JPH0746874Y2 - 液化高圧ガス容器の封印装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、ＬＰガス等の液化高圧
ガス容器の封印装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】ＬＰガス等のガスボンベは、ガスボンベ
の頂部に突設するガス注入管の側面にガス注入口と安全
弁とを各々背向状に有し、頂面に設けた進退可能な手動
開閉弁でガス注入口を開閉するようになっている。回収
されたガスボンベは、液化高圧ガス容器用のガス充填機
に連絡する搬入路（コンベア）に個々に載置され、定量
充填後同ガス充填機に連絡する搬出路（コンベア）から
搬出される。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】ところで、上記ガス充
填機での定量充填後にはガス漏れの危険性を回避する為
にガス注入口を封印キャップで被嵌して出荷されるが、
その被嵌作業が専用の作業者の手に委ねられていた。ま
た、ガス漏れを検知においても専用の作業者に手に委ね
られており、非能率なものであった。

【０００４】本考案は、上記従来事情に鑑みてなされた
もので、その目的とする処は、人手を要せずに定量充填
後の液化高圧ガス容器のガス注入口を被蓋できる便利な
液化高圧ガス容器の封印装置を提供することにある。更
に他の目的は人手を要せずにガス漏れ検知が行える液化
高圧ガス容器の封印装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、上下昇降動可能で且つ水平回転
可能に設けられ、封印キャップを一個宛自重で案内する
案内路を連通状に有するキャップマガジンを搭載した支
持体と、その支持体の下位に同支持体に連動して上下昇
降動可能に設けられ、液化高圧ガス容器を回転不能にク
ランプするクランプ手段と、前記クランプ手段直下に配
置された液化高圧ガス容器を高さごとに検出する上下間
隔をおいて配設した複数個の容器用高さ検出センサー手
段と、上記支持体の回転中心を除く片側部位に吊持状に
設けられ、上記案内路下端の封印キャップを吸着するバ
キュウムエジェクターを支持体の回転中心の延長方向に
伸長させる水平伸縮手段と、上記各容器用高さ検出セン
サー手段に連係され且つ同センサー手段で検出された液
化高圧ガス容器におけるガス注入口に上記バキュウムエ
ジェクターが対応する高さまで前記支持体を下降させる
昇降動手段と、前記支持体に同支持体の回転中心を挟ん
で前記水平伸縮手段置と対向して吊持状に設けられ、ガ
ス注入口の水平延長上におけるガス注入管の外形の半割
部を有し且つ上記支持体下降後に合致してそのガス注入
管に沿つて下降する左右半割体を備えた倣い手段と、前
記倣い手段のガス注入管倣い時と同時かもしくは直前か
ら支持体を水平方向に回転させる回転手段とで構成して
いることを要旨とする。更に請求項１の支持体が、下降
時にガス注入口に接近するガス用リークセンサーを直接
的もしくは間接的に備えていると有効である。

【０００６】

【作用】上記技術的手段によれば、下記の作用がある。 （請求項１）対応する容器用高さ検出センサー手段で検
出された液化高圧ガス容器のガス注入口にバキュウムエ
ジェクターが対応する高さまで昇降動手段が支持体を下
降させ、クランプ手段で同液化高圧ガス容器を回転不能
にクランプする。支持体の下降後には、回転手段の作用
を受けて支持体が回転しながらガス注入口延長上におけ
るガス注入管の外形の半割部を有する左右半割体が合致
してガス注入管に沿って下降する為、液化高圧ガス容器
の方向性に関係なくバキュウムエジェクターをガス注入
口に対向させることができる。水平伸縮手段が作動して
封印キャップを吸着しているバキュウムエジェクターを
伸長させ、弾性的にその封印キャップをガス注入口に被
嵌させる。 （請求項２）封印キャップでガス注入口を被嵌する前
に、同ガス注入口からのガス漏れ検知をリークセンサー
が行う。

【０００７】

【考案の効果】本考案は以上にように構成したので下記
の利点がある。 （請求項１）液化高圧ガス容器の高低及び方向性に関わ
らず、液化高圧ガス容器のガス注入口に封印キャップを
確実に被嵌できる。 （請求項２）封印キャップ被嵌前に確実にガス漏れ検知
を行うことができる。

【０００８】

【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図１乃至図９は本実施例液化高圧ガス容器の封印
装置を示している。

【０００９】本実施例では、液化高圧ガス容器100 を回
転式のガス充填機Ｂから搬出する搬出路Ｄ途中に封印装
置Ａを配設し、その封印装置Ａの下流にキャップ取付部
Ｅを、またその上流に計量部Ｆを各々配設し、更に回転
式のガス充填機Ｂに液化高圧ガス容器100 を搬入する搬
入路Ｃに、上流側から順にキャップ外し部Ｇ、バーコー
ド読み取り部Ｈ、計量部Ｆを各々配設している。

