JPH0744673U - 散水用ノズル - Google Patents

散水用ノズル

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JPH0744673U
JPH0744673U JP006227U JP622795U JPH0744673U JP H0744673 U JPH0744673 U JP H0744673U JP 006227 U JP006227 U JP 006227U JP 622795 U JP622795 U JP 622795U JP H0744673 U JPH0744673 U JP H0744673U
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袈裟美 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手や衣服をぬらすことなく散水形態の切り替
えを可能とする。 【構成】 外筒1に内筒2を設けて外側流通経路Sを形
成し、内側に本体流通経路Hのあるノズル本体3をその
先端を内筒2内に挿入して前後動可能に支持する。把持
部19と外筒1との連設部に水の供給孔18を設け、ノ
ズル本体3を前進した際に供給孔18と本体流通経路H
とが連通するように給水口38を設け、ノズル本体3を
後退した際には供給孔18と外側流通経路Sとを連通さ
せる。ノズル本体3の後端部に圧入したプラグ37の外
周のねじ山37aと、外筒1の筒端部13の内側に軸線
方向の位置を変えず回転のみする構成の駆動ねじ体4の
ねじ41とを螺合させ、駆動ねじ体4に操作部材10を
設け、これを回転する。ノズル本体3は外筒1に相対し
て前進又は後退し、散水形態が切り替る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、園芸用等に用いられるホースの先端に連結(接続)して使用される 散水用ノズルに関し、さらに詳しくは、噴出される水の散水形態を切り替えるこ とのできる散水用ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、散水形態の切り替えのできる散水用ノズル(以下、単にノズルともいう )は種々のものが開発されている。図5は、その散水用ノズルの一例を示す。こ のノズルはピストル形をしており、筒状をなす外筒51と、その内部に、多数の シャワー孔を備えたシャワー板55を介して固着された内筒52と、先端が内筒 52内に前後動可能に挿入され、端部の一側に把持部60を備えたノズル本体5 3などから構成され、外筒51がノズル本体53に回動されることにより前後動 可能に螺合されている。
【0003】 このものにおける散水形態の切り替え操作時には、外筒51をノズル本体(単 にノズルともいう)53に相対して回動(転)することで、本体53に対する螺 合量を変化させ、内筒52に対する本体53の先端の挿入量を変えて孔54の位 置を前後させることで散水形態を切り替えるようにされている。そして、ホース 接続口61にホース(図示せず)を接続した下で把持部60を把持し、レバー6 2をばね63に抗して引き付けることで開閉弁64を開けるように構成されてい る。
【0004】 このノズルにおいて、例えば図5(実線)に示す状態では、水は本体53の内 側の本体流通経路53a、孔54、外筒51の内側(外側流通経路)51aを通 って、シャワー板55の孔(多孔部)からシャワー状に散水される。また、外筒 51を回動し、図中、2点鎖線で示したように内筒52に対する本体53の先端 の挿入量が大きく、孔54が内筒52内(図5においてOリングパッキン56の 左)にあるときは、水は、本体53内側の本体流通経路53a、孔54、内筒5 2の内側(内側流通経路)52aを通ってその先端から散水する。この場合、本 体53の先端57が内筒52内にあるときはストレート状に噴出され、内筒52 から突出したときには霧状になって散水されるように構成されている。
【0005】 つまり、このものにおいては外筒51を本体53に対して回動することで、本 体53に対する螺合量を変化させ、内筒52に対する本体53の先端57の挿入 量の大小によって噴出される水の通過経路である外側流通経路51a、又は内側 流通経路52aを選択的に通過させることで散水形態を切り替える構成としたも のである。ちなみに、こうした切り替えは、目的に応じた最適の散水のために行 われるものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記、従来のノズルにおいては、散水形態の切り替えは、先端側の外筒51を 手で把持して本体53に相対して回動操作しなければならず、したがって、その 際に手や衣服がぬれるという問題があった。