JPH0746804A - 定格電圧切替形モータ - Google Patents

定格電圧切替形モータ

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JPH0746804A
JPH0746804A JP18481593A JP18481593A JPH0746804A JP H0746804 A JPH0746804 A JP H0746804A JP 18481593 A JP18481593 A JP 18481593A JP 18481593 A JP18481593 A JP 18481593A JP H0746804 A JPH0746804 A JP H0746804A
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JP
Japan
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terminal
voltage
switching
receiving portion
windings
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JP18481593A
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Inventor
Yutaka Inagaki
豊 稲垣
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ本体から導出するリード線の本数を少
なくして、配線作業性並びに組立作業性を向上させる。 【構成】 本発明の定格電圧切替形モータは、複数の巻
線6〜8の接続形態を高電圧用又は低電圧用に切替える
ための切替装置11を、受部12とこの受部12に着脱
可能に装着された切替部材とから構成し、その受部12
をモータ本体2に一体的に設ける構成としたものであ
る。そして、切替部材の装着状態を上下反転させること
により巻線6〜8の接続形態を高電圧用又は低電圧用に
切替える構成とした。また、巻線6〜8の接続形態が高
電圧用であるか低電圧用であるかを表示する電圧表示部
を、切替部材の上面及び下面に設ける構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の巻線の接続形態
を高電圧用又は低電圧用に切替えることにより、高低2
種類の定格電圧で駆動可能に構成された定格電圧切替形
モータに関する。
【0002】
【従来の技術】低い電源電圧を供給する地域と高い電源
電圧を供給する地域とが混在する国(例えばサウジアラ
ビア)へ洗濯機を輸出する場合には、その洗濯機は、高
低どちらの電源電圧によっても駆動できるようにするた
めに電源電圧を切替え可能に構成されている。そして、
このような洗濯機には、洗濯モータまたは脱水モータと
して、高低2種類の定格電圧で駆動可能に構成された定
格電圧切替形モータが使用されている。
【0003】この定格電圧切替形モータは、複数の巻線
を備え、これら複数の巻線の両端に接続したリード線を
モータ本体から外部へ導出させ、これら外部へ導出させ
たリード線を適宜切替接続することにより、巻線を直列
接続して高電圧用(例えば220V用)の接続形態とし
たり、また、巻線を並列接続して低電圧用(例えば11
0V用)の接続形態としたりするように構成されてい
た。このため、電圧切替不可能な普通のモータに比べ
て、モータ本体から導出されるリード線の本数がかなり
多くなる構成であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そして、このような構
成のモータを洗濯機本体に組み込むに当たっては、多数
本のリード線を配線したり、接続したりしなければなら
ず、接続作業がかなり面倒になり、組立作業性が劣ると
いう問題点があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、モータ本体から
導出するリード線の本数を少なくすることができて、配
線作業性並びに組立作業性を向上し得る定格電圧切替形
モータを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の定格電圧切替形
モータは、複数の巻線の接続形態を高電圧用又は低電圧
用に切替えることにより高低2種類の定格電圧で駆動可
能に構成されて成る定格電圧切替形モータにおいて、前
記複数の巻線の接続形態を切替えるための切替装置をモ
ータ本体に一体的に設けたところに特徴を有する。
【0007】この場合、前記切替装置を、前記モータ本
体に設けられた受部と、この受部に着脱可能に装着され
るものであってその装着状態を上下反転させることによ
