JPS6144494Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6144494Y2 JPS6144494Y2 JP11132781U JP11132781U JPS6144494Y2 JP S6144494 Y2 JPS6144494 Y2 JP S6144494Y2 JP 11132781 U JP11132781 U JP 11132781U JP 11132781 U JP11132781 U JP 11132781U JP S6144494 Y2 JPS6144494 Y2 JP S6144494Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- dividing surface
- air conditioner
- holding parts
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 11
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
- Passenger Equipment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車用空調器ケースに係り、ケース
体取付用ボルトの構成に関する。
体取付用ボルトの構成に関する。
従来の自動車用空調器ケース体を第1図ないし
第5図について説明する。1は自動車々体、2は
エンジンルーム3との仕切板で、車体1に固定さ
れている。4は空調器ケース体で、上下ケース部
材5,6の分割面7から突出させたボルト8が仕
切板2に挿通され、ナツト9で締付固定されてい
る。ボルト8の取付は、上下ケース部材5,6に
この分割面7で上下に分割されるボルト保持部1
0,11を形成し、この保持部10,11の分割
面12からボルト8の頭部13を1/2ずつ上下の
保持部10,11に嵌合し、このボルト保持部1
0,11の分割面21からボルト8の軸部14を
水平に突出させている。そして空調器ケース体4
の取付に際しては上下ケース部材5,6は夫々の
分割面12の外周に形成した突縁15,16をク
リツプ17で締着して密封した後ボルト8の軸部
14を仕切板2の垂直部の通孔18に挿通し、ナ
ツト9で締着固定し、更に上ケース部材5より上
方に突出させた突片19が仕切板2の水平部の下
面の突片20にボルト・ナツトで固定している。
以上のような構成において、ボルト8の軸部14
にナツト9を螺着して締着する場合、四角形のボ
ルト8の頭部13が係合している上下の保持部1
0,11には第5図の指矢の方向に偶力が作用
し、保持部10,11の分割面12をこじ開ける
作用をする。このため保持部10,11の左右も
クリツプ17で締付ける必要があり、クリツプ1
7の数を多く要しかつ締付けにも手数を要するば
かりでなくクリツプ17で締付けても隙間が生ず
る場合があり、密封性が低下する欠点があつた。
第5図について説明する。1は自動車々体、2は
エンジンルーム3との仕切板で、車体1に固定さ
れている。4は空調器ケース体で、上下ケース部
材5,6の分割面7から突出させたボルト8が仕
切板2に挿通され、ナツト9で締付固定されてい
る。ボルト8の取付は、上下ケース部材5,6に
この分割面7で上下に分割されるボルト保持部1
0,11を形成し、この保持部10,11の分割
面12からボルト8の頭部13を1/2ずつ上下の
保持部10,11に嵌合し、このボルト保持部1
0,11の分割面21からボルト8の軸部14を
水平に突出させている。そして空調器ケース体4
の取付に際しては上下ケース部材5,6は夫々の
分割面12の外周に形成した突縁15,16をク
リツプ17で締着して密封した後ボルト8の軸部
14を仕切板2の垂直部の通孔18に挿通し、ナ
ツト9で締着固定し、更に上ケース部材5より上
方に突出させた突片19が仕切板2の水平部の下
面の突片20にボルト・ナツトで固定している。
以上のような構成において、ボルト8の軸部14
にナツト9を螺着して締着する場合、四角形のボ
ルト8の頭部13が係合している上下の保持部1
0,11には第5図の指矢の方向に偶力が作用
し、保持部10,11の分割面12をこじ開ける
作用をする。このため保持部10,11の左右も
クリツプ17で締付ける必要があり、クリツプ1
7の数を多く要しかつ締付けにも手数を要するば
かりでなくクリツプ17で締付けても隙間が生ず
る場合があり、密封性が低下する欠点があつた。
本考案は以上の問題に鑑みなされたもので、空
調器ケース体の上下ケース部材に夫々形成された
ボルト保持部に嵌着されるボルトの頭部に、前記
保持部の分割面に向つて内方に窪ませた凹斜面を
