JP3119792B2 - クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Info

Publication number
JP3119792B2
JP3119792B2 JP07172553A JP17255395A JP3119792B2 JP 3119792 B2 JP3119792 B2 JP 3119792B2 JP 07172553 A JP07172553 A JP 07172553A JP 17255395 A JP17255395 A JP 17255395A JP 3119792 B2 JP3119792 B2 JP 3119792B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricant
area
image
cleaning device
image carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07172553A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0922234A (ja
Inventor
貢一 諏訪
淳一 加藤
正 鬼村
聡 居波
淳 鈴木
温敏 安藤
弘康 脊板
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP07172553A priority Critical patent/JP3119792B2/ja
Priority to US08/677,445 priority patent/US5646718A/en
Publication of JPH0922234A publication Critical patent/JPH0922234A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3119792B2 publication Critical patent/JP3119792B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/0005Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge for removing solid developer or debris from the electrographic recording medium
    • G03G21/0011Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge for removing solid developer or debris from the electrographic recording medium using a blade; Details of cleaning blades, e.g. blade shape, layer forming
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/0005Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge for removing solid developer or debris from the electrographic recording medium
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/02Arrangements for laying down a uniform charge
    • G03G2215/021Arrangements for laying down a uniform charge by contact, friction or induction
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2221/00Processes not provided for by group G03G2215/00, e.g. cleaning or residual charge elimination
    • G03G2221/0005Cleaning of residual toner
    • G03G2221/0015Width of cleaning device related to other parts of the apparatus, e.g. transfer belt width
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2221/00Processes not provided for by group G03G2215/00, e.g. cleaning or residual charge elimination
    • G03G2221/16Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements and complete machine concepts
    • G03G2221/18Cartridge systems
    • G03G2221/183Process cartridge

