JP3122670U - エア噴射ガン - Google Patents

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Abstract

【課題】エアの噴射方向を掃除場所の状況に応じて切り替えることができ、掃除時間の短縮化と作業の効率化を図ることができるエア噴射ガンを提供する。
【解決手段】エア供給源から送られるエアを噴射する銃身部9を有する。銃身部9から前方へ噴射するエアの方向を、銃身部9の軸心Lと同一直線方向のストレート棒状と、軸心Lに対しテーパ拡散状に噴射する拡散状と、に切り替える噴射方向切替手段10を、具備する。噴射方向切替手段10は、銃身部9の前端9aに配設されエアをストレート棒状に噴射する第1噴射孔11とテーパ拡散状に噴射する円環状の第2噴射孔12とを前部13に有するノズル部材6を、具備する。かつ、噴射方向切替手段10は、軸心L廻りに回転自在として配設され、銃身部9のエア供給用空洞部19を第1噴射孔11・第2噴射孔12に択一的に連通させるエア通路を有する切替円環体4を、具備する。
【選択図】図1

Description

本考案は、塵埃を清掃する際等にエアを噴射するエア噴射ガンに関するものである。
従来のエア噴射ガンは、ガン本体の銃身部の前端に1本の噴射ノズルが設けられ、銃身部の内部の空洞部を通ったエアが、ノズル先端から一直線状に噴射するものが知られている。
この従来のエア噴射ガンによれば、エアの方向が一直線なので、吹き飛ばしたい塵埃等にエアを狙い易い。他方で、一直線方向にしかエアが噴射しないことで、塵埃が広範囲にわたって散乱している場合等には、一度に多くの塵埃を吹き飛ばせず、時間と手間が掛かり、効率が悪い。
そこで、本考案は、エアの噴射方向を掃除場所の状況に応じて切り替えることができ、掃除時間の短縮化と作業の効率化を図ることができるエア噴射ガンを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本考案に係るエア噴射ガンは、エア供給源から送られるエアを噴射する銃身部を有し、上記銃身部から前方へ噴射するエアの方向を、該銃身部の軸心と同一直線方向のストレート棒状と、該軸心に対しテーパ拡散状に噴射する拡散状と、に切り替える噴射方向切替手段を、具備する。
また、本考案に係るエア噴射ガンは、エア供給源から送られるエアを噴射する銃身部を有し、上記銃身部から前方へ噴射するエアの方向を、該銃身部の軸心と同一直線方向のストレート棒状と、該軸心に対しテーパ拡散状に噴射する拡散状と、に切り替える噴射方向切替手段を、具備し、該噴射方向切替手段は、上記銃身部の前端に配設されエアを上記ストレート棒状に噴射する第1噴射孔と上記テーパ拡散状に噴射する円環状の第2噴射孔とを前部に有するノズル部材を、具備し、かつ、上記噴射方向切替手段は、上記軸心廻りに回転自在として配設され、上記銃身部のエア供給用空洞部を上記第1噴射孔・第2噴射孔に択一的に連通させるエア通路を有する切替円環体を、具備する。
また、本考案に係るエア噴射ガンは、エア供給源から送られるエアを噴射する銃身部を有し、上記銃身部から前方へ噴射するエアの方向を、該銃身部の軸心と同一直線方向のストレート棒状と、該軸心に対しテーパ拡散状に噴射する拡散状と、に切り替える噴射方向切替手段を、具備し、該噴射方向切替手段は、上記銃身部の前端に配設されエアを上記ストレート棒状に噴射する第1噴射孔と上記テーパ拡散状に噴射する円環状の第2噴射孔とを前部に有するノズル部材を、具備し、かつ、上記噴射方向切替手段は、上記軸心廻りに回転自在として上記銃身部と上記ノズル部材の間に配設され、上記銃身部のエア供給用空洞部を上記第1噴射孔・第2噴射孔に択一的に連通させるエア通路を有する切替円環体を、具備する。
本考案は、次のような著大な効果を奏する。
