JPS6322702B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6322702B2 JPS6322702B2 JP56155023A JP15502381A JPS6322702B2 JP S6322702 B2 JPS6322702 B2 JP S6322702B2 JP 56155023 A JP56155023 A JP 56155023A JP 15502381 A JP15502381 A JP 15502381A JP S6322702 B2 JPS6322702 B2 JP S6322702B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker
- microphones
- speaker box
- microphone
- box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009434 installation Methods 0.000 claims description 12
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 8
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 8
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 description 2
- 210000005069 ears Anatomy 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M3/00—Automatic or semi-automatic exchanges
- H04M3/42—Systems providing special services or facilities to subscribers
- H04M3/56—Arrangements for connecting several subscribers to a common circuit, i.e. affording conference facilities
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は拡声電話機用送受話ユニツトに関し、
特に双指向性又は無指向性とすると共に音響周波
数特性に優れ且つスピーカとマイクロホンとの音
響結合を少なくして小規模の会議通話ができる拡
声電話機用送受話ユニツトに関する。
特に双指向性又は無指向性とすると共に音響周波
数特性に優れ且つスピーカとマイクロホンとの音
響結合を少なくして小規模の会議通話ができる拡
声電話機用送受話ユニツトに関する。
従来のこの種の送受話ユニツトは、例えば、同
一のスピーカボツクスの上端にスピーカを、下端
に1個の無指向性のマイクロホンを、同一軸線上
で互いに背を向け合つて設けたものがある。しか
しこの場合は、上端に設けられたスピーカと下端
に設けられたマイクロホンとの間で、送受話系の
増幅器の帰還パスとなつていわゆる音響結合が生
じ、ハウリング又はエコーの現象を起すことがあ
る。これに対処してボイススイツチを設けて送受
話状態を切り換えることがあるが、このようにす
ると状態切換時に語尾、語頭が切断される現象を
起すことがある。このような音響結合による不具
合を除去するためには、スピーカとマイクロホン
との音響的な距離を大きくしなければならず、結
局、送受話ユニツト自体が大型化するという欠点
があつた。
一のスピーカボツクスの上端にスピーカを、下端
に1個の無指向性のマイクロホンを、同一軸線上
で互いに背を向け合つて設けたものがある。しか
しこの場合は、上端に設けられたスピーカと下端
に設けられたマイクロホンとの間で、送受話系の
増幅器の帰還パスとなつていわゆる音響結合が生
じ、ハウリング又はエコーの現象を起すことがあ
る。これに対処してボイススイツチを設けて送受
話状態を切り換えることがあるが、このようにす
ると状態切換時に語尾、語頭が切断される現象を
起すことがある。このような音響結合による不具
合を除去するためには、スピーカとマイクロホン
との音響的な距離を大きくしなければならず、結
