JPH0744789A - 線路異常監視装置 - Google Patents

線路異常監視装置

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JPH0744789A
JPH0744789A JP10928894A JP10928894A JPH0744789A JP H0744789 A JPH0744789 A JP H0744789A JP 10928894 A JP10928894 A JP 10928894A JP 10928894 A JP10928894 A JP 10928894A JP H0744789 A JPH0744789 A JP H0744789A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】端末側ループ線路の短絡を検出して短絡部分を
電源側から切離す線路異常監視装置に関し、短絡が起き
た場所を容易に特定可能とする。 【構成】中間線路監視装置14には、一方の端子に接続
した線路の異常を表示する第1異常表示灯56と他方の
端子に接続した線路の異常を表示する第2異常表示灯5
8とを設ける。受信機10側の始終端線路監視装置12
には、始端端子に接続した線路の異常を表示する第1異
常表示灯107と、終端端子に接続した線路の異常を表
示する第2異常表示灯117と、始端端子間または終端
端子に接続したいずれか線路の異常で代表表示する代表
異常表示灯129を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、線路の短絡を検出して
短絡部分を電源側から切離すようにした線路異常監視装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ショート・サーキット・アイソレ
ータとして知られたこの種の線路異常監視装置としては
特開昭63−19097号のものが知られている。この
ような線路異常監視装置にあっては、受信機に対し端末
側の線路をループ状に接続し、ループ線路の途中に1又
は複数のショート・サーキット・アイソレータを設けて
いる。線路の途中で短絡が起きると、短絡場所の両側に
位置するショート・サーキット・アイソレータが短絡側
を切離し、残った正常な線路に電源を供給して監視状態
を維持するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の線路異常監視装置にあっては、短絡事故が起
きた場合、装置全体のダウンは防止できるものの、短絡
が起きた場所が特定できず、復旧に手間と時間がかかる
という問題があった。本発明は、このような従来の問題
点に鑑みてなされたもので、短絡が起きた場所を容易に
特定することのできる線路異常監視装置を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。尚、実施例図面中の符号
を併せて示す。まず本発明の線路異常監視装置は、受信
手段10と、受信手段10から引き出され、ループ状に
受信手段10に接続される信号線16,18と、信号線
16,18に電源を供給する電源供給手段と、信号線1
6,18に設けられ、災害を監視し、その監視に基づく
情報を受信手段10に送信する複数の端末20と、各々
が異常が起きた信号線16,18の接続側を表示する異
常表示手段を有し、信号線16,18に設けられる複数
の線路監視装置14とからなり、少なくとも一つの端末
20が線路監視装置14の間に設けられる。
【0005】ここで異常表示手段は、信号線16,18
の一方の接続側に異常が起こったことを表示する第1の
異常表示手段56と、信号線16,18の他方の接続側
に異常が起こったことを表示する第2の異常表示手段5
8を有する。更に、信号線16,18の異常が検知され
た時にオンするスイッチ手段42,44からなり、第1
及び第2の異常表示手段56,58はスイッチ手段4
2,44に直列接続され、第1及び第2の異常表示手段
56,58はスイッチ手段42,44がオンした時に通
常状態にある信号線からの電源供給により異常表示を行
う。この第1及び第2の異常表示手段の各々に逆流防止
用の保護ダイオードD2,D3が直列に接続されている また線路監視装置14はハウジングの中に収納され、ハ
ウジングの両端から信号線16,18が引き出され、引
き出された信号線16,18の異常を表示する第1と第
2の異常表示手段56,58は、信号線16,18が引
き出されるハウジングの端部付近に設けられる。また第
1及び第2の異常表示手段56,58はハウジングの中
に設けてもよい。
【0006】一方、本発明の線路異常監視装置は、受信
手段10と、受信手段10から引き出され、ループ状に
受信手段10に接続される信号線16,18と、信号線
16,18に電源を供給する電源供給手段と、信号線1
6,18に設けられ、災害を監視し、その監視に基づく
情報を受信手段10に送信する複数の端末20と、各々
が異常が起きた信号線16,18の接続側を表示する異
常表示手段56,58を有し、信号線16,18に設け
られる複数の線路監視装置14と、信号線16,18の
始端に接続する始端端末20及び信号線16,18の終
端に接続する終端端末20と、始端及び終端とそれぞれ
に隣接する中間線路監視装置14との間の信号線の異常
を表示する異常表示手段107,117を有する始終端
監視手段12とからなり、少なくとも一つの端末20が
線路監視装置14の間に設けられ、信号線16,18が
正常な場合には、電源は始端端末から信号線16,18
に供給され、信号線上の中間線路監視装置14は順次動
作して終端端末20へ供給され、信号線16,18に異
常がある場合には、電源供給は線路異常位置の直前の中
間線路監視装置14において電源供給を停止し、終端端
末20から電源を供給し、この終端端末からの電源供給
は線路異常位置の直後の中間線路監視装置14において
停止する。
【0007】ここで、異常表示手段は、信号線16,1
8の一方の接続側に異常が起こったことを表示する第1
の異常表示手段107と、信号線16,18の他方の接
続側に異常が起こったことを表示する第2の異常表示手
段117を有する。また線路異常監視装置は、更に、信
号線16,18の異常が検知された時にオンするスイッ
チ手段42,44からなり、第1及び第2の異常表示手
段56,58はスイッチ手段42,44に直列接続さ
れ、第1及び第2の異常表示手段54,56はスイッチ
手段42,44がオンした時に、通常状態にある信号線
16,18からの電源供給により異常表示を行う。
【0008】第1及び第2の異常表示手段56,58の
各々に、逆流防止用の保護ダイオードD2,D3が直列
に接続されている。また線路監視装置はハウジングの中
に収納され、ハウジングの両端から信号線が引き出さ
れ、引き出された信号16,18線の異常を表示する第
1と第2の表示手段56,58は信号線が引き出される
ハウジングの端部付近に設けられる。また第1及び第2
の異常表示手段56,58を、ハウジングの中に設ても
よい。
【0009】始終端線路監視装置12は、始端端子に接
続した線路の異常を表示する始端異常表示手段107
と、終端に接続した線路の異常を表示する終端異常表示
手段117と、始端及び終端に接続した線路のいづれか
の異常で代表的に表示する代表表示手段129とを有す
る。また始終端線路監視装置12としては、始端端子S
out,SCoutに接続された信号線16,18の異
常を検出する始端異常検知手段32と、始端異常検知手
段32が異常を検出した時に、始端に接続された信号線
の異常を表示する始端異常表示手段107と、終端端子
に接続された信号線16,18の異常を検出する終端異
常検出手段34と、終端異常検知手段34が異常を検出
した時に、終端に接続された信号線16,18の異常を
表示する終端異常表示手段117と、始端及び終端異常
検出手段32,34のいづれかが前記信号線の異常を検
出した時に、異常を代表表示する代表表示手段129を
有する。
【0010】さらに本発明で用いる始終端線路監視装置
は、始端端子Sout,SCoutに接続された信号線