本考案に係るエア噴射ガンは、噴射するエアの方向を、銃身部の軸心と同一直線方向のストレート棒状と、軸心に対しテーパ拡散状に噴射する拡散状と、に切り替えることができるので、エアの噴射方向をテーパ拡散状に切り替えることで、塵埃等が広い範囲に散乱していても、短時間で一気に塵埃等を吹き飛ばすことができる。あるいは、エアの噴射方向をストレート棒状に切り替えれば、一箇所に溜まっている塵埃等を狙って吹き飛ばすことができる。このように、塵埃が散乱している状態等に応じて噴射方向を切り替えることができるので、掃除時間の短縮と、掃除効率の向上を図ることができる。
さらに、切替円環体を回転させれば、エアを、ストレート棒状に噴射する第1噴射孔と、テーパ拡散状に噴射する第2噴射孔に択一的に連通させることができるので、簡易な構造でありながらエアの噴射方向を確実に切り替えることができる。そして、容易に切替可能なので、掃除中の作業の妨げにならない。また、この切替円環体は銃身部の前端近傍に設けられているので、把持部を握った状態で指が切替円環体に届き、一層切替が容易となる。
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本考案を詳説する。
図1は本考案に係るエア噴射ガンの実施の一形態を示し、このエア噴射ガンは、図示省略のエア供給源にホース等により接続される把持部7と銃身部9とを一体に有するガン本体8を具備し、把持部7の下端のホース接続部から銃身部9の前端9aにかけて、エアを通すための空洞部19が、形成されている。銃身部9は円筒形状を有し、空洞部19の内周面の前端部には、(後述の)エア通路雄部材5の螺着部50が螺着される雌ネジ19aが、形成されている。14は、ガン本体8に取付けられて、供給されたエアを銃身部9の前端9aから噴射させるための引金部材である。
かつ、本考案のエア噴射ガンは、銃身部9から前方へ噴射するエアの方向を、銃身部9の軸心Lと同一直線方向のストレート棒状と、軸心Lに対しテーパ拡散状に噴射する拡散状とに切り替える噴射方向切替手段10を、具備する。以下、噴射方向切替手段10について説明する。
図1〜図4に示したように、噴射方向切替手段10は、銃身部9の前端9aに取着されるエア通路雄部材5と、エア通路雄部材5の前部に取付けられかつエアをストレート棒状に噴射する第1噴射孔11とテーパ拡散状に噴射する円環状の第2噴射孔12とを前部13に有するノズル部材6と、銃身部9の空洞部19を第1噴射孔11・第2噴射孔12に択一的に連通させるエア通路40を有する切替円環体4と、を具備する。切替円環体4は、軸心L廻りに回転自在として、エア通路雄部材5とノズル部材6の間に配設される。
先ず、図1、図2、図4、図5に於て、エア通路雄部材5は、銃身部9の雌ネジ19aに螺合する雄ネジ50aを側面に有する螺着部50と、螺着部50の前部に拡径して設けられた鍔状大径部53と、大径部53の前面中央に突設された軸部54と、軸部54の前部に小くびれ部をもって形成された雄ネジ部55と、を同一軸心L上に一体状に有する。螺着部50と大径部53は、前後方向のエア通路52が形成されており、エア通路52の一方(後部)は螺着部50の後面51の中央部に開口し、かつ、他方(前部)は軸部54の後部の側面に開口している。なお、図5の実施例ではエア通路52が分岐して2孔で開口している。
次に、ノズル部材6について説明する。ノズル部材6は、エア通路雄部材5の前部に取着されエア通路雄部材5のエア通路52を介して供給されたエアを分岐させる2本のエア通路31,32を有するエア分岐部材3と、エア分岐部材3に前方へ突設されストレート棒状のエアを噴射させる第1噴射孔11を有する筒状噴射部材1と、噴射部材1を包囲状としてエア分岐部材3に取付けられるカバー筒体2と、から成る。
