JPH0743575B2 - Crt表示装置における高圧安定化回路 - Google Patents

Crt表示装置における高圧安定化回路

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JPH0743575B2
JPH0743575B2 JP23104492A JP23104492A JPH0743575B2 JP H0743575 B2 JPH0743575 B2 JP H0743575B2 JP 23104492 A JP23104492 A JP 23104492A JP 23104492 A JP23104492 A JP 23104492A JP H0743575 B2 JPH0743575 B2 JP H0743575B2
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正樹 小林
正裕 内藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCRT表示装置における
高圧安定化回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CRT表示装置は、例えばパーソナルコ
ンピュータおよびワードプロセッサ等の表示手段として
使用されている。例えばこのような用途に使用されるC
RT表示装置における高圧安定化回路はCRTのアノー
ド電流量(またはカソード電流量)によらずアノードに
印加される高圧を常に一定に保つものであり、アノード
電流の変化によるアノード電圧の変動を抑えることによ
り、CRTにおける画面サイズの変動を抑えるものであ
る。この高圧安定化回路によれば、表示画像の種類,明
暗,変化によらず常にCRTにおける画面サイズが一定
に保たれる。このため、高圧安定化回路は、リバース表
示,マルチウィンドウ,動画等の多様なアプリケーショ
ンが増加し、さらにCRTにフラットスクエア管を用い
て管面いっぱいに表示エリアを取る画面設計が主流とな
りつつある近年では必須の回路となっている。
【0003】高圧安定化回路は大きく分けて、高圧の検
出回路と高圧の制御回路とから構成される。従来、この
高圧安定化回路における高圧制御方法には、次の2通り
の方法があった。
【0004】(1) アノードに印加される高圧そのも
のを検出して、この検出結果に基づいて高圧の制御回路
にフィードバック制御をかける方法 (2) CRTのカソード電流量を検出し、この検出結
果に基づいて高圧の制御回路にフィードフォワード制御
をかける方法 図2において、1はCRT、2はCRTのアノードであ
る。3はフライバックトランスであって、その2次巻線
(高圧巻線)の一端(高圧側端)は整流用のダイオード
D1を介してアノード2に接続され、他端(低圧側端)
は高圧制御回路4を構成するNPN型のトランジスタQ
1のコレクタに接続される。高圧制御回路4は、トラン
ジスタQ1と、4個の抵抗R1〜R4とから構成され、
トランジスタQ1のコレクタは抵抗R1を介してアノー
ド2に印加する高圧を制御するための適当なプラス電源
(+V)に接続され、エミッタは抵抗R2を介して接地
され、ベースには高圧検出回路5からの出力電圧が抵抗
R3およびR4で分圧されて印加される。高圧検出回路
5は演算増幅器A1と抵抗R5と動作点調整用の半固定
抵抗R6とから構成され、抵抗R7を介してアノード2
に印加される高圧を抵抗R7,R5およびR6の直列回
路で適当に分圧し、この分圧した電圧を演算増幅器A1
によって基準電圧(Vref)と比較し、比較結果を高
圧制御回路4に入力する。
【0005】このような構成によれば、アノード2に印
加される高圧を高圧検出回路5で直接検出し、この検出
値と基準電圧との差が高圧制御回路4に高圧検出値とし
て与えられる。高圧制御回路4は、高圧検出回路5から
の高圧検出電圧をトランジスタQ1で反転増幅し、フラ
イバックトランス3の2次巻線の高圧側端の高圧をフィ
ードバック制御する。その結果、アノード2に印加され
る高圧が定常値に安定化される。
【0006】図3は前記(2)の方法を用いた回路例で
ある。図3において、6はCRT1のカソードであっ
て、このカソード6には、カソード駆動回路7および黒
レベルクランプ回路8を介してビデオ信号が供給され
る。
【0007】駆動回路7は3個の抵抗R8〜R10、2
個のダイオードD2,D3、2個のNPN型のトランジ
スタQ2,Q3、およびPNP型のトランジスタQ4か
らなり、トランジスタQ2のベースに抵抗R9を介して
ビデオ信号が入力され、トランジスタQ3およびQ4の
各エミッタ同士の接続部からカソード6に与えるビデオ
信号が出力される。黒レベルクランプ回路8は、2個の
コンデンサC1,C2、6個の抵抗R11〜R16、ダ
イオードD4、PNP型のトランジスタQ5、NPN型
のトランジスタQ6からなり、コンデンサC1および抵
抗R11の直列回路によってトランジスタQ3およびQ
4の各エミッタ同士の接続部とカソード6とを交流結合
する。駆動回路7に入力されるビデオ信号に同期したク
ランプパルスがトランジスタQ6のベースに入力される
ことによって、同トランジスタQ6がオンし、トランジ
スタQ5がオンし、これによって、電源電圧(+B)を
抵抗R12と抵抗R14,R15,R17とで主に決定
される分圧比で分圧した値にコンデンサC1とカソード
6との間の直流レベルをクランプし、同時にトランジス
タQ5のコレクタ側から、コンデンサC1に流れるカソ
ード電流に比例した信号を抵抗R15を介して出力す
る。
【0008】9はカソード電流検出回路であって、3個
の抵抗R17〜R19、コンデンサC3、およびNPN
型のトランジスタQ7からなり、抵抗R15を介して黒
レベルクランプ回路8から出力されたカソード電流に比
例した信号を抵抗R17およびコンデンサC3によって
平滑し、トランジスタQ7のベースに入力する。トラン
ジスタQ7のコレクタからはカソード電流に比例した電
圧が出力されて高圧制御回路4に入力される。
【0009】このような構成によれば、カソード電流量
(アノード電流量)がカソード電流検出回路9によって
検出され、この変動に応答して高圧制御回路4によって
アノード2に印加される高圧が制御され、安定化され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記(1)の高圧制御
方法においては、CRT1のアノード2に印加される高
圧そのものを検出して、この検出結果に基づいて高圧制
御回路4によってフィードバック制御を行うため、高い
精度で高圧を安定化させることができる。しかしなが
ら、製品毎に生じるアノード2に印加される高圧のばら
つきに対して高圧制御のダイナミックレンジを確保する
必要上、製品毎に、演算増幅器A1の非反転入力端に接
続された半固定抵抗R6によって動作点を調整しなけれ
ばならない。また、高圧検出回路5は高圧に直接接続し
なければならず、そのため、絶縁性の高いものでなけれ
ばならず、コスト高になってしまう。
【0011】また、前記(2)の高圧制御方法において
は、純粋にカソード電流量(アノード電流量)の変動に
見合った分だけ高圧の制御ができるため、前記(1)の
高圧制御方法のような動作点の調整は不要である。しか
しながら、カソード電流を検出するために、カソード6
を駆動する駆動回路7とカソード6とをコンデンサC1
によって交流結合し、黒レベルクランプ回路8のよって
コンデンサC1に流れる電流を検出しなければならな
い。したがって、例えばモノクローム・ディスプレイに
おいては、コンデンサC1や黒レベルクランプ回路8は
本来不必要なものであるので、製品コストが高くなり、
また、コンデンサC1による交流結合によって映像にサ
グ(尾引き現象)が発生しやすくなる。さらに、ビデオ
回路の機能上、カソード駆動回路をCRTのカソードに
直流結合する必要のある場合には前記(2)の高圧制御
方法は適用できないという問題がある。
【0012】そこで本発明の目的は、以上のような問題
を解消し、CRTの高圧安定化回路を(1)製品間の高
圧のばらつきやダイナミックレンジに影響をうけること
なく、(2)半固定抵抗による調整が不要であり、
(3)カソード駆動回路とカソードとの間に交流結合回
路や黒レベルのクランプ回路を必要とせず、(4)安価
に実現することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、ビデオ信号に応答してCRTのカソードを駆
動する電圧振幅を発生する駆動回路と、前記カソードの
電圧振幅に比例する電圧を検出し、上記ビデオ信号の高
周波成分を除去した出力電圧を発生する出力手段と、該
出力手段からの出力電圧に応答して前記CRTのアノー
ドに印加する電圧を制御する手段とを具えたことを特徴
とする。
【0014】
【作用】本発明によれば、CRTのカソードの電圧振幅
を検出し、この検出結果に応答して前記CRTのアノー
ドに印加する電圧を制御する。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0016】図1は本発明の実施例の回路図である。図
1において、1はCRT、2はCRT1のアノード、6
は同じくカソード、4は高圧制御回路、7はカソード駆
