄工程の終了直後において導管P4内の洗浄液
が導管P3を通って下方へ引き戻される作用が得られ、洗
浄後において乾燥（自然乾燥でも強制乾燥でもよい）さ
れている食器類41に洗浄液が垂れ落ちて同食器類41を濡
らすといった不具合も生じない。
いて、流入口P4aの上端部分を傾斜した形状とし、また
流出口P4bの上端部分を僅かに上方へ突出した形状とし
たため、洗浄工程の終了直後において導管P4内の洗浄液
が導管P3を通って下方へ引き戻される作用が得られ、洗
浄後において乾燥（自然乾燥でも強制乾燥でもよい）さ
れている食器類41に洗浄液が垂れ落ちて同食器類41を濡
らすといった不具合も生じない。
上記した実施例においては、導管P1,P4の流出口P1c,P4b
の周囲に渦流を形成する整流手段として、ガイバ板Ａを
採用したが、第10図に示したように導管P4（またはP1）
の流出口P4b（またはP1c）側の一部を切り欠いた整流手
段であっても、また第11図に示したように導管P4（また
はP1）の流出口P4b（またはP1c）を一側に偏位させた整
流手段であってもよい。
の周囲に渦流を形成する整流手段として、ガイバ板Ａを
採用したが、第10図に示したように導管P4（またはP1）
の流出口P4b（またはP1c）側の一部を切り欠いた整流手
段であっても、また第11図に示したように導管P4（また
はP1）の流出口P4b（またはP1c）を一側に偏位させた整
流手段であってもよい。
また、上記実施例においては、上方の噴射ノズル31に供
給される流量が下方の噴射ノズル32に供給される流量よ
り所定量少なくなるように設定して、下壁23上を流れる
洗浄液の跳ね返りを抑制し、洗浄液のオーバーフロー排
水パイプ25への飛散流入を防止するようにしたが、第12
図にて示したように、オーバーフロー排水パイプ25近傍
の下壁23の一部分23aを通常レベルの下壁部分23bより所
定量低くしてオーバーフロー排水パイプ25の上方への突
出量を多くするとともに、同部分23aにより増加される
容積を他の部分23cを高くすることにより減じて、規定
水位において洗浄庫20内に収容される洗浄液量を変える
ことなく、洗浄液のオーバーフロー排水パイプ25への飛
散流入を防止するようにしてもよい。
給される流量が下方の噴射ノズル32に供給される流量よ
り所定量少なくなるように設定して、下壁23上を流れる
洗浄液の跳ね返りを抑制し、洗浄液のオーバーフロー排
水パイプ25への飛散流入を防止するようにしたが、第12
図にて示したように、オーバーフロー排水パイプ25近傍
の下壁23の一部分23aを通常レベルの下壁部分23bより所
定量低くしてオーバーフロー排水パイプ25の上方への突
出量を多くするとともに、同部分23aにより増加される
容積を他の部分23cを高くすることにより減じて、規定
水位において洗浄庫20内に収容される洗浄液量を変える
ことなく、洗浄液のオーバーフロー排水パイプ25への飛
散流入を防止するようにしてもよい。
なお、上記実施例においては、洗浄庫20の上壁22及び下
壁23に沿って配設される部位の導管P1,P4を上下方向に
薄い偏平形状として、当該食器洗浄機の全高を低くする
ようにしたが、いずれか一方の導管P1又はP4のみを上下
方向に薄い偏平形状として当該食器洗浄機の全高を低く
するようにして実施することも可能である。また、上記
実施例においては、本考案を家庭用の食器洗浄機に実施
したが、本考案は業務用の食器洗浄機は勿論のこと、医
療用・実験用器具を洗浄するための洗浄機にも同様に又
は適宜変更して実施できるものである。
壁23に沿って配設される部位の導管P1,P4を上下方向に
薄い偏平形状として、当該食器洗浄機の全高を低くする
ようにしたが、いずれか一方の導管P1又はP4のみを上下
方向に薄い偏平形状として当該食器洗浄機の全高を低く
するようにして実施することも可能である。また、上記
実施例においては、本考案を家庭用の食器洗浄機に実施
したが、本考案は業務用の食器洗浄機は勿論のこと、医
療用・実験用器具を洗浄するための洗浄機にも同様に又
は適宜変更して実施できるものである。
第１図は本考案の一実施例を示す食器洗浄機の縦断側面
図、第２図は同部分拡大断面図、第３図は第１図に示し
た下方の偏平状導管の平面図、第４図は同側面図、第５
図は第１図に示した上方の偏平状導管の平面図、第６図
は同側面図、第７図は同拡大縦断側面図、第８図〜第11
図は偏平状導管の変形例を示す図、第12図は洗浄庫の下
壁とオーバーフロー排水パイプとの関係を概略的に示す
部分斜視図である。 符号の説明 20…洗浄庫、22…上壁、23…下壁、24…タンク、30…洗
浄液循環ポンプ、31,32…噴射ノズル、Ｐ…導管、P1,P4
…偏平状導管、P1c,P4b…流出口、Ａ…ガイド板（整流
手段）。
図、第２図は同部分拡大断面図、第３図は第１図に示し
た下方の偏平状導管の平面図、第４図は同側面図、第５
図は第１図に示した上方の偏平状導管の平面図、第６図
は同側面図、第７図は同拡大縦断側面図、第８図〜第11
図は偏平状導管の変形例を示す図、第12図は洗浄庫の下
壁とオーバーフロー排水パイプとの関係を概略的に示す
