JPH0746075A - Lc複合部品 - Google Patents
Lc複合部品Info
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- JPH0746075A JPH0746075A JP20901393A JP20901393A JPH0746075A JP H0746075 A JPH0746075 A JP H0746075A JP 20901393 A JP20901393 A JP 20901393A JP 20901393 A JP20901393 A JP 20901393A JP H0746075 A JPH0746075 A JP H0746075A
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- capacitor
- inductor
- magnetic
- dielectric constant
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型化を妨げることなく、各インダクタ間及
び各コンデンサ間のクロストークを抑制して、フィルタ
として使用した場合に良好な特性を得ることが可能なL
C複合部品を得る。 【構成】 インダクタ部Aの複数のコイル状導体線路2
2の主要部に沿って、インダクタ部Aを構成する磁性体
1より透磁率の低い材料からなる低透磁率部4を配設す
るとともに、コンデンサ部Bの複数のコンデンサを構成
する内部電極12間を実質的に仕切るように、コンデン
サ部Bを構成する誘電体11より誘電率の低い材料から
なる低誘電率部14を配設する。
び各コンデンサ間のクロストークを抑制して、フィルタ
として使用した場合に良好な特性を得ることが可能なL
C複合部品を得る。 【構成】 インダクタ部Aの複数のコイル状導体線路2
2の主要部に沿って、インダクタ部Aを構成する磁性体
1より透磁率の低い材料からなる低透磁率部4を配設す
るとともに、コンデンサ部Bの複数のコンデンサを構成
する内部電極12間を実質的に仕切るように、コンデン
サ部Bを構成する誘電体11より誘電率の低い材料から
なる低誘電率部14を配設する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、LC複合部品に関
し、詳しくは、高周波回路における使用に適したLC複
合部品に関する。
し、詳しくは、高周波回路における使用に適したLC複
合部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のLC複合部品としては、例えば、
コンデンサ部とインダクタ部を印刷工法、あるいはシー
ト工法により積層一体化してなる表面実装型(チップ
型)のパッシブフィルタ+集中定数型フィルタ(LC複
合部品)がある。
コンデンサ部とインダクタ部を印刷工法、あるいはシー
ト工法により積層一体化してなる表面実装型(チップ
型)のパッシブフィルタ+集中定数型フィルタ(LC複
合部品)がある。
【0003】このLC複合部品は、所定の導体パターン
が形成された磁性体グリーンシートを複数枚積層するこ
とにより複数のコイル状導体線路(インダクタ)を形成
してなるインダクタ部(磁性体ユニット)と、所定の内
部電極パターンが形成された誘電体グリーンシートを複
数枚積層して複数のコンデンサを形成してなるコンデン
サ部(誘電体ユニット)とを接合し、これを一体的に焼
結してなる素子(LC複合素子)に、上記インダクタ部
の導体パターン及びコンデンサ部の内部電極パターンと
導通する外部電極を形成することにより形成されてい
る。
が形成された磁性体グリーンシートを複数枚積層するこ
とにより複数のコイル状導体線路(インダクタ)を形成
してなるインダクタ部(磁性体ユニット)と、所定の内
部電極パターンが形成された誘電体グリーンシートを複
数枚積層して複数のコンデンサを形成してなるコンデン
サ部(誘電体ユニット)とを接合し、これを一体的に焼
結してなる素子(LC複合素子)に、上記インダクタ部
の導体パターン及びコンデンサ部の内部電極パターンと
導通する外部電極を形成することにより形成されてい
る。
【0004】このようにして形成された積層一体型のL
C複合部品は、インダクタ部(L)及びコンデンサ部
(C)をそれぞれ別部品として形成するよりも製品の小
型化を図ることが可能であり、高密度実装に適している
とともに、製造コストなどの経済性の面においても優れ
ている。
C複合部品は、インダクタ部(L)及びコンデンサ部
(C)をそれぞれ別部品として形成するよりも製品の小
型化を図ることが可能であり、高密度実装に適している
とともに、製造コストなどの経済性の面においても優れ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のL
