JPH0745084A - 不揮発性メモリの書込み制御方法 - Google Patents

不揮発性メモリの書込み制御方法

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JPH0745084A
JPH0745084A JP18807493A JP18807493A JPH0745084A JP H0745084 A JPH0745084 A JP H0745084A JP 18807493 A JP18807493 A JP 18807493A JP 18807493 A JP18807493 A JP 18807493A JP H0745084 A JPH0745084 A JP H0745084A
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JP
Japan
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data
write
address
writing
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Pending
Application number
JP18807493A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kusaka
弘幸 日下
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用される不揮発性メモリへのデータ書込ア
ドレスを指定すると共に、その書込み回数を制御するこ
とにより、書込回数制限を回避することが可能となる不
揮発性メモリの書込制御方法を提供することを目的とし
ている。 【構成】 書込み回数制限のある不揮発性メモリに対し
て、連続してデータを書き込んでゆく場合に、データの
書込アドレスを指定して、データの書込を行うと共に、
データの書込回数をカウントして、書込回数制限を管理
すると共に、書込回数制限を越えた場合に、データの書
込アドレスを新たに指定して、データの書込を継続でき
る構成とした不揮発性メモリの書込制御方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話装置等で使用
される書込み回数制限のある不揮発性メモリに対して、
通話料金データのように、所定の時間間隔で累積されて
ゆくデータを連続して書込んでゆく場合における不揮発
性メモリの書込み制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の携帯電話装置で使用され
る不揮発性メモリに書き込まれるデータ内容の例を示す
メモリマップである。ここで使用される不揮発性メモリ
(電源をオフしても内容が失われないメモリーのことで
ある)に対してデータを書き込む場合には、従来より、
メモリ領域における書込みアドレスを指定して行われる
ようになっている。この例では、バイト単位でデータが
書き込まれ、アドレスXで指定されるメモリ領域に対し
て「累積通話時間」に関するデータが書き込まれ、アド
レスX+1で指定されるメモリ領域に対して「累積通話
料金」に関するデータが書き込まれ、アドレスX+3で
指定されるメモリ領域に対して「シークレット番号」の
データが書き込まれ、アドレスX+5で指定されるメモ
リ領域に対して「電話帳データ(宛先と電話番号等のデ
ータ)」が書き込まれ、アドレスX+(n−2)で指定
されるメモリ領域に対して「リダイアル番号」のデータ
が書き込まれるようになっている。また、上記「累積通
話料金」に関するデータ書込みについては、所定時間
(例えば10秒)毎に行われるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した不
揮発性メモリの指定された同一アドレスのメモリ領域に
対して行うデータの書込み制限回数は、通常、1万〜1
0万回程度となっている。このため、例えば、10秒毎
に累積通話料金データ等の変数を書き換えてゆく場合に
は、1日当たり45分程度の通話をするものとして、1
0万回の書込み制限がある不揮発性メモリを使用する
と、この不揮発性メモリは、約1年ぐらいで寿命が来て
しまう。即ち、(60秒÷10秒)×45分×365日
=98550回/年で約10万回となり、該不揮発性メ
モリは約1年ぐらいで寿命が来てしまうのである。当
然、1日当たりの通話時間を更に長くした場合には、更
に、その寿命を短くしてしまうことになる。
【0004】携帯電話装置の一般的な使われ方を考えた
場合、その商品性能としての寿命は、5〜15年程度が
必要であろうが、上述した理由によって、その使用頻度
が高くなればなる程、不揮発性メモリの寿命を早めてし
まうという不具合は、どうしても避けられなくなってし