り前記巻線の接続形態を高電圧用又は低電圧用に切替え
る切替部材とから構成することが考えられる。また、前
記切替部材の上面及び下面に、前記受部に前記切替部材
が装着されたときに前記巻線の接続形態が高電圧用であ
るか低電圧用であるかを表示する電圧表示部を設ける構
成とすることも好ましい。
【0008】
【作用】上記手段によれば、複数の巻線の接続形態を切
替えるための切替装置をモータ本体に一体的に設ける構
成としたので、巻線の接続形態を切替えるために必要な
リード線は、上記切替装置内へ導くだけで済み、モータ
本体の外部へ導出させることが不要になる。これによ
り、モータ本体の外部へ導出するリード線の本数は、電
圧切替不可能な普通のモータのリード線の本数と同じに
なるから、配線作業性並びに組立作業性を大幅に向上で
きる。
【0009】この場合、切替装置を、モータ本体に設け
られた受部と、この受部に着脱可能に装着された切替部
材とから構成し、更に、切替部材の装着状態を上下反転
させることにより巻線の接続形態を高電圧用又は低電圧
用に切替える構成としたので、切替部材を装着し直すだ
けで定格電圧を切替えることができ、切替操作が簡単に
なる。また、受部に切替部材を装着させたときに巻線の
接続形態が高電圧用であるか低電圧用であるかを表示す
る電圧表示部を、切替部材の上面及び下面に設ける構成
としたので、定格電圧の切替え作業を誤りなく行うこと
ができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を洗濯機に用いる脱水用モータ
に適用した第1の実施例について図1ないし図10を参
照しながら説明する。まず、図1において、脱水用モー
タとして例えば一方向回転形の誘導モータ1は、いわゆ
る鋼板モータから構成されている。この誘導モータ1の
モータ本体2は、固定子鉄心3の上下両端部に軸受ブラ
ケット4、5を固着して構成されている。上記固定子鉄
心3には、複数である例えば3個の巻線6、7、8(図
4参照)が巻装されており、もって、固定子が構成され
ている。そして、この固定子内には、回転子が回転可能
に配設されており、この回転子の回転軸9が上記軸受ブ
ラケット4、5に軸受を介して回転可能に支承されてい
る。
【0011】また、下部側の軸受ブラケット5からは、
3本のリード線10が外部へ向けて導出されている。更
に、上記軸受ブラケット5には、3個の巻線6〜8の接
続形態を切替えるための切替装置11が設けられてい
る。この切替装置11は、受部12(図2も参照)と、
この受部12に着脱可能に装着される切替部材13(図
3参照)とから構成されている。上記受部12のハウジ
ング14は、ほぼ矩形状をなしており、その嵌合端部
(図2中左端部)側には、8個の角孔状の端子収納部1
4aが上下2段に形成されている。これら8個の端子収
納部14aのうちの上段側の4個の端子収納部14a内
に、4個の雄型端子15a〜15dがそれぞれ収容され
ている。このような構成の受部12を軸受ブラケット5
に固着するに際しては、図2に示すように、軸受ブラケ
ット5の取付板部5aに、上辺部が開口した取付孔5b
を形成すると共に、受部12のハウジング14の基端部
(図2中右端部)側外周に環状の溝14bを形成し、上
記軸受ブラケット5の取付孔5b内にハウジング14の
溝14bを嵌合することにより取付けている。この場
合、取付孔5bの上部開口縁部には、抜け止め用の凸部
5c及び5cが突設されている。
【0012】更に、上記ハウジング14内の4個の雄型
端子15a〜15dには、前記3個の巻線6〜8から引
き出された4本の引出し線16a〜16d(図4参照)
が接続されて半田付けされている。具体的には、図4に
示すように、3個の巻線6〜8は、補助巻線6、第1の
主巻線7、第2の主巻線8であり、補助巻線6と第1の
主巻線7との共通接続点から引き出された引出し線16
aが雄型端子15aに接続され、第1の主巻線7の他端
から引き出された引出し線16bが雄型端子15bに接
続され、第2の主巻線8の一端から引き出された引出し
線16cが雄型端子15cに接続され、第2の主巻線8
の他端から引き出された引出し線16dが雄型端子15
dに接続されている。そして、上記第2の主巻線8の他
端からX端子用のリード線10aが引き出され、第1の
主巻線7の他端からY端子用のリード線10bが引き出
され、補助巻線6の他端からZ端子用のリード線10c
が引き出されている。
【0013】一方、切替装置11の切替部材13のハウ
ジング17は、図3に示すように、ほぼ矩形状をなして
おり、その嵌合端部(図3中左端部)側には、8個の角
筒状の端子収納凸部17aが上下2段に形成されてい
る。これら8個の端子収納凸部17aは、切替部材13
を受部12に装着したときに、受部12の8個の端子収
