JPH074475A - 遊星歯車減速装置 - Google Patents

遊星歯車減速装置

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Publication number
JPH074475A
JPH074475A JP16730893A JP16730893A JPH074475A JP H074475 A JPH074475 A JP H074475A JP 16730893 A JP16730893 A JP 16730893A JP 16730893 A JP16730893 A JP 16730893A JP H074475 A JPH074475 A JP H074475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
planetary gear
housing
output shaft
speed reducer
gear speed
Prior art date
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Pending
Application number
JP16730893A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Okane
宏明 大鐘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication of JPH074475A publication Critical patent/JPH074475A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊星歯車減速機構を構成するキャリアを結合
させたピニオンシャフトを支持する軸受とハウジング内
の潤滑油を封止するオイルシールに、摩耗粉が入り込む
のを容易に防止することができる遊星歯車減速装置を提
供する。 【構成】 キャリア28の下端面と上側の軸受22との
間におけるピニオンシャフト21の外歯21Aに、円板
34を結合させる。円板34の外周縁部の下面側におけ
る下側ハウジング33の内周壁部に、摩耗粉を受け入れ
る凹部33Cを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば油圧ショベ
ル等における旋回モータ等の回転を減速するのに適する
遊星歯車減速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】つぎに、油圧ショベルにおける旋回用遊
星歯車減速装置を図3および図4を参照して説明する。
【0003】図3に示すように、無限軌道式の走行体1
上には、旋回フレーム3をそなえた旋回体2が旋回自在
に装架されている。旋回フレーム3上には運転室4、機
械室5およびカウンタウエイト6等が設けられており、
旋回フレーム3の前部には掘削バケットをそなえた作業
装置7が俯仰動できるように取り付けられている。走行
体1と旋回体2との間には、油圧モータ9の回転を減速
して旋回輪10に伝える遊星歯車減速装置11をそなえ
た旋回装置8が設置されている。
【0004】図4に示すように、旋回輪10は、内周面
の全周に亘って内歯12Aが形成された内輪12と、旋
回フレーム3に締結された外輪13と、内輪12と外輪
13との間に多数介在させたボール14とから成る。
【0005】遊星歯車減速装置11の本体を構成するハ
ウジング15は、段付きのほぼ円筒状に形成され、下端
側の下フランジ16Aが旋回フレーム3に複数のボルト
17を介して締結された下側ハウジング16と、下側ハ
ウジング16の上フランジ16B上に設けられ、内周面
に内歯18Aが形成されたほぼ円筒状の上側ハウジング
18と、上側ハウジング18の上端側を蔽い、旋回モー
タ9が取り付けられたカバー19とから成り、カバー1
9、上側ハウジング18には軸方向に複数のボルト穴1
9A、18Bが設けられている。各ボルト穴19A、1
8Bにはそれぞれ長尺ボルト20が挿入され、各長尺ボ
ルト20はカバー19および上側ハウジング18を下側
フランジ16の上フランジ16Bに締結している。
【0006】下側ハウジング16内には上下の軸受2
2、23を介して回転自在にピニオンシャフト(出力
軸)が支持されており、その上端外周には外歯21Aが
形成されている。その外歯21Aは後述するキャリア2
8の内歯28Gとかみ合っている。
【0007】ピニオンシャフト21の下端部は旋回フレ
ーム3の下側へ突出しており、それにはピニオン21B
が設けられている。ピニオン21Bは内輪12の内歯1
2Aとかみ合っている。ピニオンシャフト21は旋回輪
10に対しピニオン21Bとともに内輪12の内歯12
Aを介して自転しつつ公転し、この公転力によりハウジ
ング15を介して旋回フレーム3を走行体1上で旋回さ
せる。
【0008】上側ハウジング18内には減速歯車機構2
4が構成されている。すなわち、油圧モータ9の出力軸
9Aには太陽歯車25がスプライン結合により取り付け
られており、キャリア28には太陽歯車25と内歯18
Aとかみ合うたとえば3個の遊星歯車26が支持ピン2
7を介して回転自在に支持されている。各遊星歯車26
は太陽歯車25の回転にともなってその周囲を自転しつ
つ公転し、その公転がピニオンシャフト21に伝えられ
る。すなわち、油圧モータ9の回転は大きく減速され、
ピニオンシャフト21に高トルクの回転が伝えられる。
【0009】そして、ピニオンシャフト21のピニオン
21Bは旋回輪10の内輪12の内歯12Aにかみ合
い、内輪12が走行体1のフレームを構成する丸胴1A
に締結され、外輪13が旋回フレーム3に締結されてい
るから、ピニオン21Bは内輪12の内歯12Aを介し
て自転しつつ公転し、この公転がピニオンシャフト21
からハウジング15を介して旋回フレーム3に伝達さ
れ、旋回体2全体が走行体1上で旋回される。
【0010】減速歯車機構24、軸受22、23等の潤
滑のために、ハウジング15内には潤滑油29が歯車群
の位置まで満たされている。軸受23とピニオン21B
との間におけるピニオンシャフト21の外周面部にはス
