JPH0744232A - 移動車走行制御装置 - Google Patents

移動車走行制御装置

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JPH0744232A
JPH0744232A JP5153391A JP15339193A JPH0744232A JP H0744232 A JPH0744232 A JP H0744232A JP 5153391 A JP5153391 A JP 5153391A JP 15339193 A JP15339193 A JP 15339193A JP H0744232 A JPH0744232 A JP H0744232A
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moving vehicle
course
vehicle
moving
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Shigeto Murayama
繁人 村山
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Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 走行コースの設定及び変更を容易に、且つ、
短時間で行うことのできる移動車走行制御装置を提供す
ること。 【構成】 複数のステーションST間を走行する複数の
移動車Vと、移動車の走行コースを指令する管理手段C
とが設けられ、移動車に、走行方向検出手段51及び走
行距離検出手段52の検出結果に基づいて移動車の現在
位置を検出する現在位置検出手段54と、この現在位置
検出手段の検出結果に基づいて、前記管理手段にて指令
された走行コースに沿って移動車を走行させるべく、移
動車の走行を制御する制御手段55とが設けられた移動
車走行制御装置であって、移動車の走行路面上に、複数
のステーションでの停止位置を含む複数の基準点Tが分
散状態で設定され、前記管理手段は、移動車の走行コー
スとして、基準点の通過順を指令するように構成されて
いる移動車走行制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のステーション間
を走行する複数の移動車と、前記移動車の走行コースを
指令する地上側の管理手段とが設けられ、前記移動車
に、前記移動車の走行方向を検出する走行方向検出手段
と、前記移動車の走行距離を検出する走行距離検出手段
と、前記走行方向検出手段及び前記走行距離検出手段の
検出結果に基づいて前記移動車の現在位置を検出する現
在位置検出手段と、この現在位置検出手段の検出結果に
基づいて、前記管理手段にて指令された走行コースに沿
って前記移動車を走行させるべく、前記移動車の走行を
制御する制御手段とが設けられた移動車走行制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工場等の無人搬送設備に用いられ
る移動車走行制御装置としては、移動車の走行路面に敷
設された磁気テープ又は光反射テープ等の誘導体を追従
走行させる制御方式が一般に用いられていたが、この方
式では上記誘導体を敷設する敷設工事等が必要であり、
更に、走行コース変更に対して柔軟性を欠くものであっ
た。このような事情から、移動車に、走行方向検出手段
と走行距離検出手段とこれらの検出手段より移動車の現
在位置を検出する現在位置検出手段とが設けられ、移動
車は、この現在位置検出手段の検出結果に基づいて、予
め設定された走行コース上の現在位置を検出しつつ走行
する方式が考えられてきた。従って、この方式では、ソ
フトウェアにより走行コースを設定するため、誘導体の
敷設が不要であり、しかも走行コースの変更に対し柔軟
に対応することができるものであった。そして、上記ソ
フトウェアによる走行コースの設定において、従来で
は、X−Y座標マップを作成し、そのX−Y座標マップ
上にX−Y座標にて走行コースを設定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の走行コースの設定方法では、X−Y座標にて走行コ
ースを設定しているため、あらゆる走行コースを自由に
設定することができる反面、走行コースの設定が複雑に
なり、走行コースの設定に時間がかかる、という問題が
あった。本発明は上記の実情に鑑みてなされたものであ
って、その目的は、走行コースの設定及び変更を容易
に、且つ、短時間で行うことのできる移動車走行制御装
置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による移動車走行
