JPH0743267A - 水分測定操作装置のシール装置 - Google Patents
水分測定操作装置のシール装置Info
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- JPH0743267A JPH0743267A JP20690793A JP20690793A JPH0743267A JP H0743267 A JPH0743267 A JP H0743267A JP 20690793 A JP20690793 A JP 20690793A JP 20690793 A JP20690793 A JP 20690793A JP H0743267 A JPH0743267 A JP H0743267A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水分測定操作時での容器開口部における外気
の侵入阻止及び気化水分の漏出防止を効果的に行なう。 【構成】 水分測定操作装置20が、被測定試料12を
容納した試料容器10を下方開口部22から受け入れる
筺体21を有し、筺体21の上部には、下方開口部22
から受け入れる試料容器10の薄膜シート状蓋片13に
刺通するガス導入針14と気化水分導出針15とを突設
した測定基板23を設け、また、測定基板23の下面部
周囲には、薄膜シート状蓋片13を介して試料容器体1
1の開口部11aを含む開口縁部11bを内外に対して
シールするシール部材25を抱持させて構成する。
の侵入阻止及び気化水分の漏出防止を効果的に行なう。 【構成】 水分測定操作装置20が、被測定試料12を
容納した試料容器10を下方開口部22から受け入れる
筺体21を有し、筺体21の上部には、下方開口部22
から受け入れる試料容器10の薄膜シート状蓋片13に
刺通するガス導入針14と気化水分導出針15とを突設
した測定基板23を設け、また、測定基板23の下面部
周囲には、薄膜シート状蓋片13を介して試料容器体1
1の開口部11aを含む開口縁部11bを内外に対して
シールするシール部材25を抱持させて構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、試料容器内に容納され
た被測定試料を加熱して水分を気化させ、当該試料中に
含まれる水分量を測定するカール・フィッシャー水分定
量法を実施するために適用される水分測定操作装置のシ
ール装置に関するものである。
た被測定試料を加熱して水分を気化させ、当該試料中に
含まれる水分量を測定するカール・フィッシャー水分定
量法を実施するために適用される水分測定操作装置のシ
ール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、カール・フィッシャー水分定量
法を用いる水分測定装置においては、ドライパージされ
た試料容器内に被測定試料を容納しておき、当該試料容
器内を測定部に接続させた上で、これを外部から加熱し
て水分を気化させ、かつ気化された水分をキャリアガス
により測定部に導入させて、その水分量を測定するよう
にしている。
法を用いる水分測定装置においては、ドライパージされ
た試料容器内に被測定試料を容納しておき、当該試料容
器内を測定部に接続させた上で、これを外部から加熱し
て水分を気化させ、かつ気化された水分をキャリアガス
により測定部に導入させて、その水分量を測定するよう
にしている。
【0003】すなわち、従来のこの種の水分測定装置の
場合には、例えば、特開平1−216226号公報に開
示されているように、予めドライパージされた試料容器
内に被測定試料を容納すると共に、その開口部を蓋部材
の被蓋で密封シールさせておき、このようにドライパー
ジ下で被測定試料を密封容納した試料容器について、加
熱気化処理の直前に蓋部材を取り外して開蓋させ、かつ
当該開蓋された試料容器を装置の測定位置に移動して再
度、Oリングの介在で密封状態にシールさせ、その後、
先のように操作処理して測定するのである。
場合には、例えば、特開平1−216226号公報に開
示されているように、予めドライパージされた試料容器
内に被測定試料を容納すると共に、その開口部を蓋部材
の被蓋で密封シールさせておき、このようにドライパー
ジ下で被測定試料を密封容納した試料容器について、加
熱気化処理の直前に蓋部材を取り外して開蓋させ、かつ
当該開蓋された試料容器を装置の測定位置に移動して再
