JPS63155169A - 記録ドラム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、画［象を複写、印写および記録したりする記
録機器に使用することが出来る記録ドラムに関するもの
である。

従来の技術 近年、画像を複写、印写および記録したりする記録方式
としては電子写真方式、静電記録方式、インクジェット
方式、感熱方式、銀塩方式、ジアゾ方式、イオングラフ
ィ一方式等がらり、早く正確、かつ精密な印写を目的に
して種々の方式の提案および改良がなされつつある。ま
た画像を処理する方式でみると、光学［象をその１ま光
の強弱もしくは電気信号の強弱に変換して用いるアナロ
グ方式と、０，１の電気信号に変換して用いるデジタル
方式とに大別される。画像を多用な目的に処理しようと
すればデジタル方式が優位であり、特に精密、正確な画
像再現にはデジタル方式が最適である。ところで画像情
報を記録体に記録する場合１円筒状の記録ドラムが多く
使用されている。

これは繰り返し使用や正確な副走査方向への駆動に有利
となる理由によるものである。すなわち。

記録ドラムの駆動は通常ギヤを介したモータの回転を動
で行われ一応目的が達成されている。

以下図面を参照しながら上述した従来の記録ドラムの一
例について説明する。第４図は従来の記録装置の概略構
成図を示し１図にお・いて、１は軸２を中心として矢印
方向に回転する記録ドラム。

３は記録ドラム１の表面を帯電させる帯電器％４は図示
せぬ光学系からの画像情報を記録ドラム１０表面に照射
する露光光、５は現〔象器で回転スリ−プロと内部に設
けられたマグネット７とで現像剤を搬送し、記録ドラム
表面のａ像を現像する。

８は記録ドラムに形成される画１象に同期して送り込ま
れる用紙、９は記録ドラム上の現像像を用紙８に転写さ
せる転写帯電器、１０は転写時に静電吸着した用紙８を
記録ドラム１より分離させる分離帯電器、１１は定着器
で内部に熱源１２が設けられた加熱ローラと加圧ローラ
１３とで構成されており、搬送手段１４で搬送された用
紙８の担持塚を定着させる。１５は記録ドラム１に残存
した現像剤を清掃するクリーニング部材である。

記録ドラム１は第５図に示すように、アルミニューム、
ステンレス等の金属よりなる基体１６上に記録層１７が
形成されている。この記録層は記録方式が電子写真方式
であれば絶縁性光導電層。

静電記録方式やイオノグラフィ一方式であれば誘電層が
用いられる。また記録ドラム１は第６図に示すように１
両端にフランジ１ｓａ、１ａｂが一体に設けられ、７ラ
ンジ１８ａに設けられたギヤ１９で図示せぬ駆動源によ
って回転駆動されるようになっている。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、高精度の画像、特
に６００，８００，１２００ドツト／インチの如き高密
度デジタル画像を得るためには各スキャニングライン間
の移動ムラを１０μｍもしくはそれ以下に抑える必要が
あり、上記したモータ駆動源でギヤ群を介して記録ドラ
ムを回転駆動すると。

記録ドラムの極めて微少な回転ムラが画像欠陥として現
出し、許容出来ない画像品質となる欠点を有していた。

本発明は上記問題点に鑑み、微少な回転ムラの発生を防
止し、高精度の画像を得るのに最適な記録ドラムを提供
するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の記録ドラムは１円
筒状の記録部材と、この記録部材の両端部に配設された
慣性部材とを具備し、前記記録部材の重量をＡ、前記慣
性部材の重量をＢとしたときに記録部材と慣性部材の関
係をＢ／Ａ＞２とじた構成を備えたものである。

作　　　用 本発明は上記した構成によって記録ドラムが回転駆動す
るとき、記録部材の重量に対して慣性部材の重量が２倍
以上であるため、大きな慣性力と摩擦力が作用し、記録
ドラムが円滑、かつ均一で規則的に回転することになる
。

実施列 以下本発明の一実施例の記録ドラムについて。

図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例における記録ドラムの側面図
を示し、従来例と同一構成要素には同一符号が付しであ
る。

本実施例では、記録ドラム１の両端部の内部空筒に鉄、
真倫、銅、ステンレススチールのごとき比較的密度が大
きく、かつ均一な慣性部材２０が嵌人嘔れている。この
慣性部材２０は第２図に示すごとくフランジ１８＆、１
８ｂに一体にしても別体として設けてもよい。

