JP2009170203A - コネクタ圧入装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレスフィットコネクタを基板に装着する場合は、一旦基板に仮挿入した後、専用の上冶具で押圧して本挿入しており、手作業で仮挿入する必要があった。
【解決手段】チャック機能を有する上冶具によってプレスフィットコネクタをチャッキングして基板の上に搬送し一気に圧入するようにした。その結果仮挿入の工程をなくすことができ効率化を図れたと共に、仮挿入後の搬送時にプレスフィットコネクタが微動することによる不良品の発生を防止した。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品に多用される印刷配線を施された基板にコネクタを圧入する装置で、特に「プレスフィットコネクタ」と呼ばれる無はんだ方式のコネクタを該基板に圧入する装置に関するものである。
近年、基板を用いた装置の組立工程では、無はんだ方式の圧入型のコネクタ「プレスフィットコネクタ」を採用するケースが増加している。従来のコネクタは基板への搭載時にはんだ付で接続しているのに対してプレスフィットコネクタ方式では圧入による簡便な方法で搭載することができ工程の簡素化を図ることができる。
また、社会的に有害物質及び環境負荷物質を低減する動きが活発となり、分野を問わず製造業はこれらの物質を含まない製品を作ることが要求されており、更には基板なども分別して廃棄することが望まれており、プレスフィットコネクタは時代に適合した製造方法である。
プレスフィットコネクタは図7図8に示すように複数の端子821(プレスフィット部)が、プリント基板80にあけられたスルーホール部に挿入され互いに接触することによって通電する。したがって端子のプレスフィット部分とプリント基板のスルーホールとのはめあい関係がしまり嵌めとなるように設計され、締め代によって発生する復元力によって接触通電するようになっている。
そのためにプレスフィットコネクタ圧入装置は挿入するための充分な圧力が必要である。通常プレスフィットコネクタは基板に仮挿入された状態でコネクタ圧入装置にセッティングされ、コネクタ圧入装置で本挿入されて搭載される。そして、プレスフィットコネクタをプリント基板に搭載するには専用の圧力冶具が必要である。
初期のプレスフィットコネクタ圧入装置は基板に仮挿入されたプレスフィットコネクタを手作業で一つ一つ位置決めし圧入していた。
一般に上記圧入冶具は上冶具と下冶具が用いられ、上冶具はプレスフィットコネクタの形状と方向により、圧入しやすい形状をしている。下冶具はプレスフィットコネクタ圧入時の圧力によって基板がゆがんで変形しないように考慮されて作られていると共に、プレスフィットコネクタの端子が基板のスルーホールを突き抜けて貫通した際に、基板の下側に飛び出したプレスフィットコネクタの端子の先端部を痛めないように保護するようになっている。
従来は下冶具の上に基板を乗せ、位置決めをした後上冶具を手作業で圧入して組み立てていた。しかしながら、油圧シリンダやクランク機構を用いたこれら従来のプレスフィットコネクタ圧入装置では、圧力や挿入距離などの圧力精度を高くすることができず、圧入条件が限られていた。
また、特許文献1に提示されているように、モータ駆動等でスイッチを入れると自動的に設定された諸条件を設定し圧入する方法も提案されている。しかし該方法では、図9に示すようにテーブル90に基板を乗せて位置決めした後、上冶具91を圧入部92のモータやシリンダ等によって下降させプレスフィットコネクタを圧入する方法であり、上冶具91はプレスフィットコネクタに合わせて手作業で交換しなければならなかった。
しかしながら、図8に示すようにプレスフィットコネクタの形状はさまざまであり、一つの基板80に複数のプレスフィットコネクタ81、82を組み立てることも必要とされている。このような場合、下冶具に取り付けられた基板80に対し、プレスフィットコネクタ81、82に対応する上冶具を取り替えねばならない。
