JP2002350577A - 携帯電子機器および時刻設定修正方法 - Google Patents

携帯電子機器および時刻設定修正方法

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JP2002350577A
JP2002350577A JP2001158654A JP2001158654A JP2002350577A JP 2002350577 A JP2002350577 A JP 2002350577A JP 2001158654 A JP2001158654 A JP 2001158654A JP 2001158654 A JP2001158654 A JP 2001158654A JP 2002350577 A JP2002350577 A JP 2002350577A
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time
time information
electronic device
clock circuit
signal
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JP2001158654A
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Ryutaro Takebe
竜太郎 建部
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人手を介すことなく、内蔵された電子時計に
対して正確な現在時刻を設定することができるととも
に、設定された現在時刻を他の電子機器にも提供できる
ようにする。 【解決手段】 CPU21は、時刻情報信号受信部のデ
コード部15からの信号を監視し、分単位正時の時刻情
報信号の先頭が供給された場合に、RTC24の現在時
刻を0(ゼロ)にリセットし、続いてその時刻情報信号
により提供される時、分、年月日、曜日などの時刻情報
をRAM23に記録する。CPU21は、RAM23に
記録した時刻情報を用いてRTC24の秒数値以外の値
である時、分、年月日、曜日などの情報を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、現在時刻の自動
設定、自動修正が可能な携帯電子機器、および、時計機
能を備えた携帯電子機器において行なわれる現在時刻の
設定/修正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】様々な家庭用電化製品などに時計回路が
搭載され、高精度に現在時刻を管理することができるよ
うにされている。また、時計回路の中にはいわゆるカレ
ンダ機能を備えたものも多く、現在時刻に加え現在年月
日や現在曜日までをも管理することができるようにされ
ている。
【0003】そして、家庭用電化製品などに搭載された
時計回路は、製造時などにおいて、現在時刻や現在年月
日がセットされているものものもあるが、多くの場合、
購入したユーザがしよう開始時において、現在時刻や現
在年月日などの必要な情報を設定する必要がある。ま
た、現在時刻や現在年月日が製造者側において設定され
ていても、遅れや進みが発生している場合があり、この
場合には、使用者が修正するようにしなければならな
い。
【0004】家庭用電化製品などに搭載された時計回路
の時刻の設定や修正は、時計回路が搭載された電化製品
に設けられている操作キーや操作つまみなどを用いて使
用者が行なうことになるが、正確な現在時刻を設定する
ことは難しい。また、VTR(ビデオ・テープ・レコー
ダ)などの場合には、リモートコマンダ(遠隔操作装
置)に搭載された時計回路に現在時刻、現在年月日を設
定し、これを赤外線通信などによりVTRに送信して、
VTRに搭載された時計回路に現在時刻などを設定する
ことも行なわれている。
【0005】リモートコマンダを用いた場合には、時刻
の設定は、使用者の手元で行なうことができるので、時
刻の設定や修正のための操作が容易にできる。このよう
に遠隔操作で時刻設定を行なうものとして、例えば、特
開平11−316294号公報には、赤外線通信により
時計回路の時刻合わせを行なう時計であって、時刻合わ
せの対象となっている電化製品において、省電力を測る
ことを可能にするものが提案されている。
【0006】しかしながら、最初の現在時刻の設定を使
用者の手操作によって行なっていたのでは、設定した時
刻と実際の現在時刻との間に若干のずれが生じてしまう
場合が多い。そこで、長波標準電波などにより提供され
る時刻情報を用いて時計回路の現在時刻を自動的に設定
するいわゆる電波時計を用いるなどのことが考えられ
る。
【0007】例えば、特開平9−247255号公報に
は、携帯電話端末の充電器に電波時計を設け、充電時に
携帯電話端末の時計回路を正確な時刻に修正することが
提案されている。また、特開2000−206276号
公報には、携帯電話端末自体に電波時計を搭載するよう
にし、携帯電話端末の時計回路の現在時刻を手操作によ
ることなく修正できるようにすることが提案されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した特
開平9−247255号公報に提案されているものは、
携帯電話端末の充電器に電波時計を設けるようにするも
ので、携帯電話端末に余分な回路を設けることが無いの
で有効な方式である。しかし、携帯電話端末の充電は、
通常自宅などで行なうが、家屋内の場合、時刻情報を提
供する電波を良好に受信できる場所とできない場所があ
る。また、そもそも自宅の場所自体が周囲の建物などの
影響により時刻情報を提供する電波を受信できない場所
である場合もある。
【0009】このため、携帯電話端末の充電器に電波時
計を設ける方式の場合には、充電器の設置位置が若干の
制約を受ける場合があると考えられる。その点、特開2
000−206276号公報に提案されているものは、
携帯電話端末自体に電波時計を搭載するようにするもの
であり、当該携帯電話端末を持ち運ぶことにより、時刻
情報を提供する電波を良好に受信できる場所で時刻設定
を行なうことが可能となる。
【0010】しかしながら、携帯電話端末の場合には、
小型化、軽量化が要求され、回路規模を大きくできない
ので、制御回路部分は、電話機能を実現する回路部分
と、電波時計を実現する回路部分との両方を制御するこ
とになる。このため、電波時計による現在時刻の設定や
修正時において、着信があるなどの携帯電話端末の本来
の主処理が開始された場合、制御回路部分の負荷が大き
くなり好ましくない。
【0011】以上のことにかんがみ、この発明は、人手
を介すことなく、また、制御手段等に負荷をかけること
なく、内蔵された時計回路に対して、正確な現在時刻を
設定したり、正確な現在時刻に修正したりすることが可
能であって、また、設定された、あるいは、修正された
自己の時計回路の示す現在時刻を他の電子機器にも提供
可能な携帯電子機器、および、携帯電子機器において用
いられる時刻設定修正方法を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の携帯電子機器は、時刻情報