リーブ30が圧入されており、下側ハウジング16の下
端面部にはカバー32がボルトにより固定されている。
スリーブ30とカバー32との間には、潤滑油29を封
止するオイルシール31が設けられている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した遊星歯車減速
装置では、作動中における歯車のかみ合い等により生じ
る摩耗粉は重力により下方へ落ち、軸受22および23
のすき間を経てオイルシール31に達する。軸受22、
23に摩耗粉が入り込むとその寿命が低下し、早期破損
の原因になる。また、オイルシール31に摩耗粉が入り
込むと、その摩耗が進み、油洩れを招く。
【0012】この発明は、前記にかんがみてなされたも
ので、軸受およびオイルシールに摩耗粉が入り込むのを
容易に防止することができる遊星歯車減速装置を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の遊星歯車減速
装置は、出力軸の上端部に結合され、遊星歯車機構を構
成するキャリアと、ハウジング内に設けられ、出力軸を
支持する上側の軸受との間における出力軸部に、出力軸
と一体に回転させる円板を結合させ、その円板の外周縁
部の下面側におけるハウジングの内周壁部に、摩耗粉を
受け入れる凹部を形成したことを特徴とする。
【0014】
【作用】重力により下降した摩耗粉は円板の上面に達
し、円板の回転による遠心力により外周側に移動し、凹
部内に入り込む。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1および図2
により説明する。両図において、図3と同じ部材には同
じ符号を付けてある。
【0016】下側ハウジング33の下フランジ33Aは
旋回フレーム3に締結され、上フランジ33Bは上側ハ
ウジング18に締結されている。キャリア28のボス部
の下端面と上側の軸受22との間におけるピニオンシャ
フト21の外歯21Aには、円板34の歯溝34Aがは
め合わされている。円板34の外周縁部の下面側におけ
る下側ハウジング33の内周壁部には、摩耗粉を受け入
れる凹部33Cが形成されている。円板34の下面と凹
部33Cを形成する内側突出壁部33Dの上端面とのす
き間35は、凹部33Cに一旦入った摩耗粉が、軸受2
2に入り込まないように狭くしてある。
【0017】重力により下降して円板34上に達した摩
耗粉は、円板34の回転による遠心力により外周側に移
動し、凹部33C内に入り込む。
【0018】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、出力軸
を支持する軸受および潤滑油を封止するオイルシールに
摩耗粉が入り込むのを容易に防止し、それぞれの寿命を
延ばすことがでる。かつ、遊星歯車減速機構の歯車が破
損しても、その破損片が軸受等に侵入することを防止
し、二次破損をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す断面側面図、
【図2】図1の遊星歯車機構、上側軸受およびその近傍
部を示す拡大断面側面図、
【図3】油圧ショベルの一例を示す側面図、
【図4】従来の油圧ショベルにおける旋回用遊星歯車減
速装置を示す断面側面図である。
【符号の説明】
1A 走行体のフレーム 3 旋回フレーム 9 油圧モータ 9A 出力軸 10 旋回輪 12 内輪 13 外輪 14 ボール 17 ボルト 18 上側ハウジング 19 カバー 20 長尺ボルト 21 ピニオンシャフト 21A 外歯 21B ピニオン 22 軸受 23 軸受 24 減速歯車機構 25 太陽歯車 26 遊星歯車 27 支持ピン 28 キャリア 30 スリーブ 31 オイルシール 32 カバー 33 下側ハウジング 33C 凹部 33D 内側突出壁部 34 円板 34A 歯溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に上下の軸受により出力軸
    を支持させ、出力軸の上端部に、油圧モータの回転を減
    速する遊星歯車機構を構成するキャリアを取り付けた遊
    星歯車減速装置において、キャリアと上側の軸受との間
    における出力軸部に、出力軸と一体に回転させる円板を
    結合させ、その円板の外周縁部の下面側におけるハウジ
    ングの内周壁部に、摩耗粉を受け入れる凹部を形成した
    ことを特徴とする遊星歯車減速装置。
  2. 【請求項2】 円板の下端面と、凹部を形成する内側突
    出壁部の上端面との隙間を狭くした請求項1記載の遊星
    歯車減速装置。
JP16730893A 1993-06-15 1993-06-15 遊星歯車減速装置 Pending JPH074475A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16730893A JPH074475A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 遊星歯車減速装置

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JP16730893A JPH074475A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 遊星歯車減速装置

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JPH074475A true JPH074475A (ja) 1995-01-10

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ID=15847344

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JP16730893A Pending JPH074475A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 遊星歯車減速装置

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