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザビ
ームプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置に使用さ
れるクリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式を利用した画像形成
装置において、像担持体上の残留トナー等の異物を除去
するためのクリーニング装置として、図11に示す構成
のものが知られている。
【0003】像担持体としての円筒状の電子写真感光体
(以下「感光ドラム」という)1の表面には、帯電、露
光、現像等の各画像形成プロセスによって画像情報に応
じたトナー像が形成され、このトナー像は、転写プロセ
スにより、感光ドラム1表面から紙等の転写材(不図
示)に転写される。
【0004】ところで、この転写プロセスにおいて、感
光ドラム1表面のトナーは、その一部が転写材に転写さ
れずに感光ドラム1表面に残る、いわゆる残留トナーと
なる。この転写残トナー、その他の異物を除去するのが
クリーニング装置6である。
【0005】クリーニング装置6は、弾性を有するクリ
ーニングブレード60と、その下方に配置された受けシ
ート(トナー吹出し防止部材)6aと、これらを支持す
るクリーニング容器6bとを備えている。クリーニング
ブレード60は、板状に形成された支持板金61とチッ
プ状のゴム部材62とを有し、その2箇所を所定の圧力
で押圧されている。これにより、ゴム部材62のエッジ
部6aを感光ドラム1表面に適度な押圧力で当接させ
ている。
【0006】感光ドラム1上の残留トナーは、感光ドラ
ム1の矢印R1方向の回転に伴ってクリーニングブレー
ド60に至ると、ゴム部材62のエッジによって掻き落
とされ、クリーニング容器6bに回収される。また、受
けシートは、感光ドラム1の回転方向についてのクリー
ニングブレード60の上流側に、感光ドラム1表面に当
接するように配置されており、除去されたトナーの下部
への落下や吹出しを防止するようにしている。
【0007】上述のクリーニング装置6においては、転
写材に対する画像形成枚数が増加するに伴って、感光ド
ラム1表面とクリーニングブレード60のゴム部材62
との当接部、つまりエッジ部62a近傍に、残留トナー
等の異物(残留トナーのほかに、クリーニングブレード
60によって感光ドラム1の感光層が削られて発生する
微粉などがある)が徐々に溜り、これがいわゆる潤滑剤
として作用する。ところがこれらの異物が溜る以前、す
なわちクリーニング装置6の使用開始時においては、こ
のような異物の潤滑剤としての作用は全く受けることが
できない。このため、使用開始時には、感光ドラム1と
クリーニングブレード60との間に働く摩擦力が最も高
くなり、感光ドラム1の駆動トルクがアップしたり、変
音が発生したり、極端な場合には、クリーニングブレー
ド60のゴム部材62が感光ドラム1の回転方向下流側
につられてめくられてしまったりする等の不具合が発生
する。
【0008】従来は、これらの不具合を防止するため
に、クリーニングブレード6のゴム部材62のエッジ部
62aに、事前に潤滑剤Lを塗布しておき、これによ
り、クリーニング装置6の使用開始時の、感光ドラム1
とクリーニングブレード60との摩擦力を低減するよう
にしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の従来
例に使用していた潤滑剤は、その中に含有される粒子の
形状について大別すると、球形粒子と不定形粒子との2
種類のものがあるが、これらを実際に使用した場合、そ
れぞれ次のような問題がある。
【0010】前者の球形粒子を潤滑剤に用いようとする
と、粒子自体の潤滑性が非常に高く、潤滑剤としての効
果には優れてはいるものの、クリーニングブレード60
のエッジ部62aから剥がれ易い性質を有するため、エ
ッジ部62aの振動によってエッジ部から脱落してしま
うことがあった。例えば、感光ドラム1を帯電するため
に接触帯電部材を使用した場合、感光ドラム1表面にお
ける接触帯電部材両端縁との接触部分近傍が異常放電に
よって荒れて摩擦係数が高くなることがある。このと
き、摩擦係数が高くなった部分にクリーニングブレード
60のエッジ部62aが当接すると、エッジ部62aが
微小に振動して潤滑剤が剥れ、この剥がれた部分では摩
擦力がさらに上昇して、エッジ部62aの摩耗や欠落、
極端な場合にはそこを起点にブレードめくれが発生する
ことがあった。これの対応策としては、潤滑剤の延命効
果を狙って、エッジ部62aへの球形粒子の塗布量を増
やすことは効果的である。しかし、塗布量が多くなると
その分、剥がれ量も増加してしまい、剥がれた潤滑剤が
感光ドラム1上に存在することにより露光を防げて画像
の欠落を招くという問題が助長されてしまう結果となる
ことがあった。
【0011】一方、後者の不定形粒子を潤滑剤に用いよ
うとすると、エッジ部62aに対する付着力は球形粒子
よりも高いため、少ない塗布量で十分な延命効果が得ら
れ、上述の球形粒子での問題は解決できる。しかしなが
ら、不定形粒子自体の潤滑能力が球形粒子に比べて低い
ため、特に高温環境下でのクリーニングブレード60の
軟化によって摩擦力が高くなるような状況では、トナー
等の異物がエッジ部62a近傍に溜まって十分な潤滑効
果が生まれるまでの初期の期間、感光ドラム1とクリー
ニングブレード60との間で「びびり」による変音が発
生し易くなることもある。これを防止するためには、感
光ドラム1表面の摩擦係数を低下させる、またはクリー
ニング能力を損なわない範囲でクリーニングブレード6
0の当接圧を低下させる等の方策が必要であった。
【0012】以上のように、球形粒子又は不定形粒子の
潤滑剤一種類のみの使用ですべての性能を十分に満足さ
せようとすると、条件によっては潤滑剤の塗布条件や弾
性クリーニングブレード60の当接条件や感光ドラム1
の摩擦係数の条件等を更に絞り込む等、設計上の制約を
厳しくせざるを得ない。
【0013】そこで、本発明は、設計上の制約を伴うこ
となく、潤滑剤の延命、画像の欠落防止、初期の変音の
発生の防止等を図るようにしたクリーニング装置、プロ
セスカートリッジ及び画像形成装置を提供することを目
的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、接触帯電部材によって帯電
される移動可能な像担持体表面にクリーニングブレード
のエッジ部を当接させて長手方向に線状の当接部を形成
し、該当接部を前記像担持体表面に摺擦させて前記像担
持体表面の異物を除去するクリーニング装置において、
前記エッジ部は、長手方向における、前記像担持体表面
と接触帯電部材両端縁との接触部に対応する領域に、不
定形粒子を主とする潤滑剤が塗布された不定形潤滑剤塗
布域を有するとともに、長手方向における、前記不定形
潤滑剤塗布域以外の領域に、球形粒子を主とする潤滑剤
が塗布された球形潤滑剤塗布域を有する、ことを特徴と
する。
【0015】この場合、前記像担持体の長手方向中央を
基準として現像剤による像が形成される前記像担持体に
対しては、前記エッジ部は、前記不定形潤滑剤塗布域
を、前記エッジ部の両端部に有する、ようにするとよ
い。
【0016】これに対し、前記像担持体の長手方向端部
を基準として現像剤による像が形成される前記像担持体
に対しては、前記エッジ部は、前記不定形潤滑剤塗布域
を、前記エッジ部における少なくとも前記基準となる端
部側とは反対側の端部に有するようにすることができ
る。
【0017】前記不定形潤滑剤塗布域と前記球形潤滑剤
塗布域との境界に、両者が重ねて塗布される重複領域を
設けるとよい。
【0018】この重複領域は、前記像担持体表面におけ
る現像手段によって現像剤が付着させる領域のうちの長
手方向の領域を現像剤供給領域としたときに、前記現像
剤供給領域の内側に設けるとよい。
【0019】次に、画像形成装置本体に対して着脱自在
に装着するプロセスカートリッジにおいて、少なくと
も、上述のいずれか記載のクリーニング装置と該クリー
ニング装置のクリーニング対象となる像担持体とをカー
トリッジ容器に一体的に組み込んで構成する、ことを特
徴とする。
【0020】次に、前記像担持体は電子写真感光体であ
り、前記像担持体と、前記帯電部材と、前記像担持体表
面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電
潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する現像
手段と、転写電圧が印加されて前記トナー像を転写材に
転写する転写手段と、請求項1ないし請求項5のいずれ
