JPH0746847Y2 - 安全弁のダストキャップ - Google Patents

安全弁のダストキャップ

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JPH0746847Y2
JPH0746847Y2 JP1989059345U JP5934589U JPH0746847Y2 JP H0746847 Y2 JPH0746847 Y2 JP H0746847Y2 JP 1989059345 U JP1989059345 U JP 1989059345U JP 5934589 U JP5934589 U JP 5934589U JP H0746847 Y2 JPH0746847 Y2 JP H0746847Y2
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JP
Japan
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safety valve
dust cap
cap
diameter
plate
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JP1989059345U
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JPH03178U (ja
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文隆 安藤
哲二 遠藤
雅志 平野
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Pacific Industrial Co Ltd
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Pacific Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、カーエアコンの冷媒回路に装着する安全弁
の吹出口に防水を目的として装着するダストキャップに
関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の安全弁はカーエアコンのコンプレッサー
に装着し、冷媒回路の圧力の異常上昇時に、コンプレッ
サーや回路を保護するもので、これを第4図により説明
する。
従来の安全弁は、ボディ(1)内の弁座部上方に、弁体
(2)に弁シート(3)を組み込んだ弁体アッシー
(4)と、ばね(5)および吹出口(6)を有するプレ
ート(7)が順次収納され、これらの部品は、前記ボデ
ィ(1)の上部開口縁をかしめることによって固定され
ている。
そして、ゴム製のダストキャップ(14)のOリング部
(9)は、ボディ(1)に設けた溝(8)にはめ込ま
れ、また、筒状の挿入部(10)を下面に具備し中央に空
気孔(11)をもつキャップボディ(12)は、前記プレー
トの吹出口(6)に挿入して嵌合され、前記Oリング部
(9)とキャップボディ(12)とは、紐(13)にて一体
化されている。
次に従来の安全弁の動作について説明する。
冷媒回路の圧力が設定圧力より高くなると、弁体アッシ
ー(4)がばね(5)の押付力に打ち勝って弁座より離
れ、冷媒ガスを大気中に放出し、又回路中の圧力が降下
するとばね(5)の力で復帰するものである。また、異
物および腐食物質等の侵入を防ぐダストキャップ(14)
は、安全弁が作動し、その内圧が35〜42.2Kgf/cm2Gに
達すると多量の冷媒を大気中に放出させるために、キャ
ップボディ(12)の挿入部(10)が吹出口(6)から吹
き飛ぶようになっている。
そして、この時に前記キャップボディ(12)が安全弁か
ら完全に吹き飛ばない様に紐(13)にて保持されてい
る。また、キャップボディ(12)が振動等により簡単に
離脱しない様に、プレート(7)の吹出口(6)の内径
寸法「d3」とキャップボディ(12)の挿入部(10)の
外径寸法「d1」とは d3<d1の関係にある。
[考案が解決しようとする課題] 従来の安全弁のダストキャップ(14)は、挿入部(10)
が、吹出口(6)に対し、振動等により簡単にはずれな
い様にきつく嵌合させている。ところが、前述したよう
に、コンプレッサーの内部圧力の異常上昇を防止するた
めに、安全弁が作動する上限の42.2Kgf/cm2G(これをP
0Kgf/cm2Gとする。)の時には、大気中に放出される冷
媒の流量がある値(これをQ0Nl/minとする。)以上でな
ければならない。すなわち、安全弁の内圧の上限値以内
の圧力でゴムキャップを確実に吹き飛ばさなければなら
ないが、この条件に対して、一方、ゴムキャップが振動
等により簡単にはずれないことが必要であり、従来品で
はゴムの硬度や寸法のバラツキによって両方の条件を満
足させることがきわめて難しかった。
本考案は前記問題点を解消するためになされたもので、
ダストキャップ(14)の挿入部(10)の形状を工夫し、
安全弁の内部圧力の上限値(P0Kgf/cm2G)以内でキャ
ップボディ(12)がプレート(7)の吹出口(6)から
吹き飛ぶことが出来る様にすることを可能にしたもので
ある。
[課題を解決するための手段] この考案に係るカークーラー用安全弁のダストキャップ
(14)は、安全弁のボディ(1)の外周部に装着するO
リング部(9)、ボディ(1)の上部キャップであるプ
レート(7)の直径d3の吹出口(6)に挿入する中央
に空気孔(11)をもつ筒状の挿入部(10)および前記O
リング部(9)と挿入部(10)とを接続する紐(13)と
からなるカークーラー用安全弁のダストキャップ(14)
において、筒状の挿入部(10)は、直径d1の軸部(1
5)とその下端にプレート(7)の吹出口(6)下端よ
り角度θにて円錐状に外径d2まで拡開した薄肉のスカ
ート部(16)とからなり、かつ、 d1≦d3<d2 の寸法関係を持たせたものである。
[作用] この考案におけるダストキャップ(14)は、従来品と同
じように、安全弁内部への異物および腐食性物質の侵入
を防ぐと共に、内圧が一定圧力以上に上昇した時には、
薄肉のスカート部(16)を縮径方向に容易に撓ませるこ
とにより、ダストキャップのキャップボディ(12)を吹
出口(6)から吹き飛ばし、内圧が一定圧力以下の時に
