JPH0745997A - リード曲げ方法及びその装置 - Google Patents

リード曲げ方法及びその装置

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JPH0745997A
JPH0745997A JP5208146A JP20814693A JPH0745997A JP H0745997 A JPH0745997 A JP H0745997A JP 5208146 A JP5208146 A JP 5208146A JP 20814693 A JP20814693 A JP 20814693A JP H0745997 A JPH0745997 A JP H0745997A
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JP
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lead
bending
circuit board
leads
printed circuit
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Application number
JP5208146A
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Hiroshi Yamazaki
洋 山崎
Yoshitada Itabane
賢忠 板羽
Katsue Takahashi
勝恵 高橋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント基板のリード挿通孔に挿通されたリ
ード付き電子部品のリードの曲げ及び仮止めの良否を判
別する。 【構成】 プリント基板1のリード挿通孔4に挿入され
たリード5、5の先端間を結ぶ線の延長線の稍上方の位
置にこれらを挟むように位置された発光素子19と受光
素子21とを有する光電センサ10と、上記リードを折
り曲げるための一対のクリンチ爪7、7とを備え、プリ
ント基板のリード挿通孔ヘの上記リードの挿入状態をリ
ードの突出端部が光電センサの発光素子と受光素子との
間に位置するか否かを検出すると共に、上記一対のクリ
ンチ爪にてプリント基板から突出したリードを折り曲げ
た後、上記光電センサの発光素子と受光素子との間にリ
ードが位置しないことでリードの折り曲げが為されたこ
とを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リード曲げ方法及びそ
の装置に関する。詳しくは、プリント基板のリード挿通
孔に挿通されたリード付き電子部品(以下、単に「電子
部品」という。)のリードの曲げ及びその曲げ量の良否
を判別することができる新規なリード曲げ方法及びその
装置を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】プリント基板への電子部品の実装は、先
ず、所謂自動挿入機により、プリント基板のリード挿通
孔に電子部品のリードを挿通してプリント基板に電子部
品を搭載した後、プリント基板の反マウント面から突出
したリードをリード曲げ装置によって折り曲げてプリン
ト基板への仮止めを行い、次に、半田付工程により各リ
ードをプリント基板に形成された回路パターンに半田付
けすることにより、行われる。
【0003】そして、このような実装工程において、プ
リント基板への電子部品の仮止め状態を検査する方法が
なく、上記した実装工程の終了後、回路の導通検査を行
うことによって、当該電子部品の実装状態を検査してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うな電子部品の実装状態を検査する場合にあっては、電
子部品のプリント基板への仮止め状態が不良であるもの
も、半田付け工程を終えた後でなければ、その不良が発
見されず、半田付け工程が無駄になるという問題があっ
た。
【0005】また、電子部品をプリント基板に仮止めし
た後、これを目視により検査することも考えられるが、
人手による検査は不確実であり、また、プリント基板へ
の電子部品の実装工程の自動化の妨げとなるという問題
がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明リード曲
げ方法は、上記した課題を解決するために、プリント基
板のリード挿通孔ヘのリードの挿入状態をリードの突出
端部が光電センサの発光素子と受光素子との間に位置す
るか否かで判定し、クリンチ爪によりプリント基板から
突出したリードを折り曲げた後、上記光電センサにより
発光素子から出射された光を受光素子が受光したときに