通常プレスフィットコネクタ81、82は基板80に仮挿入されて下冶具にセットされ図9のテーブル90に設置されるが、本挿入の際にプレスフィットコネクタ81、82と基板80に僅かな傾きがある状態で圧入を行うと、基板80の穴であるスルーホールに鍍金の荒れを発生させたりプレスフィットコネクタの端子821に曲がりを生じたりして、プレスフィットコネクタ圧入接触の信頼性が低下する可能性があった。
プレスフィットコネクタの端子821は、図8の821詳細に示すように、中段部が膨らんでおりスルーホールを通過する際締り嵌めとなるようになっている。そのために仮挿入して位置決めした後、一定の圧力で圧入しなくてはならない。プレスフィットコネクタの端子821が数多い場合は2トン以上の圧入力を必要とする。
また、図7に示すようなプレスフィットコネクタ83は端子の後端部がケースから突き出ており、図9の上冶具91のような形状では端子を痛めてしまうため圧入することができなかった。
従来は本出願人が出願した特願2007-159971のように基板80に仮挿入されたプレスフィットコネクタ81〜83をそれぞれに選定された上冶具10によって押圧して本挿入し、実装を完了するものであった。従って基板80に対してプレスフィットコネクタ81〜83は常に仮挿入されて提供されていた。また、仮挿入作業は殆んどが手作業で行われており、効率が悪い上に傾いた状態で仮挿入されていることも多く、仮挿入作業を省略されることが望まれていた。
特開2006-73808 特願2007-159971
上述したようにプレスフィットコネクタの圧入は大きさや端子の数にもよるが、2000kg以上の圧力で圧入せねばならない。したがって下冶具は基板が変形しないように考慮する必要がある。同時に上冶具は、プレスフィットコネクタの端子821が変形しないように、均等に加圧する必要がある。
また、図7に示すようなプレスフィットコネクタ83は端子821の後端部が突き出ており、基板に圧入して装着するには図8に示すように端子の肩821aを押圧する必要があった。
従来は図9のような圧入装置を使用し、テーブル90の上に基板を搭載し位置決めした後、従来の圧入部92を駆動して従来の上冶具91を下降させて、テーブル90の上の基板のプレスフィットコネクタを圧入していた。しかし、この方法ではプレスフィットコネクタ81,82,83は人の手によって交換する必要があり、自動化することができなかった。
図8に示すように基板80にはさまざまな形状のプレスフィットコネクタ81、82が取り付けられている。従来は人の手によって基板80に仮挿入された後、図9のような作業機で本挿入されていた。しかし基板80が大きくなりさまざまなプレスフィットコネクタ81,82,83が取り付けられるようになると、仮挿入作業や上冶具交換作業に多大な人による手間を必要とし、非効率であった。
プレスフィットコネクタ圧入作業を全て自動化するためには、プレスフィットコネクタ81,82,83に応じた上冶具を自動で選定し仮挿入作業無しで基板80に本挿入して実装することが望ましい。
そこで基板に圧入型のコネクタを圧入して装着するコネクタ圧入装置において、複数種類のコネクタと、前記複数種類のコネクタをそれぞれチャッキングする複数種類の上冶具と、前記上冶具をクランプするクランプ手段を備えたプレス部と、前記プレス部を複数種類のコネクタのそれぞれに対応する基板上の位置に移動させる移動部と、前記プレス部を前記移動部によって移動させ、前記プレス部で前記上冶具をクランプし、前記上冶具に対応したコネクタをチャッキングした後、前記移動部によって前記プレス部を前記基板上の前記コネクタの圧入位置に移動させ、該コネクタを圧入するように制御する制御手段を備えたことを特徴とするコネクタ圧入装置を提供するものである。
そして、基板に圧入型のコネクタを圧入して装着するコネクタ圧入装置において、前記上冶具にチャッキングされた前記コネクタを撮像する撮像部と前記撮影部の撮像した画像を元に前記基板の前記コネクタを圧入する所定の位置を検出する演算部と、前記上冶具と前記プレス部と前記移動部と前記撮像部と前記演算部を制御する制御部を備え、前記プレス部を前記移動部によって移動させ、前記プレス部で前記上冶具をクランプした後、前記上冶具で前記コネクタをチャッキングして、前記撮像部で撮像し、前記演算部によって所定の位置を算出し、前記移動部を前記制御部で制御して前記基板の所定の位置にコネクタを圧入するように制御する制御手段を備えたことを特徴とするコネクタ圧入装置を提供するものである。