制御装置は、複数のステーション間を走行する複数の移
動車と、前記移動車の走行コースを指令する地上側の管
理手段とが設けられ、前記移動車に、前記移動車の走行
方向を検出する走行方向検出手段と、前記移動車の走行
距離を検出する走行距離検出手段と、前記走行方向検出
手段及び前記走行距離検出手段の検出結果に基づいて前
記移動車の現在位置を検出する現在位置検出手段と、こ
の現在位置検出手段の検出結果に基づいて、前記管理手
段にて指令された走行コースに沿って前記移動車を走行
させるべく、前記移動車の走行を制御する制御手段とが
設けられているものであって、その第1特徴構成は、前
記移動車の走行路面上に、前記複数のステーションでの
停止位置を含む複数の基準点が、分散状態で設定され、
前記管理手段が、前記移動車の走行コースとして、前記
基準点の通過順を指令するように構成され、前記制御手
段が、前記管理手段にて指令された前記基準点の通過順
に走行を実行するように構成されている点にある。第2
特徴構成は、前記制御手段が、前記管理手段へ、前記移
動車の現在位置情報を前記基準点に到達する毎に又は定
期的に通信するように構成され、前記管理手段が、停止
中の前記移動車の前記制御手段へ走行コースを指令する
場合には、走行中の前記移動車の現在位置情報に基づい
て判別される今後の走行コースに、重複しない走行コー
スを設定するように構成されている点にある。第3特徴
構成は、前記管理手段及び前記制御手段の夫々に、無線
式の通信装置が設けられている点にある。
【0005】
【作用】第1特徴構成によれば、複数のステーションで
の停止位置を含む複数の基準点を例えば格子状に分散配
置し、移動車の走行コースがこれら基準点の通過順にて
設定されているので、移動車は、ステーション間を走行
するにおいて、設定された通過順に各基準点を経由し
て、走行を行なうことができる。第2特徴構成によれ
ば、走行中の移動車は、各基準点を通過する毎に又は定
期的に管理手段へ送信を行っているので、管理手段は走
行中の移動車の今後の走行コースを知ることができ、こ
れによって、管理手段は、走行中の移動車の今後の走行
コースと時間的に重複しないように、停止中の移動車の
走行コースを設定することができる。第3特徴構成によ
れば、地上側の管理手段及び移動車の制御手段に無線式
の通信装置が設けられているので、地上側の管理手段か
ら移動車の制御手段に移動車の走行コースを直接送信す
ることができ、且つ、移動車の制御手段から地上側の管
理手段へ移動車の現在位置を直接送信することができ
る。
【0006】
【発明の効果】第1特徴構成によれば、移動車の走行コ
ースが上記基準点の通過順にて設定されているので、走
行コースの設定及び変更を容易に、且つ、短時間で行う
ことのできる移動車走行制御装置を提供するに至った。
第2特徴構成によれば、停止中の移動車の走行コースを
設定するにおいて、走行中の移動車の今後の走行コース
と時間的に重複しないように設定することができるの
で、移動車同志の衝突を回避するための交差点制御等を
別途行う必要がなく、よって、一層便利な移動車走行制
御装置を提供するに至った。第3特徴構成によれば、地
上側の管理手段と移動車の制御手段とが相互に通信する
ことができるので、走行コースのいかなる位置における
移動車とも、通信することができ、よって、一層便利な
移動車走行制御装置を提供するに至った。
【0007】
【実施例】以下、本発明構成の実施例を図面に基づいて
説明する。本発明における移動車走行制御装置は、図1
及び図2に示すように、物品の移載のため、複数のステ
ーションST間を走行する複数の移動車Vと、移動車V
の走行を指令する地上側の管理手段Cとより構成されて
おり、ステーションSTから地上側の管理手段Cへの物
品搬送要求及び管理手段Cから停止中の移動車Vへの走
行指令を、ステーションST,管理手段C,移動車V夫
々に設けられた通信装置56を介して行うように構成さ
れている。そして、移動車Vには、移動車Vの走行コー
スのマップ情報を記憶した記憶装置59と、移動車Vの
走行方向を検出する走行方向検出手段としてのレートジ
ャイロ51と、移動車Vの走行距離を検出する走行距離
検出手段としてのエンコーダ52と、レートジャイロ5
1及びエンコーダ52の検出結果に基づいて移動車Vの
上記マップ上での現在位置を検出する現在位置検出手段
54と、この現在位置検出手段54の検出結果に基づい
て、管理手段Cにて指令された上記マップ上の走行コー
スに沿って移動車Vを走行させるべく、移動車Vの走行
を制御する制御手段55と、管理手段Cとの間で無線通
信を行う移動車V側の通信装置56と、ステーションS
Tで物品の移載作業を行う際にステーションSTとの間
