JPH0744517Y2 - チェックバルブ - Google Patents

チェックバルブ

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JPH0744517Y2
JPH0744517Y2 JP1989076874U JP7687489U JPH0744517Y2 JP H0744517 Y2 JPH0744517 Y2 JP H0744517Y2 JP 1989076874 U JP1989076874 U JP 1989076874U JP 7687489 U JP7687489 U JP 7687489U JP H0744517 Y2 JPH0744517 Y2 JP H0744517Y2
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JP
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cleaning liquid
valve
valve case
spring
check
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JP1989076874U
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JPH0315775U (ja
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伸 秋元
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自動車電機工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 【考案の目的】
この考案は、洗浄液を洗浄面に吹き付けるウオッシャ装
置において、洗浄液を制御するのに利用されるチェック
バルブに関する。 (従来の技術) 従来、上記したチェックバルブとしては、例えば、第4
図に示されるものが知られている。 図示するチェックバルブ100は、洗浄液を送給する送給
管101a,101bのあいだに装着されるものであって、図中
左側の第1バルブケース102に備えた取付部102aと、こ
の第1バルブケース102とは別体で図中右側の第2バル
ブケース103に備えた取付部103aとが超音波溶着によっ
て固着されている。 そして、第1バルブケース102に備えた洗浄液流入口102
b側に設けた弁座102cと、第2バルブケース103に備えた
洗浄液流出口103b側に設けたばね係止用段付部103cとの
あいだに、チェックボール104および戻しばね105とを収
容したバルブ室106が形成されており、このバルブ室106
において弁座102cと離間または当接して洗浄液流入口10
2bを開閉するチェックボール104に戻したばね105の一端
を当接させ且つ戻しばね105の他端をバルブ室106の洗浄
液流出口103b側に設けたばね係止用段付部103bに当接さ
せてある。 送給管101aから洗浄液流入口102bに送給された洗浄液の
送給圧力がチェックバルブ100の締切圧力よりも大きく
なると、チェックボール104は戻しばね105の反撥力に抗
して図中の右方側に移動するため、弁座102cから離れて
洗浄液流入口102bを開状態とし、洗浄液をバルブ室106
から洗浄液流出口103bに送給する。 また、洗浄液の送給圧力がチェックバルブ100の締切圧
力よりも小さいと、戻しばね105によって押圧されたチ
ェックボール104が弁座102cに圧接されることによって
洗浄液流入口102bを閉状態とするため、洗浄液をバルブ
室106に送給せずに、車両が急制動した際などに洗浄液
流出口103bに装着されている送給管101bからこの送給管
101bに連通させた図示しないノズルに洗浄液を送給しな
いようにして意図しないときにおいて慣性力によって前
記ノズルから洗浄液を流出させないようにしている。 (考案が解決しようとする課題) ところが、上記した従来のチェックバルブ100において
は、第1バルブケース102の洗浄液流入口102bに設けた
弁座102cと、第2バルブケース103の洗浄液流出口103b
に設けたばね係止用段付部103cとのあいだにチェックボ
ール104および戻しばね105を収容したバルブ室106が形
成され、第1バルブケース102と第2バルブケース103と
が超音波溶着によって固定されている構造であることか
ら、部品点数が多くなり、また、超音波溶着するのに工
数およびコストを多く必要とすることから、コスト面で
不利となる可能性を有するとともに生産性の向上を図り
難いという問題点があり、上記問題点を解決することが
課題となっていた。 (考案の目的) そこでこの考案は、上記した従来の課題に鑑みてなされ
たものであって、組付け工数を大幅に減少させるととも
にコスト面で有利とすることによって生産性の向上を図