16,18の異常を検出する始端異常検出手段32と、
始端端子Sout,SCoutに接続された信号線1
6,18の電圧低下を検出する始端電圧低下検出手段1
02と、始端異常検知手段32が異常を検出した時に、
始端に接続された信号線16,18の異常を表示する始
端異常表示手段107と、終端端子Sin,SCinに
接続された信号線16,18の異常を検出する終端異常
検出手段34と、終端端子Sin,SCinに接続され
た信号線16の電圧低下を検出する終端電圧低下検出手
段118と、終端異常検知手段34が異常を検出したと
きに、終端に接続された信号線16,18の異常を表示
する終端異常表示手段117と、始端及び終端の異常検
出手段32,34が信号線16,18の異常を検出した
時及び第1及び第2の電圧低下検出手段102,118
が電圧の低下を検出した時のいづれかの場合に異常を代
表表示する代表表示手段129を有する。
【0011】
【作用】このような構成を備えた本発明の線路異常監視
装置は、短絡が起きた場合には、受信機内部あるいは近
傍に設置している始終端装置およびループ線路に挿入接
続している中間線路監視装置を調べると、短絡場所を切
離している装置に設けた異常表示灯が点灯して短絡を起
した線路側を表示している。このため短絡区間を異常表
示灯の点灯から容易に知って迅速な復旧作業を行うこと
ができる。
【0012】
【実施例】
<目次> 1.装置の全体構成と動作 2.中間線路監視装置の実施例 3.始終端線路監視装置の実施例 4.始終端線路監視装置の動作 1.装置の全体構成と動作 図1は本発明の基本的な実施例を示した実施例ブロック
図である。図1において、10は受信機であり、火災,
ガス漏れ等の異常を集中監視する。受信機10の端子
S,SCからは信号線16,18が引き出され、始終端
線路監視装置12を接続している。更に、始終端線路監
視装置12に対しては制御信号線40と線路障害応答信
号線38が接続されている。始終端線路監視装置12は
始端A側に始端端子Sout,SCoutを有すると共
に、終端B側に終端端子Sin,SCinを有する。始
端A側の端子Sout,SCoutからはプラス側の信
号線16とマイナス側の信号線18が引き出され、信号
線16,18は端末側を経由してループ状に終端B側の
終端端子Sin,SCinに接続している。
【0013】端末側にループ接続された信号線16,1
8間には、受信機10からの電源供給を受けて火災等の
異常を監視するセンサ等を備えた端末20が複数接続さ
れている。更に、端末側にループ接続された信号線1
6,18には中間線路監視装置14−1,14−2,1
4−3が挿入接続されている。中間線路監視装置14−
1,14−3はFET等を用いたスイッチ22を備えて
おり、両側に接続している端子のいずれか一方から電源
供給を受けた際に、他方の端子側の線路に短絡がなけれ
ばスイッチ22をオンし、次段の信号線16,18間に
電源を供給する。出力側の信号線16,18間に短絡が
あると、スイッチ22はオフを維持し、短絡区間に対す
る電源供給を停止する。
【0014】更に本発明にあっては、中間線路監視装置
14−1〜14−3のそれぞれには第1及び第2の異常
表示灯56,58が設けられている。異常表示灯56は
右側の端子から電源供給を受けたときに左側端子間に接
続した線路の短絡を検出して線路異常を表示する。ま
た、右側の異常表示灯58は、逆に、左側の端子から電
源供給を受けた際に右側端子に接続した線路の短絡を検
出して線路異常を表示する。この中間線路監視装置14
−1〜14−3の詳細は後の説明で更に明らかにされ
る。
【0015】始終端線路監視装置12にはFET等を用
いたスイッチ24,26及び28が設けられる。スイッ
チ24は受信機10からの制御信号線40による制御信
号E 00を受けてオンし、始終端線路監視装置12の破線
の回路部12aに対する電源供給を行う。スイッチ24
の制御信号E00によるオンオフはフォトカプラにより結
合してもよい。スイッチ26は始端A側の端子Sout
に対する電源ラインに設けられている。また、スイッチ
28は終端B側の端子Sinに対する電源ラインに設け
られている。
【0016】更に、短絡検出部32,34が設けられ
る。短絡検出部32は始端A側の端子Sout,SCo
utに接続した信号線16,18間の短絡を検出する。
また、短絡検出部34は終端B側の端子Sin,SCi
nに接続した信号線16,18間の短絡を検出する。短
絡検出部32,34のそれぞれには始端異常表示灯10
7と終端異常表示灯117が設けられ、始端Aあるいは
終端Bの短絡検出で点灯して線路異常を表示する。
【0017】始終端線路監視装置12による電源供給は
受信機10によるスイッチ24のオンにより、まず始端
A側の信号線16,18に対し行われる。このとき始端
A側の信号線16,18が正常であれば短絡検出部32
による短絡検出は行われないことから、このときの出力
信号E01によりスイッチ26をオンし、始端A側からの
電源供給を行う。始終端線路監視装置12の始端A側か
ら電源供給を受けた中間線路監視装置14−1,14−
2,14−3は、各区間の線路が正常であれば順次スイ
ッチ22をオンする。
【0018】従って、中間線路監視装置14−1〜14
−3のスイッチ22の順次動作時間の経過後に終端Bの
端子Sin,SCin間に供給した電源電圧が正常に加
わることになる。このように、始端Aから供給した電源
電圧が正常に終端B側に所定時間後に加わることから、
短絡検出部34は終端側を正常と判断し、スイッチ28
はオフのままに維持する。
【0019】スイッチ24をオンした際に、始端A側の
信号線16,18間に短絡があると、この始端A側の短
絡を短絡検出部32が検出し、このときの出力信号E01
によりスイッチ26をオフに維持し、同時に始端異常表
示灯107を点灯する。更に、短絡検出時の出力信号E
01はORゲート36を介して線路障害信号E03として受
信機10に出力される。
【0020】同時に、ORゲート36の出力はスイッチ
28をオンし、更に代表異常表示灯129を点灯する。
この始端A側の短絡検出時のスイッチ28のオンによ
り、終端B側から電源供給が行われることになる。終端
B側からの電源供給についても、中間線路監視装置14
−3,14−2,14−1の順番に動作してスイッチ2
2をオンする。
【0021】しかし、短絡が起きている始端Aの信号線
16,18の手前の中間線路監視装置14−1にあって
は、前段の中間線路監視装置14−2より電源供給を受
けた際に始端A側の信号線16,18間の短絡を検出
し、スイッチ22をオフのままとして始端A側の信号線
16,18を切り離す。同時に、切離し側の線路を示す
異常表示灯56を点灯する。
【0022】更に、ループ接続された信号線16,18
に設けている中間線路監視装置14−2,14−3の間
のC点の信号線16,18間で短絡が起きた場合には、
始終端線路監視装置12は受信機10によるスイッチ2
4のオン、及び短絡検出部32による正常時のスイッチ
26のオンにより始端Aより電源供給を行う。この電源
供給を受けて中間線路監視装置14−1のスイッチ22
がオンし、次の中間線路監視装置14−2に電源が供給
されると、C点の短絡が検出されてスイッチ22がオフ
を維持し、短絡したC側の異常表示灯58を点灯する。
【0023】始終端線路監視装置12の始端A側の電源
供給に対し、このように中間線路監視装置14で短絡検
出を行ってスイッチ22のオフにより切り離すことか
ら、予め予定した一定時間を経過しても、終端B側の端
子Sin,SCinには電源電圧が加わらない。この一
定時間後の電源電圧の印加の有無は短絡検出部34で監
視されており、一定時間後に端子電圧をチェックし、電
圧が加わっていないと線路異常と判定し、異常検出信号
02を出力する。
【0024】この線路異常の検出信号はORゲート36
を介して受信機10に送られると共に、代表異常表示灯
129を点灯し、更にスイッチ28をオンして終端B側
からの電源供給を行う。尚、線路異常の検出で中間異常
表示灯117も点灯するが、終端B側からの電源供給で
線路電圧は回復することから、点灯後に消灯することに
