JPH0743367A - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

Info

Publication number
JPH0743367A
JPH0743367A JP20879893A JP20879893A JPH0743367A JP H0743367 A JPH0743367 A JP H0743367A JP 20879893 A JP20879893 A JP 20879893A JP 20879893 A JP20879893 A JP 20879893A JP H0743367 A JPH0743367 A JP H0743367A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
reagent
reaction
sample
transport mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20879893A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kuriyama
喜行 栗山
Mutsumi Hayashi
睦 林
Yayoi Mizutani
やよい 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP20879893A priority Critical patent/JPH0743367A/ja
Publication of JPH0743367A publication Critical patent/JPH0743367A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率的に分析処理が行なえる小型化した自動
分析装置を提供する。 【構成】 検体槽と希釈槽と3個の反応槽を一体化した
カートリッジ60の検体槽に検体を入れてカートリッジ
待機部21にセットする。セットされたカートリッジ6
0は搬送機構によって、第一試薬分注部23、第一反応
路24、第二試薬分注部25、第二反応路26、未反応
成分除去部27、発光試薬分注部28、過酸化水素分注
部29に順次搬送される。各分注部において、カートリ
ッジ60は上昇搬送され、試薬分注ユニット31や未反
応成分除去ユニット32により試薬の分注やB/F分離
等が行われる。最後に反応液吸引部30で反応液が吸引
されて測光部35に送られ測光される。測定済みのカー
トリッジ60はカートリッジ排出部40に搬送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、検査項目に応じた試薬
を試料に分注して反応を行わせ、複数個の分析プロセス
を経て、最終的に得られた反応液を測定して分析するた
めの自動分析装置に係り、特に、複数項目の検査を並行
して行うことができる自動分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動分析装置としては、
例えば、特開平3− 48161号、特開平3−233362号、ま
たは、特開平3−186763号公報に示すようなもの等が提
案されている。これらの分析装置に共通することは、い
ずれも回転ディスク方式に基づいて機器構成がなされて
いることである。すなわち、円盤状の反応テーブルの周
囲に、試料テーブル、各種の試薬テーブル、光学ユニッ
ト、例えば測光ユニット、吸光度測光ユニット、蛍光測
光ユニット等のユニットを分析プロセスに従って配置
し、反応テーブルを回転させながら、反応テーブルの周
縁部に設置された反応容器を各ユニットの配置位置に搬
送し、それぞれの搬送位置で試料の分注や試薬の分注、
反応液の測定等を実行するものである。
【0003】この種の分析装置の詳細を、例えば、20
個の試料について3項目の分析を行う場合について、図
21に示し具体的に説明する。なお、この例では、一分
析について、3個の試薬を順次分注する場合について示
す。図21に示すように、円盤状の反応テーブル1は、
その上面の周縁部に試料数(20個)×項目数(3項
目)の反応を行わせるだけの数(60個)の反応容器P
1 〜P60が配置でき、回転可能に構成されている。ま
た、円盤状の試料テーブル2は、その上面の周縁部に試
料数(20個)の試料容器R1 〜R20が配置され、各試
料容器R1 〜R20には、各別の試料S1 〜S20が入れら
れて、回転可能に構成されており、各種の円盤状の試薬
テーブル3、4、5も、それぞれの上面に項目数(3項
目)の試薬容器Q31〜Q33、Q41〜Q43、Q51〜Q53
配置され、各試料容器Q31〜Q33、Q41〜Q43、Q51
53には、各別の試料X31〜X33、X41〜X43、X51
53が入れられて、回転可能に構成されている。測光ユ
ニット6は、反応容器P1 〜P60で反応が完了した反応
液を、反応容器を介して測光するための装置である。こ
れらの各テーブル2、3、4、5は、測光ユニット6と
ともに反応テーブル1の周囲の所定位置に配置されてい
る。さらに、反応テーブル1と、各テーブル2、3、
4、5との間には、試料S1 〜S20や各試薬X31
33、X41〜X43、X51〜X53を反応容器P1 〜P60
分注するための可動ノズル72 〜75 が配置されてい
る。
【0004】次に、上述の構成の分析装置の分析中の動
作を説明する。反応テーブル1は試料テーブル2から試
薬テーブル3、4、5を経て測光ユニット6に反応容器
1 〜P60を搬送するために所定のピッチで回転してい
る。反応容器P1 〜P60は、試料テーブル2の以前の位
置で図示しない反応容器供給機構によって反応テーブル
1に供給され、最初の反応容器P1 が試料テーブル2の
配置位置に搬送されると、試料テーブル2から最初の試
料S1 が可動ノズル72によって分注される。そして、
反応容器P2 、P3 がそれぞれ試料テーブル2の配置位
置に搬送されると、同様に試料S1 が可動ノズル72
よって分注される。反応容器P3 に試料S1 の分注が終
わると、試料テーブル2は次に試料容器R2 を分注可能
な位置に搬送するために回転する。そして、反応容器P
4 〜P6 がそれぞれ試料テーブル2の配置位置に搬送さ
れると、試料S2 が可動ノズル72によって分注され
る。以後、反応容器P58〜P60に最後の試料S20が分注
されるまで、同じ試料を3個の反応容器に順次分注して
いく。一方、先に試料が分注された反応容器は反応テー
ブル1の回転に従って搬送されて、各試薬テーブル3、
4、5の配置位置で各試薬が分注され、測光ユニット6
によって反応液が測光され、測光が終了した反応容器は
図示しない搬出機構によって反応テーブル1から搬出さ
れる。試薬テーブル3では、同じ試料が分注されている
3個の反応容器の1個ずつに各々の試薬X31、X32、X
33を可動ノズル73 によって分注するために、反応容器
に各試薬を分注するたびに、試薬容器Q31〜Q33を分注
可能な位置に搬送するために順次回転する。また、試薬
テーブル4、5でも、同様に同じ試料が分注されている
3個の反応容器の1個ずつに各々の試薬X41、X42、X
43および、X51、X52、X53が順次可動ノズル74 、7
5 によって分注される。このようにして、例えば、試料
1 が分注されている反応容器P1 には、試薬X31、X
41、X51が順次それぞれの試薬テーブル3、4、5で分
注され、同様に、P2、P3 には、それぞれ試薬X32
42、X52、試薬X33、X43、X53が順次分注される。
また、試薬テーブル3と試薬テーブル4との間、試薬テ
ーブル4と試薬テーブル5との間、試薬テーブル5と測
光ユニット6との間の搬送時間は、それぞれの試薬と試
