JPH0743784B2 - タクシーカードシステムの自己診断装置 - Google Patents

タクシーカードシステムの自己診断装置

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JPH0743784B2
JPH0743784B2 JP2002466A JP246690A JPH0743784B2 JP H0743784 B2 JPH0743784 B2 JP H0743784B2 JP 2002466 A JP2002466 A JP 2002466A JP 246690 A JP246690 A JP 246690A JP H0743784 B2 JPH0743784 B2 JP H0743784B2
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憲彦 高木
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はタクシーカードシステムの自己診断装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
タクシーカードシステムは、残額書き換え機能をもつ先
払いカード(プリペイドカード)、後払い契約をした特
定の顧客に対して発行したメンバーズカード、後払い契
約した顧客に必要枚数発行したチケットカード、クレジ
ット会社と提携したクレジットカードなどの後払いカー
ド(ポストペイドカード)によってタクシー料金を支払
えるようにするためのものであるが、これらのカードの
全てに対応できるようにしたり、更に領収書の発行も行
えるようにした場合に、これらの機能を単一のケースに
収容した一つの装置にもたると、装置が大型になって限
られたスペースしかないタクシー車両内に設置すること
が非常に難しくなる。また、装置が非常に高価になっ
て、多数のタクシー車両に搭載しようとすると一度に多
額の資金が必要になり、このシステムを導入できるタク
シー会社が限られるようになり、広く普及するのが難し
い。
そこで、本願出願人は先に、コンポーネントタイプ、す
なわち予算或いは必要に応じてシステムを順次拡張でき
るようにすると共に、タクシー車両内のスペースの有効
利用を図ることができるようにしたコンポーネントタイ
プのタクシーカードシステムを提案した。
ところで、このコンポーネントタイプのシステムでは、
システムが複数の機器に分割され、タクシー車両に搭載
されたとき機器相互間の信号線で相互接続されるように
なっている。このため、機器単体が正常に動作すること
は勿論のこと、信号線で相互接続した状態のシステムと
しても正常に動作しなければならないが、各機器が正常
に動作すること及びシステムが正常に動作することを確
認するために、各機器の動作を確認するための各機器用
とシステム用の診断装置を用意しなければならなかっ
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上述のように各機器用とシステム用の診断装置
とを用意した場合、診断装置の数が多くなり、診断のた
めに多額の設備投資を行わなければならなくなるため、
製品コストの上昇を招くようになる。
また、システムの診断はシステムをタクシー車両に搭載
した後に行うことが難しいので、一度工場で診断した後
にタクシー車両に搭載することになるが、診断時にシス
テムとして正常であってもその後タクシー車両に搭載す
るまでに何れかの機器に不具合が生じることがあり、こ
のようなことが起こるとタクシー車両に搭載後のシステ
ムが正常に稼働しなくなり、その再診断のために機器を
取り外し、再度診断をやり直さなければならなくなるの
で、非常に手間がかかるという問題があった。
よって本発明は、上述した従来の問題に鑑み、専用の診
断装置を用意することなく、各機器及びシステムの診断
をタクシー車両に搭載後にも行えるようにしたタクシー
カードシステムの自己診断装置を提供することを課題と
している。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため本発明により成されたタクシー
カードシステムの自己診断装置は、第1図の基本構成図
に示す如く、営業と支払のタリフ状態を示す信号と、空
車タリフ時及び外部からのデータ要求に応じ各種指数デ
ータとを信号線L1を介して出力するタクシーメータ1
と、プリペイドカード或いはポストペイドカードからカ
ード情報を読み取る例えば磁気カードリーダライタ或い
は磁気カードリーダのようなカード読み取り装置6と、
例えばテンキーやファンクションキーなどのキー操作に
よってキーコードを送出する操作部3a及び例えばLEDやL
CDなどの表示データを受信して表示を行う表示部3bを有
するキーボード3と、前記タクシーメータからのデー
タ、前記カード読み取り装置からの前記カード情報、及
び前記キーボードの操作部からの操作データに基づく営
業情報を記憶する例えばICカードリーダライタあるいは
メモリカードライタのような記憶装置4と、前記タクシ
ーメータ、カード読み取り装置、キーボード及び記憶装
置を端末として有し、前記タクシーメータが前記信号線
を介して接離自在に接続され、かつ前記カード読み取り
装置、キーボード及び記憶装置が共通の通信路Lを介し
てそれぞれ独立に接離自在に接続され、前記タクシーメ
ータからの前記信号及びデータ、前記カード読み取り装
置からの前記カード情報、及び前記キーボードからの前
記キーコードを入力して、前記営業情報を作成して前記
記憶装置に記憶させる制御装置2とを備えるタクシーカ
ードシステムにおいて、前記制御装置が前記キーボード
の操作部の特定のキー操作に応じて動作を開始する自己
診断手段2−1を有し、該自己診断手段が、前記各端末