納部14a内に嵌合するように構成されている。そし
て、上記8個の端子収納凸部17aのうちの上段側の4
個の端子収納凸部17a内には、4個の雌型端子18a
〜18dがそれぞれ収容されていると共に、下段側の4
個の端子収納凸部17a内には、4個の雌型端子19a
〜19dがそれぞれ収容されている。
【0014】ここで、上記4個の雌型端子18a〜18
dの基端部側は、図5に示すように、雌型端子18aの
基端部と雌型端子18cの基端部とが接続線20により
接続されていると共に、雌型端子18bの基端部と雌型
端子18dの基端部とが接続線21により接続されてい
る。また、上記4個の雌型端子19a〜19dの基端部
側は、図6に示すように、雌型端子19aの基端部と雌
型端子19dの基端部とが接続線22により接続されて
いるだけで、残りの2個の雌型端子19b、19cはい
ずれの端子にも接続されていない。
【0015】更に、上記切替部材13のハウジング17
の上面及び下面には、巻線6〜8の接続形態が高電圧用
(例えば220V用)であるか低電圧用(例えば110
V用)であるかを表示する電圧表示部23が設けられて
いる。具体的には、ハウジング17の上面の電圧表示部
23に定格電圧が110Vであることを示す文字(図3
参照)が表示されており、下面の電圧表示部23に定格
電圧が220V(図示しない)であることを示す文字が
表示されている。
【0016】また、上記ハウジング17の側面には、係
合爪24が突設されている。そして、受部12のハウジ
ング14の側面にも、上記係合爪24の爪部24aが係
合する係合凸部14cが突設されている。これにより、
受部12に切替部材13を嵌合して装着すると、上記係
合爪24の爪部24aが係合凸部14cに係合して、切
替部材13の装着状態が確実に保持されるようになって
いる。尚、上記係合爪24及び係合凸部14cは、ハウ
ジング17及び14の各両側面に設けるように構成して
も良い。
【0017】次に、上記構成の作用を図7ないし図10
も参照しながら説明する。まず、定格電圧を110V
(低電圧)に設定して使用する場合について述べる。こ
の場合、図3に示すように、110Vの文字が表示され
た電圧表示部23が切替部材13の上面に位置するよう
にして、この切替部材13をモータ本体2の受部12に
嵌合して装着する。これにより、切替部材13側の雌型
端子18a〜18dが受部12側の雄型端子15a〜1
5dにそれぞれ嵌合して接続する。この結果、図7に示
すように、3個の巻線6〜8が接続される。この場合、
モータ本体2から導出された3本のリード線10のうち
のX端子用のリード線10aとY端子用のリード線10
bとの間に110Vの交流電源25を接続し、Y端子用
のリード線10bとZ端子用のリード線10cとの間に
運転用のコンデンサ26を接続する。このように接続す
ることにより、図8に示すように、低電圧用の接続回路
が構成されるようになっている。この低電圧用の接続回
路においては、交流電源25に対して、第1の主巻線7
と、第2の主巻線8と、コンデンサ26及び補助巻線6
の直列回路とが並列接続されており、低電圧で駆動する
のに適した回路となっている。
【0018】一方、定格電圧を220V(高電圧)に設
定して使用する場合について述べる。この場合には、図
3に示す切替部材13を上下反転させて、220Vの文
字が表示された電圧表示部23が切替部材13の上面に
位置するようにした後、この切替部材13をモータ本体
2の受部12に嵌合して装着する。これにより、切替部
材13側の雌型端子19a〜19dが受部12側の雄型
端子15a〜15dにそれぞれ嵌合して接続する。この
結果、図9に示すように、3個の巻線6〜8が接続され
る。この場合も、X端子用のリード線10aとY端子用
のリード線10bとの間に220Vの交流電源27を接
続し、Y端子用のリード線10bとZ端子用のリード線
10cとの間に運転用のコンデンサ26を接続する。こ
のように接続することにより、図10に示すように、高
電圧用の接続回路が構成されるようになっている。この
高電圧用の接続回路においては、交流電源27に対して
第1の主巻線7及び第2の主巻線8が直列に接続されて
いると共に、交流電源27に対してコンデンサ26、補
助巻線6及び第2の主巻線8が直列に接続されており、
高電圧で駆動するのに適した回路となっている。
【0019】このような構成の本実施例によれば、複数
の巻線6〜8の接続形態を切替えるための切替装置11
をモータ本体2に一体的に設ける構成としたので、巻線
6〜8の接続形態を切替えるために必要なリード線は、
上記切替装置11の受部12内へ導くだけで済むように
なり、モータ本体2の外部へ導出させることが不要にな
る。このため、モータ本体2の外部へ導出するリード線