か記載のクリーニング装置と、を備えることができる。
【0021】また、前記長手方向において、前記転写手
段による転写領域は、前記接触帯電部材による帯電領域
よりも短く、前記不定形潤滑剤塗布域は、前記転写領域
よりも前記長手方向の外側の前記帯電領域に対応する領
域を含む、ようにすることができる。
【0022】(作用)以上構成に基づき、像担持体表面
における接触帯電部材端縁との接触部近傍は、例えば帯
電時の異常放電によって像担持体表面があれて摩擦係数
が高くなって、エッジ部に塗布した潤滑剤が剥離しがち
となる。したがって、この領域に対応するクリーニング
ブレードのエッジ部の端部には、剥離しにくい不定形粒
子を主とする潤滑剤を塗布した不定形潤滑剤塗布域を設
ける。これにより、長期にわたって潤滑作用を実現する
ことができる。
【0023】一方、これ以外の領域、つまりエッジ部に
おける上述の不定形潤滑剤塗布域以外の領域には、潤滑
性に優れた球形粒子を主とする潤滑剤を塗布した球形潤
滑剤塗布域を設ける。これにより、初期の潤滑作用が得
られるため、初期の変音やクリーニングブレードのめく
れが発生しない。
【0024】なお、上述の「不定形粒子を主とする潤滑
剤」及び「球形粒子を主とする潤滑剤」といった場合
の、「主とする」という言葉の意味については、後述す
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。 〈発明の実施の形態1〉図1は、本発明の実施の形態1
に係るクリーニング装置6、像担持体1、帯電部材2の
上面図であり、特にそれぞれの長手方向(同図の左右方
向をいう、以下同じ)の長さ及び位置の関係を示してい
る。また、図2は、これら部材の長手方向に直角な方向
の縦断面図でを示す。なお、これらの図は、少なくとも
クリーニング装置6については未使用の状態を図示して
いる。
【0026】像担持体1としては、例えば、導電性のア
ルミニウム基体の表面にOPCからなる感光層を設けて
全体として円筒状に構成した電子写真感光体(以下「感
光ドラム」という)が使用されており、駆動手段(不図
示)によって矢印R1方向に回転駆動される。
【0027】帯電部材2は、芯金2aの周囲を弾性部材
によって囲繞して構成したローラ状の帯電部材(以下
「帯電ローラ」という)であり、その長手方向を感光ド
ラム1の長手方向に合わせるようにして感光ドラム1の
上方に配設されている。さらに、芯金2aの左右両端部
が付勢部材(不図示)によって感光ドラム1に向けて付
勢されており、これにより、感光ドラム1表面と帯電ロ
ーラ2の表面との間には、それぞれの母線方向に沿った
帯状の帯電ニップNが形成されている。さらに、帯電ロ
ーラ2の芯金2aには電源(不図示)が接続されてい
る。帯電ローラ2は、感光ドラム1の矢印R1方向の回
転に従動回転するとともに、電源によって帯電電圧が印
加され、これにより、感光ドラム1表面を所定の電圧に
均一に帯電する。
【0028】本発明の特徴であるクリーニング装置6
は、クリーニングブレード60と、受けシート(トナー
吹出し防止部材)6aと、クリーニング容器6bとを備
えている。
【0029】クリーニングブレード60は、例えば、支
持板金61と、ゴム部材62とを備えている。支持板金
61は、その基端部がクリーニング容器6bに固定され
るとともに、その先端部にはチップ状のゴム部材62が
取り付けられている。支持板金61及びゴム部材62
は、ぞれぞれ帯電ローラ2の長手方向に長く形成されて
いる。ゴム部材62のエッジ部62aは、自身の弾性及
び支持板金61の可撓性によって、適度な押圧力をもっ
て感光ドラム1表面に当接されている。ゴム部材62と
して用いられる材料としては、例えばウレタンゴムやシ
リコンゴム等が挙げられる。
【0030】受けシート6aは、感光ドラム1上から除
去した残留トナーがクリーニング容器6bから吹き出す
ことを防止するためのシートであり、適度な弾性を有す
る部材によって構成されている。例えば、PET(ポリ
エチレンテレフタレート)等の樹脂シートによって形成
することができ、その先端が感光ドラム1表面に軽く当
接するようにクリーニング容器6bに接着等により固定
されている。
【0031】そして、本実施の形態におけるクリーニン
グブレード60は、エッジ部62aに、その全長にわた
って潤滑剤Lが塗布されており、しかもその塗布の仕方
について、クリーニングブレード60の長手方向につい
ての、両端部には不定形粒子を主とする潤滑剤(以下
「不定形の潤滑剤」という)L1 が、また中央部には球
形粒子を主とする潤滑剤(以下「球形の潤滑剤」とい
う)L2 がそれぞれ塗り分けられている。さらに、塗布
の状態としては、不定形の潤滑剤L1 は密に付着させる
のに対し、球状の潤滑剤L2 は疎にしか付着させないと
いう特徴がある。
【0032】ここで、上述の「不定形潤滑剤を主とする
潤滑剤L1 」、「球形粒子を主とする潤滑剤L2 」とい
った場合における「主とする」という言葉の意味につい
て説明する。潤滑剤Lが不定形か、球形かの分類につい
ては、後述のように、形状係数Kを定め、K≦130を
球形、また、130<Kを不定形としている。ところ
で、本発明においては、クリーニングブレード60のエ
ッジ部62aに対し、不定形粒子のみの潤滑剤と球形粒
子のみの潤滑剤とをそれぞれ塗り分けることが最も好ま
しい。例えば、不定形粒子の潤滑剤に球形粒子の潤滑剤
が少量でも混入されると、不定形粒子の、エッジ部62
aから剥離しにくい、という長所が損なわれがちとな
る。ところが上述の形状係数は、後述の定義から明らか
なように、連続的に変化する数値であり、ある潤滑剤の
粒子が不定形であるか球形であるかについては、境界と
する形状係数(本発明では、130)の設定の仕方いか
によっては、どちらともなり得る。そこで「不定形粒
子を主とする潤滑剤L1 」の意味としては、本発明
旨からいって、本来「不定形粒子からなる潤滑剤L1
となるのが好適ではあるが、その形状係数の定義の関係
上、微量の球形粒子が混入してしまうことを排除するも
のではないことを意味する。なお、「球形粒子を主とす
潤滑剤L2 」についても同様である。
【0033】以下に各潤滑剤L1 、L2 の特徴と使用方
法を示す。
【0034】不定形の潤滑剤L1 は、不定形粒子の表面
の凹凸形状が互いに絡み合うために流動性が悪く、塗布
した場合にはその場所から剥がれにくい。しかし、その
流動性の悪さゆえ、球形粒子に比べて潤滑性は劣ってし
まう。不定形の潤滑剤L1 の具体例としては、例えば、
四フッ化エチレンやフッ化ビニデリデン等のフッ素樹
脂、酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、フッ化黒
鉛、ステアリン酸亜鉛等を平均粒径が0.5〜10μm
程度に粉砕したものが用いられる。クリーニングブレー
ド60への塗布には、例えば粉体を揮発性の有機溶媒に
分散させた分散液が用いられる。具体的な有機溶媒とし
ては、メタノール、エタノール、イソプロパノール等の
アルコール類、アセトン、メチルエチルケント、シクロ
ヘキサン等のケント類、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジメ
チルスルホキシド等のスルホキシド類、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、エチレングリコールモノメチルエー
テル等のエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエス
テル類、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロルエチレ
ン、四塩化炭素、トリクロルエチレン等の脂肪族ハロゲ
ン化炭化水素類あるいはベンゼン、トルエン、キシレ
ン、リグロイン、モノクロルベンゼン、ジクロルベンゼ
ン等の芳香族炭化水素類等を用いることができる。この
分散液の塗布方法としては、不定形の潤滑剤L1 を分散
させた分散液と、球形の潤滑剤L2 を分散させた分散液
とを別に用意し、これら分散液を別々に順次に塗布す
る。塗布手段は、ハケや筆で行ってもよいが、自動塗布
機(例えば、所定量の分散液の吸込みと吐出しとができ
る塗布部と、その塗布部をプログラム等で動かせる可動
部とからなるロボット)を用いれば、塗布された液量と
塗布域との正確な管理が行えるのでより好ましい。とこ
ろで、潤滑剤Lの粒径が小さすぎると、凝集性が高くな
りすぎ、2次以上の集合粒子が多くなり溶媒への分散が
悪化し、扱いづらくなってしまう。反対に、粒径が大き
すぎると、凝集しにくくなってクリーニングブレード6
0への付着力が弱くなったり、またトナーの粒径よりも
粒径が大きい潤滑剤Lの粒子がエッジ62a近傍にある