なる。
【0025】終端B側から電源供給を行うと、短絡を起
こしているC点の手前の中間線路監視装置14−3に電
源が供給されたときにC点側の信号線16,18間の短
絡が検出されて、スイッチ22がオフを維持して短絡区
間を切り離し、同時に異常線路側を示す異常表示灯58
が点灯する。更に、最初の電源投入時に始終端線路監視
装置12の終端B側の信号線16,18に短絡が起きて
いた場合には、最初に行われる始端A側からの電源供給
により中間線路監視装置14−1,14−2のスイッチ
22が順次オンし、中間線路監視装置14−3に対する
電源供給で終端B側の信号線16,18の短絡が検出さ
れてスイッチ22のオフが維持され、異常表示灯56を
点灯する。
【0026】続いて、終端B側の信号線16,18の短
絡により一定時間待っても終端Bの端子Sin,SCi
nには電源電圧が加わらないため、短絡検出部34が終
端B側の異常を検出して信号E02を出力し、終端異常表
示灯117を点灯する。また、ORゲート36を介して
線路障害信号E03を受信機10に出力する。同時に、代
表異常表示灯129を点灯する。この場合、スイッチ2
8は短絡検出部34による終端B側の短絡検出でインタ
ーロックが掛けられ、オフ状態を保つ。
【0027】更に、始終端線路監視装置12より正常に
端末側に電源供給が行われている状態で信号線16,1
8間に短絡事故が起きると、終端をB側の端子Sin,
SCinに対する電源電圧が断たれ、これを短絡検出部
34で検出し、線路異常の検出信号E02をORゲート3
6を介して受信機10に線路障害信号E03として出力す
る。この線路障害信号E03を受けた受信機10は制御信
号線40により制御信号E00をスイッチ24に出力し、
オン状態にあったスイッチ24を一旦オフした後に、再
度オンし、電源投入を最初からやり直すことで、短絡を
起こした線路区間を切り離すことができる。
【0028】この正常な電源供給の途中で起きた短絡に
対する動作については、受信機10側からの制御によら
ず、短絡検出部34で検出した線路異常の検出信号E02
に基づく自動リセット動作で始端A側の短絡検出部32
を電源投入時と同様に動作させることで、電源供給を最
初からやり直すようにしてもよい。図2(a)は図1の
端末側に設けた中間線路監視装置の外観を示した説明図
である。図2(a)において、中間線路監視装置14の
収納ボックスに対しては両側よりケーブル15a,15
bが接続されている。この収納ボックスの上部にはケー
ブル15aの異常を示す異常表示灯56と、ケーブル1
5bの異常を示す異常表示灯58が設けられる。
【0029】即ち、ケーブル15a側に短絡が起きると
異常表示灯56が点灯する。また、ケーブル15b側に
短絡が起きると異常表示灯58が点灯する。従って、受
信機10側で線路障害の警報表示が行われたならば、受
信機10より始終端線路監視装置12を介して引き出さ
れている線路に挿入接続されている中間線路監視装置1
4を調べ、図2(a)に示す異常表示灯56,58が点
灯しているケーブル15aまたは15b側に線路異常が
起きたことを簡単に知ることができる。
【0030】従って、受信機10側で線路障害の警報表
示が行われたならば、受信機10より始終端線路監視装
置12を介して引き出されている線路に挿入接続されて
いる中間線路監視装置14を調べ、図2(a)に示す異
常表示灯56,58が点灯しているケーブル15aまた
は15b側に線路異常が起きたことを簡単に知ることが
できる。
【0031】図2(b)は図1の端末側に設けた中間線
路監視装置の他の実施例を示し、この実施例は、中間線
路監視装置14の収納ボックスの内部のプリント基板2
02上に異常表示灯56,58を設けたことを特徴とす
る。即ち、プリント基板202のコネクタ201aの近
傍にケーブル15aの異常を示す異常表示灯56が設け
られ、またコネクタ201bの近傍にケーブル15bの
異常を示す異常表示灯58が設けられる。ケーブル15
a側に短絡が起きると異常表示灯56が点灯し、また、
ケーブル15b側に短絡が起きると異常表示灯58が点
灯する。
【0032】図3は図1の始終端線路監視装置12の外
観を示した説明図である。図3において、始終端線路監
視装置12の収納ボックスに対しては右側より2本のケ
ーブル15a,15bが接続されており、ケーブル15
aが始端側、ケーブル15bが終端側となる。ケーブル
15a側のボックス上部には始端異常表示灯107が設
けられ、またケーブル15b側には終端異常表示灯11
7が設けられる。
【0033】ケーブル15a,15bの反対側には受信
機10と結ぶケーブル13が接続され、ケーブル13側
に代表異常表示灯129を設けている。この始終端線路
監視装置12においても、始端側のケーブル15aに短
絡が起きると始端異常表示灯107が点灯し、また終端
側のケーブル15bに短絡が起きると終端異常表示灯1
17が点灯する。更に、いずれの場合についても代表異
常表示灯129が点灯する。
【0034】ここで、始端異常表示灯107及び終端異
常表示灯117は始終端側の短絡検出で点灯すると共
に、反対側から電源供給を行ったときの一定時間後の電
圧検出が得られないときにも線路異常として点灯する。
即ち、始終端に設けたられた短絡検出部32,34のそ
れぞれは、短絡検出と同時に電源電圧の低下を検出して
いる。この電源電圧の低下検出については、端末線路の
断線を検出することができる。即ち、短絡検出部32,
34は短絡検出と同時に断線検出機能をもっている。
【0035】そこで、図3の始終端線路監視装置12に
ついて、代表異常表示灯129を短絡検出の場合にのみ
点灯させ、線路電圧の低下検出、即ち断線検出時には点
灯させないようにすることで、ケーブル15a,15b
側の線路異常が短絡か断線かを識別することができる。
勿論、逆に短絡検出で異常表示灯129を点灯せず、断
線検出時にのみ代表表示灯129を点灯させることによ
っても短絡と断線を識別することができる。
【0036】このような図2,図3に示した異常表示灯
を備えた始終端線路監視装置12及び中間線路監視装置
14を用いることで、図1に示したように始端A,終端
Bあるいは中間の区間Cで短絡事故が起きた場合には、
始終端線路監視装置12及び中間線路監視装置14−1
〜14−3に設けている各異常表示灯を調べることで、
線路障害を起こした区間を簡単に知ることができ、迅速
な復旧作業を行うことができる。尚、図1で始終端線路
監視装置12は受信機10に外付けしているが、受信機
10の内部に設置するようにしてもよいことは勿論であ
る。 2.中間線路監視装置の実施例 図4は本発明の中間線路監視装置の詳細を示した回路ブ
ロック図であり、図5に具体的な回路図を示す。図4に
おいて、中間線路監視装置14には左側に端子S1,S
C1が設けられ、右側にS2,SC2が設けられてい
る。プラス側の端子端子S1,S2間を結ぶ電源ライン
には図1のスイッチ22として機能する2つのFET4
2,44が直列接続される。
【0037】端子S1,S2側からはダイオードD2,
D3を介して定電圧回路46に対する入力接続が行われ
ている。従って、端子S1,SC1間またはS2,SC
2間のいずれかに電源供給を受けても、定電圧回路46
に対する電源入力を行うことができる。定電圧回路46
は内部回路に使用する電源電圧VDDを発生する。定電圧
回路46の電源電圧はパワーオン・ワンショット回路4
8に印加され、電源電圧が規定電圧に立ち上がるとパワ
ーオン・ワンショット回路48がワンショットパルスを
短絡検出回路49に出力する。短絡検出回路49はワン
ショットパルスの入力期間、短絡検出動作を行う。即
ち、短絡検出回路49はダイオードD5を介してFET
42とFET44の間に接続されている。このためダイ
オードD5から見るとFET42,44は端子S1,S
2側をアノードとするダイオードと見做せることから、
電源供給を受けていない端子S1またはS2側の負荷抵
抗の大きさを検出し、例えば負荷抵抗が500Ω以上で
あれば正常、500Ω未満であれば短絡として検出す
る。
【0038】短絡検出回路49で短絡検出が行われなけ
