JPH0745425Y2 - ばね筒付き舶用扉開閉装置 - Google Patents

ばね筒付き舶用扉開閉装置

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JPH0745425Y2
JPH0745425Y2 JP1989086739U JP8673989U JPH0745425Y2 JP H0745425 Y2 JPH0745425 Y2 JP H0745425Y2 JP 1989086739 U JP1989086739 U JP 1989086739U JP 8673989 U JP8673989 U JP 8673989U JP H0745425 Y2 JPH0745425 Y2 JP H0745425Y2
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JP
Japan
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door
spring
spring cylinder
opening
closing device
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JP1989086739U
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JPH0325397U (ja
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拓治 山之内
晋也 藤瀬
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、手動で開閉されて全開および全閉位置に保持
されるばね筒付き舶用扉開閉装置に関し、特に、船舶の
傾斜壁に装備される扉に適用して好適なばね筒付き舶用
扉開閉装置に関する。
〔従来の技術〕
船舶の傾斜した壁面の開口部に装備された扉は、扉本体
の自重に比例して入力で開閉する際の開閉操作も重くな
る。
従来、扉のヒンジはばねを装備して扉本体の自重を上記
ばねに持たせることにより、開閉操作力を軽減するよう
にした舶用扉開閉装置が提案されている。
その1例を、第7図(正面図)、第8図(側面図)、第
9図(部分拡大図)および第10図(断面図)により説明
すると、第7,8図に示すように、舶用扉開閉装置は、船
殻壁11に形成された開口部12にヒンジを介して開閉可能
に装着された扉8をそなえるとともに、ヒンジの扉側ヒ
ンジブラケット1に一端を枢着され、且つ、他端を船殻
壁11に枢着されたばね筒5をそなえている。
第9,10図に示すように、船殻壁11には凹所3が形成され
て、この凹所3が扉開閉装置の収納用レセスを構成して
おり、凹所3の扉寄りの部分である開口部12のコーミン
グ9には、ヒンジの船殻壁側ヒンジブラケット7が取付
けられるとともに、凹所3の扉8から遠ざかった部分に
は、ばね筒5の他端が取付ピン10′により取付金物10に
枢着されて取付けられている。
扉側ヒンジブラケット1は、屈曲形成されてその先端部
を船殻壁側ヒンジブラケット7に凹所3内でヒンジピン
7′を介して枢着されており、扉側ヒンジブラケット1
の屈曲部1aのヒンジピン7′寄りの部分には、ばね筒5
の一端の連結金物4がピン4′により直接枢着されてい
る。
なお、凹所3の外側は、レセスカバー6で覆われてい
る。
このように構成された従来のばね筒付き舶用扉開閉装置
では、第10図に示す扉8を閉じた状態では、ピン4′が
リンク機構としての死点を越えて外方に位置し、扉側ヒ
ンジブラケット1に常に閉鎖方向の偏倚力を加えてい
る。
入力により扉8が開放されると、扉側ヒンジブラケット
1はヒンジピン7′を中心として回転し、それにつれて
ピン4′は、ばね筒5内のばねを圧縮しつつ回転し、リ
ンク機構としての死点位置(図に二点鎖線で示す位置)
で最もばねを圧縮し、その位置を越えると、今度はばね
の偏倚力で逆にピン4′が押し戻されて、扉8を押し開
く方向の力が作用して扉8の開放操作力を軽減すること
ができる。そして、扉はやがて全開位置(図に一点鎖線
で示す位置)に達する。
〔課題を解決するための手段〕
ところで、上述のような従来のばね筒付き舶用扉開閉装
置では、船殻壁にばね筒を収容するための凹部(レセ
ス)を設けているが、この凹部が設けられる場所が限定
されるという問題点がある。
さらに、扉のヒンジ取付け高さがレセス高さ内にあるた
め、扉を開いたときにレセス端部と扉とが干渉して、扉
を全開することが困難であるという問題点がある。
本考案は、このような問題点の解決をはかろうとするも
ので、ばね筒を扉本体に埋込むとともに扉の上記ばね筒
専用のヒンジを設けて、船殻壁構造の簡素化とばね筒が