更に、前記撮像部は前記コネクタの下方から撮像するようにしたことを特徴とし、前記上冶具の先端部は前記コネクタの端子と対応する櫛歯状になっていることを特徴とするコネクタ圧入装置を提供するものである。
本発明によれば下冶具9上に設置された基板80に応じて、上冶具10を選択しプレス部11にクランプすることができる。その後所定のプレスフィットコネクタ81〜83を選択し上冶具10の先端にチャッキングする。そのままプレス部11は基板80上の所定の位置に移動して仮挿入する事無く即圧入して実装される。この手段によってプレスフィットコネクタ81〜83の仮挿入の作業を省略できると共に、傾いてプレスフィットコネクタが実装されることがなくなるので、不良品の発生を無くすことができる。
そして基板80の穴であるスルーホールに鍍金の荒れを発生させたりプレスフィットコネクタの端子821に曲がりを生じたりして、プレスフィットコネクタ圧入接触の信頼性が低下することがなく品質を向上させることができるようになった。
また、プレス部11と一緒に移動する第二のカメラ7による撮像によって基板80に開けられたスルーホールによるプレスフィットコネクタ81〜83の挿入位置を確認することができるので、間違えて挿入されることを防止することができる。
更には上冶具10がチャッキングしたプレスフィットコネクタ81〜83の端子の位置を第一のカメラ8で下方向から撮像し演算部であらかじめ記録した映像と確認して、プレス部11を回転させて所定の角度に回転して所定の位置に搬送し、基板80に挿入するので確実な実装作業が自動で行われる。
また、上冶具10の先端部を櫛歯状にすることによって図7のようなプレスフィットコネクタ83であっても、図8の端子821の詳細に示すように端子の肩821部分を圧入するので、2000kg以上の押圧力で圧入しても、端子821が変形することを防止できる。
以上のような方法であれば多種類のプレスフィットコネクタ81〜83であっても確実に基板80に自動で装着することができる。
図1図2に示すように本発明はX方向ガイド15とY方向ガイド14によって作業範囲内を移動することができるプレス部11があり、プレス部11は上冶具10をクランプしてプレスフィットコネクタ81〜83を基板80に押圧して圧入することができる様になっている。また、プレス部11は圧入部13によってZ方向に移動することができるようになっている。このようなプレス部11の移動手段によってプレス部11は3次元空間の作業範囲内を制御部2によって制御されて移動することができる。
本発明は、プレス部11にクランプされる上冶具10を工夫することによって、プレスフィットコネクタ81〜83を直接チャッキングして基板80上の所定の位置に搬送しそのまま基板80に圧入する方法なので従来のように人手によって仮挿入する工程を省略することができ全体の作業を効率化することができると共にプレスフィットコネクタ81〜83の実装の品質を格段に向上させられるようになった。
図1はプレスフィットコネクタ圧入装置全体の斜視図である。図2はプレスフィットコネクタ圧入装置全体を正面から見た図である。図3はプレス部全体を拡大した状態を示したもので、上冶具10のチャック16を閉じた状態を示している。図4は本体に装着されたプレス部全体を拡大した状態を示しており、上冶具10のチャック16を開いた状態を示している。
図5はプレス部11の断面を示しており、上冶具10をクランプする機構と上冶具10の中心部を押圧して上冶具10のチャック16を開閉する機構を図示したものである。
図6は上冶具10の正面図と側面図を表しており、上冶具の機構を表している。図7は端子の後端部が突出したタイプのプレスフィットコネクタ83を示している。図8は基板80に実装されたプレスフィットコネクタとコネクタ端子を詳細に表したものである。図9は従来のプレスフィットコネクタ圧入装置を示している。
