JPH0745277B2 - 転写箔 - Google Patents

転写箔

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JPH0745277B2
JPH0745277B2 JP63034330A JP3433088A JPH0745277B2 JP H0745277 B2 JPH0745277 B2 JP H0745277B2 JP 63034330 A JP63034330 A JP 63034330A JP 3433088 A JP3433088 A JP 3433088A JP H0745277 B2 JPH0745277 B2 JP H0745277B2
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transfer foil
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JP63034330A
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孝夫 寺内
良明 青田
正彦 和田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は転写箔に関し、詳しくは、光彩色を有する転写
箔に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
近年光彩色を有する転写箔として、基材にホログラムの
転写層を有するものが使用されている。これらの転写箔
は被転写体に転写した際立体的な光彩色を表現できる優
れた特徴を有するものの製版工程が複雑であり、又高価
であるという欠点を有している。
本発明は、この様な光彩色を発揮する転写箔であって、
安価に容易に製造可能であるものを提供することを目的
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、本発明転写箔は、耐熱性フィ
ルム表面に転写層を設けてなる転写箔であって、表面に
相互が微小間隔に平行配列した複数の溝からなる微細エ
ンボスが設けられた耐熱性樹脂層を転写層として耐熱性
フィルム表面に設けてなるという構成を有すものであ
る。
又、耐熱性樹脂層が3次元架橋し得る材質であっても良
く、耐熱性樹脂層の微細エンボスが少なくとも2群以上
ありその各々が異なった方向性を有するものであっても
良い。
又、本発明転写箔は、転写層として微細エンボスを有す
る耐熱性樹脂層の他に金属薄膜層、絵柄層及び接着層の
いずれか若しくはそれら2種以上を組み合わせた層から
なるものでもよい。更に、耐熱フィルムと転写層の間に
剥離層を設けたりすると良い。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図において1は転写箔を示し、該転写箔1は耐熱性
フィルム2及び、該フィルム2の表面に設けられて転写
層3とから構成されている。転写層3は表面に微細エン
ボス面4が設けられた耐熱性樹脂層5より構成されてい
る。
上記耐熱性フィルム2としては、ポリエチレンテレフタ
レート、ナイロン、ポリオレフィン、アクリロニトリル
−スチレン−ブタジエン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポ
リブチレンテレフタレート等の合成樹脂の単独或いは複
合体を使用することができ、その厚さとしては10〜100
μm程度、好ましくは16〜38μm程度である。
又、耐熱樹脂層5の材質としては耐熱性を有する樹脂で
あれば採用することができるが、特に3次元架橋し得る
耐熱樹脂が好ましく、例えば、ウレタン樹脂、アクリル
系樹脂、メラミン樹脂、アミノアルキッド樹脂、繊維系
樹脂、エポキシ樹脂等の反応型樹脂、或いは電離線硬化
型の樹脂等が挙げられ、これは組み合わせて使用するこ
とも可能である。耐熱性樹脂層5の厚さとしては3〜20
μm程度であることが好ましい。
耐熱性樹脂層5表面に設けられるエンボス面4は基本的
に相互が微小間隔に平行配列した複数の溝が形成された
ものであり、これらの溝の間隔及び深さが光彩色を発揮
する上で重要な要素となるものである。本発明では、溝
のピッチは5〜10μmで極めて微小間隔で配列したもの
であるとともに、溝の深さは5〜100μm、好ましくは
5〜50μmである。