ればワンショットパルスはそのまま通過して遅延回路5
0を経由し、ラッチ回路52のセット端子Sに加えられ
る。遅延回路50からのワンショットパルスをセット端
子Sに受けたラッチ回路52は、ラッチ動作を行ってラ
ッチ出力Qを生ずる。ラッチ出力QはFET42,44
に印加され、FET42,44がオンする。
【0039】一方、短絡検出回路42はワンショットパ
ルスの入力による検出動作の際に、これから電源を供給
しようとする端子側の線路の短絡が起きていた場合に
は、短絡検出が行われ、遅延回路50に対するワンショ
ットパルスの出力を禁止する。このため、ラッチ回路5
2はワンショットパルスによるセット動作を行うことが
できず、*Q出力(*はQの反転側出力を示す)がオン
していることから定電圧回路46からの電源電圧VDD
規定電圧に立ち上がった時点でトランジスタ54をオン
する。トランジスタ54のコレクタには異常表示灯5
6,58が接続されている。異常表示灯56は端子S2
側から電源供給を受け、異常表示灯58は逆に端子S1
側から電源供給を受けている。このため、例えば端子S
1に電源供給を受けて端子S2側が短絡していた場合に
は、端子S2側の線路異常を示す異常表示灯58が点灯
する。逆に端子S2から電源供給を受けた際に端子S1
側が短絡していた場合には、異常表示灯56が点灯す
る。
【0040】図5の具体的な回路図にあっては、端子S
1,S2側のプラス側ラインはダイオードD2,D3を
介して定電圧回路46に共通接続される。定電圧回路4
6は抵抗R7,R8、コンデンサC1、ツェナダイオー
ドZD5、トランジスタ62,60で構成される。パワ
ーオン・ワンショット回路48はトランジスタ64,6
8、インバータとして機能するNORゲート66、抵抗
R9〜R14、コンデンサC2及びツェナダイオードZ
D6を備える。
【0041】定電圧回路46からの出力電圧がツェナダ
イオードZD6で決まる一定電圧を上回るとトランジス
タ64がオンする。トランジスタ64のオンによりコン
デンサC2と抵抗R11を直列接続した微分回路で微分
パルスが作られ、NANDゲート66による波形整形で
矩形パルスとなるワンショットパルスに変換されてトラ
ンジスタ68をワンショット駆動する。
【0042】短絡検出回路49はトランジスタ70,7
2、抵抗R15〜R18及びツェナダイオードZD7で
構成される。トランジスタ70のベースはダイオードD
5を介してFET42と44の間に接続され、負荷側の
インピーダンスに接続される。パワーオン・ワンショッ
ト回路48のトランジスタ68のワンショット動作によ
るワンショットパルスを受けると、負荷インピーダンス
が500Ω以上と短絡状態になければ正常にトランジス
タ70がオンし、更にトランジスタ72をオンしてワン
ショットパルスを遅延回路50に出力する。
【0043】ダイオードD5を介した負荷側のインピー
ダンスが500Ωより小さければワンショットパルスに
よりトランジスタ70はオンできず、トランジスタ72
がオフとなって、遅延回路50に対するワンショットパ
ルスの出力を禁止する。遅延回路50はインバータとし
て動作するNANDゲート74、抵抗R20〜R23、
コンデンサC3,C4を備える。遅延時間は抵抗R20
とコンデンサC3の時定数で決まる。
【0044】ラッチ回路52はNANDゲート76,7
8を用いたフリップフロップで構成され、NANDゲー
ト78側に抵抗R25とコンデンサC6を直列接続した
パワーオン・ワンショット回路48のトランジスタ64
のオンでイニシャルリセットを変えるリセット回路を設
けている。更に、コンデンサC5はノイズ対策用であ
る。
【0045】ラッチ回路52のQ出力は抵抗R5,R6
を備えたトランジスタ80のベースに印加され、トラン
ジスタ80のコレクタ負荷としてゲートを接続したFE
T42,44を駆動する。FET42,44のゲート側
には抵抗R1,R2、ダイオードD1,D2及びツェナ
ダイオードZD3,ZD4を備えたゲート回路が設けら
れている。
【0046】また、ラッチ回路52の*Q出力は抵抗R
26,R27を備えたトランジスタ54のベースに供給
される。トランジスタ54のコレクタにはダイオードD
6,D7を介して異常表示灯56,58を実現するLE
Dを並列接続している。尚、端子S1,SC1及びS
2,SC2間にはノイズ吸収用のツェナダイオードZD
1,ZD2を接続している。
【0047】図6は図4,図5に示した中間線路監視装
置における正常時の電源投入動作を示した信号波形図で
ある。まず、電源電圧の印加で規定の電源電圧VDDに立
ち上がると、パワーオン・ワンショット回路48がワン
ショットパルスを出力し、線路は正常であることから短
絡検出回路49からワンショットパルスが遅延回路50
に出力され、遅延回路50で一定時間T0 遅延された
後、ラッチ回路52のラッチ動作を行わせ、これから電
源供給を行おうとする端子S1またはS2側のFET4
2または44をオンする。
【0048】図7は電源供給を行おうとする端子側の信
号線に短絡が起きていた場合の動作を示した信号波形図
である。この場合には電源電圧が規定電圧に立ち上がっ
てワンショットパルスが生じても、短絡検出により短絡
検出回路49からワンショットパルスは出力されない。
このためラッチ回路52のラッチ動作に基づくFET4
2または44のオンが行われず、ラッチ回路の*Q出力
で短絡を起こしている端子側の異常表示灯56または5
8が点灯する。 3.始終端線路監視装置の実施例 図8は本発明の始終端線路監視装置の実施例を示したブ
ロック図であり、図1の破線の回路部12aを示してお
り、図9,図10に具体的な回路図を示す。図8におい
て、始終端線路監視装置12は受信機側に端子S,SC
をもち、端末側に始端端子Sout,SCoutと終端
端子Sin,SCinをもっている。電源のプラス側に
接続される受信機側のS端子については、定電圧回路8
2がダイオードD11を介して接続され、内部回路で使
用する電源電圧VDDを発生する。
【0049】続いてリセット回路84が設けられ、端子
S,SC間に電源電圧が印加されるとリセット信号E1
を出力する。リセット回路84によるリセット信号E1
は電源供給時以外に外部リセット回路86によっても強
制的に発生できる。外部リセット回路86はANDゲー
ト88の出力で起動される。ANDゲート88には受信
機側からの外部リセット信号E15と後の説明で明らか
にするRS−FF124からの線路障害信号E14が入
力される。即ち、線路障害が起きている状態で受信機か
ら外部リセット信号E15を掛けると、外部リセット回
路86によるリセット回路84の動作が行われる。
【0050】リセット回路84からのリセット信号E1
はNORゲート90を介してパワーオン・ワンショット
回路92に入力される。パワーオン・ワンショット回路
92はリセット信号E1によるリセット時点から端末側
にループ接続している中間線路監視装置の台数に応じた
動作時間で決まる一定時間T1後にパルス幅T2のワン
ショットパルスE2を出力する。このワンショットパル
スE2は始端側及び終端側の短絡検出回路94,110
に並列的に出力される。
【0051】まず、始端側を説明すると、短絡検出回路
94はダイオードD14を介して端子Soutに接続さ
れ、負荷側インピーダンスが500Ω以上であれば正常
と判断し、500Ωを下回ると短絡と判断する。正常な
場合にはワンショットパルスをE3信号としてそのまま
出力する。短絡検出時にはワンショットパルスの出力を
禁止する。
【0052】短絡検出回路94に続いてはRS−FF9
6が設けられる。RS−FF96はNORゲート98か
らのリセット信号E1によりリセットされており、続い
て正常時の短絡検出回路94からのワンショットパルス
E3のS3端子に対する立下がりで反転し、Q=H、*
Q=Lとする。RS−FF96のQ出力E4はFETを
用いたスイッチ26をQ=Hでオンする。
【0053】続いて遅延回路100が設けられ、RS−
FF96のQ出力信号E4を一定時間T3だけ遅延した
遅延信号E5を出力する。また、RS−FF96のQ出
力E4は警報表示回路105に与えられ、短絡検出回路