記録ドラムを極めて均一に回転させるためには、その駆
動系に適度の均一な緊張抵抗が必要である。

近年記録ドラムは軽量化でれた回転に必要な動力は少な
くてすみ、駆動系は弛緩し易い：１向にある。

一方こうした記録ドラムには、これに圧接して作用する
クリーニングブレードからの力の変動、さらには現１澹
器から伝導する圧力の変動等が加わる。

このように記録ドラム自身を回転させるに必要な動力は
小さくて良いにもかかわらず、付加される変動力は大き
い。本発明は上記構成にて均一で大きな摩擦力を付与す
る一方、大きな慣性力を付与し回転を変動させる力の相
対的割合を減少させて回転ムラを押さえ込んでいる。

慣性部材の重量は記録部材の重量に対して２倍以上、好
ましくは２．５倍以上がよい。

第３図は慣性部材の他の実施例を示し１両端部の慣性部
材２ｏが中間部材２１で一体に構成されている。形態は
これら図示以外にも棟々考えられ本実施例に限定される
ものではない。

〈実施例１〉 長さ３４０　ｍｍ　、直径９０酎、厚さ約１団１重■２
６ａｇ（重ＭＡ）のアルミ基板中空円筒状の記録ドラム
の両端部に、厚さ約２　ｙｒｍ　、重量ｓｅｇ（重ｔＢ
）のアルミ製フランジとプラスチック製ギヤを取り付け
て従来と同等の記録ドラムを準備した。このときの記録
ドラムと慣性部材の重量比Ｂ／Ａは０．３３であった。

こうして準備された記録ドラムを既存のデジタル複写機
に装着した。そして記録ドラムを減速ギヤ付フラットモ
ータで回転駆動し、６００ドツト／インチの記録密度で
白黒印写を行って線幅の変動（ジッターと称す）を観察
したところ、規則的な白黒模様の印写が得られた。この
ときのジッター値は約６０μｍであった。

〈実施例２〉 実Ｊ　ｆａｌｌ　１と同じ記録ドラムの両端部のフラン
ジに５重量６ｔｓｏ９　（重量Ｂ）の真鍮製慣性部材を
敗り付けて記録ドラムを準備した。このときの記録ドラ
ムと慣性部材の重量比Ｂ／Ａは２．６であった。この記
録ドラムを実施列１と同様に装着、印写を行ってジッタ
ー値を観察したところ、約１６μｍであった。

〈実施ｆ２す３〉 重量が１３００ｇ（重量Ｂ）の真鍮製慣性部材を実施例
２と同じ構成に取り付けて記・録ドラムを準備した。こ
のときの記録ドラムと慣性部材の重量比Ｂ／ＡはＳ、Ｏ
であった。

この記録ドラムを実施例１と同様に装着、印写を行って
ジッター値を観察したところ、約９μｍであった。

発明の効果 以上詳述したごとく本発明によれば、円筒状の記録部材
と、この記録部材の両端部に配設された慣性部材とを有
し、記録部材の重量をＡ、慣性部材の重量をＢとしたと
きに記録部材と慣性部材の関係をＢ／Ａ＞２としたこと
により、記録ドラムが回転駆動するとき、記録部材の重
量に対して慣性部材の重量が２倍以上であるため、大き
な慣性力と摩擦力が作用し５回転変動に対する抵抗が高
くなって極めて均一良好な規則的回転をし、高品質な印
写画像が再現できると云った効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における記録ドラムのツ１１
面図、第２図は慣性部材の取り付は状態を示す側面図、
第３図は慣性部材の他の実施例を示す側面図、第４図は
従来の記録装置の概略構成図。 第６図はその記録ドラムの要部断面図、第６図は同様に
記録ドラムの側面図である。 １・・・・・・記録ドラム、１８ａ、１８ｂ・・・・・
・フランジ％１９・・・・・・ギヤ、２０・・・・・・
慣性部材、２１・・・・・中間部材。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名Ｉ−
記婦ドラム １８ａ、Ｉ８ムーフラレレ 第１図　　　　　７９−ギ　Ｖ ２０　−　シ嘗　ａｉａ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 円筒状の記録部材と、この記録部材の両端部に配設され
   た慣性部材とを具備し、前記記録部材の重量をＡ、前記
   慣性部材の重量をＢとしたときに記録部材と慣性部材の
   関係をＢ／Ａ＞２としたことを特徴とする記録ドラム。