形成し、更にこの凹斜面に当着される上下の保持
部の内壁にこの分割面に向つて内方に突出させた
凸斜面を形成し、ボルトを締付けることにより保
持部の夫々の凸斜面をボルトの凹斜面に沿つて内
方に滑らせ、凹斜面の中心に向つて上下の保持部
を引寄せる方向に摺動させ、保持部の分割面にす
き間を生じないようにし、上下ケース部材密封性
を高めようとするものである。
調器ケース体の上下ケース部材に夫々形成された
ボルト保持部に嵌着されるボルトの頭部に、前記
保持部の分割面に向つて内方に窪ませた凹斜面を
形成し、更にこの凹斜面に当着される上下の保持
部の内壁にこの分割面に向つて内方に突出させた
凸斜面を形成し、ボルトを締付けることにより保
持部の夫々の凸斜面をボルトの凹斜面に沿つて内
方に滑らせ、凹斜面の中心に向つて上下の保持部
を引寄せる方向に摺動させ、保持部の分割面にす
き間を生じないようにし、上下ケース部材密封性
を高めようとするものである。
本考案の構成は、空調器ケース体を上下に分割
される上下ケース部材に夫々分割形成し、この上
下ケース部材の分割面で分割形成されるボルト保
持部にボルトの頭部を嵌着し、前記上下のボルト
保持部の分割面を通して突出したボルトの軸部を
自動車々体内の仕切板に挿通しナツトで締着する
空調器ケースにおいて、前記ボルトの頭部の内端
面に上下の前記ボルト保持部の分割面に向つて内
方に窪ませた凹斜面を形成し、この凹斜面に当着
される上下の前記ボルト保持部の内壁に、前記分
割面に向つて内方に突出させた凸斜面を夫々形成
したことを特徴とするものである。
される上下ケース部材に夫々分割形成し、この上
下ケース部材の分割面で分割形成されるボルト保
持部にボルトの頭部を嵌着し、前記上下のボルト
保持部の分割面を通して突出したボルトの軸部を
自動車々体内の仕切板に挿通しナツトで締着する
空調器ケースにおいて、前記ボルトの頭部の内端
面に上下の前記ボルト保持部の分割面に向つて内
方に窪ませた凹斜面を形成し、この凹斜面に当着
される上下の前記ボルト保持部の内壁に、前記分
割面に向つて内方に突出させた凸斜面を夫々形成
したことを特徴とするものである。
次に実施例の実施例の構成を添附図面第1図及
び第6図ないし第8図について説明する。
び第6図ないし第8図について説明する。
4は空調器ケース体であり、上ケース部材5と
下ケース部材6とより成り、上下ケース部材5,
6の開口端面よりなる分割面7には互に嵌合され
る環状突起21と環状凹溝22が形成され、更に
分割面7の外周には、環状の突縁15,16が
夫々形成されクリツプ17で締付けられるように
なつている。又上下ケース部材5,6の外面には
上下に相対して上下ケース部材5,6の分割面7
と同一面の分割面12を有するボルト保持部1
0,11が突設され、この保持部10,11内に
前記分割面12に開口した四角形状の嵌合凹所2
3,24が形成され、夫々の凹所23,24の外
側壁25,26には、分割面12に向つて夫々半
円弧状に切欠いた軸孔部27,28が形成されて
いる。
下ケース部材6とより成り、上下ケース部材5,
6の開口端面よりなる分割面7には互に嵌合され
る環状突起21と環状凹溝22が形成され、更に
分割面7の外周には、環状の突縁15,16が
夫々形成されクリツプ17で締付けられるように
なつている。又上下ケース部材5,6の外面には
上下に相対して上下ケース部材5,6の分割面7
と同一面の分割面12を有するボルト保持部1
0,11が突設され、この保持部10,11内に
前記分割面12に開口した四角形状の嵌合凹所2
3,24が形成され、夫々の凹所23,24の外
側壁25,26には、分割面12に向つて夫々半
円弧状に切欠いた軸孔部27,28が形成されて
いる。
又ボルト8の頭部13は四角形状をなし、軸心
で上下に2等分された1/2ずつが夫々前記上下の
保持部10,11の嵌合凹所23,24に嵌着さ
れ軸部14は一部が軸孔部27,28によつて上
下を保持されて外方に突出している。更に嵌合凹
所23,24の内壁に圧接される頭部13の内端
面29は、保持部10,11の分割面12に向つ
内方に窪ませた凹斜面25を形成し、この凹斜面
25の内端は軸心位置で分割面12と合致するよ
うになつている。又嵌合凹所23,24の内壁の
前記凹斜面25に対向する面は分割面12に向つ
て内方に突出させた凸斜面26,27を形成し、
前記凹斜面25に逆テーパーで重ね合わされるよ
うに形成されている。又ボルト8の頭部13の肉
厚部の厚さをa、嵌合凹所24の開口部の巾をb
としたときa≦bとなつている。
で上下に2等分された1/2ずつが夫々前記上下の
保持部10,11の嵌合凹所23,24に嵌着さ
れ軸部14は一部が軸孔部27,28によつて上
下を保持されて外方に突出している。更に嵌合凹
