JPH0744696U - インクリボンテンション付加機構 - Google Patents

インクリボンテンション付加機構

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JPH0744696U
JPH0744696U JP6620193U JP6620193U JPH0744696U JP H0744696 U JPH0744696 U JP H0744696U JP 6620193 U JP6620193 U JP 6620193U JP 6620193 U JP6620193 U JP 6620193U JP H0744696 U JPH0744696 U JP H0744696U
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JP
Japan
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ink ribbon
reel
shaft
tension
side plate
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Pending
Application number
JP6620193U
Other languages
English (en)
Inventor
雄一 田口
高橋  彰
Original Assignee
株式会社平和時計製作所
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】熱転写記録装置のインクフィルム供給軸、及
び、巻き取り軸のスリップトルクを最適の状態に簡単に
調整する。 【構成】インクリボンを保持するリールを摩擦板を介し
て側板側へ加圧する加圧手段と加圧する圧力を切り換え
る手段を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ラインサーマルプリンタのリボン送り機構におけるインクリボンへ のテンション付加機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ラインサーマルプリンタの構成について図5を用いて説明する。熱転写方式の サーマルプリンタは、インクリボン22を用い記録紙20に記録するもので、イ ンクリボン供給リール24に保持されたインクリボン22をガイドローラ32を 介して記録紙20と重ね合わせて、プラテンローラ30とサーマルヘッド28と で圧接するように構成して、記録紙がサーマルヘッド発熱体を通過する際に、発 熱体へ選択的に通電を行い、インクリボン22のインクを熱転写し、記録紙20 へ印字情報を記録している。記録された記録紙20とインクリボン22は、プラ テンローラ30の回転により図中矢印の方向に搬送される。熱転写された後のイ ンクリボンは、インクリボン巻き取りリール26により巻き取られる。
【0003】 次にインクリボン供給リール24、及び、巻き取りリール26のテンション付 加機構について説明する。 インクリボン供給リール24から引き出されたインクリボン22は、印字時に 間欠的に送られる。連続的に送られて止まったとき、インクリボンがインクリボ ンロールの慣性によって回転してしまい、インクリボンが送られてたるむ。この たるんだ状態でインクリボンが送られと、インクリボンに皺が寄った状態でサー マルヘッドとプラテン間に送られて印字がかすれたり、インクリボンが蛇行して サーマルヘッド発熱体からはずれてしまい、印字できない部分ができたりする。 その為に、インクリボン供給リール24の回転力に負荷を与えて、供給するイン クリボンにテンションを掛けることにより、インクリボンの皺、及び、蛇行の発 生を防いでいる。
【0004】 インクリボン巻き取りリール26側では、インクリボン22が数ミクロンと非 常に薄いため、熱転写される時に生じる熱によって、インクリボンに膨張する部 分としない部分ができる。そのために発生した歪がインクリボンに皺を生じさせ ている。皺が発生すると、リボンが縮れ折り重なってしまい、記録紙との間に隙 間ができる。その為、記録紙にインクリボンが転写されない部分ができ、印字に かすれが発生し、印字品質が低下する。この為、インクリボン巻き取り時にもイ ンクリボンへテンションを掛けて皺を防止している。
【0005】 インクリボンへの巻き取り、及び、供給側のテンションには次のような関係が ある。供給側のテンションが強くなれば皺は発生しなくなるが、テンションを強 くし過ぎると、巻き取り側がスリップしてインクリボンを巻取れなくなってしま う。又、巻き取りのテンションを強くし過ぎると、熱転写された部分のインクリ ボンと熱転写されない部分のインクリボンでは伸び量が異なるため、インクリボ ンに歪が生じ皺が発生する。
【0006】 以下、図6を参照して従来のテンション付加機構について説明する。 図6は、リボンメカニズムのリールの機構を示す断面図である。印字メカニズ ムと一体で構成された側板4には、シャフト2が取り付けられている。インクリ ボン供給リールのシャフト2は、側板4に固定されている。インクリボン巻き取 りリールのシャフト2は、側板4に回転可能に取り付けられており、側板4の印 字メカニズム34と反対側には図示しない駆動手段が設けられ、シャフトへ巻き 取り方向に回転力が伝達される。シャフト2の印字メカニズム34側には、円筒 形状で、その外周の径とインクリボンの巻芯の内径が等しく設けられた、インク リボンを保持するためのリール8が、シャフト2に取り付けられている。リール 8と側板4の間には、コルク、フェルトなどの摩擦抵抗の大きな材質をドーナッ ツ状に形成した摩擦板6が設けられている。リール8のインクリボン挿入側は、 内径がシャフト径より大きく形成されており、リール8内部にコイルバネ10が シャフト2を通して設けられている。コイルバネ10は、シャフト2の端部に固 定されたストッパー16によって、リール8を摩擦板6に押しつける方向に加圧 している。この機構によりリール8の回転には抵抗力が付加される。
【0007】 リール8の回転に抵抗力を付加する別の構造として、7図に示す機構を用いた ものもある。7図のリボンメカニズムでは、シャフト2とリール8を一体に構成 して、シャフト2の一端にプーリー36を設け、プーリー36にコイルスプリン グ38を掛けてリール8の回転に抵抗力を付加している。
