JPH0744457Y2 - オイルシール取り外し装置 - Google Patents

オイルシール取り外し装置

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JPH0744457Y2
JPH0744457Y2 JP1989101634U JP10163489U JPH0744457Y2 JP H0744457 Y2 JPH0744457 Y2 JP H0744457Y2 JP 1989101634 U JP1989101634 U JP 1989101634U JP 10163489 U JP10163489 U JP 10163489U JP H0744457 Y2 JPH0744457 Y2 JP H0744457Y2
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JP
Japan
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oil seal
plate
bearing
removing device
plates
Prior art date
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Application number
JP1989101634U
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English (en)
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JPH0340082U (ja
Inventor
義市 服部
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Central Japan Railway Co
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Central Japan Railway Co
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、軸受のオイルシールを取り外すために使用す
るオイルシール取り外し装置に関する。
[従来の技術] 従来、鉄道車両等で軸受のオイルシールを交換するに
は、第5図(a)の分解図に示す様なオイルシール取り
外し装置81を用いて、軸受82からオイルシール83を取り
外している。このオイルシール取り外し装置81は、半円
形状で直線部分が対向して配設された二枚のプレート84
を支持する円板部85を備え、円板部85の中央には押え棒
86が突設されていて、プレート84を押えナット87で円板
部85に固定構成となっている。
以上の様なオイルシール取り外し装置81を使用する場合
は、まず、担当の作業員が押さえナット87を緩めてプレ
ート84をオイルシール取り外し装置81から外し、次に、
外したプレート84の円弧部分を軸受82とオイルシール83
との間に嵌合させた状態で、プレート84を円板部85と押
えナット87で締め付け固定して、第5図(b)の状態に
し、次に、オイルシール取り外し装置81が嵌合された軸
受82を抜き台88に保持して、油圧プレス等で押え棒86に
圧力を加える、といった手順で、オイルシール83を軸受
82から取り外す。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、この様な手作業による分解組立式のオイ
ルシール取り外し装置は、作業にかかる前に、一旦装置
を分解し、軸受に組み込んでから作業にかかるので、作
業時間が多くかかり能率が悪い。また、作業員によるオ
イルシール取り外し装置の組立手順や操作が悪いと、作
業中に取り外し装置がオイルシールから脱落したり、あ
るいは、取り外し装置が軸受内部に当たって、ベアリン
グ等に損傷をあたえるといった問題点もある。
そこで、本考案は、軸受のオイルシールを簡単かつ確実
に取り外すことのできるオイルシール取り外し装置を提
供することを目的としてなされた。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するためになされた本考案は、 押え棒を中心に二枚の半円形状のプレートを直線部分を
対向させて組み立て、その上下面をさらに挟持部材で挟
持してなり、該各プレートの円弧部分を軸受のオイルシ
ールに嵌合させた上で前記押え棒を操作することによ
り、軸受からオイルシールを取り外すオイルシール取り
外し装置において、 前記プレートを、互いに接近・離間する方向へ所定範囲
内を摺動可能で、かつ、常時離間する方向へ付勢する付
勢部材を介在させた状態にて前記挟持部材の間に取り付
けると共に、 前記付勢部材により付勢されているプレートの板面貫通
方向から係合し、該付勢部材の付勢力に抗して各プレー
トを互いに接近した位置で停止させる停止部材と、 押圧操作によって該停止部材を移動させ、当該停止部材
による停止から前記プレートを開放する開放部材と を備えたことを特徴とする軸受のオイルシール取り外し
装置を要旨としている。
[作用] このように本考案のオイルシール取り外し装置は、軸受
のオイルシールに嵌合させる二枚のプレートが上下の挟
持部材の間に摺動自在に挟持されていて、プレートの対
向位置に設けられた付勢部材によって、通常は各プレー
トを外向に突出させている。
従って、本考案のオイルシール取り外し装置を用いて軸
受のオイルシールを取り外す場合は、まず、作業員が突
出している各プレートを付勢部材の付勢力に抗して押し
込む。そして、停止部材によって各プレートが接近した
所定の位置でプレートを停止させる。次に、プレートが
オイルシールの位置になるように軸受に本考案のオイル
シール取り外し装置を挿入して位置合わせしたのち、開
放部材を押圧操作して停止部材によるプレートの停止を
解除する。すると、プレートは付勢部材の作用によって
外に突出し、プレートの円弧部分が軸受の外輪とオイル
シールとの間に嵌合する。そこで、この状態の軸受を抜
き台等に固定して、従来のように、油圧プレス等で押え
棒に圧力を加えることにより、軸受からオイルシールを
装置ごと取り外すことができる。
[実施例] 本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は実施例のオイルシール取り外し装置の一部断面
正面図、第2図は第1図におけるA−A′線断面図であ
る。
図に示すように本実施例のオイルシール取り外し装置
は、軸受のオイルシールに嵌合する二枚のプレート1a,1
bが円板部2と挟持部3との間に摺動自在に挟持されて
いる。円板部2の中央には押え棒4が突設され、また円
板部2には、押え棒4の突設された部分の両側の等位置
に、ストッパーピン操作板5に突設されたストッパーピ
ン6を保持するための保持穴7が貫通して設けられてい
る。また、挟持部3にはストッパーピン操作板5と係着
された開放ピン8が貫通する貫通孔9と、各プレート1
の摺動距離を規制するガイドピン10が備えられている。
更に、ストッパーピン操作板5の中心部分には押え棒4
が貫通する空洞部分があり、その中心には径方向に長尺
ピン11が内設されている。この長尺ピン11は、押え棒4