図1、図2を用いてコネクタ圧入装置全体を説明する。さまざまな形状のプレスフィットコネクタ81〜83は、コネクタ台12の所定の位置に置かれるようになっている。それらの位置は専用のトレイによってあらかじめ定められた場所に整列して設置されている。専用のトレイのあらかじめ定められた場所は制御部2に記憶されている。
基板80は下冶具9の上に置かれている。基板80もあらかじめ設定された位置に置かれており、制御部2によってプレスフィットコネクタの端子821が挿入されるスルーホールの位置が記憶され、プレス部11が制御されている。また、基板80がセットされると第二のカメラ7が基板80のスルーホール位置を見てプレスフィットコネクタ81〜83の挿入位置を割り出す機能が制御部2と演算部3によってプログラムされている。
上冶具10は上冶具台17の所定の位置に置かれており、これら上冶具10の種類と位置もあらかじめ定められた場所に置かれており、制御部2及び演算部3で記憶されている。上冶具10の品種は別のセンサー(図示しない)で判別され制御部2によって位置と品種が記憶されている。
プレス部11は上部の圧入部13と共にX方向ガイド15とX方向モータ18によってX方向に移動し、同様にY方向ガイドとY方向モータ19によってY方向に移動するようになっている。X方向モータ18、Y方向モータ19にはX方向ねじ部181,Y方向ねじ部191が連結されており、各モータの駆動によってねじ部182,192が回転することによってX方向ねじ受け部182とY方向ねじ受け部192が移動し、プレス部11は作業範囲内を移動することができる。
また、各モータにはロータリエンコーダが内蔵されており、回転に応じたパルスを発生する。そのパルスを計測することによりプレス部11の正確な位置を制御部2で制御することができるようになっている。
プレス部11は圧入部13内のシャフト131を伸ばすことによりプレス部11をZ方向に上下動できるようになっている。また、シャフト131の内部にはロードセル(荷重計)が内蔵されており、プレス部11に発生した荷重を計測し演算部3によって検出して制御部2によって制御されるようになっている。
また、センサー(図示しない)よって上冶具10、10a,10bを判別することにより、演算部3に記憶されたデータと照らし合わせることによってどの上冶具が何処の位置にあるかを制御部2に記憶させることができるようになっている。
コネクタ台12上にあるプレスフィットコネクタ81〜83の位置は専用トレイによってをそれぞれの位置を制御部2に記憶させいてる。
プレス部11の横に第二のカメラ7が固着されており、プレス部11と同様に作業範囲内を移動することができる。この第二のカメラ7を移動させて、基板80上のスルーホールの位置を撮像することによって、演算部3に記憶されたデータと照らし合わせ、どの位置にどのプレスフィットコネクタ81〜83が当てはまるかを算出し、制御部2に記憶させることができるようになっている。
作業終了後の基板80、プレスフィットコネクタ81〜83が供給されて空になったトレイは人手によって交換してもよいし、図示しないがベルトコンベア等の使用で自動で交換することもできる。
図3を用いてプレス部11の詳細を説明する。プレス部11は上部の圧入部13からモータを駆動させてシャフト131を伸長することにより上下動プレート23と共に下降する。また、このシャフト131によって2000kg以上の押圧力をプレス部11に発生させるようになっている。
プレス部11の上部に回転モータ21があり、タイミングベルト22によってプレス部11を回転させて上冶具10の向きを変更できるようになっている。上下動プレート23には第二のカメラ7が取り付けられており、プレス部11と同様に移動して撮像することができるようになっている。
尚、本発明に使用されている全てのモータにはロータリエンコーダが装着されており、エンコーダの発生するパルスの数を測定することにより、プレス部11のようなワークの位置を制御部2によって判断され制御されるようになっている。
プレス部11はクランプ20によって上冶具10をクランプするようになっている。図5を用いてプレス部11の内部構成を説明する。