まう。本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであ
り、使用される不揮発性メモリへのデータ書込みアドレ
スを指定すると共に、その書込み回数を制御することに
より、書込み回数制限を回避することが可能となる不揮
発性メモリの書込み制御方法を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本請求項1記載の発明は、書込み回数に制限のある
不揮発性メモリに対して連続してデータを書き込む場合
の書込み制御方法であって、前記不揮発性メモリが、連
続して書き込んでゆくデータを格納する複数のデータ格
納領域と、各データ格納領域についてのデータの書込み
回数を格納する複数のデータ書込み回数格納領域と、各
データ格納領域及び各データ書込み回数格納領域につい
ての書込みアドレスを指定するデータを格納するアドレ
ス指定データ格納領域とを備える一方、前記アドレス指
定データ格納領域にアドレス指定データを書き込むアド
レス指定データ書き込み手段と、前記データ格納領域に
データを書き込む回数をカウントする書き込む回数カウ
ント手段と、前記アドレス指定データ格納領域に格納さ
れたアドレス指定データに基づいて書込みアドレスを決
定し、前記データ格納領域に対するデータの書込み、並
びに、前記データ書込み回数格納領域に対するデータ書
込み回数の書込みを制御する第1の書込み制御手段と、
データ書込み回数が制限値を越えたか否かを判断するデ
ータ書込み回数判断手段と、前記データ書込み回数判断
手段により書込み回数が制限値を越えたと判断された場
合に、前記アドレス指定データ格納領域に格納されたア
ドレス指定データに基づいて新たな書込みアドレスを決
定して、現書込みデータを移行すると共に、前記データ
格納領域に対する次順のデータ書込み、並びに、前記デ
ータ書込み回数格納領域に対する新たなデータ書込み回
数の書込みを制御する第2の書込み制御手段とを備えた
ことを特徴としている。
【0006】また、本請求項2に記載の発明は、上記請
求項1に記載の発明であって、前記アドレス指定データ
書き込み手段は、データの書込みが発生した場合に、前
記アドレス指定データを前記アドレス指定データ格納領
域に書込み、更に、前記データ書込み回数判断手段によ
り書込み回数が制限値を越えたと判断された場合に、新
たなアドレス指定データを、前記アドレス指定データ格
納領域に書込むことを特徴としている。
【0007】また、本請求項3に記載の発明は、上記請
求項2に記載の発明であって、前記アドレス指定データ
書き込み手段が書き込む前記アドレス指定データは、0
から始まる各整数値が順に書き込まれることを特徴とし
ている。また、本請求項4に記載の発明は、上記請求項
3に記載の発明であって、前記第1の書込み制御手段
は、前記データ格納領域に対するデータの書込みアドレ
スをZとし、前記アドレス指定データを書き込んだアド
レスをXとし、書き込んだ前記アドレス指定データをY
とし、定数をBとしたとき、計算式Z=X+(B+2)
×Y+1により、データ格納領域に対するデータの書込
みアドレスを決定すると共に、前記データ書込み回数格
納領域に対するデータ書込み回数の書込みアドレスをW
としたとき、計算式W=Z+Bにより、データ書込み回
数の書込みアドレスを決定することを特徴としている。
【0008】また、本請求項5に記載の発明は、上記請
求項4に記載の発明であって、前記定数Bは、データの
書込みがバイト単位で行われる場合に1に設定され、デ
ータの書込みがワード単位で行われる場合に2に設定さ
れることを特徴としている。
【0009】
【作用】上記構成によれば、書込み回数に制限のある不
揮発性メモリには、連続して書き込んでゆくデータを格
納する複数のデータ格納領域と、各データ格納領域につ
いてのデータの書込み回数を格納する複数のデータ書込
み回数格納領域と、各データ格納領域及び各データ書込
み回数格納領域についての書込みアドレスを指定するデ
ータを格納するアドレス指定データ格納領域とが設けら
れている。
【0010】そして、アドレス指定データ書き込み手段
によって、前記アドレス指定データ格納領域にアドレス
指定データが書き込まれる。また、書き込む回数カウン
ト手段によって、前記データ格納領域にデータを書き込
む回数がカウントされる。また、第1の書込み制御手段
によって、前記アドレス指定データ格納領域に格納され
たアドレス指定データに基づいて書込みアドレスが決定
され、前記データ格納領域に対するデータの書込み、並
びに、前記データ書込み回数格納領域に対するデータ書
込み回数の書込みが制御される。
【0011】一方、データ書込み回数判断手段によっ
て、データ書込み回数が制限値を越えたか否かの判断が
なされる。そして、前記データ書込み回数判断手段によ
って書込み回数が制限値を越えたと判断された場合に