局、送受話ユニツト自体が大型化するという欠点
があつた。
また、上記従来例において、スピーカボツクス
の上端に設けられたスピーカから受話者の耳に直
接達する音波と、一旦テーブル等の設置面で反射
して達する音波とはある特定の周波数において干
渉して互いに消し合い、スピーカの音響周波数特
性に深い谷ができることがある。これを第1図を
参照して説明すると、スピーカSから受話者Lの
耳に直接達する直接波の経路をSLとしこの経路
長をr1とする。一方、設置面T上の0点で反射し
て受話者Lの耳に達する反射波の経路をSOLと
しこの経路長をr2とする。上記直接波と反射波と
は同一の音源Sから出たもので、これらの経路差
|r1−r2|がその音波の波長λの1/2の奇数倍に
相当する周波数のときは、該両波は互いに干渉す
る。すなわち、|r1−r2|=λ/2、r1−r2|=3/2 λ、|r1−r2|=5/2λ、……のときに干渉現象が
生じ、そのときの周波数をf、音速をaとすると
f=a/λの関係があるから、 f1=a/2|r1−r2|、f2=3a/2|r1−r2|、f3= 5a/2|r1−r2| の周波数のときに、直接波と反射波とは干渉して
互いに打消し合い、スピーカSの音響周波数特性
上に周期的に深い谷ができる。そして、受話者L
の高さh及び距離xの値はほぼ一定であるから、
主としてスピーカSの高さZによつて上記r1とr2
の値が定まり、経路差|r1−r2|の値が大きくな
ると、すなわちスピーカSの高さZが大きくなる
と、第一の音響周波数特性の谷である。
の上端に設けられたスピーカから受話者の耳に直
接達する音波と、一旦テーブル等の設置面で反射
して達する音波とはある特定の周波数において干
渉して互いに消し合い、スピーカの音響周波数特
性に深い谷ができることがある。これを第1図を
参照して説明すると、スピーカSから受話者Lの
耳に直接達する直接波の経路をSLとしこの経路
長をr1とする。一方、設置面T上の0点で反射し
て受話者Lの耳に達する反射波の経路をSOLと
しこの経路長をr2とする。上記直接波と反射波と
は同一の音源Sから出たもので、これらの経路差
|r1−r2|がその音波の波長λの1/2の奇数倍に
相当する周波数のときは、該両波は互いに干渉す
る。すなわち、|r1−r2|=λ/2、r1−r2|=3/2 λ、|r1−r2|=5/2λ、……のときに干渉現象が
生じ、そのときの周波数をf、音速をaとすると
f=a/λの関係があるから、 f1=a/2|r1−r2|、f2=3a/2|r1−r2|、f3= 5a/2|r1−r2| の周波数のときに、直接波と反射波とは干渉して
互いに打消し合い、スピーカSの音響周波数特性
上に周期的に深い谷ができる。そして、受話者L
の高さh及び距離xの値はほぼ一定であるから、
主としてスピーカSの高さZによつて上記r1とr2
の値が定まり、経路差|r1−r2|の値が大きくな
ると、すなわちスピーカSの高さZが大きくなる
と、第一の音響周波数特性の谷である。
f1=a/2|r1−r2|
が、電話の音声帯域内(300Hz〜3400Hz)に落
ちてくることがある。このような場合は、スピー
カSからの受話音は非常に聞きとりにくくなると
いう欠点があつた。なお、第1図において、受話
者Lを送話者の口に置き換え、スピーカSを送話
用のマイクロホンに置き換えても可逆的に同様の
ことがいえ、このような場合は、送話音のマイク
ロホンへの入力の音響周波数特性に深い谷ができ
ることとなる。このような音響周波数特性の乱れ
は、主として直接波と反射波との干渉現象による
ものであるから、マイクロホン又はスピーカの位
置を低くしたり、或いは反射波の影響を除去する
ようにすればよい。
ちてくることがある。このような場合は、スピー
カSからの受話音は非常に聞きとりにくくなると
いう欠点があつた。なお、第1図において、受話
者Lを送話者の口に置き換え、スピーカSを送話
用のマイクロホンに置き換えても可逆的に同様の
ことがいえ、このような場合は、送話音のマイク
ロホンへの入力の音響周波数特性に深い谷ができ
ることとなる。このような音響周波数特性の乱れ
は、主として直接波と反射波との干渉現象による
ものであるから、マイクロホン又はスピーカの位
置を低くしたり、或いは反射波の影響を除去する
ようにすればよい。