度、Oリングの介在で密封状態にシールさせ、その後、
先のように操作処理して測定するのである。
【0004】しかし、前記した従来の水分測定装置で
は、被測定試料を容納した試料容器を用いる測定に際し
て、まず、加熱気化処理の直前に蓋部材を取り外して一
旦、開蓋させ、ついで、装置の測定位置に移動し、再
度、密封シールさせるようにしているために、せっかく
ドライパージ下で被測定試料を密封容納した試料容器内
に対しては、一旦、開蓋させた後、再度、密封シールさ
せるまでの間に、たとえ微量ではあるにもせよ、周囲雰
囲気から水分が侵入して、被測定試料の含有水分量を正
確かつ厳密には測定し得ないという、この種の水分測定
装置にとっては致命的な欠陥がある。
は、被測定試料を容納した試料容器を用いる測定に際し
て、まず、加熱気化処理の直前に蓋部材を取り外して一
旦、開蓋させ、ついで、装置の測定位置に移動し、再
度、密封シールさせるようにしているために、せっかく
ドライパージ下で被測定試料を密封容納した試料容器内
に対しては、一旦、開蓋させた後、再度、密封シールさ
せるまでの間に、たとえ微量ではあるにもせよ、周囲雰
囲気から水分が侵入して、被測定試料の含有水分量を正
確かつ厳密には測定し得ないという、この種の水分測定
装置にとっては致命的な欠陥がある。
【0005】そこで、本発明者らは、先に、次のような
試料容器の閉蓋密封シール手段を提案した。
試料容器の閉蓋密封シール手段を提案した。
【0006】即ち、この提案された新規手段では、外部
からの水分の侵入不能な薄膜シート状蓋片を用い、ドラ
イパージ下で試料容器内に被測定試料を容納させると共
に、該試料容器の開口部に対し、この薄膜シート状蓋片
を接着シールして閉蓋密封させるものであり、このよう
に構成させた試料容器によれば、被測定試料の含有水分
量の測定に際し、該薄膜シート状蓋片に対して外部から
連通針などを直接、刺通させることにより、あらためて
試料容器を開蓋させずに、該連通針を介して被測定試料
の気化水分を容易に測定部へ取り出すことができる。
からの水分の侵入不能な薄膜シート状蓋片を用い、ドラ
イパージ下で試料容器内に被測定試料を容納させると共
に、該試料容器の開口部に対し、この薄膜シート状蓋片
を接着シールして閉蓋密封させるものであり、このよう
に構成させた試料容器によれば、被測定試料の含有水分
量の測定に際し、該薄膜シート状蓋片に対して外部から
連通針などを直接、刺通させることにより、あらためて
試料容器を開蓋させずに、該連通針を介して被測定試料
の気化水分を容易に測定部へ取り出すことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、前記本発明者
らによって提案された試料容器体の開口部を薄膜シート
状蓋片で閉蓋密封シールしてなる試料容器を用いる水分
測定手段において、該試料容器を水分測定操作装置に受
け入れて水分測定を行なう場合、その課題として残され
るのは、水分測定操作装置に受け入れた試料容器の開口
部を、外部側から容器内部への外気の侵入はもとよりこ
と、特に、測定操作時に水分が気化されて内圧の高めら
れた容器内部から外部側への気化水分の漏出をいかに阻
止するかという点であって、この点については、現在の
ところ必ずしも良好には改善されていないものであっ
た。
らによって提案された試料容器体の開口部を薄膜シート
状蓋片で閉蓋密封シールしてなる試料容器を用いる水分
測定手段において、該試料容器を水分測定操作装置に受
け入れて水分測定を行なう場合、その課題として残され
るのは、水分測定操作装置に受け入れた試料容器の開口
部を、外部側から容器内部への外気の侵入はもとよりこ
と、特に、測定操作時に水分が気化されて内圧の高めら
れた容器内部から外部側への気化水分の漏出をいかに阻
止するかという点であって、この点については、現在の
ところ必ずしも良好には改善されていないものであっ
た。
【0008】本発明は、このような課題を解消するため
になされたもので、その目的とするところは、薄膜シー
ト状蓋片で閉蓋密封シールされた試料容器を用い、この
試料容器内の被測定試料の含有水分量をカール・フィッ
シャー水分定量法で測定する装置にあって、水分測定操
作時での容器開口部における外気の侵入阻止及び気化水
分の漏出防止を効果的になし得るようにした、この種の
水分測定操作装置のシール装置を提供することである。
になされたもので、その目的とするところは、薄膜シー
ト状蓋片で閉蓋密封シールされた試料容器を用い、この
