JPH0743983Y2 - 車両のエアバッグ用通電装置における可逆式仮止め構造 - Google Patents

車両のエアバッグ用通電装置における可逆式仮止め構造

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JPH0743983Y2
JPH0743983Y2 JP1992040519U JP4051992U JPH0743983Y2 JP H0743983 Y2 JPH0743983 Y2 JP H0743983Y2 JP 1992040519 U JP1992040519 U JP 1992040519U JP 4051992 U JP4051992 U JP 4051992U JP H0743983 Y2 JPH0743983 Y2 JP H0743983Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
sliding groove
stopper
case
temporary fixing
air bag
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JP1992040519U
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JPH0592984U (ja
Inventor
昌彦 若杉
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Asahi Denso Co Ltd
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Asahi Denso Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、エアバッグを備えた車
両用のステアリング装置のように、回転数が有限である
ハンドルととステアリングコラムとの間で、電気信号の
送受を行う際に用いる通電装置の可逆式仮止め構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のエアバッグ用通電装置にお
ける仮止め装置として、実開昭63−196587号、
実開昭64−27993号、実開平2−41389号等
多数の考案がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来品のうち、実
開平2−41389号に開示のものは、ローターとステ
ータ間の仮止めおよび解除の状態を繰り返すことが可能
なものではあるが、仮止め状態を解除するに際しては、
ステータ側に固定された可撓性を有する舌状体をロータ
側の係合穴または係合突起から外す必要があり、逆に解
除状態から仮止め状態にする際には舌状体を係合穴や係
合突起に嵌め込むという作業が必要なものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記仮止めの
解除に際しては、ハンドルを回転させれば自動的に仮止
めが外れる他、再び仮止め状態とするに際しても、スト
ッパーを単にスライドさせるだけという簡単なものにし
たことを特徴とするものである。
【0005】すなわち本考案は、ステアリングコラム側
に固定された断面コ字型のリング状のケース(2)と、
ハンドル側に固定され、前記ケースの内周部に嵌ってハ
ンドルと共に回動する筒状のローター(10)とからな
る中空リング状の本体内に、渦巻状に形成されたテープ
状のコード(1)をハンドルの回動操作に追従できるよ
うに収納してなる車両のエアバッグ用通電装置におい
て、ローター(10)の上面外周部に一定幅の摺動溝
(11)を半径方向に設けると共に、中立位置にて前記
摺動溝と合致するロック溝(3)を前記ケース(2)の
内周面に設け、先端部が平面円弧状(5)またはハ字状
に形成されたストッパー(4)を、その先端部が前記ケ
ースのロック溝(3)に臨むように前記ローターの摺動
溝(11)に可逆摺動及び仮固定可能に設けた事を特徴
とする車両のエアバッグ用通電装置における可逆式仮止
め構造である。
【0006】
【実施例】本考案の仮止め構造が適用される車両のエア
バック用通電装置の概略は、図7、図8に示すような構
造のものである。図中(1)はテープ状のコードで、こ
のコードの一端はステアリングコラム側に固定された、
断面コ字型のリング状のケース(2)の内周壁に固定さ
れると共に、他端はハンドルと共に回動するローター
(10)の外周面に固定され、ハンドルの一定量の回動
操作に追従できるように渦巻状に設けられている。
【0007】図1は、本考案における可逆式仮止め構造
部の分解斜視図で、ローター(10)の上面外周部に一
定幅の摺動溝(11)が半径方向に設けられ、この摺動
溝の底部中央にはロック穴(12)が設けられている。
このロック穴(12)は図示の如く、外方の約1/3程
度が切り欠かれ、この切欠端(13)から外方はV字状
案内(14)となっている。前記ローター(10)の外
周面と接するリング状固定ケース(2)の内周面には、
ハンドルの中立位置で前記ローターの摺動溝(11)と
対応する位置に、該摺動溝と同じ幅のロック溝(3)が
設けられている。
【0009】(4)は、先端部が平面円弧状(5)に形
成され、下面に前記ローターのロック穴(12)に嵌る
ロックピン(6)を備えたストッパーで、上面後方に操
作用のスリット(7)を有しており、前記摺動溝(1
1)内を摺動するものである。なお、上記ストッパーの
先端部は平面ハ字状でもよい。
【0010】なお、上記ロック穴(12)の切欠端(1
3)(13)部分とストッパー下面のロックピン(6)
との関係は、いずれか一方、又は両方が弾力を有する材
料にて形成され、切欠端(13)(13)の間隙よりロ
ックピン(6)の直径をやや大きなものとし、比較的強
い力を加えなければロックピン(6)が切欠端(13)
(13)間を通過できないようになっている。
【0011】(8)は、少なくとも前記ローター(1
0)の摺動溝(11)の上部を覆うように固定されるス
トッパー押えで、摺動溝(11)と同じ幅の凹部(9)
が内側に設けられているものである。しかしこのストッ