と、クリーニングブレード60からのトナーのすり抜け
が発生することにもなる。
【0035】球形の潤滑剤L2 は、球形粒子の表面が滑
らかであるため流動性が非常に良く、潤滑性も非常に高
い。しかし、塗布した場合には不定形粒子に比べて剥が
れ易い性質を有している。球形の潤滑剤L2 の具体例と
しては、例えばシリコン樹脂、アクリル樹脂、エチレン
アクリル樹脂等を、重合法等の製法で微粒子としたもの
で、その平均粒径を0.5μm〜10μm程度としたも
のが用いられる。クリーニングブレード60表面への塗
布方法としては、不定形粒子の塗布と同様な方法が用い
られる。潤滑剤L2 の適切な粒径範囲の理由について
も、不定形の場合と同様である。
【0036】本発明では、潤滑剤Lについての、不定形
の潤滑剤L1 と球形の潤滑剤L2 との分類を以下に示す
形状係数Kで定義する。
【0037】形状係数K=(粒子周囲長2 ×100)/
(粒子投影面積×4π) ※形状係数Kが100の時が真球となる。
【0038】形状係数Kを上述の式によって求め、その
値に大小によって次のように不定形、球形を分類するも
のである。
【0039】なお、式中のパラメータは図3に示す。同
図は、粒子の形状を表した図である。パラメータの測定
方法は、例えば走査型電子顕微鏡を用い、1000倍に
拡大した潤滑剤Lの像を30個無作為にサンプリング
し、その画像情報を、インターフェイスを介して、画像
解析装置に導入し解析を行って求めた。
【0040】実際に、シリコン樹脂の球形の潤滑剤L2
で平均粒径が2μmのもので形状係数を求めたところ、
120程度であった。このことより本発明においては、
そのバラツキをも考慮し、球形は形状係数が130以下
のもの、不定形は130を超えるものと定義することに
する。
【0041】本実施の形態において、以上述べたような
性質の不定形の潤滑剤L1 と球形の潤滑剤L2 との塗布
域をそれぞれ不定形潤滑剤塗布域S1 (以下「領域S
1 」という)と球形潤滑剤塗布域S2 (以下「領域S
2 」という)とに分割しているのは、クリーニングブレ
ード62のめくれの起点となり易い領域S1 にのみ潤滑
効果が長期間にわたって持続する不定形の潤滑剤L1
塗布し、それ以外の領域S2 には動作初期に発生し易い
変音を防止するために球状の潤滑剤L2 を塗布するとい
うように、機能分離を行っているためである。これらの
作用効果の詳細は以下に示すとおりである。 [変音の発生防止(動作初期)]クリーニングブレード
60のエッジ部62aに不定形の潤滑剤L1 を塗布した
だけでは、動作初期に変音を発生することがある。それ
は、不定形の潤滑剤L1のみでは潤滑効果がまだ低く、
クリーニングブレード60と感光ドラム1との間の摩擦
力が大きいために、クリーニングブレード60全体が振
動するからである。この現象は、高温環境下になる程起
こりやすくなる。それは、高温によりクリーニングブレ
ード60の硬度が低下してエッジ部62aのニップ幅
(感光ドラム1の回転方向についての、感光ドラム1と
エッジ部との圧接部の幅をいう、以下同じ)が増加し、
摩擦力が増大するためと考えられる。なお、この変音
は、一般的に印字枚数で10枚程度の通紙で消えてい
く。これはクリーニングブレード60との摺察によって
削れられた感光層の粉がクリーニングブレード60と感
光ドラム1との当接部(エッジ部近傍)に溜って潤滑剤
として作用し始めるからと考えられる。したがって、ブ
レードめくれとは関係の少ないクリーニングブレード6
0の長手方向の大半の領域S2 に球形粒子を塗布してお
けば、感光ドラム1の感光層の削れ粉が溜まるまでの動
作初期の変音を防止することができる。 [ブレードめくれの防止(長期間にわたる効果の持
続)]不定形の潤滑剤L1 は、その剥がれにくい性質に
よって、長期間にわたって安定した潤滑効果が得られ
る。球状の潤滑剤L2 はすぐにクリーニングブレード6
0から剥がれ、クリーニング容器6b内に回収されてし
まい、その潤滑効果は長くは続かない。もし、球状の潤
滑剤L2 しか使用していないとすると、それ以降は感光
層の削れ粉やトナー等の異物による潤滑効果のみに依存
することになる。しかし、これらの異物による潤滑効果
はその回収状態によって大きく変化し、回収量が極端に
減少したり、振動等でエッジ部62aの異物が飛ばされ
て無くなる場所ができたりすると、その部分の摩擦力が
非常に大きくなり、エッジ部62aの摩耗や欠落、極端
な場合にはそこを起点にクリーニングブレード60のめ
くれが発生するおそれがあった。ただし、この現象は、
30℃以上の高温環境下でしか起こらない。それは、高
温によりクリーニングブレード60の硬度が低下して圧
接部のニップ幅が増加し、摩擦力が過剰に増大し苛酷な
条件になるためと考えられる。よって、本実施の形態の
ように、剥がれにくい不定形の潤滑剤L1 をブレードめ
くれの発生し易い領域S1 のエッジ部62aに塗布して
おけば、長期にわたって潤滑剤L1 がエッジ部62aに
存在し、ある程度の潤滑作用が確保され続けるため、エ
ッジ部62aの異物の量が減少しても、ブレードめくれ
が発生することを防止できるのである。
【0042】本実施の形態では、ブレードめくれが発生
し易くなる領域S1 の例として、帯電ローラ2両端部の
当接位置付近の場所を示した。帯電ローラ2の両端部の
形状は一般に急な勾配になっているので、感光ドラム1
表面に対する帯電ローラ2表面からの放電条件が長手方
向中央部とは異なり、両端部での放電電流が大きくなり
易く、このため感光ドラム1表面が放電電流で劣化し易
くなり、面も荒れて摩擦力も高くなってくる。その結
果、荒れた感光ドラム1表面に圧接されているクリーニ
ングブレード60との摩擦力も高くなり、エッジ部62
aの摩耗や欠落、極端な場合には、そこを起点としてブ
レードめくれが発生するおそれがある。したがって、本
実施の形態では、この帯電ローラ2の両端部に対応する
領域S1 にのみ、高摩擦力によるクリーニングブレード
60の振動が起きた場合でも剥がれにくい不定形の潤滑
剤L1 を塗布して、めくれの防止を図っているのであ
る。一方、動作初期の変音の防止については、クリーニ
ングブレード60の長手方向の大部分の領域S2 には球
形の潤滑剤L2 が塗布されているので、変音の発生を防
止するには十分な潤滑効果がクリーニングブレード60
全体として得られることになる。本出願人らの検討結果
によれば、クリーニングブレード60の長手方向全長に
対して、球形の潤滑剤L2 を塗布する領域S2 が60%
以上であれば、変音の発生は起こらないことが確認され
た。
【0043】図4は、上述の構成、作用効果を示すクリ
ーニング装置6を用いた画像形成装置の一例の概略構成
を示す断面図である。なお、図1、図2と同構成のもの
は同符号で示し、その説明は適宜省略する。同図におい
て、感光ドラム1表面は、帯電ローラ2によって均一に
帯電された後、露光装置3からのレーザ光の露光によっ
て静電潜像が形成される。その静電潜像は、現像装置4
によってトナー像として現像された後、転写ローラ(転
写装置)5によって転写材P上に転写される。転写ロー
ラ5は、感光ドラム1表面に所定の当接圧で当接され、
感光ドラム1表面との間に帯状の転写ニップMを形成す
る。転写材Pは、転写ニップMによって挟持搬送されな
がら、転写ローラ5に印加された転写電圧によって、感
光ドラム1上のトナー像が表面に転写される。この転写
材Pは、給紙カセット8内に収納されていたものが、給
紙ローラ9によって所定タイミングで搬送されたもので
ある。トナー像転写後の転写材Pは、表面のトナー像が
定着装置7によって加熱加圧されて定着された後、装置
本体外部に排出される。一方、トナー像転写後の感光ド
ラム1は、表面の残留トナーが上述のクリーニング装置
6によって除去され、次の画像形成に供される。
【0044】図5は、図1、図2を参照して説明した実
施の形態1のクリーニング装置6を、感光ドラム1とと
もにカートリッジ容器11に一体的に組み込んで、プロ
セスカートリッジ10を構成した例を示す縦断面図であ
る。同図のプロセスカートリッジ10においては、クリ
ーニング装置6のほかに、帯電ローラ2及び現像装置4
を同様にカートリッジ容器11に組み込んでいる。この
ように構成したプロセスカートリッジ10を画像形成装
置の装置本体(不図示)に対して着脱自在に装着して使
用する。このプロセスカートリッジ10は、現像装置4
内の現像剤(トナー)がなくなったときに寿命となり、
新規のプロセスカートリッジ10と交換することにな
る。上述のプロセスカートリッジ10によると、上述の
クリーニング装置6の作用効果に加え、現像装置4内の
トナーを消費し終えるまでの間、メンテナンスフリーを
実現できるというメリットがある。
