JP2003186338A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2003186338A
JP2003186338A JP2001381129A JP2001381129A JP2003186338A JP 2003186338 A JP2003186338 A JP 2003186338A JP 2001381129 A JP2001381129 A JP 2001381129A JP 2001381129 A JP2001381129 A JP 2001381129A JP 2003186338 A JP2003186338 A JP 2003186338A
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heat roller
outer peripheral
peripheral surface
heat
fixing device
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JP2001381129A
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Masahiko Fukano
昌彦 深野
Kunihiko Ishii
久仁彦 石井
Takahiro Doge
恭弘 道下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱ローラ10の両端部の軸受領域における異
常音の発生を長期にわたって防止できるようにするこ
と。 【解決手段】 熱ローラ10と、熱ローラ10に圧接さ
れて回転する圧ローラ20とを備えた定着装置100。
熱ローラ10の両端部の外周面にはボールベアリング4
0が嵌合され、熱ローラ10はボールベアリング40の
各々を介して側枠32に支持されている。熱ローラ10
の両端部の外周面であってボールベアリング40の各々
が嵌合されている嵌合領域の各々の外周面には、その全
周にわたって溝10aが形成されている。溝10aには
耐熱グリスが充填される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、静電複写機、レー
ザプリンタ、ファクシミリ等の画像形成機に適用される
定着装置、更に詳しくは、ヒータを内蔵した熱ローラ及
び熱ローラに圧接されて回転する圧ローラとを備えた定
着装置に関する。 【0002】 【従来の技術】画像形成機、例えばレーザプリンタに
は、一般に、ヒータを内蔵した熱ローラ及び熱ローラに
圧接されて回転する圧ローラとを備えた定着装置が装着
されている。圧ローラは熱ローラに対してばね手段によ
り下方から上方に向かうばね力により圧接されている。
熱ローラの両端部の外周面には軸受部材、例えばラジア
ルボールベアリング(以下単に“ボールベアリング”と
略称する)が嵌合されている。熱ローラは、ボールベア
リングの各々を介して静止枠体の両側枠に回転自在に支
持されている。更に具体的には、ボールベアリングの各
々のインナレースの内周面が、熱ローラの両端部の、対
応する外周面に嵌合され、ボールベアリングの各々のア
ウタレースの外周面が、対応する側枠の取付孔に嵌合さ
れ、軸方向への移動が規制されて軸方向へ抜け出ないよ
うに装着される。 【0003】プリンタの電源が投入されると、定着装置
の熱ローラに内蔵されたヒータに通電され、熱ローラが
所要のとおりに加熱される。熱ローラが加熱されてその
温度が上昇すると、熱ローラ全体が熱膨張させられるの
で、熱ローラには軸方向の伸びが生成される。熱ローラ
が軸方向に伸ばされると、熱ローラの両端部の外周面に
おける上方領域であってボールベアリングの各々が嵌合
されている嵌合領域の各々の外周面における上方領域
と、対応するボールベアリングの内周面との間に軸方向
外方への摩擦力が作用する。なぜならば、熱ローラは、
ばね手段のばね力により圧ローラを介して下方から上方
に向かって強制されているので、熱ローラの両端部の外
周面における上方領域と、対応するボールベアリングの
インナレースの内周面との間は圧接されているが(圧接
部が形成されているが)、熱ローラの両端部の外周面に
おける下方領域と、対応するボールベアリングのインナ
レースの内周面との間にはわずかな隙間が形成されてい
るからである。なお、あらかじめ、熱ローラの両端部の