リードの折り曲げが為されたことを検出するようにした
ものである。
【0007】また、本発明リード曲げ装置は、プリント
基板のリード挿通孔に挿入されたリードの先端間を結ぶ
線の延長線の稍上方の位置にこれらを挟むように位置さ
れた発光素子と受光素子とを有する光電センサと、上記
リードを折り曲げるための一対のクリンチ爪とを備え、
プリント基板のリード挿通孔ヘの上記リードの挿入状態
をリードの突出端部が光電センサの発光素子と受光素子
との間に位置するか否かを検出すると共に、上記一対の
クリンチ爪にてプリント基板から突出したリードを折り
曲げた後、上記光電センサの発光素子と受光素子との間
にリードが位置しないことでリードの折り曲げが為され
たことを検出するをようにしたものである。
【0008】
【作用】従って、本発明リード曲げ方法及びその装置に
よれば、プリント基板のリード挿通孔ヘのリードの挿入
状態を光電センサにより検出するため、その状態でその
リードをクリンチすることができるか否かを判断するこ
とができ、クリンチ不能な状態の電子部品に対してクリ
ンチ動作をすることがない。
【0009】また、電子部品のリードを折り曲げた後、
その折り曲げ状態を光電センサにより検査するため、仮
止めが為されたか否かを検査することができ、半田付け
工程への移送時に電子部品のプリント基板に対する位置
がずれたりすることがなく、電子部品のプリント基板へ
の位置ズレが生じてしまった電子部品に対して半田付け
を行ってしまうことがない。
【0010】これにより、プリント基板への電子部品の
実装工程において、搭載状態が不良なものをクリンチす
る前に判別することができ、また、仮止め状態が不良な
ものを半田付け工程へ投入する前に判別することができ
るため、よって、クリンチ工程及び半田付け工程が無駄
になるということはなく、実装工程において歩留りを向
上させることができる。
【0011】また、電子部品のプリント基板への仮止め
の検査を自動化することができ、プリント基板の実装工
程全体のロボット化を図ることができる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明リード曲げ装置1の詳細を添
付図面に示した実施例1に従って説明する。
【0013】先ず、本発明リード曲げ装置1を説明する
前に、プリント基板2及びこれに仮止めされる電子部品
3について説明する。
【0014】プリント基板2には所定の回路パターンが
形成されていると共に、プリント基板2の回路パターン
が形成された部分を貫通するように多数のリード挿通孔
4、4、・・・が形成されている。
【0015】電子部品3には少なくとも2本のリード
5、5が備えられ、該2本のリード5、5は電子部品本
体6から下方へ向かって突出し、又は一旦側方へ突出し
た後下方へ折り曲げられており、これら2本のリード
5、5は、所定の間隔で略平行に位置されている。
【0016】また、プリント基板2に実装される電子部
品3には種々のものがあり、その種類(抵抗器、コンデ
ンサ、トランジスタ、ダイオード、IC等)によって、
それぞれのリード間の間隔も様々なものがある。
【0017】このような電子部品3はそのリード5、5
がプリント基板2の所定のリード挿通孔4、4にそのマ
ウント面側から挿入され、その下端がプリント基板2の
反マウント面から下方へ突出するようにされてプリント
基板2に搭載される。
【0018】このような電子部品3のプリント基板2へ
の搭載はいわゆる自動挿入機(図示は省略する。)より
為される。
【0019】そして、自動挿入機によりプリント基板2
に搭載された電子部品3は、リード曲げ装置1によりリ
ード5、5のプリント基板2から突出した部分が折り曲
げられてプリント基板2に仮止めされる。
【0020】リード曲げ装置1は、リード5、5を押圧
する一対のクリンチ爪7、7と、該一対のクリンチ爪
7、7を複数組その外周面に支持するためのドラム体8
と、該ドラム体8の上部側方に位置し、ドラム体8の上
端位置に対向した位置に位置した一対のクリンチ爪7、
7を押圧する押圧機構9、9と、電子部品3にプリント
基板2への搭載状態及び仮止め状態を検査する光電セン
サ10等からなる。
【0021】一対のクリンチ爪7、7が複数組あるの
は、プリント基板2に仮止めする電子部品3の種類が複
数あり、これらはリード5と5との間の間隔が相違した
り、リード5、5の折り曲げ方向が異なったりするた
め、これらに各別に対応させる必要があるためであり、
このような複数組のクリンチ爪7、7は仮止めを行う電
子部品3により適宜選択されるようになっている。
【0022】ドラム体8は対向して立設された2つの支
持壁11、11間にその軸心が略水平になるように回転
自在に支持され、その周面に軸心方向と平行に延びる8