と前記信号線及び前記通信路を介して通信を行い、前記
信号線及び前記通信路を含む各端末の診断をそれぞれ行
う例えば予め定めたプログラムに従って動作するCPUの
ような複数の診断手段S2,S11,S16,S21,S26を有し、前記
各診断手段は、対応する端末に対して所定の信号を送出
し、これに対応する応答信号に基づいて前記信号線又は
前記通信路を含む対応する端末の診断を行うことを特徴
としている。
また、キーボードに対応する前記診断手段S26は、前記
操作部がその任意のキー操作によって送出するキーコー
ドを受信し、このキーコードに応じた表示を前記表示部
に行わせる表示データを前記キーボードに対して出力す
ることを特徴としている。
〔作用〕
上記構成において、タクシーカードシステムは複数の機
器に分割されてコンポーネントタイプのシステムが構成
されており、制御装置2がタクシーメータ1、カード読
み取り装置6、キーボード3及び記憶装置4を端末とし
て有し、タクシーメータが信号線L1を介して独立に接離
自在に接続され、かつカード読み取り装置、キーボード
及び記憶装置が共通の通信路Lを介してそれぞれ接離自
在に接続され、タクシーメータからの信号及びデータ、
カード読み取り装置からのカード情報、及びキーボード
からのキーコードを入力して、営業情報を作成し記憶装
置に記憶させるようになっているので、必要に応じたシ
ステム構成をとることができる。
また、制御装置がキーボードの操作部の特定のキー操作
に応じて動作を開始する自己診断手段2−1を有し、各
端末と信号線及び通信路を介して通信を行い、信号線及
び通信路を含む各端末の診断を、対応する端末に対して
所定の信号を送出し、これに対応する応答信号に基づい
て信号線又は通信路を含む対応する端末の診断を行うこ
とができるようになっているので、制御装置2及び各端
末をタクシー車両に搭載し相互接続した状態で、制御装
置と各端末の間の通信機能を利用してシステム全体の診
断を行うことができる。
特に、テンキーやファンクションキーなどの操作部3aと
LEDやLCDなどの表示部3bを有するキーボード3の操作部
3aの各キーについての診断は、前記操作部3aの任意のキ
ー操作によって前記キーボード3が送出するキーコード
を受信し、このキーコードに応じた表示データを前記キ
ーボード3に対して出力することで行う。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本発明によるタクシーカードシステムの自己診
断装置の一実施例を示し、同図において、タクシーカー
ドシステムは全コンポーネントを組み合わせた状態で示
されている。
同図において、1は既設の電子式タクシーメータであ
り、このタクシーメータ1はコントロールボックス2に
専用の信号線L1を介して接続されている。コントロール
ボックス2にはまた、磁気カードリーダ付キーボード
3、ICカードリーダライタ4、プリンタ5及び磁気カー
ドリーダライタ6が共通の通信路Lから分岐した信号線
L2乃至L5をそれぞれ介して接続されている。上記信号線
L1乃至L5による相互接続を行うため、コントロールボッ
クス2には各信号線端に設けられた図示しないコネクタ
挿入孔が予め形成されている。上記電子式タクシーメー
タ1、磁気カードリーダ付キーボード3、ICカードリー
ダライタ4、プリンタ5及び磁気カードリーダライタ6
はコントロールボックス2の端末として働く。
上記タクシーメータ1は少なくとも営業と支払のタリフ
状態を示すウインドサイン信号を信号線L1を介して出力
できる。このタクシーメータ1としては、空車タリフ時
及び外部からのデータ要求に応じて各種指数データを出
力できるものも適用できる。
上記コントロールボックス2はタクシーカードシステム
の端末をコントロールするめのもので、カード情報の
他、タクシーメータ1や磁気カードリーダ付キーボード
3からのデータに基づいて営業情報を作成して記憶する
機能を有する。このためにコントロールボックス2は、
タクシーメータのタリフ、走行、停止などを監視する
他、時計機能を内蔵し、年月日、時刻、車両ナンバーな
どを記憶している。
上記磁気カードリーダ付キーボード3は、テンキーや各
種ファンクションキーを有するキー操作部3a、各種の表
示を行う表示部3b、クレジットカードのようなポストペ
イドカードからカード情報を磁気的に読み取る磁気カー
ドリーダ3cの他、図示しないブザーを備える。このキー
ボード3は、メータ料金以外の高速料金、駐車料金など
の追加料金や割引料金を入力し、入力したデータを演算
処理するために使用する他、乗車地、降車地、乗車人員
などを入力したり、カード残額、料金、追加料金や各種
カードの支払種別などを表示するために使用する。クレ
ジットカードでの支払時にカード読み取り、カードチェ
ック、料金入力を行うのに使用する。またクーポンやチ
ケットなどでの支払時にも使用する。更に後述する自己
診断機能を順次進行させるための操作手段としても使用
される。
上記ICカードリーダライタ4は、ICカードに乗降地デー
タなどの営業時系列データ、支払データの書き込みを行
う。また、データ収集ができるか否かを表示できるよう
になっている。ICカードとしてはデータの消去、再書き
込みができるEEPROMタイプのカードが使用され、このカ
ードにはまた各種データ、乗務員ナンバーの他、地区
名、システム区分などを設定するためのデータも記憶さ
れる。
上記プリンタ5は、利用書(領収書)への料金、利用年
月日、時刻などをプリントしフィードボタン5aによる紙
送り機能をもっている。
上記磁気カードリーダライタ6は、磁気カード式プリペ
イドカード或いはポストペイドカードでの支払時にカー
ド読み取り、チェック、料金入力、残額書き直しなどを
行い、カードによってはパンチ穴による残額の目安を表