C複合部品においては、インダクタ部に形成された複数
のインダクタの各インダクタ間及びコンデンサ部に形成
された複数のコンデンサの各コンデンサ間のクロストー
クが大きいため、フィルタとして使用した場合に十分な
特性が得られないという問題点があり、また、この問題
点を軽減しようとすると各インダクタ間及び各コンデン
サ間の距離を大きくとることが必要となり、小型化を妨
げるという問題点がある。
C複合部品においては、インダクタ部に形成された複数
のインダクタの各インダクタ間及びコンデンサ部に形成
された複数のコンデンサの各コンデンサ間のクロストー
クが大きいため、フィルタとして使用した場合に十分な
特性が得られないという問題点があり、また、この問題
点を軽減しようとすると各インダクタ間及び各コンデン
サ間の距離を大きくとることが必要となり、小型化を妨
げるという問題点がある。
【0006】この発明は、上記問題点を解決するもので
あり、小型化を妨げることなく、各インダクタ間及び各
コンデンサ間のクロストークを抑制して、フィルタとし
て使用した場合に良好な特性を得ることが可能なLC複
合部品を提供することを目的とする。
あり、小型化を妨げることなく、各インダクタ間及び各
コンデンサ間のクロストークを抑制して、フィルタとし
て使用した場合に良好な特性を得ることが可能なLC複
合部品を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のLC複合部品は、磁性体内部に複数のコ
イル状導体線路が配設されたインダクタ部と、誘電体内
部に複数のコンデンサを構成するための複数の内部電極
が配設されたコンデンサ部とを一体的に接合してなるL
C複合部品において、前記インダクタ部の複数のコイル
状導体線路の主要部に沿って、前記インダクタ部を構成
する磁性体より透磁率の低い材料からなる低透磁率部を
配設するとともに、前記コンデンサ部の複数のコンデン
サを構成する内部電極間を実質的に仕切るように、前記
コンデンサ部を構成する誘電体より誘電率の低い材料か
らなる低誘電率部を配設したことを特徴とする。
に、この発明のLC複合部品は、磁性体内部に複数のコ
イル状導体線路が配設されたインダクタ部と、誘電体内
部に複数のコンデンサを構成するための複数の内部電極
が配設されたコンデンサ部とを一体的に接合してなるL
C複合部品において、前記インダクタ部の複数のコイル
状導体線路の主要部に沿って、前記インダクタ部を構成
する磁性体より透磁率の低い材料からなる低透磁率部を
配設するとともに、前記コンデンサ部の複数のコンデン
サを構成する内部電極間を実質的に仕切るように、前記
コンデンサ部を構成する誘電体より誘電率の低い材料か
らなる低誘電率部を配設したことを特徴とする。
【0008】
【作用】インダクタ部の複数のコイル状導体線路の主要
部に沿うように配設された低透磁率部及び、コンデンサ
部の複数の内部電極の、各内部電極を仕切るように配設
された低誘電率部が、インダクタ部の各インダクタの漏
れ磁束及びコンデンサ部の各コンデンサ間の浮遊容量に
よって生じる各インダクタ間及び各コンデンサ間のクロ
ストークを抑制する。
部に沿うように配設された低透磁率部及び、コンデンサ
部の複数の内部電極の、各内部電極を仕切るように配設
された低誘電率部が、インダクタ部の各インダクタの漏
れ磁束及びコンデンサ部の各コンデンサ間の浮遊容量に
よって生じる各インダクタ間及び各コンデンサ間のクロ
ストークを抑制する。
【0009】したがって、小型化を妨げることなく、フ
ィルタとして使用した場合に良好な特性を発揮するLC
複合部品を得ることが可能になる。
ィルタとして使用した場合に良好な特性を発揮するLC
複合部品を得ることが可能になる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1は、この発明の一実施例にかかるLC複合部
品の内部の構造を示す分解斜視図であり、図2は、この
発明の一実施例にかかるLC複合部品の外観形状を示す
斜視図である。
する。図1は、この発明の一実施例にかかるLC複合部
品の内部の構造を示す分解斜視図であり、図2は、この
発明の一実施例にかかるLC複合部品の外観形状を示す
斜視図である。
【0011】まず、この実施例のLC複合部品(積層一
体型LC複合部品)のインダクタ部及びコンデンサ部の
構造について説明する。インダクタ部Aは、所定の位置
に複数の導体パターン(コイル状導体線路を構成する)
2を配設した磁性体層1を複数層(この実施例では3
層)積層し、各磁性体層1に形成されたスルーホール3
を介して各磁性体層1間の導体パターン2を接続して3
つのコイル状導体線路22を形成することにより構成さ
れている。
体型LC複合部品)のインダクタ部及びコンデンサ部の
構造について説明する。インダクタ部Aは、所定の位置
に複数の導体パターン(コイル状導体線路を構成する)