で物品の載置状態を通信する光通信装置57と、補正マ
ークMを検出する補正マーク検出装置58とが設けられ
ている。尚、図中、ステーションST側及び管理手段C
側夫々の通信装置56は省略してあり、各ステーション
STには、夫々を区別するため1〜4の番号が付してあ
り、各移動車Vには、夫々を区別するため1〜3の番号
が付してある。
【0008】以下各装置毎に説明する。
【0009】先ず、移動車Vの構造について説明する。
移動車Vは、図2,図3に示すように、物品を載置する
載置部1を支持する車体フレーム2の右前方部及び左後
方部に駆動輪3が設けられており、左前方部及び右後方
部には従動輪4が設けられている。駆動輪3は、走行用
モータ33にて推進駆動されると共に、操向用モータ3
2にて操向駆動されるように構成されている。尚、走行
用モータ33は、前記エンコーダ52及びモータ駆動回
路53を内蔵している。又、補正マーク検出装置58
は、補正マーク検出装置58の中心が移動車Vの中心と
一致するように、車体フレーム2に取り付けられてお
り、光通信装置57は、車体両横側面に設けられてい
る。従って、制御手段55は、走行用モータ33のモー
タ駆動回路53及び操向用モータ32を制御して、移動
車Vを前後左右自由に走行させることができるように構
成されている。
【0010】次に、駆動輪3及び従動輪4の構造につい
て、図3,図4にて、説明する。走行用モータ33は、
駆動スプロケット61、チェーン62、従動スプロケッ
ト63を介して駆動輪3を駆動するように構成されてい
る。尚、図中64は、チェーン62のテンション用スプ
ロケットである。駆動輪3は、縦軸芯P周りで回動する
ようにベアリング65を介して車体フレーム2に取り付
けられている。操向用モータ32は、駆動スプロケット
66、チェーン67、従動スプロケット68を介して駆
動輪3の操向を制御するように構成されている。従動輪
4は、縦軸芯Q周りで自由に回動するようにベアリング
69を介して車体フレーム2に取り付けられている。
【0011】次に、移動車Vの記憶装置59に記憶され
た走行コースのマップ情報について説明する。このマッ
プ情報は、移動車Vの走行路面上における複数の基準点
Tの位置情報及び補正マークMの位置情報より構成され
ており、これら複数の基準点Tは、図1の如く、複数の
ステーションSTでの停止位置を含んで格子状に分散し
て設定されている。従って、移動車Vは、移動車Vの前
後方向a又は左右方向bに走行して、各基準点T間を直
進走行するように構成されている。尚、これら複数の基
準点T夫々の設定におて、各基準点Tに移動車Vを停止
させた場合に各車体ゾーンU同志が干渉しないように、
基準点T夫々を所定の距離以上離して設定されている。
又、図中、a1〜a3及びb1〜b5は、移動車Vに対
し前後方向及び左右方向の走行コースを示しており、各
基準点Tには、夫々を区別するため1〜15の番号が付
してある。
【0012】次に、地上側の管理手段Cから停止中の移
動車Vへ走行指令を送信するに際し、管理手段Cは、移
動車Vの走行コースを設定して送信するように構成され
ているが、以下、この走行コースの設定方法について説
明する。各移動車Vの制御手段55は、地上側の管理手
段Cへ、移動車Vの現在位置を上記基準点Tに達する毎
に通信するように構成され、地上側の管理手段Cは、停
止中の移動車Vへ走行コースを指令する場合、基準点T
の通過順を指令するように構成されており、移動車Vの
制御手段55は、管理手段Cにて指令された基準点Tの
通過順に走行を実行するように構成されている。上記停
止中の移動車Vの走行コースの設定において、走行中の
移動車Vの現在位置情報に基づいて判別される今後の走
行コース上を通過させるときには、時間的に重複しない
ように走行コースを設定するように構成されている。
【0013】以下、上記重複しない走行コースの設定方
法を、図5,図6,図7を用いて詳述するが、地上側の
管理手段Cは、移動車Vの基準点Tでの走行方向の変更
時間を無視し、且つ、各基準点T間の走行時間がほぼ等
しいとして走行コースを設定するように構成されてい
る。例えば、図1の如く、移動車V1,V2,V3夫々
が、基準点T1,T13,T12に夫々停止していると
する。先ず、管理手段Cが、最初に動作する移動車V2
に対し、ステーションST2よりステーションST3へ
の走行を指令するとする。この場合、管理手段Cは、ス
テーションST1,ST2に面する走行ラインa1とス
テーションST3,ST4に面する走行ラインa3とを
除いた走行ライン(つまり走行ラインa2)を通るコー
スで最短のコースを、T13→T14→T11→T8→
T5→T6の如く設定し、図5の如く各基準点Tに通過