を記憶するメモリと、時刻情報信号を受信する受信手段
と、少なくとも現在時刻を提供するための時計回路と、
前記受信手段により受信された前記時刻情報信号が、分
単位正時の時刻情報信号の先頭である場合に、前記時計
回路の少なくとも秒数値を0(ゼロ)にリセットするリ
セット手段と、前記受信手段により受信された前記時刻
情報信号が、分単位正時の時刻情報信号の先頭である場
合に、その時刻情報信号により提供される時刻情報を前
記メモリに記録する記録手段と、前記メモリに記録され
た前記時刻情報を用いて、前記時計回路の秒数値以外の
値を設定あるいは修正するようにする制御手段とを備え
ることを特徴とする。
【0013】この請求項1に記載の発明の携帯電子機器
によれば、受信手段により、例えば、長波標準電波とし
て提供される時刻情報信号や、GPS(Global
Positioning Systems)のGPS衛
星から送信されてくる時刻情報信号が受信される。
【0014】受信手段により分単位正時の時刻情報信号
の先頭が受信された場合に、リセット手段により時計回
路の少なくとも秒数値が0(ゼロ)にリセットされ、そ
の時刻情報信号により提供される時、分、年月日、曜日
などの時刻情報が、メモリに順次に記録される。そし
て、制御手段により、メモリに記録された時刻情報が用
いられて、時計回路の秒数値以外の値である時、分、年
月日、曜日などの情報が設定あるいは修正するようにさ
れる。
【0015】すなわち、○時○分00秒のように分単位
の正時を示す時刻情報信号の先頭を受信した場合に、時
計回路の秒数値がリセットされて、実時間に対応する正
確な秒数値が時計回路においてカウントするようにされ
る。そして、その時刻情報信号により、順次に提供され
る時、分、年月日、曜日などの一連の時刻情報は、順次
にメモリに取り込まれ、メモリに一連の時刻情報の全部
が取り込まれた後に、メモリに取り込まれた当該時刻情
報によって、時計回路の秒数値以外の値が設定あるいは
修正される。
【0016】これにより、携帯電子機器に内蔵された時
計回路に人手を通じて現在時刻を設定したり、修正した
りすることなく、受信する時刻情報信号に応じて当該時
計回路のカウントする現在時刻を秒単位まで正確に設定
したり、修正したりすることができるようにされる。
【0017】また、請求項2に記載の発明の携帯電子機
器は、請求項1に記載の携帯電子機器であって、前記リ
セット手段により前記時計回路の秒数値がリセットされ
てからの経過時間を取得する経過時間取得手段を備え、
前記制御手段は、自己の動作状況に応じて、前記時計回
路の値の設定あるいは修正の処理を中断させ、また、前
記時計回路への中断させた値の設定あるいは修正の処理
を再開させることができるものであり、前記制御手段
は、前記時計回路への中断させた値の設定あるいは修正
の処理の再開時において、前記経過時間取得手段により
取得された経過時間が、1分間以上である場合には、前
記メモリに記録されている時刻情報に、前記経過時間を
加算して得た時刻情報で、前記時計回路の値を設定ある
いは修正することを特徴とする。
【0018】この請求項2に記載の携帯電子機器によれ
ば、経過時間取得手段により、時計回路の秒数値がリセ
ットされてからの経過時間が取得される。そして、制御
手段が他の処理を行なうなどした場合には、負荷が大き
くなることを避けるため、時刻の設定、修正の処理が中
断され、当該他の処理が終了した後に、時刻の設定、修
正処理を再開する。
【0019】この再開時において、時計回路の秒数値を
リセットしてからの経過時間が1分以上である場合に
は、メモリに記憶した分単位に正時の時刻情報をそのま
ま用いることはできない。このような場合には、制御手
段により、メモリに記憶した時刻情報に、秒数値をリセ
ットしてからの経過時間が加算され、この加算すること
により得られた時刻情報によって、時計回路の値、すな
わち時計回路の現在時刻の設定や修正が行なわれる。
【0020】これにより、制御手段が他の処理を行なっ
ているなどの繁忙期にある場合に、時刻設定や修正をも
行なうといった負荷がかかることを防止し、制御手段の
繁忙期を避けて、時計回路に正確な現在時刻を設定した
り、修正したりすることができるようにされる。
【0021】また、請求項3に記載の発明の携帯電子機
器は、 請求項1または請求項2に記載の携帯電子機器
であって、前記時計回路が提供する時刻情報を他の電子
機器に対して送出する時刻情報送出手段を備えることを
特徴とする。
【0022】この請求項3に記載の携帯電子機器によれ
ば、時刻情報信号を用いて正確に自己の時計回路に設定
した現在時刻を時刻情報送信手段を通じて他の電子機器
に対して送信することができるようにされる。
【0023】この送信された時刻情報は、受信機能を備
えた他の電子機器に受信され、他の電子機器が備える時
計回路の時刻設定に用いることができるようにされる。
すなわち、時計回路を備えた各種の電子機器に対して、
正確に現在時刻を設定することができるようにする新た
な手段を提供することができる。
【0024】また、請求項4に記載の発明の携帯電子機
器は、請求項3に記載の携帯電子機器であって、前記時
刻情報送出手段は、有線あるいは無線で前記時刻情報を
前記他の電子機器に提供することを特徴とする。
【0025】この請求項4に記載の携帯電子機器によれ
ば、時刻情報送出手段は、専用インターフェースコード
などの有線を通じて、あるいは、赤外線などの光を用い
た光通信方式や、電波を用いた無線電波方式などによる
無線を通じて時刻情報を送出し、目的とする相手先に送
信することができるようにされる。
【0026】これにより、時刻情報の提供を受ける他の
電子機器においては、無線あるいは有線を通じて時刻情
報の提供を受けることができるようにされる。これらの
情報の提供経路を通じてのデータの受付口は、各種の電
子機器に既に設けられている場合が多いので、それらを
利用することにより他の電子機器においては、比較的容
易に時刻情報の提供を受けて、時計回路の時刻の設定や
修正を行なうことができるようにされる。
【0027】また、請求項5に記載の発明の携帯電子機
器は、請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に
記載の携帯電子機器であって、携帯電話機能を実現する
携帯電話部を備え、前記制御手段は、前記携帯電話部を
制御して、携帯電話回線に接続し、通話を可能にする携
帯電話機能を備えることを特徴とする。
【0028】この請求項5に記載の携帯電子機器によれ
ば、当該電子機器は、携帯電話機能を備えたものであ
る。これにより、携帯電話機能と時計回路への時刻の自
動設定機能との両方を用いることができ、時計回路への
時刻の設定は、時刻情報信号を良好に受信可能な場所に
おいて行なうことができる。
【0029】また、電話がかかってきたり、電話をかけ
る操作を行なったりするなど、携帯電話機能が利用され
ているために制御手段が繁忙期にあるときには、現在時
刻の設定や修正を中断し、制御手段の繁忙期経過後にお
いて、時計回路に対して、正確な時刻を設定したり、時
計回路の時刻を修正したりすることができる。
