JPH0745830Y2 - ドロア装置 - Google Patents
ドロア装置Info
- Publication number
- JPH0745830Y2 JPH0745830Y2 JP1988170771U JP17077188U JPH0745830Y2 JP H0745830 Y2 JPH0745830 Y2 JP H0745830Y2 JP 1988170771 U JP1988170771 U JP 1988170771U JP 17077188 U JP17077188 U JP 17077188U JP H0745830 Y2 JPH0745830 Y2 JP H0745830Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drawer
- closing member
- case
- coin storage
- closing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
- Drawers Of Furniture (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は電子レジスタ等の金銭登録機に用いられるド
ロア装置に関する。
ロア装置に関する。
[従来の技術] 従来、電子レジスタに用いられるドロア装置は、ドロア
ケース内に引出しを備え、この引出し内に硬貨や紙幣等
の金銭を収納するものであり、電子レジスタによる清算
処理における締め処理、例えば現金預りキーの操作によ
りドロアケース内から引出しが押し出され、この状態で
金銭の出し入れが行なわれる。この場合、引出しの内部
は硬貨や紙幣等の金銭が混ざり合わないように、各金種
ごとに仕切壁により区画されている。すなわち、引出し
内の硬貨収納部は1円、5円、10円、50円、100円、500
円等の金種ごとに区画され、この区画された部分内に各
硬貨が投入されたている。また、紙幣収納部は1000円、
5000円、10000円等金種に区画され、この区画された部
分内に収納されて押え部材等により押えられている。
ケース内に引出しを備え、この引出し内に硬貨や紙幣等
の金銭を収納するものであり、電子レジスタによる清算
処理における締め処理、例えば現金預りキーの操作によ
りドロアケース内から引出しが押し出され、この状態で
金銭の出し入れが行なわれる。この場合、引出しの内部
は硬貨や紙幣等の金銭が混ざり合わないように、各金種
ごとに仕切壁により区画されている。すなわち、引出し
内の硬貨収納部は1円、5円、10円、50円、100円、500
円等の金種ごとに区画され、この区画された部分内に各
硬貨が投入されたている。また、紙幣収納部は1000円、
5000円、10000円等金種に区画され、この区画された部
分内に収納されて押え部材等により押えられている。
[考案が解決しようとする課題] このような電子レジスタのドロア装置においては、近
年、機器の小型化に伴って、手軽に携帯できるようにな
っている。そのため、ドロアケースを立てて運んだり、
あるいは引っ繰り返したりすると、引出し内に収納され
ている金銭のうち、特に硬貨収納部に収納されている硬
貨が収納部から飛び出して他の収納部やドロアケース内
に散らばるという問題がある。これは、硬貨を収納する
硬貨収納部が常に開口されているからである。
年、機器の小型化に伴って、手軽に携帯できるようにな
っている。そのため、ドロアケースを立てて運んだり、
あるいは引っ繰り返したりすると、引出し内に収納され
ている金銭のうち、特に硬貨収納部に収納されている硬
貨が収納部から飛び出して他の収納部やドロアケース内
に散らばるという問題がある。これは、硬貨を収納する
硬貨収納部が常に開口されているからである。
そこで、最近では、硬貨収納部を開閉蓋で塞ぐことが検
討されているが、硬貨収納部に開閉蓋を単に設けただけ
では、硬貨の出し入れのたびに、開閉蓋を開かなければ
ならないため、操作性が極めて悪く、非能率的であり、