料との反応時間に対応している。例えば、上述の反応容
器P1 に試薬X31が分注されてから、試薬X41が分注さ
れるまでの間の時間が試薬X31の反応時間に対応する。
【0005】従って、この種の分析装置では、反応テー
ブル1の回転動作の制御や、試料テーブル2、各種の試
薬テーブル3、4、5、測光ユニット6等の配置位置等
は、分析項目に応じて設計されている。また、一般的に
反応テーブル1等の大きさは、並行して測定する試料数
や分析項目数に比例して大きくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、装置の全体的な問題を挙げれば、第一
に、従来装置では試料テーブル2、各種の試薬テーブル
3、4、5、測光ユニット6等を反応テーブル1の周囲
に配置しなければならないので、装置が大きくなる(床
の専有面積が広くなる)という問題があり、また、試料
数や分析項目数が多くなれば、それに比例して反応テー
ブル1等を大きくしなければならないので、床の専有面
積がさらに広くなるとともに、反応テーブル1の内側の
未使用領域が増えることになるので、装置の面積利用率
が悪くなるという問題もある。
【0007】第二に、反応テーブル1上に、複数の反応
容器Pを載置して回転させながら搬送させているので、
搬送途中で反応容器Pの変位が生じたり、反応時間が変
化する恐れがある。
【0008】第三に、一つの反応テーブル1上におい
て、反応テーブル1の回転動作の制御により分析処理を
行っているために、例えば、反応時間が異なる分析処理
を行うためには、各テーブル2、3、4、5や測光ユニ
ット6等の配置位置を変えるか、反応テーブル1の回転
ピッチを変える等により対処しなければならず、さら
に、一部の反応時間を変更したい場合等には、反応テー
ブル1の回転ピッチを変えると、他の反応時間に影響を
与えるので、試薬テーブル等の配置を変えなければなら
ない。従って、分析項目に対して汎用性に乏しくなると
いう問題がある。
【0009】第四に、試薬テーブル上に置かれた同一回
転軌跡上の複数の異なった試薬に一つの可動ノズルが吸
引して分注するので、異なった試薬同士が混ざり合うと
いう問題がある。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは以下に示すよ
うなものである。
【0011】(1)装置を小型化し、試料の分析に要す
る処理時間を短縮した自動分析装置を提供する。
【0012】(2)より確実に反応容器を搬送する自動
分析装置を提供する。
【0013】(3)分析項目に対して汎用性のある自動
分析装置を提供する。
【0014】(4)異なった試薬同士の混入のない、よ
り正確に分析処理が行える自動分析装置を提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、検査項目に応じた試薬を
試料に分注して反応を行わせ、反応液を測定して分析す
る自動分析装置において、前記装置は、少なくとも試料
を入れるための試料槽と、複数項目の分析をそれぞれ別
個に行わせる複数個の反応槽とを一体化したカートリッ
ジと、装置前側に配置され、処理前の試料を入れた複数
個の前記カートリッジを収納するカートリッジ収納部
と、前記カートリッジ収納部内の各カートリッジを順に
送り出す第1搬送機構と、前記カートリッジ収納部から
送り出されたカートリッジを装置奥側へ搬送する第2搬
送機構と、装置奥側に並設される少なくとも下記のデバ
イス群と、(a) 第2搬送機構によって搬送されてきた
カートリッジの試料槽から試料を取り出して、そのカー
トリッジの各反応槽へ試料を分注する試料分注用デバイ
ス、(b)試料が分注されたカートリッジの各反応槽へ
試薬をそれぞれ分注する複数個の試薬分注用デバイス、
(c)カートリッジの各反応槽内の反応液を測定する測
定用デバイス、前記各デバイス間でカートリッジを搬送
する複数個の第3搬送機構と、前記試薬分注用デバイス
が配置された位置で、前記第3搬送機構との間でカート
リッジを受渡し可能に構成され、受け渡されたカートリ
ッジを試薬供給位置にまで上昇搬送させる昇降自在な第
4搬送機構と、測定済みのカートリッジを装置外部へ、
もしくはカートリッジを収納するカートリッジ回収部へ
搬送する第5搬送機構と、前記試薬分注用デバイスに供
給される試薬を貯留する試薬庫と、を備えたものであ
る。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の自動分析装置において、前記カートリッジは、その両
端部に開口を備えたツバがそれぞれ張り出し形成されて
おり、かつ、少なくとも前記各第3搬送機構は、前記カ
ートリッジのツバの開口に嵌入する凸部が一定ピッチで
形成された一対の固定部材を対向配置してなるカートリ
ッジ支持用の固定レールと、前記固定レールと同様の凸
部を備えた一対の可動部材を前記固定レールに隣接して
配備し、かつ、前記可動部材を上昇・前進・下降・後退
させる一連の動作を繰り返すことにより、カートリッジ
を固定レールに沿って凸部のピッチと同じピッチで搬送
する独立した可動レールと、で構成されているものであ
る。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の自動分析装置において、前記第4搬送機構は、前記第
3搬送機構の可動レールで送られてきたカートリッジの
ツバに係合するツバ受け部と、このツバ受け部を上昇駆
動することによって、前記ツバ受け部に支持されたカー
トリッジを試薬供給位置にまで上昇搬送する昇降駆動機
構とを備えているものである。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の自動分析装置において、前記試薬庫は、複数種類の試
薬を個別に貯留する水平移動可能な複数個の試薬容器
と、前記各試薬容器に設けられた開口部に挿入され、容
器内の試薬を吸引する昇降可能なチューブ群とを備え、
かつ、前記チュープ群を上昇退避させた状態で前記試薬
容器を水平移動させたときに、各試薬容器の開口部が、
別の試薬を吸引するチューブの下方位置を避けるよう
に、各試薬容器の開口部が配置されているものである。
【0019】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。請求項1に
記載の発明によれば、カートリッジ収納部に収納された
各カートリッジは、第1搬送機構によって順に送り出さ
れる。第2搬送機構は、このカートリッジを装置の奥側
へ搬送する。このカートリッジを試料注入用デバイスが
受け入れ、カートリッジの試料槽から試料を取り出し
て、各反応槽へ試料を分注する。試料を分注されたカー
トリッジは第3搬送機構によって、次の試薬分注用デバ
イスの配置位置に送られる。この配置位置にある第4搬
送機構は、第3搬送機構からカートリッジを受け取り、
このカートリッジを試薬供給位置にまで上昇搬送する。
試薬供給位置で試薬供給デバイスは各反応槽へ試薬をそ
れぞれ分注する。試薬が分注されると第4搬送機構はカ
ートリッジを下降搬送して、第3搬送機構に渡す。カー
トリッジはこの第3搬送機構によってさらに次の試薬分
注用デバイスに送られ、新たな試薬が分注される。所定
の試薬分注デバイスを経たカートリッジは、測定用デバ
イスに送られ、ここで反応液が測定される。反応液の測
定が終わったカートリッジは、第5搬送機構によって装
置前側へ搬送され、カートリッジ回収部に収納される
か、もしくは装置外部へ排出される。
【0020】請求項2に記載の発明によれば、第3搬送
機構の固定レールは、それに形成された凸部をカートリ
ッジのツバの開口に嵌入することにより、カートリッジ
を支持する。この状態で、可動レールが上昇することに
より、可動レールの凸部がカートリッジのツバを下方向