2を配設した磁性体層1を複数層(この実施例では3
層)積層し、各磁性体層1に形成されたスルーホール3
を介して各磁性体層1間の導体パターン2を接続して3
つのコイル状導体線路22を形成することにより構成さ
れている。
【0012】そして、このインダクタ部Aにおいては、
3つのコイル状導体線路22の近傍には、インダクタ部
Aを構成する磁性体層(磁性体)1より透磁率の低い材
料からなる低透磁率部4が配設されている。具体的に
は、低透磁率部4は、最上層の磁性体層1においては、
導体パターン2(コイル状導体線路22)の間に各導体
パターン2を仕切るように配設されており、他の2つの
磁性体層1においては、導体パターン2(コイル状導体
線路22)の近傍に、各導体パターン2を取り囲むよう
な態様で配設されている。
3つのコイル状導体線路22の近傍には、インダクタ部
Aを構成する磁性体層(磁性体)1より透磁率の低い材
料からなる低透磁率部4が配設されている。具体的に
は、低透磁率部4は、最上層の磁性体層1においては、
導体パターン2(コイル状導体線路22)の間に各導体
パターン2を仕切るように配設されており、他の2つの
磁性体層1においては、導体パターン2(コイル状導体
線路22)の近傍に、各導体パターン2を取り囲むよう
な態様で配設されている。
【0013】また、コンデンサ部Bは、2層の誘電体層
11のうちの上側の誘電体層11の上面の所定の位置に
複数の内部電極12を配設するとともに、下側の誘電体
層11の上面にアース電極13を配設し、上下の2層の
誘電体層11を積層することにより形成されている。
11のうちの上側の誘電体層11の上面の所定の位置に
複数の内部電極12を配設するとともに、下側の誘電体
層11の上面にアース電極13を配設し、上下の2層の
誘電体層11を積層することにより形成されている。
【0014】そして、このコンデンサ部Bにおいては、
4つのコンデンサを構成する内部電極12間を実質的に
仕切るように、コンデンサ部Bを構成する誘電体層(誘
電体)11より誘電率の低い材料からなる低誘電率部1
4が配設されている。具体的には、低誘電率部14は、
中央の内部電極12を取り囲むように配設されている。
4つのコンデンサを構成する内部電極12間を実質的に
仕切るように、コンデンサ部Bを構成する誘電体層(誘
電体)11より誘電率の低い材料からなる低誘電率部1
4が配設されている。具体的には、低誘電率部14は、
中央の内部電極12を取り囲むように配設されている。
【0015】次に、この実施例のLC複合部品の製造方
法について説明する。
法について説明する。
【0016】まず、図1に示すような、薄く、かつ、平
板状の磁性体セラミックグリーンシート(磁性体層)1
及び誘電体セラミックグリーンシート11を用意する。
板状の磁性体セラミックグリーンシート(磁性体層)1
及び誘電体セラミックグリーンシート11を用意する。
【0017】この磁性体セラミックグリーンシート1
は、例えば、0.17NiO−0.3ZnO−0.05
CuO−0.48Fe2O3のセラミック組成物粉末に有
機バインダーを加えてドクターブレード法により成形し
たシートを所定の寸法にカットすることにより作製され
る。
は、例えば、0.17NiO−0.3ZnO−0.05
CuO−0.48Fe2O3のセラミック組成物粉末に有
機バインダーを加えてドクターブレード法により成形し
たシートを所定の寸法にカットすることにより作製され
る。
【0018】また、誘電体セラミックグリーンシート1
1も、例えば、0.17NiO−0.3ZnO−0.0
5CuO−0.48Fe2O3のセラミック組成物粉末を
用いて、上記磁性体セラミックグリーンシート1と同様
の方法により作製される。
1も、例えば、0.17NiO−0.3ZnO−0.0
5CuO−0.48Fe2O3のセラミック組成物粉末を
用いて、上記磁性体セラミックグリーンシート1と同様
の方法により作製される。
【0019】それから、磁性体セラミックグリーンシー
ト1には、焼成後に低透磁率部となる低透磁率部形成用
ペースト4aを、誘電体セラミックグリーンシート11
には、焼成後に低誘電率部14となる低誘電率部形成用
ペースト14aを、例えば、スクリーン印刷などの方法
により印刷する。なお、低透磁率部形成用ペースト4a
及び低誘電率部形成用ペースト14aとしては同一の絶
縁ペーストを用いてもよく、また、異なる絶縁ペースト
を用いてもよい。
ト1には、焼成後に低透磁率部となる低透磁率部形成用
ペースト4aを、誘電体セラミックグリーンシート11
には、焼成後に低誘電率部14となる低誘電率部形成用
ペースト14aを、例えば、スクリーン印刷などの方法
により印刷する。なお、低透磁率部形成用ペースト4a
及び低誘電率部形成用ペースト14aとしては同一の絶
縁ペーストを用いてもよく、また、異なる絶縁ペースト