本発明は上記事情に対処してなされたもので、
スピーカボツクスの高さを低くしてスピーカの位
置を低くすると共に一対又は複数対のマイクロホ
ンを上記スピーカボツクスの底面に取付けて直接
波と反射波の干渉現象を減少させ、音響周波数特
性に優れ且つスピーカとマイクロホンとの音響結
合を少なくすると共に双指向性又は無指向性とし
て小規模の会議通話ができる拡声電話機用送受話
ユニツトを提供することを目的とする。
スピーカボツクスの高さを低くしてスピーカの位
置を低くすると共に一対又は複数対のマイクロホ
ンを上記スピーカボツクスの底面に取付けて直接
波と反射波の干渉現象を減少させ、音響周波数特
性に優れ且つスピーカとマイクロホンとの音響結
合を少なくすると共に双指向性又は無指向性とし
て小規模の会議通話ができる拡声電話機用送受話
ユニツトを提供することを目的とする。
以上、本発明の実施例を添付図面に基いて詳細
に説明する。
に説明する。
第2図において、スピーカボツクス1は、横断
面正方形、六角形、八角形等の多角形状に形成さ
れた箱形の容器であつて本発明による送受話ユニ
ツトの筐体をなし、その底面2の隅部には脚2,
3……が取り付けられ、該底面2がテーブル等の
設置面4から浮いて保持されるようになつてい
る。そして、上記設置面4からスピーカボツクス
1の上面5までの高さZ1は、約10cm以下とされス
ピーカボツクス1は全体として扁平に形成されて
いる。
面正方形、六角形、八角形等の多角形状に形成さ
れた箱形の容器であつて本発明による送受話ユニ
ツトの筐体をなし、その底面2の隅部には脚2,
3……が取り付けられ、該底面2がテーブル等の
設置面4から浮いて保持されるようになつてい
る。そして、上記設置面4からスピーカボツクス
1の上面5までの高さZ1は、約10cm以下とされス
ピーカボツクス1は全体として扁平に形成されて
いる。
上記スピーカボツクス1内には、その上面5を
バツフル面としてスピーカコーンを上向きにした
スピーカ6が該上面5の中央部に設けられてい
る。従つて、上記スピーカ6は設置面4から約10
cm以下のところに位置することとなる。このよう
にスピーカ6の高さZ1を低くしたのは、第1図に
おけるZの値を約10cmより小さくすると、直接波
と反射波の経路差|r1−r2|を小さくして前述の
f1の値を大きくすることができ、第一の音響周波
数特性の谷を電話の音声帯域外に出すことができ
るからである。上記スピーカ6は送信側からの受
話音を拡声して受話者Lに伝達するものである
が、該受話者Lに達する受話音には、第2図に示
すように、スピーカ6からの直接波ALと、スピ
ーカボツクス1の端部Bで回折した波の設置面4
上の点0で反射した反射波BOLとがある。この
場合、上記のようにスピーカ6が低い位置にある
ので直接波と反射波の経路差が小さくなること
と、扁平で広いバツフル面を伝播して端部Bで回
折した波の勢力はある程度弱められ従つて反射波
BOLの勢力も弱いことから、前述の干渉現象は
ほとんどなく、スピーカ6の受話音に音響周波数
特性上の乱れは少ない。
バツフル面としてスピーカコーンを上向きにした
スピーカ6が該上面5の中央部に設けられてい
る。従つて、上記スピーカ6は設置面4から約10
cm以下のところに位置することとなる。このよう
にスピーカ6の高さZ1を低くしたのは、第1図に
おけるZの値を約10cmより小さくすると、直接波
と反射波の経路差|r1−r2|を小さくして前述の
f1の値を大きくすることができ、第一の音響周波
数特性の谷を電話の音声帯域外に出すことができ
るからである。上記スピーカ6は送信側からの受
話音を拡声して受話者Lに伝達するものである
が、該受話者Lに達する受話音には、第2図に示
すように、スピーカ6からの直接波ALと、スピ
ーカボツクス1の端部Bで回折した波の設置面4
上の点0で反射した反射波BOLとがある。この
場合、上記のようにスピーカ6が低い位置にある
ので直接波と反射波の経路差が小さくなること
と、扁平で広いバツフル面を伝播して端部Bで回
折した波の勢力はある程度弱められ従つて反射波
BOLの勢力も弱いことから、前述の干渉現象は
ほとんどなく、スピーカ6の受話音に音響周波数
特性上の乱れは少ない。
上記スピーカボツクス1の底面2の周縁には、
単一指向性のマイクロホン7a,7bが2個一組
で対になつて設けられている。このマイクロホン