本の支持溝12、12、・・・が周方向に等間隔に、か
つ、その両端がドラム体8の両端面に達するように形成
されている。
【0023】そして、ドラム体8は図示しない駆動機構
により回転され、また、所定の位置で停止し得るように
なっている。
【0024】クリンチ爪7、7には、電子部品3の2本
のリード5、5の先端部を互いに近づけるように折り曲
げる内曲げ用クリンチ爪7A、7Aと、互いに遠ざける
ように折り曲げる外曲げ用クリンチ爪7B、7Bとがあ
る。
【0025】内曲げ用クリンチ爪7Aは、側方から見て
略L字状の板状をしており、その肉厚は上記ドラム体8
に形成された支持溝12の幅と略同じか又は稍薄く形成
され、その下片13と垂直片14との成す角度が直角よ
り稍鈍角になるようにされている。
【0026】このような内曲げ用クリンチ爪7Aが2つ
用意され、これらの垂直片14、14が適宜間隔を空け
て互いに向き合う向きで、かつ、これらの下片13、1
3が1つの支持溝12に摺動自在に支持されて一対の内
曲げ用クリンチ爪7A、7Aが構成される。
【0027】また、内曲げ用クリンチ爪7A、7Aの垂
直片14、14の互いに向き合う側の先端部は後述する
ように電子部品3のリード5、5を内方へ押圧するため
の爪部15、15とされている。
【0028】外曲げ用クリンチ爪7Bは、側方から見て
略くの字状の板状をしており、その肉厚は上記ドラム体
8に形成された支持溝12の幅と略同じか又は稍薄く形
成され、その一片(以下「下片」という。)16が水平
な向きで他片(以下「傾斜片」という。)17が先端に
行くに従い上方へ変位するように傾斜する向きで位置さ
れる。
【0029】また、外曲げ用クリンチ爪7Bの傾斜片1
7の略中央部分にはその板厚が一方の面が切欠かれて略
半分になるように薄肉部17aに形成されている。
【0030】このような外曲げ用クリンチ爪7Bが2つ
用意され、これらの下片16、16がドラム体8の軸心
方向に離間し、これらの傾斜片17、17が側方から見
て互いに交差するように、かつ、これらの下片16、1
6が1つの支持溝12に摺動自在に支持されて一対の外
曲げ用クリンチ爪7B、7Bが構成される。
【0031】一対の外曲げ用クリンチ爪7B、7Bの傾
斜片17と傾斜片17とはこれらの薄肉部17a、17
aの切り欠かれた側の面と面とが合わさるようにされて
いるため、両外曲げ用クリンチ爪7B、7Bが干渉せず
に移動できるようになっている。
【0032】また、外曲げ用クリンチ爪7B、7Bの傾
斜片17、17の先端部であって、互いに向き合う側と
反対側の部分は電子部品3のリード5、5を外方へ押圧
するための爪部18、18とされている。
【0033】尚、図示は省略したが、これらクリンチ爪
7、7は支持溝12の長さ方向に対して所定の範囲で摺
動自在とされていると共に、適宜な手段によりドラム体
8に対してその外方へ抜けないように抜け止めがなさ
れ、更に、バネなどにより常時一対のクリンチ爪7、7
の下片13と下片13又は下片16と下片16が互いに
離間する方向へ向けて付勢されており、これにより、こ
れらクリンチ爪7、7にその下片13と下片13又は下
片16と下片16が近づく方への外力が働かない状態に
おいて、内曲げ用クリンチ爪7A、7Aにあってはその
爪部15と15が互いに離間して位置され、また、外曲
げ用クリンチ爪7B、7Bにあってはその爪部18と1
8が互いに近接して位置される。
【0034】押圧機構9は、ドラム体8の上端位置に位
置した一対のクリンチ爪7、7にそれぞれ各別に対応す
るように上記支持壁11、11の上端部であって互いに
向かい合う側の面にそれぞれ取着され、上記一対のクリ
ンチ爪7、7の下片13、13又は16、16をその駆
動によりドラム体8の中心側ヘ向けて押圧するようにな
っている。
【0035】そして、押圧機構9の駆動により、一対の
クリンチ爪7、7はこれらの下片13、13又は16、
16が互いに近づくように移動され、これにより、内曲
げ用クリンチ爪7A、7Aにあってはその爪部15と1
5が互いに近づけられ、また、外曲げ用クリンチ爪7
B、7Bにあってはその爪部18と18が互いに遠ざけ
られる。
【0036】また、押圧機構9による下片13又は16
の押圧が解かれたとき、クリンチ爪7は上記図示しない
バネなどにより、押圧される前の位置に戻される。
【0037】光電センサ10は発光素子19を有する発
光部20と受光素子21を有する受光部22とから構成
され、発光部20と受光部22は、上記支持壁11、1
1の上端部にその発光素子19と受光素子21とが互い
に向き合うようにそれぞれ取着され、その発光素子19
と受光素子21とを結んだ線がドラム体8の上端位置に
位置された一対のクリンチ爪7、7の爪部15、15又