【００１０】回転式のガス充填機Ｂは、従来周知の通
り、搬入路Ｃから搬入される液化高圧ガス容器100 に円
盤状のターンテーブルｂ上において所定量までガス充填
する周知の装置類を装設した構造になっている。

【００１１】液化高圧ガス容器100 は、容器本体101 の
上端に側方を向いてガス注入口102を突出すると共にそ
のガス注入口102 に背向して安全弁口103 を突出状に設
けたガス注入管104 の、その上端にガス注入口102 を開
閉する手動開閉弁105 を進退可能に螺着してなり、該手
動開閉弁105 とガス注入口102 と安全弁口103 とを螺着
式のキャップ（図示せず）でカバーした比較的大型タイ
プのものやキャップ（図示せず）で被蓋しない比較的小
型タイプのものがある。

【００１２】上記液化高圧ガス容器（後述では単に容器
と称する）100 を搬送する上記搬入路Ｃと搬出路Ｄは、
搬送路面200 を構成する並設した搬送用線条201 下であ
って、前記封印装置Ａと対応する位置各々に２対の第１
エアーシリンダｂ１で扛上される受け脚202 を、各搬送
用線条201 間から上方に突出するように配置し、封印装
置Ａに到達した容器100 を検出センサー（後述では容器
用高さ検出センサー手段と称する）が検出すると、上記
第１エアーシリンダｂ１が作動して受け脚202を搬送用
線条201 上から突出させて容器100 を扛上させ、それに
より該容器100を搬送路面200 の動向とは無関係に一時
的に停止させることができるようにしてある。

【００１３】封印装置Ａは、上下昇降動可能で且つ水平
回転可能に設けられ、封印キャップ300 を一個宛自重で
案内する案内路１ａを連通状に有するキャップマガジン
１を搭載した支持体ａ１と、その支持体ａ１の下位に同
支持体ａ１に連動して上下昇降動可能に設けられ、容器
100 を回転不能にクランプするクランプ手段ａ２と、前
記クランプ手段ａ２直下に配置された容器100 を高さご
とに検出する上下間隔をおいて配設した複数個の容器用
高さ検出センサー手段ａ３と、上記支持体ａ１の回転中
心を除く片側部位に吊持状に設けられ、上記案内路１ａ
下端の封印キャップ300 を吸着するバキュウムエジェク
ターａ４−１を支持体ａ１の回転中心の延長方向に伸長
させる水平伸縮手段ａ４と、上記各容器用高さ検出セン
サー手段ａ３に連係され且つ同センサー手段ａ３で検出
された容器100 におけるガス注入口102 に上記バキュウ
ムエジェクターａ４−１が対応する高さまで前記支持体
ａ１を下降させる昇降動手段ａ５と、前記支持体ａ１に
同支持体ａ１の回転中心を挟んで前記水平伸縮手段ａ４
と対向して吊持状に設けられ、ガス注入口102 の水平延
長上におけるガス注入管104 の外形の半割部を有し且つ
上記支持体ａ１下降後に合致してそのガス注入管104 に
沿つて微速で下降する左右半割体２、２を備えた倣い手
段ａ６と、前記倣い手段ａ６のガス注入管104 倣い時と
同時かもしくは直前から支持体ａ１を水平方向に回転さ
せる回転手段ａ７とを備えている

【００１４】封印装置Ａは、搬入路Ｃと搬出路Ｄとの間
を利用して立設する支持柱３に並設した一対の案内ガイ
ド棒13、13に外嵌挿する被ガイド短筒部23、23を比較的
長尺な垂直基板33の背面上下端部に備え、該垂直基板33
の前面下端部に、クランプ手段ａ２を、また同垂直基板
33の前面上端部に、支持体ａ１を吊持する水平取付板43
を各々片持ち状に固着し、上記被ガイド短筒部23、23が
案内ガイド棒13、13に遊嵌されることで支持柱３に沿っ
て昇降動可能になっている。

【００１５】クランプ手段ａ２は図２、図４に示すよう
に、垂直基板33の前面に第２エアーシリンダｂ２を横設
し、該第２エアーシリンダｂ２を挟むように一対のクラ
ンプ爪４、４を対向して配設させると共に一方のクラン
プ爪４の基端部にロッド部ｂ２’を連結し、他方のクラ
ンプ爪４を固定式として一対のクランプ爪４、４を接近
・離間するように構成している。