7a,7bは、上記スピーカ6の中心軸8に対し
て、第2図では線対称の位置に、第3図では点対
称の位置に設けられ、且つ、第3図に示すよう
に、それぞれの指向性方向(矢印9a及び9b)
をスピーカ6の中心軸8を中心とする円10の接
線方向にて互いに逆方向に向けて取り付けられて
いる。上記マイクロホン7a,7bは、送話者か
らの音声を拾つて拡声電話装置に送るものである
が、その単一指向性のためその指向性方向の音声
しか拾わない。例えば、第3図において、マイク
ロホン7aはその前方の送話者Pのみの音声を拾
い、後方の送話者P′からの音声は拾わない。それ
と同様にマイクロホン7bはP′の音声は拾うが、
Pからの音声は拾わない。このようにして、マイ
クロホン7a,7bの一対としては双指向性を発
揮することができる。また、第2図から明らかな
ように、上記マイクロホン7a,7bはスピーカ
ボツクス1の底面に取り付けられているので、設
置面4からの高さZ2は当然に10cm以下となり、上
記スピーカ6の場合と同様に送話者Pからの直接
波と設置面4からの反射波の経路差は小さくな
り、前述のような干渉現象は少なく、マイクロホ
ン7aへの入力の音響周波数特性上の乱れを少な
くすることができる。他方のマイクロホン7bに
ついても同様のことがいえる。なお、第3図では
上記マイクロホン7a,7bを、例えば横断面正
方形のスピーカボツクス1の対角線上の隅角部に
設けたものとして示したが、このようにするとス
ピーカ6からマイクロホン7a,7bへの音響的
な距離を最も大きくすることができ、該両者間の
音響結合を減少させることができる。
単一指向性のマイクロホン7a,7bが2個一組
で対になつて設けられている。このマイクロホン
7a,7bは、上記スピーカ6の中心軸8に対し
て、第2図では線対称の位置に、第3図では点対
称の位置に設けられ、且つ、第3図に示すよう
に、それぞれの指向性方向(矢印9a及び9b)
をスピーカ6の中心軸8を中心とする円10の接
線方向にて互いに逆方向に向けて取り付けられて
いる。上記マイクロホン7a,7bは、送話者か
らの音声を拾つて拡声電話装置に送るものである
が、その単一指向性のためその指向性方向の音声
しか拾わない。例えば、第3図において、マイク
ロホン7aはその前方の送話者Pのみの音声を拾
い、後方の送話者P′からの音声は拾わない。それ
と同様にマイクロホン7bはP′の音声は拾うが、
Pからの音声は拾わない。このようにして、マイ
クロホン7a,7bの一対としては双指向性を発
揮することができる。また、第2図から明らかな
ように、上記マイクロホン7a,7bはスピーカ
ボツクス1の底面に取り付けられているので、設
置面4からの高さZ2は当然に10cm以下となり、上
記スピーカ6の場合と同様に送話者Pからの直接
波と設置面4からの反射波の経路差は小さくな
り、前述のような干渉現象は少なく、マイクロホ
ン7aへの入力の音響周波数特性上の乱れを少な
くすることができる。他方のマイクロホン7bに
ついても同様のことがいえる。なお、第3図では
上記マイクロホン7a,7bを、例えば横断面正
方形のスピーカボツクス1の対角線上の隅角部に
設けたものとして示したが、このようにするとス
ピーカ6からマイクロホン7a,7bへの音響的
な距離を最も大きくすることができ、該両者間の
音響結合を減少させることができる。
上記一対のマイクロホン7a,7bの出力側に
は、第4図に示すように、その電気出力の差をと
る差動アンプ11が接続されている。この差動ア
ンプ11は、第5図に示すように、スピーカ6の
受話音がスピーカボツクス1の囲りを廻り込んで
下方に向い設置面4で反射された後に、それぞれ
スピーカ6から等距離に設けられたマイクロホン
7a,7bにその指向性方向から入力する音波1
2a,12bによるマイクロホン7a,7bの差
動出力をとり、該両者の電気出力を打消すことに
よりスピーカ6とマイクロホン7a,7bとの間
の音響結合を減少させるものである。上記差動ア
ンプ11の出力eは、拡声電話装置に入力する。
は、第4図に示すように、その電気出力の差をと
る差動アンプ11が接続されている。この差動ア
ンプ11は、第5図に示すように、スピーカ6の
受話音がスピーカボツクス1の囲りを廻り込んで
下方に向い設置面4で反射された後に、それぞれ