を用いてもよい。
【0020】それから、磁性体セラミックグリーンシー
ト1に、コイル状導体線路(22)を構成する所定の導
体パターン2が形成されるように導電ペースト2aを印
刷するとともに、誘電体セラミックグリーンシート11
に、所定の電極パターン(内部電極12及びアース電極
13)が形成されるように電極形成用の導電ペースト1
2a,13aを印刷する。なお、上記導電ペースト2
a,12a及び13aとしては、例えば、Agなどの金
属粉末を有機ビヒクルとともに混練してなる導電ペース
トを用いることが可能である。なお、導電ペーストの種
類には特に制約はなく、種々の導電ペーストを用いるこ
とが可能である。なお、導電ペーストとしては、それぞ
れに同一種類の導電ペーストを用いてもよく、異なる種
類の導電ペーストを用いてもよい。
ト1に、コイル状導体線路(22)を構成する所定の導
体パターン2が形成されるように導電ペースト2aを印
刷するとともに、誘電体セラミックグリーンシート11
に、所定の電極パターン(内部電極12及びアース電極
13)が形成されるように電極形成用の導電ペースト1
2a,13aを印刷する。なお、上記導電ペースト2
a,12a及び13aとしては、例えば、Agなどの金
属粉末を有機ビヒクルとともに混練してなる導電ペース
トを用いることが可能である。なお、導電ペーストの種
類には特に制約はなく、種々の導電ペーストを用いるこ
とが可能である。なお、導電ペーストとしては、それぞ
れに同一種類の導電ペーストを用いてもよく、異なる種
類の導電ペーストを用いてもよい。
【0021】上記のようにして導体パターン及び電極パ
ターンを印刷した磁性体セラミックグリーンシート1と
誘電体セラミックグリーンシート11を積層し、例えば
60℃、1000kg/cm2の圧力で圧着する。
ターンを印刷した磁性体セラミックグリーンシート1と
誘電体セラミックグリーンシート11を積層し、例えば
60℃、1000kg/cm2の圧力で圧着する。
【0022】それから、この圧着シートを、各導体が端
面に露出するように所定の位置でカットした後、大気中
で1000℃の温度条件下に一体焼成してLC複合素子
Cを得る。
面に露出するように所定の位置でカットした後、大気中
で1000℃の温度条件下に一体焼成してLC複合素子
Cを得る。
【0023】そして、図2に示すように、LC複合素子
Cの所定の位置に、外部電極31,32,33,34,
35及び36を形成することにより、この発明の一実施
例であるLC複合部品が製造される。なお、外部電極3
1〜36は、例えば、Ag粉末にガラスフリット及び有
機ビヒクルを加えた電極ペーストを塗布して、800℃
で30分間焼き付けることにより形成することができ
る。
Cの所定の位置に、外部電極31,32,33,34,
35及び36を形成することにより、この発明の一実施
例であるLC複合部品が製造される。なお、外部電極3
1〜36は、例えば、Ag粉末にガラスフリット及び有
機ビヒクルを加えた電極ペーストを塗布して、800℃
で30分間焼き付けることにより形成することができ
る。
【0024】なお、図3は、上記のようにして形成され
たLC複合部品(図2)の等価回路を示す図である。
たLC複合部品(図2)の等価回路を示す図である。
【0025】それから、上記実施例のLC複合部品と、
低透磁率部及び低誘電率部を配設していない従来のLC
複合部品について、各インダクタ間及び各コンデンサ間
のクロストークの発生状態を調べた。その結果を表1に
示す。
低透磁率部及び低誘電率部を配設していない従来のLC
複合部品について、各インダクタ間及び各コンデンサ間
のクロストークの発生状態を調べた。その結果を表1に
示す。
【0026】
【表1】
【0027】表1に示すように、実施例のLC複合部品
においては、従来のLC複合部品に比べてクロストーク
が著しく減少していることがわかる。
においては、従来のLC複合部品に比べてクロストーク
が著しく減少していることがわかる。
【0028】なお、この発明のLC複合部品は、上記実
施例に限定されるものではなく、例えば、低透磁率部及
び低誘電率部のパターン、インダクタ部のコイル状導体
線路及びコンデンサ部の内部電極のパターンや配設個数
などに関して、この発明の要旨の範囲内において、種々
の応用、変形を加えることが可能である。
施例に限定されるものではなく、例えば、低透磁率部及
び低誘電率部のパターン、インダクタ部のコイル状導体
線路及びコンデンサ部の内部電極のパターンや配設個数
などに関して、この発明の要旨の範囲内において、種々
の応用、変形を加えることが可能である。
【0029】
【発明の効果】上述のように、この発明のLC複合部品
は、インダクタ部の複数のコイル状導体線路の主要部に
沿って、インダクタ部を構成する磁性体より透磁率の低
い材料からなる低透磁率部を配設するとともに、コンデ