10の本数は、電圧切替不可能な普通のモータのリード
線の本数と同じにすることができるので、配線作業性並
びに組立作業性を大幅に向上させることができる。ま
た、上記実施例では、切替装置11を、モータ本体2に
一体的に設けた受部12と、この受部12に着脱可能に
装着された切替部材13とから構成し、更に、切替部材
13の装着状態を上下反転させることにより巻線6〜8
の接続形態を高電圧用又は低電圧用に切替える構成とし
たので、切替部材13を装着し直すだけで定格電圧を切
替えることができ、切替操作が極めて簡単になる。
【0020】更に、受部12に切替部材13を装着した
ときに、巻線の接続形態が高電圧用であるか低電圧用で
あるかを表示する電圧表示部23を、切替部材13のハ
ウジング17の上面及び下面に設けたので、定格電圧を
切替えたときに切り替えた定格電圧を容易に視認するこ
とが可能となり、定格電圧の切替え作業を誤まることな
く確実に実行できる。
【0021】図11ないし図14は本発明の第2の実施
例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説
明する。図11に示す誘導モータ28は、いわゆるモー
ルドモータであり、そのモータ本体29は、固定子鉄心
30(図13参照)をプラスチックでモールド成形した
モールド体から構成されている。この場合、切替装置3
1は受部32と切替部材33とから構成されており、そ
の受部32はモータ本体29に一体成形されており、ま
た、切替部材33は第1の実施例の切替部材13とほぼ
同じ構成である。
【0022】上記受部32は、図13及び図14に示す
ように、全体として断面ほぼL字形をなすハウジング3
4と端子カバー35とか構成されている。上記ハウジン
グ34の嵌合端部(図14中左端部)側には、8個の角
孔状の端子収納部34aが上下2段に形成されている。
これら8個の端子収納部34aのうちの図14中上段側
の4個の端子収納部34a内には、4個のほぼL字形の
雄型端子36a〜36d(図12参照)がそれぞれ収容
されている。そして、4個の雄型端子36a〜36d
は、端子カバー35により覆われて固定されている。こ
の場合、端子カバー35の両側面部には、係合孔35a
を有する係合片部35bが形成されていると共に、ハウ
ジング34の両側面部に爪部34bが突設されており、
端子カバー35の係合孔35aをハウジング34の爪部
34bに係合させることにより、端子カバー35がハウ
ジング34に固着されている。
【0023】また、上記4個の雄型端子36a〜36d
の基端部には、固定子鉄心30に巻装された巻線37か
ら導かれた4本の引出し線38a〜38dが接続されて
いる。この場合、上記巻線37は3個の巻線から構成さ
れており、各巻線間の接続関係、各巻線と雄型端子36
a〜36dとの接続関係、並びに、各巻線とリード線1
0との接続関係は、第1の実施例とほぼ同じになってい
る。尚、図14に示すように、ハウジング34には2個
の位置決め凸部34cが形成されていると共に、固定子
鉄心30には2個の位置決め孔30aが形成されてお
り、位置決め孔30aに位置決め凸部34cを嵌合する
ことにより、ハウジング34が位置決めされる構成とな
っている。そして、モールド成形するに際しては、モー
ルド型内に、固定子鉄心30、受部32、軸受、軸受ハ
ウジング等を収容して位置決め固定した状態でプラスチ
ックを注入充填して固化するようにしている。
【0024】上記第2の実施例においても、第1の実施
例と同様な作用効果を得ることができる。特に、第2の
実施例では、切替装置31の受部32を、モールドモー
タ28のモータ本体29に一体成形する構成としたの
で、受部32の取付作業が不要になり、製造性を大幅に
向上させることができる。
【0025】図15ないし図22は、本発明の第3の実
施例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを
説明する。この第3の実施例のモータは、正逆回転形の
誘導モータ(例えば洗濯モータとして使用されるもの)
であり、図16に示すように、4個の巻線39〜42を
有して構成されている。そして、切替装置43は、モー
タ本体に一体的に設けられた受部44(図15参照)
と、この受部44に着脱可能に装着される切替部材45
(図17参照)とから構成されている。
【0026】ここで、受部44のハウジング46は、ほ
ぼ矩形状をなしており、その嵌合端部側には、14個の
角孔状の端子収納部46aが上下2段に形成されてい
る。これら14個の端子収納部46aのうちの上段側の
7個の端子収納部46a内には、7個の雄型端子47a
〜47gがそれぞれ収容されている。そして、これら7
個の雄型端子47a〜47gに対しては、図16に示す
ように、第1の巻線39と第4の巻線42との共通接続
