JPH075391U - 食品蒸練機 - Google Patents

食品蒸練機

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JPH075391U
JPH075391U JP039970U JP3997093U JPH075391U JP H075391 U JPH075391 U JP H075391U JP 039970 U JP039970 U JP 039970U JP 3997093 U JP3997093 U JP 3997093U JP H075391 U JPH075391 U JP H075391U
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outlet
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small
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Inventor
直人 青木
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有限会社フジ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蒸練等をした生地の全部を一時に取出すこと
も必要量だけ随時取り出すこともでき、また取出し作業
の作業性が良い。 【構成】 蒸練機本体1は横向きの生地取出口1Aを有
し、生地取出口1Aは蓋体2によって開閉自在になって
いる。蓋体2の下部側には小径の少量取出口3が設けて
あり、少量取出口3は蓋体2に形成した開口部4とシリ
ンダ5とから構成してある。蓋体2には少量取出口3を
開閉する取出口密閉蓋7が設けてある。取出口密閉蓋7
のピストンケース10はピストン駆動軸15によって進
退する密閉用ピストン17を備えており、密閉用ピスト
ン17はピストンケース10からシリンダ5内にかけて
進退する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば新粉、求肥粉、魚肉等の食品材料の混合、練込み、蒸練等を 行って生地を製造するための食品蒸練機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の食品蒸練機は、横向きの生地取出口が形成され、内部に撹拌翼 を有する蒸練機本体と、該蒸練機本体に設けられ、生地取出口を開閉自在に施蓋 する蓋体とから大略構成してある。
【0003】 そして、蒸練機本体内で食品材料の混合、練込み、蒸練(以下蒸練と総称する )を行った後は、蓋体を開放して生地を容器等に取出すようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、生地を製造する場合蒸練機本体内に容積の9割程度まで食品材料を 入れており、製造された生地は流動性と粘着性を有している。そして、生地取出 口は蒸練機本体の側方全面に開口形成してあることから、従来の食品蒸練機には 次のような欠点がある。
【0005】 第1に、生地を取出すべく蓋体を開くと、一時に大量の生地が流出してくるた め、大きな容器を生地取出口の下側に配置しておかなければならず、作業性が悪 い。
【0006】 第2に、上記の如く一時に大量の生地が流出するため、生地取出口の口縁に生 地が広範囲に付着してしまう結果、付着した生地の除去作業に手間が掛ることで ある。
【0007】 第3に、必要なだけの量の生地を随時取出すことができないことである。
【0008】 本考案は上述した従来技術の諸欠点に鑑みなされたもので、生地の全部を一時 に取出すことも、必要な量の生地を随時取出すこともでき、また、生地取出し作 業の作業性にも優れている食品蒸練機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために構成された本考案は、横向きの生地取出口が形 成された蒸練機本体と、該蒸練機本体に設けられ、前記生地取出口を開閉自在に 施蓋する蓋体を有する食品蒸練機において、前記蓋体には前記生地取出口の下部 側の位置に対応して少量取出口を設けると共に、該少量取出口内に進入して密閉 する密閉用ピストンを進退自在に備え、該少量取出口を開閉自在に施蓋する取出 口密閉蓋を設けたものからなる。
【0010】
【作用】