ノズル部材6の各部材について説明する。先ず、図1〜図4、図9、図10に於て、エア分岐部材3は、エア通路雄部材5の雄ネジ部55に螺着する(後側)雌ネジ孔35を後面33の中央部に有する後側円柱部30と、後側円柱部30の前部に小段差をもって縮径形成された前側円柱部37と、を同一軸心L上に一体状に有する。前側円柱部37は、側周面に雄ネジ37aが形成されると共に、前面38の中央に、(後述の)噴射部材1の雄ネジ部15が螺着する(前側)雌ネジ孔36を有する。かつ、エア分岐部材3は、エアが通る第1エア通路31・第2エア通路32が形成されている。第1エア通路31は、その一方(後部)が後側円柱部30の後面33に開口し、かつ、他方(前部)が前側雌ネジ孔36の奥部に開口している。また、第2エア通路32は、その一方(後部)が後側円柱部30の後面33に開口し、かつ、他方(前部)が前側円柱部37の側面に雄ネジ37aより前側の位置に、開口している。また、後側円柱体30の後面33に、(後述の)切替円環体4の回転規制溝41に差込まれる回転規制突部34が、突設される。後側円柱部30の後面33において、第1エア通路31と第2エア通路32は、雌ネジ孔35を挟んで対称位置にあり、かつ、回転規制突部34は、第2エア通路32に対し時計回りに90°位相した位置に配設される(図9参照)。
次に、図1〜図4、図11に於て、噴射部材1は、略円筒形状を有し、かつ、後部は、小段差部をもって縮径して雄ネジ部15が形成され、かつ、前部18は、前方へテーパ状に縮径して形成される。かつ、噴射部材1は、多数本の前後方向ローレット状の細溝条部16…が外周面17に形成されると共に、第1噴射孔11が前後方向一直線状に貫設されている。
次に、図1〜図4、図12に於て、カバー筒体2は略円筒形状を有し、内周面20は、後端部に雌ネジ21を有する後側内周面20Aと、後側内周面20Aの前端縁に段差部22をもって縮径する前側内周面20Bと、から成る。また、カバー筒体2の前部23の外周面は、前方へ縮径するテーパ状に形成されている。カバー筒体2の雌ネジ21がエア分岐部材3の雄ネジ37aに螺着されて、カバー筒体2が、エア分岐部材3に包囲状に取付けられる。
次に、切替円環体4は、図1〜図4、図6〜図8に示したように、短円筒形状を有し、その中心孔部44は、後側の大径孔部42と、大径孔部42の前端縁に小段差をもって縮径して形成した前側の小径孔部43とから成る。切替円環体4は、中心孔部44をもってエア通路雄部材5の軸部54に外嵌する。かつ、切替円環体4の前面46には、エア分岐部材3の回転規制突部34が差込まれる略4半円弧状の回転規制溝41が、小径孔部43廻りに形成されている。また、切替円環体4は、一対のエア通路40,40が前後方向に貫設されている。一対のエア通路40,40は、相互に、軸心L廻りに位相が略90°ずれた位置に形成され、かつ、軸心Lに対し上記溝41の対称位置の近傍に配設される。各エア通路40の後部は、大径孔部42に連続状となっている。また、切替円環体4の外周面45は、指で回転させる際の滑り防止用ローレットが形成されている。
切替円環体4を軸心L廻りに回転して切替えることで、一対のエア通路40X,40Yが、銃身部9のエア供給用空洞部19、即ち、エア通路雄部材5のエア通路52を、上記第1噴射孔11・第2噴射孔12に択一的に連通させる。
次に、本考案のエア噴射ガンのセットの順について説明する。
図4に於て、エア通路雄部材5の軸部54に、切替円環体4の孔部44を外嵌させて、雄ネジ部55を切替円環体4の前面から前方へ突出状とする。切替円環体4は、大径孔部42が後側に、小径孔部43が前側となるように、配設される。
次いで、エア分岐部材3の後側雌ネジ孔35をエア通路雄部材5の雄ネジ部55に螺着して、エア分岐部材3を、その回転規制突部34を切替円環体4の回転規制溝41に差込みながら、エア通路雄部材5に取付ける。切替円環体4は、その前後方向幅寸法P4 が軸部54の幅寸法P54より僅かに小さく設定されており、エア通路雄部材5の大径部53とエア分岐部材3との間にて、回転自在である。