プレス部11の内部は中空になっており、クランプシリンダ25が伸長することにより、クランププレート27が下降しクランプ20が開くようになっている。また、押し出し棒261も下降し上冶具10を押し出すように動作する構成になっている。
プレス部11のクランブシリンダ25の下方にはチャックシリンダ26が取り付けられており、シリンダロッドを伸縮することによって、上冶具10に取り付けられたチャック30を開閉する構成になっている。
図4を用いて上冶具10のチャック30と櫛歯31について説明する。上冶具10の下端部には櫛歯31状になっており、プレスフィットコネクタ83の端子821の後端部内に挿入されるようになっている。
このような構造によってコネクタ台12上に置かれたコネクタ83をチャッキングする際に、上冶具10を下降させてプレスフィットコネクタ83と櫛歯31が、プレスフィットコネクタ83の端子821に当接することがあれば荷重が発生する。そのときは圧入部13に内蔵されているロードセルが荷重を判断してエラーとして作業を中断するように制御部2で制御するようになっている。
このような構造により櫛歯31はプレスフィットコネクタ83の後端部に誤差なく挿入されチャック30によって側面を把持されるようになっている。
以上のような構成によって上冶具10は正確にプレスフィットコネクタ83に挿入される。所定の深さまで上冶具10がプレスフィットコネクタ83に挿入されたところで、チャック30が閉じプレスフィットコネクタ83が正確に上冶具10にチャッキングされる。
尚プレスフィットコネクタ81,82のように表面が平らで滑らかな場合は上冶具10に吸着穴を取り付けて、エアを吸引することによりプレスフィットコネクタ81,82を上冶具10に吸着保持することができる。
図6を用いて上冶具10のチャック30の構成を説明する。上冶具10の上面中央部には穴が開いており、チャックシャフト35が設置されている。チャック30はスプリング32によって内側に引かれプレスフィットコネクタ83を把持する構成になっている。
チャック30はL字状金具33で止められており、L字状金具33は左右2本のピンで回動自在にとめられている。このような構造によってチャックシャフト35が押されるとチャック30が開き、チャックシャフト35が押されていないときはスプリング32の力によって上冶具10に圧接するようになっている。
図6の左図のように櫛歯31がプレスフィットコネクタ83の端子821と干渉して荷重を発生する事無く挿入されるまでは、チャック30が開いており、所定の深さまで上冶具10がプレスフィットコネクタ83に挿入されると、チャック30が閉じ、プレスフィットコネクタ83は上冶具10に装着された状態で基板80の所定の位置まで搬送されるようになっている。
以上のように構成されたコネクタ圧入装置の動作について説明する。本体1には人手もしくは他の搬送手段によって上冶具台17に上冶具10、10a,10bがセットされる。同様にコネクタ台12にプレスフィットコネクタ81〜83がセットされる。また、下冶具9に基板80がセットされると実装作業が開始される。
センサーによって上冶具10,10a,10bを判別し、演算部3に記憶された上冶具10、10a,10bのデータと比較し、上冶具の種類と位置を制御部2内に記憶する。尚上冶具10、10a,10bにはバーコード等のマークが添付されており上冶具台17に置かれた状態でも、上方向からの撮像等で種類を判断できるように工夫してあるものである。
コネクタ台12上のプレスフィットコネクタ81〜83の種類と位置はあらかじめ制御部2内に記憶させてある。
プレス部11に隣接された第二のカメラ7によって、下冶具9上にセットされている基板80を撮像し、演算部3に記憶された基板80とのデータを比較し、基板80に開けられたスルーホール(図示しない、プレスフィットコネクタの端子821を挿入する穴)の位置を制御部2内に記憶する。
以上の作業によって上冶具10、10a,10b、プレスフィットコネクタ81〜83、基板80のそれぞれの相関関係が演算部3内において算出され制御部2内に記憶される。