【0008】 しかしながら、上述の機構では、数種類の紙幅、たとえば、2インチ、3イン チ、4インチの記録紙に幅を合わせたインクリボンを用いて、同じリボンメカニ ズムで印字しようとすると、インクリボンの幅によって、皺の発生しない適正な インクリボンへのテンションが異なるため、3インチ幅のインクリボンで皺の発 生しないテンションに設定すると、2インチ幅のインクリボンを用いたときには インクリボン巻き取りリールはスリップしてしまいリボンが巻き取れず、4イン チ幅のインクリボンでは皺が発生してしまう。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、数種類の紙幅の記録紙、及びインクリボンを用いるサーマル プリンタでは全ての紙幅においてインクリボンの皺の発生を防ぐことはできなか った。
【0010】 この課題を解決するため本考案では、インクリボンのテンションの最適値を誰 でも容易に調整できるようにして、異なる紙幅の記録紙、及びインクリボンを用 いて印字しても皺の発生を防止し印字品質の低下を防ぐことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記、目的を達成させるために、本考案では、シャフトと、前記シャフトを保 持している側板と、前記シャフトに軸支され回動可能なリールと、前記リールと 前記側板の間に設けられた摩擦板と、前記リールを前記側板側に押しつける加圧 手段と、前記加圧手段の圧力を設定された値に切り換えるための切り換え手段と を設けた。
【0012】
【実施例】
図1は、本考案による、インクリボンへのテンション付加機構の第一実施例を 示す、部分断面図である。 リール8を摩擦板6に押し当てて、回転力に負荷を与えるもので、リール8の 印字メカニズム側端部には、コイルバネ10と、調整リング14aと、調整リン グ14aを固定するためのネジ12が設けられている。コイルバネ10は、シャ フト2に通されて、リール8内部の加圧部9と接するように設けられている。調 整リング14aは、円筒リング形状で、シャフト2に挿入され、シャフト2上を バネの加圧方向に移動することができる。調整リング14aには、シャフトと直 交する向きにネジ穴が設けられており、ネジ12を用いて調整リング14aをシ ャフト2に固定する。調整リング14aを移動することによって、コイルバネ1 0の圧縮力が変わり、リール8の摩擦板6への押し圧力を任意に設定でき、紙幅 を変えた時でも調整リング14aを移動して、インクリボンに皺の発生しない適 正なテンションに設定できる。
【0013】 図2に示すリール8は、第一実施例の調整リング部を改良したもので、シャフ ト2の端部にはピン18を設け、調整リング14bには、図3に示すようにバネ の加圧方向に数段階ピン18と係止する溝15が設けられている。溝15の形状 は、図3(a)、(b)に示されている様に、バネの加圧方向にズレた位置でピ ン18と係止すればどんな形状でも良い。何種類かの異なる幅の記録紙に印字す る場合は、図4(a)、(b)に示すように、あらかじめ調整リング14bにそ れぞれの紙幅に合わせた、インクリボンの皺が発生しない最適なテンションが得 られる位置に溝15を設けておき、紙幅に合わせて調整リング14bを切り換え ればよい。
【0014】
【考案の効果】
上述したように、インクリボンへのテンション付加機構の第一実施例では、調 整リングをスライドすることにより、異なった幅の記録紙、及びインクリボンを 用いても、インクリボンに皺が発生しないテンションに調整することができる。 第二実施例では、記録紙、及びインクリボン幅に合わせて、皺の発生しないイ ンクリボンへのテンションが得られる位置に、調整リングの溝が設定されている ので、調整リングを切り換えるだけで誰でも簡単に最適位置に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す説明図で、部分断面図
である。
【図2】本考案の一実施例を示す説明図で、リール部の
部分断面図である。
【図3】本考案における調整リングの説明図である。
【図4】本考案における調整リングの調整方法を示す図
である。
【図5】従来のサーマルプリンタの概略図である。
【図6】従来のリボンへのテンションを付加する機構の
説明図である。
【図7】従来のリボンへのテンションを付加する機構の
説明図である。
【符号の説明】
2 シャフト 4 側板 6 摩擦板 8 リール 10 コイルバネ 14 調整リング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 側板と、前記側板に垂直に保持されたシャフトと、前記
    シャフトに軸支され回動可能なリールと、前記リールと
    前記側板の間に設けた摩擦板と、前記リールを前記側板
    側に加圧するための加圧手段と、前記シャフトに軸支さ
    れ前記加圧手段の加圧力を切り換える切り換え手段を有
    することを特徴とするインクリボンテンション付加機
    構。
JP6620193U 1993-11-16 1993-11-16 インクリボンテンション付加機構 Pending JPH0744696U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6620193U JPH0744696U (ja) 1993-11-16 1993-11-16 インクリボンテンション付加機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6620193U JPH0744696U (ja) 1993-11-16 1993-11-16 インクリボンテンション付加機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0744696U true JPH0744696U (ja) 1995-11-28

Family

ID=13309000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6620193U Pending JPH0744696U (ja) 1993-11-16 1993-11-16 インクリボンテンション付加機構

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