JPH0625748Y2 - 安全弁 - Google Patents

安全弁

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JPH0625748Y2
JPH0625748Y2 JP10702489U JP10702489U JPH0625748Y2 JP H0625748 Y2 JPH0625748 Y2 JP H0625748Y2 JP 10702489 U JP10702489 U JP 10702489U JP 10702489 U JP10702489 U JP 10702489U JP H0625748 Y2 JPH0625748 Y2 JP H0625748Y2
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JP
Japan
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safety valve
cap
bending
valve
dowel
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JP10702489U
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JPH0346077U (ja
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雅志 平野
秀史 松尾
康彦 藤井
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Pacific Industrial Co Ltd
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Pacific Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、カーエアコンの冷媒回路に装着する安全弁
に関するもので、特に安全弁の吹出口より吹き出すガス
の方向が規制できるようなキャップを装着したものであ
る。
[従来の技術] この種の安全弁は、カーエアコンのコンプレッサーに装
着し、冷媒回路の圧力の異常上昇時にコンプレッサーや
回路を保護するもので、従来の安全弁は第3図に示すよ
うに、 ボディ(1)内の弁座部上方に、弁体(2)に弁パッキ
ン(3)を組み込んだ弁体アッシー(4)と、スプリン
グ(5)および吹出口(6)を有するプレート(7)と
が順次収納され、これらの部品は、前記ボディ(1)の
上部開口縁をかしめることによって固定されている。
次に従来の安全弁の動作について説明する。
冷媒回路の圧力が設定圧力より高くなると、弁体アッシ
ー(4)がスプリング(5)の押付力に打ち勝って弁座
より離れ、冷媒ガスをプレート(7)の吹出口(6)よ
りボディ(1)の軸線方向に向かって真っすぐに大気中
へ放出し、また、回路中の圧力が降下するとスプリング
(5)の力で復帰するものである。
[考案が解決しようとする課題] 従来の安全弁は、冷媒ガスがボディ(1)の軸線方向に
吹出されるため、例えばボディ(1)の軸線方向にエン
ジンのエキゾーストマニホールド等の高温部がある場
合、吹出された冷媒ガスがその高温部に吹き掛かり、白
煙や異臭等を発生させたり、エンジンルーム内に冷媒ガ
スが充満したりする問題があった。
この考案は、前記問題点を解消するためになされたもの
で、安全弁から吹き出す冷媒ガスがボディ(1)の軸線
に対して直角方向に吹き出すようにし、冷媒ガスが直接
高温部に吹き掛からないようにすることを目的とするも
のである。
[課題を解決するための手段] この考案に係る安全弁は、外形部を六角筒形に形成して
なる安全弁のボディ(1)の外周部に、リング状の凹溝
(8)を設け、 一方、六角面のうちの四面を折り曲げにより形成した壁
部(13a)とこの両端部より各々内方へ弧状に折り曲
げられた挟着爪(13b)とからなるクランプ部(1
3)と、この上部に吐出ガスの流れを直角方向に曲げる
ための天板(14)とを一体的に設けると共に、前記の
各壁部(13a)の内面に内側に向けた半球状のダボ
(10)を設けてキャップ(9)を構成し、 安全弁の吹出口(6)とキャップ(9)の天板(14)
との間の開口部(12)に隙間δを持たせるように、前
記キャップ(9)を安全弁のボディにかぶせ、キャップ
内面のダボ(10)を前記ボディの凹溝(8)に嵌着し
たことを特徴とするものである。
