JPH0743303A - Ｌｉｆによる濃度計測装置及び方法 - Google Patents
Ｌｉｆによる濃度計測装置及び方法Info
- Publication number
- JPH0743303A JPH0743303A JP18995393A JP18995393A JPH0743303A JP H0743303 A JPH0743303 A JP H0743303A JP 18995393 A JP18995393 A JP 18995393A JP 18995393 A JP18995393 A JP 18995393A JP H0743303 A JPH0743303 A JP H0743303A
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- JP
- Japan
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- laser
- fluorescence
- measured
- molecule
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 液体燃焼場や固体燃焼場等においても、ＬＩ
Ｆによる濃度計測を可能とする。 【構成】 励起用パルスレーザ１１により、第１及び第
２の色素レーザ１３ａ，１３ｂを発振させ、波長の異な
る二つのレーザ光を僅かな時間差を持たせて出力させ
る。この二つのレーザ光は、合体された後にビームエク
スパンダを介して測定場１８に照射される。このとき励
起された測定対象分子及び背景部より生ずる蛍光は、色
素レーザ１３ａ，１３ｂに同期した２台のＣＣＤカメラ
２０ａ，２０ｂで撮影される。この際、一方のＣＣＤカ
メラ２０ａにより、測定対象分子からの蛍光と背景光が
撮影され、他方のＣＣＤカメラ２０ｂにより背景光のみ
が撮影される。そして、２台のＣＣＤカメラの出力の一
方から他方を差引くことにより、測定対象分子の発する
蛍光のみを抽出し、測定対象分子の二次元濃度分布を得
る。
Ｆによる濃度計測を可能とする。 【構成】 励起用パルスレーザ１１により、第１及び第
２の色素レーザ１３ａ，１３ｂを発振させ、波長の異な
る二つのレーザ光を僅かな時間差を持たせて出力させ
る。この二つのレーザ光は、合体された後にビームエク
スパンダを介して測定場１８に照射される。このとき励
起された測定対象分子及び背景部より生ずる蛍光は、色
素レーザ１３ａ，１３ｂに同期した２台のＣＣＤカメラ
２０ａ，２０ｂで撮影される。この際、一方のＣＣＤカ
メラ２０ａにより、測定対象分子からの蛍光と背景光が
撮影され、他方のＣＣＤカメラ２０ｂにより背景光のみ
が撮影される。そして、２台のＣＣＤカメラの出力の一
方から他方を差引くことにより、測定対象分子の発する
蛍光のみを抽出し、測定対象分子の二次元濃度分布を得
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、微粉炭バーナ、ディー
ゼルエンジン、ボイラ等の化学種濃度・温度計測に用い
られるＬＩＦ（レーザ誘起蛍光法：Laser Induced Fluo
rescense）による濃度計測装置及び方法に関する。
ゼルエンジン、ボイラ等の化学種濃度・温度計測に用い
られるＬＩＦ（レーザ誘起蛍光法：Laser Induced Fluo
rescense）による濃度計測装置及び方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の一般的なＬＩＦによる濃度計測装
置を図４に示す。同図において、１は励起用パルスレー
ザで、この励起用パルスレーザ１により色素レーザ２を
発振させ、例えばＮＯ等の測定対象分子の電子エネルギ
ーに対応した波長のレーザ光を出力させる。色素レーザ
２から発振されたレーザ光は、ビームエクスパンダ３に
おいて、シート状にされた後に測定場４に照射される。
置を図４に示す。同図において、１は励起用パルスレー
ザで、この励起用パルスレーザ１により色素レーザ２を
発振させ、例えばＮＯ等の測定対象分子の電子エネルギ
ーに対応した波長のレーザ光を出力させる。色素レーザ