94による短絡検出で電源電圧VDDに立ち上がった状態
でQ出力信号E4がLレベルとなっているとき、始端端
子Sout,SCout側の線路の線路異常を示す始端
異常表示灯107を点灯する。電圧検出回路102は端
子Sout,SCout間の印加電圧が規定電圧か否か
検出し、規定電圧異常となって正常電圧を検出するとト
ランジスタ104をオンする。正常な電圧検出によりト
ランジスタ104がオンしていれば遅延回路100の遅
延信号E5は引き込まれてE6信号はLとなる。これに
対し規定電圧以下で正常な電圧検出が行われていないと
トランジスタ104がオフとなり、遅延回路100から
の遅延信号E5が線路異常信号E6として出力される。
電圧検出回路で電圧低下を検出したときの線路異常信号
E6はNORゲート98を介してRS−FF96をリセ
ットし、またORゲート106を介して線路電圧低下信
号E7として出力され、NORゲート90を介して再
度、パワーオン・ワンショット回路92をトリガする。
【0054】また、線路電圧低下信号E7はNORゲー
ト122を介してE13信号として代表障害検出用のR
S−FF124のセット動作を行って、Q出力をHと
し、代表障害信号E14を出力する。代表障害信号E1
4は異常表示回路128の代表異常表示灯129を点灯
し、更に終端側の端子SCinに直列接続しているFE
Tを用いたスイッチ34をオンする。
【0055】更に代表障害信号E14はANDゲート1
26の一方に入力される。ANDゲート126の他方に
は終端側に設けたRS−FF112のQ出力信号E9が
入力されている。Q出力信号E9は終端側に短絡が起き
ていない正常時にはHとなってANDゲート126を許
容状態としており、このとき始端側の線路異常を示す線
路電圧低下信号E7に基づく代表障害信号E14が得ら
れれば、ANDゲート126の出力信号E15がHとな
り、スイッチ28をオンする。このような始端側障害検
出時のスイッチ28,34のオンにより終端側の端子S
in,SCinからの電源供給が行われることになる。
【0056】次にパワーオン・ワンショット回路92に
続く終端側の回路を説明すると、始端側と同様に短絡検
出回路110,RS−FF112,異常表示回路11
5,遅延回路116及び電圧検出回路118を設けてい
る。短絡検出回路110はダイオードD17を介して端
子Sinに接続され、線路側インピーダンスが500Ω
以上であれば正常と判断し、500Ωを下回ると短絡と
判断してワンショットパルスの通過を禁止する。
【0057】RS−FF112はリセット信号E1によ
りリセットされ、短絡検出回路110で終端側の短絡検
出がないときのワンショットパルスE8を受けてセット
し、Q出力信号E9をHとする。遅延回路116は一定
時間T3後に遅延信号E10を出力する。異常表示回路
115は終端異常表示灯117を備え、短絡検出回路1
10による短絡検出で電源電圧VDDが立ち上がった状態
でRS−FF112のQ出力信号E9がLとなっている
ときに、終端異常表示灯117を点灯する。
【0058】電圧検出回路118は終端端子Sin,S
Cinに加わる電圧が規定電圧か否か検出し、規定電圧
が得られているとトランジスタ120をオンし、規定電
圧が得られていない電圧低下検出時にはトランジスタ1
20をオフとしている。電圧検出回路118により正常
な電圧検出が行われていると、トランジスタ120によ
り遅延信号E0は引き込まれて出力されない。
【0059】これに対し、電圧検出回路118が電圧低
下を検出してトランジスタ120がオフになると、遅延
信号E10はそのまま線路電圧低下信号E11として出
力され、NORゲート114を介してRS−FF112
をリセットする。またNORゲート106を介して線路
電圧低下信号E7として出力され、NORゲート90を
介してパワーオン・ワンショット回路92の再トリガ、
及びRS−FF124による代表障害のラッチ動作を行
わせる。
【0060】更に、終端側に対しては終端短絡検出回路
108が設けられている。終端短絡検出回路108に対
してはパワーオン・ワンショット回路92からのワンシ
ョットパルスE2と、終端側のRS−FF112のQ出
力信号E9が入力されている。終端側が正常であればQ
出力信号E9はHとなっており、このときのワンショッ
トパルスE2の通過を禁止している。終端に短絡がある
とQ出力信号E9はLとなって終端短絡検出回路を許容
状態とし、このとき得られたワンショットパルスE2を
終端短絡検出信号E12として、NORゲート122を
介してRS−FF124に出力して代表障害のラッチ動
作を行わせる。
【0061】次に図9,図10の具体的な回路図を説明
する。定電圧回路82はトランジスタ132,134、
抵抗R34〜R36、コンデンサC11,C12,ツェ
ナータイオードZD15で構成され、受信側の端子S,
SC間に対する電源供給を受けて電源電圧VDDを発生す
る。リセット回路84はトランジスタ136、NORゲ
ート138、インバータ140、抵抗R37〜R40,
R101、ツェナダイオードZD16及びコンデンサC
13で構成され、電源投入時あるいは外部リセット回路
86からのリセット信号入力時にリセット信号を出力す
る。リセット回路84からのリセット信号はに示すよ
うに、RS−FF96,112、124及び184に供
給されている。
【0062】パワーオン・ワンショット回路92はタイ
マ回路142,144、インバータ146、抵抗R41
〜R48、コンデンサC14〜C16、ダイオードD1
2,D13及びトランジスタ148で構成される。タイ
マ回路142はリセット信号を受けてからT1時間後に
Q出力をHとする。この設定時間T1はコンデンサC1
4と抵抗R41の時定数で設定される。
【0063】タイマ回路144はタイマ回路142のT
1時間後のQ出力を受けて動作し、T2時間後に復旧す
ることでワンショットパルスのパルス幅T2を決める。
ワンショットパルスのパルス幅T2はコンデンサC15
と抵抗R42の時定数で設定される。タイマ回路144
からのワンショットパルスはトランジスタ148をオン
し、次段の短絡検出回路94に出力される。
【0064】短絡検出回路94はトランジスタ150、
抵抗R49,R50、ダイオードD15,D16で構成
され、トランジスタ150のベースをダイオードD14
を介して終端側の端子Soutのラインに接続してい
る。終端側の線路が正常であればワンショットパルスの
入力に対しトランジスタ150がオンする。これに対
し、終端側の線路が短絡でインピーダンスが低いとワン
ショットパルスを入力してもトランジスタ150はオン
できず、ワンショットパルスの次段のRS−FF96へ
の出力を禁止する。
【0065】短絡検出回路94に続いてはRS−FF9
6が設けられ、続いて遅延回路100が設けられる。遅
延回路100はインバータ154,156、抵抗R54
〜R56及びコンデンサC19で構成され、遅延時間T
3を抵抗R54とコンデンサC19の時定数で決める。
また、RS−FF96の出力段には始端異常表示灯10
7の異常表示回路が設けられ、この異常表示回路はトラ
ンジスタ152、抵抗R51〜R53で構成される。
【0066】電圧検出回路102はトランジスタ10
4、ツェナダイオードZD15、抵抗R57,R58で
構成され、例えば15V以上で正常電圧、15Vを下回
ると電圧低下とし、正常電圧でトランジスタ104をオ
ンし、電圧低下でトランジスタ104をオフとする。更
にRS−FF96のQ出力はに示すように、定電圧回
路82の左側に設けているFET26の駆動回路に接続
される。即ち、FET26の駆動回路はトランジスタ1
30、抵抗R30〜R33及びツェナダイオードZD1
4を備える。
【0067】次に始端端子Sin,SCin側を説明す
ると、短絡検出回路110はトランジスタ160、抵抗
R59、ダイオードD17,D18,D19を備え、ト
ランジスタ160のベースをダイオードD17を介して
終端端子Sin側のラインに接続している。短絡検出回
路110に続いてはRS−FF112を介して遅延回路
116が設けられる。
【0068】遅延回路116はインバータ164,16