次いで、噴射部材1の雄ネジ部15を、エア分岐部材3の前側雌ネジ孔36に螺着して、噴射部材1をエア分岐部材3に取付ける。そして、カバー筒体2を、エア分岐部材3の前側円柱部37、及び、噴射部材1に包囲状として、カバー筒体2の雌ネジ21を前側円柱部37の雄ネジ37aに螺着すれば、噴射方向切替手段10がセットされる(図1〜図3参照)。このとき、噴射部材1のテーパ状の前部18(図11参照)が、カバー筒体2の前端開口部24から前方へ突出状となり、噴射部材1の多数本の細溝条部16…の前端が、該前端開口部24から僅かに露出した状態となっている。噴射部材1と前側内周面20Bの前端縁部とにより、円環状の第2噴射孔12が形成され、この第2噴射孔12は、多数本の細溝条部16…により、多数の微細な孔が周方向に断続的(散点状)に連なったものである。
そして、図1に示したように、エア通路雄部材5の螺着部50の雄ネジ50aを、ガン本体8の銃身部9の雌ネジ19aに螺着すれば、本考案のエア噴射ガンがセットされる。
なお図示省略するが、第2噴射孔12を連続円環状に形成する設計変更も自由である。
次に、本考案のエア噴射部材の使用方法及び作用について説明する。
図13、図14はともに、後側から前方向へエア分岐部材3と切替円環体4を見たものであり説明のために分離させた状態を示す。図14の矢印28の方向を時計回りの方向とする。図13は、エア分岐部材3の回転規制突部34が、切替円環体4の回転規制溝41の(時計回り)基端41bに当接した状態である。このとき、一対のエア通路40,40のうち(時計回り)先端側のエア通路40Xが、エア分岐部材3の第2エア通路32と、前後方向において一致(連通)する。そして、エア噴射ガンの引金部材14(図1参照)を引くと、エア供給源から供給されたエアが、銃身部9の空洞部19とエア通路雄部材5のエア通路52を介して、切替円環体4の大径孔部42に供給され、さらに、両通路40X,32を通り(図6〜図10参照)、カバー筒体2の内周面20とエア分岐部材3の円柱部37の間の空間25に達する(図2参照)。そして、図2、図3に於て、エアは、カバー筒体2の前側内周面20Bと噴射部材1の細溝条部16…の間に形成された第2噴射孔12から、矢印47に示したようにテーパ拡散に噴射する。一方、図13に於て、基端側のエア通路40Yは、エア分岐部材3のエア通路31に対応せず後面33によって封鎖されるため、エア分岐部材3の第1エア通路31にはエアが供給されず、噴射部材1の第1噴射孔11からエアが噴射することはない。
次に、切替円環体4を指で反時計回り(図13の矢印27の方向)に回転させ、図14に示したように、切替円環体4の回転規制溝41の(時計回り)先端41aを、エア分岐部材3の回転規制突部34に当接させる。このとき、一対のエア通路40,40のうち(時計回り)基端側のエア通路40Yが、エア分岐部材3の第1エア通路31と、前後方向において一致(連通)する。そして、引金部材14を引くと、エア供給源から供給されたエアが、両通路40Y,31を通り(図6〜図10)、噴射部材1の第1噴射孔11(図11参照)から、図1の矢印48に示したように、軸心Lと同一直線方向のストレート棒状に、噴射する。一方、図14に於て、先端側のエア通路40Xは、エア分岐部材3のエア通路32に対応せず後面33によって封鎖閉鎖されるため、エア分岐部材3の第2エア通路32にはエアが供給されず、第2噴射孔12からエアが噴射することはない。
また、図14に於て、切替円環体4を矢印28の方向に回転させれば、図13に示した第2噴射孔12からエアが噴射する状態に切り替わる。