点から引き出された引出し線48aが雄型端子47aに
接続され、第1の巻線39の他端から引き出された引出
し線48bが雄型端子47bに接続され、第2の巻線4
0の一端から引き出された引出し線48cが雄型端子4
7cに接続され、第2の巻線40の他端から引き出され
た引出し線48dが雄型端子47dに接続され、第3の
巻線41の一端から引き出された引出し線48eが雄型
端子47eに接続され、第3の巻線41の他端から引き
出された引出し線48fが雄型端子47fに接続され、
第4の巻線42の一端から引き出された引出し線48g
が雄型端子47gに接続されている。そして、上記第1
の巻線39の一端からX端子用のリード線49aが引き
出され、第2の巻線40の一端からY端子用のリード線
49bが引き出され、第3の巻線41の一端からZ端子
用のリード線49cが引き出されている。
【0027】また、切替部材45のハウジング50のの
嵌合端部側には、図17に示すように、14個の角筒状
の端子収納凸部50aが上下2段に形成されている。こ
れら14個の端子収納凸部50aは、切替部材45を受
部44に装着したときに、受部44の14個の端子収納
部46a内に嵌合するように構成されている。そして、
上記14個の端子収納凸部50aのうちの上段側の7個
の端子収納凸部50a内には、7個の雌型端子51a〜
51gがそれぞれ収容されていると共に、下段側の7個
の端子収納凸部50a内には、7個の雌型端子52a〜
52gがそれぞれ収容されている。
【0028】ここで、上段側の7個の雌型端子51a〜
51gの基端部側は、図18に示すように、雌型端子5
1aの基端部と雌型端子51dの基端部と雌型端子51
fの基端部とが接続線53により接続されていると共
に、雌型端子51bの基端部と雌型端子51cの基端部
とが接続線54により接続され、更に、雌型端子51e
の基端部と雌型端子51gの基端部とが接続線55によ
り接続されている。また、下段側の7個の雌型端子52
a〜52gの基端部側は、図19に示すように、雌型端
子52bの基端部と雌型端子52dの基端部とが接続線
56により接続されていると共に、雌型端子52fの基
端部と雌型端子52gの基端部とが接続線57により接
続されており、残りの3個の雌型端子52a、52c、
52eはいずれの端子にも接続されていない。尚、上記
した構成以外の構成は、第1の実施例の構成とほぼ同じ
である。
【0029】そして、第3の実施例において、定格電圧
を110V(低電圧)に設定して使用する場合には、図
17に示す切替部材45の上段側の雌形端子51a〜5
1gが、図15に示す受部44の上段側の雄型端子47
a〜47gに嵌合接続するようにして、切替部材45を
受部44に装着する。これにより、図20に示すよう
に、4個の巻線39〜42が接続される。この場合、モ
ータ本体から導出された3本のリード線49a〜49c
のうちのX端子用のリード線49aとY端子用のリード
線49bとの間に110Vの交流電源25を接続し、Y
端子用のリード線49bとZ端子用のリード線49cと
の間に運転用のコンデンサ26を接続する。このように
接続することにより、図21に示すように、低電圧用の
接続回路が構成されるようになっている。尚、モータを
反対方向へ回転させたい場合には、交流電源25をX端
子用のリード線49aとZ端子用のリード線49cとの
間に接続するようにすれば良い。
【0030】一方、定格電圧を220V(高電圧)に設
定して使用する場合には、切替部材45を上下反転させ
て、図17に示す切替部材45の下段側の雌形端子52
a〜52gが、図15に示す受部44の上段側の雄型端
子47a〜47gに嵌合接続するようにして、切替部材
45を受部44に装着する。これにより、図22に示す
ように、4個の巻線39〜42が接続される。この場合
も、X端子用のリード線49aとY端子用のリード線4
9bとの間に220Vの交流電源27を接続し、Y端子
用のリード線49bとZ端子用のリード線49cとの間
に運転用のコンデンサ26を接続する。このように接続
することにより、図23に示すように、高電圧用の接続
回路が構成されるようになっている。尚、モータを反対
方向へ回転させたい場合には、交流電源27をX端子用
のリード線49aとZ端子用のリード線49cとの間に
接続するようにすれば良い。従って、この第3の実施例
においても、第1の実施例とほぼ同様な作用効果を得る
ことができる。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、複数の巻線の接続形態を切替えるための切替装置を
モータ本体に一体的に設ける構成としたので、巻線の接
続形態を切替えるために必要なリード線をモータ本体の
外部へ導出させることが不要になり、モータ本体の外部