外周面の直径は、対応するボールベアリングのインナレ
ースの内径よりもわずかに小さく形成されている。そし
て、上記圧接部に軸方向外方への摩擦力が作用すると、
ボールベアリングの各々の外周面は、対応する側枠に対
し軸方向への移動が規制されているので、ボールベアリ
ングの各々は、アウタレースの外周面側を支点としてイ
ンナレースの内周面(上記圧接部)が軸方向外方に強制
移動させられてわずかではあるが傾く。ボールベアリン
グの各々が上記の如く傾いた状態で熱ローラが回転駆動
させられると異常音が発生し、環境上好ましくない。ま
た熱ローラ及びボールベアリングの各々の耐久性が損な
われて早期交換のおそれがある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】熱ローラの温度上昇に
よる軸方向の伸びに起因する上記技術的課題を解決する
ための対策として、熱ローラの両端部の外周面であって
ボールベアリングの各々が嵌合されている嵌合領域の各
々の外周面と、対応するボールベアリングのインナレー
スの内周面との間に耐熱グリスを予め塗布する手段が考
えられる。この手段によって、熱ローラの両端部の外周
面であってボールベアリングの各々が嵌合されている嵌
合領域の各々の外周面と、対応するボールベアリングの
インナレースの内周面との接触部が潤滑されるので、上
記異常音の発生を防止し、かつ熱ローラ及びボールベア
リングの各々の耐久性を確保することは可能である。し
かしながら、長期間の使用により該接触部の各々から耐
熱グリスが逃げ出してしまい、接触部の各々における耐
熱グリスが不足して再び上記異常音が発生し、また、熱
ローラ及びボールベアリングの各々の耐久性を損なうお
それがある。 【0005】本発明の目的は、熱ローラの両端部の軸受
領域における異常音の発生を長期にわたって防止するこ
とを可能にする、新規な定着装置を提供することであ
る。 【0006】本発明の他の目的は、上記目的の達成に加
えて更に、熱ローラ及びボールベアリングの各々の耐久
性を確保することを可能にする、新規な定着装置を提供
することである。 【0007】本発明のその他の目的及び特徴は、本発明
による定着装置の実施形態について添付図面を参照して
詳細に説明する後の記載から明らかになるであろう。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、ヒータ
を内蔵した熱ローラと、熱ローラに圧接されて回転する
圧ローラとを備え、熱ローラの両端部の外周面には軸受
部材が嵌合され、熱ローラは、軸受部材の各々を介して
静止枠体に回転自在に支持されている定着装置におい
て、熱ローラの両端部の外周面であって軸受部材の各々
が嵌合される嵌合領域の各々の外周面及び/又は軸受部
材の各々の内周面には、その全周にわたって少なくとも
1個の溝が形成され、該溝には耐熱グリスが充填され
る、ことを特徴とする定着装置、が提供される。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
による定着装置の実施形態を詳細に説明する。図1及び
図2を参照して、全体を番号100で示す定着装置は、
画像形成機、例えば図示しないレーザプリンタに装着さ
れる。定着装置100には、熱ローラ10と、熱ローラ
10の下方に配置されかつ熱ローラ10に圧接されて回
転しうる圧ローラ20とが備えられている。熱ローラ1
0は、アルミニウム製の中空芯金の表面に離型性の良好
な材料、例えばPTFEの被覆層を備えた構造を有して
いる。定着装置100には、鋼板などの金属板により形
成された静止枠体30が備えられている。静止枠体30
は、相互に間隔をおいて対向するよう配置された一対の
側枠32を備えている(図2には、片方の側枠32のみ
が図示されている)。熱ローラ10の両端部は、側枠3
2の各々に、軸受部材であるボールベアリング40を介
して回転自在に支持されている。図2には、熱ローラ1
0の一端部が、片方の側枠32に、対応するボールベア
リング40を介して回転自在に支持された構成のみが図
示されている。熱ローラ10の両端部の軸受領域の構成
については後に詳細に説明する。熱ローラ10の一端に
は図示しない入力ギヤが取り付けられており、この入力
ギヤは、駆動源である図示しない電動モータに駆動連結
されている。熱ローラ10の中空内部には、ヒータであ
るハロゲンランプ12(図1にのみ図示)が軸方向に延