所23,24の内壁に圧接される頭部13の内端
面29は、保持部10,11の分割面12に向つ
内方に窪ませた凹斜面25を形成し、この凹斜面
25の内端は軸心位置で分割面12と合致するよ
うになつている。又嵌合凹所23,24の内壁の
前記凹斜面25に対向する面は分割面12に向つ
て内方に突出させた凸斜面26,27を形成し、
前記凹斜面25に逆テーパーで重ね合わされるよ
うに形成されている。又ボルト8の頭部13の肉
厚部の厚さをa、嵌合凹所24の開口部の巾をb
としたときa≦bとなつている。
ボルト8の頭部13を保持部10,11に嵌着
保持した上下ケース部材5,6は分割面7で合致
され上下突縁15,16の適当位置がクリツプ1
7で係合される。
保持した上下ケース部材5,6は分割面7で合致
され上下突縁15,16の適当位置がクリツプ1
7で係合される。
上ケース部材5の上面には吊下げ保持用突片1
9が突設されている。
9が突設されている。
次に上述の実施例の作用を説明する。
空調器ケース体4の保持部10,11間より突
出したボルト8の軸部14を自動車々体1の仕切
板2の通孔18より突出させ、この突出部にナツ
ト9を螺着して締付けることにより、ボルト8に
圧着して空調器ケース体4が保持される。又ナツ
ト9を締めることにより保持部10,11の凸斜
面26,27はボルト8の頭部13の凹斜面25
に押しつけられ、凹斜面25に沿つてこの中心に
接近する方向に摺動するから、保持部10,11
の分割面12はナツト9を締めることにより閉じ
る方向に附勢される。
出したボルト8の軸部14を自動車々体1の仕切
板2の通孔18より突出させ、この突出部にナツ
ト9を螺着して締付けることにより、ボルト8に
圧着して空調器ケース体4が保持される。又ナツ
ト9を締めることにより保持部10,11の凸斜
面26,27はボルト8の頭部13の凹斜面25
に押しつけられ、凹斜面25に沿つてこの中心に
接近する方向に摺動するから、保持部10,11
の分割面12はナツト9を締めることにより閉じ
る方向に附勢される。
又ケース体4の上面の突片19は仕切板2の水
平部の突片20と給合される。
平部の突片20と給合される。
第9図はボルト8の他の実施例を示し、頭部1
3が円盤状に形成されている。尚他の構成は前述
の実施例と同様である。
3が円盤状に形成されている。尚他の構成は前述
の実施例と同様である。
本考案によれば、上下に分割される空調器ケー
ス体の分割面で上下に分割して設けられたボルト
保持部にボルトの頭部を保持させ、ボルト保持部
より突出させたボルトの軸部を自動車々体の仕切
板に挿通しナツトで締着する空調器ケースにおい
て、ボルトの頭部の内端面に上下のおボルト保持
部の分割面に向つて内方に窪ませた凹斜面を形成
し、この凹斜面に当着される上下のボルト保持部
の内壁に、前記分割面に向つて内方に突出させた
凸斜面を形成したから、ボルトを締付けることに
より保持部の夫々の凸斜面がボルトの頭部の凹斜
面に案内されて中心に向つて摺動し、保持部の分
割面を密着させる方向に締付けられ、上下ケース
部材の密着性を高めることができる。又保持部の
分割面が密着されるため保持部の両側をクリツプ
で締付ける必要がなく、クリツプ取付の手数を少
なくし、又クリツプの所要数も少なくてすむもの
である。
ス体の分割面で上下に分割して設けられたボルト
保持部にボルトの頭部を保持させ、ボルト保持部
より突出させたボルトの軸部を自動車々体の仕切
板に挿通しナツトで締着する空調器ケースにおい
て、ボルトの頭部の内端面に上下のおボルト保持
部の分割面に向つて内方に窪ませた凹斜面を形成
し、この凹斜面に当着される上下のボルト保持部
の内壁に、前記分割面に向つて内方に突出させた
凸斜面を形成したから、ボルトを締付けることに
より保持部の夫々の凸斜面がボルトの頭部の凹斜
面に案内されて中心に向つて摺動し、保持部の分
割面を密着させる方向に締付けられ、上下ケース
部材の密着性を高めることができる。又保持部の
分割面が密着されるため保持部の両側をクリツプ
で締付ける必要がなく、クリツプ取付の手数を少
なくし、又クリツプの所要数も少なくてすむもの
である。
第1図は自動車々体に空調器ケースを取付けた
状態を示す側面図、第2図は従来の空調器ケース
の斜視図、第3図は同上ボルト保持部の分解斜視
図、第4図は同上縦断側面図、第5図は同上A−
A縦断面図、第6図は本考案の実施の一例を示す
空調器ケースの斜視図、第7図は同上ボルト保持
部の拡大縦断側面図、第8図は同上ボルトの斜視
図、第9図は同上ボルトの他の実施例を示す斜視
図である。 1……自動車々体、2……仕切板、4……空調
器ケース体、5,6……ケース部材、7,12…
…分割面、8……ボルト、9……ナツト、10,
11……ボルト保持部、13……頭部、25……