試料容器内の被測定試料の含有水分量をカール・フィッ
シャー水分定量法で測定する装置にあって、水分測定操
作時での容器開口部における外気の侵入阻止及び気化水
分の漏出防止を効果的になし得るようにした、この種の
水分測定操作装置のシール装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る水分測定操作装置のシール装置は、被
測定試料を容納した試料容器体の開口部を含む開口縁部
を薄膜シート状蓋片で閉蓋密封シールさせてなる試料容
器を用い、前記試料容器を水分測定操作装置に受け入れ
て、該試料容器の薄膜シート状蓋片にガス導入針と気化
水分導出針とを刺通させた状態で、前記被測定試料を外
部から制御加熱して含有水分を気化させた後、前記ガス
導入針から導入されるキャリアガスにより、前記気化水
分導出針から気化水分を導出するようにした水分測定装
置に適用されて、前記水分測定操作装置に受け入れる試
料容器の内外をシールするシール装置であって、前記水
分測定操作装置が、前記被測定試料を容納した試料容器
を下方開口部から受け入れる筺体を有し、該筺体の上部
には、下方開口部から受け入れる試料容器の薄膜シート
状蓋片に刺通するガス導入針と気化水分導出針とを夫々
に突設した測定基板を設け、また、前記測定基板の下面
部周囲には、前記薄膜シート状蓋片を介して試料容器体
の開口部を含む開口縁部を内外に対してシールするシー
ル部材を抱持させて構成したことを特徴とするものであ
る。
に、本発明に係る水分測定操作装置のシール装置は、被
測定試料を容納した試料容器体の開口部を含む開口縁部
を薄膜シート状蓋片で閉蓋密封シールさせてなる試料容
器を用い、前記試料容器を水分測定操作装置に受け入れ
て、該試料容器の薄膜シート状蓋片にガス導入針と気化
水分導出針とを刺通させた状態で、前記被測定試料を外
部から制御加熱して含有水分を気化させた後、前記ガス
導入針から導入されるキャリアガスにより、前記気化水
分導出針から気化水分を導出するようにした水分測定装
置に適用されて、前記水分測定操作装置に受け入れる試
料容器の内外をシールするシール装置であって、前記水
分測定操作装置が、前記被測定試料を容納した試料容器
を下方開口部から受け入れる筺体を有し、該筺体の上部
には、下方開口部から受け入れる試料容器の薄膜シート
状蓋片に刺通するガス導入針と気化水分導出針とを夫々
に突設した測定基板を設け、また、前記測定基板の下面
部周囲には、前記薄膜シート状蓋片を介して試料容器体
の開口部を含む開口縁部を内外に対してシールするシー
ル部材を抱持させて構成したことを特徴とするものであ
る。
【0010】
【作用】従って、本発明による水分測定操作装置のシー
ル装置においては、試料容器を水分測定操作装置に受け
入れて、該試料容器の薄膜シート状蓋片にガス導入針と
気化水分導出針とを刺通させる際に、同時に抱持されて
いるシール部材によって試料容器体の開口部が内外に対
してシールされる。
ル装置においては、試料容器を水分測定操作装置に受け
入れて、該試料容器の薄膜シート状蓋片にガス導入針と
気化水分導出針とを刺通させる際に、同時に抱持されて
いるシール部材によって試料容器体の開口部が内外に対
してシールされる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る水分測定操作装置のシー
ル装置の実施例につき、図1及び図2を参照して詳細に
説明する。
ル装置の実施例につき、図1及び図2を参照して詳細に
説明する。
【0012】図1(a)、(b)は、本発明に適用する
一例での水分測定装置における被測定試料を容納密封し
た試料容器と、該試料容器の密封用薄膜シート状蓋片に
対するガス導入針及び気化水分導出針の刺通状態を夫々
に示す各断面説明図である。
一例での水分測定装置における被測定試料を容納密封し
た試料容器と、該試料容器の密封用薄膜シート状蓋片に
対するガス導入針及び気化水分導出針の刺通状態を夫々
に示す各断面説明図である。
【0013】また、図2は、本発明の一実施例を適用し
た水分測定操作装置のシール装置の概要構成を一部拡大
して示す縦断面図である。
た水分測定操作装置のシール装置の概要構成を一部拡大
して示す縦断面図である。
【0014】先ず、図1(a)、(b)において、本例
による試料容器10としては、開口部11aを開口させ
た耐熱性の試料容器体11を使用し、該耐熱性容器体1