は、薄肉のスカート部(16)によりゴムキャップが振動
等によっても簡単にはずれることがないようにした安全
弁の機能を果たすものである。
[考案の実施例] 以下、本考案の実施例を第1図に基づいて詳細に説明す
る。
本考案の安全弁は、ボディ(1)内の弁座部上方に、弁
体(2)に弁シート(3)を組み込んだ弁体アッシー
(4)と、ばね(5)および吹出口(6)を有するプレ
ート(7)が順次収納され、これらの部品は、前記ボデ
ィ(1)の上部開口縁をプレート上縁にかしめることに
よって固定されている。
そして、ダストキャップ(14)はエチレンプロピレン製
のゴムで製作されており、このダストキャップ(14)の
一端に設けられるOリング部(9)は、ボディ(1)の
外周に設けた溝(8)にはめ込まれ、また、他端に設け
られるキャップボディ(12)は、中央下面に筒状の挿入
部(10)を具備し中央に約1mm程度の微小な空気孔(1
1)をもつもので、前記プレート中央の直径d3が3.5mm
の吹出口(6)に挿入して嵌合され、前記ダストキャッ
プ(14)の端に設けられるOリング部(9)とキャップ
ボディ(12)とは、紐(13)にて一体化されている。
前記ゴム製のダストキャップ(14)の挿入部(10)は、
外径寸法d1を3.48mmにした軸部(15)と、該軸部(1
5)のプレート下端より突出する部分を、角度θを約30
°にて外方に張り出してその下端部の外径寸法d2を4.2
mmとすると共に肉厚を0.5mmとした薄肉のスカート部(1
6)からなっている。
そして、これらは、 d1≦d3<d2 の寸法関係を持たせている。
次に本考案の動作について説明する。
第3図は、内部圧力と流量の特性図を示すもので、縦軸
には冷媒ガスの吹き出し流量を、また、横軸には冷媒回
路の内部圧力を表わす。
図中、点線で示す(イ)(ロ)(ハ)(ニ)の曲線はダ
ストキャップ(14)の無い場合の特性を示し、一点鎖線
で示す(イ)(ホ)(ヘ)(ハ)(ニ)は従来のダスト
キャップ(14)を装着した場合の特性を示し、実線で示
す(イ)(ホ)(ロ)(ハ)(ニ)は本考案のダストキ
ャップ(14)を装着した場合の特性を示す。
今、冷媒回路の圧力が設定圧力より高くなると、安全弁
の弁体アッシー(4)は、ばね(5)の押圧力に打ち勝
ち弁座より離れ、冷媒ガスが大気中に吹き始める(第3
図中点(イ))。
冷媒ガスが吹き始めた後、冷媒ガスはダストキャップ
(14)の空気孔(11)を通り、ある一定の圧力P1まで
(イ)(ホ)に沿って流出し、内部圧力がP1(規定圧力
P0より低い)に達した時に、キャップボディの軸部(1
5)の下方に設けられている薄肉のスカート部(16)
は、縮径方向に撓んでプレート(7)の吹出口(6)を
通り抜け、キャップボディ(12)がプレートの吹出口
(6)から吹き飛ぶ。
従って、流量は(ホ)−(ロ)の特性に示すように突然
大きくなり、その後はダストキャップ(14)のない安全
弁と同じ特性を示す。
ところが、従来のダストキャップ(14)は、d1>d3
関係にあるため、嵌合力が強く、内部圧力が安全弁の上
限圧力を越えたP2に達しないとキャップボディ(12)
は吹き飛ばない。
[考案の効果] 以上のように、この考案によれば、ダストキャップ(1
4)の挿入部(10)の軸部(15)の径を吹出口(6)の
内径と等しいかそれより小さくし、下端に末広がり状の
薄肉のスカート部(16)を設けることにより、振動等の
力では離脱しにくく、かつ、安全弁の下限圧力P0でもダ
ストキャップ(14)が吹き飛ばされるので、安全弁が確
実に作動し、コンプレッサーの内部圧力の異常上昇を起
こすことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による安全弁を示し、(イ)
は平面図、(ロ)は縦断側面図を示す。第2図は本考案
のダストキャップの縦断側面図を示す。第3図は内部圧
力と流量の関係を表わす特性図を示す。第4図は従来の
安全弁を示し、(イ)は平面図、(ロ)は縦断側面図を
示す。第5図は従来のダストキャップの縦断側面図を示
す。 (1)……ボディ、(2)……弁体 (3)……弁シート、(4)……弁アッシー (5)……ばね、(6)……吹出口 (7)……プレート、(8)……溝 (9)……Oリング部、(10)……挿入部 (11)……空気孔、(12)……キャップボディ (13)……紐、(14)……ダイヤキャップ (15)……軸部、(16)……スカート部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−52112(JP,A) 特開 昭54−87921(JP,A) 実開 昭59−21198(JP,U) 実開 昭51−91402(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】安全弁のボデイ(1)の外周に装着するO
    リング部(9)、ボデイ(1)の上部キャップであるプ
    レート(7)の直径d3吹出口(6)に挿入する中央に
    空気孔(11)をもつ筒状の挿入部(10)および前記Oリ
    ング部(9)と挿入部(10)とを接続する紐(13)とか
    らなるカークーラー用安全弁のダストキャップにおい
    て、筒状の挿入部(10)は、直径d1の軸部(15)とそ
    の下端にプレート(7)の吹出口(6)下端より角度θ
    にて円錐状に外径d2まで拡開した薄肉状のスカート部
    (16)とからなり、かつ、 d1≦d3<d2 の寸法関係をもたせたことを特徴とするカークーラー用
    安全弁のダストキャップ。
JP1989059345U 1989-05-23 1989-05-23 安全弁のダストキャップ Expired - Lifetime JPH0746847Y2 (ja)

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JPH03178U JPH03178U (ja) 1991-01-07
JPH0746847Y2 true JPH0746847Y2 (ja) 1995-10-25

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JPH03178U (ja) 1991-01-07

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