JPH0744064A - 感光体ドラムの接地構造 - Google Patents
感光体ドラムの接地構造Info
- Publication number
- JPH0744064A JPH0744064A JP18969793A JP18969793A JPH0744064A JP H0744064 A JPH0744064 A JP H0744064A JP 18969793 A JP18969793 A JP 18969793A JP 18969793 A JP18969793 A JP 18969793A JP H0744064 A JPH0744064 A JP H0744064A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- grounding
- photosensitive drum
- contact
- pipe stock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
- Elimination Of Static Electricity (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】素管11を、変形させることなく確実に接地す
ることができる感光体ドラムの接地構造を提供する。 【構成】素管11の一端部外周を露出させ、この露出部
分11aに接地用の電極2を弾性的に接触させた。
ることができる感光体ドラムの接地構造を提供する。 【構成】素管11の一端部外周を露出させ、この露出部
分11aに接地用の電極2を弾性的に接触させた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像形成装置に装着
される感光体ドラムの接地構造に関する。
される感光体ドラムの接地構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、静電式の複写機やレーザービーム
プリンタ等の画像形成装置に装着される感光体ドラムに
ついては、アルミニウム等からなる素管の外周面に感光
体層を被覆形成し、その両端部に導電性金属からなるフ
ランジを取付けたものが一般に採用されている。この種
の感光体ドラムについては、上記フランジが導電性を有
することから、当該フランジを介して素管を接地するこ
とが行われている。
プリンタ等の画像形成装置に装着される感光体ドラムに
ついては、アルミニウム等からなる素管の外周面に感光
体層を被覆形成し、その両端部に導電性金属からなるフ
ランジを取付けたものが一般に採用されている。この種
の感光体ドラムについては、上記フランジが導電性を有
することから、当該フランジを介して素管を接地するこ
とが行われている。
【0003】ところが最近では、装置の小型化及びコス
トダウンを図るために、上記フランジと、感光体ドラム
を回転駆動するためのギヤとを、合成樹脂によって一体
成形したものが提供されており、この感光体ドラムにつ
いては、フランジが絶縁性を呈するので、当該フランジ
を介して素管を接地することができない。そこで、外周
の復数箇所に鋭利な爪を突設した接地プレートを、素管
の内周に圧入し、フランジを挿通する金属製の支軸を上
記接地プレートに接触させることにより、素管を接地す
ることが一般に行われている(例えば特公平4−458
28号公報参照)。
トダウンを図るために、上記フランジと、感光体ドラム
を回転駆動するためのギヤとを、合成樹脂によって一体
成形したものが提供されており、この感光体ドラムにつ
いては、フランジが絶縁性を呈するので、当該フランジ
を介して素管を接地することができない。そこで、外周
の復数箇所に鋭利な爪を突設した接地プレートを、素管
の内周に圧入し、フランジを挿通する金属製の支軸を上
記接地プレートに接触させることにより、素管を接地す
ることが一般に行われている(例えば特公平4−458
28号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記接地プ
レートを用いたものは、爪と素管とを点接触させる構造
上、接地プレートの傾き等によって両者の接触状態が不
安定となって、接地不良を生じ易いという問題があっ
た。また、上記爪の圧入によって素管が膨出変形して、
画像形成に悪影響を及ぼしたり、感光体層が剥離して、
使用中に当該剥離が拡大進行したりするという問題もあ
った。
レートを用いたものは、爪と素管とを点接触させる構造
上、接地プレートの傾き等によって両者の接触状態が不
安定となって、接地不良を生じ易いという問題があっ
た。また、上記爪の圧入によって素管が膨出変形して、
画像形成に悪影響を及ぼしたり、感光体層が剥離して、
使用中に当該剥離が拡大進行したりするという問題もあ
った。
【0005】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、接地不良を生じたり素管が変形したりする
虞のない感光体ドラムの接地構造を提供することを目的
とする。