次にプレス部11は上冶具台17にセットされた上冶具10上に移動し、クランプシリンダ25を押し出しクランプ20を開いた後、圧入部13を駆動させてプレス部11を下降し上冶具10にプレス部11を圧接させた後、クランプシリンダ25を引き込みクランプ20を閉じ、プレス部11に上冶具10をクランプして圧入部13を駆動させて上昇する。
上冶具10をクランプした状態でプレス部11はコネクタ台12に移動して、プレスフィットコネクタ83直上で停止する。そしてあらかじめ記憶させたデータに基づいて、回転モータ21を回転させて、上冶具10を所定の角度に回転させた後、チャックシリンダ26を押し出してチャックシャフト35を押し、上冶具10のチャック30を開いてから圧入部13を駆動させてプレス部11を下降させ、図6の左図のように上冶具10の櫛歯31をプレスフィットコネクタ83の端子間に挿入する。
このとき櫛歯と端子が接触することがあれば、圧入部13内に備えられたロードセル(図示しない)によって感知されエラー表示され作業を停止する。
所定の深さまで櫛歯31が挿入された後チャックシリンダ26が縮み、チャック30はスプリング32の引っ張り力によって閉じ、プレスフィットコネクタ83が上冶具10の下端部にチャッキングされる。その後圧入部13を駆動させてプレス部11を上昇する。
尚、プレスフィットコネクタ81,82のように上面が滑らかな場合は、上記のようにチャック30によってチャッキングしてもよいし、上冶具10内部に吸着穴を設け、プレスフィットコネクタ81,82を吸着保持するようにしてもよい。
下端部にプレスフィットコネクタ83をチャッキングした上冶具10をクランプしたプレス部11は、第一のカメラ8の上部に移動しプレスフィットコネクタ83を下方向から撮像する。このデータは演算部3によってあらかじめ記憶されたデータと比較する。演算部3の算出した結果は制御部2に送られ、あらかじめ指定された角度にプレス部11を回転し基板80上のスルーホール直上に移動する。
そして当初に第二のカメラ7によって撮像され演算部3によって比較されたデータに基づいたスルーホールにプレスフィットコネクタ83を所定の圧力でかつ所定の深さまで圧入してプレスフィットコネクタ83の装着を完了する。その後プレス部11は上昇し、上冶具台17上に上冶具10を戻した後次の上冶具10aをクランプして同様の作業を繰り返す。
以上のような方法であれば基板80に多種類のプレスフィットコネクタ81〜83が装着される場合であっても自動で、上冶具10を選定し自動でプレスフィットコネクタ81〜83をチャッキングし自動で所定のスルーホールに挿入され、一つの基板を完全に完成させることができる。
従来のように仮挿入された基板を下冶具9にセットして一つずつ種類の異なる上冶具によって圧入する必要がなく一旦セットすれば完成するまで自動化することができる。
また、上冶具10の先端を櫛歯31状にすることにより、端子821の後端部が突出したタイプのプレスフィットコネクタ83であっても、端子の肩821aの部分を圧入するので全体で2000kg以上の大きな圧力で押圧しても端子821を折損することがない。
更に端子821と櫛歯31が挿入時に干渉した場合はエラーとして検出されるので誤って挿入されることを防止することができる。そしてプレスフィットコネクタ83の端子が変形している場合にも検出されるので不良品を無くすことができる。
本発明は、プレスフィットコネクタの圧入装置だけでなく、数種類の冶具でプレス作業を行うようなプレス装置に応用することができる。
プレスフィットコネクタ圧入装置全体の斜視図である。 プレスフィットコネクタ圧入装置全体を正面から見た図である。 プレス部全体を拡大した状態を示したもので、上冶具のチャックを閉じた状態を示している。 本体に装着されたプレス部全体を拡大した状態を示しており、上冶具のチャックを開いた状態を示している。 プレス部の断面を示しており、上冶具をクランプする機構と上冶具の中心部を押圧して上冶具のチャックを開閉する機構を図示したものである。 上冶具の上面図と側面図を表しており、上冶具の機構を表している。左の図はチャック30を開いてプレスフィットコネクタ83に挿入された状態を示す。中央の図はチャック30を閉じた状態を示す。右の図は上冶具10の側面図と上から見た図を表している。 端子の後端部が突出したタイプのプレスフィットコネクタを示している。 基板に実装されたプレスフィットコネクタとコネクタ端子を詳細に表したものである。 従来のプレスフィットコネクタ圧入装置である。