【0030】すなわち、時計回路への時刻の設定や修正
を自動的に行なうようにしても、制御手段に大きな負荷
をかけることもない。また、当該携帯電話機能を備えた
当該携帯電子機器を他の電子機器が内蔵する時計回路へ
の時刻設定手段としても用いることが可能となる。
【0031】また、請求項6に記載の発明の携帯電子機
器は、請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に
記載の携帯電子機器であって、前記制御手段は、ゲーム
プログラムを実行することができるものであり、ゲーム
機としての機能を備えることを特徴とする。
【0032】この請求項6に記載の携帯電子機器によれ
ば、当該電子機器は、携帯ゲーム機としての機能を備え
たものである。これにより、携帯ゲーム機としての機能
と時計回路への時刻の自動設定機能との両方を用いるこ
とができ、時計回路への時刻の設定は、時刻情報信号を
良好に受信可能な場所において行なうことができる。
【0033】また、ゲームを行なっている場合など、携
帯ゲーム機としての機能が利用されているために制御手
段が繁忙期にあるときには、現在時刻の設定や修正を中
断し、制御手段の繁忙期経過後において、時計回路に対
して、正確な時刻を設定したり、時計回路の時刻を修正
したりすることができる。
【0034】すなわち、時計回路への時刻の設定や修正
を自動的に行なうようにしても、制御手段に大きな負荷
をかけることもない。また、携帯ゲーム機としての機能
を備えた当該携帯電子機器を他の電子機器が内蔵する時
計回路への時刻設定手段としても用いることが可能とな
る。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明による携帯電子機器および時刻情報設定修正方法の一
実施の形態について説明する。以下に説明する実施の形
態においては、携帯電話端末にこの発明による携帯電子
機器、時刻情報設定変更方法を適用した場合を例にして
説明する。
【0036】[携帯電話端末の概要]図1は、この実施
の形態の携帯電話端末を説明するためのブロック図であ
る。図1に示すように、この実施の形態の携帯電話端末
は、携帯電話機能を実現する携帯電話部40を備えると
共に、時刻情報信号受信部10と、制御部20と、外部
接続部30とを設けたものである。
【0037】この実施の形態に携帯電話端末において、
制御部20は、図1に示すように、CPU(Centr
al Processing Unit)21、ROM
(Read Only Memory)22、RAM
(Random AccessMemory)23、R
TC(Real Time Clock:時計回路)2
4が、CPUバス25を通じて接続されて形成されたマ
イクロコンピュータである。
【0038】この制御部20は、図1に示すように、時
刻情報信号受信部10、外部接続部30、携帯電話部4
0のそれぞれに接続するようにされており、そのそれぞ
れを制御するものである。すなわち、制御部20は、各
部に共通の制御部である。このように制御部を共通にす
ることによって、回路規模を大きくすることなく、各部
の制御を効率よく行なうことができるようにしている。
【0039】また、この実施の形態の携帯電話端末にお
いて、時刻情報信号受信部10は、時、分、年月日、曜
日を提供する長波標準電波である時刻情報信号を受信、
検波して、デコードし、デコードして得られた時、分、
年月日、曜日などからなる時刻情報を制御部20に供給
する。制御部20は、時刻情報信号受信部10からの時
刻情報によって、RTC24に現在時刻を設定したり、
RTCの現在時刻を修正したりする。つまり、RTCへ
の時刻設定、RTCの時刻修正は、人手を介すことなく
自動的に行なうことができるようにしている。
【0040】また、この実施の形態の携帯電話端末にお
いて、外部接続部30は、図1に示すように、赤外線送
信部31、電波送信部32、外部I/F部33および入
出力端子34を備えるものである。赤外線送信部31、
電波送信部32は、制御部20からの情報を無線通信に
より他の電子機器に提供するものである。
【0041】また、外部インターフェース(以下、外部
I/Fと略称する。)33および入出力端子34は、所
定のインターフェースケーブルを通じて、つまり有線通
信により他の電子機器と接続され、相互に情報を送受信
したり、あるいは、データの送信のみを行なったり、デ
ータの受信のみを行なうこともできるようにしている。
【0042】この外部接続部30を通じて、例えば、R
TC24が提供する現在時刻を他の電子機器に送信し、
他の電子機器が内蔵する時計回路の現在時刻を設定した
り、修正したりすることもできるようにしている。
【0043】そして、この実施の形態において、携帯電
話部40は、この実施の形態の携帯電話端末においての
主機能である携帯電話機能を提供するための部分であ
り、携帯電話ネットワークに接続し、目的とする相手先
との間に電話回線を接続して、あるいは、かかってきた
電話に応答することにより電話回線を接続し、相手先と
の間で通話を行なえるようにする。
【0044】前述したように、この実施の形態の携帯電
話端末は、長波標準電波により提供される時刻情報を受
信し、受信した時刻情報を用いて、RTCに現在時刻を
設定したり、RTCの現在時刻を修正したりすることが
できるものであるが、制御部20は、各部に共通の制御
部であるため、例えば、RTCへの時刻設定中におい
て、電話がかかってきた場合に、時刻設定処理をそのま
ま続行したのでは、制御部20の負荷が大きくなってし
まう。
【0045】また、長波標準電波による時刻情報は、
時、分、年月日、曜日などの一連の情報が、ほぼ1分間
で送信されるようにされているので、秒単位まで正確に
時刻を合わせるためには、時刻を補正するなどの何らか
の処理が必要であり、時刻設定時や修正時における制御
部20の負荷が大きくなりがちである。
【0046】そこで、この実施の形態の携帯電話端末に
おいては、長波標準電波により提供される時刻情報をメ
モリに取り込むことを利用して、制御部20の負荷を大
きくすることなく、RTC24への時刻の設定、あるい
は、RTC24の時刻の修正を正確に行なうことができ
るようにしている。
【0047】さらに、この実施の形態の携帯電話端末
は、RTC24が提供する正確な現在時刻を外部接続部
30を通じて受信機能を備えた他の電子機器に送信し、
当該他の電子機器が備える時計回路の現在時刻を設定す
るようにすることもできるようにしたものであり、新た
な時刻設定手段を提供するものである。
【0048】[携帯電話部40について]次に、RTC
24への時刻の設定、修正などについて説明するに前
に、この実施の形態の携帯電話端末の主機能である携帯
電話機能が用いられる場合の携帯電話部40と制御部2
0との動作について説明する。
【0049】まず、この実施の形態の携帯電話部40の
受信系について説明する。アンテナ41を通じて受信し
た受信信号は、アンテナ共用器42を通じて受信部43
に供給される。受信部43は、受信信号が適正なレベル
になるように、必要な帯域制限、AGC(Automa
tic Gain Control)を行なうととも