又、エンボス面は平行配列した微細エンボス群が少なく
とも2群以上あり、その各々が異なった方向性を有する
ものであっても良い。この様なエンボス面では転写箔を
転写した際の転写層の意匠性をより向上することができ
る。例えば第2図に示す如くエンボス面4が、相互が微
小間隔に平行配列した複数の溝が多数の区画領域6によ
って細分化され、隣接する同士の区画領域6における溝
7ができる限りその方向が互いに異なって構成されたも
のであっても良い。区画領域6の形状は任意の形状であ
り、また区画領域6の境界線は設けても設けなくても良
い。
以上の如き構成からな微細エンボス面4は、予めその所
望のエンボカ面を設けてなるエンボス版を用い、これを
耐熱性樹脂層5に加熱、加圧することにより形成され
る。例えば、耐熱性樹脂層がポリウレタン系樹脂の場
合、150℃に加熱した樹脂層に所定のエンボス版を圧
着、冷却して形成し得る。上記エンボス版は、例えば、
感光フィルムと形成すべき溝とを対応する万線スクリー
ンとを重ね合わせて露光を行い、エンボス面が区間領域
に細分化されて構成されたものである場合は、同一方向
に溝形成を行う区画領域のみを抜き出してその形状を打
ち抜いた遮光フィルムを溝方向の数に応じた分だけ作成
しておき、それらの遮光フィルムの一枚ずつに対して万
線スクリーンを形成すべき溝の方向と一致させて設置し
て重ね合わせ、同一の感光フィルムに露光し、その作業
を遮光フィルムの枚数分繰り返し、しかる後、感光フィ
ルムを現像し、その現像した現像フィルムを原版として
用いてエンボス版基材にフォトエッチング法にて溝加工
を行うことによって得られる。
本発明転写箔は、その転写層が上記した微細エンボスを
有する耐熱樹脂層の他に、金属薄膜層、絵柄層及び接着
層等を有するものが挙げられる。これらの層は各々耐熱
樹脂層と単独に組み合わせて転写層とすることも可能で
あり、また、これらの2種以上を耐熱樹脂層と組み合わ
せて転写層とすることも可能である。この様な構成を有
する転写層とすることにより、より装飾性が増大する。
第3図に示す実施例は、転写層3として耐熱樹脂層5の
他に金属薄膜層8、絵柄層9及び接着層10を有するもの
である。金属薄膜層8はアルミニウム、クロム等の金属
を100〜800Åの厚さで真空蒸着、イオンプレーティン
グ、スパッタリング等の方法で形成した層であり、この
薄膜層8は部分的に設けた層であっても良い。
又、絵柄層9は一般の絵柄等が印刷形成される層であ
り、アクリル系樹脂、繊維素系樹脂、ブチラール樹脂、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、酢酸ビニル樹
脂、ウレタン樹脂等のビヒクルを用いて、グラビア印
刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷等の既知の印
刷法にて形成される。
又、接着層10としては、例えば、アクリル系樹脂、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩素化オレフィン樹
脂、ウレタン樹脂、メラミン系樹脂、酢酸ビニル樹脂、
ポリビニルブチラール樹脂の単独或いは組み合わせの複
合樹脂が使用できる。
又、本発明では、耐熱性フィルムと転写層との間に剥離
層を設けることも可能である。剥離層を設けることによ
り、転写箔の転写を行った際に耐熱性フィルムから転写
層が容易に剥離することが可能となり、又、剥離層が転
写された転写層の保護効果を発揮する。剥離層は転写層
が耐熱性樹脂層のみからなる場合も、耐熱樹脂層と他の
層との組み合わせにより構成される場合であっても設け
ることができる。
第4図に示す実施例は耐熱性フィルム2と、転写層3と
の間に剥離層11を設けた場合を示すものである。同図に
おける転写層3は、耐熱性樹脂層5の表面に部分的にエ
ンボス面4を設け、各エンボス面4に絵柄層9、金属薄
膜層8を設け、更に接着層10を全面に設けてなる構成を
有するものである。剥離層11としては、アクリル樹脂、
繊維素系樹脂、プチラール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体樹脂等の耐熱性フィルム2と離型性の優れた
樹脂が使用可能である。
次に、具体的実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明す