ンサ部の複数のコンデンサを構成する内部電極間を実質
的に仕切るように、コンデンサ部を構成する誘電体より
誘電率の低い材料からなる低誘電率部を配設するように
しているので、小型化を妨げることなく、インダクタ部
の各インダクタ間及びコンデンサ部の各コンデンサ間の
クロストークが抑制され、フィルタとして使用した場合
に良好な特性を得ることが可能になる。
は、インダクタ部の複数のコイル状導体線路の主要部に
沿って、インダクタ部を構成する磁性体より透磁率の低
い材料からなる低透磁率部を配設するとともに、コンデ
ンサ部の複数のコンデンサを構成する内部電極間を実質
的に仕切るように、コンデンサ部を構成する誘電体より
誘電率の低い材料からなる低誘電率部を配設するように
しているので、小型化を妨げることなく、インダクタ部
の各インダクタ間及びコンデンサ部の各コンデンサ間の
クロストークが抑制され、フィルタとして使用した場合
に良好な特性を得ることが可能になる。
【図1】この発明の一実施例にかかるLC複合部品の内
部の構造を示す分解斜視図である。
部の構造を示す分解斜視図である。
【図2】この発明の一実施例にかかるLC複合部品を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】この発明の一実施例にかかるLC複合部品の等
価回路を示す図である。
価回路を示す図である。
A インダクタ部 B コンデンサ部 C LC複合素子 1 磁性体層(磁性体) 2 導体パターン 4 低透磁率部 11 誘電体層(誘電体) 12 内部電極 13 アース電極 14 低誘電率部 22 コイル状導体線路
Claims (1)
- 【請求項1】 磁性体内部に複数のコイル状導体線路が
配設されたインダクタ部と、誘電体内部に複数のコンデ
ンサを構成するための複数の内部電極が配設されたコン
デンサ部とを一体的に接合してなるLC複合部品におい
て、前記インダクタ部の複数のコイル状導体線路の主要
部に沿って、前記インダクタ部を構成する磁性体より透
磁率の低い材料からなる低透磁率部を配設するととも
に、前記コンデンサ部の複数のコンデンサを構成する内
部電極間を実質的に仕切るように、前記コンデンサ部を
構成する誘電体より誘電率の低い材料からなる低誘電率
部を配設したことを特徴とするLC複合部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20901393A JPH0746075A (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | Lc複合部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20901393A JPH0746075A (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | Lc複合部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0746075A true JPH0746075A (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=16565833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20901393A Pending JPH0746075A (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | Lc複合部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0746075A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030037746A (ko) * | 2001-11-05 | 2003-05-16 | 삼성전기주식회사 | 다연 노이즈저감 필터 |
KR100423399B1 (ko) * | 2001-11-05 | 2004-03-18 | 삼성전기주식회사 | 다연 노이즈저감 필터 |
-
1993
- 1993-07-29 JP JP20901393A patent/JPH0746075A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030037746A (ko) * | 2001-11-05 | 2003-05-16 | 삼성전기주식회사 | 다연 노이즈저감 필터 |
KR100423399B1 (ko) * | 2001-11-05 | 2004-03-18 | 삼성전기주식회사 | 다연 노이즈저감 필터 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021015 |