開閉蓋が邪魔になるという問題がある。これは、引出し
が引き出された状態においても、開閉蓋が硬貨収納部を
塞いでいるからである。
討されているが、硬貨収納部に開閉蓋を単に設けただけ
では、硬貨の出し入れのたびに、開閉蓋を開かなければ
ならないため、操作性が極めて悪く、非能率的であり、
開閉蓋が邪魔になるという問題がある。これは、引出し
が引き出された状態においても、開閉蓋が硬貨収納部を
塞いでいるからである。
この考案の課題は、引出しがドロアケース内に収納され
た際に、硬貨収納部内から硬貨が飛び出さないように硬
貨収納部を塞ぐ構造を実現するものである。
た際に、硬貨収納部内から硬貨が飛び出さないように硬
貨収納部を塞ぐ構造を実現するものである。
[課題を解決するための手段] この考案の手段は、ドロアケースと、このドロアケース
内に引き出し可能に収納される引出しと、この引出し内
に形成された硬貨収納部と、上記ドロアケース内に収納
された上記引出しの上記硬貨収納部に対応する上記ドロ
アケース内に配置され、上記硬貨収納部の開口を塞ぐた
めの閉塞部材と、上記引出しが上記ドロアケース内に収
納された際に、この引き入れ移動に連動して上記閉塞部
材を上記硬貨収納部の開口に向けて移動させ、上記閉塞
部材によって上記硬貨収納部の開口を塞ぐと共に、上記
引出しが上記ドロアケースから引き出される際に、この
引き出し移動に連動して上記閉塞部材を上記硬貨収納部
から離す連動開閉機構とを具備したことを特徴とする。
内に引き出し可能に収納される引出しと、この引出し内
に形成された硬貨収納部と、上記ドロアケース内に収納
された上記引出しの上記硬貨収納部に対応する上記ドロ
アケース内に配置され、上記硬貨収納部の開口を塞ぐた
めの閉塞部材と、上記引出しが上記ドロアケース内に収
納された際に、この引き入れ移動に連動して上記閉塞部
材を上記硬貨収納部の開口に向けて移動させ、上記閉塞
部材によって上記硬貨収納部の開口を塞ぐと共に、上記
引出しが上記ドロアケースから引き出される際に、この
引き出し移動に連動して上記閉塞部材を上記硬貨収納部
から離す連動開閉機構とを具備したことを特徴とする。
[作用] この考案の手段の作用は次の通りである。
引出しがドロアケース内に収納された際に、この引き入
れ移動に連動して、連動開閉機構が閉塞部材を硬貨収納
部の開口に向けて移動させ、閉塞部材によって硬貨収納
部の開口を塞ぐので、ドロアケースをどのような状態で
運んでも、硬貨収納部から硬貨が飛び出すことがなく、
良好にドロアケースを持ち運ぶことができる。
れ移動に連動して、連動開閉機構が閉塞部材を硬貨収納
部の開口に向けて移動させ、閉塞部材によって硬貨収納
部の開口を塞ぐので、ドロアケースをどのような状態で
運んでも、硬貨収納部から硬貨が飛び出すことがなく、
良好にドロアケースを持ち運ぶことができる。
また、引出しがドロアケースから引き出される際に、こ
の引き出し移動に連動して、連動開閉機構が閉塞部材を
硬貨収納部から離すので、硬貨の出し入れの際に閉塞部
材が邪魔にならず、オペレータが閉塞部材を開閉する手
間が不要になり操作性が良くなる。
の引き出し移動に連動して、連動開閉機構が閉塞部材を
硬貨収納部から離すので、硬貨の出し入れの際に閉塞部
材が邪魔にならず、オペレータが閉塞部材を開閉する手
間が不要になり操作性が良くなる。
[実施例] 以下、一実施例を第1図〜第4図を参照しながら説明す
る。
る。
第1図〜第4図はドロア装置を示す各断面図である。こ
のドロア装置は電子レジスタに用いられるものであり、
ドロアケース1内に引出し2が引き出し可能に収納さ
れ、ドロアケース1内の上部には閉塞部材3および連動
開閉機構4が設けられ、内部奥側には引出し2を押し出
すばね部材5が設けられている。
のドロア装置は電子レジスタに用いられるものであり、
ドロアケース1内に引出し2が引き出し可能に収納さ
れ、ドロアケース1内の上部には閉塞部材3および連動
開閉機構4が設けられ、内部奥側には引出し2を押し出
すばね部材5が設けられている。