すなわち、本体53は、その把持部 60の端部のホース接続口61にホース(図示しない)が連結されているために 回転させることができないので、切り替え時に使用者は、一方の手で本体53を 把持しつつ、他方の手で外筒51を回動操作することになる。この場合、先端か ら水が噴出している外筒51を操作することとなるために、その手がぬれてしま う。水流の強いときや霧状に散水しているときには、噴出した水が手に当って飛 散しやすく、誤って衣服や顔までぬれることも珍しくなく、冬季にはとりわけ深 刻な問題となっていた。また、従来のノズルにおいては、外筒51と本体53と により、その本体が実質的に2つに分割されている分、このような問題を解消す るためには散水形態の切り替えのための構造が複雑化してしまう。
【0007】 本考案は、ノズル本体の前後動によって噴出される水の散水形態を切り替える ようにしたピストル形のノズルにおける上記問題に鑑みてなされたものであり、 散水形態の切り替えのための構造の複雑化を招くことなく、その切り替えに際し ての上記問題点を解消したノズルを提供することを目的とする
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するため、本考案に係る散水用ノズルは、筒状をなす外筒はそ の一側に把持部を備えており、該外筒の先端寄り部位の内側には該外筒との間に 外側流通経路を形成するように内筒を備えており、該内筒の先端寄り部位と前記 外筒の先端寄り部位のなす開口にはシャワー板を備えており、前記外筒内には、 内側に本体流通経路を有するとともに先端の近傍に外部に通じる貫通孔を備え、 かつ先端寄り部位が前記内筒内に挿入されて前後動可能に支持されてなるノズル 本体を備えており、そして該ノズル本体の外側と前記外筒の内側には前記外側流 通経路に通じる空間を備えており、前記外筒と前記把持部との連設部には該把持 部内を通って供給される水の供給孔を設けるとともに、該供給孔から供給される 水を前記本体流通経路又は前記外側流通経路を選択的に通過させることで散水形 態が切り替えられるように、上記ノズル本体が前記外筒に相対して前進された際 には、該供給孔と前記本体流通経路とが連通するように前記ノズル本体の側部に 給水口を設けてある一方、該供給孔と前記外側流通経路に通じる空間との連通が 閉鎖されるように前記ノズル本体の外周に弁体を備えており、そして、上記ノズ ル本体が前記外筒に相対して後退された際には、前記供給孔と前記本体流通路と の連通を閉鎖するように前記ノズル本体の外周に弁体を備えている一方、前記供 給孔と前記外側流通経路に通じる空間とが連通するように構成されており、さら に前記ノズル本体の後方にその前後動の駆動機構を設けるとともに、その駆動機 構の操作手段を上記外筒の後端部に設けたことを特徴とする。
【0009】 この場合、ノズル本体の前後動の駆動機構は、ねじ対偶による構成とするとよ い。
【0010】
【作用】
この構成により本考案では、散水形態の切り替えに際しては、例えば利き手で 把持部を把(保)持している場合には、他方の手で、外筒の後端部に設けられた 操作手段を適宜操作することにより、ノズル本体が前進した場合には、水は供給 孔からノズル本体の給水口に入り本体流通経路を経て貫通孔から外部に噴出され る一方、ノズル本体が後退した場合には、水は供給孔から外側流通経路に通じる 空間ないし外側流通経路を通過しシャワー板からシャワー状になって外部に噴出 される。かくして、所望とする散水形態を得ることができるが、このとき、その 操作手段は外筒の後端部にあるから、所望とする散水形態を手や衣服をぬらすこ となく選択することができる。
【0011】 この場合、ノズル本体の前後動の駆動機構をねじ対偶による構成とすれば、構 造の複雑化を招くこともなく、簡易に操作することができる。
【0012】
【実施例】
本考案を具体化した一実施例につき、図1ないし図4を参照して詳細に説明す る。ただし図1においては右側を前方とし、左側を後方とする。本例のノズルは 、横方向に筒状をなす外筒1の左端寄り部位の一側(下側)に把持部19が連設 されており、略ピストル形を呈している。そして、本例では、外筒1と、その右 寄部の内側で外筒1に対して以下に述べるように同心状に固着された内筒2と、 筒状をなし先端が内筒2の内側に挿入され、外筒1の内部において後述するよう に前後動可能に支持されたノズル本体3、及びそれを前後動させる後述する、駆 動機構とその操作手段、さらに外筒1と把持部19との連設部に把持部19内を 通って供給される水の供給孔18などを備え、以下に詳述するように構成されて いる。