扉の開度に影響を与えることない、ばね筒付き舶用扉開
閉装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案のばね筒付き舶用扉
開閉装置は、船殻壁に形成された開口部にヒンジを介し
て開閉可能に装着される扉において、上記扉の開閉装置
としてのスプリングが内蔵されたばね筒と、同ばね筒内
に摺動可能に配設されて一端部で上記スプリングに係合
し基端部が上記ばね筒の外方に延出したロッドと、ヒン
ジ部材とをそなえ、上記ばね筒が上記扉に形成された凹
部に埋込まれて固着される一方、上記ヒンジ部材が上記
船殻壁に取付けられるとともに上記ロッドがその基端部
を外方に弯曲されて上記ヒンジよりも外方の位置で上記
ヒンジ部材に枢着されていることを特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案のばね筒付き舶用扉開閉装置では、扉開閉
装置のばね筒を扉本体側に埋込んだので船殻壁の扉取付
部には、金物類を取付ける必要がなく、壁面の構造が簡
素となるとともに、扉の取付が容易となるほか、ばね筒
が扉に埋込まれているので、これが扉の開度に影響を与
えることがなく扉の開き角度が十分に取れる。
さらに扉の開閉時に、扉の旋回方向に拘らず扉の旋回角
度が90°を越えると、スプリングは常に圧縮方向に作用
して、つまり『トグルバネ』として作用し、扉をその開
放または閉鎖方向に付勢する作用を行なう。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の一実施例としてのばね筒付き
舶用扉開閉装置について説明すると、第1図はその正面
図、第2図はその側断面図、第3図は第1図の要部拡大
図、第4図は第3図のIV-IV矢視断面図、第5図(a)
は扉全開時における第1図のV−V矢視断面図、第5図
(b)は扉全開時における第1図のV−V矢視断面図、
第6図は扉が90°開の状態を示す側断面図である。な
お、第1〜6図中第7〜10図と同一の符号はほぼ同一の
部材を示している。
この実施例のばね筒付き舶用扉開閉装置は、船殻壁11に
形成された開口部12のヒンジ13にピン13aを介して開閉
可能に装着された扉8をそなえるとともに、扉8のほぼ
中央部に形成された凹部14内に埋込まれたばね筒5をそ
なえている。
ばね筒5は、第3,4図に示すように、内部にロッド16が
ばね筒5の長手方向に摺動可能に配設されており、ロッ
ド16の基端部16aは船殻壁11に設けられた専用の棒状の
ヒンジ部材17にピン17aを介して枢着されている。また
ロッド16の他端16bに形成された雄ねじ部にダブルナッ
ト18,18aが螺合して、スプリング調製パイプ19の端部が
ナット18aに当接している。
スプリング調製パイプ19の基端部はつば20に嵌合し、つ
ば20とばね筒5の基端部に取付けられたブッシュ21との
間にスプリング30が介設されている。なお、ブッシュ21
には、ロッド16作動時の摩擦を低減するためのロッド受
け21aが組込まれている。
図中の符号15は凹部14のカバー、22はブッシュ、22aは
ロッド受けをそれぞれ示し、また符号23はばね筒5に溶
接されたピンをしており、凹部14に溶接されたピン受23
aに嵌合してばね筒5を凹部14に固定する作用を行な
う。さらに、符号24は扉8を人手で開閉操作するための
ハンドル、25はロック金具、26は油みぞをそれぞれ示し
ている。
また、ピン17aは扉8のヒンジ用ピン13aよりも外方(閉
鎖時の扉8の外面から遠ざかる方向)に位置し、ロッド
16はその基端部16aを外方に弯曲されてピン17aに取り付
けられているため、ロッド16、ヒンジ部材17および扉8
とでいわゆるトグルリング機構を構成し、スプリング30
がトグルバネとして作用するようになっている。
上述のとおり構成されたばね筒付き舶用扉開閉装置で
は、第5図(a)に示す扉8を閉じた状態では、軸17a
がピン13aの外方に位置して扉8を常に閉鎖方向の偏倚
力を加えている。
入力により扉が開放方向へ回動されはじめると、扉はピ
ン13aを中心として回転し、一方ロッド16はピン17aを中
心として回転するため、それにつれてロッド16がばね筒
5内を第3,4図において左方向(ヒンジ17から遠ざかる
方向)へ移動してスプリング30は次第に延びて第6図に
示した扉が90°開の死点位置で最もスプリング30が延伸
した状態となる。そしてこの位置を越えると、今度はス
プリング30の偏倚力で逆にロッド16が押し戻されて、扉
8を第5図(b)に示した全開位置へ向かって押動する
ように作用し、扉8はやがて全開位置に達する。
なお、スプリング30のばね力は、ダブルナット18,18aの
位置調節によって調整可能であり、扉8の閉鎖時にスプ