在するよう配設されている。 【0010】ヒータを備えていない圧ローラ20は、ア
ルミニウム製の中空芯金の表面に耐熱性ゴムであるシリ
コンゴム層が形成され、更にシリコンゴム層の表面に
(登録商標)の被覆層を備えた構造を有し、中空芯金は
軸22(図1にのみ図示)に固定されている。圧ローラ
20は、その軸22が図示しない軸受ブロックに回転自
在に支持され、軸受ブロックは定着装置100の側枠3
2に上下方向にスライド自在に支持されている。軸受ブ
ロックと静止枠体30の底枠34との間には図示しない
ばね手段が介在され、軸受ブロックは常時ばね手段によ
り上方に向けて付勢されている。その結果、圧ローラ2
0は熱ローラ10の表面に、実施形態においては下方か
ら上方に向けて常時圧接される。 【0011】圧ローラ20は、側枠32間に上下動自在
にかつ回転自在に支持され、図示しないばね手段により
熱ローラ10に圧接されている。電動モータによって熱
ローラ10が回転駆動させられると、圧ローラ20は、
熱ローラ10の表面との間の摩擦力により、実質上同じ
r.p.mで熱ローラ10に連れ回りさせられる。定着
装置100の静止枠体30の、熱ローラ10及び圧ロー
ラ20の下流側には、剥離爪2が支持されている。剥離
爪2の先端部は熱ローラ10の表面に当接されている。
定着装置100の、熱ローラ10及び圧ローラ20の上
流側には用紙の搬入路4が配設され、また下流側には用
紙の排出路6が配設されている。 【0012】プリンタの始動のために電源が投入される
と、ヒータ12が通電させられて熱ローラ10の加熱が
開始され、定着装置100がウォームアップされる。定
着装置100のウォームアップ完了後、図示しない作像
手段によって表面にトナー像が転写された用紙は、定着
装置100の搬入路6に搬送され、所定のタイミングで
共に回転させられた熱ローラ10及び圧ローラ20のニ
ップ部を通過する間に、トナー像が用紙の表面に定着さ
れる。表面にトナー像が定着された用紙は、熱ローラ1
0及び圧ローラ20によって排出路6を通して定着装置
100の下流側に搬送され、排出ローラ対によってプリ
ンタの図示しない用紙受けに排出される(いずれも図示
せず)。 【0013】次に、熱ローラ10の両端部の軸受領域の
構成について説明する。熱ローラ10の両端部の軸受領
域の構成は相互に実質的に同じであるので、以下、それ
らを代表して熱ローラ10の一端部の軸受領域の構成を
説明する。熱ローラ10の一端部の外周面には片方のボ
ールベアリング40が嵌合されている。ボールベアリン
グ40は、インナレース42、アウタレース44及びイ
ンナレース42とアウタレース44間に図示しない保持
手段により保持された複数のボール46とを備えてい
る。アウタレース44の外周面には環状溝44aが形成
されている。ボールベアリング40は、そのインナレー
ス42の内周面が、熱ローラ10の一端部の外周面に嵌
合されることにより、熱ローラ10の一端部の外周面に
装着される。熱ローラ10の一端部の外周面であって片
方のボールベアリング40のインナレース42が嵌合さ
れる嵌合領域(すなわち軸受領域)の外周面には、その
全周にわたって少なくとも1個の溝、実施形態において
は1個の溝10aが形成されている。溝10aは、一定
の軸方向幅及び一定の深さを有しており、したがって横
断面がチャンネル形状をなしている。溝10aには図示
しない耐熱グリスが充填される。更に具体的には、熱ロ
ーラ10の一端部の外周面にボールベアリング40のイ
ンナレース42が嵌合される前に、熱ローラ10の一端
部の外周面であってボールベアリング40のインナレー
ス42が嵌合される嵌合領域の外周面に耐熱グリスが塗
布されると共に、溝10a内に耐熱グリスが充填され、
この状態で、ボールベアリング40のインナレース42
が嵌合されるのである。溝10a内に充填された耐熱グ
リスは、ボールベアリング40のインナレース42の内
周面により微小な隙間をおいて実質的に封入される。上
記説明から明らかなように、正しくは、熱ローラ10の
両端部の外周面であってボールベアリング40のインナ
レース42が嵌合される嵌合領域の各々の外周面には、
その全周にわたって少なくとも1個の溝10aが形成さ
れ、熱ローラ10の両端部の外周面であってボールベア
リング40のインナレース42が嵌合される嵌合領域の
各々の外周面には、耐熱グリスが塗布されると共に、該
溝10aには耐熱グリスが充填されるのである。 【0014】静止枠体30の片方の側枠32には取付孔