【0013】 まず、外筒1について説明すると、外筒1は、略円筒状をなす基筒部11と、 その前端の拡径された拡径筒部12、及び、後端側に同芯にしてやや拡径された 筒端部13を備えている。拡径筒部12の端部開口の外周には、おねじ14が形 成されており、また、基筒部11のほぼ中央は内径が同芯で縮径され、その内周 面がノズル本体3の弁体36と共に弁部を構成する弁座15とされている。また 、弁座15の前方には、軸線に沿って案内溝16,16が形成されており、ノズ ル本体3の回り止めとされている(図2参照)。
【0014】 そして、外筒1の筒端部13の後端寄り外周には、細溝17が周設されるとと もに、詳しくは図示しないが、その細溝17は周方向に沿いほぼ当角度間隔で3 か所内側に貫通され、後述する駆動機構を構成する駆動ねじ体4を装着するE形 止め輪5を嵌着するよう形成されている。
【0015】 また、本例では、基筒部11と筒端部13との接合部位における下方が開口さ れて供給孔18とされ、その下方に把持部19が連設され、その端部の図示しな いホース接続口、及び公知の開閉弁20を介して供給孔18に水を導入するよう に構成されている。
【0016】 一方、内筒2は、外径が外筒1の内径より小さく、略円筒状に形成され、拡径 筒部12の内側に固着されている。ただし、内筒2は、外周のフランジ21の外 周面を介して拡径筒部12に固定されている。また、そのフランジ21には、内 筒2の軸線方向に平行に通孔22が適数個貫通されている。なお、本例では、内 筒2の前端部が所定のテーパーで縮径されている。
【0017】 また、拡径筒部12の先端寄り部位である開口端面には、多数のシャワー孔を 備えて円板状に形成されたシャワー板6が、パッキング7を介し、おねじ14に リング状のナット8を螺着することで取着されている。ただし、シャワー板6の 中心は開口され、内(左)方に向かって所定のテーパー角度をもって折り返され て内筒2の先端寄り部位(右端部)と接合されている。こうして、本例のノズル では、外筒1の内側と内筒2の外側との間に外側流通経路Sが形成され、通孔2 2、及びシャワー孔と連通されている。
【0018】 一方、外筒1の内側であって基筒部11から拡径筒部12にわたっては、ノズ ル本体3が、同芯状にして先端部(右側)を次に述べるように内筒2の内側に挿 入され、前後動可能に支持されている。なお、ノズル本体3は、略円筒状に形成 され内部に本体流通経路Hを備えている。
【0019】 すなわち、ノズル本体3は、その先端部が内筒2の前端部と同一のテーパで縮 径され、そのテーパー部に適数個の貫通孔31を備え、さらに、先端に、拡径さ れたヘッド32を備えた棒体33を突出状に備え、内筒2及びシャワー板6の内 側に挿入されている。そして、この状態において、ノズル本体3の先端部の外周 面と内筒2の内周面との間には内側流通経路Uが形成されており、したがって本 例では、本体流通経路H、貫通孔31、内側流通経路Uを介して外部と連通して いる。
【0020】 なお、ノズル本体3は、内筒2の平行管部位の内周で、貫通孔31寄り部位に は閉鎖部材としてのOリング34aを凹溝内に装着してなる環状体34が形成さ れており、内筒2内面との水密が保持されている。なおこのOリング34aの位 置は、ノズル本体3を後退させたとき、内筒2の後端面部よりやや前方に位置す るように設定されている。
【0021】 また、ノズル本体3の長手方向の中間部の外周には半径方向に突起35が設け られており、上記した案内溝16に沿って同本体3が前後動(スライド)される ように構成されている(図2参照)。そして、この突起35より後方の外周には 、閉鎖部材としてのOリング36aを凹溝内に装着してなる環状の弁体36が周 設されており、弁座15との水密が保持されている。ただし、このOリング36 aの位置は、ノズル本体3を最大前進させたときに弁座15の前端部の内周面に 位置し(図1参照)、また、最大後退させたときは弁座15より後方に位置する ように設定されている(図4参照)。
【0022】 一方、ノズル本体3の後端部には、プラグ37が圧入、接着され、本体流通経 路Hの後端を閉鎖している。ただし、プラグ37の外周後端に台形ねじ状のねじ 山37aが略1山形成され、ノズル本体3を前後動させる駆動機構の一部を構成 している。なお、プラグ37のやや前方には給水孔38が半径方向に2か所開口 され、本体流通経路Hと外側を連通している。また、この給水孔38の前後の外 周には、凹溝内にOリング39a,40aを装着した環状の弁体39,40が周 設されており、基筒部11の後部内側に固着されているスリーブ9の内面9aと の水密が保持されるように構成されている。