れるチェックバルブを提供することを目的としている。
【考案の構成】
(課題を解決するための手段) この考案に係わるチェックバルブは、略円筒形に形成さ
れ、一方の端部に洗浄液流入口が形成され、他方の端部
に洗浄液流出口が形成され、且つ、洗浄液流入口と洗浄
液流出口とを連通する流路を備えるとともに、洗浄液流
出口に連通する送給管が接続されるテーパ状管接続部と
を備えたバルブケースと、バルブケースの流路内に収容
され、洗浄液流入口に連通する流路を開閉するチェック
ボールと、バルブケースの流路内に収容され、チェック
ボールを洗浄液流入口に向けて付勢する戻しばねとを備
えたチェックバルブにおいて、バルブケースには、テー
パ状管接続部と洗浄液流出口との間であって、送給管に
被覆される位置において上記バルブケースを貫通する複
数の開口が形成されることにより複数のばね係止部が設
けられ、戻しばねには、上記バルブケースに設けられた
ばね係止部にそれぞれ係止される複数の突部が設けられ
ていることを特徴としている。 (考案の作用) この考案に係わるチェックバルブは、単一のバルブケー
ス内にチェックボールおよび戻しばねを配置しているの
で、従来のものと比べて別体のバルブケースを超音波溶
着などを用いてひとつに組付ける必要がなくなるため、
部品点数が多くならず、工数も増大することはない。ま
た、戻しばねの複数の突部がそれぞれ係止される複数個
のバネ係止部はバルブケースを貫通する開口によって形
成されているため、バルブケースはアンダーカットする
ことなく形成され、戻しばねの突部がバルブケースのば
ね係止部に係止されているため、戻しばねの突部がばね
係止部に係止されている状態を目視により確認され、バ
ルブケースを貫通する開口からなるばね係止部がテーパ
状管接続部と洗浄液注入口との管で且つ送給管に被覆さ
れる位置に形成されているので、洗浄液がばね係止部か
ら漏れることはない。 (実施例) 以下この考案に係わるチェックバルブの一実施例を第1
図ないし第3図に基づいて説明する。 図示するチェックバルブ1は、主として、バルブケース
2、地形状のチェックボール3、戻しばね4から構成さ
れている。 バルブケース2は、単一の部品として円筒形に形成さ
れ、流路2aが備えられている。この流路2aは、第1図中
において左右方向に長寸状をなすバルブケース本体2cの
ほぼ中央部において中空状をなすものとして形成されて
いる。この流路2a内にチェックボール3および戻しばね
4を収容したバルブ室5が形成されている。 バルブケース本体2cには、流路2aの第1図中において左
側端寄りに、チエックボール3が当接する弁座2dが形成
されており、この弁座2dからバルブケース本体2cの左側
端に至る洗浄流入口2eが形成されている。洗浄液流入口
2eには第3図に示されるウオッシャタンク6のポンプ7
が接続した一方側の送給管8が連通接続されている。 また、流路2aの第1図中において右側端寄りには、バル
ブケース本体2cの右側端に至る洗浄液流出口2fが形成さ
れており、バルブケース本体2cの右側端寄りにはテーパ
状管接続部2gが形成されているため、第3図に示される
ウオッシャノズル9に接続した他方側の送給管10がこの
テーパ状管接続部2gを越えて挿し込まれることによって
洗浄液流出口2fに連通接続されている。 そして、バルブケース2はバルブケース本体2cの第1図
中において右側端寄りの相対向する2個所に、バルブケ
ース本体2cの流路2a側からバルブケース本体2cの外周側
にまで貫通させた開口状のばね係止部2b,2bが設けられ
ている。複数個のばね係止部2b,2bはバルブケース本体2
cを貫通する開口によって形成されているため、複数個
のばね係止部2b,2bはアンダーカットすることなく形成
される。複数個のばね係止部2b,2bはバルブケース本体2
c上で、テーパ状管接続部2gと洗浄液流出口2fとのあい
だに配置されているため、テーパ状管接続部2gに他方側
の送給管10を挿し込むことによって他方側の送給管10に
よって覆われるので、洗浄液は漏れることがない。 一方、戻しばね4には、第1図中において左側端に位置
するばね線材40に、チェックボール3に当接させるため
のチェックボール当接部4aが備えられているとともに、
第1図中においても右側端に位置するばね線材40に、第
2図に示されるように、戻しばね4の外側に向け、ばね
係止部2b,2bに対応させて夫々突出する複数個の突部4b,
4bが形成されている。各突部4b,4bは流路2a内からばね
係止部2b,2bに夫々挿入することによってバルブケース
本体2cに夫々係止されるため、戻しばね4の他端側は各
突部4b,4bのばね係止部2b,2bに対する係止によってバル
ブケース本体2cに取付けられている。戻しばね4の各突
部4b,4bがばね係止部2b,2bに挿入された状態で他方側の
送給管10が挿し込まれる以前に、ばね係止部2b,2bに挿
