JPH0743775Y2 - レーザパワー制御装置 - Google Patents

レーザパワー制御装置

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JPH0743775Y2
JPH0743775Y2 JP9975188U JP9975188U JPH0743775Y2 JP H0743775 Y2 JPH0743775 Y2 JP H0743775Y2 JP 9975188 U JP9975188 U JP 9975188U JP 9975188 U JP9975188 U JP 9975188U JP H0743775 Y2 JPH0743775 Y2 JP H0743775Y2
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recording
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laser
circuit
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JP9975188U
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兆司 山崎
正 大槻
靖章 中根
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Sony Corp
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Sony Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、光学記録再生装置の内部温度に即してレーザ
パワーを制御することができるレーザパワー制御装置に
関するものである。
[考案の概要] 本考案は、光学記録再生装置内の温度を検出する内部温
度検出手段と、レーザドライブ回路を制御する制御手段
及び、高温警告を表示する表示手段を備えた光学記録再
生装置のレーザパワー制御装置であって、記録あるいは
消去時に前記内部温度検出手段によって検出された内部
温度が所定温度以上となったときに、前記制御手段が、
前記表示手段によって警告を表示させるとともにレーザ
ドライブ回路を制御することによってレーザパワーを再
生時のパワーレベルまで低下させ、記録あるいは消去動
作を中断させるようにしたものである。
このようにすることによって、光学ドライブ装置内での
温度上昇が抑制され、高温状態が継続することはないた
め、レーザダイオードの劣化を阻止するとともに、記録
データのエラーレートを低下させることができる。
[従来の技術] 光学記録再生装置は、一般的に高温状態下での使用には
適していない。なぜならその装置内においては、シーク
時のリニアモータの高速移動やレーザ光自体から発生す
る温度等によって、大体、室温より30度程度高い温度と
なってしまい、特に機器周囲の温度が高温であるとそれ
に伴って装置内温度も上昇し、各種の悪影響があらわれ
る。
例えば、使用時にこのように装置内の温度が上昇して適
正温度以上になってしまうと、レーザダイオードの劣化
やディスクに記録されたデータの劣化が加速されたり、
また電気部品、メカニカル部品の誤動作も多発するよう
になる。さらに記録あるいは消去時においては、その記
録、消去特性はディスク等の記録媒体の温度に依存する
ことが知られており、例えば記録時の温度変化に伴って
記録されるピットの大きさや形状が異なってしまう等の
現象が発生する。
このため本出願人は先に、装置内温度が所定温度以上に
なってしまったときには、レーザ素子あるいは記録デー
タ等の保護のため、温度が十分低下するまでレーザ素子
のパワーをオフにしてしまう技術を提案し(実開昭62-1
01194)、また従来より、温度に依存する記録特性等の
変化による欠点を解消し正確な記録再生動作を行なうた
めに、記録、再生、消去時それぞれにおいて光ディスク
ドライブ等の光学ドラブ装置内あるいは記録媒体表面の
温度に即してレーザパワーあるいはパルス長を変化させ
るレーザパワー補正技術が提案されていた(特開昭61-5
7050,実開昭56-131516,特開昭59-140647等)。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、再生時のレーザパワーは、記録あるいは消去
時のレーザパワーの1/7〜1/10程度に設定されている。
このため、再生時においてはレーザー自体の温度はさほ
ど高いものではなく、装置内の温度上昇の主な原因とは
なっていない。また、再生動作時においてはデータが破
壊されるような恐れはほとんどない。このため、多少高
温状態となってしまってもレーザ素子をオフにしてしま
わずに、再生動作だけは動作可能としておくことが好ま
しく光学記録再生装置としては便利であり、そのような
光学記録再生装置が求められている。
[問題点を解決するための手段] 本考案はこのような点にかんがみてなされたものであ
り、内部温度検出手段によって装置内の温度を検出し、