スピーカ6から等距離に設けられたマイクロホン
7a,7bにその指向性方向から入力する音波1
2a,12bによるマイクロホン7a,7bの差
動出力をとり、該両者の電気出力を打消すことに
よりスピーカ6とマイクロホン7a,7bとの間
の音響結合を減少させるものである。上記差動ア
ンプ11の出力eは、拡声電話装置に入力する。
なお、第4図からも明らかなように、一対のマ
イクロホン7a,7b及び差動アンプ11では双
指向性となりPP′方向に直交する方向の感度が鈍
くなるので、必要に応じて第6図に示すように、
他の一対のマイクロホン7c,7d及びその差動
アンプ13を上記PP′方向に直交する方向に追加
して設ければよい。このようにすると四周に対し
てほとんど無指向性とすることができる。このよ
うに二対合計4個のマイクロホン7a,7b,7
c,7dをスピーカ6に対して対称の位置に設け
た場合は、各マイクロホンはスピーカ6との音響
結合に対してほぼ同一条件のため特性にほとんど
差はないので、第7図に示すように、互いに隣り
合うマイクロホン同士をそれぞれ差動アンプ1
1,13で接続してもよい。また、第6図及び第
7図において、差動アンプ11の出力e1と差動ア
ンプ13の出力e2とは、加算又は減算して合成さ
れ、拡声電話装置に入力する。
イクロホン7a,7b及び差動アンプ11では双
指向性となりPP′方向に直交する方向の感度が鈍
くなるので、必要に応じて第6図に示すように、
他の一対のマイクロホン7c,7d及びその差動
アンプ13を上記PP′方向に直交する方向に追加
して設ければよい。このようにすると四周に対し
てほとんど無指向性とすることができる。このよ
うに二対合計4個のマイクロホン7a,7b,7
c,7dをスピーカ6に対して対称の位置に設け
た場合は、各マイクロホンはスピーカ6との音響
結合に対してほぼ同一条件のため特性にほとんど
差はないので、第7図に示すように、互いに隣り
合うマイクロホン同士をそれぞれ差動アンプ1
1,13で接続してもよい。また、第6図及び第
7図において、差動アンプ11の出力e1と差動ア
ンプ13の出力e2とは、加算又は減算して合成さ
れ、拡声電話装置に入力する。
なお、スピーカボツクス1は、横断面六角形又
は八角形等であつてもよいことは前述のとおりで
ある。
は八角形等であつてもよいことは前述のとおりで
ある。
本発明は以上説明したように、スピーカボツク
ス1の高さを約10cm以下として扁平に形成しこの
スピーカボツクス1の上面に上向きにスピーカ6
を設けると共に一対又は複数対のマイクロホン7
a,7b……をスピーカボツクス1の底面の周縁
に設けたことにより上記スピーカ6及びマイクロ
ホン7a,7b……の位置を低くしたので、直接
波と設置面4からの反射波との干渉現象をほとん
ど無くして、スピーカ6の受話音及びマイクロホ
ン7a,7b……の送話音に音響周波数特性上の
乱れをほとんど無くすことができる。また、スピ
ーカ6に対して対称の位置でその指向性方向を該
スピーカ6の中心軸8を中心とする円10の接線
方向で互いに逆方向に向けたマイクロホン7a,
7b……と差動アンプとの組合せにより、スピー
カ6とマイクロホン7a,7b……との間の音響
結合を減少させることができる。さらに、単一指
向性のマイクロホン7a,7b……をスピーカ6
に対して対称の位置に一対又は複数対設けること
によつて、双指向性又は無指向性とすることがで
きる。このような諸効果により、送話音や受話音
が聞きとりにくいということもなく、またハウリ
ングやエコー、ブロツキングもなく、さらに音声
死角も生ぜずに数人のメンバーによる小規模の会
議通話を可能とすることができる。
ス1の高さを約10cm以下として扁平に形成しこの
スピーカボツクス1の上面に上向きにスピーカ6
を設けると共に一対又は複数対のマイクロホン7
a,7b……をスピーカボツクス1の底面の周縁
に設けたことにより上記スピーカ6及びマイクロ
ホン7a,7b……の位置を低くしたので、直接
波と設置面4からの反射波との干渉現象をほとん
ど無くして、スピーカ6の受話音及びマイクロホ
ン7a,7b……の送話音に音響周波数特性上の
乱れをほとんど無くすことができる。また、スピ
ーカ6に対して対称の位置でその指向性方向を該
スピーカ6の中心軸8を中心とする円10の接線