ものであり、接地不良を生じたり素管が変形したりする
虞のない感光体ドラムの接地構造を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明の感光体ドラムの接地構造としては、少なく
とも表面が導電性である素管の外周に感光体層を形成
し、当該素管の両端部に合成樹脂製のフランジを取付け
た感光体ドラムの接地構造において、上記素管の一端部
外周を露出させ、この露出部分に接地用の電極を弾性的
に接触させていることを特徴とするものである。
のこの発明の感光体ドラムの接地構造としては、少なく
とも表面が導電性である素管の外周に感光体層を形成
し、当該素管の両端部に合成樹脂製のフランジを取付け
た感光体ドラムの接地構造において、上記素管の一端部
外周を露出させ、この露出部分に接地用の電極を弾性的
に接触させていることを特徴とするものである。
【0007】但し、上記接地用の電極は、導電性素材か
らなる板ばねであるのが好ましい。また、上記接地用の
電極は、潤滑性及び導電性を有する摩擦摺動部材を介し
て素管の露出部に接触させてもよい。さらに、各フラン
ジに挿入した支軸を、当該支軸を径方向に挿抜可能な軸
受によって回転自在に支持した状態で、上記感光体ドラ
ムを、接地用の電極によって軸受方向に付勢してもよ
い。
らなる板ばねであるのが好ましい。また、上記接地用の
電極は、潤滑性及び導電性を有する摩擦摺動部材を介し
て素管の露出部に接触させてもよい。さらに、各フラン
ジに挿入した支軸を、当該支軸を径方向に挿抜可能な軸
受によって回転自在に支持した状態で、上記感光体ドラ
ムを、接地用の電極によって軸受方向に付勢してもよ
い。
【0008】
【作用】上記の構成の感光体ドラムの接地構造によれ
ば、素管の一端部外周の露出部分に接触させた接地用の
電極を通して、素管を接地することができる。しかも、
上記電極を弾性的に接触させているので、素管の露出部
分に対して当該電極を安定的に接触させることができ
る。
ば、素管の一端部外周の露出部分に接触させた接地用の
電極を通して、素管を接地することができる。しかも、
上記電極を弾性的に接触させているので、素管の露出部
分に対して当該電極を安定的に接触させることができ
る。
【0009】特に、上記接地用の電極が、導電性素材か
らなる板ばねである場合には、その弾性を利用して、当
該電極を露出部分に接触させることができる。このた
め、電極を弾性的に付勢する部材を別途構成する必要が
ない。また、上記接地用の電極を、潤滑性及び導電性を
有する摩擦摺動部材を介して素管の露出部に接触させて
いる場合には、当該電極と素管との摩擦抵抗を減少させ
ることができる。
らなる板ばねである場合には、その弾性を利用して、当
該電極を露出部分に接触させることができる。このた
め、電極を弾性的に付勢する部材を別途構成する必要が
ない。また、上記接地用の電極を、潤滑性及び導電性を
有する摩擦摺動部材を介して素管の露出部に接触させて
いる場合には、当該電極と素管との摩擦抵抗を減少させ
ることができる。
【0010】さらに、各フランジに挿入した支軸を、当
該支軸を径方向に挿抜可能な軸受によって回転自在に支
持した状態で、上記感光体ドラムを、接地用の電極によ
って軸受方向に付勢している場合には、支軸が軸受から
外れるのを、接地用の電極によって阻止することができ
るとともに、上記電極をその付勢力に抗して退避させる
ことにより、感光体ドラムを径方向から容易に挿抜する
ことができる。
該支軸を径方向に挿抜可能な軸受によって回転自在に支
持した状態で、上記感光体ドラムを、接地用の電極によ
って軸受方向に付勢している場合には、支軸が軸受から
外れるのを、接地用の電極によって阻止することができ
るとともに、上記電極をその付勢力に抗して退避させる
ことにより、感光体ドラムを径方向から容易に挿抜する
ことができる。
【0011】なお、素管として、合成樹脂からなる筒体
の外周表面に、メッキ等の処理を施して導電層を形成し
たものを使用する場合であっても、これを外周側より容
易に接地することができる。
の外周表面に、メッキ等の処理を施して導電層を形成し
たものを使用する場合であっても、これを外周側より容
易に接地することができる。
【0012】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面により詳細に説
明する。図1は、この発明の感光体ドラムの接地構造の
一実施例を示す斜視図である。感光体ドラム1は、全体
がアルミニウム等の導電性金属によって形成された素管
11の外周面に、光導電体等の感光体層12を被覆形成
し、この素管11の両端内周に、ポリアセタールやナイ
ロン系等の合成樹脂からなる一対のフランジ13,14
を圧入したものであり、一方のフランジ13の外周に
は、感光体ドラム1を回転駆動するためのギヤ13aが
一体成形されている。
明する。図1は、この発明の感光体ドラムの接地構造の
一実施例を示す斜視図である。感光体ドラム1は、全体
がアルミニウム等の導電性金属によって形成された素管
11の外周面に、光導電体等の感光体層12を被覆形成