【００１６】また、支持柱３の頂板53には、昇降動手段
ａ５である電動モータが配設されると共に、水平取付板
43に一端を連結した線条材５の他端を、前記支持柱３上
端の頂板53を経由して同支持柱３に沿って垂設し且つ端
部にウェイト６を連結してなり、昇降動手段ａ５である
その電動モータを駆動源とするスプロケット７に卷装し
たチェーン８を同水平取付板43後端に連結して、同電動
モータａ５によるチェーン８の繰り出し・巻き取りで前
記案内ガイド棒13、13に沿って支持体ａ１が昇降動する
ようにしてあり、この時、ウェイト６によって昇降動手
段ａ５の負荷が軽減される。

【００１７】支持体ａ１には、その中心挟んで片側の上
面に封印キャップ300 のキャップマガジン１が搭載され
ると共に、そのキャップマガジン１と対応する下面部分
に、そのキャップマガジン１に連通する封印キャップ30
0 の案内路１ａから封印キャップ300 を吸着するバキュ
ームエジェクターａ４−１を伸長させる水平伸縮手段ａ
４を、また同中心を挟んで他側下面に前記ガス注入管10
4 の倣い手段ａ６が各々吊持状に設けられている。

【００１８】倣い手段ａ６は、上記支持体ａ１の片側下
面に鉛直下方向に伸長するように支持した第３エアーシ
リンダｂ３と、該第３エアーシリンダのロッド部ｂ３’
に一端側を固着した水平板９の他端側から容器100 上端
の手動開閉弁105 の操作摘み105 ａ上域に向けて突出す
る衝合板19と、上記水平板９の中間部位に固着され鉛直
上方向に伸長する第４エアーシリンダｂ４と、該第４エ
アーシリンダｂ４のロッド部ｂ４’に固着され手動開閉
弁105 真上におけ上記衝合板19上で昇降動する吊持用板
29と、その吊持用板29に設けられた左右伸縮可能な第５
エアーシリンダｂ５と、その第５エアーシリンダｂ５の
左右ロッド部ｂ５’、ｂ５’で支持されて接近・離間す
る左右分割体２、２とからなっている。

【００１９】左右分割体２、２は、図３、図５に示すよ
うに接近時において丁度手動開閉弁105 直下において相
互に背中向き状となるガス注入口102 と安全弁口103 と
の連続するガス注入管104 の中途部の横断外観形状に沿
う半割部各々を下端面先端に形成してなり、第３エアー
シリンダｂ３のロッド部ｂ３’に間接的に固着した前記
衝合板19が手動開閉弁105 の操作摘み105 ａ上面に当接
した時もしくはその直前に第５エアーシリンダｂ５の作
用で互いに接近して上記外観形状に沿うように制御され
ている。

【００２０】第４エアーシリンダｂ４は、上記第５エア
ーシリンダｂ５で接近される左右分割体２、２が丁度上
記外観形状に沿うものかどうか確認する為に左右分割体
２、２が合致した後、所定量だけ左右分割体２、２を微
速をもって下降させるものである。

【００２１】回転手段ａ７は、前記支持体ａ１の中心上
の水平取付板43に倒立状に設けた電動モータの回転軸ａ
７’を同水平取付板43を貫通して支持体ａ１の中心に連
結させることで形成してなり、前記倣い手段ａ６のガス
注入管104 倣い時と同時かもしくは直前から支持体ａ１
を水平方向に回転させるタイミングに制御されている。

【００２２】案内路１ａは、図９に示すように、前記キ
ャップマガジン１に連通して封印キャップ300 を１個づ
つ前記ガス注入口102 の延長線に直交する水平線上まで
自重落下によって案内するように側面視でコーナーを湾
曲状とするＬ型形状に形成され、下端部に上面及び背面
を開放している。

【００２３】水平伸縮手段ａ４は、上記案内路１ａから
封印キャップ300 を吸着する弾性吸着部ａ４−２を先端
に備えたバキュームエジェクターａ４−１、そのバキュ
ームエジェクターａ４−１をガス注入口102 の延長線上
まで180 度回転させる回動部10と、その弾性吸着盤ａ４
−２で吸着された封印キャップ300 をガス注入口102に
嵌着させるようにそのバキュームエジェクターａ４−１
を伸長させる第６エアーシリンダｂ６とで構成してあ
る。

【００２４】回動部10は、図９に示すように、弾性吸着
部ａ４−２を備えたバキュームエジェクターａ４−１を
一端に有する腕片10ａの他端部に固着された第６エアー
シリンダｂ６のロッド部ｂ６’を180 度回転させてガス
注入口102 と対向する位置までその弾性吸着部ａ４−２
を回転させるものであり、正回転可能なモータ等所望の
手段で構成する。