【0045】次に、本実施の形態1の効果を確認するた
めの比較実験結果を表す。画像形成装置の構成として
は、図4で示したものを使用する。 『実験条件』 [共通条件] 環境:温度32.5℃、湿度85% 耐久モード:印字比率3%の画像を、連続通紙。また、
クリーニングブレード60のエッジ部62aの潤滑剤L
やトナー等が落下し易い厳しい条件を作るために、通紙
250枚ごとに画像形成装置に人手によって振動を加え
る。
【0046】(比較例1)エッジ部62aの長手方向全
域に不定形の潤滑剤L1 としてのフッ化カーボン微粒子
(平均粒径2μm)を、イソプロピルエーテルに対して
の濃度を10wt%とした分散液にて、1mm幅で塗布
しただけのもの。
【0047】(比較例2)エッジ部62aの長手方向全
域に球形の潤滑剤L2 としてのシリコン樹脂微粒子(平
均粒径0.8μm)を、イソプロピルエーテルに対して
の濃度を10wt%とした分散液にて、1mm幅で塗布
しただけのもの。
【0048】(本実施例1)エッジ部62aの長手方向
両端部で不定形の潤滑剤L1 としてのフッ化カーボン微
粒子(平均粒径2μm)をイソプロピルエーテルに対し
の濃度を10wt%とした分散液にて1mm幅で長手方
向長さ15mmの領域S1 に塗布し、かつエッジ部62
aの長手方向中央部で球形の潤滑剤L2 としてのシリコ
ン樹脂微粒子(平均粒径0.8μm)をイソプロピルエ
ーテルに対しての濃度を10wt%とした分散液にて1
mm幅で長手方向長さ210mmの領域S2 に塗布した
もの。 『結果』 (比較例1)動作初期の2枚目から8枚目にわたって、
変音が発生。耐久については、6000枚の通紙で異常
なし。
【0049】(比較例2)動作初期の変音なし。しかし
耐久枚数1800枚時点において、ブレードめくれ発
生。
【0050】(本実施例)動作初期の変音なし。耐久に
ついても、6000枚の通紙で異常なし。
【0051】以上のように、本実施例によれば、動作初
期の変音が無く、かつクリーニングブレードめくれの発
生の無いクリーニング装置6、プロセスカートリッジ1
0、及び画像形成装置を得ることができる。 〈発明の実施の形態2〉図6は、本発明の発明の形態2
に係るクリーニング装置6、像担持体1、帯電ローラ2
の上面図であり、特にそれぞれの長手方向(同図の左右
方向をいう、以下同じ)の長さ及び位置の関係を示して
いる。なお、これら部材の長手方向に直角な方向の縦断
面図は、図2に示すものと同じであり、また、図6は、
少なくともクリーニング装置6については未使用の状態
を図示している。
【0052】図6において、クリーニングブレード60
に塗布される潤滑剤Lは、先の実施例と同様な例とし
て、帯電ローラ2の両端部付近に不定形の潤滑剤L1
塗布され、それ以外の領域には球状の潤滑剤L2 が塗布
された例が示されている。本実施の形態2で用いられる
潤滑剤Lの種類や塗布手段についても実施の形態1中で
述べられたものと同じとする。ただし、本実施の形態2
では、不定形の潤滑剤L1 と球状の潤滑剤L2 の塗布域
の境界において、所定幅で重ね塗りされた「重複領域」
が形成されている点に特徴がある。このような重複領域
を設けるのは以下の理由による。
【0053】不定形の潤滑剤L1 と球状の潤滑剤L2
塗布するにあたっては、潤滑剤Lを有機溶媒中に分散さ
せた液体の形態で行う場合が多い。液体の塗布において
は、塗布を行う装置との精度に、塗布した液体の横流れ
等の要因も加わり、塗布域の長さはある程度のバラツキ
を持ってしまう。よって、実施の形態1の図1のよう
に、不定形の潤滑剤L1 と球状の潤滑剤L2 との境界を
互いに殆ど重なることなく塗布するには、塗布装置の精
度、塗布速度や塗布液の粘度、乾燥速度等の塗布条件を
厳しく管理する必要がある。しかも、もし誤って不定形
の潤滑剤L1 と球状の潤滑剤L2 との塗布域が離れ、潤
滑剤Lが全く塗布されない領域が形成されてしまうと、
その領域で摩擦力が高くなってしまい、エッジ部62a
の摩耗、欠落、あるいはブレードめくれが発生する可能
性がある。したがって、製造時のマージンを更に高め、
量産性をより向上させるためには、塗布長さが変動して
もエッジ部62aの長手方向全域にわたって確実に潤滑
剤Lを塗布できるように、これら潤滑剤Lの塗布領域の
境界を、重ね塗りにすることが望ましいためである。
【0054】重複領域の長さについては、潤滑剤Lの塗
布長さのバラツキをカバーするのに必要な最低限の値で
決定され、現状の装置構成と塗布液の状態を考慮する
と、最低でも1mm以上は必要と考えられる。
【0055】本実施例のクリーニング装置を用いた画像
形成装置の構成は、先の実施例の図4に示したのと同様
な構成となる。
【0056】また、本実施の形態のクリーニング装置6
に、帯電ローラと現像装置とをカートリッジ容器に一体
的に組み込んでプロセスカートリッジを構成した場合
は、上述の図5にて説明した実施の形態1のプロセスカ
ートリッジ10と同様な構成となる。このプロセスカー
トリッジという形態にすることで、現像装置内のトナー
が使い終わるまでの寿命の間、メンテナンスフリーを実
現できるというメリットを更に加えることができる。
【0057】以上のように、本実施の形態2によると、
動作初期の変音が無く、かつクリーニングブレードめく
れの発生の無いクリーニング装置6、プロセスカートリ
ッジ及び画像形成装置を得ることができる。 〈発明の実施の形態3〉 図7は、本発明の実施の形態3に係るクリーニング装置
6、像担持体1、帯電ローラ2の上面図であり、特にそ
れぞれの長手方向(同図の左右方向をいう、以下同じ)
の長さ及び位置の関係を示している。また、図8は、こ
れらを備えた画像形成装置の概略構成を示す縦断面図で
ある。なお、図7は、少なくともクリーニング装置6に
ついては未使用の状態を図示している。
【0058】図7において、クリーニングブレード60
に塗布される潤滑剤Lは、前述の実施の形態2と同様に
不定形の潤滑剤L1 と球状の潤滑剤L2 とをそれぞれの
領域S1 、S2 の境界において、所定幅で重ね塗りされ
た重複領域S3 が形成されているが、その重複領域S3
は、現像装置4による現像剤供給領域S4 の範囲内にな
るように設定されている点に特徴がある。現像装置4で
は、現像剤を貯蔵する現像剤容器4c(図8参照)の出
口側の長手方向両端部に配置された、例えばフェルト材
等からなる現像剤漏れ防止部材4bが、回転可能な現像
ローラ(現像剤担持体)4aに密着されていて、現像剤
容器4c内の現像剤が漏れるのを防いでいる。このよう
な現像装置4における現像剤供給領域S4 とは、両端部
に設けられた現像剤漏れ防止部材4bの現像剤容器内部
側の端部相互間の距離となる。
【0059】このように、重複領域S3 を現像剤供給領
域S4 の範囲内に設けるのは以下の理由による。
【0060】重複領域S3 が増えるほど塗布のマージン
が広がりクリーニングブレード60の量産性はより高ま
るものの、重ね塗りをした場所は球状の潤滑剤L2 のみ
の場所に比べて、不定形の潤滑剤L1 が混合されている
分だけ剥がれにくい反面、不定形の潤滑剤L1 のみの場
所に比べて、潤滑剤Lが剥がれ易くなるという性質を備
えている。図9に、重ね塗りを行った重複領域S3 のク
リーニングブレード60の長手方向の断面図を示す。事
前に塗布された不定形の潤滑剤L1 のみの層の隙間に、
溶媒と共に球状の潤滑剤L2 が入り込み、不定形の潤滑
剤L1 相互の絡みが弱くなり、層が脆くなってしまうた
め、このまま使用すると、重複領域S3での潤滑剤L層
が剥がれ易くなり、十分な潤滑効果が得られなくなる可
能性があるからである。ただし、本出願人らの検討によ
れば、このことがエッジ部62aの摩耗や欠落、ブレー
ドめくれ等の問題につながるのは、重複領域S3 が感光
層表面の摩擦力が高くなる帯電ローラ2端部近辺の位置
に存在している時のみで、それ以外の位置であれば摩擦
力の過剰な上昇にはつながらないため、実使用上問題は
ない。
【0061】そこで、重複領域S3 を現像装置4の現像
剤供給領域S4 内に設けておけば、たとえ重複領域S3
が帯電ローラ2端部近辺の位置に存在している時でも、
感光ドラム1を介して、残留トナーや非画像部カブリの
現像剤が常にエッジ部62aに供給され、重複領域S3
の潤滑性を補完し、ブレードめくれを防止するのに十分
な潤滑性を維持することができる。したがって、塗布の
マージンが十分にカバーできるだけの重複領域S3 を確
保できるため、量産性をより高めることができる。
【0062】重ね塗りの手順については、不定形の潤滑
剤L1 を最初にクリーニングブレード60に塗布した
後、その上に球状の潤滑剤L2 を重ねる方法がより好ま
しい。こらは、クリーニングブレード60近傍に存在す
る不定形の潤滑剤L1 の濃度がより高いため、クリーニ