動回路、10はカソード電圧振幅検出回路である。
【0017】カソード駆動回路7における2個のトラン
ジスタQ3およびQ4の各エミッタ同士の接続部とカソ
ード6とは抵抗R11を介して直流結合されている。
【0018】カソード電圧振幅検出回路10は、抵抗R
20およびR21ならびにコンデンサC4を有する低域
通過フィルタを含み、カソード6の電圧振幅に比例する
電圧を、分圧抵抗R20およびR21により検出し、ビ
デオ信号の高周波成分を除去した低い周波数の出力電圧
を発生する。これによって、例えば図4のdに示すよう
に、ビデオ信号に応答した高い周波数で変動するカソー
ド電圧振幅は、同図bのようにビデオ信号の高周波成分
を除去した低い周波数の電圧変動に変換される。この低
い周波数の電圧変動は、さらに、抵抗R20およびNP
N型のトランジスタQ8によるエミッタフオロワを介し
て高圧制御回路4に入力される。高圧制御回路4は、カ
ソード電圧振幅回路10からのカソード電圧振幅の検出
電圧をツェナーダイオードD5によって最適制御範囲に
収まるようにレベルシフトし、トランジスタQ1によっ
て反転増幅して、フライバックトランス3の2次巻線の
高圧側端の電圧を制御する。
【0019】ここで、フライバックトランス3の2次巻
線の高圧側端の電圧をa、カソード電圧振幅検出回路1
0の検出出力、すなわち、カソード電圧振幅をb、高圧
制御回路4の制御出力、すなわち、フライバックトラン
ス3の2次巻線の低圧側端の電圧をcとすると、これら
a,b,cの各レベル変動の間には図4に示すような関
係がある。したがって、aの変動とcの変動とが相殺さ
れるように、トランジスタQ1の反転増幅率(すなわ
ち、コレクタ側およびエミッタ側の各抵抗R1とR2と
の比、R1/R2)を決定することによって、アノード
2に印加される高圧の変動を抑えることができる。な
お、前述したように、bはビデオ信号の高周波成分を除
去した低い周波数で変動し、高圧制御回路4による制御
の応答周波数が低くなるので、CRTの高圧がビデオ信
号の周波数で変動して画面がチラつくというような不具
合がない。
【0020】なお、図5の(II)のようにカソード電
圧振幅量とカソード電流量とはCRTのガンマ特性によ
って直線的な比例の関係にはないが、図5(I)のよう
に、そもそもアノード電流量(=カソード電流量)とフ
ライバックトランスの高圧出力電圧値との関係も直線的
ではなく、むしろアノード電流量が増えるにしたがって
高圧の変動も少なくなっていく方向であるため、カソー
ド電流量に比例した高圧制御を行う従来の方式(図2)
よりも、図5(III)のようにカソード電圧振幅量に
比例したフライバックトランスの高圧出力電圧の制御を
行う本発明のほうが、より精度の高いフィードフォワー
ド制御が可能になる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、余
分な回路を必要とせずに、きわめて高い精度でCRTの
高圧安定化を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の回路図である。
【図2】従来例の回路図である。
【図3】他の従来例の回路図である。
【図4】本発明実施例における各部の電圧波形の概念を
示す図である。
【図5】CRTに関する各種の電圧間の関係を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 CRT 2 アノード 3 フライバックトランス 4 高圧制御回路 7 カソード駆動回路 10 カソード電圧振幅検出回路 14 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−110983(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ信号に応答してCRTのカソード
    を駆動する電圧振幅を発生する駆動回路と、 前記カソードの電圧振幅に比例する電圧を検出し、上記
    ビデオ信号の高周波成分を除去した出力電圧を発生する
    出力手段と、 該出力手段からの出力電圧に応答して前記CRTのアノ
    ードに印加する電圧を制御する手段とを具えたことを特
    徴とするCRT表示装置における高圧安定化回路。
JP23104492A 1992-08-31 1992-08-31 Crt表示装置における高圧安定化回路 Expired - Lifetime JPH0743575B2 (ja)

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