ドロアケース1は四角い箱状をなし、その手前側面(第
1図では左側面)に開口部1aが形成されているととも
に、内部の前後壁(第3図および第4図では左右両側
壁)にはガイドレール6、6が設けられている。このガ
イドレール6、6は後述する引出し2をガイド保持する
ものであり、それぞれ断面が「コ」字状をなしている。
1図では左側面)に開口部1aが形成されているととも
に、内部の前後壁(第3図および第4図では左右両側
壁)にはガイドレール6、6が設けられている。このガ
イドレール6、6は後述する引出し2をガイド保持する
ものであり、それぞれ断面が「コ」字状をなしている。
引出し2は硬貨および紙幣等の金銭を収納するものであ
り、上面が開放された四角い箱形をなし、その内部には
第1図および第2図に示すように硬貨収納部2aと紙幣収
納部2bとが設けられ、外側面には第3図および第4図に
示すようにローラ7、7が設けられている。この場合、
硬貨収納部2aは1円、5円、10円、50円、100円、500円
等の硬貨を種類ごとに収納するものであり、引出し2内
の手前側に仕切壁により複数に仕切られており、その底
部は硬貨の出し入れを容易に行なうために手前側が円弧
状に湾曲形成されている。紙幣収納部2bは1000円、5000
円、10000円等の紙幣を収納するものであり、硬貨収納
部2aの奥側(第1図および第2図では右側)に仕切壁に
より複数に仕切られており、その奥側上部には押え部材
8が設けられている。この押え部材8は紙幣収納部2b内
に収納された紙幣を押え付けるものであり、押え棒8aと
コイルばね8bとからなり、押え棒8aは引出し2の奥側上
部縁に回動可能に設けられており、コイルばね8bは押え
棒8aが水平より下側に位置する際には押え棒8aが紙幣を
押え付けように付勢し、かつ水平より上側に位置する際
には押え棒8aによる押え付けを解除する。さらに、ロー
ラ7、7はドロアケース1内に設けられたガイドレール
6、6内に転動可能に配置され、引出し2の引き出し時
に転動して滑らかに引出し2が引き出せるようになって
いる。なお、引出し2はドロアケース1内に押し込まれ
て収納された際にはロック手段(図示せず)により係脱
可能にロックされる。
り、上面が開放された四角い箱形をなし、その内部には
第1図および第2図に示すように硬貨収納部2aと紙幣収
納部2bとが設けられ、外側面には第3図および第4図に
示すようにローラ7、7が設けられている。この場合、
硬貨収納部2aは1円、5円、10円、50円、100円、500円
等の硬貨を種類ごとに収納するものであり、引出し2内
の手前側に仕切壁により複数に仕切られており、その底
部は硬貨の出し入れを容易に行なうために手前側が円弧
状に湾曲形成されている。紙幣収納部2bは1000円、5000
円、10000円等の紙幣を収納するものであり、硬貨収納
部2aの奥側(第1図および第2図では右側)に仕切壁に
より複数に仕切られており、その奥側上部には押え部材
8が設けられている。この押え部材8は紙幣収納部2b内
に収納された紙幣を押え付けるものであり、押え棒8aと
コイルばね8bとからなり、押え棒8aは引出し2の奥側上
部縁に回動可能に設けられており、コイルばね8bは押え
棒8aが水平より下側に位置する際には押え棒8aが紙幣を
押え付けように付勢し、かつ水平より上側に位置する際
には押え棒8aによる押え付けを解除する。さらに、ロー
ラ7、7はドロアケース1内に設けられたガイドレール
6、6内に転動可能に配置され、引出し2の引き出し時
に転動して滑らかに引出し2が引き出せるようになって
いる。なお、引出し2はドロアケース1内に押し込まれ
て収納された際にはロック手段(図示せず)により係脱
可能にロックされる。
閉塞部材3は引出し1の硬貨収納部2aを開閉可能に閉塞
するものであり、第1図に示すようにドロアケース1内
の手前側上部に上下動可能に配置され、第2図に示すよ
うにドロアケース1内に収納された引出し2の硬貨収納
部2aと対応する。すなわち、この閉塞部材3は複数に仕