番号を割りつける。図中0は、そのときの各移動車Vの
現在位置を示している。
【0014】次に、管理手段Cが、移動車V3に対し、
ステーションST4よりステーションST2への走行を
指令するとする。この場合の移動車V3の走行コース
は、図1の如く、V3a,V3b,V3cの3通りに設
定することができ、このときの各走行コース(V3a,
V3b,V3c)における各基準点Tの通過番号は、図
6のようになる。このときの移動車V2の今後の走行コ
ースと重なる基準点Tは、T11とT13とT14とで
ある。各基準点T11,T13,T14毎に、移動車V
3の各走行コース(V3a,V3b,V3c)の通過番
号と移動車V2の通過番号を比較し、基準点T11,T
13,T14全てにおいて、移動車V2の通過番号より
も大きい通過番号を示す走行コースを上記の3種類の走
行コースより選択すると、V3aが選択されることとな
る。つまり、基準点T11では、移動車V2の通過番号
が2に対し、V3b及びV3cの通過番号は1なので、
V3b及びV3cの走行コースはNGであると判断し、
基準点T13では、移動車V2の通過番号が0に対し、
V3a,V3b及びV3cの通過番号は3なので、V3
a,V3b及びV3cの走行コースはOKであると判断
し、基準点T14では、移動車V2の通過番号が1に対
し、V3a及びV3bの通過番号は2なので、V3a及
びV3bの走行コースはOKであると判断する。よっ
て、基準点T11,T13,T14の全てにおいてOK
な走行コースは、V3aのみである。
【0015】走行中の移動車Vは、各基準点Tを通過す
る毎に現在位置情報を管理手段Cへ送信するように構成
されているが、移動車Vの現在位置情報を受信した管理
手段Cは、移動車の走行コースにおける各基準点への到
達時間が上記通過番号の値によって示されているとし
て、走行中の移動車Vの現在位置情報を受信する度に、
走行中の移動車Vの今後の走行コースにおける基準点T
の通過番号を−1(減算)してゆくように構成されてい
る。つまり、移動車V2及び移動車V3がほぼ同時に走
行を開始し、移動車V2が基準点T14に達し、移動車
V3が基準点T15に達したとすると、そのときの移動
車V2及び移動車V3の今後の通過番号は、図7のよう
に変更設定されることとなる。
【0016】次に、管理手段Cは、移動車V2,V3夫
々が基準点T14,T15に夫々達したとき、移動車V
1に対し、ステーションST1よりステーションST4
への走行を指令するとする。この場合の移動車V1の走
行コースは、図1の如く、V1a,V1b,V1c,V
1dの4通りに設定することができるが、すでに設定し
た移動車V2,V3の最終到達の基準点T6,T13の
通過を禁止するように構成されているので、上記走行コ
ースV1aは、選択禁止となる。よって、残りの各走行
コースにおける各基準点Tの通過番号は、図7のように
なる。この場合も、上記の移動車V3の走行コースを設
定したときと同様に、重なる基準点T全てにおいて、移
動車V2の通過番号よりも大きい番号を示す走行コース
を、上記の3種類の走行コースより選択すると、V1d
が選択されることとなる。尚、図6,図7中の*印は、
各移動車Vの設定走行コースにおける基準点Tの重複部
を示している。
【0017】従って、移動車Vの制御手段55は、移動
車Vを一旦停止させた状態で操向用モータ32を駆動さ
せて、駆動輪3の走行方向を移動車Vの前後方向a又は
左右方向bの方向に設定変更し、その設定された走行方
向に移動車Vを直進走行させて、地上側の管理手段Cに
て指令された基準点Tの通過順に、基準点T間の走行を
実行するように構成されている。又、補正マーク検出装
置58の構成について詳述はしないが、磁性体又は光反
射テープ等にて構成された補正マークを検出するように
構成されており、各移動車Vは、図1の如く設けられた
3ヶ所の補正マーク上を走行するときにおいて、補正マ
ーク検出装置58にて補正マーク位置を検出して、マッ
プ上の現在位置の補正を実行するように構成されてい
る。
【0018】〔別実施例〕 上記実施例では、複数の基準点Tが格子状に分散し
て設定されており、移動車Vは、移動車Vの前後方向又
は左右方向に直進走行して、基準点T間を直線走行する
ように構成されているが、移動車Vに対し斜め方向に直
線走行して(例えば、図1のT1→T5のように斜め方
向に直線走行して)基準点T間を走行するようにしても
良い。又、複数の基準点Tを走行路面上に不規則に分散
して設定し、移動車Vの走行方向を走行目標の基準点T
の方向へと変更して、基準点T間を直線走行するように
しても良い。 上記実施例の移動車Vは、駆動輪3を2箇所設けて
構成されているが、駆動輪3を1箇所に設けて構成して