蒸練機本体内で蒸練等の方法により製造した生地は、蓋体に設けた少量取出口 から必要量だけ取出す。少量取出口を開閉する取出口密閉蓋に進退自在に設けた 密閉用ピストンが、蒸練時に少量取出口内に進入して閉塞する。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳述する。 図において、1は横向きの円胴状に形成された蒸練機本体を示す。該蒸練機本 体1は軸方向一側の奥部が閉塞され、他側開口は生地取出口1Aになっており、 内側には撹拌翼(図示せず)が設けてある。
【0012】 2は前記蒸練機本体1に蝶着された蓋体で、該蓋体2は前記生地取出口1Aを 開閉可能に施蓋して密閉できるようになっている。
【0013】 3は前記蓋体2の下部寄りの位置に設けた少量取出口を示す。該少量取出口3 は蓋体2に形成した小径の開口部4と、該開口部4に軸方向一端側を嵌合した状 態で蓋体2に突設され、軸方向両端側に一側フランジ5A及び他側フランジ5B を有する中空筒体からなるシリンダ5とから構成してある。そして、シリンダ5 は内周面5Cの最下部が蒸練機本体1の内周面1Bの最下部と同一直線上に位置 している。
【0014】 また、他側フランジ5Bの外周側には後述する取出口密閉蓋7を締着するため の締付けねじ6が螺着してある。
【0015】 他方、7は少量取出口3を開閉可能に密閉する取出口密閉蓋を示す。8は該取 出口密閉蓋7を構成する回動支持板で、該回動支持板8は中央にケース嵌合穴8 Aを有し、外周側に張出部8Bを有する略円板状をなしており、該張出部8Bの 下端は当接面8Cになり、該当接面8Cより内側には略U字状のピン嵌合凹部8 Dが形成してある。また、回動支持板8の外縁側には傾斜面からなる生地切取用 カット面8Eが形成してある。
【0016】 上述した回動支持板8はピン嵌合凹部8Dの径方向他側の位置で、シリンダ5 の他側フランジ5Bに取付ピン9を介して取着されており、図3中矢示A、B方 向に回動可能になっている。
【0017】 10は前記ケース嵌合穴8Aに軸方向一端側が嵌合固着されたピストンケース を示す。該ピストンケース10は軸方向一側がシリンダ5と同じ内径に形成され 、段部10Aを介して軸方向他側が若干大径に形成された円筒体からなっており 、段部10Aの近傍に位置して回り止めピン11が径方向内側に突設してある。 12は前記ピストンケース10の軸方向他端側に嵌着した円環状の蓋板、13は 該蓋板12に嵌合し、ねじ14、14、・・・によって締着したカラーを示し、 該カラー13は一対の二つ割体13A、13Aからなっている。
【0018】 15は前記カラー13に挿通した状態で回動可能に支持されたピストン駆動軸 で、該ピストン駆動軸15の軸方向一側はピストンケース10内に突出し、外周 側が雄ねじ部15Aになっている。他方、カラー13から外側に突出したピスト ン駆動軸15の他端側には回動操作用ハンドル16が取着してある。
【0019】 17は前記ピストンケース10に摺動可能に挿装され、前記ピストン駆動軸1 5によって進退自在になった密閉用ピストンを示す。18は該密閉用ピストン1 7を構成するピストン本体で、該ピストン本体18は軸方向一側が閉塞面18A になり、他側内周に雌ねじ部18Bを有する円筒体からなり、上部外周側には回 り止めピン11が摺嵌するキー溝18Cが凹設してある。19はピストン本体1 8の雌ねじ部18Bに螺着した蓋部を示し、該蓋部19はシリンダ5の内周面を 摺動する鍔部19Aの一側面が前記段部10Aと当接するストッパ面19Bにな っており、中心にはピストン駆動軸15の雄ねじ部15Aと噛合する雌ねじ部1 9Cが形成してある。
【0020】 かくして、本実施例の取出口密閉蓋7は、回動支持板8と、該回動支持板8に 突設され、回り止めピン11が内側に突出したピストンケース10と、該ピスト ンケース10に取着した蓋部12と、該蓋部12に取着したカラー13と、該カ ラー13に回動自在に支持され、回動操作用ハンドル16によって回転駆動され るピストン駆動軸15と、該ピストン駆動軸15と噛合し、ピストンケース10 からシリンダ5内にかけて進退する密閉用ピストン17とから構成してある。
【0021】 そして、上記取出口密閉蓋7は、回動支持板8に取着した開閉用ハンドル20 によって回動操作するようになっており、外側フランジ5Bに設けたストッパ片 21に取出口密閉蓋7の当接面8Cが当接して位置決めされる。