し、この素管11の両端内周に、ポリアセタールやナイ
ロン系等の合成樹脂からなる一対のフランジ13,14
を圧入したものであり、一方のフランジ13の外周に
は、感光体ドラム1を回転駆動するためのギヤ13aが
一体成形されている。
【0013】上記感光体層12は、素管11の両端部を
所定幅にて全周に亘って露出させた状態で被覆形成され
ており、この素管11の一方の露出部分11aに、接地
用の電極2を接触させてある。上記電極2は、導電性の
金属又は合成樹脂からなる薄肉の板ばねによって構成さ
れており、その基端部21を接地フレーム23に固定
し、途中部を若干弾性変形させた状態で、先端部22に
取付けた摩擦摺動部材24を介して、上記露出部分11
aに弾性的に接触させてある。上記摩擦摺動部材24
は、カーボングラファイト等、導電性を有する固体潤滑
材からなるものである。
所定幅にて全周に亘って露出させた状態で被覆形成され
ており、この素管11の一方の露出部分11aに、接地
用の電極2を接触させてある。上記電極2は、導電性の
金属又は合成樹脂からなる薄肉の板ばねによって構成さ
れており、その基端部21を接地フレーム23に固定
し、途中部を若干弾性変形させた状態で、先端部22に
取付けた摩擦摺動部材24を介して、上記露出部分11
aに弾性的に接触させてある。上記摩擦摺動部材24
は、カーボングラファイト等、導電性を有する固体潤滑
材からなるものである。
【0014】また、上記素管11の他方の露出部分11
bには、感光体ドラム1を付勢するための薄肉の板ばね
3を接触させてある。この板ばね3についても、潤滑性
を有する摩擦摺動部材24を介して、上記露出部分11
aに接触させてある。なお、上記板ばね3と電極2と
は、素管11に対して同一母線上で接触するように設定
されている。
bには、感光体ドラム1を付勢するための薄肉の板ばね
3を接触させてある。この板ばね3についても、潤滑性
を有する摩擦摺動部材24を介して、上記露出部分11
aに接触させてある。なお、上記板ばね3と電極2と
は、素管11に対して同一母線上で接触するように設定
されている。
【0015】上記感光体ドラム1は、各フランジ13,
14のそれぞれの軸心部に挿入された支軸4を介して、
一対の軸受5により回転自在に支持されている。上記軸
受5は円弧状断面のものであり、その開放側を、電極2
及び板ばね3と素管11との接触部に向けた状態で、画
像形成装置本体の側板等に固定されている。以上の構成
であれば、素管11の露出部分11aに電極2を接触さ
せているので、この電極2を通して素管11を接地する
ことができる。しかも、上記電極2を弾性的に接触させ
ているので、素管11の露出部分11aに対して当該電
極2を安定的に接触させることができる。このため、素
管11を確実に接地することができる。また、接地プレ
ートを圧入するものでないので、素管1が変形する虞も
ない。
14のそれぞれの軸心部に挿入された支軸4を介して、
一対の軸受5により回転自在に支持されている。上記軸
受5は円弧状断面のものであり、その開放側を、電極2
及び板ばね3と素管11との接触部に向けた状態で、画
像形成装置本体の側板等に固定されている。以上の構成
であれば、素管11の露出部分11aに電極2を接触さ
せているので、この電極2を通して素管11を接地する
ことができる。しかも、上記電極2を弾性的に接触させ
ているので、素管11の露出部分11aに対して当該電
極2を安定的に接触させることができる。このため、素
管11を確実に接地することができる。また、接地プレ
ートを圧入するものでないので、素管1が変形する虞も
ない。
【0016】また、上記電極2が板ばねによって構成さ
れているので、その弾性を利用して、当該電極2を露出
部分11aに接触させることができる。このため、電極
2を弾性的に付勢するためのばね等の特別な部材を構成
する必要がなく、その分構造を簡素にすることができ
る。さらに、上記電極2及び板ばね3を、潤滑性及び導
電性を有する摩擦摺動部材24を介して素管11の露出
部分11a,11bに接触させているので、電極2と素
管11との摩擦抵抗を減少させることができる結果、両
者の摩擦面の耐久性を確保することができるとともに、
素管11の回転抵抗を減少させて、その回転駆動力を小
さくすることができる。
れているので、その弾性を利用して、当該電極2を露出
部分11aに接触させることができる。このため、電極
2を弾性的に付勢するためのばね等の特別な部材を構成
する必要がなく、その分構造を簡素にすることができ
る。さらに、上記電極2及び板ばね3を、潤滑性及び導
電性を有する摩擦摺動部材24を介して素管11の露出
部分11a,11bに接触させているので、電極2と素
管11との摩擦抵抗を減少させることができる結果、両
者の摩擦面の耐久性を確保することができるとともに、
素管11の回転抵抗を減少させて、その回転駆動力を小
さくすることができる。
【0017】また、各フランジ12,13に挿入した支
軸4を、円弧状断面の軸受5によって支持しているの
で、電極2及び板ばね3を、その付勢力に抗して弾性変
形させて退避させることにより、感光体ドラム1をその
径方向から挿抜することができ、電極2及び板ばね3の
付勢力によって、軸受5に支持された支軸4が、当該軸
受5から外れるのを阻止することができる点と相まっ
て、感光体ドラム1の着脱を容易に行うことができる。
軸4を、円弧状断面の軸受5によって支持しているの
で、電極2及び板ばね3を、その付勢力に抗して弾性変
形させて退避させることにより、感光体ドラム1をその
径方向から挿抜することができ、電極2及び板ばね3の
付勢力によって、軸受5に支持された支軸4が、当該軸
受5から外れるのを阻止することができる点と相まっ
て、感光体ドラム1の着脱を容易に行うことができる。
【0018】なお、上記素管11としては、少なくとも
外周の表面が導電性を有するものであれば、種々のもの
が使用可能である。例えば、上記したように全体がアル
ミニウム等の導電性の金属材料で構成されたものをはじ
め、紙や合成樹脂からなる円筒体の外周表面に、メッキ
や蒸着によって金属薄膜を形成するか、或いは導電性の
粉末を合成樹脂中に分散させた導電性樹脂膜を形成した
ものであってもよい。
外周の表面が導電性を有するものであれば、種々のもの
が使用可能である。例えば、上記したように全体がアル
ミニウム等の導電性の金属材料で構成されたものをはじ
め、紙や合成樹脂からなる円筒体の外周表面に、メッキ
や蒸着によって金属薄膜を形成するか、或いは導電性の
粉末を合成樹脂中に分散させた導電性樹脂膜を形成した
ものであってもよい。
【0019】上記電極2としては、上記板ばねに代え
て、ブロック体、ブラシ、或いはピン等によって構成し
てもよく、この場合には、必要によりばねによって当該
電極2を付勢するようにすればよい。また、上記電極2
の先端に、ブラシやブレード等の清掃部材25を構成し
て、素管11の露出部分11aに付着した摩耗粉や塵等
が、電極2との接触部に溜まるのを防止するようにして
もよく(図2参照)、この場合には、上記露出部分11
aと電極2との接触状態を長期間に亘って良好に維持す
ることができる。
て、ブロック体、ブラシ、或いはピン等によって構成し
てもよく、この場合には、必要によりばねによって当該
電極2を付勢するようにすればよい。また、上記電極2
の先端に、ブラシやブレード等の清掃部材25を構成し
て、素管11の露出部分11aに付着した摩耗粉や塵等
が、電極2との接触部に溜まるのを防止するようにして
もよく(図2参照)、この場合には、上記露出部分11
aと電極2との接触状態を長期間に亘って良好に維持す
ることができる。
【0020】さらに、上記軸受5を、支軸4を軸方向に
挿抜させる環状のもので構成すること、摩擦摺動部材2
4を構成することなく電極2を直接素管11の露出部分
11aに接触させること、板ばね3を省略すること等、
種々の設計変更を施すことができる。
挿抜させる環状のもので構成すること、摩擦摺動部材2
4を構成することなく電極2を直接素管11の露出部分
11aに接触させること、板ばね3を省略すること等、
種々の設計変更を施すことができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明の感光体ドラム
の接地構造によれば、素管の一端部外周の露出部分に、
接地用の電極を弾性的に接触させたものであるので、両
者を安定的に接触させることができる。このため、素管
を確実に接地することができる。また、素管が変形する
虞がないので、画像形成に悪影響を及ぼしたり、感光体
層が剥離したりするという従来の不都合を解消すること
ができる。
の接地構造によれば、素管の一端部外周の露出部分に、
接地用の電極を弾性的に接触させたものであるので、両
者を安定的に接触させることができる。このため、素管
を確実に接地することができる。また、素管が変形する
虞がないので、画像形成に悪影響を及ぼしたり、感光体
層が剥離したりするという従来の不都合を解消すること
ができる。
【0022】特に、上記接地用の電極が、導電性素材か
らなる板ばねである場合には、その弾性を利用して、当
該電極を露出部分に接触させることができるので、電極
を弾性的に付勢する部材を別途構成する必要がなく、そ
の分構造を簡素にすることができる。また、上記接地用
の電極を、潤滑性及び導電性を有する摩擦摺動部材を介
して素管の露出部に接触させている場合には、当該電極
と素管との摩擦抵抗を減少させることができるので、両
者の摩擦面の耐久性を確保することができるとともに、
素管の回転に要する駆動力を小さくすることができる。
らなる板ばねである場合には、その弾性を利用して、当
該電極を露出部分に接触させることができるので、電極
を弾性的に付勢する部材を別途構成する必要がなく、そ
の分構造を簡素にすることができる。また、上記接地用
の電極を、潤滑性及び導電性を有する摩擦摺動部材を介
して素管の露出部に接触させている場合には、当該電極
と素管との摩擦抵抗を減少させることができるので、両
者の摩擦面の耐久性を確保することができるとともに、
素管の回転に要する駆動力を小さくすることができる。
【0023】さらに、各フランジに挿入した支軸を、当
該支軸を径方向に挿抜可能な軸受によって回転自在に支
持した状態で、上記感光体ドラムを、接地用の電極によ
って軸受方向に付勢している場合には、支軸が軸受から
外れるのを、接地用の電極によって阻止することができ
るとともに、上記電極をその付勢力に抗して退避させる
ことにより、感光体ドラムを径方向から挿抜することが
できるので、感光体ドラムの着脱を容易に行うことがで
きる。
該支軸を径方向に挿抜可能な軸受によって回転自在に支
持した状態で、上記感光体ドラムを、接地用の電極によ
って軸受方向に付勢している場合には、支軸が軸受から
外れるのを、接地用の電極によって阻止することができ
るとともに、上記電極をその付勢力に抗して退避させる
ことにより、感光体ドラムを径方向から挿抜することが
できるので、感光体ドラムの着脱を容易に行うことがで
きる。
【図1】この発明の、感光体ドラムの接地構造の一実施
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
【図2】他の実施例を示す概略断面図である。
1 感光体ドラム 11 素管 11a 露出部分 12 感光体層 13,14 フランジ 2 電極 24 摩擦摺動部材 4 支軸 5 軸受
フロントページの続き (72)発明者 中森 英雄 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】少なくとも表面が導電性である素管の外周
に感光体層を形成し、当該素管の両端部に合成樹脂製の
フランジを取付けた感光体ドラムの接地構造において、 上記素管の一端部外周を露出させ、この露出部分に接地
用の電極を弾性的に接触させていることを特徴とする感
光体ドラムの接地構造。 - 【請求項2】上記接地用の電極が、導電性素材からなる
板ばねである請求項1記載の感光体ドラムの接地構造。 - 【請求項3】上記接地用の電極を、潤滑性及び導電性を
有する摩擦摺動部材を介して素管の露出部に接触させて
いる請求項1記載の感光体ドラムの接地構造。 - 【請求項4】各フランジに挿入した支軸を、当該支軸を
径方向に挿抜可能な軸受によって回転自在に支持した状
態で、上記感光体ドラムを、接地用の電極によって軸受
方向に付勢している請求項1記載の感光体ドラムの接地
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18969793A JPH0744064A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 感光体ドラムの接地構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18969793A JPH0744064A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 感光体ドラムの接地構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0744064A true JPH0744064A (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=16245679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18969793A Pending JPH0744064A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 感光体ドラムの接地構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0744064A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006146240A (ja) * | 2004-11-23 | 2006-06-08 | Xerox Corp | ドラム感光体アセンブリを接地する強固な装置及び方法 |
CN108322979A (zh) * | 2018-03-16 | 2018-07-24 | 镇江市阳光西尔新材料科技有限公司 | 一种搅拌装置的静电接地装置 |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP18969793A patent/JPH0744064A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006146240A (ja) * | 2004-11-23 | 2006-06-08 | Xerox Corp | ドラム感光体アセンブリを接地する強固な装置及び方法 |
CN108322979A (zh) * | 2018-03-16 | 2018-07-24 | 镇江市阳光西尔新材料科技有限公司 | 一种搅拌装置的静电接地装置 |
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