も良いし、2箇所以上に設けて構成しても良い。 上記実施例では、複数の基準点T夫々の設定におい
て、各基準点Tに移動車Vを停止させた場合に各車体ゾ
ーンU同志が干渉しないように、基準点T夫々を所定の
距離以上離して設定されているが、ステーションST1
〜ST6及び基準点T1〜T18を図8の如く設定し
て、各車体ゾーンU同志が干渉するところ(図中T7〜
T15)ができた場合、下記のようにして移動車Tの走
行ルートを設定するようにしても良い。先ず、管理手段
Cが、最初に動作する移動車V3に対し、ステーション
ST4よりステーションST2への走行を指令するとす
る。この場合、管理手段Cは、ステーションST1,S
T2,ST3に面する走行ラインa1とステーションS
T4,ST5,ST6に面する走行ラインa3とを除い
た走行ライン(つまり走行ラインa2)を通るコースで
最短のコースを、T9→T8→T11→T10の如く設
定し、図9の如く、各基準点Tに通過番号を割りつける
と同時に、走行コース上の車体ゾーンUと重なっている
車体ゾーンUの基準点Tに同時通過番号を割りつける。
次に、管理手段Cが、移動車V2に対し、ステーション
ST3よりステーションST4への走行を指令するとす
る。この場合の移動車V1の走行コースは、図8の如
く、V2a,V2b,V2cの3通りに設定することが
できる。各走行コースにおける各基準点Tの通過番号及
び同時通過番号を割りつけると、図10のようになる。
このときの移動車V3の今後の走行コースと移動車V2
の走行コース(V2a,V2b,V2c)夫々との通過
番号及び同時通過番号において、重なる基準点Tは、T
7〜T14である。基準点T7〜T14全てにおいて、
移動車V3の通過番号及び同時通過番号よりも大きい通
過番号及び同時通過番号を示す移動車V2の走行コース
を、上記の3種類の走行コース(V2a,V2b,V2
c)より選択すると、V2aのみが選択される。次に、
管理手段Cが、移動車V1に対し、ステーションST1
よりステーションST5への走行を指令するとする。こ
の場合の移動車V1の走行コースは、図8の如く、V1
a,V1b,V1cの3通りに設定することができる。
各走行コースにおける各基準点Tの通過番号及び同時通
過番号を割りつけると、図11のようになる。このとき
の移動車V2及びV3の走行コースと移動車V1の走行
コース(V1a,V1b,V1c)夫々の通過番号及び
同時通過番号において、重なる基準点Tは、T7〜T1
5である。基準点TT7〜T15全てにおいて、移動車
V2,V3の通過番号及び同時通過番号よりも大きい通
過番号及び同時通過番号を示す走行コースを、上記の3
種類の走行コースより選択すると、V1aのみが選択さ
れる。 上記実施例では、停止中の移動車Vの走行コースの
設定において、走行中の移動車Vの現在位置情報に基づ
いて判別される今後の走行コース上を通過させるときに
は、地上側の管理手段Cは、移動車Vの基準点Tでの走
行方向の変更時間を無視し、且つ、各基準点T間の走行
時間がほぼ等しいとして走行コースを設定するように構
成されているが、次のようにして構成しても良い。移動
車Vの基準点Tでの走行方向の変更時間を一定時間に設
定して構成しても良い。例えば、移動車Vの基準点Tに
おける通過番号を設定するにおいて、走行方向の変更時
間と各基準点間の走行時間とが同じとして、走行方向を
変更する基準点Tでは更に通過番号を+1するようにし
ても良い。つまり、この方法を図5の通過番号の設定に
適用すると(図1のT13よりT6へ走行する場合)、
図12のように設定することができる。この場合、移動
車Vは、走行方向を変更する基準点Tに到達したとき
と、この基準点Tにて走行方向を変更して走行を開始し
たときとの夫々において、地上側の管理手段Cへ送信す
るように構成し、管理手段Cでは、これらの情報を受信
する度に通過番号を−1(減算)するようにして、各基
準点における通過番号を設定することができる。又、各
基準点T間の走行時間が異なるように設定しても良い。
例えば、図1において、移動車Vの前後方向a1〜a3
の各基準点T間の走行時間が、移動車Vの左右方向b1
〜b5の各基準点T間の走行時間の2倍であると設定し
て、b1〜b5の方向の走行コースを走行して基準点T
へ到達した場合には、その到達した基準点Tでの通過番
号を+1とし、a1〜a3方向の走行コースを走行して
基準点Tへ到達した場合には、その到達した基準点Tで
の通過番号を+2とするようにしても良い。つまり、こ
の方法を図5の通過番号の設定に適用すると(図1のT
13よりT6へ走行する場合)、図13のように設定す
ることができる。この場合、管理手段Cでは、移動車V
が、各基準点T間の走行において、a1〜a3方向の走