へ導出するリード線の本数を少なくし得るから、配線作
業性並びに組立作業性を大幅に向上できるという優れた
効果を奏する。
【0032】また、モータ本体に設けられた受部とこの
受部に着脱可能に装着された切替部材とから切替装置を
構成し、更に、切替部材の装着状態を上下反転させるこ
とにより巻線の接続形態を高電圧用又は低電圧用に切替
える構成としたので、切替部材を装着し直すだけで定格
電圧を切替えることができ、定格電圧の切替操作が大幅
に簡単になる。更に、受部に切替部材を装着させたとき
に巻線の接続形態が高電圧用であるか低電圧用であるか
を表示する電圧表示部を、切替部材の上面及び下面に設
ける構成としたので、定格電圧の切替え作業を誤ること
なく確実に実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すモータの斜視図
【図2】受部の取付状態を示す分解斜視図
【図3】切替部材の斜視図
【図4】巻線と受部の端子との接続関係を示す電気回路
【図5】切替部材の高電圧用の端子の接続関係を示す電
気回路図
【図6】切替部材の低電圧用の端子の接続関係を示す電
気回路図
【図7】低電圧用の巻線の接続形態を端子と共に示す電
気回路図
【図8】低電圧用の巻線の接続形態を示す電気回路図
【図9】高電圧用の巻線の接続形態を端子と共に示す電
気回路図
【図10】高電圧用の巻線の接続形態を示す電気回路図
【図11】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図12】受部と端子を示す斜視図
【図13】受部と固定子鉄心を示す斜視図
【図14】受部の分解斜視図
【図15】本発明の第3の実施例を示す受部の正面図
【図16】図4相当図
【図17】切替部材の正面図
【図18】図5相当図
【図19】図6相当図
【図20】図7相当図
【図21】図8相当図
【図22】図9相当図
【図23】図10相当図
【符号の説明】
2はモータ本体、6〜8は巻線、10はリード線、11
は切替装置、12は受部、13は切替部材、14はハウ
ジング、14aは端子収納部、15a〜15dは雄型端
子、17はハウジング、17aは端子収納凸部、18a
〜18dは雌型端子、19a〜19dは雌型端子、23
は電圧表示部、25は交流電源、26はコンデンサ、2
7は交流電源、29はモータ本体、31は切替装置、3
2は受部、33は切替部材、34はハウジング、36は
a〜36dは雄型端子、37は巻線、39〜42は巻
線、43は切替装置、44は受部、45は切替部材、4
6はハウジング、47a〜47gは雄型端子、49a〜
49cはリード線、50はハウジング、51a〜51g
は雌型端子、52a〜52gは雌型端子を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の巻線の接続形態を高電圧用又は低
    電圧用に切替えることにより高低2種類の定格電圧で駆
    動可能に構成されて成る定格電圧切替形モータにおい
    て、 前記複数の巻線の接続形態を切替えるための切替装置を
    モータ本体に一体的に設けたことを特徴とする定格電圧
    切替形モータ。
  2. 【請求項2】 前記切替装置は、前記モータ本体に設け
    られた受部と、この受部に着脱可能に装着されるもので
    あってその装着状態を上下反転させることにより前記巻
    線の接続形態を高電圧用又は低電圧用に切替える切替部
    材とから構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の定格電圧切替形モータ。
  3. 【請求項3】 前記切替部材の上面及び下面には、前記
    受部に前記切替部材が装着されたときに前記巻線の接続
    形態が高電圧用であるか低電圧用であるかを表示する電
    圧表示部が設けられていることを特徴とする請求項2記
    載の定格電圧切替形モータ。
JP18481593A 1993-07-27 1993-07-27 定格電圧切替形モータ Pending JPH0746804A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007525940A (ja) * 2004-02-27 2007-09-06 ヨーク・インターナショナル・コーポレーション 電動機の出力馬力と効率を上げるためのシステムと方法
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CN104702071A (zh) * 2015-04-08 2015-06-10 徐东旭 双电压高效单相异步电动机

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