示する。
以上の構成により、タクシーの出庫時にタクシー内にお
いてICカードをICカードリーダライタ4にセットする。
営業時にはタクシーメータ1を操作する。支払時にはメ
ータ以外の料金を入力し、次に磁気カードリーダ付キー
ボード3の磁気カードリーダ3cやカードリーダライタ6
にカードを差し込み、料金の支払いを受ける。このとき
磁気カードリーダ付キーボード3のキー操作部3aで入力
された料金は自動的にメータ料金に加算されて表示部b
に表示されると共に、カードの残高やカードでの支払時
の現金不足分なども表示部3bに表示される。支払後はプ
リンタ5により利用書が自動的に発行され、乗客に渡さ
れる。入庫時にはICカードリーダライタ4からICカード
が抜き取られる。
ICカードリーダライタ4から抜き取られたICカードはタ
クシー会社の営業所において事務所用リーダライタに挿
入され、これによって納金ジャーナルを出力し、営業成
果などを入手する。また料金情報はコンピュータに送出
される。
上記のように収集された料金情報のうちのカードに関す
る情報はカード会社において精算処理を行うために利用
され、後払いの料金情報によって各顧客に利用料金の請
求を行う。
上記コントロールボックス2は第3図に示すように構成
されており、予め定められた制御プログラムに従って動
作するマイクロコンピュータ(CPU)2aと、上記制御プ
ログラムなどを格納するROM2b、各種データを格納するR
AM2c、カレンダ及び時計2d、端末インターフェース2eな
どを有する。このコントロールボックス2はタクシーメ
ータ1との間では信号及びデータの授受を常時行えるよ
うになっているが、磁気カードリーダ付キーボード3、
ICカードリーダライタ4、プリンタ5及び磁気カードリ
ーダライタ6との間ではこれらのうちから選択された一
つと端末インターフェース2eを介して信号及びデータの
授受を行えるようになっている。
そして、タクシーメータ1からは営業、迎車、ストロー
ブ、データ、スピード、空車、賃走、2割増、支払/待
の各信号を入力し、タクシーメータ1に対してはデータ
要求信号を出力するようになっている。また、磁気カー
ドリーダ付キーボード3からはキーオンデータ及びカー
ドデータを入力し、磁気カードリーダ付キーボード3に
対しては表示データなどを出力する。そして、ICカード
リーダライタ4からカード挿入データ、カード排出デー
タ、カードデータなどを入力し、ICカードリーダライタ
4に対してはカード書き込みデータ、IDコードデータを
出力する。更に、プリンタ5から各ボタン操作状態信号
を入力し、プリンタ5に対しては利用書データ及び累計
営業データを出力し、かつ磁気カードリーダライタ6か
らは磁気カードデータ及び動作状態データを入力し、磁
気カードリーダライタ6に対しては磁気カード書き込み
データ、動作指示及び排出指示信号を出力するように動
作する。以上のような動作によって、コントロールボッ
クス2は、上述したようにカードデータや営業情報を収
集するようにシステムを制御する。
また、コントロールボックス2はこのシステムを制御す
る本来の仕事の他に、端末が接続されてシステムが構成
された状態でシステムを構成する各機器及びシステム全
体の診断を行うための制御プログラムを上記ROM2b中に
もっていて、磁気カードリーダ付キーボード3の特定の
キー操作によって、自己診断モードに入るようになって
いて、これについては後述する。
上述のようにコントロールボックス2はタクシーメータ
1との間に常時通信路が形成されているが、他の端末と
の間では一つの通信路しか形成されていないので、端末
インターフェース2eを介して通信する端末を選択する制
御を行う。コントロールボックス2と各端末との間の通
信は、簡易形ベーシック手順で行われる。まず、主局と
従局が共に送信データがない場合には、第4図に示すよ
うに主局から従局にDLE(伝送制御拡張)とENQ(問い合
わせ)の制御コードを送り、これを受け取った従局は主
局に対してDLEとEOT(伝送終了)の制御コードを送り、
この動作を繰り返す。
また、主局がデータを送信する場合には、第5図に示す
ように主局はDLEとENQの送信後従局からDLEとEOTを受信
すると、従局に対してDLEと、STX(デキスト開始)と、
テキスト、DLEと、ETX(デキスト終了)と、BCC(バイ
ナリーチェックコード)とを順次送る。これを受け取っ
た従局は主局に対してDLEとACK(肯定応答)とを送る。
これを受け取った主局は従局に対してDLEとEOTを送り、
これに対して従局は受信終了を示すDLEとEOTを主局に送
り、これに対して主局は送信終了を示すDLEとENQとを従
局に送ってデータ送信を終了する。
そして、従局がデータを送信する場合には、第6図に示
すように主局からのDLEとENQを受信すると、主局に対し
てDLEと、STX(デキスト介し)と、テキスト、DLEと、E
TX(デキスト終了)と、BCC(バイナリーチェックコー
ド)とを順次送る。これを受け取った主局は従局に対し
てDLEとACK(肯定応答)とを送る。これを受け取った従
局は主局に対して送信終了を示すDLEとEOTを送り、これ
に対して主局は受信終了を示すDLEとEOTを従局に送る。
上述のデータ送信においてBCCエラーが生じた場合は、
受信側からDLEとNAK(否定応答)を送り、これを受け取
った送信側は再度データ送信を行う。主局からのポーリ
ングに対して従局から応答がない場合には、一定時間お
いて主局からポーリングを繰り返す。そして、テキスト
に対する応答が受信側からない場合も、送信側から一定
時間において再度テキストの送信を行う。その他、ACK
に対する無応答、EOTに対する無応答、ETX抜けなどにつ
いても適宜のコードの授受によってデータ送信を処理す