２から発振されたレーザ光は、ビームエクスパンダ３に
おいて、シート状にされた後に測定場４に照射される。
【０００３】測定場４において励起された測定対象分子
から発せられる蛍光は、レンズ５で集光された後にＣＣ
Ｄカメラ６で計測される。このＣＣＤカメラ６は、色素
レーザ２の発振と同期を取るために同期ライン７で接続
される。
から発せられる蛍光は、レンズ５で集光された後にＣＣ
Ｄカメラ６で計測される。このＣＣＤカメラ６は、色素
レーザ２の発振と同期を取るために同期ライン７で接続
される。
【０００４】上記蛍光は、ＬＩＦによる濃度計測におい
ては、図５に示すように、測定対象となる分子の電子エ
ネルギー差に対応する波長の入射光を、電子が吸収する
ことで分子は上位電子準位へと励起された後に、放射や
衝突の過程を経て、安定した基底準位へ遷移する際に観
察されるものである。
ては、図５に示すように、測定対象となる分子の電子エ
ネルギー差に対応する波長の入射光を、電子が吸収する
ことで分子は上位電子準位へと励起された後に、放射や
衝突の過程を経て、安定した基底準位へ遷移する際に観
察されるものである。
【０００５】そして、測定対象分子の濃度は、測定対象
分子からの蛍光強度により決定される。例えば、図６に
示すように、蛍光強度が２００ppm ，５００ppm ，１０
００ppm の３種類測定された場合には、１０００ppm が
計測された測定場の分子濃度が高いことになる。しか
し、一般に液体燃焼場や固体燃焼場等では図７に示すよ
うに測定対象分子からの蛍光だけではなく、液体燃料又
は固体燃料から背景光（バックグラウンド蛍光）が発せ
られる。
分子からの蛍光強度により決定される。例えば、図６に
示すように、蛍光強度が２００ppm ，５００ppm ，１０
００ppm の３種類測定された場合には、１０００ppm が
計測された測定場の分子濃度が高いことになる。しか
し、一般に液体燃焼場や固体燃焼場等では図７に示すよ
うに測定対象分子からの蛍光だけではなく、液体燃料又
は固体燃料から背景光（バックグラウンド蛍光）が発せ
られる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】測定対象分子の濃度を
求めるためには、上記背景光を除去する必要があるが、
この背景光は、測定対象分子からの蛍光と同時に発せら
れるため、これら二つの蛍光を分けることは困難であ
る。このために従来は、液体燃焼場や固体燃焼場にはＬ
ＩＦを適用することが出来ないという問題があった。
求めるためには、上記背景光を除去する必要があるが、
この背景光は、測定対象分子からの蛍光と同時に発せら
れるため、これら二つの蛍光を分けることは困難であ
る。このために従来は、液体燃焼場や固体燃焼場にはＬ
ＩＦを適用することが出来ないという問題があった。
【０００７】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、液体燃焼場や固体燃焼場等においても、ＬＩＦによ
る濃度計測を行なうことができるＬＩＦによる濃度計測
装置及び方法を提供することを目的とする。
で、液体燃焼場や固体燃焼場等においても、ＬＩＦによ
る濃度計測を行なうことができるＬＩＦによる濃度計測
装置及び方法を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明に係るＬＩＦによ
る濃度計測装置は、励起用パルスレーザを第１及び第２
の色素レーザに導き、第１の色素レーザを測定対象分子
が発する蛍光の波長に、第２の色素レーザを背景光のも
ととなる波長に合せる手段と、上記二つの色素レーザ光
を合体し、僅かな時間差を持たせて測定場に照射する手
段と、上記色素レーザ光の時間差に応じてシャッタを切
り、上記測定場を撮影する２台のＣＣＤカメラと、上記
２台のＣＣＤカメラの出力の一方から他方を差引いて測
定対象分子の発する蛍光を抽出する手段とを具備したこ
とを特徴とする。
る濃度計測装置は、励起用パルスレーザを第１及び第２
の色素レーザに導き、第１の色素レーザを測定対象分子
が発する蛍光の波長に、第２の色素レーザを背景光のも
ととなる波長に合せる手段と、上記二つの色素レーザ光
を合体し、僅かな時間差を持たせて測定場に照射する手
段と、上記色素レーザ光の時間差に応じてシャッタを切
り、上記測定場を撮影する２台のＣＣＤカメラと、上記
２台のＣＣＤカメラの出力の一方から他方を差引いて測
定対象分子の発する蛍光を抽出する手段とを具備したこ
とを特徴とする。
【０００９】また、本発明に係るＬＩＦによる濃度計測
方法は、第１の色素レーザを測定対象分子が発する蛍光
の波長に、第２の色素レーザを背景光のもととなる波長
に合せ、上記二つの異なった波長のレーザ光を測定場に
僅かな時間差を持たせて照射し、同時間差に応じて測定
場の蛍光を撮影し、撮影された出力から背景光のみを差
引いて測定対象分子のみの蛍光を抽出するようにしたこ
とを特徴とする。
方法は、第１の色素レーザを測定対象分子が発する蛍光
の波長に、第２の色素レーザを背景光のもととなる波長
に合せ、上記二つの異なった波長のレーザ光を測定場に
僅かな時間差を持たせて照射し、同時間差に応じて測定
場の蛍光を撮影し、撮影された出力から背景光のみを差
引いて測定対象分子のみの蛍光を抽出するようにしたこ
とを特徴とする。
【００１０】
【作用】励起用パルスレーザからのレーザ光により、第
１及び第２の色素レーザを発振させる。この際、まず、
第１の色素レーザから測定対象分子が発する蛍光の波長
に一致した波長のレーザ光が出力され、その後、僅かな
時間間隔をおいて第２の色素レーザから、背景光のもと
となる波長のレーザ光が出力される。この波長の異なる
二つのレーザ光は、ミラー、ビームスプリッタ等を介し
て合体された後、測定場に照射される。
１及び第２の色素レーザを発振させる。この際、まず、
第１の色素レーザから測定対象分子が発する蛍光の波長
に一致した波長のレーザ光が出力され、その後、僅かな
時間間隔をおいて第２の色素レーザから、背景光のもと
となる波長のレーザ光が出力される。この波長の異なる
二つのレーザ光は、ミラー、ビームスプリッタ等を介し
て合体された後、測定場に照射される。
【００１１】測定場において、励起された測定対象分子
及び液体燃料、固体燃料等の背景部より生ずる蛍光は、
第１及び第２の色素レーザに同期して動作するを２台の
ＣＣＤカメラで撮影される。この際、第１の色素レーザ
に同期したＣＣＤカメラにより、測定対象分子からの蛍
光と背景光が撮影され、第２の色素レーザに同期したＣ
ＣＤカメラにより、背景光のみが撮影される。
及び液体燃料、固体燃料等の背景部より生ずる蛍光は、
第１及び第２の色素レーザに同期して動作するを２台の
ＣＣＤカメラで撮影される。この際、第１の色素レーザ
に同期したＣＣＤカメラにより、測定対象分子からの蛍
光と背景光が撮影され、第２の色素レーザに同期したＣ
ＣＤカメラにより、背景光のみが撮影される。
【００１２】従って、２台のＣＣＤカメラの出力の一方
から他方を差引くことによって、測定対象分子の発する
蛍光のみを抽出でき、測定対象分子の二次元濃度分布を
知ることができる。
から他方を差引くことによって、測定対象分子の発する
蛍光のみを抽出でき、測定対象分子の二次元濃度分布を
知ることができる。
【００１３】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。本発明の一実施例に係るＬＩＦ（レーザ誘起蛍
光法：Laser Induced Fluorescense）による濃度計測装
置の構成例を図１に示す。
明する。本発明の一実施例に係るＬＩＦ（レーザ誘起蛍
光法：Laser Induced Fluorescense）による濃度計測装
置の構成例を図１に示す。
【００１４】同図に示すように励起用パルスレーザ１１
から出力されるレーザ光は、ビームスプリッタ１２によ
り分岐され、その一方は第１の色素レーザ１３ａに送ら
れ、他方はミラー１４で反射して第２の色素レーザ１３
ｂに送られる。色素レーザ１３ａ，１３ｂは、励起用パ
ルスレーザ１１からのレーザ光により発振し、測定用の
レーザ光Ｌａ１，Ｌａ２を出力する。この色素レーザ１
３ａ，１３ｂから出力されるレーザ光Ｌａ１，Ｌａ２
は、ミラー１５及びビームスプリッタ１６により同軸上
に合体され、ビームエクスパンダ１７を介して液体燃焼