符号の説明
1
本体
2
制御部
3
演算部
7 第二のカメラ
8
第一のカメラ
9
下冶具
10 上冶具
11 プレス部
12 コネクタ台
13 圧入部
131 シャフト
14 Y方向ガイド
15 X方向ガイド
16 チャック
17 上冶具台
18 X方向モータ
181 X方向ねじ部
182 X方向ねじ受け部
19 Y方向モータ
191 Y方向ねじ部
192 Y方向ねじ受け部
20 クランプ
21 回転モータ
22 タイミングベルト
23 上下動プレート
25 クランプシリンダ
26 チャックシリンダ
261 押し出し棒
27 クランクプレート
30 チャック
31 櫛歯
32 スプリング
33 L字金具
35 チャックシャフト
80 基板
81 プレスフィットコネクタ
82 プレスフィットコネクタ
83 プレスフィットコネクタ(端子後端部が露出しているもの)
821
端子(プレスフィットコネクタ)
821a 端子の肩
90 テーブル(従来式)
91 上冶具(従来式)
92 圧入部(従来式)

Claims (5)

  1. 基板に圧入型のコネクタを圧入して装着するコネクタ圧入装置において、
    複数種類のコネクタと、
    前記複数種類のコネクタをそれぞれチャッキングする複数種類の上冶具と、
    前記上冶具をクランプするクランプ手段を備えたプレス部と、
    前記プレス部を複数種類のコネクタのそれぞれに対応する基板上の位置に移動させる移動部と、
    前記プレス部を前記移動部によって移動させ、前記プレス部で前記上冶具をクランプし、前記上冶具に対応したコネクタをチャッキングした後、前記移動部によって前記プレス部を前記基板上の前記コネクタの圧入位置に移動させ、該コネクタを圧入するように制御する制御手段を備えたことを特徴とするコネクタ圧入装置。
  2. 基板に圧入型のコネクタを圧入して装着するコネクタ圧入装置において、
    前記上冶具にチャッキングされた前記コネクタを撮像する撮像部と
    前記撮影部の撮像した画像を元に前記基板の前記コネクタを圧入する所定の位置を検出する演算部と、
    前記上冶具と前記プレス部と前記移動部と前記撮像部と前記演算部を制御する制御部を備え、
    前記プレス部を前記移動部によって移動させ、前記プレス部で前記上冶具をクランプした後、前記上冶具で前記コネクタをチャッキングして、前記撮像部で撮像し、前記演算部によって所定の位置を算出し、前記移動部を前記制御部で制御して前記基板の所定の位置にコネクタを圧入するように制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のコネクタ圧入装置。
  3. 前記撮像部は前記コネクタの下方から撮像するようにしたことを特徴とする請求項2記載のコネクタ圧入装置。
  4. 前記上冶具の先端部は前記コネクタの端子と対応する櫛歯状になっていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコネクタ圧入装置。
  5. 複数種類のコネクタと、上冶具と、クランプ手段を備えたプレス部と、移動部を備え、基板に前記コネクタを圧入するコネクタ圧入装置におけるコネクタ圧入方法において、
    前記プレス部が前記上冶具をクランプするクランプ手段と、
    前記プレス部にクランプされた前記上冶具によって前記コネクタをチャッキングするチャッキング手段と、
    前記コネクタをチャッキングした上冶具と共に前記プレス部を前記基板上の所定位置に移動させる移動手段と、
    前記基板上の所定位置に移動された前記コネクタを圧入する圧入手順を前記コネクタ圧入装置に実行させることを特徴とするプログラム。



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