切られた硬貨収納部2aを一度に塞ぐものであり、上方が
開放された細長い箱形をなし、ドロアケース1内の上部
に形成された枠状のガイド部1b内にコイルばね9…によ
り上下動可能に収納されている。この場合、コイルばね
9…はその各下端が閉塞部材3内の前後左右に取り付け
られ、各上端が枠状のガイド部1b内におけるドロアケー
ス1に取り付けられ、これにより閉塞部材3を常にガイ
ド部1b内に収納するように付勢している。また、この閉
塞部材3内にはカム板10、10が第3図および第4図に示
すように両側に設けられている。このカム板10、10は後
述する連動開閉機構4により閉塞部材3を上下動させる
ものであり、それぞれ第1図および第2図に示すように
奥側(右側)から手前側(左側)に向けて傾斜する傾斜
部10a、10aが設けられている。
するものであり、第1図に示すようにドロアケース1内
の手前側上部に上下動可能に配置され、第2図に示すよ
うにドロアケース1内に収納された引出し2の硬貨収納
部2aと対応する。すなわち、この閉塞部材3は複数に仕
切られた硬貨収納部2aを一度に塞ぐものであり、上方が
開放された細長い箱形をなし、ドロアケース1内の上部
に形成された枠状のガイド部1b内にコイルばね9…によ
り上下動可能に収納されている。この場合、コイルばね
9…はその各下端が閉塞部材3内の前後左右に取り付け
られ、各上端が枠状のガイド部1b内におけるドロアケー
ス1に取り付けられ、これにより閉塞部材3を常にガイ
ド部1b内に収納するように付勢している。また、この閉
塞部材3内にはカム板10、10が第3図および第4図に示
すように両側に設けられている。このカム板10、10は後
述する連動開閉機構4により閉塞部材3を上下動させる
ものであり、それぞれ第1図および第2図に示すように
奥側(右側)から手前側(左側)に向けて傾斜する傾斜
部10a、10aが設けられている。
連動開閉機構4は引出し2の開閉動作に応じて閉塞部材
3を上下動させるリンク機構であり、上述したカム板1
0、10に対応して2組設けられている。すなわち、この
連動開閉機構4は第1図および第2図に示すように、そ
れぞれ引出し2の引き出し操作に応じて回動する回動ア
ーム11と、この回動アーム11の回動動作に応じて水平方
向に移動する操作アーム12とからなっている。回動アー
ム11はドロアケース1内の奥側、つまり収納された引出
し2の奥端部付近に位置し、帯板を「コ」字状に折り曲
げ、その内側部がほぼ「L」字状をなし、その中間が支
持ピン11aによりドロアケース1の内壁に回転可能に取
り付けられており、その下端には当接部11bが左側へ突
出して形成され、上部には長孔11cが形成されている。
操作アーム12はドロアケース1内の上部側にスライド可
能に配置され、全体が棒状をなし、その奥側端部が
「L」字状に折り曲げられて上述した回動アーム11の長
孔11c内に挿入され、反対の手前側端部が「L」字状を
なし、上述した閉塞部材3に設けられたカム板10の傾斜
部10aに当接し、この傾斜部10aに沿って移動することに
より閉塞部材3を上下方向に移動させる。
3を上下動させるリンク機構であり、上述したカム板1
0、10に対応して2組設けられている。すなわち、この
連動開閉機構4は第1図および第2図に示すように、そ
れぞれ引出し2の引き出し操作に応じて回動する回動ア
ーム11と、この回動アーム11の回動動作に応じて水平方
向に移動する操作アーム12とからなっている。回動アー
ム11はドロアケース1内の奥側、つまり収納された引出
し2の奥端部付近に位置し、帯板を「コ」字状に折り曲
げ、その内側部がほぼ「L」字状をなし、その中間が支
持ピン11aによりドロアケース1の内壁に回転可能に取
り付けられており、その下端には当接部11bが左側へ突
出して形成され、上部には長孔11cが形成されている。
操作アーム12はドロアケース1内の上部側にスライド可
能に配置され、全体が棒状をなし、その奥側端部が
「L」字状に折り曲げられて上述した回動アーム11の長