から持ち上げる。そして、可動レールが凸部のピッチと
略同じ距離だけ前進した後、下降することにより、カー
トリッジを固定レールの新たな凸部に受渡す。下降した
可動レールは、元の位置に後退移動する。可動レールが
上記の一連の動作を繰り返すことにより、カートリッジ
が固定レールに沿って凸部のピッチと同じピッチで搬送
される。
【0021】請求項3に記載の発明によれば、第3搬送
機構の可動レールで搬送されてきたカートリッジが、第
4搬送機構のツバ受け部に受け渡された後、昇降駆動機
構によってツバ受け部が上昇駆動されることにより、前
記ツバ受け部に支持されたカートリッジが試薬供給位置
にまで上昇搬送される。試薬の分注が終わると、ツバ受
け部が下降搬送され、第3搬送機構の可動レールに渡さ
れる。
【0022】請求項4に記載の発明によれば、試薬容器
が水平に引き出されたときに、試薬容器内の開口部が、
別の試薬を吸引するチューブの垂直下方を通らないの
で、試薬容器を引き出した時にチューブから試薬が滴下
しても別の試薬容器に入ることがない。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は実施例に係る自動分析装置の全体斜視図
である。図2はその内部構成を示す全体斜視図である。
図に示すように、本実施例の自動分析装置は、試料識別
用のデータや分析条件等を入力する入力装置11、表示
装置12、分析結果等を印字出力する出力装置13が配
備され、その内部は、分析ユニット14、シリンジユニ
ット15、試薬庫16、制御部17等によって構成され
ている。
【0024】まず、分析ユニット14について図3を参
照して説明する。図3は分析ユニットの概略構成を示す
平面図である。図に示すように、分析ユニット14は、
カートリッジ収納部21、検体分注ユニット22、第一
試薬分注部23、第一反応路24、第二試薬分注部2
5、第二反応路26、未反応成分除去部27、発光試薬
分注部28、過酸化水素分注部29、反応液吸引部3
0、カートリッジ回収部40、搬送機構50(51,5
2,53,54,55,56)等によって構成されてい
る。以下、各部の構成を詳細に説明する。
【0025】カートリッジ収納部21は、後述するX方
向への搬送機構51が配備され、その上に検査用の検体
が予め入れられている複数個のカートリッジ60がラッ
ク70に収納されて待機させられている。なお、カート
リッジ収納部21および以下の各部でのカートリッジ6
0の搬送は後述するX、Y、Z方向への搬送機構50に
よって行われる。
【0026】カートリッジ60の構成を図4を参照して
説明する。図4はカートリッジの構成を示す斜視図であ
る。カートリッジ60は、検体槽61と希釈槽62と3
個の反応槽63、64、65とを透明なポリスチレンに
よって一体成形している。検体槽61は検査を行う検
体、例えば、血清等を入れておくための部位であり、希
釈槽62は検体の希釈を行う部分であり、各反応槽6
3、64、65は検査項目に応じた反応をそれぞれ行わ
せる部分である。また、カートリッジ60の上部の両端
に設けられた一対のツバ66に形成された開口部67は
搬送時にカートリッジ60を保持するとともに倒れを防
止するためのものである。検体槽61は検体を入れやす
くすること等のために反応槽63、64、65よりも幅
広く取られており、また、注入した検体の有無や量を目
視で確認しやすくするために底を浅くし、さらに、複数
個のカートリッジ60を並べて各検体槽61にそれぞれ
の検体を順次入れるときに、隣の検体が混入しないよう
に、その上部は凸状に形成されている。希釈槽62は後
述するラック70への収納時に誤セットを防止し、ま
た、複数個のカートリッジ60を並べて各検体槽61に
それぞれの検体を順次入れるときに、検体槽61の位置
を合わせる目安として、誤って反応槽65に検体を入れ
ることを防止するためにその上部が検体槽61、反応槽
63、64、65よりもくぼませてある。
【0027】カートリッジ60を収納するラック70の
構成を図5を参照して説明する。図5はカートリッジ6
0を収納するラック70の破断斜視図である。ラック7
0は、図5に示すように、コの字状に折り曲げられた一
対のプレート71が、その両端を一対のサイドプレート
72に取付られている。それぞれのプレート71の上端
にはカートリッジ60の開口部67に嵌め込まれ、カー
トリッジ60を保持する複数の凸部73が一体に形成さ
れている。その上部に検体の蒸発を防止するための上蓋
74aと、あらかじめカートリッジ60をラック70に
収納しておいてから、検体を検体槽61へ入れる作業を
行う際に、反応槽63、64、65に検体が入らないよ
うに密閉しておく上蓋74bが、それぞれ開閉自在に取
り付けられている。また、上蓋74aと74bとは、カ
ートリッジ60の誤セットを防止するために、その先端
部が内側に折り曲げ形成されている。
【0028】検体分注ユニット22は、図示しない移動
可能な分注ノズルを備え、この分注ノズルは三方バルブ
を介してシリンジユニット15のシリンジと分注ノズル
の洗浄用バッファとに連通接続されている。この分注ユ
ニット22によって、検体槽61に分注ノズルを移動
し、シリンジを引くことによって検体を吸引し、その後
分注ノズルを各反応槽63、64、65に移動し、それ
ぞれの反応槽63、64、65に所定量の検体を分注す
る。
【0029】第一試薬分注部23には、図16に示すよ
うな試薬分注ユニット31と、Z(上下)方向への搬送
機構54とが備えられている。この試薬分注ユニット3
1は、カートリッジ収納部21から搬送されてきたカー
トリッジ60の各反応槽63、64、65にそれぞれの
検査項目に応じた第一試薬を分注する。
【0030】第一反応路24は、後述するX方向への搬
送機構55を備えており、上述の第一試薬分注部23で
各反応槽63、64、65に分注された第一試薬を所定
時間だけ反応させるためのラインである。この第一反応
路24に搬入されたカートリッジ60は、反応時間が経
過した後、順次第二試薬分注部25に搬送される。
【0031】第二試薬分注部25には、未反応成分除去
ユニット32と試薬分注ユニット31とZ方向への搬送
機構54とが備えられている。未反応成分除去ユニット
32は、第一反応路24から搬送されてきたカートリッ
ジ60の各反応槽63、64、65の中の反応液を例え
ば、特開平3−175361号公報に記載されたよう
に、磁気吸着を利用してB/F分離して、分注した第一
試薬との未反応成分を除去する。また、試薬分注ユニッ
ト31は、未反応成分除去ユニット32によって、未反
応成分が除去された各反応槽63、64、65の反応液
にそれぞれの検査項目に応じた第二試薬を分注する。
【0032】未反応成分除去ユニット32は、磁石と反
応液吸引ユニットとによって構成されている。
【0033】第二反応路26は、X方向への搬送機構5
6を備えており、上述の第二試薬分注部25で各反応槽
63、64、65に分注された第二試薬を所定時間だけ
反応させるためのラインである。
【0034】未反応成分除去部27には、未反応成分除
去ユニット32とZ方向への搬送機構54とが備えられ
ている。この未反応成分除去ユニット32は、第二反応
路26から搬送されてきたカートリッジ60の各反応槽
63、64、65の中の反応液をB/F分離して、分注
した第二試薬の未反応成分を除去する。
【0035】発光試薬分注部28には、未反応成分除去
ユニット32と試薬分注ユニット31とZ方向への搬送
機構54とが備えられている。この試薬分注ユニット3
1は、未反応成分除去部27で未反応成分が除去された
カートリッジ60の各反応槽63、64、65の反応液
をさらに未反応成分除去ユニット32で未反応成分を除
去し、その後の各反応液に発光試薬を分注する。