る。
実施例1 2軸延伸ポリエステルフィルム25μmにメチルメタクリ
レートを主成分とする剥離層を2μmの厚みで施す。次
にウレタン樹脂と繊維素樹脂を7:3の重量比で混ぜた耐
熱性樹脂層を厚み10μmで施す。しかる後、ピッチ50μ
m、深さ10μmの平行線を有するエンボス版で耐熱性樹
脂層に微細エンボスを150℃,30kg/cm2の圧力で5分間加
熱した。しかる後、該エンボス面にアルミ蒸着を500Å
の厚みで施した。この蒸着面に塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体及びアクリル樹脂のブレンドからなる接着層を
厚み3μmで塗布し転写箔を得た。得られた転写箔を塩
化ビニル樹脂板に200℃のロール転写をしたところ、光
彩色を発する転写板が得られる。
実施例2 実施例1において、耐熱性樹脂層としてアミノアルキッ
ド樹脂と繊維素系樹脂を7:3の重量比でブレンドしてな
る樹脂を10μmで厚で施し、150℃,30秒の加熱硬化後、
アルミ蒸着を400Åの厚みで施した、しかる後、実施例
1と同様のエンボス版で同様の加工条件でエンボスを実
施した。しかる後、実施例1と同様の接着剤を塗布して
同様の転写箔を得た。得られた転写箔を実施例1と同様
に塩化ビニル樹脂版に転写したところ、光彩色を発する
転写板が得られた。
〔発明の効果〕
以上説明した如く、本発明転写箔は微小間隔に平行配列
した複数の溝からなる微細エンボス面が設けられた耐熱
性樹脂層を有する為、この微細エンボス面により透過光
或いは反射光の光線角度を異ならしめることが可能であ
り、その結果が光彩色を観賞することのできる意匠性に
優れた精密な微細エンボスを容易に転写できるものであ
る。
又、平行配列した微細エンボス群を少なくとも2群以上
設け、各々が異なった方向性を有する如く設けた場合に
は更に意匠性が向上する。
又、耐熱性樹脂層を3次元架橋し得る材質から構成する
ことにより、転写層の画像の鮮明化を図ることができ
る。
又、転写層を微細エンボスを有する耐熱樹脂層の他に金
属薄膜層、絵柄層、接着層のいずれか若しくはそれら2
種以上を組み合わせた層で形成した場合にはエンボス面
の効果の外、金属光沢、模様等により意匠効果を更に向
上することができ、又、接着層により、転写層を簡便か
つ確実に被転写体に接着することができるものである。
又、耐熱フィルムと転写層との間に剥離層を設けた場合
には耐熱フィルムから転写層をより容易に剥離すること
ができ、又、剥離層による転写面の表面保護効果も有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は転写箔を示す縦断面図、第2図は微細エンボス
面における溝の断面形状を示す一部拡大平面図、第3図
は転写層がエンボス面を有する耐熱性樹脂層、金属薄膜
層、絵柄層及び接着層から構成されてなる転写箔を示す
縦断面図、第4図は耐熱性フィルムと転写層との間に剥
離層を設けてなる転写箔を示す縦断面図である。 1……転写箔、2……耐熱性フィルム、3……転写層、
4……エンボス面 5……耐熱性樹脂層、8……金属薄膜層、9……絵柄
層、10……接着層、11……剥離層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耐熱性フィルム表面に転写層を設けてなる
    転写箔において、表面に相互が微小間隔に平行配列した
    複数の溝からなる微細エンボスが設けられた耐熱性樹脂
    層を転写層として耐熱性フィルム表面に設けてなること
    を特徴とする転写箔。
  2. 【請求項2】耐熱性樹脂層が3次元架橋し得る材質から
    なる請求項1に記載の転写箔。
  3. 【請求項3】平行配列した微細エンボス群が少なくとも
    2群以上あり、その各々が異なった方向性を有する請求
    項1又は2に記載の転写箔。
  4. 【請求項4】転写層が上記微細エンボスを有する耐熱性
    樹脂層の他に金属薄膜層、絵柄層及び接着層のいずれか
    若しくはそれら2種以上を組み合わせた層である請求項
    1〜3のいずれかに記載の転写箔。
  5. 【請求項5】耐熱性フィルムと転写層との間に剥離層を
    設けてなる請求項1〜4のいずれかに記載の転写箔。
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