凹斜面、26,27……凸斜面。
状態を示す側面図、第2図は従来の空調器ケース
の斜視図、第3図は同上ボルト保持部の分解斜視
図、第4図は同上縦断側面図、第5図は同上A−
A縦断面図、第6図は本考案の実施の一例を示す
空調器ケースの斜視図、第7図は同上ボルト保持
部の拡大縦断側面図、第8図は同上ボルトの斜視
図、第9図は同上ボルトの他の実施例を示す斜視
図である。 1……自動車々体、2……仕切板、4……空調
器ケース体、5,6……ケース部材、7,12…
…分割面、8……ボルト、9……ナツト、10,
11……ボルト保持部、13……頭部、25……
凹斜面、26,27……凸斜面。
Claims (1)
- 空調器ケース体を上下に分割される上下ケース
部材に夫々分割形成し、この上下ケース部材の分
割面で分割形成されるボルト保持部にボルトの頭
部を嵌着し、前記上下のボルト保持部の分割面を
通して突出したボルトの軸部を自動車々体内の仕
切板に挿通しナツトで締着する空調器ケース体に
おいて、前記ボルトの頭部の内端面に上下の前記
ボルト保持部の分割面に向つて内方に窪ませた凹
斜面を形成し、この凹斜面に当着される上下のボ
ルト保持部の内壁に、前記分割面に向つて内方に
突出させた凸斜面を夫々形成したことを特徴とす
る自動車用空調器ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11132781U JPS5817210U (ja) | 1981-07-27 | 1981-07-27 | 自動車用空調器ケ−ス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11132781U JPS5817210U (ja) | 1981-07-27 | 1981-07-27 | 自動車用空調器ケ−ス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5817210U JPS5817210U (ja) | 1983-02-02 |
JPS6144494Y2 true JPS6144494Y2 (ja) | 1986-12-15 |
Family
ID=29905670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11132781U Granted JPS5817210U (ja) | 1981-07-27 | 1981-07-27 | 自動車用空調器ケ−ス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5817210U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4640088B2 (ja) * | 2005-10-03 | 2011-03-02 | 株式会社デンソー | 車両用空調装置 |
-
1981
- 1981-07-27 JP JP11132781U patent/JPS5817210U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5817210U (ja) | 1983-02-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6144494Y2 (ja) | ||
JPS61177941U (ja) | ||
JPS6144493Y2 (ja) | ||
JPH061869Y2 (ja) | 自動車用パワーシートのスライドナット取付け構造 | |
JPH0464661U (ja) | ||
JPH022970Y2 (ja) | ||
JPS6126599Y2 (ja) | ||
JPS6288656U (ja) | ||
JPS5910682Y2 (ja) | 自動車用ヒユ−ズボツクスカバ− | |
JPH0125078Y2 (ja) | ||
JPS6139623Y2 (ja) | ||
JPH027723Y2 (ja) | ||
JPS6288188U (ja) | ||
JPH0219282Y2 (ja) | ||
JPH0329231Y2 (ja) | ||
JPS63192123U (ja) | ||
JPS61128414U (ja) | ||
JPS6422853U (ja) | ||
JPS6173962U (ja) | ||
JPH02145595U (ja) | ||
JPS6153210U (ja) | ||
JPS58124352U (ja) | 自動車のフ−ドシ−ルゴム | |
JPH0248459U (ja) | ||
JPS62103624U (ja) | ||
JPS61117668U (ja) |