に、局発部(周波数シンセサイザ)49からの信号に基
づいて、受信信号の周波数を一定の周波数にするなどの
処理を行って、処理後の信号をベースバンド処理部44
に供給する。
【0050】ベースバンド処理部44は、受信部43か
らの信号をA/D変換し、フェージングなどの影響除去
や、受信した信号の種別判別、デ・インターリーブ、エ
ラー訂正を行い、適切な復号処理を行って、音声データ
とその他の通信データとを分離する。そして、音声デー
タは、DSP(Digital Signal Pro
cessor)の構成とされたコーデック45に供給さ
れ、その他の通信データである、例えば、各種の制御情
報や文字データなどは、制御部20に供給される。
【0051】コーデック45は、ベースバンド処理部4
4からの音声データをD/A変換してアナログ音声信号
を形成し、これをスピーカ46に供給する。スピーカ4
6は、コーデック45からのアナログ音声信号により駆
動され、受信信号に応じた音声を放音する。
【0052】一方、ベースバンド処理部44から制御部
20に供給された通信データは、この携帯電話端末用の
制御データや文字データなどの場合には、制御部20の
RAM23に一時記憶されて、この携帯電話端末におい
て使用される。また、それ以外の通信データは、例え
ば、外部I/F33、入出力端子34を通じて、この携
帯電話端末に接続されたパーソナルコンピュータなどの
外部の電子機器(外部装置)に供給するようにされる。
【0053】次に、この実施の形態の携帯電話部40の
送信系について説明する。マイクロホン47は、収音し
た音声をアナログ音声信号に変換し、これをコーデック
45に供給する。コーデック45は、マイクロホン47
からのアナログ音声信号をA/D変換して、デジタル音
声信号を形成し、これをベースバンド処理部44に供給
する。
【0054】ベースバンド処理部44は、コーデック4
5からのデジタル音声信号を所定の符号化方式で符号化
して圧縮し、所定のブロックにまとめる。またベースバ
ンド処理部44は、外部入出力端子34、外部I/F3
3を通じて当該携帯電話端末に供給されたデジタルデー
タを所定のブロックにまとめる。ベースバンド処理部4
4は、圧縮されたデジタル音声信号や外部装置からのデ
ジタルデータをまとめ、送信部48に供給する。
【0055】送信部48は、ベースバンド処理部44か
らのデジタルデータから変調信号を形成し、この変調信
号を所定の送信周波数に変換するために、変調信号と、
局発部49からの変換用の信号とを混合して、送信用変
調信号を形成する。この送信部48において形成された
送信用変調信号は、アンテナ共用器42を経由して、送
受信アンテナ41から送信される。
【0056】このような受信系および送信系を備えたこ
の実施の形態の携帯電話端末においては、待ち受け受信
時においては、制御部20は、ベースバンド処理部4か
らの受信信号を監視することにより、自機への着信を検
出する。そして、制御部20は、自機への着信を検出し
た場合には、リンガ51を制御して、呼び出し音(リン
ガ音)を放音するようにして、自機への着信を携帯電話
端末の使用者に通知する。
【0057】そして、携帯電話端末の使用者が、図示し
ないが、この実施の形態の携帯電話端末に設けられてい
るテンキーや各種のファンクションキーなどを有するキ
ー操作部に設けられているオフフックキーを押下するな
どのオフフック操作を行なうことにより、着信に応答し
た場合には、制御部20は、送信系を通じて、接続応答
を送出するなどして通信回線を接続し、前述したよう
に、受信系、送信系の動作によって通話が可能となる。
【0058】また、この実施の形態の携帯電話端末から
発呼する場合には、前述のキー操作部のオフフックキー
を押下するなどのオフフック操作を行った後、キー操作
部のダイヤルキーを通じて、また、予め登録された電話
番号リストから相手先の電話番号を選択することによ
り、ダイヤル動作を行なうようにする。
【0059】これにより、制御部20は、発呼要求を形
成し、送信系を通じて送信することにより、目的とする
相手先の電話端末との間に通信回線を接続するようにす
る。そして、相手先からの着信応答が返信されてきて、
通信回線の接続を確認すると、前述したように、受信
系、送信系の動作によって通話が可能となる。
【0060】また、この実施の形態の携帯電話端末は、
インターネットに接続が可能なものであり、電話会社が
提供するプロバイダ機能を通じて、電子メールの送受信
を行ったり、URL(Uniform Resourc
e Locators)を入力して送信することによ
り、Webページなどの情報を得て、この情報をLCD
(Liquid Crystal Disply)コン
トローラ52を通じてLCD53に表示したり、外部イ
ンターフェース33、入出力端子34を通じて外部機器
に出力したりするなどのことができるようにされる。
【0061】なお、この実施の形態の携帯電話端末は、
図示しないが、前述もしたように各種の操作キーを備え
たキー操作部を備える他、着信通知などのために用いら
れるバイブレータなどをも備えるものである。
【0062】[時刻情報信号受信部10、外部接続部3
0について]次に、この実施の形態の携帯電話端末にお
いて、RTC24への時刻設定、あるいは、時刻修正を
行なう場合の時刻情報信号受信部10、制御部20の動
作と、RTC24が提供する時刻情報を他の電子機器に
提供する場合の外部接続部30、制御部20の動作とに
ついて説明する。
【0063】図1に示したように、時刻情報信号受信部
10は、受信アンテナ11と、増幅器12と、BPF
(Band Pass Filler)13と、検波部
14と、デコード部15と、AGC回路16とを備えた
ものである。この時刻情報信号受信部10により、時刻
情報信号である長波標準電波(規格名JG2AS)を受
信し、この時刻情報信号により提供される時刻情報を用
いて、制御部20がRTC24に現在時刻を設定した
り、RTC24の現在時刻を修正したりする。
【0064】図2は、時刻情報信号により提供される時
刻情報に応じて、現在時刻をRTC24に設定したり、
RTC24の現在時刻を修正したりする場合の図1に示
した携帯電話端末の主要部分を説明するためのブロック
図である。図2において、受信アンテナ11、増幅器1
2、BPF13、検波部14、デコード部15、AGC
部16が、時刻情報信号受信部10を構成し、赤外線送
信部31、電波送信部32、外部インターフェース3
3、入出力端子34が、外部接続部30を構成する部分
である。
【0065】そして、時刻情報信号受信部10により受
信された時刻情報信号により提供される時刻情報に基づ
いて、制御部20のCPU21が、RTC24に現在時
刻を設定したり、RTC24の現在時刻を修正したりす
ることになる。この場合、時刻情報信号受信部10から
の現在時刻をCPU21がRAMに23に一時記憶さ
せ、これを用いることにより、制御部20のCPU21
の負荷を軽減するようにしている。
【0066】以下、図2に示したブロック図を参照しな
がら、RTC24に現在時刻を設定する場合について説
明する。この実施の形態においては、時刻情報信号とし