部分斜視図である。 符号の説明 20…洗浄庫、22…上壁、23…下壁、24…タンク、30…洗
浄液循環ポンプ、31,32…噴射ノズル、Ｐ…導管、P1,P4
…偏平状導管、P1c,P4b…流出口、Ａ…ガイド板（整流
手段）。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−280837（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−58278（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−9582（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−125570（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−20627（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭57−23579（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (2)
- 【請求項１】タンクを底部に備えた洗浄庫の上部と下部
に噴射ノズルが配設されてなり、また前記タンク内の洗
浄液が洗浄液循環ポンプにより導管を通して前記各噴射
ノズルに供給されるようにしてなる洗浄機において、前
記両噴射ノズルのうち洗浄庫の上部に配設された噴射ノ
ズルは、前記洗浄庫の上壁に沿って配設されて前記導管
の一部分を構成する上方部導管と上端が前記上方部導管
の一端下部に形成された流出口に接続され下端が前記上
部に配設された噴射ノズルに接続されて前記導管の他の
一部分を構成する接続部導管とを通して供給される洗浄
液の噴射圧力により回転する噴射ノズルであり、また前
記上方部導管には、前記流出口の周囲で前記上部に配設
された噴射ノズルの回転方向と同方向の洗浄液の渦流を
形成する整流手段が設けられていることを特徴とする洗
浄機。 - 【請求項２】前記洗浄庫の下壁に沿って配設されて前記
導管の一部分を構成する下方部導管と前記上方部導管の
少なくとも一方が、上下方向に薄い偏平形状であること
を特徴とする請求項１に記載の洗浄機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990022769U JPH0747089Y2 (ja) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | 洗浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990022769U JPH0747089Y2 (ja) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | 洗浄機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0317767U JPH0317767U (ja) | 1991-02-21 |
| JPH0747089Y2 true JPH0747089Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=31525779
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990022769U Expired - Fee Related JPH0747089Y2 (ja) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | 洗浄機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0747089Y2 (ja) |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5723579U (ja) * | 1980-07-10 | 1982-02-06 | ||
| JPS589582U (ja) * | 1981-07-13 | 1983-01-21 | 堀井 正実 | ポリマ−含浸ｇｒｃ管 |
| JPS6329011Y2 (ja) * | 1984-09-21 | 1988-08-04 | ||
| JPH0248522Y2 (ja) * | 1985-01-25 | 1990-12-19 | ||
| JPS61280837A (ja) * | 1985-05-15 | 1986-12-11 | 三洋電機株式会社 | 器具洗浄機 |
| JPS6220627U (ja) * | 1985-07-23 | 1987-02-07 |
-
1990
- 1990-03-07 JP JP1990022769U patent/JPH0747089Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0317767U (ja) | 1991-02-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |