JP2003208725A - 過電流防止装置および光ディスク装置 - Google Patents

過電流防止装置および光ディスク装置

Info

Publication number
JP2003208725A
JP2003208725A JP2002004926A JP2002004926A JP2003208725A JP 2003208725 A JP2003208725 A JP 2003208725A JP 2002004926 A JP2002004926 A JP 2002004926A JP 2002004926 A JP2002004926 A JP 2002004926A JP 2003208725 A JP2003208725 A JP 2003208725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
drive current
optical disk
value
actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002004926A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Ogiwara
大 荻原
Tsutomu Harada
勉 原田
Kazuyuki Hayashi
和幸 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2002004926A priority Critical patent/JP2003208725A/ja
Publication of JP2003208725A publication Critical patent/JP2003208725A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、光ディスク記録再生装置などに内
蔵される各種アクチュエータを破損から保護することが
できる過電流防止装置および光ディスク装置に関する。 【解決手段】 本発明にかかる過電流防止装置では、光
ディスク装置に搭載されたアクチュエータと、このアク
チュエータに駆動電流を供給する供給手段20と、供給
手段20から供給される駆動電流の電流値を制御する制
御手段22とを備え、制御手段22は、一定の時間間隔
ごとに駆動電流をサンプリングし、このサンプリングし
た駆動電流の電流値を積算し、この積算値が制限電流を
超えた場合には、駆動電流を零にすることで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク記録再
生装置などに内蔵される各種アクチュエータを破損から
保護することができる過電流防止装置に関する。そし
て、この過電流防止装置を備える光ディスク装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスク記録再生装置には、光ピック
アップの照射光の焦点を光ディスクの記録面に保持する
フォーカスアクチュエータ、照射光を光ディスクのトラ
ックの中心に保持するトラックアクチュエータ、このト
ラックアクチュエータと共同して照射光を目標のトラッ
クにスレッド移動するスレッドモータ、および、光ディ
スクを回転駆動するスピンドルモータなど各種のアクチ
ュエータが内蔵されている。
【0003】このようなアクチュエータにおいて、光デ
ィスク記録再生装置の制御回路の異常、アクチュエータ
ドライバの動作異常、またはアクチュエータの絶縁不良
などが生じた場合には、過大な駆動電流がアクチュエー
タのコイルに流れてしまい、コイルの異常発熱や焼損、
場合によっては発火することがある。
【0004】このため、従来は、供給される電圧を十分
低くしたり、ヒューズをアクチュエータドライブ部に直
列に接続したりして、過電流を防止していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電圧を下げ
る方法では、光ディスク記録再生装置の仕様により十分
下げることができない場合があるという問題がある。ま
た、ヒューズによる方法では、一旦過電流が流れるとヒ
ューズを交換する必要があるという問題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、アクチュエータ
コイルに流れる電流をソフトウェア的に監視することに
より、過電流の防止を図りアクチュエータの破損を避け
得る過電流防止装置および光ディスク記録再生装置を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる過電流防
止装置では、光ディスク装置に搭載されたアクチュエー
タと、前記アクチュエータに駆動電流を供給する供給手
段と、前記供給手段から供給される駆動電流の電流値を
制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、一定の時
間間隔ごとに駆動電流をサンプリングし、該サンプリン
グした駆動電流の電流値を積算し、該積算値が制限電流
を超えた場合には、駆動電流を零にすることで構成す
る。
【0008】また、本発明にかかる過電流防止装置で
は、光ディスク装置に搭載されたアクチュエータと、前
記アクチュエータに駆動電流を供給する供給手段と、前
記供給手段から供給される駆動電流の電流値を制御する
制御手段と、一定の時間間隔ごとに駆動電流をサンプリ
ングする工程と、該サンプリングした駆動電流の電流値
を積算する工程と、該積算値が制限電流を超えた場合に
は駆動電流を零にする工程と含むプログラムを記憶する
記憶手段とを備え、前記制御手段は、前記記憶手段から
の前記プログラムを実行することで前記駆動電流の電流
値を制御することで構成される。
【0009】そして、本発明にかかる光ディスク装置で
は、アクチュエータと、前記アクチュエータに駆動電流
を供給する供給手段と、前記供給手段から供給される駆
動電流の電流値を制御する制御手段とを備え、前記制御
手段は、一定の時間間隔ごとに駆動電流をサンプリング
し、該サンプリングした駆動電流の電流値を積算し、該
積算値が制限電流を超えた場合には、駆動電流を零にす
ることで構成される。
【0010】このように本発明にかかる過電流防止装置
および光ディスク装置では、ソフトウェアによって、駆
動電流をサンプリングし、該サンプリングした駆動電流
の電流値を積算し、該積算値が制限電流を超えたか否か
を判断し、超えた場合には駆動電流を零にするので、過
電流を防止し、アクチュエータの破損を避けることがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づいて説明する。なお、各図において、同一の
構成については、同一の符号を付す。 (第1の実施形態)第1の実施形態は、一定時間内で電
流を累積的に加算し、この積算中に閾値を超えた場合に
駆動電流を零にすることで過電流を防止する実施形態で
ある。
【0012】図1は、光ディスク記録再生装置の構成を
示す図である。
【0013】図2は、光ピックアップの構成を示す図で
ある。
【0014】図1において、光ディスク記録再生装置1
0は、チャックプレート11、ターンテーブル12、ス
ピンドルモータ13、ガイドレール14、光ピックアッ
プ15、スレッドモータ16、RFアンプ17、スピン
ドルモータドライバ18、光源ドライバ19、2軸機構
ドライバ20、スレッドモータドライバ21、ディジタ
ルシグナルプロセッサ(以下、「DSP」と略記す
る。)22、記憶回路23、システム制御回路24およ
び信号処理回路25を備えて構成される。
【0015】ターンテーブル12は、対向するチャック
プレート11とによって記録媒体41をチャックする。
記録媒体41、例えば、CD(compact disc)、DVD
(digital versataile discまたはdigital video dis
c)などのディスク状の光記録媒体である。スピンドル
モータ13は、その回転軸がターンテーブル12に結合
され、記録媒体41を回転させる。スピンドルモータ1
3は、スピンドルモータドライバ18およびDSP22
を介して、システム制御回路24のスピンドルサーボを
受け、回転数一定(CAV、constant angular velocit
y)方式により所定の角速度で記録媒体41を回転駆動
する。なお、本発明は、記録媒体41の回転速度にかか
わらず適用することができるので、線速度一定(CL
V、constantlinear velocity)方式などでもよい。
【0016】光ピックアップ15は、記録媒体41のト
ラックにアクセスすることによって信号を読み書きす
る。
【0017】図2において、光ピックアップ15は、ト
ラッキングコイル31、フォーカスコイル32、対物レ
ンズ33、ビームスプリッタ34、コリメータレンズ3
5、光源36、集光レンズ37、フォト・ディテクタI
C(photo-detector integrated circuit、以下「PD
IC」と略記する。)38を備えて構成される。
【0018】トラッキングコイル31およびフォーカス
コイル32は、直交する2方向に対物レンズ33を移動
することができる2軸機構を構成する。トラッキングコ
イル31は、対物レンズ33を記録媒体41の水平方向
に移動し、フォーカスコイル32は、対物レンズ33を
記録媒体41の垂直方向(記録媒体41面に接離する方
向)に移動する。これらトラッキングコイル31および
フォーカスコイル32は、2軸機構ドライバ20および
DSP22を介してシステム制御回路24で駆動制御さ
れる。
【0019】光源36は、例えば、レーザ光を射出する
半導体レーザで構成され、記録媒体41の記録波長に合
った所定波長の光を射出する。射出された光は、コリメ
ータレンズ35で平行光にされた後に、ビームスプリッ
タ34で記録媒体41側に90度反射され、対物レンズ
33で合焦して記録媒体41に入射される。この入射光
は、記録された情報を再生する際には記録媒体41で記
録情報に従って反射される。この反射光は、対物レンズ
33を介してビームスプリッタ34に入射され、そのま
まビームスプリッタ34を透過する。この透過光は、集
光レンズ37を介してPDIC38で受光され、反射光
が検出され、電気信号を出力する。なお、記録媒体41
に信号を記録する場合には、光源36から射出される光
の強度は、記録すべき信号によって変調される。
【0020】PDIC38からの電気信号は、RFアン
プ17に入力され、フォーカス信号、トラッキング信号
および再生データ信号が生成される。フォーカス信号
は、例えば、非点収差法やフーコー法などによって生成
される。トラッキング信号は、例えば、ビーム法、プッ
シュプル法、DPD(differential phase detection)
法、DPP(differential push-pull)法などによって
生成される。
【0021】フォーカス信号およびトラッキング信号
は、DSP22を介してシステム制御回路24に入力さ
れ、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボに利用
される。再生データ信号は、信号処理回路25に入力さ
れる。信号処理回路25は、再生データ信号にデコード
やエラー訂正などの所要の信号処理を行い、記録媒体4
1に記録された情報を出力する。
【0022】また、光源36は、光源ドライバ19およ
びDSP22を介してシステム制御回路24によって、
オン(発光)・オフ(消光)が制御される。
【0023】図1に戻って、スレッドモータ16は、シ
ステム制御回路24によりDSP22およびスレッドモ
ータドライバ21を介して駆動制御され、光ピックアッ
プ15をガイドレール14に沿って記録媒体41の水平
方向(記録媒体41がディスク状である場合にはディス
クの半径方向)に移送する。なお、スレッドモータ16
は、光ピックアップ15自体の移送量とスレッドモータ
16の駆動量との関係を特別な検出器を用いずに容易に
計量することができる観点から、例えば、ステッピング
モータが好適である。
【0024】光ピックアップ15から射出される光は、
記録媒体41の水平方向(半径方向)に2種類の方法で
移動する。
【0025】第1の移動方法は、光ピックアップ15の
対物レンズ33を2軸機構のトラッキングコイル31に
よって少しずつ移動させる方法である。この第1の移動
方法は、主にトラッキングサーボ時に利用され、記録・
再生時に記録・再生の進行と共に射出される光をトラッ
クに追随させながら少しずつ送る方法である。
【0026】第2の移動方法は、光ピックアップ15自
体をスレッドモータ16によってガイドレール14に沿
って記録媒体41の水平方向に一気に移動する方法であ
る。この第2の移動方法は、主に、シーク時に利用さ
れ、現在トラックから目標トラックまでトラックを横断
して光ピックアップ15を一気に送る方法である。
【0027】DSP22は、過電流防止部26や制御・
演算部27などを備えて構成され、システム制御回路2
4からの制御情報に基づいて、記憶回路23に格納され
ているプログラムに従いスピンドルモータドライバ1
8、光源ドライバ19、2軸機構ドライバ20およびス
レッドモータドライバ21を制御する。
【0028】特に、DSP22は、2軸機構ドライバ2
0を制御する場合には、システム制御回路24からの制
御情報に基づいて、トラッキングコイル31およびフォ
ーカスコイル32に通電する電流値を例えば8ビットで
それぞれ表し、これらディジタル値を過電流防止部26
のレジスタにセットすると共に、このディジタル値を積
算する。2軸機構ドライバ20は、このレジスタにセッ
トされた値を読み込み、このセットされた値の各電流を
トラッキングコイル31およびフォーカスコイル32に
それぞれ通電する。
【0029】記録回路23は、例えば半導体メモリであ
り、光ディスク記録再生装置10を制御するプログラ
ム、プログラム実行中の各値、通電した電流値を積算す
る期間である積算期間WTおよび過電流であるか否かを判
断する閾値Dなどを記憶する。
【0030】システム制御回路24は、例えば、マイク
ロプロセッサ(MPU)であり、情報の読み書き、フォ
ーカスサーボ、トラッキングサーボおよびスピンドルサ
ーボなどの光ディスク記録再生装置10全体や各部の動
作を制御する。
【0031】次に、光ディスク記録再生装置10の過電
流防止動作について説明する。
【0032】図3は、第1の実施形態における動作のフ
ローチャートを示す図である。
【0033】図3において、光ディスク記録再生装置1
0が起動されると、DSP22の制御・演算部27は、
記憶回路23にアクセスして積算期間WT、制限電流を示
す閾値Dおよびプログラムなどを読み込む。
【0034】制御・演算部27は、プログラムを実行
し、まず、通電した電流値を積算した値を格納する変数
である積算値SUMや積算した経過時間を示す変数である
経過時間TIMERなど各変数を零に初期化する(S1
1)。
【0035】次に、制御・演算部27は、2軸機構ドラ
イバ20への出力をサンプリングする。すなわち、制御
・演算部27は、過電流防止部26のレジスタにセット
された、トラッキングコイル31に流れる電流値Jを参
照する(S12)。
【0036】次に、制御・演算部27は、トラッキング
コイル31に流れる電流を監視するために、電流値Jの
積算値、(積算値SUM)=(積算値SUM)+(電流値J)
を計算する。さらに、制御・演算部27は、経過時間を
計算するために、経過時間TIMERを更新する。すなわ
ち、制御・演算部27は、(経過時間TIMER)=(経過
時間TIMER)+(所定値)を計算する。所定値は、積算
する時間間隔や制御・演算部の動作速度などに応じて決
定され、例えば、「1」や「10」などに設定される。
【0037】次に、制御・演算部27は、通電した電流
の積算値SUMが閾値Dを越えたか否かを判断する。
【0038】ここで、トラッキングコイル31の破損
は、トラッキングコイル31に供給される電力による
が、本実施形態では、トラッキングコイル31に流れる
電流によって破損の有無を判断している。したがって、
閾値Dは、トラッキングコイル31を破損させる電力と
サンプリング間隔とを考慮して決定される。
【0039】判断の結果、積算値SUMが閾値Dを越えてい
る場合には、トラッキングコイル31に過電流が流れる
ことになるので、制御・演算部27は、トラッキングコ
イル31に流れる電流値を零にするために、過電流防止
部26のトラッキングコイル31用のレジスタに零をセ
ットする(S15)。これによって、トラッキングコイ
ル31を駆動する駆動電流が零となるので、トラッキン
グコイル31の破損を回避することができる。
【0040】一方、判断の結果、積算値SUMが閾値を越
えていない場合には、経過時間TIMERが積算期間WTを越
えているか否かを判断する。判断の結果、越えている場
合には処理をS11に戻し、越えていない場合には処理
をS12に戻す。
【0041】なお、この実施形態では、トラッキングコ
イル31の破損を避けるためにトラッキングコイル31
に通電される電流のみを監視したが、これに限定され
ず、フォーカスコイル32の通電電流、スピンドルモー
タ13の通電電流、スレッドモータ16の通電電流など
も監視するようにしても良い。
【0042】第1の実施形態の光ディスク記録再生装置
10では、一定の時間範囲内にトラッキングコイル31
に流れる電流の総和を監視するので、過電流を防止する
ことができトラッキングコイル31の損傷を防止するこ
とができる。そして、トラッキングコイル31に流れる
電流値を一定の時間間隔でサンプリングし、サンプリン
グ値を積算値SUMにサンプリングの都度加算していくこ
とによって、一定の時間範囲内にトラッキングコイル3
1に流れる電流の総和を求めているので、記憶回路23
の記憶容量が少なくて済む。つまり、プログラム実行中
のデータを保存する記憶領域としては、積算値SUMと経
過時間TIMERの2ワード分で済む。 (第2の実施形態)第1の実施形態では、トラッキング
コイル31に流れる電流の総和は、一定の時間範囲内ご
とに求め、その都度零に初期化したが、第2の実施形態
では、トラッキングコイル31に流れる電流値をサンプ
リングするごとに電流の総和を求める一定の時間範囲を
順次にずらしていく実施形態である。
【0043】第2の実施形態にかかる光ディスク記録再
生装置は、記憶回路23の記憶容量や格納されるプログ
ラムなどが異なるだけで、各部の構成は、図1および図
2に示す光ディスク記録再生装置と同様であるので、そ
の説明を省略する。
【0044】次に、第2の実施形態にかかる光ディスク
記録再生装置の動作について説明する。図4は、第2の
実施形態における動作のフローチャートを示す図であ
る。
【0045】図4において、光ディスク記録再生装置1
0が起動されると、DSP22の制御・演算部27は、
記憶回路23にアクセスして閾値Dおよびプログラムな
どを読み込む。
【0046】制御・演算部27は、プログラムを実行
し、まず、通電した電流値を積算した値を格納する変数
である積算値SUMやサンプリングした電流値をどのアド
レスに格納すべきかを示すポインタPなどの各変数を零
に初期化する(S21)。
【0047】次に、制御・演算部27は、2軸機構ドラ
イバ20への出力をサンプリングする。すなわち、制御
・演算部27は、過電流防止部26のレジスタにセット
された、トラッキングコイル31に流れる電流値Jを参
照する。そして、この電流値Jを記憶回路23の所定の
アドレスに格納する。
【0048】ここで、電流値Jを記憶回路23に格納す
る仕方について説明する。
【0049】図5は、第2の実施形態の記憶回路におけ
るデータ配置を示す図である。
【0050】図6は、サンプリングデータの格納とポイ
ンタとの関係を示す図である。
【0051】図5および図6において、記憶回路23に
おける電流値Jを格納する記憶領域は、一定の時間範囲
内にサンプリングされる電流値Jの個数より1だけ多い
記憶容量分だけ容易される。例えば、0.5秒間にトラ
ッキングコイル31に流れる電流を0.0005秒間隔
で1ワードのデータとしてサンプリングする場合には、
記憶容量は、(0.5/0.0005+1)ワードであ
る。
【0052】サンプリングした電流値Jがどのアドレス
に格納されるかは、DSP22内のアドレスレジスタ
(図1に不図示)にポインタPとして指示される。ポイ
ンタPは、プログラムの実行開始時に零(図5ではアド
レス0000)から始まり、電流値がサンプリングされ
記憶回路23に格納されるたびに1が加算されてインク
リメントされる。そして、電流値Jを格納する記憶領域
における最終アドレス(図5、図6ではアドレス△10
0)の記憶領域にサンプリングされた電流値Jが格納さ
れると(図6A)、ポインタPは、電流値Jを格納する
記憶領域の先頭アドレス(図5、図6ではアドレス00
00)に戻され(図6B)、再び電流値がサンプリング
され記憶回路23に格納されるたびに1が加算されてイ
ンクリメントされる(図6C)。
【0053】このように電流値Jを格納する記憶領域内
でポインタPをループ上に変更することによって、トラ
ッキングコイル31に流れる電流値をサンプリングする
ごとに電流の総和を求める一定の時間範囲を順次にずら
していくことができる。
【0054】図4に戻って、次に、制御・演算部27
は、トラッキングコイル31に流れる電流を監視するた
めに、電流値Jの積算値を計算する。すなわち、制御・
演算部27は、(積算値SUM)=(積算値SUM)+(電流
値J)−(ポインタ[P+1]のアドレスの記憶領域に
格納されている電流値J)を計算する。
【0055】次に、制御・演算部27は、通電した電流
の積算値SUMが閾値Dを越えたか否かを判断する(S2
4)。
【0056】判断の結果、積算値SUMが閾値Dを越えてい
る場合には、トラッキングコイル31に過電流が流れる
ことになるので、制御・演算部27は、トラッキングコ
イル31に流れる電流値を零にするために、過電流防止
部26のトラッキングコイル31用のレジスタに零をセ
ットする(S25)。これによって、トラッキングコイ
ル31を駆動する駆動電流が零となるので、トラッキン
グコイル31の破損を回避することができる。
【0057】一方、判断の結果、積算値SUMが閾値Dを越
えていない場合には、処理をS22に戻す。
【0058】第2の実施形態の光ディスク記録再生装置
10では、一定の時間範囲内にトラッキングコイル31
に流れる電流の総和を監視するので、過電流を防止する
ことができトラッキングコイル31の損傷を防止するこ
とができる。そして、電流の総和を求める一定の時間範
囲をサンプリングするごとに順次にずらしていくので、
トラッキングコイル31の駆動電流が急激に変化した場
合でも直前までの積算値が考慮されるため、確実に過電
流を防止することができる。
【0059】なお、第1および第2の実施形態では、過
電流防止部26は、レジスタの内容を零にセットするこ
とでトラッキングコイル31に流れる電流値を零にした
が、これに限定されず、オン・オフスイッチなどによっ
てトラッキングコイル31に流れる電流を遮断しても良
い。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明では、ソフトウェ
アによってアクチュエータコイルに流れる駆動電流を監
視し、過電流の場合にはこの駆動電流を零にするので、
光ディスク記録再生装置の制御回路の異常、アクチュエ
ータドライバの動作異常、またはアクチュエータの絶縁
不良などによって流れる過大な駆動電流を防止すること
ができる。このため、アクチュエータのコイルの異常発
熱や焼損などを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ディスク記録再生装置の構成を示す図であ
る。
【図2】光ピックアップの構成を示す図である。
【図3】第1の実施形態における動作のフローチャート
を示す図である。
【図4】第2の実施形態における動作のフローチャート
を示す図である。
【図5】第2の実施形態の記憶回路におけるデータ配置
を示す図である。
【図6】サンプリングデータの格納とポインタとの関係
を示す図である。
【符号の説明】
10 光ディスク記録再生装置 15 光ピックアップ 16 2軸機構ドライバ 22 DSP 23 記憶回路 26 過電流防止部 27 制御・演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D118 AA27 AA28 CA07 CA11 CA13 CD19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスク装置に搭載されたアクチュエ
    ータと、 前記アクチュエータに駆動電流を供給する供給手段と、 前記供給手段から供給される駆動電流の電流値を制御す
    る制御手段とを備え、 前記制御手段は、一定の時間間隔ごとに駆動電流をサン
    プリングし、該サンプリングした駆動電流の電流値を積
    算し、該積算値が制限電流を超えた場合には、駆動電流
    を零にすることを特徴とする過電流防止装置。
  2. 【請求項2】 光ディスク装置に搭載されたアクチュエ
    ータと、 前記アクチュエータに駆動電流を供給する供給手段と、 前記供給手段から供給される駆動電流の電流値を制御す
    る制御手段と、 一定の時間間隔ごとに駆動電流をサンプリングする工程
    と、該サンプリングした駆動電流の電流値を積算する工