【0023】 本例では、図1のようにノズル本体3を最大前進させたときに、後端部寄りの Oリング39がスリーブの内面9aと当接され、その位置において外筒1の内側 と、ノズル本体3の外周とで形成される供給室(空間)18aを介し給水孔38 からノズル本体3内の本体流通経路Hに水が導入されるように構成されている。 なお、図1の状態においては、散水は霧であるが、ノズル本体3が後退され、ヘ ッド32が内方に入ると、ストレートの散水形態となる。
【0024】 またノズル本体3をさらに後退させると、給水孔38の前方寄りのOリング4 0がスリーブ9の内面9aと当接され、給水孔38への水の供給が遮断される。 このとき、弁体36(Oリング36a)も同時に後退するするが、本例では、両 Oリング36a,40aが、弁座15の左端とスリーブの内面9aの右端の両内 面を跨ぎ、供給孔18からの水の供給をストップするようになっている(図3参 照)。そして、さらに後退させると、弁体36が供給室18aの内に至り、供給 孔18(供給室18a)と外側流通経路Sが連通され、水はシャワー板6からの 散水(シャワー)に切り替えられるように構成されている(図4参照)。
【0025】 さて次に、ノズル本体3を前後動させる駆動機構及びその操作手段について説 明する。本例においては、内周にめねじ41を備えて有底筒状に形成され、ノズ ル本体3の前後動をさせる駆動ねじ体4が、筒端部13の内側に回転自在に装着 され、そのねじ41に前記プラグ37のねじ山37aを螺合している。ただし、 駆動ねじ体4には、その後端部寄りの外周にリング状の溝42を備えており、そ の溝42に、E形止め輪5の内周が嵌合され、駆動ねじ体4を外筒1の内側に対 して軸線方向への移動を規制しつつ、回転のみ可能としている。これにより、駆 動ねじ体4を回転させると、ノズル本体3は、案内溝16の作用により、回転す ることなく外筒1内で前後動する。なお、キャップ状に形成された操作部材(操 作手段)10が、筒端部13を覆うように遊嵌され、駆動ねじ体4にビス10a で固着されている。
【0026】 本例では、操作部材10を右に回転させると、外筒1に対して、ノズル本体3 が、回転することなく後退し、逆に、左に回転すると前進するが、駆動ねじ体4 のねじは、三条ねじとされ、ほぼ一回転で、全ストロークを受け持つリードに設 定されている。
【0027】 しかして、本例のノズルにおいては、図示しないホース接続口にホースを接続 し、把持部19を例えば右手で持って開閉弁20を押し開くことで使用される。 この際、ノズル本体3が最も前方に位置する状態(図1)では、水は供給孔18 から給水口38、本体流通経路Hを通過して貫通孔31を通り内側流通経路Uか ら外部に霧状となって散水される。そして、操作部材10を左手で、右に回転さ せ、ノズル本体3を後退させると、水の流通経路は同じであるが、ヘッド32が 後退するので、散水の形態はストレートとなる。
【0028】 また、操作部材10をさらに右に回転させ、後退させると、上記したように、 ノズル本体3は図3に示した位置となり、弁体36,40により供給口18は閉 鎖され、したがって散水は一時的にストップするが、さらに操作部材10を右に 回転させ、後退させると図4に示したように、弁体36は弁座15の後方に位置 し、弁座15を開放し、水は、供給孔18、供給室18a、弁座15の内側の空 間(外筒1の内側の空間)、外側流通経路Sを通りシャワー板6から散水される (図4参照)。
【0029】 このように本例のノズルによれば、ノズル本体3を前後動させることにより散 水形態の切り替えをものであるが、その前後動により、水をノズル本体3の内側 (本体流通経路H)又は外側(外側流通経路S)を通過させる構造としたため、 その切り替えのための構造の複雑化を招くことなく、しかも、その切り替えを外 筒1の後方で操作できるから、手や衣服をぬらすことが防止される。
【0030】 なお、上記実施例においては、ノズル本体3の駆動機構をなす、ねじ37a, 41を多条のものとし、リードを大きく設定したので極めて操作性がよい。また 、図示はしないが、操作部材10の後(背)面に、左回り矢印、右回り矢印、お よび左回り矢印の矢端から右矢印の矢端に向かって、キリ、ストレート、ストッ プ、シャワーを刻印等により付しておくとよい。こうしておけば、使用者は、通 常の使用形態の場合、その表示を目で確認しながら散水形態を選択できるから、 意に反した散水形態となることの防止にも有効であり、極めて使い勝手がよい。
【0031】 なお、上記の実施例においては、ノズル本体3の駆動機構をノズル本体の軸線 回りに回転させることなく前後動させるねじ対偶(ねじ構造)としたが、軸線の 回りに回転しつつ進退する構造とすることもできる。例えば、ノズル本体が外筒 の後端部に直接螺合された構造とし、操作部材をノズル本体の後端部に配置して 、その操作部材を適宜回転させる構造である。