【0022】 本実施例は上述の如く構成されるが、次にその作動について説明する。 まず、蒸練機本体1で生地を蒸練する場合は、生地取出口1Aを蓋体2で密閉 すると共に、少量取出口3を取出口密閉蓋7で密閉し、回動操作用ハンドル16 を図3中時計方向に回転操作する。ピストン駆動軸15の回転に伴って密閉用ピ ストン17は少量取出口3内に進入し、ピストンケーシング10の段部10Aに ストッパ面19Bが当接することにより、密閉用ピストン17は少量取出口3内 を完全に閉塞し、閉塞面18Aは蓋体2の内面と同一平面を形成する(図4参照 )。最後に、締付ねじ6により取出口密閉蓋7を固定する。
【0023】 他方、蒸練した生地を取出す場合は、回動操作用ハンドル16を反時計方向に 回転し、密閉用ピストン17をピストンケース10内に完全に後退させる。しか る後、少量取出口3の下方に容器を配置し、締付ねじ6を緩めて取出口密閉蓋7 を図3中矢示A方向に回転させて少量取出口3を開放させることにより、生地を 流出させる。所望量の生地を容器に受けたら、取出口密閉蓋7を矢示B方向に回 転させることにより、回動支持板8のカット面8Eのある部分で生地を切断する と共に、少量取出口3を速やかに施蓋する。
【0024】 叙上の如くして、必要量の生地を順次取出すことにより蒸練機本体1内の生地 の残量が少なくなったら、蓋体2を開いても生地が流出することがないから、適 宜の道具を用いて残っている生地を掻き出せばよい。
【0025】 本実施例によれば、蒸練機本体1の内周面1Bの最下部とシリンダ5の内周面 5Cの最下部とを同一直線上に位置させたから、蒸練機本体1内の生地の残量を 可及的に少なくすることができ、蓋体2を開いた時の生地の流出を防止できる。
【0026】 また、取出口密閉蓋7の回動支持板8にはカット面8Eを形成したから、粘性 のある生地を円滑に切断できるし、回動支持板8に付着する生地の量を最小限に することができる。
【0027】
【考案の効果】
本考案は以上詳述した如くであって、下記の諸効果を奏する。
【0028】 (1)食品蒸練機の蓋体に少量取出口と少量取出口を開閉する取出口密閉蓋を設 けたから、所望量の生地を随時取出すことができる。
【0029】 (2)上記(1)と同じ理由により、生地を取出す際蓋体を開蓋する必要がない から、生地が一時に大量に流出する事態を解消することができ、取出作業及び生 地取出口に付着した生地の除去作業等の作業性を向上できる。
【0030】 (3)少量取出口内は密閉用ピストンで密閉するように構成したから、食品材料 が少量取出口内に蒸練されずに残留することもなく、食品材料を均一に蒸練する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る食品蒸練機の部分傾斜図
である。
【図2】少量取出口と密閉用ピストンを後退させた取出
口密閉蓋の構造を示す縦断面図である。
【図3】図2中のIII−III矢示方向断面図であ
る。
【図4】少量取出口を密閉用ピストンで閉塞した状態に
ある取出口密閉蓋の縦断面図である。
【符号の説明】
1 蒸練機本体 1A 生地取出口 2 蓋体 3 少量取出口 7 取出口密閉蓋 17 密閉用ピストン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横向きの生地取出口が形成された蒸練機
    本体と、該蒸練機本体に設けられ、前記生地取出口を開
    閉自在に施蓋する蓋体を有する食品蒸練機において、前
    記蓋体には前記生地取出口の下部側の位置に対応して少
    量取出口を設けると共に、該少量取出口内に進入して密
    閉する密閉用ピストンを進退自在に備え、該小量取出口
    を開閉自在に施蓋する取出口密閉蓋を設けたことを特徴
    とする食品蒸練機。
JP1993039970U 1993-06-25 1993-06-25 食品蒸練機 Expired - Lifetime JPH0745198Y2 (ja)

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JP1993039970U JPH0745198Y2 (ja) 1993-06-25 1993-06-25 食品蒸練機

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JPH075391U true JPH075391U (ja) 1995-01-27
JPH0745198Y2 JPH0745198Y2 (ja) 1995-10-18

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