る。
次に、自己診断を行う際の操作手順と診断の内容につい
てその概略を説明する。
自己診断モードにするときには、先ず磁気カードリーダ
付キーボード3の操作部3aの予め定められた特定のキー
を操作する。このキー操作による信号をコントロールボ
ックス2が正常に受け取ると、磁気カードリーダ付キー
ボード3に対してその表示部3bを構成するLED、LCDを全
て点灯するための表示データとブザーを断続鳴動させる
データを送る。これに応じて磁気カードリーダ付キーボ
ード3の表示部3bが正常に点灯し、ブザーが断続鳴動す
れば、コントロールボックス2と磁気カードリーダ付キ
ーボード3との間の信号線が正常であり、かつ磁気カー
ドリーダ付キーボード3の表示部3bとブザーも正常に動
作することが確認できる。その後は、磁気カードリーダ
付キーボード3の操作部3aの各キーのテストモードにな
り、このモードになると表示部3bにその旨の表示、例え
ば「キーテスト」を行わせる。
このキーテストモードでは、磁気カードリーダ付キーボ
ード3の各キーを順に操作すると、そのキーに対して予
め定められたコードを磁気カードリーダ付キーボード3
からコントロールボックス2に送る。コントロールボッ
クス2はこの送られてきたコードをそのまま磁気カード
リーダ付キーボード3に表示データとして送り返すよう
になっている。このコントロールボックス2からの表示
データを受け取った磁気カードリーダ付キーボード3は
この表示データによって表示部3bに表示を行わせる。従
って、この表示を視認して操作したキーに対して予め定
めたコードの文字或いは数字であるか否かを確認するこ
とによって、その操作したキーが正常に働いていること
を判断することができる。このキーテストは全てのキー
について行うことができ、テスト終了後或いは次のテス
トに移りたいときには所定のキーを操作すればよい。
次のテストはプリンタテストモードであり、プリンタテ
ストモードになったことを示す表示を磁気カードリーダ
付キーボード3の表示部3bに例えば「プリンタテスト」
という表示を行わせる。その後コントロールボックス2
がプリンタ5に信号線を介して所定のコマンドを送り、
これに応じてプリンタ5の制御ラインがオンライン状態
になるか否かをコントロールボックス2側で監視し、こ
の監視によってオンライン状態になったことが確認でき
たときには、コントロールボックス2とプリンタ5との
間の信号線が正常であると判断する。その後、磁気カー
ドリーダ付キーボード3の操作部3aの所定のキーを操作
すると、コントロールボックス2からプリンタ5に対し
て全キャラクタの印字データを送り、プリンタ5にその
印字動作を行わせる。上述のような印字動作及び信号線
に異常がなければ、表示部3bに「セルフテストOK」とい
う表示を行わせ、テストに異常があれば「プリンタイジ
ョウ」という点滅表示を行わせる。
上記プリンタテストが終了したとき或いはこのテストを
省略したいときには、磁気カードリーダ付キーボード3
の操作部3aの予め定めたキーを操作することで、次のIC
カードリーダライタテストモードに進み、「ICC/Rテス
ト」なる表示を表示部3bに行わせる。このテストを省略
したいときには磁気カードリーダ付キーボード3の操作
部3aの所定のキーを操作すると次のテストモードに進む
が、テストを更に行うときには操作部3aの所定のキーを
操作すると、先ずICカードリーダライタ4に対して所定
のコマンドを送り、これに対するレスポンスすなわちAC
KがICカードリーダライタ4から返ってくるかどうかを
確認し、返ってくればコントロールボックス2とICカー
ドリーダライタ4との間の信号線が正常であると判断す
る。その後ICカードをICカードリーダライタ4に挿入
し、所定のキーを操作すれば、コントロールボックス2
はカードセキュリティコードをICカードリーダライタ4
に対して送り、正常レスポンスが返ってくるかどうかを
監視する。これはコントロールボックスから送ったコー
ドとICカードに記憶されているコードとが一致している
かどうかをチェックすることで、ICカードリーダライタ
4とICカードとの間の通信路が正常であるかどうかを診
断するためのものである。正常であれば次にコントロー
ルボックス2からライトコマンドを指定のアドレスに送
り、正常レスポンスが返ってくるかどうかを監視する。
正常レスポンスが返ってきたときには続いてリードコマ
ンドを指定のアドレスに送り上記ライトコマンドによっ
てライトした内容を読み出し、その結果によってICカー
ドのデータチェックを行う。以上のチェックが正常に行
われたときには磁気カードリーダ付キーボード3の表示
部3bに「セルフテストOK」なる表示を行い、異常があっ
た場合には所定時間以内で「ICC/Rイジョウ」を点滅表
示する。
上記ICカードリーダライタテストモードが正常に終わっ
たとき或いはこのテストを飛ばしたときにはメモリカー
ドリーダライタテストモードに進み、「MCC/Rテスト」
なる表示を表示部3bに行わせる。このテストを省略した
いときには磁気カードリーダ付キーボード3の操作部3a
の所定のキーを操作すると次のテキストモードに進む
が、テストを更に行うときには所定のキーを操作すれば
は先ずICードリーダライタ4の代わりに設けられたメモ
リカードリードライタに対して所定のコマンドを送り、
これに対するレスポンスすなわちACKがメモリカードリ
ーダライタから返ってくるかどうかを確認し、返ってく
ればコントロールボックス2メモリカードリーダライタ
との間の信号線が正常であると判断することができる。
その後メモリカードをメモリカードリーダライタに挿入
し、所定のキーを操作すれば、コントロールボックス2
はライトコマンドを指定のアドレスに送り、正常レスポ
ンスが返ってくるかどうかを監視する。正常レスポンス