その温度が所定レベル以上になった場合には、制御手段
によって警告表示を行なうとともにレーザドライブ回路
を制御して、記録あるいは消去動作が行なわれている場
合はレーザパワーを再生時のレベル以上にならないよう
に制御して、装置内温度が前記した所定レベル以上とな
っている間は再生動作のみを行なえるようにしたもので
ある。
[作用] 装置内部の温度が高温状態となってしまった場合、警告
表示によって使用者に適切な処置をとることを促すこと
ができ、また、適正温度状態に回復するまでの間、再生
動作が実行されていても高温による大きな悪影響が発生
する心配はあまりないため、光学記録再生装置を適度に
使用してデータの読み込み作業等をすることができ、光
学記録再生装置を有効的に使用することができる。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例を示したブロック図であり、
図中1は例えば書き換え可能型の光ディスク、2は光デ
ィスク1の駆動モータ、そして一点鎖線で囲った3の部
分は光ディスク1にレーザビームを照射するための光学
ヘッドである。
この光学ヘッド3には半導体レーザダイオード4が設け
られており、その出射光がビームスプリッタBS及び対物
レンズLを介して光デイスク1の記録面に照射され、ま
た、半導体レーザダイオードのバックビームはモニタ用
のディテクタ5によって検出されている。
6はディテクタ5によって検出されたレーザパワーの電
気信号を増幅するアンプであり、増幅された電気信号は
加算回路7に入力されている。
また、加算回路7には記録時には一定の振幅とされた記
録データEDが供給され半導体レーザダイオード4に流す
電流と記録データを加算して供給するとともに、さら
に、後述する温度検出回路10からの信号も供給され加算
されている。そして、加算回路7の出力信号は電圧電流
変換回路8を介してレーザドライブ回路9に供給され、
レーザドライブ回路9は入力された信号に基ずいて半導
体レーザダイオードから照射されるレーザパワーをコン
トロールしている。なおここで、ディテクタ5によって
検出されたバックビームがアンプ6を介して加算回路7
に入力され、レーザドライブ回路にフィードバックされ
ることによりレーザパワーをコントロールするAPC(Aut
omatic Power Control)回路が形成されているものであ
る。
10は装置内部の温度を検出する温度検出回路であり、そ
の出力である電気信号は、前述したように加算回路7に
供給されるとともに比較器11に入力され、基準電圧E1
比較される。なお、この温度検出回路10及び比較器11は
例えば第2図に示すようにサーミスタTh、オペアンプA
等による回路で実施することができる。
12はレーザドライブ回路9を制御するCPUであり、13は
装置内が所定温度以上になったときに警告を表示できる
表示装置である。
本考案のレーザパワー制御装置は、上記した温度検出回
路10、比較器11、及びCPU12によって構成されるもので
あり、以下その動作の一例を第3図のフローチャートを
参照しながら説明する。なおフローチャートの各ステッ
プはF101〜F110で示す。
光学記録再生装置がパワーオンされるとCPU12は比較器1
1からの信号に基ずいて装置内温度が所定レベル以内で
あるかどうか判断し(F101)、所定レベル以内であれば
F104、F105に示される通常の動作、すなわち再生、記
録、消去のいずれかの動作を実行することを妨げない。
CPU12は温度検出回路10及び比較器11からの温度情報を
常に把握しており、ある動作が実行され、装置内温度が
上昇してしまい所定レベル以上になってしまうと、まず
表示装置13に警告を表示する(F107)。
ここで、ある動作が実行されている場合には、その動作
が再生動作であるかどうかを判断し(F108)、再生動作
の場合にはそのまま再生を続行させる(F110)。しか
し、記録あるいは消去が実行されている場合であるのな
ら、そのまま動作を継続させると温度上昇を促進してし
まいさらにディスク上における記録あるいは消去特性の
変化も増大してデータ破壊の恐れも生じるため、レーザ
パワーを再生時のレベルまで低下させ(F109)、引き続
いて再生動作に切り換えて実行させる(F110)。なおこ
の場合、冷却促進のため再生動作も中断してしまうこと
が好ましいが、必要に応じてそのまま再生を継続させ、
あるいは動作中止後新たに再生を実行しても構わない。
再生のみが実行され、また全ての動作が中断されている
間にファン等の冷却手段や自然冷却によって装置内温度
が所定レベル以下まで下降すると、CPU12はレーザドラ
イブ回路9におけるレーザーパワーの制限を解除して再
び記録あるいは消去の動作を実行可能とするとともに、
表示装置13の警告表示をオフにし(F103)、その後F10
4,F105において通常の再生、記録、消去の動作が実行さ
れるものとなる。
このように本考案のレーザパワー制御装置はCPU12によ
って高温時のレーザパワーを再生時のパワーレベルに制
御しているため、温度上昇を加速させることなく、装置