は、第2の書込み制御手段によって、前記アドレス指定
データ格納領域に格納されたアドレス指定データに基づ
いて新たな書込みアドレスが決定され、現書込みデータ
が該新たな書込みアドレスのデータ格納領域に移行さ
れ、前記データ格納領域に対する次順のデータ書込み、
並びに、前記データ書込み回数格納領域に対する新たな
データ書込み回数の書込みが制御される。
【0012】また、上記アドレス指定データ書き込み手
段では、データの書込みが発生した場合に、前記アドレ
ス指定データを前記アドレス指定データ格納領域に書込
み、更に、前記データ書込み回数判断手段により書込み
回数が制限値を越えたと判断された場合に、新たなアド
レス指定データを、前記アドレス指定データ格納領域に
書込むようになっている。
【0013】また、上記アドレス指定データ書き込み手
段が書き込む前記アドレス指定データとしては、0から
始まる各整数値が順に書き込まれるようになっている。
また、上記第1の書込み制御手段では、前記データ格納
領域に対するデータの書込みアドレスをZとし、前記ア
ドレス指定データを書き込んだアドレスをXとし、書き
込んだ前記アドレス指定データをYとし、定数をBとし
たとき、計算式Z=X+(B+2)×Y+1によって、
データ格納領域に対するデータの書込みアドレスを決定
し、前記データ書込み回数格納領域に対するデータ書込
み回数の書込みアドレスをWとしたとき、計算式W=Z
+Bによって、データ書込み回数の書込みアドレスを決
定するようになっている。
【0014】また、上記定数Bについては、データの書
込みがバイト単位で行われる場合には1に設定され、デ
ータの書込みがワード単位で行われる場合には2に設定
されるようになっている。以上のようにして、書込み回
数に制限のある不揮発性メモリに対して、連続してデー
タを書き込んでゆく場合に、指定された書込アドレスに
従って、データの書込が行われる。同時に、データの書
込回数がカウントされ、そのアドレスに対するデータ格
納領域に対する書込回数制限が管理される。そして、書
込回数制限を越えた場合には、データ格納領域における
新たな書込アドレスが指定され、今度は、その新たなデ
ータ格納領域に対してデータの書込が行われるようにな
る。その結果、不揮発性メモリに対して、連続してデー
タを書き込む場合の書込回数制限が回避される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面に従い具体
的に説明する。図1は、本発明にかかる不揮発性メモリ
の書込み制御方法が適用されるデジタル携帯電話装置の
構成を示すブロック図である。このデシタル携帯電話装
置の構成を、その全体の動作によって説明すると次のよ
うになる。
【0016】先ず、受信側では、アンテナから入力され
た高周波信号(以下、RF信号と言う)が、受信系RF
・IF部1に入力される。この受信系RF・IF部1で
は、RFフィルタとRFアンプによって入力された受信
RF信号だけが取り出されて増幅され、PLL周波数シ
ンセサイザー2から発せられる基準クロックと混合さ
れ、トランジスタの非直線部分を使って発生する周波数
スペクトラムの差分のみがIFフィルタとIFアンプに
よって取り出されるようになっている。なお、ここで取
り出された受信信号のことを、通常、中間周波数信号
(以下、IF信号と言う)と呼んでいる。
【0017】続いて、ゲートアレイやDSP(デジタル
シグナルプロセッサ)等で構成される復調器3にて、取
り出されたIF信号の検波が行われ(なお、一般に、デ
ジタル携帯電話装置では、π/4シフトQPSK復調が
行われるようになっている)、更に、TDMA処理回路
4にてTDMA処理される。そして、音声信号部分につ
いては、VSELP処理(音声信号の符号化処理のこ
と)された後、D/A変換回路5にてアナログ変換され
て音声処理回路6に入力される。音声処理回路6では、
入力されたアナログ信号の増幅やBPF制御によってイ
ンピーダンス変換が行われ、相手先からの呼出しに対し
てはリンガーを鳴動させ、また、相手先から送信されて
来た音声については、スピーカを通じて出力する。ま
た、メッセージ等の制御データについては、復調器3に
て復調された後、TDMA処理回路4にて復号や誤り訂
正等の処理がなされ、かかる制御データに基づいた処理
を制御部7が行うようになっている。
【0018】次に、送信側では、音声処理回路6にて、
マイクを通じて入力された音声信号(アナログ信号であ
る)を送信信号とするための処理がなされ、A/D変換
回路8でデジタル変換されてVSELP処理が行われ
る。続いて、TDMA処理回路9にてTDMA処理がな
され、更に、変調器10にてπ/4シフトQPSK変調
がかけられる。また、制御部7より発せられるメッセー
ジ等の送信データについては、TDMA処理回路9にて
TDMA処理がなされ、変調器10にてコード変換や誤
り訂正が行われる。