【0036】過酸化水素分注部29には、試薬分注ユニ
ット31とZ方向への搬送機構54とが備えられてい
る。この試薬分注ユニット31は、発光試薬分注部28
で発光試薬を分注されたカートリッジ60の各反応槽6
3、64、65の反応液にそれぞれ過酸化水素を分注す
る。
【0037】反応液吸引部30は、カートリッジ60の
各反応槽63、64、65の反応液を、吸引する分注ユ
ニット31を備え、この分注ユニット31で吸引された
各反応液は、測光部35に送られる。この測光部35
は、上述の過酸化水素分注部29までの検査プロセスが
完了したカートリッジ60の各反応槽63、64、65
の反応液から発光する光を計測することにより、検体中
に含まれる測定抗原を計数する。
【0038】カートリッジ回収部40は、上述の反応液
吸引部30によって測光が終了したカートリッジ60を
順次排出し、待機させておく場所である。
【0039】搬送機構50は、上述のカートリッジ収納
部21、第一試薬分注部23、第一反応路24、第二試
薬分注部25、第二反応路26、未反応成分除去部2
7、発光試薬分注部28、過酸化水素分注部29、反応
液吸引部30、カートリッジ回収部40にそれぞれ設置
されている。この搬送機構50によってカートリッジ6
0は、カートリッジ収納部21からカートリッジ回収部
40までの工程を検査プロセスに従って、直交座標軸方
向(X、Y、Z方向)に搬送される。
【0040】搬送機構50によるX方向への搬送を、検
体分注ユニット22の下部に設けられた搬送機構53を
例に採って説明する。図6は搬送機構53の概略構成を
示す正面図であり、図7は搬送機構53の概略構成を示
す側面図である。搬送機構53は、カートリッジ60を
所定位置で保持する固定レール110と、上昇、前進、
下降、後退を繰り返してカートリッジ60を搬送する可
動レール120と、可動レール120を昇降させる昇降
プレート130と、モータ140等から構成されてい
る。
【0041】固定レール110は、開口を上にした断面
コの字状に形成され、装置本体に固定配備される。搬送
方向に対向する一対の側板の上辺にそれぞれ所定ピッチ
間隔で凸部111が形成され、両側板のそれぞれの凸部
111にカートリッジ60の開口部67が嵌入されるよ
うにカートリッジ60が支持されている。
【0042】可動レール120は、固定レール110と
同じように形成され、下側から固定レール110の外側
を覆うように配備されている。そして、固定レール11
0と同じように、凸部121が凸部111と同じピッチ
間隔で形成されており、この凸部121の後述する動き
により、固定レール110の凸部111の上に保持され
たカートリッジ60をピッチ間隔づつ順次搬送するもの
である。
【0043】さらに、昇降プレート130も、可動レー
ル120と同じように形成され、下側から可動レール1
20の外側を覆うように配備されている。昇降プレート
130の各側板から張り出したブラケットにガイドピン
123がそれぞれ水平に支持されている。このガイドピ
ン123に、昇降プレート130に開設された長孔を介
して可動レール120から張り出しているツバ部が嵌入
されることによって、可動レール120がガイドピン1
23に摺動自在に支持されている。
【0044】昇降プレート130の下部に、モータ14
0を固定配備したフレーム141が設けられ、このフレ
ーム141と固定レール110とがガイドピン112に
よって連結されている。そして、昇降プレート130が
支持部材135を介してガイドピン112を上下スライ
ド可能に案内されている。
【0045】また、昇降プレート130とフレーム14
1とは、昇降プレート130のa点に軸支された一対の
リンク131と、フレーム141のb点に軸支された一
対のリンク132とで連結されており、各リンク13
1、132の遊端側のc点間に連結リンク133が架け
渡されている。なお、背面側にも同様のリンク機構が設
けられている。これらのリンク機構を駆動することによ
り、昇降プレート130を介して可動レール120が昇
降するように構成されている。
【0046】上述したリンク機構を駆動する機構を図
8、図9を参照して説明する。図8は図7におけるA−
A矢視断面図であり、図9は図7におけるB−B矢視断
面図である。モータ軸142には連結軸143を介して
上部に搬送アーム144が取り付けられ、この搬送アー
ム144の遊端側に遊転ローラ145が取り付けられて
いる。また、搬送アーム144の下部には昇降アーム1
46が取り付けられ、昇降アーム146の遊端側に遊転
ローラ147が取り付けられている。搬送アーム144
の遊転ローラ145は、可動レール120の下面に折り
曲げられた一対のガイド面122aと122bに接触作
用する高さに設けられ、後述する可動レール120の搬
送に用いられる。また、昇降アーム146の遊転ローラ
147は、連結リンク133のc点に軸支されたシャフ
ト134a、134bに接触作用する高さに設けられ、
後述する昇降プレート140の昇降に用いられる。
【0047】次に、X方向への搬送機構53の動作を、
待機状態を示した図8、図9と、各状態を示した図10
ないし図13とを参照し説明する。 (1)まず、固定レール110の凸部111aにカート
リッジ60が保持されており、可動レール120の凸部
121aは固定レール110の凸部111aと凸部11
1bの中間下部に位置している。遊転ローラ147はシ
ャフト134aに作用して、遊転ローラ145はガイド
面122a、ガイド面122bどちらにも作用していな
い位置にある。
【0048】(2)モータ140が駆動されると、図1
0に示すように、搬送アーム144の遊転ローラ145
がガイド面122aの内面に接触開始することにより、
可動レール120が逆搬送方向に移動して、遊転ローラ
145がガイド面122aの中心位置になると、凸部1
21aが固定レールの凸部111aの真下に達する。ま
た、昇降アーム146の遊転ローラ147はシャフト1
34aから離れる。
【0049】(3)さらに回転が進むと、図11に示す
ように、搬送アーム144の遊転ローラ145がガイド
面122aの内面より離れ、凸部121aはその位置に
保持される。また、昇降アーム146の遊転ローラ14
7はシャフト134bに接触開始することにより、図6
に示したように、リンク132がb点を中心に立ち上が
るとともに、リンク131がa点を中心に立ち上がる。
なお、リンク131とリンク132は連結リンク133
によりc点でピン結合されているので、昇降プレート1
30の支持部材135がガイドピン112を摺動しなが
ら昇降プレート130が上昇するとともに、可動レール
120が上昇し凸部121aが凸部111aを通過しカ
ートリッジ60の開口部67に嵌まりカートリッジ60
を持ち上げる。
【0050】(4)図12に示すように、搬送アーム1
44の遊転ローラ145がガイド面122bの内面に接
触開始することにより、可動レール120が搬送方向に
移動して、遊転ローラ145がガイド面122bの中心
位置になると、カートリッジ60を保持した凸部121
aが固定レールの凸部111bの真上に達する。また、
昇降アーム146の遊転ローラ147はシャフト134
bから離れる。
【0051】(5)図13に示すように、搬送アーム1
44の遊転ローラ145がガイド面122bの内面によ
り離れ、凸部121aはその位置に保持される。また、
昇降アーム146の遊転ローラ147はシャフト134
aに接触開始することにより、図6に示したように、シ
ャフト134aが押されることにより、リンク132b
がb点を中心に揺動するとともに、リンク131bがa
点を中心に屈曲する。なお、リンク131bとリンク1
32bは連結リンク133によりc点で軸支されている
ので、昇降プレート130の支持部材135がガイドピ
ン112を摺動しながら昇降プレート130が降下する
とともに、可動レール120が降下し凸部121aが凸
部111bを通過して、カートリッジ60の開口部67
が固定レール110の凸部111bに嵌まりカートリッ
ジ60を保持する。
【0052】以上で、本装置の1ピッチの搬送が終了し
て、上記の動作を繰り返すことによりカートリッジ60
が順次X方向へ搬送されていく。
【0053】次にY方向の搬送機構52の構成を図1
4、図15を参照して説明する。図14はカートリッジ
収納部21と搬送機構50を示した平面図であり、図1
5はそのC−C矢視断面図である。Y方向の搬送機構5
2は、平面視でコの字状に形成されたツバ受け部材21
0の先端に対向するように一対の凸部211が設けられ
ており、この凸部211でカートリッジ60の開口67
を受け取り、カートリッジ60をY方向へ搬送するもの
である。
【0054】ツバ受け部材210は、ガイドシャフト2
13に摺動自在に嵌め付けられた連結部材212に連結
支持されている。連結部材212にはフレーム214を
介してローラ216が取り付けられている。このローラ
216は、ガイドシャフト213と平行に設けられた断
面コの字形状のレール215が案内されている。また、
連結部材212は、図示しないモータによって駆動され
る無端ベルト217に連結されている。なお、ツバ受け
部材210のカートリッジ60側にはシリコーンラバー
218が貼設されて、カートリッジ60への衝撃が和ら
げられている。モータを正逆方向に回転することによ
り、ベルト217を介してツバ受け部材210に受けら
れたカートリッジ60を搬送ライン200の開始端部位
201(図14参照)と終端部位202(図17参照)
との間で移動させるようになっている。また、搬送ライ
ン200の開始端部位201と終端部位202には、図
示しないセンサがそれぞれの位置に配備され、カートリ
ッジ60の搬送位置を検出できるように構成されてい
る。
【0055】次にZ方向の搬送機構54の構成を図16
を参照して説明する。図16はZ方向の搬送機構54を
示した側面図である。図に示すように、固定されたガイ
ド部材310に配設されたスライド軸受311に、一対
のシャフト312が挿通されている。これらのシャフト
312の先端部にツバ受け部材313が連結され、シャ
フト312の基端部にステー314が連結されている。
そのステー314にa点を中心に揺動するアーム315
の先端が遊びをもたせてピン結合されている。図示しな
いモータに円盤状の回転板316が連結され、その回転
板316の外周付近のb点に軸支された連結アーム31
7の先端がアーム315にピン結合されている。回転板
316が回転することにより、連結アーム317を介し
てアーム315がa点を中心に揺動駆動され、ツバ受け
部材313に受けられたカートリッジ60をZ方向に搬
送させる。
【0056】以上のように、本実施例装置はカートリッ
ジ60をX、Y、Z方向に立体的に搬送するように構成
されている。
【0057】次に、本実施例装置の動作を説明する。 (1)まず、カートリッジ収納部21に備えられた搬送
機構51の可動レール120が、上述したように駆動さ
れることにより、ラック70内の各カートリッジ60が
固定レール110上を順次X方向に移動する。先頭のカ
ートリッジ60が固定レール110の先端の凸部111
に達すると、可動レール120の次の1サイクルの運動
により、前記カートリッジ60は搬送ライン200の開
始端部201に待機しているツバ受け部材211に受け
渡される。
【0058】(2)カートリッジ60を受け取ったツバ
受け部材211は、Y方向へ移動を始める。そして、図
17に示したように、カートリッジ60を搬送ライン2
00の終端部202に搬送する。
【0059】(3)終端部202において、前記搬送機
構51とは逆に、搬送機構53の可動レール120の先
端凸部121がカートリッジ60のツバ部66を下から
受け取り、カートリッジ60をX方向に移動して、カー
トリッジ60を検体分注ユニット22の前(検体分注ユ
ニット22による検体の分注位置P22)まで搬送す
る。そして、検体分注ユニット22によって、このカー
トリッジ60の検体槽61から検体が取り出されて、各
反応槽63、64、65に必要に応じて分注される。検
体の分注が終了すると搬送機構53は、再びカートリッ
ジ60を移動して、カートリッジ60を後述する搬送機
構54に渡す。
【0060】一方、搬送機構52のツバ受け部210か
らカートリッジ60が上述の可動レール120の凸部1
21に移されると、搬送機構52はツバ受け部210を
開始端部201側に戻す。このように搬送機構52のツ
バ受け部210が、開始端部201側に戻されると、上
述したように、搬送機構51は、再びカートリッジ60
を搬送し、次のカートリッジ60を搬送機構52のツバ
受け部210にセットし、搬送機構52は上述と同様に
搬送ライン200の終端部202にそのカートリッジ6
0を搬送する。
【0061】(4)検体分注ユニット22で、検体の分
注が終わったカートリッジ60は、上述したように搬送
機構53によって、第一試薬分注部23側に移され、カ
ートリッジ60は第一試薬分注部23に向けて(Z方
向)に搬送され、さらに、第一試薬分注部23で第一試
薬の分注が完了すると下降搬送された後、第一反応路2
4上をX方向に搬送される。
【0062】具体的に説明すると、図16に示すよう
に、搬送機構53は、搬送されてきたカートリッジ60
を、第一試薬分注部23の待機位置P23aで待機して
いる搬送機構54のツバ受け部313に渡す。搬送機構
54のツバ受け部313は、搬送機構53の固定レール
110の凸部111と同じ位置に配置されているので、
搬送機構53によって搬送されたカートリッジ60は、
搬送機構54のツバ受け部313に渡されることにな
る。このように、カートリッジ60が、搬送機構54の
ツバ受け部313で受けられると、搬送機構53の可動
レール120は、カートリッジ60の搬送を完了し後退
する。
【0063】搬送機構54のツバ受け部313に受けら
れたカートリッジ60は、搬送機構54によってZ方向
に上昇させられ、第一試薬分注部23の分注位置P23
bに搬送される。そして、首振り揺動された試薬分注ユ
ニット31のカートリッジ60によって各反応槽63、
64、65に所定の第一試薬がそれぞれ分注される。第
一試薬の分注が完了すると、搬送機構54は、カートリ
ッジ60を降下させ、待機位置P23aにカートリッジ
60をもどす。このとき、第一反応路24に備えられた
搬送機構55の可動レール120の凸部121(搬送機
構53と同様の構成)は、図17に示すように、第一反
応路24の待機位置P23aに待機している。
【0064】(5)第一試薬の分注が完了したカートリ
ッジ60が待機位置P23aに戻されると、その待機位
置P23aで待機している搬送機構55の可動レール1
20がカートリッジ60を受けとる。カートリッジ60
は搬送機構55によって第一反応路24上を搬送され
る。
【0065】ところで、図17に示すように、第一反応
路24に搬送されたカートリッジ60の次に搬送機構5
3によって搬送されてきたカートリッジ(検体分注ユニ
ット22で検体が分注されたカートリッジ)60は、検
体分注ユニット22の前で待機しており、前のカートリ
ッジ60が第一反応路24に搬送されるのを待ってい
る。そして、搬送機構54が開放されてそのツバ受け部
313が待機位置P23aで待機している状態で、次の
カートリッジ60が搬送機構54に渡される。
【0066】(6)第一反応路24に搬送されたカート
リッジ60は、分注された第一試薬の反応に要する時間
よりも長い時間をかけて、次の、第二試薬分注部25側
に搬送される。第二試薬分注部25では、上述した第一
試薬分注部23と同様に、カートリッジ60が第二試薬
分注部25に向けて上昇搬送され、さらに、第二試薬分
注部25で第二試薬の分注が完了すると下降搬送された
後、第二反応路26に渡されて搬送される。
【0067】このように、第一試薬分注部23で第一試
薬が分注されてから、カートリッジ60が第一反応路2
4上を搬送され、第二試薬分注部25に搬送されるまで
の時間が、少なくとも第一試薬の反応時間になるよう
に、搬送速度が決められている。従って、X方向の搬送
機構の搬送速度を調整して制御することにより、反応時
間が異なる種々の検査の場合にも本実施例装置を用いる
ことができる。以下に、その具体例を説明する。
【0068】「第一具体例」第一のカートリッジ60が
第一試薬の分注を完了した時点から時間を追って説明す
る。なお、条件は下記の通りである。 カートリッジ処理間隔 … 4.5 分 第一反応時間 … 10.0 分 搬送機構55の凸部121の数 … 9個
【0069】 0分: 分注を終えた第一のカートリ
ッジ60を降ろし、搬送機構55を所定の回数動作させ
て第一反応路24上へ送る。なお、所定の回数とは、搬
送機構55の凸部121が第一のカートリッジ60を受
け取り、次の分注を終えた第二のカートリッジ60を受
け取るまでに、第一のカートリッジ60を第二試薬分注
部25に最も近づくようにすることである。所定の回数
は下記のように求められる。まず、第一反応路24に乗
るカートリッジ60の最大個数は、 第一反応時間/カートリッジ処理間隔+1 ……(1) (小数点以下切り捨て)で求められ、3個となる。そし
て、カートリッジ60を第二試薬分注部25に最も近づ
けるための所定の回数は、 搬送機構55の凸部121の数 /第一反応路24に乗るカートリッジ60の最大個数……(2) (小数点以下切り捨て)で求められ、3回(凸部121
から次の凸部121への移動回数)となる。この状態を
下記の符号 ↑ : 試薬分注部 ・ : カートリッジの無い凸部121 c : カートリッジのある凸部121 を用いて表現すると、 ↑・・・・・・c・・↑ となり、右から3番目の凸部121に第一のカートリッ
ジ60が送られる。
【0070】 4.5 分経過後:第二のカートリッジ6
0が第一試薬の分注を完了し、搬送機構55を所定の回
数(3回)動作させて第一反応路24上へ送られる。こ
の状態を上記と同様に符号で表現すると、 ↑・・・c・・c・・↑ となり、第一のカートリッジ60は6番目、第二のカー
トリッジ60は3番目の凸部121にそれぞれ送られ
る。(以下、同様に符号で表現する。)
【0071】 9.0 分経過後:第三のカートリッジ6
0が第一試薬の分注を完了し、搬送機構55を所定の回
数動作させて第一反応路24上へ送られる。 ↑c・・c・・c・・↑
【0072】 10.0分経過後:第一のカートリッジ6
0が第一反応を完了し、第二試薬分注部25へ送られ
る。なお、搬送機構55は、第二試薬分注部25が第一
のカートリッジ60を検知するまで送り続ける。 ↑・・c・・c・・・↑ このままでは、第四のカートリッジ60が第一試薬分注
部23から降ろせなくなるので、第一反応路24上の2
個のカートリッジ60を元の位置に戻すように搬送機構
55を後退させる。 ↑・・・c・・c・・↑
【0073】 13.5分経過後:第四のカートリッジ6
0が第一試薬の分注を完了し、搬送機構55を所定の回
数動作させて第一反応路24上へ送られる。 ↑c・・c・・c・・↑ 以後、上記動作が繰り返される。
【0074】「第二具体例」次に、下記に示す別の条件
での具体例を説明する。 カートリッジ処理間隔 … 3.0 分 第一反応時間 … 10.0 分 搬送機構55の凸部121の数 … 9個
【0075】 0分: 分注を終えた第一のカートリ
ッジ60を降ろし、搬送機構55を所定の回数動作させ
て第一反応路24上へ送る。なお、第一反応路24に乗
るカートリッジ60の最大個数は、(1) 式により4個と
なり、所定の回数は、(2) 式により2回となる。この状
態を第一具体例と同様に符号を用いて表現すると、 ↑・・・・・・・c・↑ となる。
【0076】 3.0 分経過後:第二のカートリッジ6
0が第一試薬の分注を完了し、搬送機構55を所定の回
数(2回)動作させて第一反応路24上へ送られる。 ↑・・・・・c・c・↑
【0077】 6.0 分経過後:第三のカートリッジ6
0が第一試薬の分注を完了し、搬送機構55を所定の回
数動作させて第一反応路24上へ送られる。 ↑・・・c・c・c・↑
【0078】 9.0 分経過後:第四のカートリッジ6
0が第一試薬の分注を完了し、搬送機構55を所定の回
数動作させて第一反応路24上へ送られる。 ↑・c・c・c・c・↑
【0079】 10.0分経過後:第一のカートリッジ6
0が第一反応を完了し、第二試薬分注部25へ送られ
る。なお、搬送機構55は、第二試薬分注部25が第一
のカートリッジ60を検知するまで送り続ける。 ↑・c・c・c・・・↑ このままでは、第五のカートリッジ60が第一試薬分注
部23から降ろせなくなるので、第一反応路24中の3
個のカートリッジ60を元の位置に戻すように搬送機構
55を後退させる。 ↑・・・c・c・c・↑
【0080】 12.0分経過後:第五のカートリッジ6
0が第一試薬の分注を完了し、搬送機構55を所定の回
数動作させて第一反応路24上へ送られる。 ↑・c・c・c・c・↑ 以後、上記動作が繰り返される。以上のように、搬送機
構55を動作させることによって、カートリッジ60の
処理間隔や反応時間を自由に設定することができる。こ
れは、搬送機構55がカートリッジ60を前進、後退で
きることを最大限に利用した一例である。
【0081】(7)第二試薬分注部25では、そこに備
えられた未反応成分除去ユニット32によって未反応成
分を除去した後、試薬分注ユニット31によって所定の
第二試薬が分注される。第二試薬の分注が完了すると、
搬送機構54は、カートリッジ60をZ方向に降下させ
る。
【0082】(8)第二反応路26に搬送されたカート
リッジ60は、上述の第一反応路24と同様に、第二反
応路26で所定の反応時間の経過を待ち、その後、未反
応成分除去部27側に渡される。
【0083】第二反応路26の先端にも、上述した第一
試薬分注部23に設けられた搬送機構54と同様の搬送
機構が設けられており、第二反応路26から未反応成分
除去部27の待機位置で受け取ったカートリッジ60を
上昇させて未反応成分除去部27の処理位置(未反応成
分の除去処理を行う位置)に搬送する。そして、そこに
備えられた未反応成分除去ユニット32によって未反応
成分の除去が行われた後、降下搬送された後、搬送機構
53と同様の構成の搬送機構によって、発光試薬分注部
28に搬送される。
【0084】(9)発光試薬分注部28でも同様に、発
光試薬分注部28の待機位置で受け取ったカートリッジ
60をZ方向に上昇させて発光試薬分注部28の分注位
置に搬送し、試薬分注ユニット31によって発光試薬の
分注が行われる。それが完了した後、カートリッジ60
を降下搬送して、X方向に搬送し過酸化水素分注部29
に渡される。
【0085】(10)過酸化水素分注部29でも同様
に、過酸化水素分注部29の待機位置で受け取ったカー
トリッジ60を上昇させて過酸化水素分注部29の分注
位置に搬送して、試薬分注ユニット31によって過酸化
水素の分注が行われる。それが完了した後、カートリッ
ジ60を降下搬送して、X方向に搬送して、所定の反応
時間が経過した後、反応液吸引部30に渡す。
【0086】(11)反応液吸引部30では、分注ユニ
ット31でカートリッジ60の各反応槽63、64、6
5の反応液を吸引し、これらの反応液を測光部35に送
る。測光部35では、各反応液の発光状態を計測する。
反応液が吸引されたカートリッジ60は、搬送機構52
と同様の搬送機構によって、Y方向へ搬送されてカート
リッジ回収部41(または、42、43)に搬入され
る。以上のように、実施例の分析処理が行われる。
【0087】次に、試薬庫16の構成を図18、図19
を参照して説明する。図18は試薬庫の概略構成を示す
平面図であり。図19はそのD−D矢視断面図である。
試薬庫16は、複数個の試薬容器510と、試薬テーブ
ル520と、フレーム530などから構成されている。
【0088】試薬容器510は、試薬テーブル520上
に形成された開口部に嵌め込まれ、その上から中央部に
開口511を持つキャップ512により蓋がされてい
る。試薬テーブル520は下部両側面に、図示しない一
対のレールが装備されており、装置前側に引き出せるよ
うに構成されている。試薬テーブル520上の複数の試
薬容器510は、その開口511がテーブル520の引
き出し方向(Y方向)の線上において、別の試薬容器5
10の開口部511を横切らないように配置されてい
る。例えば、開口511aと開口511bとは引き出し
経路が重ならない。
【0089】そして、それぞれの開口511と係合する
位置にチューブ531がチューブホルダ532を介して
フレーム530に取り付けられている。このフレーム5
30は、図示しないレバーにより昇降するように構成さ
れて、試薬の交換時などに、レバー操作によりフレーム
530を上昇させて試薬容器510からチューブ531
の先端部を引き出す。そして、試薬テーブル520を装
置手前に引き出して、試薬の交換などを行なう。その際
に、試薬容器510の各開口511の引き出し方向(Y
方向)の軌跡が、他の開口511の配置位置を横切らな
いようにように各開口511が配置されているので、引
き上げられたチューブ531から試薬が滴下しても別の
試薬容器510の中に入ることはない。
【0090】次に、シリンジユニット15の構成を図2
0を参照して説明する。図20はシリンジユニットの概
略構成を示す側面図である。シリンジユニット15は、
図2に示したように、各分注ユニットに対応して装置奥
部に複数並設されて、上述した試薬庫16と各分注ユニ
ットとにチューブ531を介して連通連結されている。
各シリンジユニット15は、吸引用シリンジ602と、
吸引路切り換え用のバルブ603と、シリンジ駆動用モ
ータ604などをフレーム601に配備しており、その
先端部において、装置フレーム610にヒンジ611を
介してa点を中心に揺動可能に支持されている。そし
て、シリンジユニット15群の両側で、門形の支持バー
605がb点を中心に揺動可能に支持されている。フレ
ーム601は、その中央部にツメ部材606が水平方向
にスライド可能に取り付けられて、フレーム601の内
部に収納可能になっている。そのツメ部材606は、シ
リンジユニット15がa点を中心に引き上げられた時
に、b点を中心に揺動された支持バー605の先端部に
係止される。これにより、組立作業が容易となり、補
修、点検時などにも、シリンジユニット15が開かれて
支持バー605に係止されることにより、装置内部の部
品交換などが行いやすいようになっている。
【0091】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、一つのカートリッジによって
複数項目の分析を同時に行うので、分析の所要時間を短
縮することができる。また、装置前側にカートリッジ収
納部とカートリッジ回収部を配置し、分析に必要なデバ
イス群を装置奥側に配置して、各部を搬送機構で連結
し、しかも、カートリッジへの試薬の分注は水平面内の
搬送経路よりも上方で行うように構成したので、装置全
体を極めてコンパクトに形成することができる。
【0092】請求項2に記載の発明によれば、カートリ
ッジのツバに形成された開口に、第3搬送機構の可動レ
ールの凸部を嵌入して搬送するので、カートリッジの脱
落や変位がなく、カートリッジを確実に搬送することが
できる。また、複数個の第3搬送機構の各可動レールは
独立して駆動されるので、試薬の反応時間に応じて各第
3搬送機構の搬送速度を各々独立して調整することが可
能であり、汎用性のある自動分析装置を実現することが
できる。
【0093】また、請求項3に記載の発明によれば、第
4搬送機構のツバ受け部が、カートリッジのツバに係合
して、カートリッジを上昇駆動するので、カートリッジ
の上昇搬送が確実に行われる。また、カートリッジを持
ち上げることで、その間、前段の第3搬送機構段を駆動
して、次のカートリッジを試薬分注デバイスの配置位置
の近くに待機させておくことができるので、分析処理を
効率よく行うことができる。
【0094】請求項4に記載の発明によれば、試薬容器
内の開口部が、別の試薬を吸引するチューブの垂直下方
を通らないので、試薬容器を引き出した時にチューブよ
り試薬が滴下しても、異なった試薬同士が混ざり合うこ
とがなく、より正確に分析処理が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る自動分析装置の全体斜視図であ
る。
【図2】自動分析装置の内部構成を示す全体斜視図であ
る。
【図3】分析ユニットの概略構成を示す平面図である。
【図4】カートリッジの構成を示す斜視図である。
【図5】カートリッジを収納するラックの構成を示す破
断斜視図である。
【図6】X方向搬送機構の概略構成を示す正面図であ
る。
【図7】X方向搬送機構の概略構成を示す側面図であ
る。
【図8】図7におけるA−A矢視断面図である。
【図9】図7におけるB−B矢視断面図である。
【図10】搬送動作を示した正面図である。
【図11】搬送動作を示した正面図である。
【図12】搬送動作を示した正面図である。
【図13】搬送動作を示した正面図である。
【図14】カートリッジ収納部と搬送機構を示した平面
図である。
【図15】図14のC−C矢視断面図である。
【図16】Z方向搬送機構を示した側面図である。
【図17】各分注ユニットと搬送機構を示した平面図で
ある。
【図18】試薬庫の概略構成を示す平面図である。
【図19】図18のD−D矢視断面図である。
【図20】シリンジユニットの概略構成を示す側面図で
ある。
【図21】従来装置の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
11 … 入力装置 12 … 表示装置 13 … 出力装置 14 … 分析ユニット 15 … シリンジユニット 16 … 試薬庫 17 … 制御部 21 … カートリッジ収納部 22 … 検体分注ユニット 23 … 第一試薬分注部 24 … 第一反応路 25 … 第二試薬分注部 26 … 第二反応路 27 … 未反応成分除去部 28 … 発光試薬分注部 29 … 過酸化水素分注部 30 … 反応液吸引部 31 … 試薬分注ユニット 32 … 未反応成分除去ユニット 35 … 測光部 40 … カートリッジ回収部 50 … 搬送機構 60 … カートリッジ 70 … ラック 200 … 搬送ライン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査項目に応じた試薬を試料に分注して
    反応を行わせ、反応液を測定して分析する自動分析装置
    において、 前記装置は、少なくとも試料を入れるための試料槽と、
    複数項目の分析をそれぞれ別個に行わせる複数個の反応
    槽とを一体化したカートリッジと、 装置前側に配置され、処理前の試料を入れた複数個の前
    記カートリッジを収納するカートリッジ収納部と、 前記カートリッジ収納部内の各カートリッジを順に送り
    出す第1搬送機構と、 前記カートリッジ収納部から送り出されたカートリッジ
    を装置奥側へ搬送する第2搬送機構と、 装置奥側に並設される少なくとも下記のデバイス群と、 (a) 第2搬送機構によって搬送されてきたカートリッ
    ジの試料槽から試料を取り出して、そのカートリッジの
    各反応槽へ試料を分注する試料分注用デバイス、 (b)試料が分注されたカートリッジの各反応槽へ試薬
    をそれぞれ分注する複数個の試薬分注用デバイス、 (c)カートリッジの各反応槽内の反応液を測定する測
    定用デバイス、 前記各デバイス間でカートリッジを搬送する複数個の第
    3搬送機構と、 前記試薬分注用デバイスが配置された位置で、前記第3
    搬送機構との間でカートリッジを受渡し可能に構成さ
    れ、受け渡されたカートリッジを試薬供給位置にまで上
    昇搬送させる昇降自在な第4搬送機構と、 測定済みのカートリッジを装置外部へ、もしくはカート
    リッジを収納するカートリッジ回収部へ搬送する第5搬
    送機構と、 前記試薬分注用デバイスに供給される試薬を貯留する試
    薬庫と、 を備えたことを特徴とする自動分析装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動分析装置におい
    て、 前記カートリッジは、その両端部に開口を備えたツバが
    それぞれ張り出し形成されており、かつ、 少なくとも前記各第3搬送機構は、前記カートリッジの
    ツバの開口に嵌入する凸部が一定ピッチで形成された一
    対の固定部材を対向配置してなるカートリッジ支持用の
    固定レールと、前記固定レールと同様の凸部を備えた一
    対の可動部材を前記固定レールに隣接して配備し、か
    つ、前記可動部材を上昇・前進・下降・後退させる一連
    の動作を繰り返すことにより、カートリッジを固定レー
    ルに沿って凸部のピッチと同じピッチで搬送する独立し
    た可動レールと、 で構成されている自動分析装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の自動分析装置におい
    て、 前記第4搬送機構は、前記第3搬送機構の可動レールで
    送られてきたカートリッジのツバに係合するツバ受け部
    と、このツバ受け部を上昇駆動することによって、前記
    ツバ受け部に支持されたカートリッジを試薬供給位置に
    まで上昇搬送する昇降駆動機構とを備えている自動分析
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の自動分析装置におい
    て、 前記試薬庫は、複数種類の試薬を個別に貯留する水平移
    動可能な複数個の試薬容器と、前記各試薬容器に設けら
    れた開口部に挿入され、容器内の試薬を吸引する昇降可
    能なチューブ群とを備え、かつ、前記チュープ群を上昇
    退避させた状態で前記試薬容器を水平移動させたとき
    に、各試薬容器の開口部が、別の試薬を吸引するチュー
    ブの下方位置を避けるように、各試薬容器の開口部が配
    置されている自動分析装置。
JP20879893A 1993-07-30 1993-07-30 自動分析装置 Pending JPH0743367A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20879893A JPH0743367A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 自動分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20879893A JPH0743367A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 自動分析装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0743367A true JPH0743367A (ja) 1995-02-14

Family

ID=16562298

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20879893A Pending JPH0743367A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 自動分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0743367A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2015029674A1 (ja) * 2013-09-02 2017-03-02 株式会社日立ハイテクノロジーズ 自動分析装置
CN111051893A (zh) * 2017-11-08 2020-04-21 株式会社日立高新技术 自动分析装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2015029674A1 (ja) * 2013-09-02 2017-03-02 株式会社日立ハイテクノロジーズ 自動分析装置
CN111051893A (zh) * 2017-11-08 2020-04-21 株式会社日立高新技术 自动分析装置
CN111051893B (zh) * 2017-11-08 2023-12-29 株式会社日立高新技术 自动分析装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11754582B2 (en) Automated diagnostic analyzer and method for its operation
US20210302456A1 (en) Sample analysis device
JP4128449B2 (ja) 自動分析装置
US4834944A (en) Automatic analytical apparatus
CN107407689B (zh) 自动分析装置
JP6148670B2 (ja) 容器供給装置
CN113785205B (zh) 自动分析装置
JPS62289762A (ja) 生化学反応測定装置
WO1994012885A1 (en) Multi-channel automatic immunoassay system
JP3294991B2 (ja) デイスポーザブルな反応容器を用いる分析装置
JPH03279863A (ja) 自動分析装置
JPH0743367A (ja) 自動分析装置
JP3733431B2 (ja) 自動分注装置
CA2101951A1 (en) Systems for conducting multiple analytical procedures using a central processing hub
CN216082790U (zh) 化学发光分析仪
JPH11223636A (ja) 自動分注装置
CN220961555U (zh) 一种试样分配装置及样本分析仪
JP2003194833A (ja) マイクロプレート搬送装置
JPH0146030B2 (ja)
JP3740417B2 (ja) 分注装置
JPS62182664A (ja) プレ−ト処理器を有する自動化液体処理装置及び方法
JPH06213905A (ja) 多項目自動免疫測定システム
JPH06105259B2 (ja) 試料容器の移送装置
WO2020262359A1 (ja) 自動分析装置
CN113671203A (zh) 化学发光分析仪