JPH0743205Y2 - モータグレーダのブレード安全装置 - Google Patents

モータグレーダのブレード安全装置

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JPH0743205Y2
JPH0743205Y2 JP1990018214U JP1821490U JPH0743205Y2 JP H0743205 Y2 JPH0743205 Y2 JP H0743205Y2 JP 1990018214 U JP1990018214 U JP 1990018214U JP 1821490 U JP1821490 U JP 1821490U JP H0743205 Y2 JPH0743205 Y2 JP H0743205Y2
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JP
Japan
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pin
pin insertion
flange
shaft
drive gear
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JP1990018214U
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JPH03111643U (ja
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哲夫 小林
達 諏訪部
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、モータグレーダのブレードに過負荷が作用し
た時にブレードをドローバに対して旋回させて過負荷を
吸収する安全装置に関する。
〔従来の技術〕
モータグレーダはブレードを路面に接触させて走行する
ことで除雪や整地作業を行なう建設機械であり、路面の
マンホール等の障害物にブレードが衝突すると、ブレー
ドを破損したり、車体が斜めとなって反対側の車線に飛
び出して対向車と衝突することがある。
このために、実公昭48−12163号公報に示すようにドロ
ーバに旋回自在に設けたサークルにブレードを取付け、
このサークルを駆動するピニオンと軸との間にクラッチ
を設けて、ブレードが障害物に衝突して過負荷が作用す
るとピニオンが軸に対して空転してブレードが旋回し、
その過負荷によってブレードが破損したり、車体が斜め
になったりしないようにした安全装置が知られている。
しかしながらこの安全装置であると、ピニオンに設定以
上のトルクが作用しないとピニオンが軸に対して空転せ
ず作動中は断続してそのトルクが作用するためブレード
が障害物に衝突してから車両が停止する迄に一定時間が
かかり、その所定時間によって車体が斜めとなって反対
側の車線に飛び出すことがある。
これを解消するにはピニオンと軸をシャピンによって連
結し、過負荷が作用すると一瞬にしてシャピンが切断し
てピニオンが空転するようにすれば良い。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述のようにシャピンを利用した安全装置であると、シ
ャピンが切断した場合には新しいシャピンを取り付けて
ピニオンと軸を連結しなければ整地、除雪作業を断続で
きないので、新らしいシャピンを取付ける必要があり、
その作業が大変面倒である。
特に吹雪などの悪天候時に夜間除雪作業している際にシ
ャピンが切断した場合には、吹雪の中で暗い状態で新し
いシャピンを取り付ける作業は大変面倒かつ困難であ
る。
そこで、本考案は前述の課題を解決できるようにしたモ
ータグレーダのブレード安全装置を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
ブレード8を備えた旋回サークル7を、車体1に設けた
ドローバ5に旋回自在に設け、そのドローバ5に設けた
駆動源により回転される軸14に、フランジ21を備えた駆
動ギヤ16を、旋回サークル7のリングギヤ10に噛合し、
かつフランジ21がリングギヤ10より下方に位置して回転
自在に取付け、 前記軸14に駆動板20を、前記駆動ギヤ16のフランジ21と
対向して固定し、 この駆動板20に複数のピン支承孔23を回転方向に間隔を
置いて形成し、 前記駆動ギヤ16のフランジ21に複数のピン挿入孔22を、
1つのピン挿入孔22が1つのピン支承孔23に合致すると
他のピン挿入孔22と他のピン支承孔23の位置がずれ、そ
の状態で駆動ギヤ16と駆動板20が相対的に所定角度回転
する毎に他のピン挿入孔22の1つと他のピン支承孔23の