パー押え(8)は前記摺動溝(11)の上部を覆うだけ
のものでもよいし、リング状のものでもよい。
【0012】上記ストッパー(4)は、図2〜図4に示
す如く、ローターの摺動溝(11)と固定ケース(2)
のロック溝(3)とを合致させたハンドルの中立位置に
てストッパー(4)を、その先端部の円弧部(5)をロ
ック溝(3)に臨ませて摺動溝(11)に嵌め込み、そ
の上からストッパー押え(8)を摺動溝(11)の上部
に固定する。この状態が仮止めの状態である。
【0013】なお、上記ストッパー(4)がローター
(10)内に没入した際の仮固定手段は、図示の構造に
限定されるべきものではない。
【0014】
【作用】仮止め状態においては、図3、図4に示すが如
くストッパー下面のロックピン(6)はロック穴(1
2)外方の切欠端(13)(13)に接していて、ロー
ター(10)と固定ケース(2)とは容易に回転しない
状態にある。しかし、固定ケース(2)をステアリング
コラムに固定し、ローター(10)をハンドルに固定し
た際、ハンドル操作によりローター(10)を強いトル
クで回転すると、固定ケースのロック溝(3)の内縁部
にてストッパー(4)先端部の円弧状部(5)の側面を
押圧してストッパー(4)を摺動溝(11)に沿って内
側へ押すことになる。これにより、ロックピン(6)は
ロック穴外方の切欠端(13)(13)を強引に押し開
いてロック穴(12)内に納まり、図5の如く、ストッ
パー(4)の先端部はローターの摺動溝(11)内に没
入した状態で仮固定され、ローター(10)はスムーズ
に回転可能な状態となる。
【0015】一方、車両の修理等によりエアバッグ用通
電装置を車両から外す場合には、ハンドルを中立位置に
して、ローターの摺動溝(11)と固定ケース(2)の
ロック溝(3)とを合致させた状態にて、ストッパー後
部のスリット(7)にマイナスドライバー等の先端を差
し込み、ストッパー(4)を外方へスライドさせれば、
ロックピン(6)が切欠端(13)(13)を押し開い
てロック穴(12)から外方へ脱出し、ストッパー先端
部が図2〜図4の如く固定ケースのロック溝(3)に嵌
り込んで再び仮止め状態となる。
【0016】
【他の実施例】上記実施例においては、ストッバー
(4)とローターの摺動溝底部のロック穴(12)との
仮固定手段として、ストッパー下面のロックピン(6)
が、ロックピンの直径寸法より小さい間隙の切欠端(1
3)(13)間を無理に通過させる形態としたが、この
ロック手段はこれに限定されるものではない。
【0017】例えば、図6に示す如く摺動溝(11)の
底部に円弧状のロック穴(18)を2個設け、ストッパ
ー(4)の下面には深穴(15)を設けると共にこの深
穴にコイルバネ(16)を介してボール(17)を装填
し、このボールをストッパー内にへこませた状態にて摺
動溝(11)に嵌め込みストッパー押え(8)にて押え
込むことによって仮止めとしてもよく、また、更にこれ
ら仮止め手段をストッパー(4)の側面と摺動溝(1
1)の側面との間に設けてもよい。
【0018】また、上記ストッパーの形態を平面U字状
の弾力性を有する合成樹脂製の両外側部に突起を設けた
ものとし、一方摺動溝の側面前後に二つのロック穴を設
け、前記ストッパー側部の突起がそれぞれ前後の位置に
おいて該ロック穴に嵌まるようにしてもよい。
【0019】
【考案の効果】本考案は上述の如き構成を採ることによ
り、仮止め状態からの仮止め解除に際し、仮止め部に何
ら手を加えることなく、ハンドル操作により自動的に解
除できる便利さがある。また、再度仮止め状態にする場
合には、ドライバーにてストッパーを外方にスライドさ
せるだけで容易に仮止め状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の要部の分解斜視図
【図2】 本考案の要部の組立状態を示す部分斜視図
【図3】 本考案の仮止め状態の部分断面図
【図4】 本考案の仮止め状態の部分平面図
【図5】 本考案の仮止め解除状態の部分平面図
【図6】 本考案の別の仮止め状態の部分断面図
【図7】 本考案を採用したエアバッグ用通電装置の
平面図
【図8】 本考案を採用したエアバッグ用通電装置の
断面図
【符号の説明】
(1) テープ状のコード (3) ロック溝
(4) ストッパー (5) 円弧部 (6) ロックピン
(7) スリット (8) ストッパー押え (10) ローター
(11) 摺動溝 (12) ロック穴 (13) 切欠端
(14) V字状案内 (15) 深穴 (17) ボール
(18) ロック穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングコラム側に固定された断面
    コ字型のリング状のケース(2)と、ハンドル側に固定
    され、前記ケースの内周部に嵌ってハンドルと共に回動
    する筒状のローター(10)とからなる中空リング状の
    本体内に、渦巻状に形成されたテープ状のコード(1)
    をハンドルの回動操作に追従できるように収納してなる
    車両のエアバッグ用通電装置において、ローター(1
    0)の上面外周部に一定幅の摺動溝(11)を半径方向
    に設けると共に、中立位置にて前記摺動溝と合致するロ
    ック溝(3)を前記ケース(2)の内周面に設け、先端
    部が平面円弧状(5)またはハ字状に形成されたストッ
    パー(4)を、その先端部が前記ケースのロック溝
    (3)に臨むように前記ローターの摺動溝(11)に可
    逆摺動及び仮固定可能に設けた事を特徴とする車両のエ
    アバッグ用通電装置における可逆式仮止め構造。
JP1992040519U 1992-04-28 1992-04-28 車両のエアバッグ用通電装置における可逆式仮止め構造 Expired - Lifetime JPH0743983Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0592984U JPH0592984U (ja) 1993-12-17
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