【0019】続いて、送信系RF・IF部9では、変調
信号をPLL周波数シンセサイザー2から発せられる基
準クロックと混合し、RFフィルタ及びRFアンプによ
って必要な周波数成分についての増幅を行って無線周波
数信号とした後、パワーアンプで電力増幅してアンテナ
に供給する。そして、アンテナから効率よく電波が空中
に放射される。
【0020】一方、上述したデータの送受信に供される
回路構成とは別に、制御部7は、各種のキー入力を行う
キー部12と、LEDやLCDで構成された表示部13
を制御するようになっている。更に、このデジタル携帯
電話装置には、同じく制御部7によって制御される累積
通話料金を連続して書き込むための不揮発性メモリ部1
4が設けられている。そして、この不揮発性メモリ部1
4は、データの格納領域を示すアドレスの指定を制御す
るアドレス制御部15と、データの格納領域であるデー
タ領域16と、データ書込み回数をカウントするカウン
タ部17とから構成されている。また、該不揮発性メモ
リ部14とは別に、同じく制御部7によって制御される
ものであり、カウンタ部17がカウントするカウント値
が書込み制御数を越えないか否かを判断するための判断
部18が設けられている。
【0021】図2は、図1に示すデジタル携帯電話装置
における不揮発性メモリ部14に書き込まれるデータ内
容の例を示すメモリマップである。図で示すように、こ
こでは、アドレスXで指定されるデータ領域に対して
「アドレス制御データ」が書き込まれ、アドレスX+1
で指定されるデータ領域に対して「累積通話料金データ
(1)(後述する1回目のアドレス制御によって書き込
まれるデータである)」が書き込まれ、アドレスX+3
で指定されるデータ領域に対して「書込み回数カウンタ
のカウントデータ(1)(同じく、1回目のアドレス制
御に対して書き込まれるデータである)」が書き込ま
れ、アドレスX+5で指定されるデータ領域に対して
「累積通話料金データ(2)(2回目のアドレス制御に
よって書き込まれるデータである)」が書き込まれ、ア
ドレスX+7で指定されるデータ領域に対して「書込み
回数カウンタのカウントデータ(2)(同じく、2回目
のアドレス制御に対して書き込まれるデータである)」
が書き込まれるようになっている。また、アドレスX+
(n−4)で指定されるデータ領域に対して「累積通話
料金データ(n)(n回目のアドレス制御により書き込
まれるデータである)」が書き込まれ、アドレスX+
(n−2)で指定されるデータ領域に対して「書込み回
数カウンタのカウントデータ(n)(同じく、n回目の
アドレス制御に対して書き込まれるデータである)」が
書き込まれるようになっている。
【0022】上述したメモリマップ上のデータ書込みア
ドレスの指定については、図1に示すアドレス制御部1
5により、次の規則に従って行われる。即ち、データ書
込みアドレスを指定するために必要となるアドレス制御
データが、アドレス「X番地」に書き込まれる。また、
累積通話料金に関するデータは、バイト単位の場合に
は、アドレス「X+(3×N)+1番地」に、ワード単
位の場合には、アドレス「X+(4×N)+1番地」に
書き込まれる。そして、累積通話料金に関するデータ書
込み回数のカウント値は、ワード単位の場合には、アド
レス「X+(3×N)+1+1番地」に、ワード単位の
場合には、アドレス「X+(4×N)+1+2番地」に
書き込まれる。
【0023】ここで、アドレス制御データについては、
書込みアドレスを指定する上記計算式におけるNの値と
して与えられるものであって、具体的には、データの書
込みアドレスを指定する毎に、順に、0、1、2、3、
・・・と変化する整数がアドレス「X番地」に書き込ま
れるようになっている。また、データの書込みアドレス
を指定する上記計算式は、書込みアドレスをZとし、書
き込んだアドレス制御データをYとした場合、Z=X+
(B+2)×Y+1として表される。また、データ書込
み回数の書込みアドレスを指定する上記計算式は、書込
みアドレスをWとした場合、W=Z+Bとして表され
る。但し、これらの計算式において、Bは、バイト単位
でデータを書込む場合には「1」に設定され、ワード単
位でデータを書込む場合には「2」に設定される。
【0024】このようにデータの書込みアドレスを指定
することにより、例えば、累積通話料金に関するデータ
をワード単位で書き込む場合には、最初は、アドレス制
御データNとして0がアドレス「X番地」に書き込まれ
るので、「X+(2+2)×+1=X+1番地」に指
定されたアドレスのメモリ領域に対して書き込まれるこ
とになる(図中、累積通話料金(1)として示す)。ま
た、これに対応して、累積通話料金に関するデータ書込
み回数のカウント値は、アドレス「X+1+2=X+3
番地」に指定されたアドレスのメモリ領域に対して書き
込まれることになる(図中、書込み回数カウンタ(1)
として示す)。