[作用] この考案における安全弁は、ボディ(1)の軸線方向に
吹出された冷媒ガスがキャップ(9)の天板(14)お
よびクランプ部(13)の壁面をガイドとして、ボディ
(1)の上縁部と天板(14)との隙間である開口部
(12)からボディ(1)の軸線に対して直角方向に吹
出すようになっている。
[考案の実施例] 以下、本考案の実施例を第1〜2図に基づいて詳細に説
明する。
六角部材よりなるボディ(1)は、後述するキャップ
(9)のダボ(10)が嵌着できるように、その外周部
に、リング状の凹溝(8)が設けられている。そして、
このボディ(1)内の弁座部上方には、弁体(2)に加
硫接着等で弁パッキン(3)を組み込んだ弁体アッシー
(4)と、スプリング(5)および吹出口(6)を有す
るプレート(7)が順次収納され、これらの部品は、前
記ボディ(1)の上部開口縁をプレート上縁にかしめる
ことによって固定されている。
一方、キャップ(9)は、バネ鋼やステンレス鋼をプレ
ス加工等により折り曲げることによって、六角面のうち
の四面を折り曲げにより形成した壁部(13a)とこれ
に続く両端部より各々内方へ弧状に折り曲げられた挟着
爪(13b)とからなるクランプ部(13)と、この上
部に吐出ガスの流れを直角方向に曲げるための天板(1
4)とを一体的に設けると共に、前記の各壁部(13
a)の内面に内側に向けた半球状のダボ(10)が設け
られている。尚、このダボ(10)は、前記ボディ
(1)の凹溝(8)にキャップ(9)を嵌着した際に、
安全弁の吹出口(6)とキャップの天板(14)との間
の開口部(12)に隙間δを持たせると共にキャップが
ボディ(1)の上下方向に抜け落ちないように作用して
いる。
また、前記壁部(13a)の1辺の長さは、ボディ
(1)の六角部材の1辺の長さ寸法と同じか、これより
も少し長くなっている。そして、これらの折り曲げ角度
は、ボディ(1)の六角部材の角部より若干小さくして
おくことによってキャップ(9)がボディ(1)に強固
に圧着され、キャップ(9)が安全弁から離脱したり、
あるいは振動するのを防止するようになっている。
[考案の効果] この考案によれば、安全弁のボディ(1)の上方に、冷
媒ガスの吹出し方向を規制するキャップ(9)を設け、
冷媒ガスが直接エンジン等の高温部に吹き掛からないよ
うにしたものであるから、従来のような白煙や異臭等を
発生させたり、エンジンルーム内に冷媒ガスが充満した
りすることがない。また、従来の安全弁においてもボデ
ィにわずかな追加工(凹溝)をほどこすだけでよく、安
価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による安全弁を示し、(イ)
は平面図、(ロ)は半縦断正面図、(ハ)は右側面図を
示す。第2図は本考案のダストキャップを示し、(イ)
は平面図、(ロ)は正面図を示す。第3図は従来の安全
弁の縦断正面図を示す。 (1)…ボディ、(2)…弁体 (3)…弁パッキン、(4)…弁アッシー (5)…スプリング、(6)…吹出口 (7)…プレート、(8)…溝 (9)…キャップ、(10)…ダボ (11)…キャップ口元、(12)…開口部 (13)…クランプ部、(13a)…壁部 (13b)…挟着爪、(14)…天板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外形部を六角筒形に形成してなる安全弁の
    ボディ(1)の外周部に、リング状の凹溝(8)を設
    け、 一方、六角面のうちの四面を折り曲げにより形成した壁
    部(13a)とこの両端部より各々内方へ弧状に折り曲
    げられた挟着爪(13b)とからなるクランプ部(1
    3)と、この上部に吐出ガスの流れを直角方向に曲げる
    ための天板(14)とを一体的に設けると共に、前記の
    各壁部(13a)の内面に内側に向けた半球状のダボ
    (10)を設けてキャップ(9)を構成し、 安全弁の吹出口(6)とキャップ(9)の天板(14)
    との間の開口部(12)に隙間δを持たせるように、前
    記キャップ(9)を安全弁のボディにかぶせ、キャップ
    内面のダボ(10)を前記ボディの凹溝(8)に嵌着し
    たことを特徴とする安全弁。
JP10702489U 1989-09-11 1989-09-11 安全弁 Expired - Fee Related JPH0625748Y2 (ja)

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