1つが順次合致するように形成し、 前記各ピン支承孔23にシャピン24を上下動自在に支承
し、かつピン挿入孔22に挿入する方向に付勢保持して1
本のシャピン24を1つのピン挿入孔22に挿入したことを
特徴とするモータグレーダのブレード安全装置。
これにより、ブレード8が障害物に衝突して駆動ギヤ16
に過大トルクが作用しシャピン24が切断した後に、軸16
とともに駆動板20を所定角度回転すると他のシャピン24
がピン挿入孔22に挿入され、切断したシャピン24のピン
挿入孔22に挿入していた部分は駆動ギヤ16とともに回転
して上方に突出することがない。
〔実施例〕
第7図に示すように、車体1の前端部に前輪2、後端部
に後輪3がそれぞれ取り付けられ、車体1の中間部に左
右一対の昇降シリンダ4,4が取り付けてあると共に、車
体1の前端部にドローバー5が上下揺動自在に支承さ
れ、このドローバー5に前記昇降シリンダ4の可動杆6
が連結してあると共に、ドローバー5の後端部に旋回サ
ークル7が旋回自在に設けてあり、この旋回サークル7
にブレード8が取り付けてある。
前記旋回サークル7は第5図、第6図に示すように、筒
体9の上縁部にリングギヤ10を一体的に設けてあり、そ
のリングギヤ10がドローバー5に取り付けた複数のガイ
ド片11で支承されていると共に、第1図に示すようにド
ローバー5の上面にギヤボックス12が設けられ、このギ
ヤボックス12内にはギヤ13を備えた軸14が回転自在に支
承され、その軸14はドローバー5の開口部15より下方に
突出し、かつ駆動ギヤ16が設けてあり、前記ギヤ13はギ
ヤ17、軸18等介して油圧ポンプPの出力軸に連結してい
る。
前記駆動ギヤ16は、軸14に回転自在に支承されて旋回サ
ークル7のリングギヤ10と噛合し、前記軸14にスプライ
ン嵌合連結され、かつ抜止めプレート19で支持された駆
動板20が駆動ギヤ16のフランジ21下面に接し、そのフラ
ンジ21にピン挿入孔22が複数形成され、駆動板20にピン
支承孔23が複数形成してあり、そのピン支承孔23にはシ
ャピン24が嵌合され、かつそのシャピン24はバネ25でピ
ン挿入孔22に挿入する方向に付勢され、いずれか一つの
シャピン24がピン挿入孔22に挿入し、残りのシャピン24
はフランジ21の下面21aに当接している。前記バネ25は
駆動板20にボルト止めした筒状のバネ受け26で支持され
ている。
つまり、第3図のように駆動ギヤ16のフランジ21には第
1・第2・第3ピン挿入孔221,222,223が中心21aから
L1,L2,L3の位置で120度間隔で形成され、駆動板20に
は第4図のように第1・第2・第3ピン支承孔231,2
32,233が中心20aからL1,L2,L3の位置で第1ピン支承
孔231と第2ピン支承孔232が115度、第2ピン支承孔232
と第3ピン支承孔233が115度の間隔で形成され、第1ピ
ン挿入孔221と第1ピン挿入孔231を合致させると第2・
第3ピン挿入孔222,223と第2・第3ピン支承孔232,2
33が不揃いとなり、この状態よりフランジ21と駆動板20
が相対的に5度回転すると第2ピン挿入孔222と第2ピ
ン支承孔232が合致し、更に5度相対回転すると第3ピ
ン挿入孔223と第3ピン支承孔233が合致するようにして
ある。
前記ピン挿入孔22の上部には蓋27が装着されて、シャピ
ン24が切断した時にリングギヤ10側に突出してリングギ
ヤ10と駆動ギヤ16の噛合部に噛み込んで損傷のないよう
にしてある。
また、駆動板20にはピン排出孔28が形成され、切断して
ピン挿入孔22内に残ったシャピン部分をピン排出孔28よ
り落下できるようにしてある。
しかして、ブレード8が障害物に衝突すると旋回サーク
ル7を回転する力が作用し、その力によって駆動ギヤ16
に大きな回転トルクが作用するのでシャピン24が切断
し、駆動ギヤ16が駆動板20に対してフリーとなるので、
旋回サークル7が急旋回してブレード8が破損したり、
車体が斜めになったりすることを防止する。
この時、駆動板20に対して駆動ギヤ16が相対回転する
が、その駆動ギヤ16は高速で回転するから駆動ギヤ16の
フランジ下面21aに当接している他のシャピン24が第2
・第3ピン挿入孔222,223に挿入することがない。
特に、シャピン24の上部に面取り24aが形成してあるの
で、その面取り24aがピン挿入孔22の下部周縁に干渉し
て下向きの力を受けるので、シャピン24がピン挿入孔22
に挿入することを防止できる。
前述のようにしてブレード8が旋回サークル7とともに
急旋回して停止したら、図示しない操作弁を操作して油
圧モータを駆動し、軸18、ギヤ17、ギヤ13、軸14を経て
駆動板20をゆっくりと回転する。
