JPH0744750B2 - マイクロホンユニツト - Google Patents

マイクロホンユニツト

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JPH0744750B2
JPH0744750B2 JP62066378A JP6637887A JPH0744750B2 JP H0744750 B2 JPH0744750 B2 JP H0744750B2 JP 62066378 A JP62066378 A JP 62066378A JP 6637887 A JP6637887 A JP 6637887A JP H0744750 B2 JPH0744750 B2 JP H0744750B2
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JP
Japan
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microphone
microphone unit
sound
handset
holder
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62066378A
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English (en)
Other versions
JPS63232798A (ja
Inventor
啓之 馬場
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0744750B2 publication Critical patent/JPH0744750B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電話機等の通信機器又は、拡声分野等におい
て、周囲騒音の除去、もしくはハウリングマージンの改
善等に効果を有するマイクロホンユニットに関する。
従来の技術 従来、この種のマイクロホンとしては差動型マイクロホ
ンを用い、その指向性及び近接効果を利用することが知
られている。
第10図は、電話機用ハンドセットに用いた場合の従来の
マイクロホンの構成例を示す。同図(a)において、1
はハンドセット、2は送話側、3は受話側であり、
(b)はその受話側3の部分拡大断面図である。マイク
ロホンユニット4は接話型もしくは単一指向性型等の差
動型マイクロホンユニットであり、その前部C及び背部
Dへの音響のため、音孔2a、2bが設けられている。
差動型マイクロホンユニット4は周知の如く、振動板の
前部C、背部Dへの音圧差、位相差を利用し、指向性及
び近接効果を得るものである。従って、前部C及び背部
Dへの音導が必要であり、その効果を充分発揮するため
には第10図(a)、(b)の如く、A面、B面等に複数
個の音孔2a、2b等を極力多数設け、位相の乱れ等を少な
くする必要がある。
この様に構成した上記従来例のハンドセットではマイク
ロホンユニット4の指向性及び近接効果により、周囲騒
音の除去もしくは、ハウリングマージンの改善を行うこ
とができる。以上の従来例においてはハンドセットを用
いた例について述べているが、ハンドマイクロホン等の
場合についても同様なことが言える。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来例のハンドセットでは必ず音孔
を複数面に設ける必要があり、デザイン上の制約を受け
るため、その効果が充分発揮できなかったり、又、一般
の無指向性マイクロホン用ハンドセットと金型の共用が
難しいという問題があった。又、複数面に音孔を有する
ため、手で塞ぐ等による遮音が不可能である。
本発明はこの様な従来の問題を解決するものであり、デ
ザイン上の制約を排除し、周囲騒音の除去もしくはハウ
リングマージンの改善等に効果を有する優れたマイクロ
ホンを提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、凹状のホルダーの
中央付近で仕切るように内蔵する差動型マイクロホンユ
ニットを構成し、このマイクロホンの前部及び背部への
音導を前記ホルダーの上部開孔部側に同一開孔面となる
様に構成したものである。
作用 従って、本発明によれば、差動型マイクロホンユニット
への音導用音孔の構成を単一面とすることができるので
一般に用いられる無指向性マイクロホン用ハンドセット
等の筐体と金型の共用等が可能であり、デザイン上の制
約を排除することができると共に、手等で塞いだ時の遮
音も可能であるという効果を有する。
実施例 第1図(a)、(b)は本発明の一実施例を示す図であ
る。同図において5は凹状のホルダーであり、このホル
ダー5の中央付近に差動型マイクロホンユニット4が水
平の軸方向に構成され、前部Cへの音孔5a及び背部Dへ
の音孔5bがホルダー5の上部開孔部側であって同一面上
に設けられている。
以上の如く構成した場合、音孔5a、5bはホルダー5の同
一面側となっているが、差動型マイクロホンユニット4
により、各々仕切られた音導となっており、かつホルダ
ー5の寸法もそれほど大きくならないため、実用帯域内
での定在波等の影響等も小さいので位相の乱れ等を生じ
にくい。従って、差動型マイクロホンユニット4の単体
に近い特性を得ることができる。
実験によれば、高域特性への影響はホルダー5のE部付
近の形状が大きいことがわかった。従って実施例では前
部C側より背部D側を少し広くし、アールを大きくして
いるが、多少の違いがあってもよい。又、前部Cと背部
Dがマイクロホンユニット4により完全に仕切られてい
なくても基本的特性は得られる。
第2図は第1図のマイクロホンをハンドセット1に取り
付けた場合の送話部2の部分拡大断面図である。
第3図は本実施例における接話型マイクロホンユニット
を用いた場合の周波数特性例である。同図の如く、指向
性、周波数特性共充分実用的であり、周囲騒音の除去及