1内をドライパージさせた状態で、その容器内部に被測
定試料12を容納すると共に、開口部11aを含む開口
縁部11bに対して、外部からの水分などの侵入が不能
な薄膜シート状蓋片、ここでは、アルミニウムの箔膜シ
ート片(以下、アルミシート片と呼ぶ)13を接着させ
ることにより、全面で密封シールした構成のものを用い
る。
による試料容器10としては、開口部11aを開口させ
た耐熱性の試料容器体11を使用し、該耐熱性容器体1
1内をドライパージさせた状態で、その容器内部に被測
定試料12を容納すると共に、開口部11aを含む開口
縁部11bに対して、外部からの水分などの侵入が不能
な薄膜シート状蓋片、ここでは、アルミニウムの箔膜シ
ート片(以下、アルミシート片と呼ぶ)13を接着させ
ることにより、全面で密封シールした構成のものを用い
る。
【0015】而して、このように構成された試料容器1
0は、開口部11aを密封シールしているアルミシート
片13に対して、次ぎに述べる水分測定操作装置20に
設けられるガス導入針14と気化水分導出針15とを直
接、刺通させると共に、容器内部に容納した被測定試料
12を外部から制御加熱することで、その含有水分を気
化させて用い、ここでは、その測定作用の詳細説明を省
略したが、ガス導入針14から供給されるキャリアガス
により、容器内部で気化された被測定試料12の気化水
分を気化水分導出針15から取出して、その含有水分量
を測定するのである。
0は、開口部11aを密封シールしているアルミシート
片13に対して、次ぎに述べる水分測定操作装置20に
設けられるガス導入針14と気化水分導出針15とを直
接、刺通させると共に、容器内部に容納した被測定試料
12を外部から制御加熱することで、その含有水分を気
化させて用い、ここでは、その測定作用の詳細説明を省
略したが、ガス導入針14から供給されるキャリアガス
により、容器内部で気化された被測定試料12の気化水
分を気化水分導出針15から取出して、その含有水分量
を測定するのである。
【0016】次に、図2において、本実施例を適用する
水分測定操作装置20は、前記被測定試料12を容納密
封した試料容器10を下方開口部22から受け入れる筺
体21を有しており、該筺体21の上部には、前記下方
開口部22から受け入れる試料容器10の薄膜シート状
蓋片13に刺通する前記ガス導入針14と気化水分導出
針15とを夫々に突設した測定基板23を設けると共
に、該測定基板23の下面部周囲にあって環状抱持溝2
4を周設させ、該環状抱持溝24内に対して、前記薄膜
シート状蓋片13を介して試料容器体11の開口縁部1
1bを内外にシールするための、例えば、Oリングなど
のシール部材25を固定的に抱持させたものである。
水分測定操作装置20は、前記被測定試料12を容納密
封した試料容器10を下方開口部22から受け入れる筺
体21を有しており、該筺体21の上部には、前記下方
開口部22から受け入れる試料容器10の薄膜シート状
蓋片13に刺通する前記ガス導入針14と気化水分導出
針15とを夫々に突設した測定基板23を設けると共
に、該測定基板23の下面部周囲にあって環状抱持溝2
4を周設させ、該環状抱持溝24内に対して、前記薄膜
シート状蓋片13を介して試料容器体11の開口縁部1
1bを内外にシールするための、例えば、Oリングなど
のシール部材25を固定的に抱持させたものである。
【0017】ここで、前記水分測定操作装置20の場合
には、適当な昇降作動装置の制御駆動で上昇作動される
昇降作動部材30により、前記被測定試料12を容納密
封した試料容器10が、筺体21の下方開口部22か
ら、その内部に押し入れられると、先ず、測定基板23
に突設されているガス導入針14と気化水分導出針15
とが、該試料容器10の薄膜シート状蓋片13に刺通さ
れると共に、殆んど同時に、該測定基板23に抱持され
ているシール部材25に対して、該試料容器10の薄膜
シート状蓋片13の周囲部分を介して開口縁部11bが
圧接シールされ、このシール部材25によって容器内外
が効果的にシールされることになる。
には、適当な昇降作動装置の制御駆動で上昇作動される
昇降作動部材30により、前記被測定試料12を容納密
封した試料容器10が、筺体21の下方開口部22か
ら、その内部に押し入れられると、先ず、測定基板23
に突設されているガス導入針14と気化水分導出針15
とが、該試料容器10の薄膜シート状蓋片13に刺通さ
れると共に、殆んど同時に、該測定基板23に抱持され
