JPH0745198Y2 - 食品蒸練機 - Google Patents

食品蒸練機

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JPH0745198Y2
JPH0745198Y2 JP1993039970U JP3997093U JPH0745198Y2 JP H0745198 Y2 JPH0745198 Y2 JP H0745198Y2 JP 1993039970 U JP1993039970 U JP 1993039970U JP 3997093 U JP3997093 U JP 3997093U JP H0745198 Y2 JPH0745198 Y2 JP H0745198Y2
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JP
Japan
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outlet
lid
dough
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small amount
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Application number
JP1993039970U
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English (en)
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JPH075391U (ja
Inventor
直人 青木
Original Assignee
有限会社フジ
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Publication date
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  • Commercial Cooking Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば新粉、求肥粉、
魚肉等の食品材料の混合、練込み、蒸練等を行って生地
を製造するための食品蒸練機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の食品蒸練機は、横向きの
生地取出口が形成され、内部に撹拌翼を有する蒸練機本
体と、該蒸練機本体に設けられ、生地取出口を開閉自在
に施蓋する蓋体とから大略構成してある。
【0003】そして、蒸練機本体内で食品材料の混合、
練込み、蒸練(以下蒸練と総称する)を行った後は、蓋
体を開放して生地を容器等に取出すようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、生地を製造
する場合蒸練機本体内に容積の9割程度まで食品材料を
入れており、製造された生地は流動性と粘着性を有して
いる。そして、生地取出口は蒸練機本体の側方全面に開
口形成してあることから、従来の食品蒸練機には次のよ
うな欠点がある。
【0005】第1に、生地を取出すべく蓋体を開くと、
一時に大量の生地が流出してくるため、大きな容器を生
地取出口の下側に配置しておかなければならず、作業性
が悪い。
【0006】第2に、上記の如く一時に大量の生地が流
出するため、生地取出口の口縁に生地が広範囲に付着し
てしまう結果、付着した生地の除去作業に手間が掛るこ
とである。
【0007】第3に、必要なだけの量の生地を随時取出
すことができないことである。
【0008】本考案は上述した従来技術の諸欠点に鑑み
なされたもので、生地の全部を一時に取出すことも、必
要な量の生地を随時取出すこともでき、また、生地取出
し作業の作業性にも優れている食品蒸練機を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために構成された本考案は、横向きの生地取出口が形成
された蒸練機本体と、該蒸練機本体に設けられ、前記生
地取出口を開閉自在に施蓋する蓋体を有する食品蒸練機
において、前記蓋体には前記生地取出口の下部側の位置
に対応して少量取出口を設けると共に、該少量取出口内
に進入して密閉する密閉用ピストンを進退自在に備え、
該少量取出口を開閉自在に施蓋する取出口密閉蓋を設け
たものからなる。
【0010】
【作用】蒸練機本体内で蒸練等の方法により製造した生
地は、蓋体に設けた少量取出口から必要量だけ取出す。
少量取出口を開閉する取出口密閉蓋に進退自在に設けた