36が形成されている。取付孔36の内径は、ボールベ
アリング40のアウタレース44の外径とほぼ同じ大き
さであってアウタレース44の嵌合を許容することがで
きる大きさを有している。熱ローラ10の一端部の外周
面に装着されたボールベアリング40のアウタレース4
4の外周面は、側枠32の取付孔36に嵌合される。ボ
ールベアリング40のアウタレース44の外周面に形成
された環状溝44aの軸方向内側面は、側枠32の外側
面とほぼ同じ鉛直面上に位置付けられ、この状態で環状
溝44aには、抜止リング47が係合される。抜止リン
グ47が環状溝44aに係合された状態で、抜止リング
47の外径は側枠32の取付孔36の内径よりも大きい
ので、ボールベアリング40の、側枠32に対する軸方
向内側(図2において左方)への移動が規制される。ボ
ールベアリング40のアウタレース44の外周面には、
環状の取付板50が嵌合される。取付板50の中央領域
には、アウタレース44の外周面に嵌合しうる大きさの
貫通孔52が形成されている。環状の取付板50の周縁
部50aの片面(図2において左側の面)は、周縁部5
0aよりも半径方向内側の、上記中央領域を含む内側領
域50bの片面(図2において左側の面)よりも所定量
だけ軸方向に図2において左方に変位した位置に存在す
るよう形成されている。したがって、取付板50の周縁
部50aと、周縁部50aよりも半径方向内側の、上記
中央領域を含む内側領域50bとの間には環状の段差部
50cが形成されている。周縁部50aの片面と内側領
域50bの片面とは、ほぼ、貫通孔52の軸線に直交し
て平行に延在する二つの平面上に位置付けられ、上記片
面間の軸方向の所定量は、上記抜止リング47の軸方向
幅とほぼ同じに規定されている。 【0015】取付板50の貫通孔52をボールベアリン
グ40のアウタレース44の外周面に嵌合させることに
より、取付板50はボールベアリング40のアウタレー
ス44の外周面に装着される。取付板50の周縁部50
aの片面は側枠32の外側面に接触ないしわずかの隙間
をおいて対向させられ、取付板50の内側領域50bの
片面は、抜止リング47の軸方向外側面に接触ないしわ
ずかの隙間をおいて対向させられる。取付板50の周縁
部50aは、側枠32に対し、複数のビス54により締
結される。以上の構成により、熱ローラ10の一端部に
嵌合された片方のボールベアリング40は、片方の側枠
32に対し、軸方向への移動が規制されて軸方向へ抜け
出ないように装着される。熱ローラ10の他端部に嵌合
された他方のボールベアリング40も、上記と実質的に
同じとおりにして、他方の側枠32に対し、軸方向への
移動が規制されて軸方向へ抜け出ないように装着され
る。熱ローラ10は、以上のとおりにして、ボールベア
リング40の各々を介して静止枠体30の両側枠32に
回転自在に支持される。 【0016】先に述べたように、プリンタの始動のため
に電源が投入されると、ヒータ12が通電させられて熱
ローラ10の加熱が開始され、定着装置100がウォー
ムアップされる。定着装置100のウォームアップ完了
後、所要のとおりにしてプリンタ動作が繰り返し行なわ
れる。その間、熱ローラ10が加熱されてその温度が上
昇すると、熱ローラ10全体が熱膨張させられるので軸
方向の伸びが生成される。熱ローラ10全体が熱膨張さ
せられるので、熱ローラ10には軸方向の伸びが生成さ
れる。熱ローラ10が軸方向に伸ばされると、熱ローラ
10の両端部の外周面における上方領域であってボール
ベアリング40のインナレース42が嵌合されている嵌
合領域の各々の外周面における上方領域と、対応するボ
ールベアリング40のインナレース42内周面との間に
軸方向外方への強制力が作用する。これらの圧接部の各
々は、先に述べたように予め塗布又は充填された耐熱グ
リスにより潤滑されているので、滑りが生じ、先に述べ
たようなボールベアリング40の各々の傾きが防止され
るか又は傾きが更に微小にせしめられる。その結果、先
に述べた異常音の発生は防止されると共にボールベアリ
ング40の各々に対する軸方向の強制力も緩和され、軸
方向の負荷が軽減される。このような作用は、熱ローラ
10及びボールベアリング40の各々の耐久性を向上さ
せる上で有利である。 【0017】また、熱ローラ10の両端部の外周面であ
ってボールベアリング40のインナレース42が嵌合さ
れる嵌合領域の外周面には、その全周にわたって溝10