ているシール部材25に対して、該試料容器10の薄膜
シート状蓋片13の周囲部分を介して開口縁部11bが
圧接シールされ、このシール部材25によって容器内外
が効果的にシールされることになる。
【0018】次いでその後、外部側からの前記被測定試
料12への加熱による水分気化と、それに引き続いて、
先に述べた如く、キャリアガスによる気化水分の取出し
及び測定とが行なわれる。
料12への加熱による水分気化と、それに引き続いて、
先に述べた如く、キャリアガスによる気化水分の取出し
及び測定とが行なわれる。
【0019】従って、この場合、前記のように試料容器
10の内外がシール部材25によってシールされた状態
では、外部側から容器内部への外気の侵入が良好に阻止
されるのは勿論であり、これに加えて、特に、測定操作
時に水分が気化されて内圧の高められた容器内部から外
部側への気化水分の漏出が効果的に防止されて、結果的
には、精度の高い水分測定を行ない得るのである。
10の内外がシール部材25によってシールされた状態
では、外部側から容器内部への外気の侵入が良好に阻止
されるのは勿論であり、これに加えて、特に、測定操作
時に水分が気化されて内圧の高められた容器内部から外
部側への気化水分の漏出が効果的に防止されて、結果的
には、精度の高い水分測定を行ない得るのである。
【0020】
【発明の効果】以上、実施例によって詳述したように、
本発明によれば、被測定試料を容納した試料容器体の開
口部を薄膜シート状蓋片で閉蓋密封シールさせてなる試
料容器を用い、この試料容器を水分測定操作装置に受け
入れると共に、試料容器の薄膜シート状蓋片にガス導入
針と気化水分導出針とを刺通させた状態で、被測定試料
を外部から加熱して含有水分を気化させた後、ガス導入
針から導入されるキャリアガスにより、気化水分導出針
から気化水分を導出するようにした水分測定装置に適用
されるシール装置において、水分測定操作装置が、被測
定試料を容納した試料容器を下方開口部から受け入れる
筺体を有しており、筺体の上部には、下方開口部から受
け入れる試料容器の薄膜シート状蓋片に刺通するガス導
入針と気化水分導出針とを突設した測定基板を設け、ま
た、測定基板の下面部周囲には、薄膜シート状蓋片を介
して試料容器体の開口縁部を内外に対してシールするシ
ール部材を抱持させて構成したので、極めて簡単な構造
であるのにも拘らず、外部側から容器内部への外気の侵
入を良好に阻止でき、併せて、測定操作時に水分が気化
されて内圧の高められた容器内部から外部側への気化水
分の漏出を効果的に防止し得るという優れた特長があ
る。
本発明によれば、被測定試料を容納した試料容器体の開
口部を薄膜シート状蓋片で閉蓋密封シールさせてなる試
料容器を用い、この試料容器を水分測定操作装置に受け
入れると共に、試料容器の薄膜シート状蓋片にガス導入
針と気化水分導出針とを刺通させた状態で、被測定試料
を外部から加熱して含有水分を気化させた後、ガス導入
針から導入されるキャリアガスにより、気化水分導出針
から気化水分を導出するようにした水分測定装置に適用
されるシール装置において、水分測定操作装置が、被測
定試料を容納した試料容器を下方開口部から受け入れる
筺体を有しており、筺体の上部には、下方開口部から受
け入れる試料容器の薄膜シート状蓋片に刺通するガス導
入針と気化水分導出針とを突設した測定基板を設け、ま
た、測定基板の下面部周囲には、薄膜シート状蓋片を介
して試料容器体の開口縁部を内外に対してシールするシ
ール部材を抱持させて構成したので、極めて簡単な構造
であるのにも拘らず、外部側から容器内部への外気の侵
入を良好に阻止でき、併せて、測定操作時に水分が気化
されて内圧の高められた容器内部から外部側への気化水
分の漏出を効果的に防止し得るという優れた特長があ
る。
【図1】(a)、(b)は、本発明に適用する一例での
水分測定装置における被測定試料を容納密封した試料容
器と、該試料容器の密封用薄膜シート状蓋片に対するガ
ス導入針及び気化水分導出針の刺通状態を夫々に示す各
断面説明図である。
水分測定装置における被測定試料を容納密封した試料容
器と、該試料容器の密封用薄膜シート状蓋片に対するガ
ス導入針及び気化水分導出針の刺通状態を夫々に示す各
断面説明図である。
【図2】本発明の一実施例を適用した水分測定操作装置
のシール装置の概要構成を一部拡大して示す縦断面図で
ある。
のシール装置の概要構成を一部拡大して示す縦断面図で
ある。