て、40kHzの搬送波が用いられて送信されている長
波標準電波(規格名JS2AS)を利用する場合を例に
して説明する。
【0067】図2において、受信アンテナ11により受
信された時刻情報信号(タイムコード信号)は、増幅器
12に供給される。時刻情報信号は、微弱な電波である
ため、この増幅器12において、必要なレベルにまで増
幅され、増幅後の時刻情報信号が、BPF13に供給さ
れる。BPF13は、これに供給された時刻情報信号を
帯域制限し、必要な帯域の時刻情報信号を検波部14に
供給する。
【0068】検波部14は、BPF13からの時刻情報
信号を検波し、検波後の信号を2系統に分け、それぞれ
に異なった時定数のLPF(Low Pass Fil
ler)をかけて、一方はデコード部15に供給し、他
方はAGC回路16に供給する。
【0069】AGC回路16は、検波部14からの信号
に基づいて、入力信号が飽和しないように増幅器12の
ゲインを調整する。デコード部15は、検波部14にお
いて、搬送波が除去された時刻情報信号をシリアル出力
に波形整形し、CPU21にH−L(High−Lo
w)の2値化データとして供給する。
【0070】この実施の形態において、時刻情報信号
(タイムコード信号)は、JG2AS規格の長波標準電
波であり、図3に示すように、時、分、年月日のデータ
が送信されてくる。つまり、各分正時の時刻データが、
ほぼ1分(60秒)かけて送信されてくる。このため、
CPU21は、図3に示した時刻情報信号の先頭を受信
した場合に、RTC24に0秒を記録する。換言すれ
ば、時刻情報信号の先頭を受信した場合に、RTC24
の現在時刻を0秒にリセットする。
【0071】時刻情報信号の先頭は、時刻情報信号のM
信号を受信した場合に、これを各分正時の時刻情報信号
の先頭であると判別することができる。すなわち、この
実施の形態において用いる時刻情報信号である長波標準
電波は、図3に示すように、時、分、通算日、年(西暦
下2桁)、曜日、うるう秒情報、時と分に対応するパリ
ティ、予備ビットなどと、先頭マーカー信号(M信号)
と、ポジションマーカー信号(P0信号からP5信号)
を有するものである。
【0072】時、分、通算日、年(西暦下2桁)、曜日
に関しては、2進数(BCD(Binary Code
d Decimal Notation))で表されて
いる。 各信号のパルス幅は、M信号およびP0信号か
らP5信号は、0.2秒、2進数の「0」が0.8秒、
2進数の「1」が0.5秒である。また、各パルス信号
の立ち上がりが各秒となるようにされている。
【0073】そして、上述もしたように、この実施の形
態において、CPU21は、デコード部15からの信号
が、M信号(先頭マーカー信号)である場合に、RTC
24がカウントする年、月、日、曜日、時、分、秒をゼ
ロクリアして、RTC24の値を0秒にリセットし、そ
の後に供給される分、時、年月日、曜日のデータを処理
可能な形式のデータに変換して、RAM23に記録す
る。
【0074】そして、時刻情報信号により提供される時
刻情報の全部(分、時、年月日、曜日)を取り込んだ
後、2回目のM信号を受信する前、すなわち、次の分と
なる前に、CPU21は、RAM23に取り込んだ時刻
情報(分、時、年月日、曜日)の各データをRTC24
の該当エリアに書き込むようにする。
【0075】これにより、RTC24の秒数は、分単位
の正時(正分(毎分0秒))において、正確に0秒にセ
ットされ、以後、RTC24において、秒数は正確にカ
ウントされる。そして、時刻情報信号により提供される
時刻情報の全部をRAM23に取り込み終えたときに、
CPU21がRAM23から時刻情報を読み出し、これ
を次のM信号を受信する前に、RTC24にセットする
ことにより、年、月、日、曜日、時、分、秒までの現在
時刻を正確にRTC24にセットすることができる。
【0076】ところで、RAM23から読み出した時刻
情報のRTC24への書き込み時において、当該携帯電
話端末に着信があったり、使用者により発呼操作が行な
われたりした場合には、CPU21は、携帯電話部40
の各部の制御を行なわなければならず、この場合に時刻
設定処理を行なったのでは、CPU21の負荷が大きく
なる。
【0077】そこで、この実施の形態の携帯電話端末に
おいては、RAM23からの時刻情報の読み出し時や、
読み出した情報のRTC24への書き込み時において、
着信など他の優先すべき処理が発生した場合には、時刻
情報の読み出しや時刻情報のRTC24への書き込みを
中止し、その優先すべき処理が終了した後において、当
該優先すべき処理の割り込み時点から当該優先すべき処
理の終了処理時点までの時間を、RAM23から読み出
した時刻情報に加算し、現在時刻を補正して、この補正
した時刻情報をRTC24に書き込む。
【0078】例えば、RTC24にRAM23からの時
刻情報を書き込もうとしている場合に、この実施の形態
の携帯電話端末に電話がかかってきた場合には、この電
話がかかってきた時点(着信時点)から、終話までにか
かった時間がRAM23からの時刻情報に加算され、こ
の加算の結果得られた時刻情報を、RTC24に書き込
む。
【0079】なお、RTC24の現在時刻の設定や修正
を優先すべき処理の割り込みにより中断した場合であっ
ても、RTC24の秒数は、正確な秒数を刻み続けるの
で、優先処理すべき処理の割り込み時点から、その優先
処理すべき処理の終了時点までの時間は、RTC24の
示す時間によって知ることができる。
【0080】この場合、RTC24の秒数のリセット時
において、少なくとも時、分までをもゼロクリアしてお
くことにより、RTC24が示す時間を、RAM23か
ら読み出した時刻情報に加算する時間情報としてそのま
ま用いることができる。
【0081】また、優先すべき処理の割り込みが発生し
た時点から、その処理が終了した時点までの時間を、別
途計測し、これを用いるようにいてもよい。この場合に
は、分単位正時の時刻情報信号の先頭を受信した場合
に、RTC24の少なくとも秒数値を0(ゼロ)秒にリ
セットしておけば、時、分についても正確に設定あるい
は修正することができる。したがって、年、月、日、曜
日、あるいは、これらと時間については設定し直す必要
がないと判断した場合には、RTC24の分、秒の値の
みを修正するようにすることもできる。
【0082】このように、この明細書においては、設定
はRTC24が提供する年、月、日、曜日、時、分、秒
のすべてを新たに設定し直す場合をいい、修正は、例え
ば、年、月、日、曜日まではそのままにして、時、分、
秒などの現在時刻の一部分を修正する場合をいうものと
する。
【0083】このように、この実施の形態の携帯電話端
末は、RTC24に現在時刻を設定したり、RTC24
の提供する現在時刻を修正したりすることができるもの
であるが、例えば、時、分、秒の修正が指示されるな
ど、所定の情報の修正が指示された場合を除き、RTC
24の時刻設定を行なう。
【0084】このように、この実施の形態の携帯電話端
末において、RTC24の時刻設定や修正を行なう場合
には、まず秒を正確にした後に、RAM13に取り込ん
だ時刻情報を用いて、秒以外の情報を設定したり、修正