入された各突部4b,4bは目視により確認を行える。 このような構造をなすチェックバルブ1は、チェックボ
ール3をバルブケース本体2cの弁座2dに当接した状態
で、チェックボール3の第1図中の右側に戻しばね4の
一端側に備えたチェックボール当接部4aを当接させ、こ
の戻しばね4の他端側に備えた各突部4b,4bをバルブケ
ース本体2cの洗浄液流出口2f側から流路2aに押し入れた
ところで、各突部4b,4bをバルブケース本体2cのばね係
止部2b,2bに夫々係止させる。 これによって、チェックボール3は戻しばね4の反撥力
によりバルブケース本体2cの弁座2dに対し所定の締切圧
力で圧設され、戻しばね4はチェックボール3に圧接す
る状態でバルブケース2の流路2a内に取付けられる。 そして、チェックバルブ1は車両に取付けられる。一方
側の送給管8から洗浄液流入口2eに送給された洗浄液
は、ポンプ7が作動されることによってその送給圧力が
前記締切圧力よりも大きくなると、戻しばね4に抗して
チェックボール3を押して流路2aを開き、ウオッシャノ
ズル9から洗浄を噴出させ、これとは逆に、ポンプ7が
作動していないでその送給圧力が前記締切圧力よりも小
さいと、戻しばね4の反撥力によってチェックボール3
が流路2aを閉じるので、車両が急制動した際などに洗浄
液をウオッシャノズル9から流出させないものとなる。
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案に係わるチェックバ
ルブは上述した構成としたことから、単一のバルブケー
ス内にチェックボールおよび戻しばねを配置しているの
で、従来のものと比較して別体のバルブケースを超音波
溶着などを用いてひとつに組付ける必要がなくなるた
め、部品点数が少なくなって組付け工数を大幅に減少さ
せるとともにコスト面で有利とすることにより生産性の
向上を図れ、また、戻しばねの複数の突部をそれぞれ係
止させる複数のばね係止部がバルブケースを貫通する開
口によって形成されているため、バルブケースをアンダ
ーカットすることなく形成することができ、さらに、戻
しばねの突部をバルブケースのばね係止部に係止してい
るため、戻しばねの突部がばね係止部に係止されている
状態を目視により確認でき、さらにまた、バルブケース
を貫通する開口からなるばね係止部をテーパ状管接続部
と洗浄液注入口との間で且つ送給間に被覆される位置に
形成しているので、洗浄液がばね係止部から漏れること
はないという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係わるチェックバルブの一実施例の
縦断側面図、第2図は第1図に示したチェックバルブに
おいての戻しばねとバルブケースとの組付け関係を説明
する各部品の外観斜視図、第3図は第1図に示したチェ
ックバルブの使用状態を説明する概略図、第4図は従来
のチェックバルブの縦断側面図である。 1……チェックバルブ 2……バルブケース 2a……流路 2b……ばね係止部 2e……洗浄液流入口 2f……洗浄液流出口 2g……テーパ状管接続部 3……チェックボール 4……戻しばね 4b……突部 10……送給管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略円筒形に形成され、一方の端部に洗浄液
    流入口が形成され、他方の端部に洗浄液流出口が形成さ
    れ、且つ、洗浄液流入口と洗浄液流出口とを連通する流
    路を備えるとともに、洗浄液流出口に連通する送給管が
    接続されるテーパ状管接続部とを備えたバルブケース
    と、 上記バルブケースの流路内に収容され、洗浄液流入口に
    連通する流路を開閉するチェックボールと、 上記バルブケースの流路内に収容され、上記チェックボ
    ールを洗浄液流入口に向けて付勢する戻しばねとを備え
    たチェックバルブにおいて、 上記バルブケースには、テーパ状管接続部と洗浄液流出
    口との間であって、送給管に被覆される位置において上
    記バルブケースを貫通する複数の開口が形成されること
    により複数のばね係止部が設けられ、 上記戻しばねには、上記バルブケースに設けられたばね
    係止部にそれぞれ係止される複数の突部が設けられてい
    ることを特徴とするチェックバルブ。
JP1989076874U 1989-06-29 1989-06-29 チェックバルブ Expired - Lifetime JPH0744517Y2 (ja)

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JPH0315775U JPH0315775U (ja) 1991-02-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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