密閉用ピストンが、蒸練時に少量取出口内に進入して閉
塞する。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき詳述す
る。図において、1は横向きの円胴状に形成された蒸練
機本体を示す。該蒸練機本体1は軸方向一側の奥部が閉
塞され、他側開口は生地取出口1Aになっており、内側
には撹拌翼(図示せず)が設けてある。
【0012】2は前記蒸練機本体1に蝶着された蓋体
で、該蓋体2は前記生地取出口1Aを開閉可能に施蓋し
て密閉できるようになっている。
【0013】3は前記蓋体2の下部寄りの位置に設けた
少量取出口を示す。該少量取出口3は蓋体2に形成した
小径の開口部4と、該開口部4に軸方向一端側を嵌合し
た状態で蓋体2に突設され、軸方向両端側に一側フラン
ジ5A及び他側フランジ5Bを有する中空筒体からなる
シリンダ5とから構成してある。そして、シリンダ5は
内周面5Cの最下部が蒸練機本体1の内周面1Bの最下
部と同一直線上に位置している。
【0014】また、他側フランジ5Bの外周側には後述
する取出口密閉蓋7を締着するための締付けねじ6が螺
着してある。
【0015】他方、7は少量取出口3を開閉可能に密閉
する取出口密閉蓋を示す。8は該取出口密閉蓋7を構成
する回動支持板で、該回動支持板8は中央にケース嵌合
穴8Aを有し、外周側に張出部8Bを有する略円板状を
なしており、該張出部8Bの下端は当接面8Cになり、
該当接面8Cより内側には略U字状のピン嵌合凹部8D
が形成してある。また、回動支持板8の外縁側には傾斜
面からなる生地切取用カット面8Eが形成してある。
【0016】上述した回動支持板8はピン嵌合凹部8D
の径方向他側の位置で、シリンダ5の他側フランジ5B
に取付ピン9を介して取着されており、図3中矢示A、
B方向に回動可能になっている。
【0017】10は前記ケース嵌合穴8Aに軸方向一端
側が嵌合固着されたピストンケースを示す。該ピストン
ケース10は軸方向一側がシリンダ5と同じ内径に形成
され、段部10Aを介して軸方向他側が若干大径に形成
された円筒体からなっており、段部10Aの近傍に位置
して回り止めピン11が径方向内側に突設してある。1
2は前記ピストンケース10の軸方向他端側に嵌着した
円環状の蓋板、13は該蓋板12に嵌合し、ねじ14、
14、・・・によって締着したカラーを示し、該カラー
13は一対の二つ割体13A、13Aからなっている。
【0018】15は前記カラー13に挿通した状態で回
動可能に支持されたピストン駆動軸で、該ピストン駆動
軸15の軸方向一側はピストンケース10内に突出し、
外周側が雄ねじ部15Aになっている。他方、カラー1
3から外側に突出したピストン駆動軸15の他端側には
回動操作用ハンドル16が取着してある。
【0019】17は前記ピストンケース10に摺動可能
に挿装され、前記ピストン駆動軸15によって進退自在
になった密閉用ピストンを示す。18は該密閉用ピスト
ン17を構成するピストン本体で、該ピストン本体18
は軸方向一側が閉塞面18Aになり、他側内周に雌ねじ
部18Bを有する円筒体からなり、上部外周側には回り
止めピン11が摺嵌するキー溝18Cが凹設してある。
19はピストン本体18の雌ねじ部18Bに螺着した蓋
部を示し、該蓋部19はシリンダ5の内周面を摺動する
鍔部19Aの一側面が前記段部10Aと当接するストッ
パ面19Bになっており、中心にはピストン駆動軸15
の雄ねじ部15Aと噛合する雌ねじ部19Cが形成して
ある。
【0020】かくして、本実施例の取出口密閉蓋7は、
回動支持板8と、該回動支持板8に突設され、回り止め
ピン11が内側に突出したピストンケース10と、該ピ
ストンケース10に取着した蓋部12と、該蓋部12に
取着したカラー13と、該カラー13に回動自在に支持
され、回動操作用ハンドル16によって回転駆動される
ピストン駆動軸15と、該ピストン駆動軸15と噛合
し、ピストンケース10からシリンダ5内にかけて進退
する密閉用ピストン17とから構成してある。
【0021】そして、上記取出口密閉蓋7は、回動支持
板8に取着した開閉用ハンドル20によって回動操作す
るようになっており、外側フランジ5Bに設けたストッ
パ片21に取出口密閉蓋7の当接面8Cが当接して位置
決めされる。
【0022】本実施例は上述の如く構成されるが、次に
その作動について説明する。まず、蒸練機本体1で生地
を蒸練する場合は、生地取出口1Aを蓋体2で密閉する
と共に、少量取出口3を取出口密閉蓋7で密閉し、回動
操作用ハンドル16を図3中時計方向に回転操作する。
ピストン駆動軸15の回転に伴って密閉用ピストン17
は少量取出口3内に進入し、ピストンケーシング10の
段部10Aにストッパ面19Bが当接することにより、
