JPH0746885B2 - ガス絶縁開閉装置の事故点標定方法 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置の事故点標定方法

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JPH0746885B2
JPH0746885B2 JP63197529A JP19752988A JPH0746885B2 JP H0746885 B2 JPH0746885 B2 JP H0746885B2 JP 63197529 A JP63197529 A JP 63197529A JP 19752988 A JP19752988 A JP 19752988A JP H0746885 B2 JPH0746885 B2 JP H0746885B2
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signal
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JPH0246114A (ja
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弘美 岩井
睦生 堤
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はガス絶縁開閉装置(以下GISと略称する)の
密閉容器内で発生したアーク光を光検出器で検出してそ
の発生ガス区分室をアーク光の発生原因別に標定する事
故点標定方法に関する。
〔従来の技術〕
第2図は従来方法を説明するためのGISの要部の断面図
を含む事故点標定装置の構成図である。図において、大
電流導体2および絶縁ガスとしてのSF6ガス5を収蔵す
る密閉容器1の内部は絶縁スペーサ4によって複数のガ
ス区分室(図の場合非開閉器室)3に画成されており、
密閉容器1には地絡リレー12が設けられるとともに、各
ガス区分室3にはアーク放電10の放射光を検出する光検
出器11が設けられ、光検出器11の出力信号11A,地絡リレ
ー12の接点信号12Aは判断部13に入力されて事故点標定
が行われる。
第3図は従来方法における事故点標定方法の標定手順を
示すフロー図であり、光検出器11の出力信号11Aを検出
回路14で検出して出力信号14Aおよび地絡リレーの接点
信号12Aを判断回路15に送り、両信号14A,12Aが同時に入
力されたとき判断回路15が地絡の発生と判断して出力回
路16に報知信号の発生を指令する信号15Aを出力するこ
とにより、地絡の発生が報知されるとともに、これらの
判断部および光検出器を複数のガス区分室ごとに設けて
おくことにより、地絡アークが発生したガス区分室を標
定することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来方法においては、光検出器の出力信号11Aと地絡リ
レーの接点信号12Aとが判断回路15に同時に入力された
とき地絡の発生と判断しているために、アーク光の持続
時間が地絡リレーの動作時間(通常10msないし20ms程
度)より短かい場合には正常と判断してしまうことにな
り、重大事故への前兆を見逃がしてしまうという欠点が
ある。この発明の目的は、内部アーク放電の発生をガス
区分室別,およびアーク持続時間を含めた発生状態別に
区別して標定することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、この発明によれば、大電流
導体および開閉機器を収納した密閉容器が絶縁スペーサ
によって複数の開閉器室および非開閉器室に画成され、
各室に配されたアーク光の光検出器と、地絡リレー,お
よび前記開閉器の動作信号発生部とを有するガス絶縁開
閉装置の事故点標定方法であって、前記光検出器がその
出力信号の持続時間があらかじめ定まる所定時間を超え
るか否かにより異なる信号を発するアーク光の持続時間
判断部を備え、前記開閉器室からの信号が所定時間を超
えかつ開閉器の動作信号があるとき前記開閉器の動作不
具合と判定し、前記非開閉器室からの信号が所定時間を
超えかつ地絡リレーからの信号があるとき非開閉器室で
の地絡発生と判断,地絡リレーからの信号がないとき相
間短絡と判断するとともに、非開閉器室からの信号が前
記所定時間以下である場合、および開閉器室からの信号
が所定時間以下で開閉器の動作信号がないとき一時的地
絡の発生と判断してそれぞれ報知信号を発することとす
る。
〔作用〕
上記手段において、光検出器の設置場所による開閉器
室、非開閉器室等の位置標定と、持続時間によるアーク
放電発生規模の判定と、開閉器動作信号および地絡リレ
ー信号による発生状態の判定とを相互に組み合わせて事
故点標定を行うよう構成したことにより、事故発生ガス
区分室の位置とともに、開閉機器の動作不具合,地絡事
故,相間短絡、および一時的地絡の4種類に区分して知
ることが可能となり、一時的地絡等を見落すことなく把
握できるとともに、事故が発生したガス区分室内でどの
ような状態のアーク放電が発生したかをその分解点検に
先立って知ることができるので、その修復作業準備およ
び修復作業が迅速化される。
〔実 施 例〕
以下この発明を実施例に基づいて説明する。
第1図はこの発明の実施例方法における事故標定手順を
示すフロー図であり、開閉器室、非開閉器室等のガス区
分室それぞれに配された光検出器11の出力信号は持続時
間の判断部21に入力され、その持続時間が地絡リレーま
たは開閉装置の動作時間によってあらかじめ決まる所定
時間と同等以上のとき信号21Aが、所定時間以下のとき
信号21Bが出力され、それぞれガス区分室の標定部22お
よび32に入力され、検出信号11Aがどの開閉器室または
非開閉器室の光検出器から来たものであるかが弁別され
る。ガス区分室の標定部22の出力信号22Aは開閉装置動
作判定部23で開閉器動作信号と照合され、両信号が揃っ
たとき開閉器室内で所定時間を超える開閉アークが発生