は18、18の上端と上端とを結んだ線と平行で、か
つ、その稍下方に位置するように配置されている。
【0038】このように構成されたリード曲げ装置1は
プリント基板2に電子部品3を搭載する自動挿入機のプ
リント基板2が位置された位置の下方に配設される。
【0039】そして、当該リード曲げ装置1によるプリ
ント基板2に搭載された電子部品3のリード5の折り曲
げ及びその仮止めの良否の検査は次のようにして行われ
る。
【0040】尚、以下の説明は、電子部品3の2本のリ
ード5と5が互いに近づくように折り曲げる場合につい
て行う。
【0041】先ず、当該リード曲げ装置1をその仮止め
しようとする電子部品3のリード5、5に対して所定の
位置関係になるように、図示しない移動手段により移動
する。
【0042】具体的には、リード曲げ装置1の光電セン
サ10はその光電センサ10の発光素子19と受光素子
21とを結ぶ線がプリント基板2に正常に搭載されたと
仮定した電子部品3のリード5、5の先端間を結ぶ線の
稍上方で、かつ、平行になるように、プリント基板2に
対してリード曲げ装置1を位置させる。
【0043】かかる状態において、光電センサ10によ
りその発光素子19から出射した光が受光素子21に受
光されるか否かというセンシングを行い、プリント基板
2の所定の位置に電子部品3が搭載されたか否かを判定
する。
【0044】即ち、電子部品3の搭載状態が正常である
場合(図4参照)、そのリード5、5はプリント基板2
からの突出量が所定量であり、これにより、上記光電セ
ンサ10の発光素子19から出射された光はリード5、
5に遮蔽されて受光素子21には受光されず、この状態
を正常であると判定する。
【0045】また、電子部品3の搭載状態が不良で、そ
のリード5、5のいずれか一方でもプリント基板2のリ
ード挿通孔4、4に挿入されていない場合(図5参照)
は、光電センサ10の発光素子19と受光素子21とを
結んだ線上にはリード5、5が存在せず、これにより、
受光素子21は発光素子19からの光を受光して、この
状態を不良であると判定する。
【0046】プリント基板2への電子部品3の搭載が不
良であると判定された場合、自動挿入機により、当該電
子部品3を取り除き、新たな電子部品3の供給が行われ
る。
【0047】尚、上記電子部品3の搭載状態の検査は、
発光素子19と受光素子21との間にリード5以外のも
のがない状態で行う必要があり、従って、クリンチ爪
7、7が発光素子19と受光素子21との間に位置して
いない状態で行う。
【0048】次に、電子部品3の搭載状態が正常である
ことを確認した後、ドラム体8の上端位置に所定のクリ
ンチ爪7、7が位置するようにドラム体8を回転させ、
上記押圧機構9、9により、一対のクリンチ爪7、7を
互いの爪部15と15が近づくように押圧する。
【0049】押圧された一対のクリンチ爪7、7は、そ
の爪部15、15がプリント基板2から突出されたリー
ド5、5の先端部を押圧し、2本のリード5、5はその
先端部が互いに近づく方向へ向けて折り曲げられ(図6
参照)、プリント基板2への電子部品3の仮止めが為さ
れる。
【0050】リード5、5の曲げを行った一対のクリン
チ爪7、7はその押圧機構9、9による押圧が解かれる
と、上述したように図示しないバネなどにより押圧前の
位置に戻される。
【0051】その後、光電センサ10の発光素子19か
ら出射された光が受光素子21に受光されるか否かとい
うセンシングを行い、プリント基板2への電子部品3の
仮止めの良否を検査する。
【0052】このとき、クリンチ爪7、7を押圧前の位
置に戻しただけでは、発光素子19と受光素子21とを
結ぶ線上にクリンチ爪7、7の爪部15、15が位置す
るため、ドラム体8を回転させて発光素子19と受光素
子21とを結ぶ線上にクリンチ爪7、7の爪部15、1
5が位置しないようにして、光電センサ10によるセン
シングを行う。
【0053】プリント基板2への電子部品3の仮止めが
正常である場合、折り曲げられたリード5、5はその先
端が斜め上方へ偏倚されるため、発光素子19と受光素
子21とを結ぶ線上にリード5、5が位置せず、これに
より、受光素子21は発光素子19からの光を受光し
て、この状態を正常であると判定する(図6参照)。
【0054】また、プリント基板2への電子部品3の仮
止めが不良である場合、即ち、リード5、5の曲げ量が
不足している場合、発光素子19と受光素子21とを結
ぶ線上にリード5、5が位置し、これにより、受光素子
21は発光素子19からの光を受光できず、この状態を
不良であると判定する(図7参照)。
【0055】プリント基板2への電子部品3の仮止めが
不良であると判定された場合、自動挿入機により電子部
品3を取り除き、新たな電子部品3の供給が行われる。