が返ってきたときには続いてリードコマンドを指定のア
ドレスに送り上記ライトコマンドによってライトした内
容を読み出し、その結果によってメモリカードのデータ
チェックを行う。以上のチェックが正常に行われたとき
には磁気カードリーダ付キーボード3の表示部3bに「セ
ルフテストOK」なる表示を行い、異常があった場合には
所定時間以内で「メモリC/Rイジョウ」を点滅表示す
る。
上記メモリカードリーダライタテストモードが正常に終
わったとき或いはこのテストを飛ばしたときには磁気カ
ードリーダライタテストモードに進み、磁気カードリー
ダ付キーボード3の表示部3bに「ジキC/Rテスト」なる
表示を行わせる。このテストを省略したいときには磁気
カードリーダ付キーボード3の操作部3aの所定のキーを
操作すると次にテストモードに進むが、テストを更に行
うときには操作部3aの所定のキーを操作すると、先ず磁
気カードリーダライタ6に対して所定のコマンドを送
り、これに対するレスポンスすなわちACKが磁気カード
リーダライタから返ってくるかどうかを確認し、これに
よってコントロールボックス2と磁気カードリーダライ
タとの間の信号線が正常であると判断することができ
る。その後モータ駆動コマンドを送り正常レスポンスが
返ってくるかどうかを監視し、モータイニシャルチェッ
クを行う。
上記磁気カードリーダライタテストモードが正常に終わ
ったとき或いはこのテストを飛ばしたときにはタクシー
メータテストモードに進み、タクシーメータテストモー
ドに進んだことを示す「タクシーメータテスト」なる表
示を表示部3bに行わせる。このテストを省略したいとき
には磁気カードリーダ付キーボード3の操作部3aの所定
のキーを操作すると次のテストモードに進み、テストを
進めるときには所定のキーを操作すれば、先ずタクシー
メータ1にデータ要求を行い、タクシーメータ1からデ
ータが返ってくるかどうかを確認してコントロールボッ
クス2とタクシーメータ2との間の通信路のチェックを
行う。そして正常にデータが返ってきたときにはその内
容解析を行い、タクシーメータ1に所定のコードが記憶
されているか、データ長及び通信プロトコルが守られて
いるのかのチェックを行う。以上のチェックが正常に行
われたときには磁気カードリーダ付キーボード3の表示
部3bに「セルフテストOK」なる表示を行い、異常があっ
た場合には所定時間以内で「タクシーメータイジョウ」
を点滅表示する。
上記タクシーメータテストモードが正常に終わったとき
或いはこのテストを飛ばしたときにはタクシーメータタ
リフ(ウインドサイン)信号テストモードに進む。この
テストを省略したいときには磁気カードリーダ付キーボ
ード3の操作部3のキーを操作すると、次のテストモー
ドに進み、更にテストを進めるときには所定のキーを操
作することでタリフが空車時には「タリフチェック1・
・・・・・」なる表示を表示部3bに行わせる。また迎車
時には「タリフチェック・11・・・・」、賃走時には
「タリフチェック・1・1・・・」、2割増時には「タ
リフチェック・1・・1・・」、支払時には「タリフチ
ェック・1・・・・1」なる表示を行うようになってい
て、これと異なる表示が行われたときにはタリフサイン
信号に異常があるを知ることができる。
上記タクシーメータタリフ(ウインドサイン)信号テス
トモードが正常に終わったとき或いはこのテストを飛ば
したときにはタクシーメータスピード信号テストモード
に進む。このテストを省略したいときには磁気カードリ
ーダ付キーボード3の操作部3aのキーを操作すると、自
己診断モードを解消して通常の動作に戻る。上記操作を
行わないときタクシー車両の走行によりその時のスピー
ドを例えば「スピード0km/H」のような表示を表示部3b
に行わせ、この表示と例えばタクシー車両のスピードメ
ータの表示とを見比べることによってスピード信号が正
常であることを判断することができる。
以上概略説明した動作の詳細をコントロールボックス2
のCPU2aが予め定めたプログラムに従って行う仕事を示
す第7図及び第8図のフローチャート図を参照して説明
するが、その前に磁気カードリーダ付キーボード3が有
する図示しないマイクロコンピュータ(CPU)が予め定
めたプログラムに従って行う仕事を第9図のフローチャ
ート図を参照した簡単に説明する。磁気カードリーダ付
キーボード3が有するCPUはその電源投入によって動作
を開始し、その最初のステップS51において操作部3bの
キー操作があるか否かを判定する。操作があればステッ
プS52に進んでそのキーコードをコントロールボックス
2に対して送出する。操作がなくステップS51の判定がN
OのときはステップS53に進んでコントーロルボックス2
からのデータなどの受信があるか否かを判定し、判定が
NOのときはステップS51に戻る。コントロールボックス
2からの受信があるときはステップS54に進んでその受
信したデータなどに基づくコマンドを実行する。コマン
ドが例えば表示データのときは表示部3bにその表示デー
タに基づく表示を行う。ステップS54の実行後はステッ
プS55に進んでACKをコントロールボックス2に送信して
ステップS51に戻る。
第7図のフローチャート図に示すコントロールボックス
2のCPU2aが実行する仕事は、磁気カードリーダ付キー
ボード3の操作部3aの所定のキー操作によって自己診断
モードに入るとスタートし、その最初のステップS1にお
いて磁気カードリーダ付キーボード3に表示データを送
り、その表示部3bを構成するLEDやLCDを全灯表示させ
る。その後ステップS2に進み、ここでキーボードチェッ
クモードを第8図(a)に示すサブルーチンに基づいて
実行する。
第8図(a)のサブルーチンでは、先ずの最初のステッ
プS2aにおいてキーボード3からのキーコードの受信を