上述のように、エア分岐部材3の第1エア通路31には、切替円環体4の基端側のエア通路40Yが対応し、かつ、第2エア通路32には、先端側のエア通路40Xが対応するので、図13の状態と図14の状態の相互切替は、切替円環体4を略90°の位相をもって回転させるだけで、可能であり、大きな位相を回転させる必要はない。よって、切替が容易であり、迅速に行い得る。また、この切替円環体4は銃身部9の前端9a近傍に設けられているので、把持部7を握った状態で指が切替円環体4に届き、回転させ易い。
以上のように、本考案に係るエア噴射ガンは、エア供給源から送られるエアを噴射する銃身部9を有し、銃身部9から前方へ噴射するエアの方向を、銃身部9の軸心Lと同一直線方向のストレート棒状と、軸心Lに対しテーパ拡散状に噴射する拡散状と、に切り替える噴射方向切替手段10を、具備するものなので、エアの噴射方向をテーパ拡散状に切り替えることで、塵埃等が広い範囲に散乱していても、短時間で一気に塵埃等を吹き飛ばすことができる。あるいは、エアの噴射方向をストレート棒状に切り替えれば、一箇所に溜まっている塵埃等を狙って吹き飛ばすことができる。このように、塵埃が散乱している状態等に応じて噴射方向を切り替えることができるので、掃除時間の短縮化と、掃除効率の工場を図ることができる。
また、本考案に係るエア噴射ガンは、エア供給源から送られるエアを噴射する銃身部9を有し、銃身部9から前方へ噴射するエアの方向を、銃身部9の軸心Lと同一直線方向のストレート棒状と、軸心Lに対しテーパ拡散状に噴射する拡散状と、に切り替える噴射方向切替手段10を、具備し、噴射方向切替手段10は、銃身部9の前端9aに配設されエアをストレート棒状に噴射する第1噴射孔11とテーパ拡散状に噴射する円環状の第2噴射孔12とを前部13に有するノズル部材6を、具備し、かつ、噴射方向切替手段10は、軸心L廻りに回転自在として配設され、銃身部9のエア供給用空洞部19を第1噴射孔11・第2噴射孔12に択一的に連通させるエア通路40を有する切替円環体4を、具備するものなので、エアの噴射方向をテーパ拡散状に切り替えることで、塵埃等が広い範囲に散乱していても、短時間で一気に塵埃等を吹き飛ばすことができる。あるいは、エアの噴射方向をストレート棒状に切り替えれば、一箇所に溜まっている塵埃等を狙って吹き飛ばすことができる。このように、塵埃が散乱している状態等に応じて噴射方向を切り替えることができるので、掃除時間の短縮と、掃除効率の向上を図ることができる。
また、切替円環体4を回転させることで、エアを、ノズル部材6の第1噴射孔11・第2噴射孔12とに択一的に供給できるので、簡易な構造でありながらエアの噴射方向を確実に切り替えることができる。そして、容易に切替可能なので、掃除中の作業の妨げにならない。
また、本考案に係るエア噴射ガンは、エア供給源から送られるエアを噴射する銃身部9を有し、銃身部9から前方へ噴射するエアの方向を、銃身部9の軸心Lと同一直線方向のストレート棒状と、軸心Lに対しテーパ拡散状に噴射する拡散状と、に切り替える噴射方向切替手段10を、具備し、噴射方向切替手段10は、銃身部9の前端9aに配設されエアをストレート棒状に噴射する第1噴射孔11とテーパ拡散状に噴射する円環状の第2噴射孔12とを前部13に有するノズル部材6を、具備し、かつ、噴射方向切替手段10は、軸心L廻りに回転自在として銃身部9とノズル部材6の間に配設され、銃身部9のエア供給用空洞部19を第1噴射孔11・第2噴射孔12に択一的に連通させるエア通路40を有する切替円環体4を、具備するものなので、エアの噴射方向をテーパ拡散状に切り替えることで、塵埃等が広い範囲に散乱していても、短時間で一気に塵埃等を吹き飛ばすことができる。あるいは、エアの噴射方向をストレート棒状に切り替えれば、一箇所に溜まっている塵埃等を狙って吹き飛ばすことができる。このように、塵埃が散乱している状態等に応じて噴射方向を切り替えることができるので、掃除時間の短縮と、掃除効率の向上を図ることができる。 また、切替円環体4を回転させることで、エアを、ノズル部材6の第1噴射孔11・第2噴射孔12とに択一的に供給できるので、簡易な構造でありながらエアの噴射方向を確実に切り替えることができる。そして、容易に切替可能なので、掃除中の作業の妨げにならない。