8、抵抗R64,R65、コンデンサC22で構成さ
れ、遅延時間T3を抵抗R64とコンデンサC22の時
定数で決めている。また、RS−FF112の出力段に
は終端異常表示灯117の異常表示回路が設けられ、こ
の異常表示回路はトランジスタ162,抵抗R61〜R
63を備える。電圧検出回路118はトランジスタ17
0、抵抗R66〜R68oびツェナダイオードZD19
を備え、例えば15V以上で正常電圧、15V未満で電
圧低下を検出し、正常電圧でトランジスタ170をオ
ン、電圧低下でトランジスタ170をオフとする。
【0069】終端検出回路108はインバータ176及
びNORゲート178を備え、終端検出信号をNORゲ
ート122に出力する。尚、終端検出回路108にはN
ORゲート106からの線路電圧低下検出信号を反転し
てNORゲート90,122に入力するインバータ17
4が設けられる。また、RS−FF112のQ出力を反
転してNORゲート126に線路障害信号を出力するイ
ンバータ180が設けられる。
【0070】代表障害用のRS−FF124のQ出力は
抵抗R72を介して終端側のSCinからのラインに設
けたFET34のゲートに与えられる。また、RS−F
F124の代表障害信号としてのQ出力はインバータ1
82で反転された後、NORゲート126に与えられ
る。NORゲート126の出力は終端側の端子Sinに
電源を供給するFET28の駆動回路に与えられる。こ
の駆動回路はトランジスタ129、抵抗R78〜R81
及びツェナダイオードZD21を備える。
【0071】またインバータ182で反転されたRS−
FF124のQ出力となる代表障害信号は異常表示回路
128に与えられる。異常表示回路128にはトランジ
スタ188、抵抗R74〜R77、フォトカプラ発光部
190及び代表異常表示灯129が設けられる。フォト
カプラ発光部190からの光は図示しないフォトカプラ
受光部で受光され、受信機10に線路障害信号を送出さ
せる。
【0072】更に外部リセット回路86はRS−FF1
84、フォトカプラ受光部186、抵抗R70及びコン
デンサC25,C26を備える。フォトカプラ受光部1
86には受信機側により駆動されるフォトカプラ発光部
からの光が入射し、これが受信機からの外部リセット入
力となる。即ち、受信機からのフォトカプラ受光部18
6に対する外部リセット入力が得られ、且つRS−FF
124より代表障害出力が得られたとき、リセット回路
84に対し強制的なリセット入力を与えることができ
る。
【0073】尚、受信機側端子S,SC間、始端端子S
out,SCout間、及び終端端子Sin,SCin
間のそれぞれにはノイズ吸収用のツェナダイオードZD
11,ZD18及びZD20を設けている。 4.始終端線路監視装置の動作 次に図8,図9,図10に示した始終端線路監視装置1
2の動作を説明する。この始終端線路監視装置12の動
作は電源投入時の動作と電源供給後の定常状態で線路電
圧が低下したときの動作に分けられる。
【0074】図11は受信機側より端子S,SC間に電
源を印加したパワーオン時の動作を示したフローチャー
トである。このパワーオン・スタート時の動作は 正常時の動作、 始端短絡時の動作、 終端短絡時の動作、 ループ線路の途中で障害が起きていた場合の動作、 に分けられる。
【0075】まず、端末側線路が正常であった場合には
受信機側からの電源供給に対し、まずステップS1で始
端短絡検出の有無をチェックする。始端側は正常である
ことからステップS2に進み、FET26をオンし、始
端側からの電源供給を行う。続いてステップS3に進
み、終端側の短絡の有無を検出する。終端側も正常であ
ることからステップS4に進み、規定電圧例えば15V
以下か否かチェックする。正常であることから、T1時
間後に15Vを越える電圧が得られ、一連の処理を終了
する。このような正常時にはFET26のみがオンし、
FET28,34はオフとなっている。
【0076】ステップS1で終端短絡が検出された場合
はステップS7に進み、始端異常表示灯107と代表異
常表示灯129の点灯による異常表示と受信機に対する
線路障害信号の移報出力を行う。次にステップS8で終
端短絡の有無を検出し、終端が正常であればステップS
9に進み、FET28,34をオンし、終端側間の電源
供給を行う。
【0077】終端側が短絡していた場合にはステップS
1からS3に進み、終端短絡を検出し、ステップS6に
進み、終端異常表示灯117と代表表示灯129の点灯
による異常表示と線路障害信号の受信機に対する移報出
力を行う。更に、始端及び終端共に正常であるがループ
線路の途中に異常があった場合には、ステップS1から
S4に進んだ状態でT1時間を経過しても終端側の電圧
は規定電圧15V以下であり、従ってステップS5に進
み、代表異常表示灯129による異常表示と線路障害信
号の受信機に対する移報出力を行い、同時にFET2
8,34をオンして終端側からの電源供給を行う。
【0078】図12は最初の電源供給を正常に行った監
視状態で端末線路側に短絡または断線が起きた場合の始
終端線路監視装置12の動作を示したフローチャートで
ある。定常状態で端末側の線路に短絡または断線が起き
ると、電圧検出回路102または118による電圧検出
の低下動作が行われる。図12にあっては、まずステッ
プS1でFET28,34がオフか否か、即ち始端側か
ら電源供給を行っているか終端側から電源供給を行って
いるか否かをチェックし、代表異常表示灯129による
異常表示、及び受信機に対する線路障害信号の移報出
力、FET26のオフを行い、電源供給を一旦、遮断す
る。
【0079】一方、ステップS1でFET28,34が
オンして終端側から電源供給を行っていた場合には、ス
テップS2と同様の異常表示と移報出力を行い、更にオ
ン状態にあるFET28,34をオフする。続いてステ
ップS4でパワーオン・ワンショット回路92の再トリ
ガで得られたワンショットパルスのパルス幅T2時間経
過を待ち、ステップS5で始端側の短絡検出を行う。始
端側に短絡がなければステップS6でFET26をオン
する。始端側が短絡していた場合にはステップS7で終
端の短絡検出の有無をチェックし、終端側が短絡してな
ければステップS8でFET28,34をオンして終端
側からの電源供給を行う。終端側も短絡していれば、F
ET26,28,34のいずれもオンしない。
【0080】図13は図11のフローチャートに示した
端末線路側が正常な場合のパワーオン・スタート時の動
作を示したタイミングチャートである。図13におい
て、まず時刻t1で図1に示したスイッチ24が受信機
10からの制御信号によりオンすると、この電源供給を
受けてリセット回路84がリセット信号E1を出力す
る。リセット信号E1はパワーオン・ワンショット回路
92を起動し、ループ線路に接続している中間線路監視
装置14の1台当りの動作時間に設置台数を掛けた時間
に基づく一定時間T1後にパルス幅T2のワンショット
パルスE2を出力する。
【0081】このワンショットパルスは短絡検出回路9
4による短絡検出がないことから、そのまま通過してR
S−FF96に入力され、ワンショットパルスE3の立
下がりでRS−FF96が反転し、Q出力信号E4をH
とする。このQ出力信号E4のHによりFET26がオ
ンし、始端側からの電源供給を開始する。また、始端側
からの電源供給で電圧検出回路102が15Vを越える
正常電圧を検出し、トランジスタ104をオンする。
【0082】このため、遅延回路100がT3時間後に
RS−FF96のE9信号E4の遅延信号E5を出力し
ても、トランジスタ104がこのときオンしていること
から引き込まれて、線路電圧低下信号E6はLに固定さ
れる。一方、ワンショットパルスは同時に終端側の短絡
検出回路110にも与えられ、終端側にも短絡検出がな
いことから、そのままRS−FF112に印加され、R
S−FF112のセット動作によりQ出力信号E9がH
となる。
【0083】電圧検出回路118は端末側の線路に接続
している中間線路監視装置14が正常に動作しているこ
とから、遅延回路116の遅延信号E10がHレベルに
立ち上がる前に電圧検出回路118による正常な電圧検