びハウリングマージンの改善に充分な効果が得られる。
第1図の構成でも充分な効果は得られるが、電話機の場
合、一般的に口元からマイクロホンまでの距離lは2〜
3cm程度であり、接話マイクロホンの性質上、距離lが
遠くなると感度の低下、周波数特性の変化が生じやす
い。この影響を少なくするためには、マイクロホンの前
部音孔と背部音孔の距離dを大きくすることが考えら
れ、l/d≦0.5〜2程度とすることが望ましい。
第4図(a)、(b)は本発明の他の実施例であり、第
1図との違いは差動型マイクロホンユニット4の上部に
プレート6を構成し、距離dが大きくなる様、構成して
いる点である。つまり、l/dを極力1程度以下となる様
にしているため、近接効果が大きく、さらに感度を高く
できると共に、距離による感度変化、周波数特性変化を
小さくすることが可能であり、より実用的とすることが
できる。又、マイクロホンユニット4と音孔2aとの距離
が実質的に長くできるので静電気等の影響を受けにくい
という利点もある。
第5図は第4図の実施例のマイクロホンをハンドセット
に構成した場合の送話部2の部分拡大図である。7はウ
ィンドスクリーンであり、なくても、接話効果は得られ
るがポップノイズ等の影響を防止するためのものであ
る。
第6図は第1図と第4図の実施例において、距離lを変
化した場合の感度変化例を示す図であり、第4図の実施
例の方が距離lの影響が小さいことがわかる。又、感度
も数dB上昇できることを確認している。
第7図は第3の実施例であり、第1図、第4図の実施例
とは違い、マイクロホンユニット4を垂直の軸方向とし
た例である。この場合も同様な効果が得られることを確
認している。
第8図は第5図と同構造においてマイクロホンユニット
4に単一指向性を用いた場合の周波数特性例であり、接
話型の場合より、周囲騒音をひろいやすいが距離lによ
る音質変化、感度変化が少ないので、目的によってはよ
り実用的と言える。
本実施例では電話機用等のハンドセットを例にとり説明
したが、他のマイクロホン、例えばハンドマイクロホン
等についても同様の効果が得られる。
第9図は本発明のマイクロホンユニットをハンドセット
以外に取り付けた場合の例である。(a)はハンドマイ
クロホン、(b)は電話本体にハンドフリー用マイクロ
ホンとして取り付けた場合である。
又、差動型マイクロホンユニットとしては各種方式が考
えられるが、小型で構成しやすいエレクトレット・コン
デンサ・マイクロホン等が最適である。
発明の効果 本発明は上記実施例から明らかな様に、差動型マイクロ
ホンユニットを凹部ホルダーの中央付近で仕切るように
内蔵し、前部音孔、背部音孔を同一面となる如く音導を
前記ホルダーの上面側に構成しているので、従来の様な
特殊デザインは必要なく、一般的無指向性マイクロホン
と同様なデザインが可能であり、デザイン上の制約を大
きく排除することができると共に、周囲騒音の除去もし
くはハウリングマージンの改善に大きな効果を有する。
更に音孔部が一面となっているので、手等で塞いだ時の
遮音も可能であるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の一実施例を示すマイクロホンユ
ニットの上面図、第1図(b)は同断面図、第2図は第
1図のマイクロホンユニットをハンドセットに取り付け
た部分拡大断面図、第3図は本実施例における接話型マ
イクロホンユニットを用いた場合の周波数特性図、第4
図(a)は本発明の他の実施例を示す上面図、第4図
(b)は同断面図、第5図は同図におけるマイクロホン
をハンドセットに取り付けた断面図、第6図は第1図、
第4図の実施例における距離lと感度変化を示す比較
図、第7図(a)は本発明の第3の実施例を示す上面
図、第7図(b)は同断面図、第8図は第5図と同構造
においてマイクロホンユニットを単一指向性とした場合
の周波数特性図、第9図(a)、(b)は本発明の応用
実施例を示す外観斜視図、第10図(a)は従来の電話機
用ハンドセットの構成例を示す外観斜視図、第10図
(b)は送話側の部分拡大断面図である。 4……マイクロホンユニット、5……ホルダー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】差動型マイクロホンを凹状のホルダーの中
    央付近で仕切るように内蔵し、前記マイクロホンの前部
    及び背部への音導を前記ホルダーの上面の同一開孔面と
    なる如く構成したことを特徴とするマイクロホンユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】ハンドセット及びハンドマイクロホン等の
    装置に構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のマイクロホンユニット。
JP62066378A 1987-03-20 1987-03-20 マイクロホンユニツト Expired - Lifetime JPH0744750B2 (ja)

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JP62066378A JPH0744750B2 (ja) 1987-03-20 1987-03-20 マイクロホンユニツト

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JP62066378A JPH0744750B2 (ja) 1987-03-20 1987-03-20 マイクロホンユニツト

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JPS63232798A JPS63232798A (ja) 1988-09-28
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ID=13314105

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