【0025】そして、指定されたX+1番地のメモリ領
域に対するデータの書込み回数が制限数に至った場合に
は、続いて、アドレス制御データNとして1がアドレス
「X番地」に書き込まれるので、今度は、「X+(2+
2)×+1=X+5番地」に指定されたアドレスのメ
モリ領域に対して累積通話料金に関するデータが書き込
まれることになる(図中、累積通話料金(2)として示
す)。また、これに対応して、累積通話料金に関するデ
ータ書込み回数のカウント値は、アドレス「X+5+2
=X+7番地」に指定されたアドレスのメモリ領域に対
して書き込まれることになる(図中、書込み回数カウン
タ(2)として示す)。
【0026】同様にして、「X+(n−4)番地」に指
定されたアドレスのメモリ領域に対して累積通話料金に
関するデータが書き込まれ(図中、累積通話料金(n)
として示す)、これに対応する「X+(n−2)番地」
に指定されたアドレスのメモリ領域に対してデータ書込
み回数のカウント値が書き込まれることになる(図中、
書込み回数カウンタ(n)として示す)。
【0027】図3は、図1に示す不揮発性メモリ部14
におけるアドレス制御部15が行うアドレス指定の制御
を示すフローチャートである。先ず、不揮発性メモリ部
14におけるアドレス制御部15と、データ領域16
と、カウンタ部17の各部を初期化する(S1)。この
結果、アドレスX番地にアドレス制御データ0が書き込
まれることになる。また、カウンタ部17のカウント値
は0に設定される。続いて、制御部7にてタイマにより
時間管理される累積通話料金データ(例えば、10秒毎
に課金データを得るようになっている)の書込みが発生
したか否かの確認を行う(S2)。そこで、累積通話料
金データの書込みが発生した場合(S2においてYes
の場合)には、X番地に格納されたアドレス制御データ
(Y=0)を基に、累積通話料金データを書き込むべき
データ領域の現アドレス番地「Z」を、計算式Z=X+
(B+2)×Y+1によって計算する(S3)。但し、
この計算式において、Xはアドレス制御データを格納し
たアドレス番地であり、Bはバイト単位のデータ書込み
の場合には1に設定され、ワード単位のデータ書込みの
場合には2に設定される定数であり、Yはアドレス制御
データ(正の整数であって、アドレス指定する毎に0か
ら順に1、2、3、・・・と順に設定される)となって
いる。また、同時に、書込み回数カウントデータ書込み
回数のカウント値を書き込むアドレスZ+Bを計算して
求めておく。
【0028】そこで、計算した現アドレス番地「Z」に
対して累積通話料金データを書込み、Z+Bのアドレス
番地に書き込むべきカウンタ部17のカウント値(M)
を1増加させる(即ち、M=M+1。S4)。続いて、
判断部18にてカウント値が制限数(例えば、5万回)
を越えたか否かの判断結果を得て(M>制限数。S
5)、制限数を越えていない場合(S5においてNoの
場合)には、再びS2の処理に移行し、次のデータ書込
みの発生を待つ。
【0029】また、カウント値が制限数を越えた場合
(S5においてYesの場合)には、現アドレス番地Z
に書き込まれた累積通話料金データ(n)を次のアドレ
ス番地へ移すと同時に、アドレス制御データを1増加さ
せ、次のアドレス番地に対するカウンタ部17のカウン
ト値を1増加させて(即ち、Y=Y+1及びM=M+
1。S6)、再びS2の処理に移行し、次のデータ書込
みの発生を待つ。この結果、以後、次のアドレス番地に
移行された累積通話料金データ(n)を基準として、次
順の累積通話料金データ(n+1)の書込みが行われて
ゆくことになる。
【0030】
【発明の効果】以上の本発明によれば、携帯電話装置等
で使用される書込み回数に制限のある不揮発性メモリに
対して、累積通話料金のようなデータを連続して書き込
んでゆく場合に、データの書込アドレスが指定されるの
で、その指定されたアドレス領域に対して書込み回数制
限値までデータを書き込んでゆくことができる。また、
書込み回数制限値を越えた場合には、新たな書込アドレ
スが指定されるので、続いて、その新たなアドレス領域
に対してデータを書き込んでゆくことができるようにな
る。この結果、不揮発性メモリに対して、連続してデー
タを書き込む場合における書込回数制限は回避される。
【0031】また、上記不揮発性メモリには、データ格
納領域と、データ書込み回数格納領域とが設けられてお
り、それらに格納されるデータとデータ書込み回数とは
対応関係にある。従って、停電時においても、それらの
いずれのデータについても失われることがなく、対応関
係が保たれているので、携帯電話装置に応用した場合に
あっても、課金データに狂いを生ずることなく長期間に
わたって安心して使用することが可能になるという副次
的効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる不揮発性メモリの書込み制御方