出でトランジスタ120はオンしており、トランジスタ
120のオンにより遅延信号E10がHとなっても、線
路電圧低下信号E11は正常状態を示すLレベルに固定
され、FET28,34はオフに維持される。
【0084】図14は端末線路に設けた中間線路監視装
置の任意の間で断線または短絡が起きたときのパワーオ
ン・スタート時の動作を示したタイミングチャートであ
る。図14において、スイッチ24から終端側のRS−
FF112のセット動作までは図13の場合と同じであ
る。しかしながら、始端側から電源供給を行っても端末
ループ線路の途中で障害が起きているため、終端側の電
圧検出回路118による正常な電圧検出は行われず、ト
ランジスタ120はオフのままとなる。
【0085】このため、遅延回路116からの遅延信号
E10がHに立ち上がると、そのまま線路電圧低下検出
信号E11として出力され、RS−FF112の強制リ
セットでQ出力信号E9をLとし、終端異常表示灯11
5を点灯する。また、ORゲート106より線路電圧低
下信号E7として出力され、NORゲート90を介して
パワーオン・ワンショット回路92を再トリガする。
【0086】また、NORゲート122を介してRS−
FF124を動作し、Q出力となる代表障害信号E2を
Hとし、代表異常表示灯129を点灯とすると同時にF
ET34をオンする。再トリガされたパワーオン・ワン
ショット回路92はT1時間後に再度ワンショットパル
スを発生する。このとき始端側のRS−FF96は既に
セット状態にあるため、状態は変わらないが、終端側の
リセット状態にあるRS−FF112が短絡検出回路1
10からのワンショットパルスE8を受けてセット動作
となり、Q出力信号E9を再びHとする。
【0087】このため、一度点灯した終端異常表示灯1
17は消灯する。同時に、Q出力信号E9がHとなるこ
とで、既に出された代表障害信号E14により許容状態
になるANDゲート126を介してE15信号がHとな
り、FET28をオンする。これにより、終端からの電
源供給が行われる。従って、端末線路の線路異常区間を
両側の中間線路監視装置で切り離した状態で始終端線路
監視装置12からは終端側及び始端側の両方より電源供
給が行われた状態となる。
【0088】尚、パワーオン・スタート時に始端側で短
絡が起きた場合には、図13の端末線路の途中で線路異
常が起きた場合における始端側でのFET26のオンが
行われない以外は同じ動作となり、終端側からの電源供
給に切り替わる。また、パワーオン・スタート時に終端
側で短絡が起きた場合には、図12に示した始端側の正
常動作に対し、短絡を起こした終端側の短絡検出回路1
10での短絡検出動作によりワンショットパルスの出力
が禁止され、RS−FFがリセットされたままで終端異
常表示灯117を点灯し、終端短絡検出に基づき終端短
絡検出回路108よりワンショットパルスE2に同期し
た終端短絡検出信号E12を出力し、RS−FF124
のセット動作で代表表示灯129を点灯する。勿論、R
S−FF112がセット動作されないことで終端異常表
示灯117も点灯する。
【0089】尚、上記の実施例は図5及び図9,図10
に示したように、中間線路監視装置14及び始終端線路
監視装置12をアナログ回路で構成した場合を例にとる
ものであったが、CPUによるプログラム制御で各処理
を実現するようにしてもよい。
【0090】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、受信機からループ状に引き出された線路で短絡,断
線等の線路障害が起きた場合には、線路障害区間の両側
に位置する始終端線路監視装置及びまたは中間線路監視
装置が電源供給を切り離し、線路障害を起こした側を示
す異常表示灯を点灯し、これにより断線または短絡を起
こした区間を簡単に知ることができ、復旧作業を容易に
行うことができる。
【0091】また、受信機側に設ける始終端線路監視装
置に始終端の各異常表示灯と代表表示灯を設け、例えば
短絡検出で代表表示灯を点灯し、電圧低下検出では代表
異常表示灯を点灯しないようにしておくことで始端また
は終端の線路障害が短絡か断線かを識別表示させること
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示したブロック図
【図2】中間線路監視装置の説明図
【図3】始終端線路監視装置の説明図
【図4】中間線路監視装置の実施例を示した回路ブロッ
ク図
【図5】図4の具体例を示した回路図
【図6】図4の中間線路監視装置における線路正常時の
電源供給動作を示した信号波形図
【図7】図4の中間線路監視装置における線路短絡時の
電源供給動作を示した信号波形図
【図8】始終端線路監視装置の実施例を示した回路ブロ
ック図
【図9】図8の具体例を示した回路図
【図10】図8の具体例を示した回路図(続き)
【図11】図8の電源投入時の動作を示したフローチャ
ート
【図12】図8の電圧低下検出時の動作を示したフロー
チャート
【図13】図8の始終端線路監視装置における線路正常
時の電源供給動作を示したタイミングチャート
【図14】ループ線路の途中で短絡または断線が起きて
いた場合の図8の始終端線路監視装置の動作を示したタ
イミングチャート
【符号の説明】
10:受信機 12:始終端線路監視装置 14,14−1〜14−3:中間線路監視装置 13,15a,15:ケーブル 16,18:線路 20:端末 22,24,26,28:スイッチ(FET) 32,34:短絡検出部 36:ORゲート 38:制御線 40:信号線 42,44:FET(中間スイッチ) 46,82:定電圧回路 48,92:パワーオン・ワンショット回路 49,94,110:短絡検出回路 50,100,116:遅延回路 52:ラッチ回路 54,60,62,64,68,70,72,80,1
30,132,134,136,148,150,15
2,158,160,162,172,170,18
8,192:トランジスタ 56,58:異常表示灯 66,74,76,78:NANDゲート 84:リセット回路 86:外部リセット回路 90,98,114,122,126,138,17
8:NORゲート 96,112,124:RS−FF 102,118:電圧検出回路 105,115,128:表示回路 106:ORゲート 107:始端異常表示灯 117:終端異常表示灯 126:ANDゲート 129:代表異常表示灯 140,154,156,164,168,174,1
76,180,182:インバータ 190:フォトカプラ発光部 202:プリント基板 201a,201b:コネクタ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信手段と、 前記受信手段から引き出され、ループ状に前記受信手段
    に接続される信号線と、 前記信号線に電源を供給する電源供給手段と、 前記信号線に設けられ、災害を監視し、その監視に基づ
    く情報を前記受信手段に送信する複数の端末と、 各々が異常が起きた前記信号線の接続側を表示する異常
    表示手段を有し、前記信号線に設けられる複数の線路監
    視装置と、からなり、少なくとも一つの前記端末が前記
    線路監視装置の間に設けられることを特徴とする線路異
    常監視装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の線路異常監視装置に於い
    て、前記異常表示手段は、前記信号線の一方の接続側に
    異常が起こったことを表示する第1の異常表示手段と、
    前記信号線の他方の接続側に異常が起こったことを表示
    する第2の異常表示手段を有することを特徴とする線路
    異常監視装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の線路異常監視装置に於い
    て、前記線路異常監視装置は、更に、前記信号線の異常
    が検知された時にオンするスイッチ手段からなり、前記
    第1及び第2の異常表示手段は前記スイッチ手段に直列