したりするようにしている。これにより、CPU21に
過大な負荷を掛けることなく、正確な現在時刻を自動的
にRTCにセットすることができる。
【0085】また、時刻情報信号により提供される時刻
情報に対して、複雑な補正処理を行なうことなく、効率
よく、かつ、正確に時刻情報信号により提供される時刻
情報によって、RTC24の時刻を設定することができ
る。
【0086】また、この実施の形態の携帯電話端末は、
前述のようにして、RTC24に自動設定した現在時刻
を他の電子機器に送信し、他の電子機器のRTCに現在
時刻を設定するようにすることができる。この実施の形
態の携帯電話端末には、例えば、時刻送信キーなどの予
め決められた操作キーを押下すると、CPU21は、R
TC24から現在時刻を読み出し、読み出した現在時刻
を含む送信用データを形成し、これを赤外線送信部3
1、電波送信部32、外部インターフェース33および
入出力端子34を通じて他の電子機器に送信する。
【0087】この場合、赤外線送信部31、電波送信部
32、外部インターフェース33および入出力端子34
のうちのいずれから現在時刻情報を送出するかを、例え
ば、相手先の電子機器に合わせて切り換えるようにする
ことができる。また、携帯電話端末に赤外線送信部31
と、電波送信部32と、外部インターフェース33およ
び入出力端子34とのうちの少なくとも1つ、あるい
は、2つを選択的に設けるようにした携帯電話端末を構
成することももちろんできる。
【0088】[現在時刻設定にかかる要部について]次
に、時刻情報信号受信部10から時刻情報に基づいて、
RTCに現在時刻を設定するCPU21を中心とする要
部の構成とその動作について説明する。図4は、RTC
24へ現在時刻を設定する場合のCPU21を中心とす
る要部を説明するためのブロック図である。
【0089】時刻情報信号は、図1、図2に示した時刻
情報信号受信部10により受信され、検波、デコードさ
れてCPU21に供給される。そして、この実施の形態
において、CPU21は、図4に示すように、時刻情報
受付処理部211と時刻情報演算部212との機能を実
現している。
【0090】すなわち、時刻情報信号受信部10からの
デコードされた時刻情報信号は、CPU21の時刻情報
受付処理部211に供給される。時刻情報受付処理部2
11は、時刻情報信号受信部10からの信号を監視し、
図3に示したように、P0信号、M信号が連続して供給
されたときには、RTC24への現在時刻合わせ処理
(時刻設定処理)を開始して、RTC24に0秒を記録
する。
【0091】この後、順次に時刻情報信号受信部10か
ら供給される時刻情報を、RTC24において利用可能
なフォーマットに合わせて、これをRAM23に記録す
る。つまり、時刻情報信号は、図3に示したように、予
め決められた形態の2値化データであるので、これをR
TC24に設定可能な情報に変換し、これをRAM23
に記録していく。
【0092】RAM23に取り込まれた時刻データは、
図3に示したように、0秒(M信号)から55秒の間に
送出するようにされており、図3において、55秒から
59秒(P0信号の立ち上がり)までの間に、時刻情報
演算部212により読み出され、RTC24に設定され
る。なお、時刻情報信号の取り込み時において、電波が
遮断したり、エラーなどが発生したりした場合には、再
びP0信号、M信号を再度確認してから、上述したのと
同様の処理を行なう。
【0093】また、RAM23からCPU21への時刻
情報の転送中、あるいは、CPU21を通じてのRTC
24への時刻情報の転送中において、当該携帯電話端末
に着信があるなどしてCPU21がビジー状態になった
場合には、CPU21の時刻情報演算部212は、時刻
情報の転送を中断する。そして、時刻情報演算部212
は、ビジー状態が解除された後、RAM23から読み出
した時刻情報に、着信から終話間での時間を加算し、こ
の加算して得た時刻情報をRTC24に設定する。
【0094】このように、時刻データ受付処理部211
と、時刻情報演算部212としての機能を有するCPU
21と、RAM23とを用いることにより、RTC24
に時刻情報信号受信部10からの時刻情報に応じた現在
時刻設定をしたり、時刻の修正をしたりすることができ
るようにされる。
【0095】[時刻設定時の携帯電話端末の動作]次
に、RTC24に現在時刻を設定する場合においてのこ
の実施の形態の携帯電話端末の動作について、図5のフ
ローチャートを参照しながら説明する。図5に示す処理
は、所定のタイミングで制御部20において実行され
る。
【0096】この場合の所定のタイミングは、時刻設定
を開始させるための所定の操作が行なわれた場合であっ
て、時刻情報信号である長波標準電波を良好に受信でき
る場合、あるいは、長波標準電波を良好に受信できる場
合であって、予め決められた所定のタイミングなどであ
る。
【0097】図5に示す処理が実行されると、制御部2
0のCPU21は、時刻情報信号受信部10から供給さ
れる時刻情報信号を監視し、P0信号、M信号が続けて
供給されてくるのを待つ(ステップS101)。前述も
したように、M信号は、分単位に正時(毎分0秒)の時
刻情報信号の先頭を示すものであり、P0信号、M信号
が続けて供給されたと判断したときには、CPU21
は、RTC24の秒カウントを0(ゼロ)にリセットし
(ステップS102)、順次に供給される時、分、年月
日、曜日からなる一連の時刻情報の全部をメモリである
RAM23に記録したか否かを判断する(ステップS1
03)。
【0098】ステップS103の判断処理において、ま
だ、一連の時刻情報の全部を受信していないと判断した
ときには、RAM23への時刻情報の取り込み処理(記
録処理)を続行し(ステップS104)、ステップS1
03からの処理を繰り返す。ステップS103の判断処
理において、一連の時刻情報の全部をRAM23に記録
したと判断したときには、CPU21は、ビジー状態で
なく、RAM23に記録した一連の時刻情報の伝送が可
能な状態か否かを判断する(ステップS105)。
【0099】ステップS105において、現在ビジー状
態であると判断したときには、CPU21は、ビジー状
態が回避されるまで、ステップS105の処理を繰り返
すようにして、ビジー状態でなくなるまで待ち状態とな
る。ステップS105の判断処理において、CPU21
がビジー状態でなく、RAM23に記録した一連の時刻
情報が転送可能であると判断したときには、CPU21
は、RAM23から時刻情報を読み出す(ステップS1
06)。
【0100】そして、CPU21は、RTC24から時
間情報を検出したか否かを判断し(ステップS10
7)、RTC24から時間情報を検出していないと判断
したときには、CPU21は、RTC24から時間情報
を検出する(ステップS108)。この場合、RTC2
4は、ステップS102において0秒にリセットされて
いるので、RTC24の示す時間情報は、RTC24の
リセットからの経過時間となる。
【0101】CPU21は、ステップS108において
得たRTC24からの時間情報(RTCデータ)に基づ
いて、RTC24のリセットから1分以上経過している