また、この切替円環体4は銃身部9の前端9a近傍に設けられているので、把持部7を握った状態で指が切替円環体4に届き、一層切替が容易となる。
本考案に係るエア噴射ガンの実施の一形態を示す一部断面側面図である。 噴射方向切換手段を示す一部断面側面図である。 正面図である。 説明用分解図である。 エア通路雄部材を示す断面側面図である。 切替円環体を示す正面図である。 図6のA−A断面図である。 背面図である。 エア分岐部材を示す背面図である。 図9のB−B断面図である。 噴射部材を示す側面断面図である。 カバー筒体を示す側面断面図である。 エア分岐部材と切替円環体を示す説明用背面図である。 エア分岐部材と切替円環体を示す説明用背面図である。
符号の説明
4 切替円環体
6 ノズル部材
9 銃身部
9a 前端
10 噴射方向切替手段
11 第1噴射孔
12 第2噴射孔
13 前部
19 空洞部
40 エア通路
L 軸心

Claims (3)

  1. エア供給源から送られるエアを噴射する銃身部(9)を有するエア噴射ガンに於て、
    上記銃身部(9)から前方へ噴射するエアの方向を、該銃身部(9)の軸心(L)と同一直線方向のストレート棒状と、該軸心(L)に対しテーパ拡散状に噴射する拡散状と、に切り替える噴射方向切替手段(10)を、具備することを特徴とするエア噴射ガン。
  2. エア供給源から送られるエアを噴射する銃身部(9)を有するエア噴射ガンに於て、
    上記銃身部(9)から前方へ噴射するエアの方向を、該銃身部(9)の軸心(L)と同一直線方向のストレート棒状と、該軸心(L)に対しテーパ拡散状に噴射する拡散状と、に切り替える噴射方向切替手段(10)を、具備し、
    該噴射方向切替手段(10)は、上記銃身部(9)の前端(9a)に配設されエアを上記ストレート棒状に噴射する第1噴射孔(11)と上記テーパ拡散状に噴射する円環状の第2噴射孔(12)とを前部(13)に有するノズル部材(6)を、具備し、
    かつ、上記噴射方向切替手段(10)は、上記軸心(L)廻りに回転自在として配設され、上記銃身部(9)のエア供給用空洞部(19)を上記第1噴射孔(11)・第2噴射孔(12)に択一的に連通させるエア通路(40)を有する切替円環体(4)を、具備することを特徴とするエア噴射ガン。
  3. エア供給源から送られるエアを噴射する銃身部(9)を有するエア噴射ガンに於て、
    上記銃身部(9)から前方へ噴射するエアの方向を、該銃身部(9)の軸心(L)と同一直線方向のストレート棒状と、該軸心(L)に対しテーパ拡散状に噴射する拡散状と、に切り替える噴射方向切替手段(10)を、具備し、
    該噴射方向切替手段(10)は、上記銃身部(9)の前端(9a)に配設されエアを上記ストレート棒状に噴射する第1噴射孔(11)と上記テーパ拡散状に噴射する円環状の第2噴射孔(12)とを前部(13)に有するノズル部材(6)を、具備し、
    かつ、上記噴射方向切替手段(10)は、上記軸心(L)廻りに回転自在として上記銃身部(9)と上記ノズル部材(6)の間に配設され、上記銃身部(9)のエア供給用空洞部(19)を上記第1噴射孔(11)・第2噴射孔(12)に択一的に連通させるエア通路(40)を有する切替円環体(4)を、具備することを特徴とするエア噴射ガン。
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