これにより、第2ピン支承孔232に支承したシャピン24
が第2ピン挿入孔22に合致してバネ25によって第2ピン
挿入孔222に挿入し、駆動板20とフランジ21がシャピン2
4で連結されるので、駆動ギヤ16を回転して旋回サーク
ル7とともにブレード8を旋回できる。
〔考案の効果〕
複数のシャピン24における1本のシャピン24をピン挿入
孔22に挿入して駆動板20と駆動ギヤ16を連結した状態で
は他のシャピン24がピン挿入孔22に挿入せずに駆動ギヤ
16に当接しているので、ブレード8が障害物に衝突して
駆動ギヤ16に過大トルクが作用しシャピン24が切断した
後に、軸16とともに駆動板20を所定角度回転すると他の
シャピン24がピン挿入孔22に挿入される。
したがって、シャピン24が切断した時には駆動源で軸14
を回転することによって新らしいシャピン24を取り付け
できるから、その作業が極めて容易となる。
また、1本のシャピン24が切断すると他のシャピン24が
他のピン挿入孔22に挿入し、その他のシャピン24が切断
したシャピン24が挿入していたピン挿入孔22に挿入する
ことがなく、切断したシャピン24のピン挿入孔22に残存
した部分は新たに挿入される他のシャピン24により上方
に押し出されることなしに駆動ギヤ16のフランジ21とと
もに回転し、上方に突出することがないので、そのピン
挿入孔22に残存した部分が旋回サークル7のリングギヤ
10と駆動ギヤ16との間にかみ込みリングギヤ10や駆動ギ
ヤ16を破損することがない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は旋回サークル駆
動部の縦断面図、第2図は駆動板の底面図、第3図、第
4図はピン挿入孔とピン支承孔の説明図、第5図はドロ
ーバ部分の平面図、第6図は第5図のA−A線断面図、
第7図はモータグレーダの正面図である。 1は車体、5はドローバ、7は旋回サークル、8はブレ
ード、10はリングギヤ、14は軸、16は駆動ギヤ、20は駆
動板、22はピン挿入孔、23はピン支承孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−50157(JP,U) 実公 昭48−12163(JP,Y1) 実公 昭55−50209(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレード8を備えた旋回サークル7を、車
    体1に設けたドローバ5に旋回自在に設け、そのドロー
    バ5に設けた駆動源により回転される軸14に、フランジ
    21を備えた駆動ギヤ16を、旋回サークル7のリングギヤ
    10に噛合し、かつフランジ21がリングギヤ10より下方に
    位置して回転自在に取付け、 前記軸14に駆動板20を、前記駆動ギヤ16のフランジ21と
    対向して固定し、 この駆動板20に複数のピン支承孔23を回転方向に間隔を
    置いて形成し、 前記駆動ギヤ16のフランジ21に複数のピン挿入孔22を、
    1つのピン挿入孔22が1つのピン支承孔23に合致すると
    他のピン挿入孔22と他のピン支承孔23の位置がずれ、そ
    の状態で駆動ギヤ16と駆動板20が相対的に所定角度回転
    する毎に他のピン挿入孔22の1つと他のピン支承孔23の
    1つが順次合致するように形成し、 前記各ピン支承孔23にシャピン24を上下動自在に支承
    し、かつピン挿入孔22に挿入する方向に付勢保持して1
    本のシャピン24を1つのピン挿入孔22に挿入したことを
    特徴とするモータグレーダのブレード安全装置。
JP1990018214U 1990-02-27 1990-02-27 モータグレーダのブレード安全装置 Expired - Lifetime JPH0743205Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH03111643U JPH03111643U (ja) 1991-11-15
JPH0743205Y2 true JPH0743205Y2 (ja) 1995-10-09

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JPS6150157U (ja) * 1984-09-04 1986-04-04

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JPH03111643U (ja) 1991-11-15

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