孔11c内に挿入され、反対の手前側端部が「L」字状を
なし、上述した閉塞部材3に設けられたカム板10の傾斜
部10aに当接し、この傾斜部10aに沿って移動することに
より閉塞部材3を上下方向に移動させる。
また、ばね部材5は、引出し2をロックするロック手段
によりロックが解除された際に、引出し2をドロアケー
ス1内から押し出すコイルばねであり、ドロアケース1
の奥側に設けられた取付板5aに取り付けられており、引
出し2がドロアケース1内に押し込まれた際に引出し2
の奥壁により押圧されて収縮する。なお、このようなド
ロア装置は、例えば電子レジスタと共に用いられ、電子
レジスタのキー操作、例えば精算における締め処理、つ
まり現金預りキーを操作した際に、上述したロック手段
による引出し2のロックが解除され、これにより引出し
2がドロアケース1内からばね部材5により押し出され
る。
によりロックが解除された際に、引出し2をドロアケー
ス1内から押し出すコイルばねであり、ドロアケース1
の奥側に設けられた取付板5aに取り付けられており、引
出し2がドロアケース1内に押し込まれた際に引出し2
の奥壁により押圧されて収縮する。なお、このようなド
ロア装置は、例えば電子レジスタと共に用いられ、電子
レジスタのキー操作、例えば精算における締め処理、つ
まり現金預りキーを操作した際に、上述したロック手段
による引出し2のロックが解除され、これにより引出し
2がドロアケース1内からばね部材5により押し出され
る。
次に、上記にように構成されたドロア装置の動作につい
て説明する。
て説明する。
電子レジスタの現金預りキーが操作され、ロック手段に
よる引出し2のロックが解除されると、第1図に示すよ
うに、引出し2はばね部材5によりドロアケース1内か
ら押し出される。このように引出し2が押し出される際
には、まず、開閉連結機構4の各回動アーム11の当接部
11bから引出し2の奥側面が離れるので、これに伴って
回動アーム11が支持ピン11aを中心に時計方向へ回動す
る。すると、操作アーム12は回動アーム11の回動に伴っ
て矢印Y方向へ移動するので、操作アーム12の手前側端
が閉塞部材3のカム板10から離れようとするが、閉塞部
材3はコイルばね9…により常に上方へ引き上げられて
いるので、閉塞部材3はカム板10の傾斜部10aに沿って
引き上げられ、ドロアケース1内の上部に設けられた枠
状のガイド部1b内に収納され、硬貨収納部2aから上方へ
離れる。この結果、引出し2はその内部に形成された硬
貨収納部2aが開口された状態でドロアケース1内から押
し出される。そのため、硬貨を出し入れする際に閉塞部
材3が邪魔にならず、良好に硬貨の出し入れを行なうこ
とができる。
よる引出し2のロックが解除されると、第1図に示すよ
うに、引出し2はばね部材5によりドロアケース1内か
ら押し出される。このように引出し2が押し出される際
には、まず、開閉連結機構4の各回動アーム11の当接部
11bから引出し2の奥側面が離れるので、これに伴って
回動アーム11が支持ピン11aを中心に時計方向へ回動す
る。すると、操作アーム12は回動アーム11の回動に伴っ
て矢印Y方向へ移動するので、操作アーム12の手前側端
が閉塞部材3のカム板10から離れようとするが、閉塞部
材3はコイルばね9…により常に上方へ引き上げられて
いるので、閉塞部材3はカム板10の傾斜部10aに沿って
引き上げられ、ドロアケース1内の上部に設けられた枠
状のガイド部1b内に収納され、硬貨収納部2aから上方へ
離れる。この結果、引出し2はその内部に形成された硬
貨収納部2aが開口された状態でドロアケース1内から押
し出される。そのため、硬貨を出し入れする際に閉塞部
材3が邪魔にならず、良好に硬貨の出し入れを行なうこ
とができる。
また、引出し2をドロアケース1内に収納する場合に
は、引出し2を押し込んでその奥側面をばね部材5に当
接させ、このばね部材5に抗して第2図に示すようにさ
らに押し込むと、ロック手段によりロックされる。この
ように引出し2が押し込まれる際には、引出し2の奥側