に穿設されたガイド孔12を貫通しており、押え棒4の内
部のコイルバネ13と、バネ座14によって下方に付勢され
ている。また、プレート1a,1bは半円形状で直線部分が
対向して配置された二枚のプレートから構成され、各プ
レート1a及び1bが対向する端部に、スプリングガイド15
が設けられている。そして、このスプリングガイド15に
は、各プレート1a,1bを常に外向に付勢するスプリング1
6が外嵌されている。また、各プレート1a,1bには、各プ
レート1a,1bが縮んだ位置で、ストッパーピン6が挿入
されるストッパーピン穴17と、ガイドピン10が遊嵌され
るガイドピン溝18とが設けられている。以上のように構
成された本オイルシール取り外し装置を用いて、第3図
に示す軸受19からオイルシール20を取り外す場合には、
まず、作業員が人力操作によって、本考案のオイルシー
ル取り外し装置の突出している各プレート1a,1bの円弧
部分21をスプリング16の付勢力に抗して押し込む。する
と、ストッパーピン6の位置とプレート1a,1bのストッ
パーピン穴17の位置とが一致することで、ストッパーピ
ン6はコイルバネ13の付勢力によってストッパーピン穴
17に挿入され、各プレート1a,1bが接近した所定の位置
で固定される。
次に、本オイルシール取り外し装置を軸受19のオイルシ
ール20側から挿入すると、挟持部3が軸受19内のベアリ
ング部22に接触して保持される。この状態で開放ピン8
を押すと、第4図に示すように、開放ピン8と連動して
ストッパーピン操作板5が押え棒の長さ方向に上方へ摺
動することで、ストッパーピン操作板5に突設されたス
トッパーピン6がプレート1a,1bのストッパーピン穴17
から引き抜かれて、プレート1a,1bがスプリング16の付
勢力で外向へ突出し、その円弧部分21が軸受19とオイル
シール20との間に嵌合される。
そして、この状態で軸受19を受け台23の上に設置し、油
圧プレス等で押し棒4に圧力を加えると、オイルシール
20が取り外される。
以上の様に、本実施例のオイルシール取り外し装置は、
軸受のオイルシール交換作業を行なう際に、装置の軸受
へのセットが容易に行え、しかも、オイルシールの取り
外しが確実にできる。
従って、軸受のオイルシールの交換作業が敏速に行え、
作業の能率向上化が図れる。
更に、作業上の不手際により、軸受のベアリングを傷つ
けることなく、経済的である。
[考案の効果] 以上、詳細に述べように、本考案のオイルシール取り外
し装置は、従来の軸受のオイルシール取り外し作業のよ
うに繁雑で面倒な分解組立作業を必要とせず、軸受にオ
イルシール取り外し装置をセットする作業を容易かつ敏
速に行える。また、軸受からオイルシールを取り外す作
業においても、作業中にオイルシール取り外し装置が軸
受から脱落して軸受のベアリングを損傷したりすると言
った失敗が防げる。従って、作業能率が上がると共に確
実な作業が可能となる。
さらに、軸受け内に位置合わせした状態からプレートを
オイルシールに嵌合させる際、開放部材を押圧操作する
だけでよく、手元が狂ったり、取り外し装置の位置を不
用意にずらしたりするおそれが低く、操作性に優れてい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のオイルシール取り外し装置を表わす一
部破断正面図、第2図は第1図のA−A′線断面図、第
3図は一端にオイルシールが嵌入された軸受の斜視図、
第4図は実施例のオイルシール取り外し装置の一部断面
作動図、第5図は従来のオイルシール取り外し装置の構
成を表した全体図である。 1…プレート、2…円板部 3…挟持部、4…押え棒 6…ストッパーピン 8…開放ピン 10…ガイドピン 15…スプリングガイド 16…スプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】押え棒を中心に二枚の半円形状のプレート
    を直線部分を対向させて組み立て、その上下面をさらに
    挟持部材で挟持してなり、該各プレートの円弧部分を軸
    受のオイルシールに嵌合させた上で前記押え棒を操作す
    ることにより、軸受からオイルシールを取り外すオイル
    シール取り外し装置において、 前記プレートを、互いに接近・離間する方向へ所定範囲
    内を摺動可能で、かつ、常時離間する方向へ付勢する付
    勢部材を介在させた状態にて前記挟持部材の間に取り付
    けると共に、 前記付勢部材により付勢されているプレートの板面貫通
    方向から係合し、該付勢部材の付勢力に抗して各プレー
    トを互いに接近した位置で停止させる停止部材と、 押圧操作によって該停止部材を移動させ、当該停止部材
    による停止から前記プレートを開放する開放部材と を備えたことを特徴とする軸受のオイルシール取り外し
    装置。
JP1989101634U 1989-08-30 1989-08-30 オイルシール取り外し装置 Expired - Lifetime JPH0744457Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989101634U JPH0744457Y2 (ja) 1989-08-30 1989-08-30 オイルシール取り外し装置

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JP1989101634U JPH0744457Y2 (ja) 1989-08-30 1989-08-30 オイルシール取り外し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0340082U JPH0340082U (ja) 1991-04-17
JPH0744457Y2 true JPH0744457Y2 (ja) 1995-10-11

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ID=31650578

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JP1989101634U Expired - Lifetime JPH0744457Y2 (ja) 1989-08-30 1989-08-30 オイルシール取り外し装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019038052A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 旭イノベックス株式会社 オイルシール取外し治具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5180Y2 (ja) * 1972-04-17 1976-01-06

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JP2019038052A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 旭イノベックス株式会社 オイルシール取外し治具

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