か否かを判断する(ステップS109)。ステップS1
09の判断処理において、着信があるなどの割り込み処
理が入り、RTC24のリセットから1分以上経過して
いると判断したときには、CPU21は、ステップS1
08において検出したRTCデータ(リセットからの経
過時間)をRAM23から読み出した時刻情報に加算し
(ステップS110)、この加算して得た時刻情報をR
TC24にセットして(ステップS111)、この図5
に示す処理を終了する。
【0102】また、ステップS109の判断処理におい
て、RTC24のリセットから1分以上経過していない
判断したときには、CPU21は、RAM23から読み
出した時刻情報の内、秒データ以外のデータ(時、分、
年月日、曜日)をRTC23にセットし(ステップS1
12)、この図5に示す処理を終了する。
【0103】このように、M信号の受信をトリガーとし
て、RTCをゼロクリアすることにより、RTC24の
現在時刻の内、秒カウントを正確に現在時刻合わせる。
こののち、約1分かけて順次に送信されてくる分、時、
年月日、曜日からなる時刻情報をRAM23に取り込
み、このRAM23に記憶した時刻情報を用いてRTC
24の秒数以外のデータを設定することにより、時刻情
報信号に応じて、RTC24の現在時刻を正確に合わせ
ることができる。
【0104】また、RTC24のリセット(ゼロクリ
ア)から1分以上経過した場合には、その経過時間と、
RAM23に記憶した時刻情報を加算することにより、
現在時刻を正確に得て、これをRTC24に設定するこ
とができる。したがって、割り込み処理が発生した場合
には、RTC24への現在時刻の設定を中断させ、当該
割り込み処理終了後に現在時刻の設定処理を再開するこ
とができる。この場合、時刻情報信号を再度受信するな
どのこともなく、先にRAM23に取り込んだ時刻情報
に基づいて、RTC24への現在時刻の設定を行なうこ
とができる。
【0105】そして、RTC24に正確に現在時刻を自
動設定することができることにより、RTC24に設定
した現在時刻を赤外線通信や電波通信などの無線通信に
より、あるいは、所定のインターフェースケーブルを用
いた有線通信により、RTCなどの電子時計を有する各
種の電子機器であって、受信手段を備えた電子機器に現
在時刻を示す情報を送信することにより、それら各種の
電子機器のRTCの現在時刻をも設定することができ
る。
【0106】なお、図5に示したように、この実施の形
態においては、時刻情報信号である標準電波のマーカー
信号であるP0信号とM信号とを続けて検出した場合
に、RTC24への時刻の設定処理を開始した。このよ
うに、M信号だけでなくP0信号とM信号を続けて検出
するようにすることによって、正確に時刻情報信号の先
頭を検出することができる。もちろん、M信号のみを検
出するようにしてもよい。
【0107】また、この図5に示す処理を所定の間隔で
実行するようにし、時刻情報信号である長波標準信号を
良好に受信することができた場合にRTC24への時刻
設定を行なうようにし、少なくとも1日に1回、あるい
は、2日に1回など、所定の期間内において、RTC2
4の時刻設定を自動的に行なうようにすることもでき
る。
【0108】この場合、所定期間内において、RTC2
4への現在時刻の設定を行なった場合には、次の期間に
移行するまで、RTC24への時刻設定を行なわないよ
うにすることもできる。このような予め設定される所定
の期間は、現在年月日、現在曜日、現在時、現在分、現
在秒からなる現在時刻とは別途にRTC24において管
理するなどすればよい。
【0109】なお、前述の実施の形態においては、携帯
電話端末にこの発明を適用した場合を例にして説明した
が、これに限るものではない。例えば、PDA(Per
sonal Digital Assistant)な
どと呼ばれる携帯情報端末や、PHS(Persona
l Handy−phone System)と呼ばれ
る簡易型携帯電話端末、携帯型ゲーム機など各種の携帯
電子機器にこの発明を適用することができる。
【0110】したがって、各種の携帯電子機器に、図1
に示した時刻情報信号受信部10、制御部20、外部接
続部30を設けることにより、各種の携帯電子機器にお
いても、この発明を実現することができる。また、携帯
電話端末における携帯電話機能、携帯情報端末における
各種の情報処理機能、また、携帯ゲームにおけるゲーム
実行機能などの主機能が無くても、現在時刻の自動設定
が可能な携帯電子時計にこの発明を適用することができ
る。この携帯電子時計は、図2に示した構成となる。
【0111】そして、前述した実施の形態の場合のよう
に、携帯電話端末にこの発明を適用した場合には、RT
Cを常に正確な時刻とすることができるので、使用時間
帯によって通話料金や通話量の割引量が異なるような携
帯電話端末などのいわゆるタイムサービスを利用してい
る場合には、自己の携帯電話端末の時計の時刻をいつも
正確に保つことができるので、タイムサービスを最大限
に有効活用することができる。
【0112】また、この発明を前述のように、携帯ゲー
ム機に適用した場合には、ゲームに実際の時間の概念を
加味することができ、ゲームの開発領域を広げ、より多
彩なゲームの提供も可能となる。また、携帯ゲーム機
が、家庭用ゲーム機と互換性のあるものであれば、ゲー
ムの幅を広げ、ゲームの内容を濃くすることができる。
【0113】また、前述の実施の形態においては、時間
情報信号として、長波標準電波を用いる場合を例にして
説明したが、これに限るものではない。例えば、GPS
の衛星から送信されている時刻情報信号を用いるように
してもよい。したがって、自動車などに搭載するGPS
システムなどのような多少大きなシステムにもこの発明
を適用することができる。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、携帯電子機器の時刻初期設定や使用中の時刻補正を
自動的に行なうことができる。これにより、携帯電子機
器に対する手動による時刻合わせと言うわずらわしい作
業から使用者を解放することができる。
【0115】また、携帯電子機器の各部を制御するCP
Uの繁忙期を避けて、現在時刻の設定や修正を行なうこ
とができるので、CPUの負荷を大きくすることもな
い。また、時刻設定や時刻修正のために複雑な処理を行
なうこともない。
【0116】また、携帯電子機器は、使用者によって持
ち歩かれるものであるので、例えば電波障害地域に住ん
でいても、時刻情報信号の届く場所で正確な時間を得
て、家庭内の各種の電子機器の内蔵時計の現在時刻を修
正することができる。この場合に、複雑な作業を伴うな
どのこともなく手間がかかることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による携帯電子機器の一実施の形態を
適用した携帯電話端末について説明するためのブロック
図である。
【図2】図1に示した携帯電話端末において、現在時刻
の設定/修正を行なう部分について説明するための図で
ある。
【図3】長波標準電波により提供される時刻情報につい
て説明するための図である。