行コースを走行した場合には、基準点Tでの通過番号を
−2(減算)し、b1〜b5方向の走行コースを走行し
た場合には、基準点Tでの通過番号を−1(減算)する
ようにして、各基準点における通過番号を設定すること
ができる。 上記実施例では、移動車Vは各基準点T間を直進走
行するように構成されているが、各基準点T間の走行コ
ースを、決められた一定の旋回半径にて旋回走行する走
行コースにて構成してもよい。例えば、図1において、
走行コースが、T10→T13→T14にて指令される
と、T10−T13−T14間夫々を直線走行し、T1
0→T14にて指令されると、T10−T14間を旋回
走行するように、走行コースを構成しても良い。
【0019】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動車走行コース説明図
【図2】移動車走行制御装置の構成を示すブロック図
【図3】移動車の構造を示す平面図
【図4】移動車の構造を示す側面図
【図5】移動車走行コース設定の説明図表
【図6】移動車走行コース設定の説明図表
【図7】移動車走行コース設定の説明図表
【図8】別実施例に係る移動車走行コース説明図
【図9】別実施例に係る移動車走行コース設定の説明図
【図10】別実施例に係る移動車走行コース設定の説明
図表
【図11】別実施例に係る移動車走行コース設定の説明
図表
【図12】別実施例に係る移動車走行コース設定の説明
図表
【図13】別実施例に係る移動車走行コース設定の説明
図表
【符号の説明】
C 管理手段 ST ステーション T 基準点 V 移動車 51 走行方向検出手段 52 走行距離検出手段 54 現在位置検出手段 55 制御手段 56 通信装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のステーション(ST)間を走行す
    る複数の移動車(V)と、 前記移動車(V)の走行コースを指令する地上側の管理
    手段(C)とが設けられ、 前記移動車(V)に、 前記移動車(V)の走行方向を検出する走行方向検出手
    段(51)と、前記移動車(V)の走行距離を検出する
    走行距離検出手段(52)と、前記走行方向検出手段
    (51)及び前記走行距離検出手段(52)の検出結果
    に基づいて前記移動車(V)の現在位置を検出する現在
    位置検出手段(54)と、この現在位置検出手段(5
    4)の検出結果に基づいて、前記管理手段(C)にて指
    令された走行コースに沿って前記移動車(V)を走行さ
    せるべく、前記移動車(V)の走行を制御する制御手段
    (55)とが設けられた移動車走行制御装置であって、 前記移動車(V)の走行路面上に、前記複数のステーシ
    ョン(ST)での停止位置を含む複数の基準点(T)
    が、分散状態で設定され、 前記管理手段(C)は、前記移動車(V)の走行コース
    として、前記基準点(T)の通過順を指令するように構
    成され、 前記制御手段(55)は、前記管理手段(C)にて指令
    された前記基準点(T)の通過順に走行を実行するよう
    に構成されている移動車走行制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段(55)は、前記管理手段
    (C)へ、前記移動車(V)の現在位置情報を前記基準
    点(T)に到達する毎に又は定期的に通信するように構
    成され、 前記管理手段(C)は、 停止中の前記移動車(V)の前記制御手段(55)へ走
    行コースを指令する場合には、走行中の前記移動車
    (V)の現在位置情報に基づいて判別される今後の走行
    コースに、重複しない走行コースを設定するように構成
    されている請求項1記載の移動車走行制御装置。
  3. 【請求項3】 前記管理手段(C)及び前記制御手段
    (55)の夫々に、無線式の通信装置(56)が設けら
    れている請求項1又は2記載の移動車走行制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10334391A (ja) * 1997-06-05 1998-12-18 Toyota Motor Corp 車両走行制御装置
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JP2006312514A (ja) * 2005-05-06 2006-11-16 Kumamoto Univ ワーク搬送システム、経路設定方法及び経路設定プログラム
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