JPH0746932Y2 - ヒートロール駆動機構 - Google Patents

ヒートロール駆動機構

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Publication number
JPH0746932Y2
JPH0746932Y2 JP1988054791U JP5479188U JPH0746932Y2 JP H0746932 Y2 JPH0746932 Y2 JP H0746932Y2 JP 1988054791 U JP1988054791 U JP 1988054791U JP 5479188 U JP5479188 U JP 5479188U JP H0746932 Y2 JPH0746932 Y2 JP H0746932Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat roll
key
key groove
roll
fixing
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988054791U
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English (en)
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JPH01160472U (ja
Inventor
進一 深澤
康夫 菊池
秀穂 横川
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電子写真式レーザプリンタの定着機構部におけ
るヒートロールの回転駆動機構部を長寿命化する工夫に
関するものである。
〔考案の背景〕
印刷用紙に電子写真方式で転写したトナーを定着する方
法は種々のものが公知となっているが、定着の信頼性の
上で円筒表面にトナーが溶着しないよう樹脂コーティン
グしたヒートロールを用いる方法が主流である。
しかしながらヒートロールの表面の樹脂コーティング層
はトナー、用紙と接触するため摩耗がさけられず、装置
の寿命より寿命が短い。このため所定の保守周期で交換
が必要になる。ヒートロールの保守交換時間を最短にす
るため、従来よりヒートロールは単純なアルミニウム合
金製の円筒とし、両端を回転軸に取付けたハブで保持す
ると共に回転駆動軸からのトルクは、ハブに設けたキー
とヒートロールに設けたキー溝との嵌合によっている。
以下、第2図に示す様に感光体1をトナーで現像し印刷
用紙2に転写する。転写されたトナー3は用紙2に静電
気力で付着しているにすぎないため、ヒートロール4で
加熱溶着する。用紙2とトナーをヒートロール4に密着
させるためバックアップロール5でヒートロール4に押
しつける。ヒートロール4のレーザプリンタへの取付構
造は第3図に示すように、加熱ランプ11に給電、支持す
る電極を貫通させる中空の駆動軸10の先端に取り付けた
駆動ハブ8、他端の従動ハブ9によりヒートロール4を
回転自在に支持する。駆動ハブ8はヒートロール4を回
転駆動するためにキー6が設置されていてヒートロール
4の一端に刻まれたキー溝7に嵌合する。第4図にはヒ
ートロール4、駆動ハブ8、キー6、キー溝7、従動ハ
ブ9を第4図に示す。ヒートロールは運転中高温に保た
れ、前記ハブも高温になるがハブは精度、強度上の理由
で炭素鋼で作られるため両者の熱膨張の差のために、室
温時よりも大きなスキマが発生する。このスキマと用紙
をヒートロールに押しつけるバックアップローツの押付
け力により、キーとキー溝の間には第5図に示す様に複
雑なすべり運動が発生する。キーの高さがキー溝の高さ
より低いとキーの先端がキー溝の接触摺動面を突き上げ
掘り進むようになる。特にヒートロールがアルミ合金で
キーが炭素鋼のように硬さの差が著しいときこの現象が
顕著であり、キーがキー溝の接触面に穿った凹所に圧入
しヒートロールを破壊することがあった。
〔考案の目的〕
本考案の目的は前記従来技術の欠点をなくし、この種の
異常摩耗、破損を防止することである。
〔考案の概要〕
本考案はヒートロールの直径がハブの直径よりも大き
く、かつキーとキー溝の嵌合によって拘束されているた
めヒートロールが回転するにつれてキーはキー溝の側面
をヒートロールの半径方向に傾きを伴って摺動しキーの
先端がキー溝側面に喰い込む現象に着目し、キーの高さ
とキー溝の高さの関係が前記食い込み現象をおこしにく
いように工夫したものである。本考案の具体的実施例は
第1図に示すようにキー6の高さはキー溝7の高さより
低くなくキー6の先端6aはキー溝側面7aに食い込むこと
がない。この為従来技術でキー6の先端6aがキー溝の側
面7aに接触し過大な応力により接触部の疲労摩耗、摩耗
粉の発生、摩耗粉の研削剤化、摩耗促進、キー溝内への
キー先端の陥入、キー溝部の破壊と進行した不具合点が
本考案により防止出来る。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ヒートロールが回転する間中、キーの
先端がキー溝の側面に食い込むことがないため、嵌合初
期のなじみが完成すればキーはキー溝の内部にもぐり込
むことがなく異常摩耗、破損がおこりにくくなるためヒ
ートロールの長寿命化に効果がある。初期摩耗を発生さ
せなければ摩耗粉が酸化物に変り研削剤として摩耗を加
速させる作用がおこらなくなるので効果は大である。ヒ
ートロールとハブの間の相対すべりによる摩耗粉の発生
を抑止するために耐熱生グリース、例えば弗素樹脂系グ
リースを用いるとより良い効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した場合のヒートロールのキー溝
とキーの相対すべり関係を示す模式断面図である。第2
図は電子写真方式連続紙レーザプリンタの構造原理図、
第3図はヒートロールの取付構造を示す縦断面図、第4
図はヒートロールと駆動及び従動ハブの取付関係を示す
斜視図、第5図は従来技術になるヒートロールのキー溝
とキーの相対すべり関係を示す模式断面図である。図に
おいて4はヒートロール、5はバックアップロール、6
はキー、7はキー溝、8は駆動ハブ、9は従動ハブを示
す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに圧接したヒートロールとバックアッ
    プロールの圧接部にて用紙上に形成されたトナー像を加
    熱加圧し、用紙上にトナー像を固着させる定着装置であ
    って、少なくとも前記ヒートロール端部にその長手軸に
    対し平行に延びるキー溝を有し、前記ヒートロールに連
    結される駆動軸には前記キー溝に係合して駆動軸の回転
    運動を前記ヒートロールへ伝達するキーを設け、前記ヒ
    ートロールとこれに連結される駆動軸とが定着時に半径
    方向に隙間を生ずるものにおいて、 前記キーは、前記定着時のヒートロール回転中にキー先
    端がヒートロール外周面よりも内側に入り込まない高さ
    を有することを特徴とするヒートロール駆動機構。
JP1988054791U 1988-04-22 1988-04-22 ヒートロール駆動機構 Expired - Lifetime JPH0746932Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988054791U JPH0746932Y2 (ja) 1988-04-22 1988-04-22 ヒートロール駆動機構

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JP1988054791U JPH0746932Y2 (ja) 1988-04-22 1988-04-22 ヒートロール駆動機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01160472U JPH01160472U (ja) 1989-11-07
JPH0746932Y2 true JPH0746932Y2 (ja) 1995-10-25

Family

ID=31280705

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988054791U Expired - Lifetime JPH0746932Y2 (ja) 1988-04-22 1988-04-22 ヒートロール駆動機構

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57100458A (en) * 1980-12-16 1982-06-22 Ricoh Co Ltd Rolling device
JPS61116233U (ja) * 1984-12-29 1986-07-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01160472U (ja) 1989-11-07

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