行い、続くステップS2bにおいて受信したコードがこの
モードを終わらせ次のモードに移ることを指令するチェ
ックENDデータであるか否かを判定する。判定がNOのと
きはステップS2cに進み、ここで受信したデータ中のBCC
のチェックを行い、このチェックの結果がOKであるか否
かを続くステップS2dにおいて判定する。この判定がYES
のときはステップS2eに進み、ここで上記ステップS2aに
おいて受信したキーコードをそのまま送信する。その後
ステップS2fに進み、ここで上記ステップS2eにおいて行
った送信がOKであるか否かをキーボード3からのACKが
あるか否かによって判定する。キーボード3からACKを
受け取るとステップS2fの判定がYESとなり、上記ステッ
プS2aに戻り、次のキーコードの受信を行い、上述のス
テップS2b乃至2fの動作を繰り返し、キーボード3の操
作部3aの全てのキーについてのキーテストを行うことが
できる。
上記ステップS2aにおいてチェックENDデータを受信し、
ステップS2bの判定がYESとなるとステップS2gに進み、
ここで正常フラグをセットした後第7図のフローチャー
ト図の次のステップS3に進む。また上記ステップS2dの
判定がNO、すなわちBCCチェックに異常があったときに
はステップS2hに進み、ここで異常フラグをセットした
後上記ステップS3に進む。更に上記ステップS2fの判定
がNOのときすなわちキーボード3からACKを受信しなか
ったときにはステップS2iに進み、ここで異常フラグを
セットしてから上記ステップS3に進む。
第8図(a)の上記サブルーチンの実行後に進むステッ
プS3において、サブルーチンでセットされたフラグが正
常であるか否かを判定し、フラグが正常であり判定がYE
SのときはステップS4に進み、フラグが異常であり判定
がNOのときはステップS5において異常メッセージを出力
した後ステップS4に進む。ステップS4においてはキーボ
ード3の操作部3aにおいて所定のキーが操作されたか否
かを判定し、判定がNOのときはステップS6に進み、ここ
でプリンタチェックモードを第8図(b)に示すサブル
ーチンに基づいて実行する。
第8図(b)のサブルーチンでは、先ずの最初のステッ
プS6aにおいてプリンタ5に対して印字データを送る。
その後ステップS6bに進み、ここでプリンタ5の所定の
制御ラインが正常動作時の状態に戻るか否かを監視す
る。この監視の結果、正常状態に戻っていてステップS6
bの判定がYESの場合はステップS6cに進み、ここで正常
フラグをセットした後第7図のフローチャート図のステ
ップS7に進む。また判定がNOの場合はステップS6dに進
み、ここで異常フラグをセットした後上記ステップS7に
進む。
第8図(b)の上記サブルーチンの実行後に進むステッ
プS7において、サブルーチンでセットされたフラグが正
常であるか否かを判定し、フラグが正常であり判定がYE
SのときはステップS8に進み、ここで正常メッセージを
キーボード3の表示部3bに表示させてからステップS9に
進む。またフラグが異常でありステップS7の判定がNOの
ときはステップS10に進み、ここで異常メッセージをキ
ーボード3の表示部3bに表示させた後ステップS9に進
む。ステップS9においてはキーボード3の操作部3aにお
いて所定のキーが操作されたか否かを判定し、判定がNO
のときはステップS11に進み、ここでICカードリーダラ
イタチェックモードを第8図(c)に示すサブルーチン
に基づいて実行する。
第8図(c)のサブルーチンでは、先ずの最初のステッ
プS11aにおいてカードの確認を行う。このカードの確認
動作においてはカードの有無を確認するためのコマンド
を送り、これに対する応答を受信する。その後ステップ
S11bに進み、ここでカード確認動作が正常に行われたか
否かを判定し、判定がYESのときはコントロールボック
ス2とICカードリーダライタ4との間の通信路が正常に
動作しているとしてステップS11cに進み、ここでID照合
を行う。このID照合のため、所定のIDコードをICカード
リーダライタ4に送り、照合結果をICカードリーダライ
タ4から受け取る。次にステップS11dに進み、ここでシ
ステムパスワード及びユーザパスコードの照合を行う。
上記ステップS11c及び11dの実行後はステップS11eに進
み、ここで上記照合の結果がOKであったか否を判定す
る。照合の結果がOKでステップS11eの判定がYESのとき
はステップS11fに進む。
ステップS11fにおいてはライトコマンドをICカードリー
ダライタ4に送り、それに対するレスポンスを受信す
る。その後ステップS11gに進み、ここでレスポンスを正
常に受信したか否かを判定する。ステップS11gの判定が
YESのときはステップS11hに進み、ここでICカードリー
ダライタ4に対してリードコマンドを送り、この結果読
まれたデータが受信する。その後ステップSiに進み、こ
こでステップS11fがライトコマンドがステップS11bのリ
ードコマンドで正常に読み取れたか否かを判定する。ス
テップS11iの判定がYESのときは続くステップS11jにお
いて正常フラグをセットした後、第7図のフローチャー
ト図のステップS12に進む。なお、上記ステップS11b、S
11e、S11g及び11iの判定がNOのときはそれぞれステップ
S11k、S11l、S11m及S11nに進み、各ステップにおいて異
常フラグをセットした後第7図のフローチャート図のス
テップS12に進む。
第8図(c)の上記サブルーチンの実行後に進むステッ
プS12において、サブルーチンでセットされたフラグが
正常であるか否かを判定し、フラグが正常であり判定が
YESのときはステップS13に進み、ここで正常メッセージ
をキーボード3の表示部3bに表示させてからステップS1