【0056】電子部品3をプリント基板2から取り除く
場合、リード5、5が既に多少折り曲げられているた
め、別のクリンチ爪7、7(図示は省略する。)によっ
て反対側、即ち、2本のリード5、5を平行になる方向
へその曲げを修正した後、プリント基板2から電子部品
3を取り除くようにすると良い。
【0057】また、リード5、5の折り曲げによるプリ
ント基板2への電子部品3の仮止めが不良であると判定
された場合、クリンチ爪7、7によるリード5、5の折
り曲げ及びその検査を複数回繰り返すようにしても良
く、かかる場合、所定回数繰り返した後、それでも不良
と判断された場合に、電子部品3の取り除き作業を行う
ようにすると良い。
【0058】このように一の電子部品3のプリント基板
2への仮止めが為された後、当該リード曲げ装置1は別
の電子部品3のプリント基板2への仮止めを行うべく、
該別の電子部品3が搭載されるべき位置の下方に上記図
示しない移動手段により移動される。
【0059】そして、前記一の電子部品3と当該別の電
子部品3とが異種の場合には、その別の電子部品3のリ
ード5、5を折り曲げるためのクリンチ爪7、7が選択
され、当該電子部品3のプリント基板2への搭載状態の
検査、仮止め及び仮止めの良否の検査が前記したと同様
に行われる。
【0060】また、外曲げ用クリンチ爪7B、7Bを使
用してリード5、5を互いに遠ざかるように折り曲げる
場合は、先ず、プリント基板2に外曲げ用クリンチ爪7
B、7Bを近接させたときに、外曲げ用クリンチ爪7
B、7Bが2本のリード5とリード5との間に位置する
ようにする。
【0061】この状態から、押圧機構9、9により外曲
げ用クリンチ爪7B、7Bを押圧し、爪部18と18が
互いに遠ざかるように移動させる。
【0062】これにより、リード5、5は外曲げ用クリ
ンチ爪7B、7Bの爪部18、18により互いに遠ざか
る方向へ折り曲げられる。
【0063】このとき、一対の外曲げ用クリンチ爪7
B、7Bはその傾斜片17、17同士が交差するが、上
述のように薄肉部17aと薄肉部17aとが交差するた
め、両傾斜片17と17とが干渉することはない。
【0064】外曲げ用クリンチ爪7B、7Bにより折り
曲げられたリード5、5は上述した内曲げ用クリンチ爪
7A、7Aにより折り曲げられたリード5、5と同様
に、光電センサ10の発光素子19から出射された光を
遮蔽するか否かで、リード5、5の曲げ状態が検査され
る。
【0065】尚、光電センサ10によるセンシング時
に、クリンチ爪7、7の爪部15、15がこれを妨害し
ないように、上記実施例においては、ドラム体8を回転
させ、クリンチ爪7、7がドラム体8の上端位置に位置
しない状態でセンシングを行うようにしたが、これに限
らず、光電センサ10をクリンチ爪7、7に対して上下
方向に移動自在とし、センシング時に光電センサ10を
稍上方へ上昇させ、クリンチ爪7、7を避けるようにし
ても良い。また、クリンチ爪7、7が押圧機構9、9に
よるドラム体8に対する摺動時にその各爪部15、15
が互いに近づくに従い稍上方へ変位するようにしておい
ても良い。
【0066】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明リード曲げ方法はプリント基板のリード挿通
孔に挿入した電子部品のリードを折り曲げてプリント基
板に仮止めをするリード曲げ方法であって、プリント基
板のリード挿通孔ヘのリードの挿入状態をリードの突出
端部が光電センサの発光素子と受光素子との間に位置す
るか否かで判定し、クリンチ爪によりプリント基板から
突出したリードを折り曲げた後、上記光電センサにより
発光素子から出射された光を受光素子が受光したときに
リードの折り曲げが為されたことを検出するようにした
ことを特徴とする。
【0067】また、プリント基板のリード挿通孔に挿入
した電子部品のリードを折り曲げてプリント基板に仮止
めをするリード曲げ装置であって、プリント基板のリー
ド挿通孔に挿入されたリードの先端間を結ぶ線の延長線
の稍上方の位置にこれらを挟むように位置された発光素
子と受光素子とを有する光電センサと、上記リードを折
り曲げるための一対のクリンチ爪とを備え、プリント基
板のリード挿通孔ヘの上記リードの挿入状態をリードの
突出端部が光電センサの発光素子と受光素子との間に位
置するか否かを検出すると共に、上記一対のクリンチ爪
にてプリント基板から突出したリードを折り曲げた後、
上記光電センサの発光素子と受光素子との間にリードが
位置しないことでリードの折り曲げが為されたことを検
出するをようにしたことを特徴とする。
【0068】従って、本発明リード曲げ方法及びその装
置によれば、プリント基板のリード挿通孔ヘのリードの