場や、固体燃焼場等の測定場１８に照射される。
から出力されるレーザ光は、ビームスプリッタ１２によ
り分岐され、その一方は第１の色素レーザ１３ａに送ら
れ、他方はミラー１４で反射して第２の色素レーザ１３
ｂに送られる。色素レーザ１３ａ，１３ｂは、励起用パ
ルスレーザ１１からのレーザ光により発振し、測定用の
レーザ光Ｌａ１，Ｌａ２を出力する。この色素レーザ１
３ａ，１３ｂから出力されるレーザ光Ｌａ１，Ｌａ２
は、ミラー１５及びビームスプリッタ１６により同軸上
に合体され、ビームエクスパンダ１７を介して液体燃焼
場や、固体燃焼場等の測定場１８に照射される。
【００１５】この場合、上記色素レーザ１３ａは、測定
場１８における測定対象分子が発する蛍光の波長に一致
する波長のレーザ光Ｌａ１を発生し、色素レーザ１３ｂ
は、測定場１７における液体燃料、固体燃料等による背
景光のもととなる波長のレーザ光Ｌａ２を発生するよう
に設定される。更に、上記色素レーザ１３ａと色素レー
ザ１３ｂとは，僅かな時間差例えば５０〜１００ｎｓの
時間差を持ってレーザ光Ｌａ１，Ｌａ２を発生するよう
に設定される。
場１８における測定対象分子が発する蛍光の波長に一致
する波長のレーザ光Ｌａ１を発生し、色素レーザ１３ｂ
は、測定場１７における液体燃料、固体燃料等による背
景光のもととなる波長のレーザ光Ｌａ２を発生するよう
に設定される。更に、上記色素レーザ１３ａと色素レー
ザ１３ｂとは，僅かな時間差例えば５０〜１００ｎｓの
時間差を持ってレーザ光Ｌａ１，Ｌａ２を発生するよう
に設定される。
【００１６】そして、上記レーザ光Ｌａ１，Ｌａ２の照
射により測定場１８に生じる蛍光を、レンズ１９ａ，１
９ｂで集光し、ＣＣＤカメラ２０ａ，２０ｂにより撮影
する。この場合、ＣＣＤカメラ２０ａ，２０ｂは、色素
レーザ１３ａ，１３ｂから同期ライン２１ａ，２１ｂを
介して与えられる同期信号に同期してシャッタ動作を行
なうようになっている。
射により測定場１８に生じる蛍光を、レンズ１９ａ，１
９ｂで集光し、ＣＣＤカメラ２０ａ，２０ｂにより撮影
する。この場合、ＣＣＤカメラ２０ａ，２０ｂは、色素
レーザ１３ａ，１３ｂから同期ライン２１ａ，２１ｂを
介して与えられる同期信号に同期してシャッタ動作を行
なうようになっている。
【００１７】また、ＣＣＤカメラ２０ａ，２０ｂで撮影
された画像情報は、図示しないが、画像処理回路へ送ら
れる。この画像処理回路は、ＣＣＤカメラ２０ａの撮影
画像からＣＣＤカメラ２０ｂの撮影画像を差し引くこと
により、測定対象分子のみの蛍光強度を抽出して二次元
濃度分布を得ている。
された画像情報は、図示しないが、画像処理回路へ送ら
れる。この画像処理回路は、ＣＣＤカメラ２０ａの撮影
画像からＣＣＤカメラ２０ｂの撮影画像を差し引くこと
により、測定対象分子のみの蛍光強度を抽出して二次元
濃度分布を得ている。
【００１８】次に上記実施例の動作について説明する。
一般に、測定対象分子が励起される（蛍光を発する）波
長の範囲は非常に狭く、強い励起波長（レーザ波長）依
存性を有する。一方、液体燃料や固体燃料等からの蛍光
は励起波長に対する依存性が少ない。
一般に、測定対象分子が励起される（蛍光を発する）波
長の範囲は非常に狭く、強い励起波長（レーザ波長）依
存性を有する。一方、液体燃料や固体燃料等からの蛍光
は励起波長に対する依存性が少ない。
【００１９】そこで、図２に示すように波長の異なる二
つのレーザ光、即ち、測定対象分子が発する蛍光の波長
に一致する波長のレーザ光Ｌａ１、及び液体燃料、固体
燃料等の背景部が発する背景光となる波長のレーザ光Ｌ
ａ２を用いると、図３に示すように、レーザ光Ｌａ１に
より測定対象分子からの蛍光及び背景光（測定対象分子
からの蛍光＋液体、固体燃料からの蛍光強度）の強度を
計測でき、レーザ光２により背景光（液体、固体燃料か
らの蛍光強度）のみを計測できる。
つのレーザ光、即ち、測定対象分子が発する蛍光の波長
に一致する波長のレーザ光Ｌａ１、及び液体燃料、固体
燃料等の背景部が発する背景光となる波長のレーザ光Ｌ
ａ２を用いると、図３に示すように、レーザ光Ｌａ１に
より測定対象分子からの蛍光及び背景光（測定対象分子