4に進む。またフラグが異常でありステップS12の判定が
NOのときはステップS15に進み、ここで異常メッセージ
をキーボード3の表示部3bに表示させた後ステップS14
に進む。
なお、上記ステップS11k乃至S11nにおいてセットするフ
ラグを互いに識別できるようなものにすれば、ステップ
S15に於ける異常メッセージによって異常の内容を表示
することができる。まず、ステップS11kでセットさた異
常フラグによってコントロールボックス2とICカードリ
ーダライタ4との間の通信路やICカードリーダライタ4
内のセンサの異常を知らせることができる。また、ステ
ップS11lの異常フラグによっててはICカードリーダライ
タ4とICカードとの間の通信路の異常、カード誤り、カ
ード不良などを知らせることができる。更に、ステップ
S11mの異常フラグによっては例えばライトコマンドがIC
カードリーダライタ4側で確認できないことなどの異常
を知らせ、ステップS11nの異常フラグによってはリード
コマンドが認識できないこと、カード異常、データ変換
機能異常などを知らせる。
上記ステップS14においては、キーボード3の操作部3a
において所定のキーが操作されたか否かを判定し、判定
がNOのときはステップS16に進み、ここでメモリカード
リーダライタチェックモードを第8図(c)に示すサブ
ルーチンに基づいて実行する。
第8図(c)のサブルーチンでは、先ずステップS16aに
おいてカードの確認を行う。このカードの確認動作にお
いてはカードの有無を確認するためのコマンドを送り、
これに対する応答を受信する。その後ステップS16bに進
み、ここでカード確認動作が正常に行われたか否かを判
定し、判定がYESのときは上記ステップS11fに進み、ス
テップS11gなどのそれ以降のステップを実行する。また
ステップS16bの判定がNOのときはステップS16cに進み、
ここで異常フラグをセットしてから第7図のフローチャ
ート図のステップS17に進む。
上記ステップS17においては、サブルーチンでセットさ
れたフラグが正常であるか否かを判定し、フラグが正常
であり判定がYESのときはステップS18に進み、ここで正
常メッセージを表示させてからステップS19に進む。ま
たフラグが異常でありステップS17の判定がNOのときは
ステップS20に進み、ここで異常メッセージを表示させ
る。
上記ステップS19においては、キーボード3の操作部3a
において所定のキーが操作されたか否かを判定し、判定
がNOのときはステップS21に進み、ここで磁気カードリ
ーダライタチェックモードを第8図(d)に示すサブル
ーチンに基づいて実行する。
第8図(d)のサブルーチンでは、先ずステップS21aに
おいてイニシャルコマンドを送り、その後ステップS21b
に進み、ここでステップS21aで送ったコマンドに対する
レスポンスを判定し、レスポンスが正常で判定がYESで
あればステップS21cに進み、判定がNOであればステップ
S21dに進む。ステップS21cでは正常フラグを、ステップ
S21dでは異常フラグをそれぞれセットしてから第7図の
フローチャート図のステップS22に進む。
上記ステップS22においては、サブルーチンでセットさ
れたフラグが正常であるか否かを判定し、フラグが正常
であり判定がYESのときはステップS23に進み、こここで
正常メッセージを表示させてからステップS24に進む。
またフラグが異常でありステップS22の判定がNOのとき
はステップS25に進み、ここで異常メッセージを表示さ
せてからステップS24に進む。
上記ステップS24においては、キーボード3の操作部3a
において所定のキーが操作されたか否かを判定し、判定
がNOのときはステップS26に進み、ここでタクシーメー
タチェックモードを第8図(e)に示すサブルーチンに
基づいて実行する。
第8図(e)のサブルーチンでは、先ずステップS26aに
おいてデータ要求信号をタクシーメータ1に送った後ス
テップS26aに進み、ここでデータ要求に応じてタクシー
メータ1から送出される指数データについてそのデータ
長、BCCなどのチェックを行う。その後ステップS26cに
進み、ここで上記ステップS26bにおけるチェックの結果
がOKであったか否を判定する。この判定結果がOKであ
り、判定がYESのときはステップS26dで正常フラグをセ
ットし、判定がNOのときはステップS26eで異常フラグを
セットした後第7図のフローチャート図のステップS27
に進む。
上記ステップS27においては、サブルーチンでセットさ
れたフラグが正常であるか否かを判定し、フラグが正常
であり判定がYESのときはステップS28に進み、ここで正
常メッセージを表示させてからステップS29に進む。ま
たフラグが異常でありステップS27の判定がNOのときは
ステップS30に進み、ここで異常メッセージを表示させ
てからステップS29に進む。
上記ステップS29においてはキーボード3の操作部3aに
おいて所定のキーが操作されたか否かを判定し、判定が
NOのときはステップS31に進み、ここでタリフチェック
モードを第8図(f)に示すサブルーチンに基づいて実
行する。
第8図(f)のサブルーチンでは、ステップS31aにおい
て、タリフ操作によって入力されるウインドサイン信号
に基づいてキーボード3の表示部3bに表示データを出力
し、タリフに応じた表示を行わせ、タクシーメータ1と
コントロールボックス2との間の信号線が正常に接続さ
れているかどうかなどのチェックを行えるようにする。
その後ステップS31bに進み、ここで磁気カードリーダ付
キーボード3の操作部3aの所定のキーの操作によって発
生されるチェックENDデータを受信したか否かを判定
し、この判定がNOの間ステップS31a及びS31bを繰り返