    接続され、前記第1及び第2の異常表示手段は前記スイ
    ッチ手段がオンした時に、通常状態にある信号線からの
    電源供給により異常表示を行うことを特徴とする線路異
    常監視装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の線路異常監視装置に於い
    て、前記第1及び第2の異常表示手段の各々に、逆流防
    止用の保護ダイオードが直列に接続されていることを特
    徴とする線路異常監視装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の線路異常監視装置に於い
    て、前記線路監視装置は、ハウジングの中に収納され、
    該ハウジングの両端から前記信号線が引き出され、該引
    き出された信号線の異常を表示する前記第1と第2の異
    常表示手段は前記信号線が引き出される前記ハウジング
    の端部付近に設けられることを特徴とする線路異常監視
    装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の線路異常監視装置に於い
    て、前記第1及び第2の異常表示手段は、前記ハウジン
    グの中に設けられることを特徴とする線路異常監視装
    置。
  7. 【請求項7】受信手段と、 前記受信手段から引き出され、ループ状に前記受信手段
    に接続される信号線と、 前記信号線に電源を供給する電源供給手段と、 前記信号線に設けられ、災害を監視し、その監視に基づ
    く情報を前記受信手段に送信する複数の端末と、 各々が異常が起きた前記信号線の接続側を表示する異常
    表示手段を有し、前記信号線に設けられる複数の線路監
    視装置と、 前記信号線の始端に接続する始端端末及び前記信号の終
    端に接続する終端端末と、 該始端及び終端とそれぞれに隣接する中間線路監視装置
    との間の信号線の異常を表示する異常表示手段を有する
    始終端監視手段と、からなり、少なくとも一つの前記端
    末が前記線路監視装置の間に設けられ、前記信号線が正
    常な場合には、電源は前記始端端末から前記信号線に供
    給され、前記信号線上の中間線路監視装置は順次動作し
    て前記終端端末へ供給され、前記信号線に異常がある場
    合には、前記電源供給は線路異常位置の直前の中間線路
    監視装置において電源供給を停止し、前記終端端末から
    電源を供給し、該終端端末からの電源供給は線路異常位
    置の直後の中間線路監視装置において停止することを特
    徴とする線路異常監視装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の線路異常監視装置に於い
    て、前記異常表示手段は、前記信号線の一方の接続側に
    異常が起こったことを表示する第1の異常表示手段と、
    前記信号線の他方の接続側に異常が起こったことを表示
    する第2の異常表示手段を有することを特徴とする線路
    異常監視装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の線路異常監視装置に於い
    て、前記線路異常監視装置は、更に、前記信号線の異常
    が検知された時にオンするスイッチ手段からなり、前記
    第1及び第2の異常表示手段は前記スイッチ手段に直列
    接続され、前記第1及び第2の異常表示手段は前記スイ
    ッチ手段がオンした時に通常状態にある信号線からの電
    源供給により異常表示を行う記載のことを特徴とする線
    路異常監視装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の線路異常監視装置に於い
    て、前記第1及び第2の異常表示手段の各々に、逆流防
    止用の保護ダイオードが直列に接続されていることを特
    徴とする線路異常監視装置。
  11. 【請求項11】請求項7記載の線路異常監視装置に於い
    て、前記線路監視装置はハウジングの中に収納され、該
    ハウジングの両端から前記信号線が引き出され、該引き
    出された信号線の異常を表示する前記第1と第2の表示
    手段は前記信号線が引き出される前記ハウジングの端部
    付近に設けられることを特徴とする線路異常監視装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の線路異常監視装置に於
    いて、前記第1及び第2の表示手段は前記ハウジングの
    中に設けられることを特徴とする線路異常監視装置。
  13. 【請求項13】請求項7記載の線路異常監視装置に於い
    て、前記始終端線路監視装置は始端端子に接続した線路
    の異常を表示する始端異常表示手段と、終端に接続した
    線路の異常を表示する終端異常表示手段と、始端及び終
    端に接続した線路のいづれかの異常で代表的に表示する
    代表表示手段とを有することを特徴とする線路異常監視
    装置。
  14. 【請求項14】請求項7記載の線路異常監視装置に於い
    て、前記始終端線路監視装置は、 前記始端端子に接続された前記信号線の異常を検出する
    始端異常検出手段と、 該始端異常検知手段が異常を検出した時に、前記始端に
    接続された前記信号線の異常を表示する始端異常表示手
    段と、 前記終端端子に接続された前記信号線の異常を検出する
    終端異常検出手段と、 該終端異常検知手段が異常を検出した時に、前記終端に
    接続された前記信号線の異常を表示する終端異常表示手
    段と、 前記始端及び終端異常検出手段のいづれかが前記信号線
    の異常を検出した時に異常を代表表示する代表表示手段
    と、を有することを特徴とする線路異常監視装置。
  15. 【請求項15】請求項7記載の線路異常監視装置に於い
    て、前記始終端線路監視装置は、 前記始端端子に接続された前記信号線の異常を検出する
    始端異常検出手段と、 前記始端端子に接続された前記信号線の電圧低下を検出
    する始端電圧低下検出手段と、 前記始端異常検知手段が異常を検出した時に、前記始端
    に接続された前記信号線の異常を表示する始端異常表示
    手段と、 前記終端端子に接続された前記信号線の異常を検出する
    終端異常検出手段と、 前記終端端子に接続された前記信号線の電圧低下を検出
    する終端電圧低下検出手段と、 前記終端異常検知手段が異常を検出したときに、前記終
    端に接続された前記信号線の異常を表示する終端異常表
    示手段と、 前記始端及び終端の異常検出手段が前記信号線の異常を
    検出した時及び第1及び第2の電圧低下検出手段が電圧
    の低下を検出した時のいづれかの場合に異常を代表表示
    する代表表示手段と、を有することを特徴とする線路異
    常監視装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017510917A (ja) * 2014-02-13 2017-04-13 ビー−アイ・インダストリアル・カンパニー、リミテッド 双方向通信機能を有する危険区域内取付用の火災及びガス検知システム
JP2020119347A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 ホーチキ株式会社 火災報知設備
JP2022084786A (ja) * 2017-12-13 2022-06-07 ホーチキ株式会社 伝送路断線位置検出装置及びブースター

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JP2020119347A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 ホーチキ株式会社 火災報知設備

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