密閉用ピストン17は少量取出口3内を完全に閉塞し、
閉塞面18Aは蓋体2の内面と同一平面を形成する(図
4参照)。最後に、締付ねじ6により取出口密閉蓋7を
固定する。
【0023】他方、蒸練した生地を取出す場合は、回動
操作用ハンドル16を反時計方向に回転し、密閉用ピス
トン17をピストンケース10内に完全に後退させる。
しかる後、少量取出口3の下方に容器を配置し、締付ね
じ6を緩めて取出口密閉蓋7を図3中矢示A方向に回転
させて少量取出口3を開放させることにより、生地を流
出させる。所望量の生地を容器に受けたら、取出口密閉
蓋7を矢示B方向に回転させることにより、回動支持板
8のカット面8Eのある部分で生地を切断すると共に、
少量取出口3を速やかに施蓋する。
【0024】叙上の如くして、必要量の生地を順次取出
すことにより蒸練機本体1内の生地の残量が少なくなっ
たら、蓋体2を開いても生地が流出することがないか
ら、適宜の道具を用いて残っている生地を掻き出せばよ
い。
【0025】本実施例によれば、蒸練機本体1の内周面
1Bの最下部とシリンダ5の内周面5Cの最下部とを同
一直線上に位置させたから、蒸練機本体1内の生地の残
量を可及的に少なくすることができ、蓋体2を開いた時
の生地の流出を防止できる。
【0026】また、取出口密閉蓋7の回動支持板8には
カット面8Eを形成したから、粘性のある生地を円滑に
切断できるし、回動支持板8に付着する生地の量を最小
限にすることができる。
【0027】
【考案の効果】本考案は以上詳述した如くであって、下
記の諸効果を奏する。
【0028】(1)食品蒸練機の蓋体に少量取出口と少
量取出口を開閉する取出口密閉蓋を設けたから、所望量
の生地を随時取出すことができる。
【0029】(2)上記(1)と同じ理由により、生地
を取出す際蓋体を開蓋する必要がないから、生地が一時
に大量に流出する事態を解消することができ、取出作業
及び生地取出口に付着した生地の除去作業等の作業性を
向上できる。
【0030】(3)少量取出口内は密閉用ピストンで密
閉するように構成したから、食品材料が少量取出口内に
蒸練されずに残留することもなく、食品材料を均一に蒸
練することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る食品蒸練機の部分傾斜図
である。
【図2】少量取出口と密閉用ピストンを後退させた取出
口密閉蓋の構造を示す縦断面図である。
【図3】図2中のIII−III矢示方向断面図であ
る。
【図4】少量取出口を密閉用ピストンで閉塞した状態に
ある取出口密閉蓋の縦断面図である。
【符号の説明】
1 蒸練機本体 1A 生地取出口 2 蓋体 3 少量取出口 7 取出口密閉蓋 17 密閉用ピストン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横向きの生地取出口が形成された蒸練機
    本体と、該蒸練機本体に設けられ、前記生地取出口を開
    閉自在に施蓋する蓋体を有する食品蒸練機において、前
    記蓋体には前記生地取出口の下部側の位置に対応して少
    量取出口を設けると共に、該少量取出口内に進入して密
    閉する密閉用ピストンを進退自在に備え、該小量取出口
    を開閉自在に施蓋する取出口密閉蓋を設けたことを特徴
    とする食品蒸練機。
JP1993039970U 1993-06-25 1993-06-25 食品蒸練機 Expired - Lifetime JPH0745198Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993039970U JPH0745198Y2 (ja) 1993-06-25 1993-06-25 食品蒸練機

Applications Claiming Priority (1)

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JP1993039970U JPH0745198Y2 (ja) 1993-06-25 1993-06-25 食品蒸練機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH075391U JPH075391U (ja) 1995-01-27
JPH0745198Y2 true JPH0745198Y2 (ja) 1995-10-18

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ID=12567819

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