挿入状態を光電センサにより検出するため、その状態で
そのリードをクリンチすることができるか否かを判断す
ることができ、クリンチ不能な状態の電子部品に対して
クリンチ動作をすることがない。
【0069】また、電子部品のリードを折り曲げた後、
その折り曲げ状態を光電センサにより検査するため、仮
止めが為されたか否かを検査することができ、半田付け
工程への移送時に電子部品のプリント基板に対する位置
がずれたりすることがなく、電子部品のプリント基板へ
の位置ズレが生じてしまった電子部品に対して半田付け
を行ってしまうことがない。
【0070】これにより、プリント基板への電子部品の
実装工程において、搭載状態が不良なものをクリンチす
る前に判別することができ、また、仮止め状態が不良な
ものを半田付け工程へ投入する前に判別することができ
るため、よって、クリンチ工程及び半田付け工程が無駄
になるということはなく、実装工程において歩留りを向
上させることができる。
【0071】また、電子部品のプリント基板への仮止め
の検査を自動化することができ、プリント基板の実装工
程全体のロボット化を図ることができる。
【0072】尚、前記実施例において示した具体的な形
状ないし構造等は、本発明リード曲げ方法及び装置の実
施に当っての具体化のほんの一例を示したものにすぎ
ず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈
されてはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明リード曲げ装置の全体を示す斜視
図である。
【図2】内曲げ用クリンチ爪を示す正面図である。
【図3】外曲げ用クリンチ爪を示す正面図である。
【図4】プリント基板への電子部品の搭載が正常な状態
を示す概略図である。
【図5】プリント基板への電子部品の搭載が不良な状態
を示す概略図である。
【図6】プリント基板への電子部品の仮止めが正常な状
態を示す概略図である。
【図7】プリント基板への電子部品の仮止めが不良な状
態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 リード曲げ装置 2 プリント基板 3 電子部品 4 リード挿通孔 5 リード 7 クリンチ爪 7A クリンチ爪 7B クリンチ爪 10 光電センサ 19 発光素子 21 受光素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板のリード挿通孔に挿入した
    電子部品のリードを折り曲げてプリント基板に仮止めを
    するリード曲げ方法であって、プリント基板のリード挿
    通孔ヘのリードの挿入状態をリードの突出端部が光電セ
    ンサの発光素子と受光素子との間に位置するか否かで判
    定し、クリンチ爪によりプリント基板から突出したリー
    ドを折り曲げた後、上記光電センサにより発光素子から
    出射された光を受光素子が受光したときにリードの折り
    曲げが為されたことを検出するようにしたことを特徴と
    するリード曲げ方法。
  2. 【請求項2】 プリント基板のリード挿通孔に挿入した
    電子部品のリードを折り曲げてプリント基板に仮止めを
    するリード曲げ装置であって、プリント基板のリード挿
    通孔に挿入されたリードの先端間を結ぶ線の延長線の稍
    上方の位置にこれらを挟むように位置された発光素子と
    受光素子とを有する光電センサと、上記リードを折り曲
    げるための一対のクリンチ爪とを備え、プリント基板の
    リード挿通孔ヘの上記リードの挿入状態をリードの突出
    端部が光電センサの発光素子と受光素子との間に位置す
    るか否かを検出すると共に、上記一対のクリンチ爪にて
    プリント基板から突出したリードを折り曲げた後、上記
    光電センサの発光素子と受光素子との間にリードが位置
    しないことでリードの折り曲げが為されたことを検出す
    るをようにしたことを特徴とするリード曲げ装置。
JP5208146A 1993-08-02 1993-08-02 リード曲げ方法及びその装置 Pending JPH0745997A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20130045216A (ko) 2011-10-25 2013-05-03 쥬키 가부시키가이샤 전자부품 실장장치
CN103079393B (zh) * 2011-10-25 2017-03-29 Juki株式会社 电子部件安装装置

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