内機器やデータの劣化を防止できる。さらに、必要に応
じて高温時でも再生動作は可能なため、光学記録再生装
置の有効利用ができるものである。
また、第1図に示したようにサーミスタThを利用した温
度検出回路10の出力はAPCループ内の加算回路7へも供
給されている。なお、ΔTはディスク1の記録面の温度
とサーミスタThの位置の温度との温度差を示し、そのΔ
Tを示す電気信号も加算回路7に入力され加算されてい
る。
このように、温度検出回路10の出力をAPCループに供給
して、レーザパワーをコントロールすることにより、温
度によって変化するディスクの記録、消去特性に適した
レーザパワーでレーザを照射することができる。つま
り、高温時にはレーザパワーを低下させ、低温時にはレ
ーザパワーを上昇させることにより記録条件は一定とな
り、温度変化によってビット長が左右されるというよう
なことは防止され、S/N比を改善することができる。
ここで、このAPC回路系では温度検出手段として温度検
出回路10のサーミスタThを兼用して利用しているため、
このような温度変化に伴うレーザパワー補正のための温
度検出回路を別に設ける必要はなくなり、装置内回路系
の簡略化が促進されるものとなる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案のレーザパワー制御装置は
内部温度検出手段からの信号に基ずいて、光学記録再生
装置内の温度が所定レベル以上となった場合は、制御手
段によってレーザパワーが再生時のパワー以上にならな
いように制御されることによって、温度上昇を抑え、装
置内の電子部品機器やディスクに記録されたデータの劣
化を防ぐとともに、必要であれば高温時でも再生動作は
可能であるため光学記録再生装置の有効利用を実現させ
ることができるという効果がある。
また、高温時には警告表示がなされるため、使用者に装
置内の高温状態を認識させ、適切な処置の実行を促すこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すブロック図、第2図は
本考案の温度検出回路及び比較器の一例を示す回路図、
第3図は本考案のレーザパワー制御装置の動作の一例を
示すフローチャートである。 4は半導体レーザダイオード、5はディテクタ、7は加
算回路、8は電圧電流変換回路、9はレーザドライブ回
路、10は温度検出回路、11は比較器、12はCPU、13は表
示装置、Thはサーミスタを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光による加熱によって記録媒体上に
    情報を記録していく光学記録再生装置のレーザパワーを
    コントロールするレーザパワー制御装置において、光学
    記録再生装置内の温度を検出する内部温度検出手段と、
    記録あるいは消去時に前記内部温度検出手段によって検
    出された内部温度が所定温度以上となったときにレーザ
    パワーを低下させることによって記録あるいは消去動作
    を中断させ再生のみを行なうことができるようにレーザ
    ドライブ回路をコントロールする制御手段と、前記光学
    記録再生装置内の高温状態を示す表示手段を設けたこと
    を特徴とするレーザドライブ制御装置。
JP9975188U 1988-07-29 1988-07-29 レーザパワー制御装置 Expired - Lifetime JPH0743775Y2 (ja)

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JP9975188U JPH0743775Y2 (ja) 1988-07-29 1988-07-29 レーザパワー制御装置

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JP9975188U JPH0743775Y2 (ja) 1988-07-29 1988-07-29 レーザパワー制御装置

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Publication Number Publication Date
JPH0226195U JPH0226195U (ja) 1990-02-21
JPH0743775Y2 true JPH0743775Y2 (ja) 1995-10-09

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ID=31327202

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JP5567176B1 (ja) * 2013-03-25 2014-08-06 ミハル通信株式会社 半導体発光素子制御装置

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JPH0226195U (ja) 1990-02-21

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