法が適用されるデジタル携帯電話装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1に示すデジタル携帯電話装置における不揮
発性メモリ部14に書き込まれるデータ内容の例を示す
メモリマップである。
【図3】図1に示す不揮発性メモリ部14におけるアド
レス制御部15が行うアドレス指定の制御を示すフロー
チャートである。
【図4】従来の携帯電話装置で使用される不揮発性メモ
リに書き込まれるデータ内容の例を示すメモリマップで
ある。
【符号の説明】
7 制御部 14 不揮発性メモリ部 15 アドレス制御部 16 データ領域 17 カウンタ部 18 判断部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書込み回数に制限のある不揮発性メモリ
    に対して連続してデータを書き込む場合の書込み制御方
    法であって、 前記不揮発性メモリが、連続して書き込んでゆくデータ
    を格納する複数のデータ格納領域と、各データ格納領域
    についてのデータの書込み回数を格納する複数のデータ
    書込み回数格納領域と、各データ格納領域及び各データ
    書込み回数格納領域についての書込みアドレスを指定す
    るデータを格納するアドレス指定データ格納領域とを備
    える一方、 前記アドレス指定データ格納領域にアドレス指定データ
    を書き込むアドレス指定データ書き込み手段と、 前記データ格納領域にデータを書き込む回数をカウント
    する書き込む回数カウント手段と、 前記アドレス指定データ格納領域に格納されたアドレス
    指定データに基づいて書込みアドレスを決定し、前記デ
    ータ格納領域に対するデータの書込み、並びに、前記デ
    ータ書込み回数格納領域に対するデータ書込み回数の書
    込みを制御する第1の書込み制御手段と、 データ書込み回数が制限値を越えたか否かを判断するデ
    ータ書込み回数判断手段と、 前記データ書込み回数判断手段により書込み回数が制限
    値を越えたと判断された場合に、前記アドレス指定デー
    タ格納領域に格納されたアドレス指定データに基づいて
    新たな書込みアドレスを決定して、現書込みデータを移
    行すると共に、前記データ格納領域に対する次順のデー
    タ書込み、並びに、前記データ書込み回数格納領域に対
    する新たなデータ書込み回数の書込みを制御する第2の
    書込み制御手段と、 を備えたことを特徴とする不揮発性メモリの書込み制御
    方法。
  2. 【請求項2】 前記アドレス指定データ書き込み手段
    は、データの書込みが発生した場合に、前記アドレス指
    定データを前記アドレス指定データ格納領域に書込み、
    更に、前記データ書込み回数判断手段により書込み回数
    が制限値を越えたと判断された場合に、新たなアドレス
    指定データを、前記アドレス指定データ格納領域に書込
    むことを特徴とする請求項1記載の不揮発性メモリの書
    込み制御方法。
  3. 【請求項3】 前記アドレス指定データ書き込み手段が
    書き込む前記アドレス指定データは、0から始まる各整
    数値が順に書き込まれることを特徴とする請求項2記載
    の不揮発性メモリの書込み制御方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の書込み制御手段は、前記デー
    タ格納領域に対するデータの書込みアドレスをZとし、
    前記アドレス指定データを書き込んだアドレスをXと
    し、書き込んだ前記アドレス指定データをYとし、定数
    をBとしたとき、計算式Z=X+(B+2)×Y+1に
    より、データ格納領域に対するデータの書込みアドレス
    を決定すると共に、 前記データ書込み回数格納領域に対するデータ書込み回
    数の書込みアドレスをWとしたとき、計算式W=Z+B
    により、データ書込み回数の書込みアドレスを決定する
    ことを特徴とする請求項3記載の不揮発性メモリの書込
    み制御方法。
  5. 【請求項5】 前記定数Bは、データの書込みがバイト
    単位で行われる場合に1に設定され、データの書込みが
    ワード単位で行われる場合に2に設定されることを特徴
    とする請求項4記載の不揮発性メモリの書込み制御方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08314807A (ja) * 1995-05-19 1996-11-29 Fuji Xerox Co Ltd Eepromの制御方法

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