方向で互いに逆方向に向けたマイクロホン7a,
7b……と差動アンプとの組合せにより、スピー
カ6とマイクロホン7a,7b……との間の音響
結合を減少させることができる。さらに、単一指
向性のマイクロホン7a,7b……をスピーカ6
に対して対称の位置に一対又は複数対設けること
によつて、双指向性又は無指向性とすることがで
きる。このような諸効果により、送話音や受話音
が聞きとりにくいということもなく、またハウリ
ングやエコー、ブロツキングもなく、さらに音声
死角も生ぜずに数人のメンバーによる小規模の会
議通話を可能とすることができる。
第1図は音波の直接波と反射波との干渉現象を
示す説明図、第2図は本発明による拡声電話機用
送受話ユニツトを示す正面図、第3図はその平面
図、第4図は差動アンプの接続を示す底面説明
図、第5図はスピーカからマイクロホンへの音の
廻り込みを示す説明図、第6図及び第7図は他の
実施例を示す底面説明図である。 1……スピーカボツクス、2……底面、3……
脚、4……設置面、5……上面、6……スピー
カ、7a,7b,7c,7d……マイクロホン、
8……中心軸、9a,9b……指向性方向、10
……円、11,13……差動アンプ。
示す説明図、第2図は本発明による拡声電話機用
送受話ユニツトを示す正面図、第3図はその平面
図、第4図は差動アンプの接続を示す底面説明
図、第5図はスピーカからマイクロホンへの音の
廻り込みを示す説明図、第6図及び第7図は他の
実施例を示す底面説明図である。 1……スピーカボツクス、2……底面、3……
脚、4……設置面、5……上面、6……スピー
カ、7a,7b,7c,7d……マイクロホン、
8……中心軸、9a,9b……指向性方向、10
……円、11,13……差動アンプ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 設置面より底面を浮かして保持されると共に
該設置面から上面までの高さが約10cm以下で偏平
に形成されたスピーカボツクスと、 このスピーカボツクスの上面をバツフル面とし
て該上面の中央部に上向きに取り付けられたスピ
ーカと、 上記スピーカボツクスの底面の周縁において上
記スピーカの中心軸に対し対称の位置に設けら
れ、その指向性方向を該スピーカの中心軸を中心
とする円の接線方向とし且つ互いに逆方向に向け
た一対叉は複数対の単一指向性のマイクロホン
と、 上記各対のマイクロホンの電気出力の差をとる
差動アンプとからなる ことを特徴とする拡声電話機用送受話ユニツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15502381A JPS5856564A (ja) | 1981-09-30 | 1981-09-30 | 拡声電話機用送受話ユニツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15502381A JPS5856564A (ja) | 1981-09-30 | 1981-09-30 | 拡声電話機用送受話ユニツト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5856564A JPS5856564A (ja) | 1983-04-04 |
JPS6322702B2 true JPS6322702B2 (ja) | 1988-05-12 |
Family
ID=15596975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15502381A Granted JPS5856564A (ja) | 1981-09-30 | 1981-09-30 | 拡声電話機用送受話ユニツト |
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JP (1) | JPS5856564A (ja) |
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1981
- 1981-09-30 JP JP15502381A patent/JPS5856564A/ja active Granted
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