ングブレード60への付着力がより高くなるからであ
る。
【0063】また図10は、図7で説明したクリーニン
グ装置6、感光ドラム1、現像装置4に、さらに帯電ロ
ーラ2を加えてこれらを一体的にカートリッジ容器11
に組み込んでプロセスカートリッジ10を構成したもの
の、長手方向に直角な方向の縦断面図である。このプロ
セスカートリッジという形態にすることで、現像装置4
内のトナーが使い終わるまでの寿命の間、メンテナンス
フリーを実現できるというメリットを加えることができ
る。
【0064】つづいて、以下に本実施の形態3の効果を
確認するための実験結果を表す。画像形成装置の形態と
しては、図7、図8で示したものを使用する。 『実験条件』 環境:温度32.5℃、湿度85% 耐久モード:印字比率3%の画像を、連続通紙。また、
クリーニングブレード60のエッジ62aの潤滑剤Lや
トナー等が落下し易い厳しい条件を作るために、通紙2
50枚ごとに画像形成装置に人手で振動を加える。
【0065】潤滑剤Lの塗布条件:長手方向の全長が2
40mmのエッジ部62aの長手方向両端部の領域S1
に不定形の潤滑剤L1 としてフッ化カーボン微粒子(平
均粒径2μm)をイソプロピルエーテルに対しての濃度
を10wt%とした分散液にて1mm幅を長手方向長さ
15mmの領域S1 (ブレード端部からの距離)に塗布
した後、エッジ部62aの長手方向中央部に球形の潤滑
剤L2 としてのシリコン樹脂微粒子(平均粒径0.8μ
m)をイソプロピルエーテルに対しての濃度を10wt
%とした分散液にて1mm幅で長手方向長さ216mm
の領域S2 に、その両端部で不定形の潤滑剤L1 との重
複領域S3 が3mmとなるように塗布したもの。各長手
方向長さをまとめると、以下のようになる。なお、帯電
ローラ2の長手方向長さは225mmとする。
【0066】不定形の潤滑剤L1 の領域S1 :15mm
(両端部とも同じ) 球形の潤滑剤L2 領域S3 :216mm 重複領域S3 :3mm 現像剤供給領域S4 :220mm 『結果』動作初期の変音なし。耐久についても、600
0枚の通紙で異常なし。
【0067】以上のように、本実施の形態によれば、動
作初期の変音が無く、かつクリーニングブレードめくれ
の発生の無い画像形成装置、またはプロセスカートリッ
ジを、より一層量産性に適した形で得ることができる。 〈発明の実施の形態4〉実施の形態4を図12に示す。
同図は、感光ドラム1及びその表面に接触配置された3
つの部材、すなわち帯電ローラ2(図4参照)、転写ロ
ーラ5、クリーニングブレード60の長手方向長さと、
感光ドラム1の長手方向の表面電位との関係を示す図で
ある。ただし、同図では、上述3つの部材の長さは、そ
れぞれと感光ドラム1表面との当接部となる帯電領域
A、転写領域B、クリーニング領域Cとして表してい
る。これらを大小関係でいうと、感光ドラム>クリーニ
ング領域C>帯電領域A>転写領域Bとなる。また、感
光ドラム1の表面電位は、クリーニングブレード60の
エッジ部62aとの当接位置における表面電位を示して
おり、縦軸の上方がマイナスの電位である。なお、同図
に示す、これら感光ドラムを含めた4つの部材の長手方
向の長さ関係は、特殊なものではなく、一般的な画像形
成装置の長さ関係を示すものである。
【0068】上述構成の画像形成装置においては、感光
ドラム1表面は、その帯電領域Aが帯電ローラ2によっ
て負に一様に帯電されて電位VA となり、その後、転写
領域Bは転写ローラ5を介して正のバイアスが印加され
て電位VB となる。この結果、エッジ部62aにおける
感光ドラム1の表面電位は、帯電領域Aではあるが転写
領域Bではない領域、すなわち帯電は受けたが転写バイ
アスは印加されていない領域b、b′(電位VA )と、
他の領域(電位0又は電位VB )とでは、その電位が大
きく異なる。
【0069】一方、クリーニングブレード60のエッジ
部62aの電位は、ほぼ0になる傾向にある。したがっ
て、上述の領域b、b′とエッジ部62aとの間には、
少なくとも電位差(VA −VB )に基づく電界が形成さ
れ、この電界によるクーロン力によってエッジ部62a
上の潤滑剤Lが静電的に剥されて感光ドラム1側に移動
することになる。エッジ部62aの、潤滑剤Lが剥離し
た部分では、エッジ部62aと感光ドラム1表面との間
に作用する摩擦力が大きくなり、この部分からめくれが
発生することがある。
【0070】本実施の形態4においては、これを防止す
るべく、クリーニングブレード60のエッジ部62a
の、領域b、b′に対応する領域、つまり、エッジ部6
2a(クリーニング領域C)の両端部には、不定形の潤
滑剤L1 を塗布し、一方、これらの内側の転写領域Bに
対応する領域には、球形の潤滑剤L2 を塗布する。ただ
し、潤滑剤L1 、L2 の境界は、転写領域B内に位置す
るようにする。
【0071】これにより、図12に示す構成を採用した
画像形成において、クリーニングブレード60に塗布し
た潤滑剤L1 、L2 による安定した潤滑効果を得ること
ができる。
【0072】上述の実施の形態1〜4においては、いず
れもクリーニングブレード60のエッジ部62aの長手
方向両端部で潤滑剤Lが感光ドラム1に摩擦力により機
械的に又は電界により静電的に持ち出される実施の形態
を示したが、これは、感光ドラム1の長手方向中央を基
準としてトナー(現像剤)により像を形成し、このトナ
ー像を感光ドラム1の中央に給送した転写材Pに転写す
る場合に有効な実施の形態である。すなわち、転写材P
の左右方向の幅にかかわらず、感光ドラム1の中央に、
その中心を合わせるようにして給送した転写材Pに画像
形成する場合に有効である。
【0073】これとは別に、感光ドラム1の長手方向の
一方の端部を基準としてトナーにより像を形成し、この
トナー像を、上述の基準に一方の端縁を合わせるように
して給送した転写材Pにトナー像を転写する方式の画像
形成が知られている。この場合、感光ドラム1の基準側
の端部は、常に転写材Pの一方の端縁が通過する反面、
反対側の端部は、左右方向の幅が広い場合のみ、その他
方の端縁が通過する。このため、感光ドラム1の基準側
の端部には、潤滑作用を有する残留トナー等の異物が比
較的多く存在するのに反し、反対側の端部には、このよ
うな異物がほとんどない。このため、クリーニングブレ
ード60のエッジ部62aに塗布した潤滑剤Lのうち、
上述の反対側の端部に対応する領域の潤滑剤Lが剥離し
て持ち出される傾向にある。そこで、この潤滑剤Lが持
ち出されがちの領域にのみ、不定形の潤滑剤L1 を塗布
する。これにより、潤滑効果が持続する。なお、不定形
の潤滑剤L1 を、感光ドラム1の反対側の端部に対応す
る領域に塗布したときに、特に効果が大きいということ
であり、このことは、不定形の潤滑剤L1 を基準側の端
部に対応する領域に塗布することを妨げるものではない
のはもちろんである。
【0074】すなわち、本発明の特徴は、クリーニング
ブレード60のエッジ部62aの長手方向の領域につい
て、感光ドラム1との関係で潤滑剤Lが剥れ易い領域に
は、不定形の潤滑剤L1 を塗布した不定形潤滑剤塗布域
1 を設け、それ以外の領域には球形の潤滑剤L2 を塗
布した球形潤滑剤塗布領域S2 を設けることにある。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
像担持体表面における接触帯電部材端縁との接触部は、
例えば帯電時の異常放電によって像担持体表面が荒れて
摩擦係数が高くなったり、電位の変化したりする等で、
エッジ部に塗布した潤滑剤が剥離しがちとなる。この像
担持体表面の荒れ等が像担持体の両端部に生じるときは
その両端部に、また、一方の端部にのみ生じるときはそ
の一方の端部に対応するエッジ部の端部に、剥離しにく
い不定形粒子を主とする潤滑剤を塗布した不定形潤滑剤
塗布域を設ける。これにより、長期にわたって潤滑作用
を実現することができる。
【0076】一方、これ以外の領域には、潤滑性に優れ
た球形粒子を主とする潤滑剤を塗布した球形潤滑剤塗布
域を設ける。これにより、初期の潤滑作用が得られるた
め、初期の変音やクリーニングブレードのめくれが発生
しない。
【0077】また、上述の不定形潤滑剤塗布域と球形潤
滑剤塗布域とをその一部において重ね合わせて重複領域
を設けるときは、塗布のためのマージンを確実に確保す
ることができ、簡便な塗布作業やゆるい塗布条件でクリ
ーニングブレードのエッジの長手方向の全域にわたっ
て、確実に潤滑剤を塗布することができ、変音やクリー
ニングブレードのめくれをエッジ部の全長について防止
することができる。
【0078】さらに、上述の重複領域を、現像剤供給領
域内に設けるときは、この重複領域における潤滑剤の剥