からの蛍光＋液体、固体燃料からの蛍光強度）の強度を
計測でき、レーザ光２により背景光（液体、固体燃料か
らの蛍光強度）のみを計測できる。
【００２０】即ち、励起用パルスレーザ１１からの励起
光により、まず、色素レーザ１３ａからレーザ光Ｌａ１
を発生し、続いて微少時間後、例えば５０〜１００ｎｓ
後に色素レーザ１３ｂからレーザ光Ｌａ２を発生して測
定場１８に照射する。そして、このレーザ光の照射に同
期してＣＣＤカメラ２０ａ，２０ｂを動作させ、測定場
１８における蛍光を撮影する。この結果、ＣＣＤカメラ
２０ａにより、レーザ光Ｌａ１に基づく測定対象分子か
らの蛍光及び背景光が撮影され、ＣＣＤカメラ２０ｂに
より、レーザ光Ｌａ２に基づく背景光のみが撮影され
る。
光により、まず、色素レーザ１３ａからレーザ光Ｌａ１
を発生し、続いて微少時間後、例えば５０〜１００ｎｓ
後に色素レーザ１３ｂからレーザ光Ｌａ２を発生して測
定場１８に照射する。そして、このレーザ光の照射に同
期してＣＣＤカメラ２０ａ，２０ｂを動作させ、測定場
１８における蛍光を撮影する。この結果、ＣＣＤカメラ
２０ａにより、レーザ光Ｌａ１に基づく測定対象分子か
らの蛍光及び背景光が撮影され、ＣＣＤカメラ２０ｂに
より、レーザ光Ｌａ２に基づく背景光のみが撮影され
る。
【００２１】そして、ＣＣＤカメラ２０ａ，２０ｂの撮
影画像を画像処理回路に出力し、図３に示すようにＣＣ
Ｄカメラ２０ａの撮影画像から得られる蛍光Ａ（測定対
象分子による蛍光＋背景光）より、ＣＣＤカメラ２０ｂ
の撮影画像から得られる蛍光Ｂ（背景光）を差し引くこ
とによって、測定対象分子のみの蛍光強度を抽出するこ
とができ、測定対象分子の二次元濃度分布を知ることが
できる。
影画像を画像処理回路に出力し、図３に示すようにＣＣ
Ｄカメラ２０ａの撮影画像から得られる蛍光Ａ（測定対
象分子による蛍光＋背景光）より、ＣＣＤカメラ２０ｂ
の撮影画像から得られる蛍光Ｂ（背景光）を差し引くこ
とによって、測定対象分子のみの蛍光強度を抽出するこ
とができ、測定対象分子の二次元濃度分布を知ることが
できる。
【００２２】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、Ｌ
ＩＦによる濃度計測において、液体燃料、固体燃料等の
背景部からの背景光を除去でき、従来測定が困難であっ
た微粉炭バーナやエンジン等における二次元ガス成分濃
度計測をＬＩＦを用いて行なうことができる。
ＩＦによる濃度計測において、液体燃料、固体燃料等の
背景部からの背景光を除去でき、従来測定が困難であっ
た微粉炭バーナやエンジン等における二次元ガス成分濃
度計測をＬＩＦを用いて行なうことができる。
【図１】本発明の一実施例に係るＬＩＦによる濃度計測
装置の構成を示す図。
装置の構成を示す図。
【図２】同実施例における測定対象分子及び液体・固体
燃料からの蛍光特性を示す図。
燃料からの蛍光特性を示す図。
【図３】同実施例に係る背景光の除去に関する図。
【図４】従来のＬＩＦによる濃度測定の構成を示すブロ
ック図。
ック図。
【図５】従来のＬＩＦによる濃度測定における蛍光を説
明するための図。
明するための図。
【図６】従来のＬＩＦによる濃度測定における濃度と蛍
光強度の関係を表わす図。
光強度の関係を表わす図。
【図７】従来のＬＩＦによる濃度測定における背景光を
説明するための図。
説明するための図。
１１ 励起用パルスレーザ １２ ビームスプリッタ １３ａ，１３ｂ 色素レーザ １４，１５ ミラー １６ ビームスプリッタ １７ ビームエクスパンダ １８ 測定場 １９ａ，１９ｂ 集光用レンズ ２０ａ，２０ｂ ＣＣＤカメラ ２１ａ，２１ｂ 同期ライン
Claims (2)
- 【請求項１】 励起用パルスレーザを第１及び第２の色
素レーザに導き、第１の色素レーザを測定対象分子が発
する蛍光の波長に、第２の色素レーザを背景光のもとと
なる波長に合せる手段と、 上記二つの色素レーザ光を合体し、僅かな時間差を持た
せて測定場に照射する手段と、 上記色素レーザ光の時間差に応じてシャッタを切り、上
記測定場を撮影する２台のＣＣＤカメラと、 上記２台のＣＣＤカメラの出力の一方から他方を差引い
て測定対象分子の発する蛍光を抽出する手段とを具備し
たことを特徴とするＬＩＦによる濃度計測装置。 - 【請求項２】 第１の色素レーザを測定対象分子が発す
る蛍光の波長に、第２の色素レーザを背景光のもととな
る波長に合せ、上記二つの異なった波長のレーザ光を測
定場に僅かな時間差を持たせて照射し、同時間差に応じ
て測定場の蛍光を撮影し、撮影された出力から背景光の
みを差引いて測定対象分子のみの蛍光を抽出するように
したことを特徴とするＬＩＦによる濃度計測方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18995393A JP3224640B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | Ｌｉｆによる濃度計測装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18995393A JP3224640B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | Ｌｉｆによる濃度計測装置及び方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0743303A true JPH0743303A (ja) | 1995-02-14 |
| JP3224640B2 JP3224640B2 (ja) | 2001-11-05 |
Family
ID=16249964
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18995393A Expired - Fee Related JP3224640B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | Ｌｉｆによる濃度計測装置及び方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3224640B2 (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2007516411A (ja) * | 2003-06-27 | 2007-06-21 | コミツサリア タ レネルジー アトミーク | 生物学的試料または化学的試料を定量分析するための方法 |
| JP2017533415A (ja) * | 2014-09-29 | 2017-11-09 | ノバダック テクノロジーズ インコーポレイテッド | 自己蛍光の存在下での、生物的物質内のターゲット蛍光体のイメージング |
| US10265419B2 (en) | 2005-09-02 | 2019-04-23 | Novadaq Technologies ULC | Intraoperative determination of nerve location |
| US10278585B2 (en) | 2012-06-21 | 2019-05-07 | Novadaq Technologies ULC | Quantification and analysis of angiography and perfusion |
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| JP2022535925A (ja) * | 2019-06-07 | 2022-08-10 | ビーエーエスエフ コーティングス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | コンピュータビジョンアプリケーションによって流体を検出するための方法及び装置 |
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-
1993
- 1993-07-30 JP JP18995393A patent/JP3224640B2/ja not_active Expired - Fee Related
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