したものと判定され、出力回路25から開閉装置の動作不
具合を報知する信号25Aが出力される。また、開閉装置
動作判定部で開閉器動作信号がない場合、出力信号23B
が地絡リレーの動作判定部24に入力されて地絡リレーの
動作信号と照合され、地絡リレーの動作信号がある場合
は開閉装置に地絡事故が発生したものと判定されて出力
回路26から報知信号26Aが出力され、地絡リレーの動作
信号がない場合は開閉器室内で相間短絡が発生したと判
断されて出力回路27から報知信号27Aが出力される。
また、ガス区分室の標定部22で非開閉器室からの信号と
判断された場合には信号22Bが地絡リレーの動作判定部2
4に入力され、地絡リレーの動作信号の有無に応じて非
開閉器室の地絡信号26Bおよび相間短絡信号27Bが前記開
閉器室の場合と同様に出力される。
一方、持続時間の判断部21で検出信号11Aの持続時間が
所定時間以下と判断された場合、ガス区分の標定部32で
ガス区分室が特定され、非開閉器室である場合大電流導
体等の一時的地絡の発生と判断されて出力回路から報知
信号34Bが出力され、開閉器室と標定された場合は信号3
2Aが開閉装置の動作判定部33に入力されて開閉器の動作
信号と照合され、開閉器の動作信号がないとき開閉装置
の一時的地絡と判定されて出力回路34から報知信号34A
が出力される。
このように、実施例方法においては地絡リレーや開閉装
置の動作時間以下の一時的地絡を見逃すことなく開閉器
室,非開閉器室等ガス区分室を特定した標定が可能にな
る。すなわち、SF6ガス中での特異な現象である金属じ
んあい(開閉機器が動作したとき発生する金属性の粒
子)が支持碍子等に付着し、その部分の電界が強まると
一時的に閃絡するが、SF6ガスの高い消弧性と非有効接
地系や抵抗接地系のように地絡電流が小さい場合にはア
ーク放電が継続せず、アーク発生が短期間に終了してし
まう現象が知られているが、実施例装置では、この様な
場合でも正確な判断ができ、近い時期に点検日程を組
み、重大事故の発生する前に防止することができる。更
に、付け加えれば所定時間以内の光検出信号がありかつ
開閉機器の動作信号がある場合、電流を遮断した回数を
知ることが出来るので、その回数を記録しておくことに
よって開閉機器の接触子の寿命診断に利用できる利点が
得られる。
また、所定時間を超えるアーク放電の発生を開閉器室に
ついては3種類の発生状態に分別して,非開閉器室につ
いては2種類の発生状態に分別して知ることができるの
で、分解点検に先立って補修準備を進めることが可能に
なり、したがって修復に要する時間が短縮される。
なお実施例方法では、地絡発生が相間短絡かの判別に地
絡リレー信号を使用しているが、両現象とも送電続行不
可能なため同一判定でよいと判断すれば地絡リレー信号
が不要となる利点がある。
〔発明の効果〕
この発明は前述のように、開閉器収納室、非開閉器収納
室それぞれの要所に配された光検出器によってアーク光
を検出し、その持続時間を弁別し、さらに開閉器動作信
号および地絡リレー接点信号を援用してアーク放電をそ
の発生形態別に細分化して標定するよう構成した。その
結果、まず従来見逃しがちであった自己回復性のある一
時的地絡の発生を見落すことなく標定でき、自己回復性
のないアーク放電をその初期段階で検知して大事故への
進展を未然に防止できる事故点標定方法を提供すること
ができる。また、開閉器室でのアーク放電を開閉装置の
開閉機能の不具合,地絡事故および相間短絡に細分化し
て標定でき、かつ非開閉器室でのアーク放電を地絡放
電,相間短絡に分離して標定できるなど、標定内容の細
分化,高精度化が可能となり、補修準備を早期化し,補
修期間を短縮できるなどの利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例方法の標定手順を示すフロー
図、第2図はGISの要部の断面を含む従来装置の構成
図、第3図は従来方法における標定手順を示すフロー図
である。 1……密閉容器、2……大電流導体、3……非開閉器
室、4……絶縁スペーサ、10……アーク放電、11……光
検出器、12……地絡リレー、13……判断部、21……持続
時間の判断部、22,32……ガス区分室の標定部、23,33…
…開閉装置の動作判定部、24……地絡リレーの動作判定
部、25,26,27,34……出力回路、25A,26A,27A,34A……異
常信号(開閉器室側)、26B,27B,34B……異常信号(非
開閉器室側)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大電流導体および開閉機器を収納した密閉
    容器が絶縁スペーサによって複数の開閉器室および非開
    閉器室に画成され、各室に配されたアーク光の光検出器
    と、地絡リレー,および前記開閉器の動作信号発生部と
    を有するガス絶縁開閉装置の事故点標定方法であって、
    前記光検出器がその出力信号の持続時間があらかじめ定
    まる所定時間を超えるか否かにより異なる信号を発する
    アーク光の持続時間判断部を備え、前記開閉器室からの
    信号が所定時間を超えかつ開閉器の動作信号があるとき
    前記開閉器の動作不具合と判定し、前記非開閉器室から
    の信号が所定時間を超えかつ地絡リレーからの信号があ
    るとき非開閉器室での地絡発生と判断,地絡リレーから
    の信号がないとき相間短絡と判断するとともに、非開閉
    器室からの信号が前記所定時間以下である場合,および
    開閉器室からの信号が所定時間以下で開閉器の動作信号
    がないとき一時的地絡の発生と判断してそれぞれ報知信
    号を発することを特徴とするガス絶縁開閉装置の事故点
    標定方法。
JP63197529A 1988-08-08 1988-08-08 ガス絶縁開閉装置の事故点標定方法 Expired - Lifetime JPH0746885B2 (ja)

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