【0032】 また、上記実施例におけるプラグ37に設けたおねじを、めねじ41に緩く嵌 まる突起としたような、いわゆる確動カムの構造とすることもできる。
【0033】 さらに上記実施例では、ノズル本体を前後動させる駆動機構をねじ対偶とした が、本考案は、これに限定されるものではない。ノズル本体をその軸線に沿って 外筒に相対して前後動させうる機構(構造)であればよい。単に、後方での操作 で、ノズル本体を外筒に相対し、水密を保持してスライド可能とし、任意の位置 で停止できる構成としてもよい。
【0034】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るピストル形のノズルにおいては、散水形態 の切り替えのための構造の複雑化を招くことなく、またその切り替え用の操作手 段を外筒の後端部に設けたことから、所望とする散水形態を手や衣服をぬらすこ となく選択することができる。
【0035】 この場合、ノズル本体の前後動の駆動機構をねじ対偶による構成とすれば、構 造の複雑化を招くこともなく、簡易に操作することができ、その実用的効果には 著しいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る散水ノズルを具体化した一実施例
の一部省略正面中央破断面図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】図1においてノズル本体を後退させる途中で、
供給孔を閉鎖している状態の一部省略正面中央破断面図
である。
【図4】図1においてノズル本体を後退させた状態の要
部を示す正面中央断面図である。
【図5】従来の散水ノズルの正面中央断面図である。
【符号の説明】
1 外筒 2 内筒 3 ノズル本体 4 駆動ねじ体 5 E形止め輪 6 シャワー板 10 操作部材(操作手段) 13 筒端部 18 供給孔 19 把持部 31 貫通孔 34 Oリングパッキン(閉鎖部材) 36 弁体 37 プラグ 37a ねじ山 38 給水口 40 弁体 41 駆動ねじ体のめねじ S 外側流通経路 H 本体流通経路 U 内側流通経路 K 外側流通経路に通じる空間

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状をなす外筒はその一側に把持部を備
    えており、該外筒の先端寄り部位の内側には該外筒との
    間に外側流通経路を形成するように内筒を備えており、
    該内筒の先端寄り部位と前記外筒の先端寄り部位のなす
    開口にはシャワー板を備えており、前記外筒内には、内
    側に本体流通経路を有するとともに先端の近傍に外部に
    通じる貫通孔を備え、かつ先端寄り部位が前記内筒内に
    挿入されて前後動可能に支持されてなるノズル本体を備
    えており、そして該ノズル本体の外側と前記外筒の内側
    には前記外側流通経路に通じる空間を備えており、前記
    外筒と前記把持部との連設部には該把持部内を通って供
    給される水の供給孔を設けるとともに、該供給孔から供
    給される水を前記本体流通経路又は前記外側流通経路を
    選択的に通過させることで散水形態が切り替えられるよ
    うに、上記ノズル本体が前記外筒に相対して前進された
    際には、該供給孔と前記本体流通経路とが連通するよう
    に前記ノズル本体の側部に給水口を設けてある一方、該
    供給孔と前記外側流通経路に通じる空間との連通が閉鎖
    されるように前記ノズル本体の外周に弁体を備えてお
    り、そして、上記ノズル本体が前記外筒に相対して後退
    された際には、前記供給孔と前記本体流通路との連通を
    閉鎖するように前記ノズル本体の外周に弁体を備えてい
    る一方、前記供給孔と前記外側流通経路に通じる空間と
    が連通するように構成されており、さらに前記ノズル本
    体の後方にその前後動の駆動機構を設けるとともに、そ
    の駆動機構の操作手段を上記外筒の後端部に設けたこと
    を特徴とする散水用ノズル。
  2. 【請求項2】 ノズル本体の前後動の駆動機構をねじ対
    偶による構成とした請求項1記載の散水用ノズル。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002119892A (ja) * 2000-10-13 2002-04-23 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd 散水ノズル
JPWO2013084569A1 (ja) * 2011-12-07 2015-04-27 株式会社タカギ 散水ノズル
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