面に開閉連結機構4の回動アーム11の下端に形成された
当接部11bが当接するので、回動アーム11は引出し2の
押し込み動作に応じて支持ピン11aを中心に反時計方向
に回動する。すると、今度は、操作アーム12が矢印X方
向に移動し、その手前側端が閉塞部材3のカム板10の傾
斜部10aに沿って移動し、カム板10をコイルばね9…に
抗して押し下げる。このようにカム板10が押し下げられ
ると、閉塞部材3は枠状のガイド部1bにガイドされて下
側へ移動し、ドロアケース1内に収納された引出し2の
硬貨収納部2aの上部を塞ぐ。そのため、このようにドロ
アケース1内に引出し2が収納されたドロア装置を別の
場所へ持ち運ぶ際に、ドロアケース1を立てて持ち運ん
でも、また引っ繰り返したとしても、引出し2内の硬貨
収納部2aが閉塞部材3により塞がれているので、硬貨収
納部2a内から収納された硬貨が飛び出して、他の収納部
やドロアケース1内に散らばることがなく、良好に収納
した状態で持ち運ぶことができる。
は、引出し2を押し込んでその奥側面をばね部材5に当
接させ、このばね部材5に抗して第2図に示すようにさ
らに押し込むと、ロック手段によりロックされる。この
ように引出し2が押し込まれる際には、引出し2の奥側
面に開閉連結機構4の回動アーム11の下端に形成された
当接部11bが当接するので、回動アーム11は引出し2の
押し込み動作に応じて支持ピン11aを中心に反時計方向
に回動する。すると、今度は、操作アーム12が矢印X方
向に移動し、その手前側端が閉塞部材3のカム板10の傾
斜部10aに沿って移動し、カム板10をコイルばね9…に
抗して押し下げる。このようにカム板10が押し下げられ
ると、閉塞部材3は枠状のガイド部1bにガイドされて下
側へ移動し、ドロアケース1内に収納された引出し2の
硬貨収納部2aの上部を塞ぐ。そのため、このようにドロ
アケース1内に引出し2が収納されたドロア装置を別の
場所へ持ち運ぶ際に、ドロアケース1を立てて持ち運ん
でも、また引っ繰り返したとしても、引出し2内の硬貨
収納部2aが閉塞部材3により塞がれているので、硬貨収
納部2a内から収納された硬貨が飛び出して、他の収納部
やドロアケース1内に散らばることがなく、良好に収納
した状態で持ち運ぶことができる。
なお、この考案は上述した実施例に限定されることな
く、種々応用変形が可能である。例えば、引出し2の引
き出し操作に応じて閉塞部材3を上下動させる連動開閉
機構4は回動アーム11と操作アーム12とかなるリンク機
構に限らず、引出し2の閉位置でオンするスイッチによ
りモータを駆動させて開閉させるようにしてもよく、ま
た連動するものに限らず、ドロアケース1の外部に操作
レバーを突出させて設け、この操作レバーを手動で操作
することにより閉塞部材4を開閉するようにしてもよ
い。
く、種々応用変形が可能である。例えば、引出し2の引
き出し操作に応じて閉塞部材3を上下動させる連動開閉
機構4は回動アーム11と操作アーム12とかなるリンク機
構に限らず、引出し2の閉位置でオンするスイッチによ
りモータを駆動させて開閉させるようにしてもよく、ま
た連動するものに限らず、ドロアケース1の外部に操作
レバーを突出させて設け、この操作レバーを手動で操作
することにより閉塞部材4を開閉するようにしてもよ
い。
[考案の効果] この考案によれば、引出しがドロアケース内に収納され
た際に、硬貨収納部を閉塞部材で塞ぐようにしたので、
引出しを収納した場合には、ドロアケースをどのような
状態で持ち運んでも、硬貨収納部内から硬貨が飛び出す
ことがなく、硬貨を硬貨収納部内に収納した状態で良好
に持ち運ぶことができる。また、引出しがドロアケース
から押し出されて硬貨の出し入れを行なう際には、その
都度、閉塞部材を開閉する必要がないので、操作性がよ
く、しかも硬貨の出し入れの際に閉塞部材が邪魔になら
ないため、これによっても操作性をよくすることができ
る。
た際に、硬貨収納部を閉塞部材で塞ぐようにしたので、
引出しを収納した場合には、ドロアケースをどのような