    程と、該積算値が制限電流を超えた場合には駆動電流を
    零にする工程と含むプログラムを記憶する記憶手段とを
    備え、 前記制御手段は、前記記憶手段からの前記プログラムを
    実行することで前記駆動電流の電流値を制御することを
    特徴とする過電流防止装置。
  3. 【請求項3】 アクチュエータと、 前記アクチュエータに駆動電流を供給する供給手段と、 前記供給手段から供給される駆動電流の電流値を制御す
    る制御手段とを備え、 前記制御手段は、一定の時間間隔ごとに駆動電流をサン
    プリングし、該サンプリングした駆動電流の電流値を積
    算し、該積算値が制限電流を超えた場合には、駆動電流
    を零にすることを特徴とする光ディスク装置。
JP2002004926A 2002-01-11 2002-01-11 過電流防止装置および光ディスク装置 Pending JP2003208725A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002004926A JP2003208725A (ja) 2002-01-11 2002-01-11 過電流防止装置および光ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002004926A JP2003208725A (ja) 2002-01-11 2002-01-11 過電流防止装置および光ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003208725A true JP2003208725A (ja) 2003-07-25

Family

ID=27644117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002004926A Pending JP2003208725A (ja) 2002-01-11 2002-01-11 過電流防止装置および光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003208725A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006030706A1 (ja) * 2004-09-13 2006-03-23 Honda Motor Co., Ltd. 制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006030706A1 (ja) * 2004-09-13 2006-03-23 Honda Motor Co., Ltd. 制御装置
US7439700B2 (en) 2004-09-13 2008-10-21 Honda Motor Co., Ltd. Control system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW514898B (en) Disc device
JPH05775B2 (ja)
EP0646910B1 (en) Optical storage device
JP3921031B2 (ja) 記憶装置
JP2606509B2 (ja) 光ディスク装置
JP2003208725A (ja) 過電流防止装置および光ディスク装置
JP2000276743A (ja) 光磁気ディスクの記録再生方法及び記録再生装置
JP3885807B2 (ja) 光ディスク装置
JP2004095044A (ja) 光ディスク記録再生装置のチルト制御方法
JPH03296927A (ja) レーザダイオード出力制御装置
JPH08255387A (ja) 光磁気ディスクのサーボ制御方法及びこれを実施するための装置
JP4036061B2 (ja) ディスクドライブ装置、サーボゲイン調整方法
KR20090084373A (ko) 언밸런스 디스크 판별 장치 및 방법
JP3166997B2 (ja) 光学的情報記録再生装置
JP2006185481A (ja) 光ディスク記録再生装置およびオフセット補正方法
KR0176607B1 (ko) 씨디-롬 드라이브의 구동방법
US8085628B2 (en) Focus servo controlling method and apparatus and optical disk drive using the focus servo controlling method
JP3682223B2 (ja) マルチビーム光ディスク装置及び光ビーム照射位置移動方法
JP2005078777A (ja) 光ディスク装置及び記録速度制御方法
JPH0785487A (ja) 光ディスク装置
JP2003346353A (ja) 光ディスク装置
JPH03292786A (ja) レーザダイオード出力制御装置
JP2001250249A (ja) ディスクドライブ装置
JP2008269750A (ja) 光ディスク装置
JPH04313876A (ja) 情報再生装置