リング30が扉閉鎖方向に作用することはいうまでもな
い。
そして本実施例の場合、ロッド16の基端部を外方に弯曲
させてヒンジ部材17のピン17aに取り付けるようにした
ため、扉開閉用のスプリング30を内蔵したばね筒5を扉
の凹部14に埋め込むことができ、従来の場合のように、
船殻壁にばね筒取り付け用のスペースが不用となるほ
か、扉の厚みを最小限に抑制することができるととも
に、ばね筒やロッドなどの開閉部材あるいは扉自体が船
殻壁と干渉するおそれがなく、したがって扉の全開が可
能となる。
また扉8の開閉をスプリング30のトグルバネ作用を利用
してスムーズに行なうことができる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案のばね筒付き舶用扉開閉装
置によれば、次のような効果ないし利点が得られる。
(1) 扉本体に扉開閉時に作用するスプリングを内蔵
したばね筒が埋込まれているので、船殻壁にばね筒取付
け用スペースが不用となる。
(2) 上記(1)の理由により、扉枠さえ取付可能な
個所であれば、どこにでもばね筒付き扉開閉装置を装着
された扉を取付けることができる。
(3) ばね筒が扉に埋込まれているので、これが船殻
壁と干渉するおそれがなく扉の全開が可能となる。
(4) スプリングのトグルバネ作用を利用して、扉の
スムーズな開閉を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本考案の一実施例としてのばね筒付き舶用
扉開閉装置を示すもので、第1図はその正面図、第2図
は第1図のII-II矢視断面図、第3図は第1図の要部拡
大図、第4図は第3図のIV-IV矢視断面図、第5図
(a)は扉全開時における第1図のV−V矢視断面図、
第5図(b)は扉全開時における第1図のV−V矢視断
面図、第6図は扉が90°開の状態を示す側断面図であ
り、第7〜10図は従来のばね筒付き舶用扉開閉装置を示
すもので、第7図はその正面図、第8図はその側面図、
第9図は第7図のIX部拡大図、第10図は第9図のX−X
矢視断面図である。 5……ばね筒、8……扉、11……船殻部、12……開口
部、13……ヒンジ、13a……ピン、14……凹部、15……
カバー、16……ロッド、16a……ロッドの基端部、17…
…ヒンジ、30……スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】船殻壁に形成された開口部にヒンジを介し
    て開閉可能に装着される扉において、上記扉の開閉装置
    としてのスプリングが内蔵されたばね筒と、同ばね筒内
    に摺動可能に配設されて一端部で上記スプリングに係合
    し基端部が上記ばね筒の外方に延出したロッドと、ヒン
    ジ部材とをそなえ、上記ばね筒が上記扉に形成された凹
    部に埋込まれて固着される一方、上記ヒンジ部材が上記
    船殻壁に取付けられるとともに上記ロッドがその基端部
    を外方に弯曲されて上記ヒンジよりも外方の位置で上記
    ヒンジ部材に枢着されていることを特徴とする、ばね筒
    付き舶用扉開閉装置。
JP1989086739U 1989-07-24 1989-07-24 ばね筒付き舶用扉開閉装置 Expired - Lifetime JPH0745425Y2 (ja)

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JP1989086739U JPH0745425Y2 (ja) 1989-07-24 1989-07-24 ばね筒付き舶用扉開閉装置

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JP1989086739U JPH0745425Y2 (ja) 1989-07-24 1989-07-24 ばね筒付き舶用扉開閉装置

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JPH0325397U JPH0325397U (ja) 1991-03-15
JPH0745425Y2 true JPH0745425Y2 (ja) 1995-10-18

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JP1989086739U Expired - Lifetime JPH0745425Y2 (ja) 1989-07-24 1989-07-24 ばね筒付き舶用扉開閉装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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