状態で持ち運んでも、硬貨収納部内から硬貨が飛び出す
ことがなく、硬貨を硬貨収納部内に収納した状態で良好
に持ち運ぶことができる。また、引出しがドロアケース
から押し出されて硬貨の出し入れを行なう際には、その
都度、閉塞部材を開閉する必要がないので、操作性がよ
く、しかも硬貨の出し入れの際に閉塞部材が邪魔になら
ないため、これによっても操作性をよくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第4図は実施例を示し、第1図は引出しを引き
出した状態を示す断面図、第2図は引出しを収納した状
態を示す断面図、第3図は第2図のA−A断面図、第4
図は第2図のB−B断面図である。 1……ドロアケース、2……引出し、2a……硬貨収納
部、3……閉塞部材。
出した状態を示す断面図、第2図は引出しを収納した状
態を示す断面図、第3図は第2図のA−A断面図、第4
図は第2図のB−B断面図である。 1……ドロアケース、2……引出し、2a……硬貨収納
部、3……閉塞部材。
Claims (1)
- 【請求項1】ドロアケースと、 このドロアケース内に引き出し可能に収納される引出し
と、 この引出し内に形成された硬貨収納部と、 上記ドロアケース内に収納された上記引出しの上記硬貨
収納部に対応する上記ドロアケース内に配置され、上記
硬貨収納部の開口を塞ぐための閉塞部材と、 上記引出しが上記ドロアケース内に収納された際に、こ
の引き入れ移動に連動して上記閉塞部材を上記硬貨収納
部の開口に向けて移動させ、上記閉塞部材によって上記
硬貨収納部の開口を塞ぐと共に、上記引出しが上記ドロ
アケースから引き出される際に、この引き出し移動に連
動して上記閉塞部材を上記硬貨収納部から離す連動開閉
機構と を具備したことを特徴とするドロア装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988170771U JPH0745830Y2 (ja) | 1988-12-29 | 1988-12-29 | ドロア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988170771U JPH0745830Y2 (ja) | 1988-12-29 | 1988-12-29 | ドロア装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0292587U JPH0292587U (ja) | 1990-07-23 |
JPH0745830Y2 true JPH0745830Y2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=31462008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988170771U Expired - Lifetime JPH0745830Y2 (ja) | 1988-12-29 | 1988-12-29 | ドロア装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0745830Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56145786U (ja) * | 1980-04-01 | 1981-11-04 | ||
JPS59151372U (ja) * | 1983-03-30 | 1984-10-09 | オムロン株式会社 | 引出し用ふたの開閉装置 |
-
1988
- 1988-12-29 JP JP1988170771U patent/JPH0745830Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0292587U (ja) | 1990-07-23 |
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