aが形成され、溝10aの各々には耐熱グリスが充填さ
れ、溝10a内に充填された耐熱グリスはボールベアリ
ング40のインナレース42により微小な隙間をおいて
実質的に封入されているので、長期間の使用によって、
熱ローラ10の両端部の外周面における該嵌合領域と、
対応するボールベアリング40のインナレース42の内
周面との接触部の各々から耐熱グリスが逃げ出すことが
防止される。その結果、接触部の各々における耐熱グリ
スが不足して再び上記異常音が発生したり、あるいはま
た、熱ローラ10及びボールベアリング40の各々の耐
久性を損なうおそれが回避される。その結果、熱ローラ
10及びボールベアリング40の各々の耐久性も確保さ
れる。 【0018】以上、本発明による定着装置を実施形態に
基づいて説明したが、本発明は図示の実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の技術思想の範囲を逸脱する
ことなく種々の変形あるいは修正が可能である。例えば
上記実施形態において、熱ローラ10の両端部の外周面
であってボールベアリング40の各々のインナレース4
2が嵌合されている嵌合領域の各々の外周面には、その
全周にわたって1個の溝10aが形成され、溝10aに
は耐熱グリスが充填されるよう構成されているが、溝1
0aを複数個形成してもよい。また、溝10aを、熱ロ
ーラ10の両端部の外周面であってボールベアリング4
0の各々のインナレース42が嵌合されている嵌合領域
の各々の外周面に形成するのではなく、ボールベアリン
グ40の各々のインナレース42の内周面に形成する他
の実施形態も成立する。更にはまた、溝10aを、熱ロ
ーラ10の両端部の外周面であってボールベアリング4
0の各々のインナレース42が嵌合されている嵌合領域
の各々の外周面、及び、ボールベアリング40の各々の
インナレース42の内周面にそれぞれ形成する、更に他
の実施形態も成立する。更にはまた、上記実施形態にお
いて、軸受部材としてボールベアリング40が使用され
ているが、これに限定される理由はなく、他の適宜の軸
受部材が使用された場合においても、本発明を適用する
ことは可能である。 【0019】 【発明の効果】本発明による定着装置によれば、熱ロー
ラの両端部の軸受領域における異常音の発生を長期にわ
たって防止することを可能にする。また、上記効果の達
成に加えて更に、熱ローラ及びボールベアリングの各々
の耐久性を確保することを可能にする。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による定着装置の実施形態の構成を示す
概略図。 【図2】図1に示す定着装置の要部詳細断面図。 【符号の説明】 10 熱ローラ 10a 溝 12 ヒータ 20 圧ローラ 32 側枠 40 ラジアルボールベアリング 42 インナレース 44 アウタレース 100 定着装置
フロントページの続き (72)発明者 道下 恭弘 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラ ミタ株式会社内 Fターム(参考) 2H033 AA23 AA40 BA25 BA30 BB03 BB05 BB13 BB29 BB30 BB36 BB37 3J103 AA02 AA24 AA83 BA03 CA03 DA05 FA04 GA02 GA57 GA58 GA60 GA66 HA60

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ヒータを内蔵した熱ローラと、熱ローラ
    に圧接されて回転する圧ローラとを備え、熱ローラの両
    端部の外周面には軸受部材が嵌合され、熱ローラは、軸
    受部材の各々を介して静止枠体に回転自在に支持されて
    いる定着装置において、 熱ローラの両端部の外周面であって軸受部材の各々が嵌
    合される嵌合領域の各々の外周面及び/又は軸受部材の
    各々の内周面には、その全周にわたって少なくとも1個
    の溝が形成され、該溝には耐熱グリスが充填される、こ
    とを特徴とする定着装置。
JP2001381129A 2001-12-14 2001-12-14 定着装置 Pending JP2003186338A (ja)

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