【図4】図1、図2に示したRTC24へ現在時刻を設
定する場合のCPU21を中心とする要部を説明するた
めのブロック図である。
【図5】図1、図2に示した携帯電話端末において、R
TCに現在時刻を設定する場合の処理を説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】
10…時刻情報信号受信部、11…受信アンテナ、12
…増幅器、13…BPF、14…検波部、15…デコー
ド部、16…AGC部、20…制御部、21…CPU、
22…ROM、23…RAM、24…RTC、25…C
PUバス、30…外部接続部、31…赤外線送信部、3
2…電波送信部、33…外部インターフェース、34…
入出力端子、40…携帯電話部、41…送受信アンテ
ナ、42…アンテナ共用器、43…受信部、44…ベー
スバンド処理部、45…コーデック、46…スピーカ
(受話器)、47…マイクロホン(送話器)、48…送
信部、49…局発部、51…リンガ、52…LCDコン
トローラ、53…LCD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F002 AA05 AD06 AD07 BB04 BB05 CB02 DA00 EA01 ED01 ED02 ED04 ED05 FA14 FA16 GA06 GA16 GC06 5K067 AA34 BB04 DD30 EE02 FF05 HH21 HH23

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時刻情報を記憶するメモリと、 時刻情報信号を受信する受信手段と、 少なくとも現在時刻を提供するための時計回路と、 前記受信手段により受信された前記時刻情報信号が、分
    単位正時の時刻情報信号の先頭である場合に、前記時計
    回路の少なくとも秒数値を0(ゼロ)にリセットするリ
    セット手段と、 前記受信手段により受信された前記時刻情報信号が、分
    単位正時の時刻情報信号の先頭である場合に、その時刻
    情報信号により提供される時刻情報を前記メモリに記録
    する記録手段と、 前記メモリに記録された前記時刻情報を用いて、前記時
    計回路の秒数値以外の値を設定あるいは修正するように
    する制御手段とを備えることを特徴とする携帯電子機
    器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の携帯電子機器であって、 前記リセット手段により前記時計回路の秒数値がリセッ
    トされてからの経過時間を取得する経過時間取得手段を
    備え、 前記制御手段は、自己の動作状況に応じて、前記時計回
    路の値の設定あるいは修正の処理を中断させ、また、前
    記時計回路への中断させた値の設定あるいは修正の処理
    を再開させることができるものであり、 前記制御手段は、前記時計回路への中断させた値の設定
    あるいは修正の処理の再開時において、前記経過時間取
    得手段により取得された経過時間が、1分間以上である
    場合には、前記メモリに記録されている時刻情報に、前
    記経過時間を加算して得た時刻情報で、前記時計回路の
    値を設定あるいは修正することを特徴とする携帯電子機
    器。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の携帯電子
    機器であって、 前記時計回路が提供する時刻情報を他の電子機器に対し
    て送出する時刻情報送出手段を備えることを特徴とする
    携帯電子機器。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の携帯電子機器であって、 前記時刻情報送出手段は、有線あるいは無線で前記時刻
    情報を前記他の電子機器に提供することを特徴とする携
    帯電子機器。
  5. 【請求項5】請求項1、請求項2、請求項3または請求
    項4に記載の携帯電子機器であって、携帯電話機能を実
    現する携帯電話部を備え、 前記制御手段は、前記携帯電話部を制御して、携帯電話
    回線に接続し、通話を可能にする携帯電話機能を備える
    ことを特徴とする携帯電子機器。
  6. 【請求項6】請求項1、請求項2、請求項3または請求
    項4に記載の携帯電子機器であって、 前記制御手段は、ゲームプログラムを実行することがで
    きるものであり、ゲーム機としての機能を備えることを
    特徴とする携帯電子機器。
  7. 【請求項7】携帯電子機器に搭載された時計回路への時
    刻の設定あるいは修正を行なう方法であって、 時刻情報信号を受信し、 受信した前記時刻情報信号が、分単位正時の時刻情報信
    号の先頭である場合に、時計回路の少なくとも秒数値を
    0(ゼロ)にリセットし、 受信した前記時刻情報信号が、分単位正時の時刻情報信
    号の先頭である場合に、その時刻情報信号により提供さ
    れる時刻情報をメモリに記録し、 前記メモリへの前記時刻情報の記録終了後、前記メモリ
    に記録された前記時刻情報を用いて、前記時計回路の秒
    数値以外の値を設定あるいは修正することを特徴とする
    時刻設定修正方法。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の時刻設定修正方法であっ
    て、 前記時計回路の秒数値がリセットされてからの経過時間
    を取得するようにし、前記時計回路の時刻の設定あるい
    は修正を行なう場合に、取得した前記経過時間が、1分
    間以上である場合には、前記メモリに記録されている時
    刻情報に、前記経過時間を加算して得た時刻情報で、前
    記時計回路の秒数値を含めた値を設定あるいは修正する
    ことを特徴とする時刻設定修正方法。
  9. 【請求項9】請求項7または請求項8に記載の時刻設定
    修正方法であって、 前記時計回路が提供する時刻情報を他の電子機器に対し
    て送出し、前記他の電子機器が有する現在時刻をも設定
    あるいは修正することを特徴とする時刻設定変更方法。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の時刻設定修正方法であ
    って、 前記他の電子機器への前記時刻情報の送出は、有線によ
    り、あるいは、無線により行なうことを特徴とする時刻
    設定修正方法。
  11. 【請求項11】請求項7、請求項8、請求項9または請
    求項10に記載の時刻設定修正方法であって、 携帯電話機能を備えた携帯電子機器において実行するこ
    とを特徴とする時刻設定変更方法。
  12. 【請求項12】請求項7、請求項8、請求項9または請
    求項10に記載の時刻情報設定変更方法であって、 ゲームプログラムを実行することが可能なゲーム機とし
    ての機能を備えた携帯電子機器において実行することを
    特徴とする時刻設定変更方法。
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