【００２５】また、前記案内路１ａに接近する位置、即
ち前記ガス注入口102 に近接する位置にはガス漏れ検知
用のリークセンサー400 が、前記支持体ａ１に対して直
接的または間接的に吊持状に設けられている。

【００２６】第６エアーシリンダｂ６は前記案内路１ａ
の下端部内の封印キャップ300 を吸着した先端の弾性吸
着部ａ４−２を180 度回転させた後、ロッド部ｂ６’を
伸長させて該封印キャップ300 を前記ガス注入口102 に
押圧して被嵌させる。

【００２７】また、支持柱３には、大型、小型を問わず
トールが異なる各種の容器100 を確実に検出する為に容
器用高さ検出センサー手段ａ３、詳細には第１、第２、
第３、第４の各検出センサー手段ａ３−１、ａ３−２、
ａ３−３、ａ３−４が上下所定間隔おいて配設されてい
る。この第１、第２、第３、第４の各検出センサー手段
ａ３−１、ａ３−２、ａ３−３、ａ３−４は、検出され
る容器100 のトール高さに応じて前記チェーン８を繰り
出し量を可変する為の検出手段であり、下位から一個
（第１検出センサー手段ａ３−１）、下位から二個（第
２、第３検出センサー手段ａ３−１、ａ３−２）、下位
から三個（第１、第２、第３検出センサー手段ａ３−
１、ａ３−２、ａ３−３）、四個とも検出する場合とで
前記昇降動手段ａ５である電動モータの回転量を可変す
ることができるように電動モータの制御部（図示せず）
に電気的に連係されている。

【００２８】次にこの封印装置の作用を説明すると、第
１、第２、第３、第４の検出センサ手段ａ３−１、ａ３
−２、ａ３−３、ａ３−４がガスを定量充填して搬出さ
れてくる容器100 を検出すると、第１エアーシリンダｂ
１が受け脚202 を扛上させてその容器202 を搬送路面20
0 から浮上させる。ついで昇降動手段ａ５である電動モ
ータが駆動してチェーン８を、検出させた容器100 の高
さに相応する適量繰り出して封印装置Ａを第３エアーシ
リンダｂ３のロッド部ｂ３’に間接的に固着した衝合板
19が操作摘み105 ａ上面に当接するまで下降させる。こ
の第３エアーシリンダｂ３は、支持体ａ１が昇降動手段
ａ５の作用を受けて下降してくる際にロッド部ｂ３’先
端部が手動開閉弁105 の操作摘み部105 ａに衝合して逆
負荷を作用させることで支持体ａ１の下降停止位置を正
確にする微調整機能を持っている。この時、左右分割体
２、２の下端はガス注入管104 の上域部（手動開閉弁10
5のすぐ下）に達する。そして、その位置でクランプ手
段ａ２を作動させて容器100 の胴部をクランプする。そ
して、第５エアーシリンダｂ５のロッド部ｂ５’を縮小
させて左右分割体２、２の下端同士を近接状にさせ且つ
回転手段ａ７の電動モータを駆動させて支持体ａ１を回
転させることと併行して第４エアーシリンダｂ４のロッ
ド部ｂ４’を徐々に縮小させて左右分割体２、２下端で
構成される空間部が前記する横断外観形状に丁度沿うよ
うに吊持用板29を降下させることで、バキュウムエジェ
クターａ４−１がガス注入口102 の延長線に交差する水
平線上に位置するように封印装置Ａ自体の向き正す。そ
の後、リークセンサ400 でガス注入口102 からのガス漏
洩検査が行われ、先端の弾性吸着部ａ４−２で案内路１
ａから封印キャップ300 を吸着したバキュームエジェク
ターａ４−１を回動部10で180 度旋回させた状態で第６
エアーシリンダｂ６のロッド部ｂ６’が伸長して封印キ
ャップ300 をガス注入口102 に弾性的に被嵌させる。こ
れらの工程が終了した時点で第６エアーシリンダｂ６の
ロッド部ｂ６’が縮小して回動部10が正規の位置（案内
路１ａ下端の封印キャップ300 に対向する位置）までバ
キュームエジェクターａ４−１を逆回転させ、また第３
エアーシリンダｂ３、第４エアーシリンダｂ４、第５エ
アーシリンダｂ５が各々元の位置に復帰し、且つクラン
プ手段ａ２が容器100 の胴部のクランプを解除し、第１
エアーシリンダｂ１が縮小して受け脚202 を搬送路面20
0 の下位まで落とし込み、容器100 を更に下流へと搬出
する。クランプ手段ａ２解除後、封印装置Ａは、昇降動
手段ａ５の巻き取りで初期の上昇位置に復帰する。尚、
第４エアーシリンダｂ４、第５エアーシリンダｂ５の縮
小量は所定量に制御されており、縮小し過ぎることがな
いように配慮してある。また、この本実施例では昇降動
手段ａ５の昇降動、クランプ手段ａ２のクランプ開始及
び解除、水平伸縮手段ａ４の伸縮、倣い手段ａ６の第
３、第４、第５エアーシリンダｂ３、ｂ４、ｂ５の伸
縮、回転手段ａ７の回転開始及びその停止、回動部10の
回動、第１エアーシリンダｂ１の伸縮等のタイミング全
てを集中制御している。無論、各手段、装置に電気的に
連係する操作スイッチ類の人為的な操作で各工程が遂行
されるように構成しても構わない。