し、判定がYESとなったところで第7図のフローチャー
ト図のステップS32に進む。
上記ステップS32においては、スピードチェックモード
を第8図(g)に示すサブルーチンに基づいて実行す
る。このサブルーチンでは、ステップS32aにおいて、タ
クシー車両の走行によって発生されるスピード信号を入
力し、この入力したスピード信号に基づいてスピードを
計測する。この計測の結果は磁気カードリーダ付キーボ
ード3に表示データを出力し、表示部3bにスピード表示
を行わせる。その後ステップS32bに進み、ここで磁気カ
ードリーダ付キーボード3の操作部3aの所定のキーの操
作によって発生されるチェックENDデータを受信したか
否かを判定し、この判定がNOの間ステップS32a及び32b
を繰り返し、判定がYESとなったところで第7図のフロ
ーチャートに戻る。
〔効 果〕
以上説明したように本発明によれば、各端末がそれぞれ
信号線又は通信路を介して独立に接離自在に接続され、
端末の一つである記憶装置への料金情報の記憶を制御す
る制御装置に、キーボードの特定のキー操作に応じて動
作を開始する自己診断手段を持たせ、この自己診断手段
が有する各端末に対応する診断手段によって、各端末と
信号線又は通信路を介して通信を行い、信号線及び通信
路を含む各端末の診断を行うようにしているので、別途
診断装置を用意しなくてもよく、その分の費用が削減で
きてコストダウンを図ることができる。
また、システムの診断をシステムをタクシー車両に搭載
した状態で、任意時点で行うことができるので、端末の
増設に伴う診断が簡単に行える他、不具合が生じたとき
に直ちに診断を行ってその原因を把握することができ、
システムが正常に稼働しないまま、タクシー車両の営業
が行われることが確実に防止でき、仮にシステムが稼働
しなくなっても、その再診断のために端末を取り外さな
くてもよく、手間がかからないという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるタクシーカードシステムの自己診
断装置の基本構成を示すブロック図、 第2図は本発明によるタクシーカードシステムの自己診
断装置の実施例を示す構成図、 第3図は第2図中のコントロールボックスの回路構成を
示すブロック図、 第4図乃至第6図はコントロールボックスと各端末との
通信形態を示す説明図、 第7図及び第8図は第3図中のCPUが行う仕事を示すフ
ローチャート図、 第9図は第2図中のキーボードが行う仕事を示すフロー
チャート図である。 1……タクシーメータ、2……コントロールボックス、
3……キーボード、3a……操作部、3b……表示部、4…
…記憶装置(ICカードリーダライタ、メモリカードリー
ダライタ)、6……カード読み取り装置(磁気カードリ
ーダライタ)、L1,L2,L3,L5……信号線、2−1……自
己診断手段(CPU)、S2,S11,S16,S21,S26……診断手段
(CPU)。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07B 13/00 M G07F 7/08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】営業と支払のタリフ状態を示す信号と、空
    車タリフ時及び外部からのデータ要求に応じ各種指数デ
    ータとを信号線を介して出力するタクシーメータと、プ
    リペイドカード或いはポストペイドカードからカード情
    報を読み取るカード読み取り装置と、キー操作によって
    キーコードを送出する操作部及び表示データを受信して
    表示を行う表示部を有するキーボードと、前記タクシー
    メータからのデータ、前記カード読み取り装置からの前
    記カード情報、及び前記キーボードの操作部からの操作
    データに基づく営業情報を記憶する記憶装置と、前記タ
    クシーメータ、カード読み取り装置、キーボード及び記
    憶装置を端末として、前記タクシーメータが前記信号線
    を介して独立に接離自在に接続され、かつ前記カード読
    み取り装置、キーボード及び記憶装置が共通の通信路を
    介してそれぞれ接離自在に接続され、前記タクシーメー
    タからの前記信号及びデータ、前記カード読み取り装置
    からの前記カード情報、及び前記キーボードからの前記
    キーコードを入力して、前記営業情報を作成して前記記
    憶装置に記憶させる制御装置とを備えるタクシーカード
    システムにおいて、 前記制御装置が前記キーボードの操作部の特定のキー操
    作に応じて動作を開始する自己診断手段を有し、 該自己診断手段が、前記各端末と前記信号線及び前記通
    信路を介して通信を行い、前記信号線及び前記通信路を
    含む各端末の診断をそれぞれ行う複数の診断手段を有
    し、 前記各診断手段は、対応する端末に対して所定の信号を
    送出し、これに対する応答信号に基づいて前記信号線又
    は前記通信路を含む対応する端末の診断を行う ことを特徴とする自己診断装置。
  2. 【請求項2】前記キーボードに対応する前記診断手段
    は、前記操作部がその任意のキー操作によって送出する
    キーコードを受信し、このキーコードに応じた表示を前
    記表示部に行わせる表示データを前記キーボードに対し
    て出力する表示データ出力手段を有する ことを特徴とする請求項1記載の自己診断装置。
JP2002466A 1990-01-11 1990-01-11 タクシーカードシステムの自己診断装置 Expired - Lifetime JPH0743784B2 (ja)

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