れによる潤滑性の低下を、現像剤の供給で補完すること
ができるので、重複領域をより広く設定でき、塗布条件
を更に容易にできるため、変音やクリーニングブレード
のめくれが発生しないクリーニング装置が一層容易に提
供できる。
【0079】上述のクリーニング装置を像担持体ととも
にカートリッジ容器に一体的に組み込んでプロセスカー
トリッジを構成するときは、クリーニング装置の不良に
よるプロセスカートリッジの寿命の短縮化を防止するこ
とができる。
【0080】前述のクリーニング装置を有する画像形成
装置によると、クリーニング装置の不良による画質の低
下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のクリーニング装置、感光ドラ
ム、帯電ローラの上面図。
【図2】実施の形態1のクリーニング装置、感光ドラ
ム、帯電ローラの、長手方向に直角な方向の縦断面図。
【図3】潤滑剤に粒子の形状係数のパラメータを示す
図。
【図4】実施の形態1の画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図。
【図5】実施の形態1のプロセスカートリッジの構成を
示す縦断面図。
【図6】実施の形態2のクリーニング装置、感光ドラ
ム、帯電ローラの上面図。
【図7】実施の形態3のクリーニング装置、感光ドラ
ム、帯電ローラの上面図。
【図8】実施の形態3の画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図。
【図9】潤滑剤の重複領域の塗布状態を示す断面図。
【図10】実施の形態3のプロセスカートリッジの構成
を示す縦断面図。
【図11】従来のクリーニング装置の構成を示す縦断面
図。
【図12】実施の形態4における、帯電ニップ、転写ニ
ップ、エッジ部、感光ドラムのそれぞれの長手方向長さ
と、エッジ部当接位置における感光ドラム表面電位との
関係を示す図。
【符号の説明】
1 像担持体(感光ドラム) 2 潜像形成手段(帯電ローラ) 3 潜像形成手段(露光装置) 4 現像手段(現像装置) 4a 現像ローラ(現像剤担持体) 4b 現像剤漏れ防止部材 4c 現像剤容器 5 転写手段(転写ローラ) 6 クリーニング装置 6a 受けシート 6b クリーニング容器 7 定着器 60 クリーニングブレード 61 支持板金 62 ゴム部材 62a エッジ部 L 潤滑剤 L1 不定形の潤滑剤 L2 球形の潤滑剤 M 転写ニップ N 帯電ニップ P 転写材 S1 不定形潤滑剤塗布領域 S2 球形潤滑剤塗布領域 S3 重複領域 S4 現像剤供給領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 居波 聡 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 鈴木 淳 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 安藤 温敏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 脊板 弘康 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−180543(JP,A) 特開 平6−186887(JP,A) 特開 平4−212190(JP,A) 特開 平1−210983(JP,A) 特開 平3−107985(JP,A) 特開 平5−165386(JP,A) 実開 平1−81672(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 G03G 21/10 - 21/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接触帯電部材によって帯電される移動可
    能な像担持体表面にクリーニングブレードのエッジ部を
    当接させて長手方向に線状の当接部を形成し、該当接部
    を前記像担持体表面に摺擦させて前記像担持体表面の異
    物を除去するクリーニング装置において、 前記エッジ部は、長手方向 における、前記像担持体表面と接触帯電部材両
    端縁との接触部に対応する領域に、不定形粒子を主とす
    る潤滑剤が塗布された不定形潤滑剤塗布域を有するとと
    もに、 長手方向における、前記不定形潤滑剤塗布域以外の領域
    に、球形粒子を主とする潤滑剤が塗布された球形潤滑剤
    塗布域を有する、 ことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 前記像担持体の長手方向中央を基準とし
    て現像剤による像が形成される前記像担持体に対し、 前記エッジ部は、 前記不定形潤滑剤塗布域を、前記エッジ部の両端部に有
    する、 ことを特徴とする請求項1記載のクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 前記像担持体の長手方向端部を基準とし
    て現像剤による像が形成される前記像担持体に対し、 前記エッジ部は、 前記不定形潤滑剤塗布域を、前記エッジ部における少な
    くとも前記基準となる端部側とは反対の端部に有する、 ことを特徴とする請求項1記載のクリーニング装置。
  4. 【請求項4】 前記不定形潤滑剤塗布域と前記球形潤滑
    塗布域との境界に、両者が重ねて塗布される重複領域
    を設ける、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記
    載のクリーニング装置。
  5. 【請求項5】 前記像担持体表面における現像手段によ
    って現像剤が付着される領域のうちの長手方向の領域を
    現像剤供給領域としたときに、前記重複領域を前記現像
    剤供給領域の内側に設ける、 ことを特徴とする請求項4記載のクリーニング装置。
  6. 【請求項6】 画像形成装置本体に対して着脱自在に装
    着するプロセスカートリッジにおいて、 少なくとも、請求項1ないし請求項3のいずれか記載の
    クリーニング装置と前記像担持体とをカートリッジ容器
    に一体的に組み込んで構成する、 ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記像担持体は電子写真感光体であり、
    前記像担持体と、前記帯電部材と、前記像担持体表面を
    露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像
    にトナーを付着させてトナー像として現像する現像手段
    と、転写電圧が印加されて前記トナー像を転写材に転写
    する転写手段と、請求項1ないし請求項5のいずれか記
    載のクリーニング装置と、を備える、 ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記長手方向において、前記転写手段に
    よる転写領域は、前記接触帯電部材による帯電領域より
    も短く、前記不定形潤滑剤塗布域は、前記転写領域より
    も前記長手方向の外側の前記帯電領域に対応する領域を
    含む、 ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
JP07172553A 1995-07-07 1995-07-07 クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP3119792B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07172553A JP3119792B2 (ja) 1995-07-07 1995-07-07 クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US08/677,445 US5646718A (en) 1995-07-07 1996-07-02 Cleaning blade for use in electrophotography, process cartridge and image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07172553A JP3119792B2 (ja) 1995-07-07 1995-07-07 クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0922234A JPH0922234A (ja) 1997-01-21
JP3119792B2 true JP3119792B2 (ja) 2000-12-25