【００２９】本実施例ではバキュームエジェクターａ４
−１を回動部10の作用で180 度回動させるように構成し
ているが、案内路１ａ下端の自重で落下する封印キャッ
プ300 のガス注入口102 側対向面に封印キャップ300 が
落下しない程度の大きさの孔（図示せず）を開孔してお
き、その孔（図示せず）から吸着した封印キャップ300
を第６エアーシリンダｂ６の作用でガス注入口102 に向
けて強制的に押動して同ガス注入口102 に被嵌させるよ
うに構成しても構わない。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本実施例封印装置の使用状態を示す平面図。

【図２】 同封印装置の正面図。

【図３】 同封印装置の要部の正面図。

【図４】 図２の（４）−（４）線断面図。

【図５】 倣い手段部分の拡大側面図。

【図６】 図５の（６）−（６）線拡大断面図。

【図７】 封印キャップの正面図。

【図８】 図７の（８）−（８）線断面図。

【図９】 封印キャップでガス注入口を被嵌する状態の
平面図を示し、（イ）は案内路下端の弾性吸着部で封印
キャップを吸着した状態を示す。（ロ）は、弾性吸着部
を180 度回動させて封印キャップをガス注入口の延長上
に位置させた状態を示す。（ハ）は、第６エアーシリン
ダを伸長させて封印キャップでガス注入口を被嵌した状
態を示す。

【符号の説明】

Ａ：封印装置 300：封印キャッ
プ 100：液化高圧ガス容器 ａ１：支持体 １：キャップマガジン １ａ：案内路 ａ４：水平伸縮手段 ａ４−１：バキュー
ムエジェクター 104：ガス注入管 102：ガス注入
口 ａ６：倣い手段 ａ３：容器用高
さ検出センサー手段 ａ５：昇降動手段 ａ７：回転手段 ａ２：クランプ手段

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上下昇降動可能で且つ水平回転可能に設
   けられ、封印キャップを一個宛自重で案内する案内路を
   連通状に有するキャップマガジンを搭載した支持体と、
   その支持体の下位に同支持体に連動して上下昇降動可能
   に設けられ、液化高圧ガス容器を回転不能にクランプす
   るクランプ手段と、前記クランプ手段直下に配置された
   液化高圧ガス容器を高さごとに検出する上下間隔をおい
   て配設した複数個の容器用高さ検出センサー手段と、上
   記支持体の回転中心を除く片側部位に吊持状に設けら
   れ、上記案内路下端の封印キャップを吸着するバキュウ
   ムエジェクターを支持体の回転中心の延長方向に伸長さ
   せる水平伸縮手段と、上記各容器用高さ検出センサー手
   段に連係され且つ同センサー手段で検出された液化高圧
   ガス容器におけるガス注入口に上記バキュウムエジェク
   ターが対応する高さまで前記支持体を下降させる昇降動
   手段と、前記支持体に同支持体の回転中心を挟んで前記
   水平伸縮手段と対向して吊持状に設けられ、ガス注入口
   の水平延長上におけるガス注入管の外形の半割部を有し
   且つ上記支持体下降後に合致してそのガス注入管に沿つ
   て下降する左右半割体を備えた倣い手段と、前記倣い手
   段のガス注入管倣い時と同時かもしくは直前から支持体
   を水平方向に回転させる回転手段とで構成していること
   を特徴とする液化高圧ガス容器の封印装置。
2. 【請求項２】 上記支持体が、下降時にガス注入口に接
   近するガス用リークセンサーを直接的もしくは間接的に
   備えていることを特徴とする液化高圧ガス容器の封印装
   置。