10 試料容器 11 耐熱性の試料容器体 11a 試料容器体の開口部 11b 試料容器体の開口縁部 12 被測定試料 13 アルミシート片(水分の侵入不能な薄膜シート状
蓋片) 14 ガス導入針 15 気化水分導出針 20 水分測定操作装置 21 筺体 22 下方開口部 23 測定基板 24 環状抱持溝 25 シール部材 30 昇降作動部材
蓋片) 14 ガス導入針 15 気化水分導出針 20 水分測定操作装置 21 筺体 22 下方開口部 23 測定基板 24 環状抱持溝 25 シール部材 30 昇降作動部材
Claims (1)
- 【請求項1】 被測定試料を容納した試料容器体の開口
部を含む開口縁部を薄膜シート状蓋片で閉蓋密封シール
させてなる試料容器を用い、前記試料容器を水分測定操
作装置に受け入れて、該試料容器の薄膜シート状蓋片に
ガス導入針と気化水分導出針とを刺通させた状態で、前
記被測定試料を外部から加熱して含有水分を気化させた
後、前記ガス導入針から導入されるキャリアガスによ
り、前記気化水分導出針から気化水分を導出するように
した水分測定装置に適用されて、前記水分測定操作装置
に受け入れる試料容器の内外をシールするシール装置で
あって、 前記水分測定操作装置が、前記被測定試料を容納した試
料容器を下方開口部から受け入れる筺体を有し、該筺体
の上部には、下方開口部から受け入れる試料容器の薄膜
シート状蓋片に刺通するガス導入針と気化水分導出針と
を夫々に突設した測定基板を設け、 また、前記測定基板の下面部周囲には、前記薄膜シート
状蓋片を介して試料容器体の開口部を含む開口縁部を内
外に対してシールするシール部材を抱持させて構成した
ことを特徴とする水分測定操作装置のシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20690793A JPH0743267A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 水分測定操作装置のシール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20690793A JPH0743267A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 水分測定操作装置のシール装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0743267A true JPH0743267A (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=16531050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20690793A Pending JPH0743267A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 水分測定操作装置のシール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0743267A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007101337A (ja) * | 2005-10-04 | 2007-04-19 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 小型容器及びそれを有する同時ガス分析システム |
JP2018533730A (ja) * | 2016-04-27 | 2018-11-15 | エルジー・ケム・リミテッド | 固体試料の水分測定装置、固体試料の水分含量測定方法、及びイミド化率分析方法 |
CN109507268A (zh) * | 2018-12-12 | 2019-03-22 | 中国航发控制系统研究所 | 一种航空煤油中微量游离水含量分析方法 |
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1993
- 1993-07-30 JP JP20690793A patent/JPH0743267A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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