Family

ID=15944000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07172553A Expired - Fee Related JP3119792B2 (ja) 1995-07-07 1995-07-07 クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5646718A (ja)
JP (1) JP3119792B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200456034Y1 (ko) 2009-05-29 2011-10-07 안연택 자투리 천연피혁조각을 연결하여 구성되는 자동차용 시트커버

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3423533B2 (ja) * 1995-07-17 2003-07-07 キヤノン株式会社 画像形成装置
US6393250B1 (en) * 1996-11-29 2002-05-21 Canon Kabushiki Kaisha Cleaning apparatus and image forming apparatus
JP3376230B2 (ja) * 1996-12-25 2003-02-10 キヤノン株式会社 画像形成装置
US5778284A (en) * 1997-11-14 1998-07-07 Xerox Corporation All-in-one process cartridge including a photoreceptor and process components having relative critical, image quality acting regions
US6405015B1 (en) * 1998-08-31 2002-06-11 Canon Kabushiki Kaisha Cleaning member cleaning device and image forming apparatus and process cartridge to which this cleaning device is applied
JP2002049275A (ja) * 2000-08-02 2002-02-15 Canon Inc 画像形成装置
US6640081B2 (en) * 2000-09-13 2003-10-28 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus including elastic cleaning blade with resin film formed only at ends thereof and process cartridge including same
US6640080B2 (en) * 2000-12-26 2003-10-28 Konica Corporation Image forming apparatus and image forming method
JP4089257B2 (ja) * 2002-03-22 2008-05-28 日本ゼオン株式会社 クリーニングブレードの製造方法
JP4328634B2 (ja) * 2003-01-31 2009-09-09 キヤノン株式会社 画像形成装置、前記画像形成装置に用いられるプロセスカ−トリッジ、クリ−ニング装置及びクリーニングブレード
JP2005070274A (ja) * 2003-08-22 2005-03-17 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、プロセスカートリッジ、トナー
JP4498863B2 (ja) * 2004-09-07 2010-07-07 株式会社リコー 画像形成装置および画像形成装置用プロセスカートリッジ
US20070274749A1 (en) * 2006-05-24 2007-11-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and image forming method
JP4725527B2 (ja) * 2007-01-29 2011-07-13 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置および像保持体ユニット
JP2009258596A (ja) * 2008-03-26 2009-11-05 Ricoh Co Ltd 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US8774696B2 (en) 2012-04-02 2014-07-08 Xerox Corporation Delivery apparatus
JP5582757B2 (ja) * 2009-10-22 2014-09-03 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5211028B2 (ja) * 2009-12-15 2013-06-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
US8768234B2 (en) 2011-10-24 2014-07-01 Xerox Corporation Delivery apparatus and method
US8903297B2 (en) 2011-12-15 2014-12-02 Xerox Corporation Delivery apparatus
US8737904B2 (en) 2012-01-19 2014-05-27 Xerox Corporation Delivery apparatus
JP5967970B2 (ja) 2012-02-20 2016-08-10 キヤノン株式会社 クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US8831501B2 (en) 2012-03-22 2014-09-09 Xerox Corporation Delivery member for use in an image forming apparatus
US8688009B2 (en) 2012-06-26 2014-04-01 Xerox Corporation Delivery apparatus
US8983356B2 (en) 2013-02-01 2015-03-17 Xerox Corporation Image forming apparatus
US9372466B2 (en) * 2013-06-07 2016-06-21 Xerox Corporation Cleaning blade lubricant having high aspect ratio
JP2015106004A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 コニカミノルタ株式会社 滑剤塗布装置、クリーニング装置及び画像形成装置
US9383714B1 (en) * 2015-04-29 2016-07-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Cleaning apparatus for image carrier, image forming apparatus having the same, and method for cleaning image carrier
US9927762B2 (en) 2016-05-31 2018-03-27 Lexmark International, Inc. Biased lubricant applicator brush in imaging device
US10120324B2 (en) 2016-12-07 2018-11-06 Lexmark International, Inc. Lubricant metering for photoconductor in imaging device

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61240269A (ja) * 1985-04-17 1986-10-25 Toshiba Corp 画像形成装置
JP2962843B2 (ja) * 1990-06-07 1999-10-12 キヤノン株式会社 クリーニングブレード及びこれを用いた装置
JP2962919B2 (ja) * 1991-03-01 1999-10-12 キヤノン株式会社 プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US5211864A (en) * 1991-09-03 1993-05-18 Xerox Corporation Polymeric alcohols wax/toner cleaning blade lubricant
US5363182A (en) * 1992-05-21 1994-11-08 Canon Kabushiki Kaisha Blade device and image forming apparatus
US5438400A (en) * 1992-09-30 1995-08-01 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having cleaning blade with surface coated layer at a tip end thereof

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200456034Y1 (ko) 2009-05-29 2011-10-07 안연택 자투리 천연피혁조각을 연결하여 구성되는 자동차용 시트커버

Also Published As

Publication number Publication date
US5646718A (en) 1997-07-08
JPH0922234A (ja) 1997-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3119792B2 (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US5235386A (en) Charging device having charging member, process cartridge and image forming apparatus
US9098020B2 (en) Image forming apparatus with cleaning current control
JP4907782B2 (ja) クリーニング装置及びそのクリーニング装置を具備する画像形成装置
US8019260B2 (en) Image forming apparatus
JP2000162938A (ja) 画像形成装置および画像形成装置の像担持体への潤滑剤塗布装置
US5459558A (en) Charging device, image forming apparatus with same and a process unit detachably mountable to the image forming apparatus
JP4208513B2 (ja) 画像形成装置
JP4708615B2 (ja) 画像形成装置
JP3729123B2 (ja) 帯電装置及びこれを用いた画像形成装置
JP5062984B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2008003110A (ja) 帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
KR100624498B1 (ko) 대전 장치 및 이를 사용한 화상 형성 장치
JP2000075745A (ja) クリーニング装置又はプロセスカートリッジ又は画像形成装置
JP2001337558A (ja) 潤滑剤塗布装置および画像形成装置
JP3335817B2 (ja) 電子写真装置における像担持体への潤滑剤供給装置
JP4953616B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2000242135A (ja) 画像形成装置
JPH09269709A (ja) 画像形成装置
JPH08320641A (ja) クリーニング装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP4262191B2 (ja) 接触帯電手段を具備した、画像形成装置及び画像形成装置に具備されるプロセスカートリッジ
JP2004126104A (ja) 画像形成装置
JP2000347534A (ja) 画像形成装置
JP7183029B2 (ja) クリーニング装置、カートリッジ及び画像形成装置
JP2004037963A (ja) 塗布装置、中間塗布部材及びその製造方法、現像装置、画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071013

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081013

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091013

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091013

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101013

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101013

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121013

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131013

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees